JP2000255688A - 缶オープナー - Google Patents

缶オープナー

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JP2000255688A
JP2000255688A JP11056137A JP5613799A JP2000255688A JP 2000255688 A JP2000255688 A JP 2000255688A JP 11056137 A JP11056137 A JP 11056137A JP 5613799 A JP5613799 A JP 5613799A JP 2000255688 A JP2000255688 A JP 2000255688A
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JP
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ring
opener
tab
engaging
engaging portion
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Withdrawn
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JP11056137A
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English (en)
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Noritatsu Matsubara
伯樹 松原
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67BAPPLYING CLOSURE MEMBERS TO BOTTLES JARS, OR SIMILAR CONTAINERS; OPENING CLOSED CONTAINERS
    • B67B7/00Hand- or power-operated devices for opening closed containers
    • B67B7/40Devices for engaging tags, strips, or tongues for opening by tearing, e.g. slotted keys for opening sardine tins
    • B67B7/403Devices for engaging tags, strips, or tongues for opening by tearing, e.g. slotted keys for opening sardine tins adapted for engaging the ring of a pull tab for opening an aperture

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Opening Bottles Or Cans (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指先や爪を傷めることなく、容易に缶90の
開封を行うことができる缶オープナーを提供する。 【解決手段】 把持部30下部から二股に分かれた2本
の脚部10,10先端近傍にリング状タブ99に係合す
る係合部11,11と、缶90の上面に当接する押圧部
12,12を形成する。そして、前記係合部11をリン
グ状タブ99のリング部分91にリングの内側から引っ
かけ、前記押圧部12を缶90の上面に当接させて、前
記把持部30を開口片93側に傾けると、リング状タブ
99のリング部分91は、前記係合部11によって引き
起こされ、開口片93は前記押圧部12によって缶90
の内側に折り曲げられて、缶90が開封される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清涼飲料やビール
等の缶入り飲料等を開封する缶オープナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、清涼飲料やビール等の缶入り飲料
における開口機構としては、缶の上面に設けられたリン
グ状タブを引き起こしてさらに引っ張り、このタブとと
もに開口片を取り去るプルタブ方式と、リング状タブを
引き起こして開口片を缶の内側に折り曲げて開封した
後、タブを元に戻すステイオンタブ方式とが知られてい
る。
【0003】このような開封機構を備えた缶入り飲料を
開封する際には、通常、タブは指先で引き起こされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような開
封機構のリング状タブは、缶の上面にほとんど密着して
設けられているため、指先に怪我をしているときや手袋
をしたままでは、リング状タブに指先を引っかけること
はできず、缶の開封を行うことができないという問題が
あった。
【0005】また、タブを引き起こすためには、タブに
引っかけた指先や爪に大きな力をかけなければならない
ため、力の弱い子供やお年寄りには開封が困難であると
ともに、指先や爪を傷つけてしまうおそれがあり、特に
つけ爪やマニキュアをしている場合などには、指先や爪
の美容面からの問題もあった。
【0006】このため従来においても、缶の開封を容易
に行うべく、リング状タブにツメ状の係合部を引っかけ
てタブを引き起こすことのできる缶オープナーが種々提
案されてはいるが、これらの多くは、リング状タブと缶
上面の周縁との間のわずかな隙間から係合部をリング状
タブに係合させるように構成されているため、まず係合
部をこのわずかな隙間に挿し込むことが面倒であり、さ
らに、この隙間から係合部を引っかけようとしても係合
部がタブの外周縁部分を滑って逃げてしまい易いことか
ら、非常に引っかけにくいという欠点がある。
【0007】また、従来の缶オープナーの多くはプルタ
ブ方式の開封機構を前提としているため、開封に非常に
大きな力を必要とし、ステイオンタブの開封には適しな
いものが多く、また、プルタブ方式のタブとステイオン
タブ方式のタブとの形状の違いのために、タブと係合部
とを係合させにくいものであるなどの不都合もあった。
【0008】また、缶入り飲料は野外で開封される機会
も多いため、常時携帯できることが望ましいが、従来の
缶オープナーの多くは大きすぎて常時携帯するに不便な
ものが多かった。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みて、指先や爪を
傷めることなく容易に缶の開封を行うことができ、かつ
コンパクトな缶オープナーを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかる缶オープナーは、缶の上面に設けら
れたリング状タブに対し、リングの内側から係合する係
合部と、缶の上面に当接する押圧部と、前記係合部およ
び前記押圧部の上方に設けられた把持部とを備え、全体
が一体的に結合して構成されたことを特徴とするもので
ある(請求項1)。
【0011】このような缶オープナーによれば、係合部
がリングの内側からリング状タブに係合するように構成
されているため、一旦、リングの内側に挿し込まれた係
合部はリングの内側から容易に抜け出てしなうことがな
く、また、リングの内側に挿し込まれた係合部はリング
の内周縁に沿って滑らせることによって容易にリング状
タブの所望の位置にまで移動させることができることか
ら、係合部をリング状タブに係合させる操作を容易かつ
確実に行うことができる。
【0012】そして、この缶オープナーは、前記係合
部、前記押圧部および前記把持部を含めた全体が一体的
に結合するように構成されているため、上述のようにし
て係合部をリング状タブの内側から係合させ、さらに前
記押圧部を缶の上面に当接させた状態で、前記把持部を
前記押圧部側に倒すように力を加えることにより、缶オ
ープナーは全体として前記押圧部の近傍を中心として回
転動作し、これに伴って前記係合部がリング状タブを引
き起こすように動作して缶の開封が行われる。すなわ
ち、この缶オープナーでは、缶の上面に当接する前記押
圧部の近傍を支点とした「てこ」の作用を利用して、タ
ブを直接指先に引っかけて引き起こす上方向の力ではな
く、力をかけることが容易な缶オープナーを倒す横方向
の力をタブを引き起こす力として作用させるため、容易
に缶の開封を行うことができる。
【0013】また、力をかけやすい横方向の力で開封操
作を行うことができることから、係合部に大きな力を伝
達することができるように把持部を大きく構成したり、
係合部と把持部との距離を大きく構成しなくても、開封
操作の容易性を得ながら、缶オープナーをコンパクトに
構成することができる。
【0014】このような缶オープナーにおいては、前記
係合部と前記押圧部間の距離に対して、前記押圧部と前
記把持部間の距離を大きく構成することが望ましい(請
求項2)。このように構成すれば、てこの作用によっ
て、把持部に加える以上の力が係合部によるタブを引き
起こす力として作用するため、より小さな力で缶の開封
を行うことができる。
【0015】また、前記係合部を前記リング状タブに係
合させた状態において、前記押圧部が、前記リング状タ
ブの缶への取付支点より開口片側の前記リング状タブ上
面に当接するように配置すれば、ステイオンタブ方式の
缶の開封に特に好適なものとなる(請求項3)。
【0016】すなわち、ステイオンタブ方式では、リン
グ状タブのリング部分が引き起こされるとともに、開口
片が下方に折り曲げられることで開封が行われるが、一
般にステイオンタブ方式のリング状タブは缶の上面に通
常リベット等を取付支点として取り付けられているた
め、開封時には、リング状タブの各部のうち取付支点よ
り開口片側の部分は、開口片とともに、缶の内側方向に
押し下げられるように変位する。このため、上述のよう
に前記押圧部が前記リング状タブの缶への取付支点より
開口片側の前記リング状タブ上面に当接するように構成
されていれば、前記把持部に缶オープナーを倒すように
加えられた力は、係合部がリング状タブのリング部分を
引き起こす力として作用するだけでなく、前記押圧部が
取付支点より開口片側部分のリング状タブを押し下げ、
ひいては、開口片を缶の内側に押し込む力として作用す
ることとなる。したがって、缶オープナーを倒すように
加えた力が、リング状タブの引き起こしと開口片の押し
下げという2方向の開封操作力として効率よく作用する
こととなり、特に小さな力で容易に缶の開封操作を行う
ことができるようになる。
【0017】さらに、このような構成によれば、缶オー
プナーは係合部と押圧部の両方がリング状タブと一体的
に動作することとなるため、開封操作中に缶オープナー
と缶とのずれが生じにくく、特に容易に開封操作を行う
ことができる。
【0018】また、このような缶オープナーでは、前記
把持部の下部から二股に分かれた2本の脚部を有し、こ
れら2本の脚部のそれぞれが、その略先端に、前記係合
部と前記押圧部とを備えた構成とすることが望ましい
(請求項4)。
【0019】このようにすれば、この缶オープナーを手
に持ったときにリング部分に係合させやすい方の脚部の
係合部をリング状タブに係合させ、また他方の脚部の押
圧部を缶の上面に当接させて、缶の開封操作を行うこと
ができるため、この缶オープナーの向きを気にすること
なく、さらに優れた操作性を得られる。また、一方の脚
部に設けられた係合部または押圧部が破損した場合であ
っても、他方の脚部に設けられた係合部または押圧部を
用いて開封操作を行うことができる。
【0020】さらに、2本の脚部は、前記把持部に対し
て左右対称に配置することが望ましい(請求項5)。こ
のようにすれば、いずれの脚部の係合部を用いる場合で
あっても、他方の脚部の係合部を用いる場合と同じ操作
性を得ることができる。
【0021】また、このような缶オープナーは、携帯が
容易なように、全体を平板状に構成することが望ましい
(請求項6)。
【0022】また、このような缶オープナーは、安価に
製造することができるように、全体を一体成形すること
が望ましい(請求項7)。
【0023】また、前記把持部にひもを通す穴部を形成
して、この穴部に通されたひもとともにネックレスやキ
ーホルダーとして容易に携帯することができるように構
成することが望ましい(請求項8)。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる缶オープナ
ーの具体的な実施形態について、図面を参照しながら説
明する。
【0025】図1は、第1実施形態にかかる缶オープナ
ーの斜視図であり、図2および図3はこの缶オープナー
による開封作業を示す説明図である。
【0026】図1に示すように、この缶オープナーは、
合成樹脂の一体成形により、全体として人の形をモチー
フとした平板部材から構成されており、この人型の腰の
部分より上側の把持部30と、この把持部30の下部か
ら下方に二股に分かれて設けられた2本の脚部10,1
0とを備えている。そして、これら2本の脚部10,1
0には、それぞれの略先端位置に係合部11,11と、
押圧部12,12とが形成されている。
【0027】係合部11は、各脚部10略先端の上面側
が円弧状に抉られた凹部から構成され、その先端部分は
先端に向かって薄くなるツメ形状をなしている。
【0028】押圧部12は、外側に向かって凸の円弧状
をなす各脚部10略先端の下面部分から構成されてい
る。
【0029】これら係合部11および押圧部12がそれ
ぞれ形成された2本の脚部10は、前記把持部30に対
して略左右対称に配置されており、これら2本の脚部1
0,10の先端間の距離、すなわち、一方の脚部10に
形成された係合部11と他方の脚部10に形成された押
圧部12間との距離に対して、上記把持部30と脚部1
0略先端の押圧部12との距離の方が大きくなるように
構成されている。
【0030】また、把持部30のうち、頭の部分には、
ひも40を通すことのできる穴部31が設けられてお
り、アクセサリーやマスコット的なペンダントやキーホ
ルダーとして常時携帯しやすい形態となっている。
【0031】次に、この缶オープナーによる缶の開封操
作を、ステイオンタブ方式の缶の開封操作を例として説
明する。
【0032】まず、図2(a)および図3(a)に示す
ように、一方の脚部10に形成された係合部10を、缶
90の上面に設けられたリング状タブ99のリング部分
91内側から挿し込み、このリング部分91にリングの
内側から係合させる。
【0033】このとき、係合部10が、一旦リングの内
側に挿し込まれればリングの内側から容易に抜け出てし
まうことがなく、また、リングの内周縁に沿って係合部
10を滑らせて所望位置まで移動させることができるこ
とから、係合部10をリング状タブ99に容易かつ確実
に係合させることができる。
【0034】続いて、他方の脚部10の押圧部を缶90
の上面に当接させる。具体的には、この缶オープナー
は、リング状タブ99の缶90への取付支点92より開
口片93側のタブ上面部分95に当接するようになって
いる。
【0035】そして、このように係合部11がリング状
タブ99に係合し、かつ押圧部12が缶90の上面(取
付支点92より開口片93側のタブ上面部分95)に当
接した状態で、把持部30を開口片93側に倒す方向に
力を加えると、図2(b)および図3(b)に示すよう
に、リング状タブ99のリング部分91は係合部11に
よって引き起こされ、開口片93は缶90の内側に折り
曲げられて、缶上面の開口部94が開口し、缶90は開
封される。
【0036】このとき、押圧部12は、タブの取付支点
92より開口片93側の部分95に当接しているため、
この缶オープナーを倒すように加えられた力は、リング
状タブ99のリング部分91を引き起こす力として作用
するだけでなく、リング状タブ99の開口片93側の部
分95を押し下げ、ひいては開口片93を缶90の内側
に折り曲げる力としても作用する。したがって、この缶
オープナーでは、缶オープナーを倒すように加えた力
が、リング状タブ99の引き起こしと開口片93の押下
げという2方向の開封操作力として効率よく作用するこ
ととなるので、小さな力で容易に缶90の開封を行うこ
とができる。
【0037】また、この缶オープナーは、係合部11お
よび押圧部12ともリング状タブ99に対して係合また
は当接しており、開封操作時において、この缶オープナ
ーは、取付支点を中心として回転動作するリング状タブ
99と一体的に動作することとなるため、缶オープナー
と缶90とのずれが生じにくく、この点からも開封操作
が容易なものとなっている。
【0038】また、この缶オープナーは、略左右対称な
2本の脚部10,10が、係合部11,11と押圧部1
2,12とをそれぞれ備えているため、この缶オープナ
ーを手に持ったときにリング状タブ99のリング部分9
1に係合させやすい方の脚部10に設けられた係合部1
1を係合させて開封操作を行うことができ、かつ、左右
いずれの脚部10,10の係合部11,11を用いて
も、同じ操作性を得ることができることから、極めて使
いやすいものとなっている。
【0039】また、いずれかの脚部10,10に形成さ
れた係合部11,11のツメ部分が折れて欠けてしまっ
たりした場合であっても、係合部11が欠けた脚部10
の押圧部12と、他方の脚部10の係合部11とを用い
て開封操作を行うことが可能である。
【0040】また、力をかけやすい横方向の力を把持部
30にかけることで開封操作を行うことから、係合部1
1にリング状タブ99を引き起こすための大きな力を伝
達することができるように把持部30を大きく構成した
り、係合部11と把持部30との距離を大きく構成しな
くても開封操作の容易性を得ることが可能であるため、
缶オープナーをコンパクトに構成することができる。
【0041】また、この缶オープナーは、一つの部材か
ら構成されており、かつ、形状がシンプルでコンパクト
であることから、非常に安価に製造することができる。
【0042】また、この缶オープナーは、全体が平板状
に形成されているため、携行しやすい。
【0043】また、把持部30の形状は、この缶オープ
ナーを倒すように傾ける力をかけることができる形状で
あれば、任意の形状を採用することができる極めて設計
の自由度が高いものであり、アクセサリーやマスコット
的なペンダントやキーホルダーとして常時携帯しやすい
形態とできる。
【0044】また、この缶オープナーの把持部30に
は、穴部31が設けられており、この穴部31にひもや
チェーン等を通すことによって、携行しやすいものとな
っている。
【0045】以下、図4〜図16を参照しながら、他の
実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と
同様の機能を果たす構成部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。
【0046】図4および図5に示す第2、第3実施形態
は、把持部30の形態を興趣性に富む形態に構成したも
のである。
【0047】図6および図7に示す第4、第5実施形態
は、把持部30にベルトや書類等を挟むことのできるク
リップ部32を設け、さらなる付加価値を与えたもので
ある。
【0048】図8および図9に示す第6、第7実施形態
は、把持部30を単純な丸棒形状あるいは角棒形状とし
て構成したものである。この図8に示すように係合部1
1および押圧部12の形状は、リング状タブのリング部
に引っかけて引き起こすことができるものであれば、凹
部を備えず折れ曲がり形状に構成したりしてもよい。
【0049】図10に示す第8実施形態は、細長板状部
材を曲げ加工することによって構成されたものであり、
図11に示す第9実施形態は、所定断面形状に形成され
た材料50を所定厚さで切り出すことによって形成され
たものである。このように、把持部30、係合部11お
よび押圧部12を備えていれば、いかなる方法によって
製造してもよい。
【0050】図12および図13に示す第10、第11
実施形態は、把持部30に栓抜き部33を形成したもの
である。このようにして新たな付加価値を与えることも
できる。
【0051】図14に示す第12実施形態は、魚の形を
モチーフに立体的な曲面形状によって缶オープナーを構
成したものである。
【0052】図15に示す第13実施形態は、把持部3
0をハート型の穴部342を設けた略正方形部材34に
よって構成し、その下端辺に設けた軸341によって、
脚部15を回動自在に結合して、同図(a)に示すよう
に、この脚部15から二股に分かれる脚部10,10お
よびこの脚部10,10先端に形成された係合部11,
11および押圧部12,12を上記穴部342に収納可
能に構成したものである。このような構成によれば、非
使用時には、脚部15を把持部30内に折り畳み、全体
をコンパクトにして、さらに携行しやすいものとするこ
とができる。
【0053】図16に示す第14実施形態は、把持部3
0を円柱形状部材35によって構成し、同図(a)に示
すように、この把持部30の下面に設けられた穴部35
1内に脚部16およびこの脚部16から二股に分かれる
2本の脚部10,10等を挿し込んで収納可能としたも
のである。このような構成によっても、非使用時には、
脚部16を把持部30内に収納して、携行しやすいもの
としたものとすることができる。また、この実施形態で
は、把持部30の外面36に印刷等によってマーク等を
施すことによって、販売促進グッズ等とすることもでき
る。
【0054】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、本発明にかかる缶オープナーは、上記実施形態に限
定されるものではなく、以下のように構成してもよい。
【0055】(1)上記実施形態においては、係合部1
1および押圧部12を2本の脚部10,10に設けた
が、このような脚部10,10を備えず、例えば、全体
をL字形状として、このL字形状の上部を把持部30と
し、L字形状の折れ曲がりコーナー部に押圧部12を、
下部の先端に係合部11を設けるなど、種々の形態を採
用することができる。
【0056】(2)上記実施形態においては、2本の脚
部10,10がともに係合部11と押圧部12とを備え
た構成としたが、一方の脚部10には係合部11のみを
設け、他方には押圧部12のみを設けた構成としてもよ
い。
【0057】(3)上記実施形態においては、押圧部1
2がリング状タブ99の取付支点92より開口片93側
の上面に当接するように構成したが、押圧部12は缶9
0の上面に当接する位置であれば、開口片93の上面に
当接する位置や、缶90の上面の周縁部など、任意の位
置に配置することができる。
【0058】(4)上記実施形態においては、ステイオ
ンタブ方式の缶の開封操作を例としたが、本発明にかか
る缶オープナーは、プルタブ方式の缶の開封操作にも適
用することができる。
【0059】(5)上記実施形態においては、缶オープ
ナーは、合成樹脂の一体成型によって製造したが、複数
部材を結合して構成してもよく、また、合成樹脂に限ら
ず、チタン、鉄、アルミニウム、金や銀等の貴金属、あ
るいは木材等によって形成してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる缶オープ
ナーによれば、係合部をリング状タブのリングの内側か
ら係合させるように構成されているため、係合部をリン
グ状タブに係合させる操作を容易かつ確実に行うことが
できるとともに、前記係合部および缶の上面に当接する
押圧部の上方に把持部を配置したことにより、前記把持
部を倒す力がタブを引き起こす力として作用するため、
このタブを引き起こすための力をかけやすく、したがっ
て缶の開封を容易に行うことができる。
【0061】また、力をかけやすい横方向の力で開封操
作を行うことができるため、把持部を大きく構成した
り、係合部と把持部との距離を大きく構成しなくても開
封操作の容易性を得ながら、缶オープナーをコンパクト
に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる缶オープナーの第1実施形態を
示す斜視図である。
【図2】同実施形態による缶の開封操作を示す斜視図で
ある。
【図3】同実施形態による缶の開封操作を示す正面図で
ある。
【図4】本発明にかかる缶オープナーの第2実施形態を
示す斜視図である。
【図5】本発明にかかる缶オープナーの第3実施形態を
示す斜視図である。
【図6】本発明にかかる缶オープナーの第4実施形態を
示す斜視図である。
【図7】本発明にかかる缶オープナーの第5実施形態を
示す正面図および側面図である。
【図8】本発明にかかる缶オープナーの第6実施形態を
示す斜視図である。
【図9】本発明にかかる缶オープナーの第7実施形態を
示す斜視図である。
【図10】本発明にかかる缶オープナーの第8実施形態
を示す斜視図である。
【図11】本発明にかかる缶オープナーの第9実施形態
を示す斜視図である。
【図12】本発明にかかる缶オープナーの第10実施形
態を示す正面図である。
【図13】本発明にかかる缶オープナーの第11実施形
態を示す斜視図である。
【図14】本発明にかかる缶オープナーの第12実施形
態を示す正面図および側面図である。
【図15】本発明にかかる缶オープナーの第13実施形
態を示す斜視図である。
【図16】本発明にかかる缶オープナーの第14実施形
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 脚部 11 係合凹部 12 押圧部 30 把持部 31 ひも通し穴 40 ひも 91 リング部 92 取付支点 93 開口片 99 リング状タブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶の上面に設けられたリング状タブに対
    し、リングの内側から係合する係合部と、缶の上面に当
    接する押圧部と、前記係合部および前記押圧部の上方に
    設けられた把持部とを備え、全体が一体的に結合して構
    成されたことを特徴とする缶オープナー。
  2. 【請求項2】 前記係合部と前記押圧部間の距離に対し
    て、前記押圧部と前記把持部間の距離が大きく構成され
    た請求項1記載の缶オープナー。
  3. 【請求項3】 前記係合部を前記リング状タブに係合さ
    せた状態において、前記押圧部が、前記リング状タブの
    缶への取付支点より開口片側の前記リング状タブ上面に
    当接するように配置された請求項1または2記載の缶オ
    ープナー。
  4. 【請求項4】 前記把持部の下部から二股に分かれた2
    本の脚部を有し、これら2本の脚部のそれぞれが、その
    略先端に前記係合部と前記押圧部とを備えた請求項1〜
    3のいずれかに記載の缶オープナー。
  5. 【請求項5】 前記2本の脚部が、前記把持部に対して
    左右対称に配置された請求項4記載の缶オープナー。
  6. 【請求項6】 全体が平板状に構成された請求項1〜5
    のいずれかに記載の缶オープナー。
  7. 【請求項7】 全体が一体成形された請求項1〜6のい
    ずれかに記載の缶オープナー。
  8. 【請求項8】 前記把持部にひもを通す穴部が形成され
    た請求項1〜7のいずれかに記載の缶オープナー。
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