JP2000255278A - 車両のフューエルタンク構造 - Google Patents
車両のフューエルタンク構造Info
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Abstract
ーエルタンクの構造を提供する。 【解決手段】 車両後部のフロアパネルの下側にフュー
エルタンク1と、車両前後方向に延びるプロペラシャフ
ト2と、プロペラシャフトの後端に連結される4WDユ
ニット31及びディファレンシャルギア32とを配設す
る。フューエルタンクを、プロペラシャフトを挟んで車
幅方向の両側位置に配設される右側タンク部11及び左
側タンク部12を有するものとする。プロペラシャフト
及び4WDユニットの上側位置に、右側及び左側タンク
部を連通する連通部13とフューエルタンクの剛性を向
上させる補強部14とを形成する。
Description
のフューエルタンクを備えた車両のフューエルタンク構
造に関する。
形形状に形成されたものが知られている(例えば、実公
平5−42890号公報参照)。このような鞍形形状の
タンクは、車両前後方向に延びるプロペラシャフトを跨
ぐように配設され、これにより、上記フューエルタンク
とプロペラシャフトとの干渉を回避するようになってい
る。
のし易さや、車室内の居住性の観点から、車両フロアを
より低くしたいという要求がある。
おいては、プロペラシャフトの上側に位置する部分、す
なわち、このプロペラシャフトを挟んで左右両側に位置
する右側タンク部と左側タンク部とを互いに連通してい
る連通部の上下方向厚みが分厚いため、このフューエル
タンクの上面が高い位置になってしまい、車両フロアを
十分に低くすることが困難となってしまうという不都合
がある。
たものであり、その目的とするところは、車両フロアを
低くすることが可能となるフューエルタンクの構造を提
供することにある。
に、本発明者は、車両フロアを低くするために、鞍形形
状のフューエルタンクのプロペラシャフトの上側に位置
する部分の上下方向厚みを薄くすることを思い立った
が、この部分を薄くすれば剛性が低下してしまうため、
上記プロペラシャフトを挟んで車幅方向の左右両側に配
設される右側及び左側タンク部の自重に抗することが困
難となってしまうという不都合がある。そこで、この部
分に補強部を形成することに着目して本発明を完成する
に至ったものである。
ネル下側に配設されるフューエルタンクと、車両前後方
向に延びるプロペラシャフトと、上記プロペラシャフト
の後端に連結されるリアディファレンシャル装置とを備
えたものとし、上記フューエルタンクを、上記プロペラ
シャフトを挟んで車幅方向の左右両側位置に配設される
右側タンク部と左側タンク部とを有するものとする。そ
して、上記プロペラシャフトまたはリアディファレンシ
ャル装置の上側位置に、上記フューエルタンクの剛性を
向上させる補強部を形成することを特定事項とするもの
である。ここで、「補強部」としては、右側タンク部と
左側タンク部とを互いに連結するように形成すればよ
い。
ャフトを挟んで車幅方向の左右両側位置に配設される右
側タンク部と左側タンク部とを有するように形成するこ
とで、このフューエルタンクの容量が確保される。
ューエルタンクの上下方向の厚みを薄くしても、車幅方
向の左右両側に配設される右側及び左側タンク部の自重
に抗するだけのタンク強度が得られる。このため、上記
フューエルタンクの上面位置を十分に低くすることが可
能となり、その結果、車両フロアを低くすることが可能
になる。
においては、上記フューエルタンクをリアディファレン
シャル装置を跨ぐように配設する必要がある。この場合
には、プロペラシャフトを跨ぐように配設されたフュー
エルタンクに比べて、その上面位置が高い位置になって
しまい、それに伴い上記車両フロアの位置がさらに高い
位置になってしまうという不都合がある。そこで、請求
項3記載の如く、フューエルタンクの前側部分に、右側
タンク部と左側タンク部とを互いに連通させる連通部を
形成し、補強部を、上記連通部の後側に形成するように
してもよい。この場合、連通部は内部に燃料が流通可能
となるだけの空間が必要であるため、上下方向の厚みを
薄く形成するのが困難であるのに対し、補強部はこの連
通部に比べて薄く形成することが可能である。このた
め、上記補強部を薄く形成すれば、この補強部の下側に
は大空間が形成されることになる。そして、薄く形成さ
れた補強部の下側にリアディファレンシャル装置を配設
するようにすれば、フューエルタンクの上面位置を高く
することなく、このフューエルタンクとリアディファレ
ンシャル装置とをそれぞれ配設することが可能になる。
その結果、車両フロアを十分に低くすることが可能にな
る。
ルタンクの後側部分に形成されているため、例えば衝突
時において、リアディファレンシャル装置が前方に移動
した場合には上記リアディファレンシャル装置はこの補
強部と干渉することになる。このため、上記リアディフ
ァレンシャル装置とフューエルタンク自体との干渉が回
避され、フューエルタンクの破損が阻止される。
両のフューエルタンク構造によれば、リアディファレン
シャル装置が配設される車両において、車両フロアを十
分に低くすることができる。しかも、衝突時のリアディ
ファレンシャル装置とフューエルタンクとの干渉を回避
することができ、上記フューエルタンクを確実に保護す
ることができる。
基いて説明する。
る車両後部の構造を示し、1はフロアパネル7の下側に
配設されるフューエルタンク、2は車両前方に配置され
る図示省略のエンジン・ミッションユニットから後方に
延びるように配設されるプロペラシャフト、31,32
はこのプロペラシャフト2の後端に接続されたリアディ
ファレンシャル装置としての4WDユニット、及び、デ
ィファレンシャルギアである。
サブフレーム4に支持されている。このリアサブフレー
ム4は、車両前後方向に延びるように配設されたリアサ
イドフレーム5,5を互いに連結するように車幅方向に
延びて配設された前側横メンバ41と、この前側横メン
バ41の車幅方向略中央位置から車両前後方向の後側に
延びて上記リアサイドフレーム5,5にそれぞれ連結さ
れる一対の縦メンバ43,43と、この一対の縦メンバ
43,43を互いに連結するように車幅方向に延びて配
設された後側横メンバ42とを備えており、上記リアサ
イドフレーム4は平面視で井桁に組まれている(図1参
照)。
後側横メンバ42の下面に対しミッションマウント32
aを介して取付支持されるようになっている一方、上記
4WDユニット31とディファレンシャルギア32との
接続部分が、前側横メンバ51の下面に対しミッション
マウント31a,31aを介して取付支持されるように
なっている。
〜図4に示すように、上記プロペラシャフトを挟んで車
幅方向の左右両側に配設される右側タンク部11及び左
側タンク部12と、上記フューエルタンク1の前側部分
において上記右側及び左側タンク部11,12を互いに
連通する連通部13とを備えている(図3参照)。これ
により、上記連通部13はプロペラシャフト2の上側位
置に位置するようになっている。また、この連通部13
は、上下方向の厚みが比較的薄くなるように形成されて
いる。
3の後側には、補強部14が形成されている。この補強
部14は、車両前後方向及び車幅方向に延びて互いに直
交するように配設された複数の起立壁を備えている。そ
して、この補強部14は、上記連通部13に比べて、上
下方向の厚みがより一層薄くなるように形成されてい
る。この補強部14の下側には、上記4WDユニット3
1が配設されるようになっている(図1または図3参
照)。
右側及び左側タンク部11,12と、この右側及び左側
タンク部11,12を互いにつなぐ連通部13及び補強
部14とによって形成され、上記プロペラシャフト2が
連通部13の下側に、また、4WDユニット31が補強
部の下側になるように配設された、いわゆる鞍形形状に
形成されている。
側位置に配設された横メンバ6と、上記リアサイドフレ
ーム5,5の上側に沿うように配設されたフロアパネル
7によって、上記フューエルタンク1の上面が押さえら
れるようになっている一方、その下面は上記横メンバ6
とリアサイドフレームとをつなぐように配設されたタン
クベルト15,15によって支えられるようになってい
る。これにより、上記フューエルタンク1は車両に対し
固定されるようになっている(図1〜図3参照)。
する。
を挟んで車幅方向の左右両側位置に配設される右側タン
ク部11と左側タンク部12とを有するように形成する
ことで、このフューエルタンクとして、十分な容量を確
保することができる。
向厚みが薄くなるように形成されているため、フューエ
ルタンク1の上面位置を低くすることができるようにな
る。特に、上記補強部14は連通部13に比べて薄く形
成されているため、この補強部14の下側に大空間を形
成することができるようになる。このため、補強部の下
側に4WDユニット31が配設することができる。その
結果、車両フロアを十分に低くすることができるように
なる。
しても、補強部14が形成されているため、右側及び左
側タンク部11,12の自重に抗するだけのタンク強度
を得ることができるようになる。
ク1の後部に形成されているため、例えば衝突時におい
て、4WDユニット31及びリアディファレンシャルギ
ヤ32が前方に移動した場合には、この4WDユニット
31は補強部14と干渉することになる。このため、上
記4WDユニット31及びリアディファレンシャルギヤ
32とフューエルタンク1自体との干渉を回避すること
ができ、フューエルタンク1の破損を阻止することがで
きるようになる。
ル装置) 32 リアディファレンシャルギア(リアディ
ファレンシャル装置)
Claims (3)
- 【請求項1】 車両後部のフロアパネル下側に配設され
るフューエルタンクと、車両前後方向に延びるプロペラ
シャフトと、上記プロペラシャフトの後端に連結される
リアディファレンシャル装置とを備え、 上記フューエルタンクは、上記プロペラシャフトを挟ん
で車幅方向の左右両側位置に配設される右側タンク部と
左側タンク部とを有し、上記プロペラシャフトまたはリ
アディファレンシャル装置の上側位置には、上記フュー
エルタンクの剛性を向上させる補強部が形成されている
ことを特徴とする車両のフューエルタンク構造。 - 【請求項2】 請求項1において、 補強部は、右側タンク部と左側タンク部とを互いに連結
するように形成されていることを特徴とする車両のフュ
ーエルタンク構造。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 フューエルタンクの前側部分には、右側タンク部と左側
タンク部とを互いに連通させる連通部が形成され、 補強部は、上記連通部の後側に形成されていることを特
徴とする車両のフューエルタンク構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6140399A JP4314663B2 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 車両のフューエルタンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP4314663B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100514828B1 (ko) * | 2002-05-29 | 2005-09-14 | 현대자동차주식회사 | 후륜 구동 차량의 연료탱크설치구조 |
EP1889742A3 (de) * | 2006-08-17 | 2008-07-30 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Element zur Befestigung des Tanks an der Karosserie eines Kraftfahrzeuges |
JP2010120509A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Kobelco Cranes Co Ltd | 作業機械のタンクの取り付け構造 |
DE102009010767A1 (de) | 2009-02-26 | 2010-09-02 | Daimler Ag | Kraftfahrzeug mit einem Kraftstofftank |
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DE102009030574A1 (de) * | 2009-06-26 | 2010-12-30 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Karosserie für ein Kraftfahrzeug |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP6140399A patent/JP4314663B2/ja not_active Expired - Fee Related
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