JPH06211168A - 自動車の後部構造 - Google Patents

自動車の後部構造

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JPH06211168A
JPH06211168A JP664493A JP664493A JPH06211168A JP H06211168 A JPH06211168 A JP H06211168A JP 664493 A JP664493 A JP 664493A JP 664493 A JP664493 A JP 664493A JP H06211168 A JPH06211168 A JP H06211168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross member
suspension cross
fuel tank
suspension
front floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP664493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Sagahara
隆行 佐賀原
Tomohito Fujita
智史 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP664493A priority Critical patent/JPH06211168A/ja
Publication of JPH06211168A publication Critical patent/JPH06211168A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安全性を確保しつつ燃料タンクの配置上の制約
を緩和して、コンパクトな自動車の後部構造を提供す
る。 【構成】サスペンションクロスメンバ12は車幅方向に
延びており、横方向からの作用力に対しては比較的剛性
が高いが、前後方向の作用力に対しての剛性は低い。本
発明の構造では、サスペンションクロスメンバ12は、
その左右方向の中央で前後方向に延びる補強部材15に
結合されているので、前後方向の作用力に対して剛性が
高く、サスペンションクロスメンバ12の変位を小さく
抑えることができる。このため、燃料タンク14とサス
ペンションクロスメンバ12の間隔を広くとる必要はな
く、その分燃料タンク14の容量を大きくとることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の後部構造に関
し、特に、後部車体の下部構造に関する。
【0002】
【背景技術】自動車の車体の構造において、通常燃料タ
ンクは車両の後部に配置される。この場合、燃料タンク
の後方にサスペンションクロスメンバが設けられる。こ
のように燃料タンクの後方にクロスメンバのような高剛
性部材を配置した車両にあっては、後方から車体に衝撃
が加わった場合に、クロスメンバが燃料タンクに干渉し
ないようにするため、クロスメンバと燃料タンクの間隔
を十分にとる必要がある。このような構成はたとえば、
実開平2−107523号に開示されている。
【0003】
【解決しようとする課題】しかし、このような構造で
は、後方からの衝撃力は専らサスペンションクロスメン
バが対抗することによって燃料タンクへの影響を回避す
るようになっている。しかし、クロスメンバは車幅方向
に延びてこの方向の剛性を確保する目的で設けられるも
のである。しかし、前後方向からの作用力に対しては、
クロスメンバの剛性は車幅方向に比して低いため、燃料
タンクを配置するにあたっては、クロスメンバの変位を
考慮して十分間隔をとる必要がある。
【0004】このことは燃料タンクを配置するにあたっ
ての制約となる。本発明はこのような観点から構成され
たもので、安全性を確保しつつ燃料タンクの配置上の制
約を緩和して、容量の大きな燃料タンクでも容易に配置
できるコンパクトな自動車の後部構造を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下のように構成される。本発明にかかる自
動車の後部構造は、フロントフロアと、該フロントフロ
アの後方に配置される燃料タンクにさらに後方において
車幅方向に配置されるサスペンションクロスメンバと、
前記フロントフロアに設けられる高強度部と、車体前後
方向に延び該高強度部とサスペンションクロスメンバと
を接続する補強部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】フロントフロアは、車室の前部のフロア面
を構成する部材であって、車両の後部座席付近まで達
し、リヤフロアと結合されている。燃料タンクは、この
フロントフロアの後端とこの後方のサスペンションクロ
スメンバの間に形成される空間部に配置される。本発明
によれば、このサスペンションクロスメンバとフロント
フロアの高強度部を結合する補強部材が設けられる。
【0007】好ましくは、前記補強部材の前端はフロン
トフロアの後端部において車幅方向に延びる他のクロス
メンバに接続されており、該他のクロスメンバは両端に
おいて車体の側部を前後方向に延びるたとえばサイドシ
ル等のフレーム部材に連結される。
【0008】
【作用】本発明によれば、サスペンションクロスメンバ
とフロントフロアの後端部と高強度部とを連結する補強
部材が前後方向に延びるように設けられる。そして補強
部材の上方に燃料タンクが設けられる。車両が後方から
衝撃力を受けるとこの衝撃力はサスペンションクロスメ
ンバに伝達される。従来の構造では、燃料タンクとサス
ペンションクロスメンバが干渉しないように十分な間隔
を置く必要があった。本発明の構造では、サスペンショ
ンクロスメンバとフロントフロアの後端とが補強部材に
よって結合されているので、サスペンションクロスメン
バは前後方向の作用力に対して剛性が向上しているの
で、大きな変位を生じない。したがって、燃料タンクと
サスペンションクロスメンバの間隔を詰めることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。 (実施例1)図1を参照すると本発明を適用することが
できる自動車の後部車体構造の斜視図が示されている。
【0010】本例の構造では、車室の下部を構成するフ
ロントフロア1が配置される。フロントフロア1の中央
部には、前後方向に延びるトンネル部2が設けられこの
下部に図示しないプロペラシャフトが配設される。トン
ネル部2は、プロペラシャフトを収容する空間部を構成
するとともに、フロントフロアの前後方向の剛性を高め
る効果がある。またフロントフロア1の両側部には、前
後方向に延びる閉断面パネル構造のサイドシル3が設け
られる。さらにトンネル部2と、サイドシル3との間の
フロントフロア1の下面にはこれらと平行に延びるフレ
ーム4が取付けられる。
【0011】このフレーム4の後端部付近を車幅方向に
延びるNO.2クロスメンバ5がもうけられ、トンネル
部2とサイドシル3とを結合して、車幅方向の剛性を高
めている。さらにこの後方のフロントフロア1の後端に
は、NO.3クロスメンバ6がNO.2クロスメンバ6
と平行に車幅方向に設けられる。NO.3クロスメンバ
6はフロントフロア1と協働して閉空間を構成する。
【0012】フロントフロア1は、NO.3クロスメン
バ6の位置で上方に延びNO.3クロスメンバ6の上端
からリヤフロアパネル7に連続する。リヤフロアパネル
7はさらに後方に延びる。図2及び図3を合わせて参照
すると、サイドシル3はリヤホイールハウス8の前方ま
で延びており、その内端には、リヤサイドフレーム9の
前端が接続されている。リヤホイールハウス8の上方に
はリヤピラー10が位置する。またリヤホイールハウス
8の内方には、サスペンション支持メンバ11が取付け
られる。リヤサイドフレーム9は、やや内方かつ後方に
のび、その後平行に後方に延びている。またリヤサイド
フレーム9は、サイドシル3からわずかに上方にかつ後
方に延び、その後水平に後方に延びている。リヤサイド
フレーム9の平行部分の前端部の下方には、リヤサスペ
ンションクロスメンバ12が車幅方向にのびている。リ
ヤサスペンションクロスメンバ12の両端は、リヤサイ
ドフレーム9に接続されている。
【0013】なお、サイドシル3の途中から閉断面パネ
ル構造のセンターピラー13が上方にのびるように設け
られる。このリヤサスペンションクロスメンバ12とN
O.3クロスメンバ6との間の空間には、燃料タンク1
4が配置される。NO.3クロスメンバ6の中央部には
前後方向に延びる補強部材15の前端が接続されてい
る。補強部材15の後端は、リヤサスペンションクロス
メンバ12に接続されている。補強部材15は、図3に
示すようにNO.3クロスメンバ6の下端部に取付けら
れ燃料タンク14の下方を後方に延びてサスペンション
クロスメンバ12に下端に接続される。これによって、
補強部材15は下方から燃料タンク14を支持すること
になる。図4を参照すると本例の補強部材15の後端は
三角形の頂点の位置に設けられるボルトナット等の結合
部材よってサスペンションクロスメンバ12に固定され
る。補強部材15は断面が山型をなすパネル部材であっ
て、図5に示すように前端も同様にNO.3クロスメン
バ6の下端に3点支持されている。
【0014】以上の構成をとることによって、車両が後
方から衝撃力を受けた場合には、サスペンションクロス
メンバ12にその衝撃力が作用する。サスペンションク
ロスメンバ12は車幅方向に延びており、横方向からの
作用力に対しては比較的剛性が高いが、前後方向の作用
力に対しての剛性は低い。したがって、従来の構造で
は、後方からの衝撃力が車両に作用した場合、サスペン
ションクロスメンバ12が前方に変位して、その前方に
ある燃料タンク14に当たらないようにするため、燃料
タンク14と、サスペンションクロスメンバ12との間
隔を広くとる必要が生じ、その分燃料タンク14の容量
を小さくせざるを得ないという事情が生じていた。本例
の構造では、サスペンションクロスメンバ12は、その
左右方向の中央で前後方向に延びる補強部材15に結合
されているので、前後方向の作用力に対して剛性が高
く、サスペンションクロスメンバ12の変位を小さく抑
えることができる。このため、燃料タンク14とサスペ
ンションクロスメンバ12の間隔を広くとる必要はな
く、その分燃料タンク14の容量を大きくとることがで
きる。
【0015】さらに、補強部材15は、燃料タンク14
の下方を通って前方にのびてNO.3クロスメンバ6に
接続されている。したがって、補強部材15の作用とし
て燃料タンク14を下部を保護するガイドとしても機能
する。したがって、燃料タンク14を従来の構造に比し
て、下方に張り出してレイアウトすることができる。
【0016】
【効果】本発明によれば、前後方向に延びる補強部材を
設け、これを車幅方向に延びる剛性部材にに結合したの
で、車両構造の下部の燃料タンク回りの剛性を高めるこ
とができ、燃料タンクのレイアウト上の自由度を高める
ことができるとともに、必要に応じて、燃料タンクを容
量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る車体下部構造の斜視
図、
【図2】図1の車体の燃料タンク回りの平面図、
【図3】図2のA−A矢視図、
【図4】サスペンションクロスメンバと補強部材との結
合状態を示す斜視図、
【図5】補強部材の前端の結合状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フロントフロア、 2 トンネル部、3 サイドシ
ル、4 フレーム、5 NO.2クロスメンバ、6 N
O.3クロスメンバ、7 リヤフロアパネル、15 補
強部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントフロアと、該フロントフロアの後
    方に配置される燃料タンクのさらに後方において車幅方
    向に配置されるサスペンションクロスメンバと、前記フ
    ロントフロアに設けられる高強度部と、車体前後方向に
    延び該高強度部とサスペンションクロスメンバとを接続
    する補強部材とを備えたことを特徴とする自動車の後部
    構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記補強部材の前端は
    フロントフロアの後端部において車幅方向に延びる他の
    クロスメンバに接続されており、該他のクロスメンバは
    両端において車体の側部を前後方向に延びるフレーム部
    材に連結されていることを特徴とする自動車の後部構
    造。
JP664493A 1993-01-19 1993-01-19 自動車の後部構造 Pending JPH06211168A (ja)

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JP664493A JPH06211168A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 自動車の後部構造

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JP664493A Pending JPH06211168A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 自動車の後部構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100360367C (zh) * 2005-02-09 2008-01-09 本田技研工业株式会社 车体的底板
CN103017786A (zh) * 2011-09-26 2013-04-03 东莞易步机器人有限公司 自平衡两轮车转向偏移量校准装置及校准方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100360367C (zh) * 2005-02-09 2008-01-09 本田技研工业株式会社 车体的底板
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