JP2000255027A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2000255027A
JP2000255027A JP5897199A JP5897199A JP2000255027A JP 2000255027 A JP2000255027 A JP 2000255027A JP 5897199 A JP5897199 A JP 5897199A JP 5897199 A JP5897199 A JP 5897199A JP 2000255027 A JP2000255027 A JP 2000255027A
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Akira Harada
明 原田
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清臣 光木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】版胴上で製版を行う印刷装置において、1つの
版胴上に複数の画像をスパイラル走査により形成する場
合に、同一版胴上の各画像を見当合わせされた状態で形
成することができる印刷装置を提供する。 【解決手段】本実施の形態の印刷装置では、版胴10上
の印刷版Pに対し複数の画像データD1、D2によって
複数の画像G1、G2がスパイラル走査により形成され
る。1つの版胴上に形成される画像の個数をn、走査す
るビーム数をmとした場合、nおよびmを各々2以上の
自然数でm/nが自然数となる条件を満たすようにした
場合、前記画像データのうち時系列で先行する画像デー
タD1には、m/nライン分のダミーデータが挿入され
る。このダミーデータの挿入により画像G1と画像G2
との見当を容易に合わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、版胴上において製版
を行なう製版機構付きの印刷装置に関し、特に1つの版
胴上において2色分以上の画像を有する印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な印刷作業においては、画
像の記録された製版フィルムと印刷版とを密着露光して
製版工程を行い、この製版された印刷版を印刷装置に装
着して印刷工程を実行していた。一方、近年ではこのよ
うな製版工程と印刷工程とを1つの印刷装置上で実行す
ることができる、デジタル印刷機と一般的に呼称される
製版機構付きの印刷装置が提案されている。このデジタ
ル印刷機の一例として、例えば特開平10−27275
6号公開公報に開示された印刷装置がある。上記印刷装
置では、同公報の図7で示すように、画像データに基づ
き変調されたレーザビームにより版胴上の印刷版を直接
走査露光して画像を形成する画像記録装置が備えられて
いる。
【0003】上記公報の装置では、レーザビームをポリ
ゴンミラー等の偏向手段で走査するようにしているの
で、大サイズ画像の形成には適していない。従って、大
サイズの印刷装置に適用する場合は、版胴などのドラム
の回転による主走査と、レーザビームを照射する走査ヘ
ッドをドラムの回転軸と平行な方向へ移動させる副走査
と、により画像を形成する走査ドラム方式が考えられ
る。
【0004】従来より前記走査ドラム方式には次の2種
類がある。一つはステップ走査方式であって、副走査方
向の送りをドラムの1回転毎にステップ状に送るもので
あって、この場合、画像は順次輪切り状に形成される。
他方、副走査方向の送りを連続にして、ドラムに対しス
パイラル状に画像を形成するスパイラル走査方式があ
る。なお何れの方式でも、走査するビーム数を多数設け
て、一度に幅広い面を走査するようなマルチチャンネル
構成がとられることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、前者のステップ
走査方式の場合、副走査方向の送りを行っているときは
画像の形成が行えない。従って、前記マルチビーム数が
大きくなり副走査方向の送りに時間がかかる場合は、画
像を形成しない回転の時間が余分に必要となる。これに
より全体の製版時間が長くなってしまうという問題があ
った。従って製版時間を考えると、後者のスパイラル走
査方式が有利であった。
【0006】ところが後者のスパイラル走査方式の場合
は、次のような問題があった。すなわち、前記公報の印
刷装置のように1つの版胴上に2色分の画像を形成し、
各々の画像による印刷を順次重ね合わせる形式の印刷装
置では、版胴上の第1の画像と第2の画像との見当が合
わないという問題があった。これは画像をスパイラル状
に形成するため、第1の画像と第2の画像とで走査位置
がずれるためである。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、1つの版胴上に2以上の画像を形成する
印刷装置において、画像をスパイラル状に形成する場合
であっても、版胴上の2以上の画像の相互の見当を合わ
せることができる印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、2以上の複数色分の画像データに基づいて1つの版
胴上に複数の画像を形成し、形成した画像上に供給した
インキを被印刷物に対し順次重ねて転写することで多色
印刷を行う印刷装置であって、nおよびmは、各々2以
上の自然数であって、m/nが自然数となる条件を満た
すとし、n色分の画像を形成可能な印刷面を有する版胴
と、前記版胴を回転駆動する回転駆動手段と、mライン
分のビームを前記印刷面に照射して画像を形成するビー
ム照射手段と、前記ビーム照射手段を前記版胴の回転軸
に対し平行な副走査方向に相対移動させる副走査手段
と、回転する版胴に対しスパイラル状に画像を形成する
ため、前記ビーム照射手段を前記版胴の回転軸線に沿っ
て連続して平行移動させるように前記副走査手段を制御
する制御手段と、を有し、前記版胴上における複数の画
像の見当位置を合わせるため、前記各画像データ間にお
いて副走査方向にm/nライン分の補正を行なって画像
を形成する。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、kを1からnまでの自然数とし、 前
記補正は、k番目の画像データに対し、m(n−k)/
nライン分のダミーデータを当該画像データの前に挿入
することで達成される。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記ダミーデータは、前記印刷面に画
像を形成しない焼き飛ばしデータである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る印刷装置の
一例を示す図であり、図2は同印刷装置の主要部のブロ
ック図である。図1において、本実施の形態における印
刷装置は、各々2色ずつの多色印刷を行える第1印刷ユ
ニット1および第2印刷ユニット2と、第1印刷ユニッ
トに印刷用紙を供給する給紙部3と、第1印刷ユニット
1から第2印刷ユニット2へ印刷用紙を搬送する中間搬
送部4と、第2印刷ユニット2から印刷用紙を排出する
排紙部5とを備える。
【0012】また図2で示すように、前記印刷装置の各
部は制御手段6と電気的に接続されている。この制御手
段6は、図示しない入出力手段や記憶手段などを備えた
マイクロコンピュータであり、操作者の指示に従って予
め定めた手順に基づき前記印刷装置を制御するものであ
る。一方、制御手段6は、LAN等を通じてDTP(Des
k-Top-Publishing)装置などからなる外部の画像データ
作成装置7とも接続されている。そして制御手段6は、
画像データ作成装置7から印刷に使用する画像データを
受け取るとともにRIP(Raster-Image-Processing)処
理などのデータ処理を行ない、後述するビーム照射手段
23に対し画像データを供給する。
【0013】図1に戻って、第1印刷ユニット1は、そ
の周面に2つの印刷領域に対応する印刷版を保持可能な
版胴10と、前記印刷版に対し製版を行う製版手段11
と、対応する各印刷領域に湿し水を供給する2つの湿し
水供給手段12a、12bと、対応する各印刷領域にイ
ンキを供給する2つのインキ供給手段13a、13b
と、前記版胴と同じ径を有し前記版胴に当接するブラン
ケット胴14と、前記版胴の1/2の径を有し、その周
面に1枚の印刷用紙を保持可能であり、前記ブランケッ
ト胴に当接する圧胴15と、この圧胴15に対し印刷用
紙を供給および排出するための給紙胴16および排紙胴
17とからなる。
【0014】版胴10は、その周面上に180度で対向
配置された図示しない2組の咥え手段を有し、異なる色
の印刷領域に対応する印刷版を2枚保持可能なように構
成されている。なお、異なる色の2つの印刷領域を有す
る1枚の印刷版を保持することで、実質的に1つの版胴
上に2つの印刷領域を設けるようにしてもよい。
【0015】製版手段11は、前記版胴10へ未露光印
刷版を供給するとともに前記版胴10から使用済みの印
刷版を回収する給排版手段20と、版胴10上の未露光
印刷版に対しon/off制御したビームにより走査して画像
を形成する画像形成手段21と、前記画像形成手段21
により画像が形成された印刷版を現像処理する現像手段
22とからなる。
【0016】前記給排版手段20は、シート状の未露光
印刷版と使用済み印刷版とを各々格納可能なカセットを
有し、複数の搬送ローラやガイド部材等からなる搬送手
段により当該カセットと前記版胴10との間で印刷版を
搬送するものである。
【0017】図3は前記画像形成手段21の概要を示す
図である。図3に示すように、前記画像形成手段21
は、画像データに応じてビームをon/off制御し、前記版
胴10上の印刷版Pに対し照射可能なビーム照射手段2
3と、ビーム照射手段23を前記版胴10の回転軸に沿
う副走査方向に平行移動させるボールネジ手段24と、
プーリ及びベルトを介して前記ボールネジを回転駆動さ
せるボールネジ駆動手段25とからなる。一方版胴10
は、版胴10の一端に設けられたプーリ26をベルトに
より回転駆動する回転駆動手段27により回転駆動され
ることにより回転する。そして回転駆動手段27の回転
軸には、回転を非伝達にすることが選択可能なクラッチ
28が備えられている。この実施の形態では、前記版胴
10を回転させるとともに前記ビーム照射手段23を副
走査方向に連続的に移動させることで、前記版胴10上
をスパイラル状に走査することができる。なお、版胴1
0を印刷時に回転させる場合は、前記クラッチ28によ
り前記版胴10と回転駆動手段27との連結を切り離
し、前記版胴10を図示しない印刷用駆動手段により他
の胴と同期して回転させる。
【0018】前記ビーム照射手段23は、副走査方向に
直列した120個のLED素子を各々個別に発光制御する
ことで同時に120ラインのビームにより走査可能なマ
ルチチャンネル構成である。なお本実施の形態では、LE
D素子の発光制御により画像を形成するが、半導体レー
ザやガスレーザ等のレーザビームを変調器によりon/off
変調して画像を形成するようにしてもよい。
【0019】図1に戻って、現像手段22は、処理液を
貯留した処理液槽と当該処理液内に一部が浸漬した状態
で配置した塗布ローラとからなり、塗布ローラを版胴1
0に当接させることで前記処理液を汲み上げて前記印刷
版面に供給するものである。この実施の形態では、各処
理液槽および塗布ローラは現像および定着のために2組
を有し、各々が独立して前記版胴10に対し接離するよ
うに昇降機構が設けられている。なお印刷版の種類によ
っては現像手段が不要な場合も考えられる。
【0020】湿し水供給手段12a、12bは、前記版
胴10上の異なる印刷領域に対しそれぞれ選択的に湿し
水を供給するための手段であり、湿し水を貯えた水舟
と、この水舟から湿し水を汲み上げて前記印刷版面上に
供給する複数の湿し水ローラとからなる。この湿し水ロ
ーラのうち少なくとも前記印刷版面と当接するローラ
は、カム機構等により前記版胴10に対し当接または離
間するように構成されており、前記版胴10上の対応す
る印刷領域にのみ選択的に湿し水を供給することができ
る。この実施の形態のように、湿し水供給手段12a、
12bは各印刷色毎に個別に設けるのが好ましいが、こ
れは湿し水に対するインキの混入を考慮するためであ
る。なお版面と非接触な噴霧式等の湿し水供給手段を採
用して各版胴10毎に湿し水供給装置を1個で兼用する
ようにしてもよい。
【0021】インキ供給手段13a、13bは、前記湿
し水供給手段12a、12bにて湿し水が供給された版
胴10上の異なる印刷領域に対しそれぞれ選択的にイン
キを供給するための手段であり、インキを貯えたインキ
壺と、このインキ壺からインキを取り出して前記印刷版
面上に供給する複数のインキローラとからなる。このイ
ンキローラのうち少なくとも前記印刷版と当接するロー
ラは、カム機構等により前記版胴10に対し当接または
離間するように構成されており、前記版胴10上の対応
する印刷領域に対し選択的にインキを供給することがで
きる。なお、この実施の形態におけるインキ供給手段1
3a、13bのインキの色は、K(ブラック)およびC
(シアン)である。
【0022】ブランケット胴14は前記版胴10と同じ
径であり、その周面にインキ画像を転写するためのブラ
ンケット面を備える。このブランケット面には前記版胴
10上の印刷版からK色およびC色に対応するインキ画
像が転写される。なお、ブランケット胴14の周囲には
当該ブランケット面を洗浄するためのブランケット洗浄
手段29も備えられている。
【0023】圧胴15は、前記版胴10の1/2の径を
有しており、その周面に図示しない1組の咥え手段が設
けられている。従って圧胴15の周面には、前記版胴の
1印刷領域に対応する大きさの印刷用紙を1枚保持する
ことができる。なお、この圧胴15の咥え手段は、後述
する給紙胴16から印刷用紙を隔回転毎に受け取り、後
述する排紙胴17に対し印刷用紙を隔回転毎に受け渡す
ように開閉動作する。
【0024】給紙胴16および排紙胴17は、圧胴15
と同径で、各々その周面に印刷用紙を保持するための図
示しない1組の咥え手段を備えている。給紙胴16およ
び排紙胴17はいずれも圧胴15と同期して回転してお
り、各胴の咥え手段と圧胴15の咥え手段とが対向する
よう位相が設定されている。この給紙胴16および排紙
胴17の咥え手段も前記圧胴15が2回転する毎に印刷
用紙の供給および排出を行えるように開閉動作する。
【0025】上記第1印刷ユニット1では、前記ブラン
ケット胴14の径と圧胴15の径との差異に基づいて、
圧胴の1回転毎にK色またはC色の印刷が交互に行われ
る。従って、圧胴15が印刷用紙を保持したまま2回転
すると、印刷用紙上に2色印刷が行える。なお、ここで
言う「圧胴が印刷用紙を保持したまま2回転する」と
は、圧胴15上の印刷用紙がブランケット胴14から2
色分のインキ画像を順次連続して転写するような回転動
作を表すものであり、印刷用紙を保持した状態で厳密に
360度×2の角度の回転をすることを意味するもので
はない。例えば本実施の形態では圧胴15に対する給紙
胴16および排紙胴17の配置角度が約120度離れて
いるので、圧胴15が給紙胴16から印刷用紙を受け取
った瞬間から、360度+240度回転した時点で圧胴
15から印刷用紙が排出される。
【0026】第2印刷ユニット2についても基本的に第
1印刷ユニットと同じ構成なので、図1には同じ符号を
つけておいて説明を省略する。ただし第2印刷ユニット
2の湿し水供給手段は12c、12d、インキ供給手段
は13c、13dとする。なお本実施の形態では、イン
キ供給手段13c、13dの供給するインキの色は、M
(マゼンタ)およびY(イエロー)である。
【0027】給紙部3は、未印刷の印刷用紙を積載する
給紙台30と、給紙台30上に積載された印刷用紙の最
上部の印刷用紙を1枚だけ分離して取り出す分離手段3
1と、分離手段31により分離された印刷用紙を搬送す
る搬送コンベア32とからなる。
【0028】給紙台30は、シート状の印刷用紙を積み
上げて載置可能な台状の部材であり、積載された印刷用
紙の最上部位置が常に一定になるように、印刷用紙の減
少とともに上方へ上昇するように構成されている。分離
手段31は、最上部の印刷用紙を図示しない吸着盤にて
吸着保持し、圧縮空気を吹きつけて印刷用紙をさばいて
分離するよう構成されており、前記吸着盤が受け取った
印刷用紙は前記搬送コンベア32を介して前記給紙胴1
6に供給される。なお、この分離手段31の印刷用紙の
分離供給動作は、前記給紙胴16の隔回転毎に行われ
る。
【0029】中間搬送部4は、第1印刷ユニット1の圧
胴15と第2印刷ユニットの圧胴15との間で印刷用紙
を受け渡すものであって、前記第1印刷ユニット1の排
紙胴17と第2印刷ユニット2の給紙胴16と3つの渡
し胴40とから構成されている。各渡し胴40は各々圧
胴の2倍の径を有しており、その周面には180度対向
した位置に2組の図示しない咥え装置が備えられてい
る。そして各渡し胴40の咥え手段と前記排紙胴17お
よび給紙胴16の咥え手段とは、印刷用紙を受け渡せる
ように互いに対向する位相にあって同期して開閉するよ
うに構成されている。
【0030】なお、前述のように圧胴15は2回転する
ごとに2色の多色刷り印刷を行うため、圧胴の2倍の径
の渡し胴40を用いる場合は、その周面には1組の咥え
手段のみを設けるようにしてもよい。すなわち、この場
合は各渡し胴40はその周面の半分だけを印刷用紙の搬
送に用いることになる。ただし、本実施の形態における
印刷装置では、各圧胴が1回転するだけの片面2色印刷
機能を備えるため、各渡し胴40には咥え手段を各々2
組設けてある。
【0031】排紙部5は、前記第2印刷ユニット2の排
紙胴17から印刷用紙を受け取るチェーン排出手段50
と、前記チェーン排出部50で取り出され、排出された
印刷用紙を積載する排出台51とからなる。
【0032】チェーン排出手段50は、複数のプーリ間
に掛け渡され同期して回転する2組の無端状チェーン
と、このチェーン間に渡された複数の咥え手段とからな
る。前記無端状チェーンは前記排出胴17と同期して回
転し、チェーン排出手段50に設けられた咥え手段は前
記排出胴17の咥え手段と対向する位置で開閉して前記
排出胴から印刷用紙を受け取るように構成されている。
またチェーン排出手段50の咥え手段は、排出台51の
上方にて印刷用紙を解放することで印刷用紙を排出台5
1上に排出することができる。排出台51は、印刷の終
了した印刷用紙を積載するための台状部材であって、印
刷用紙の排出量に従って昇降手段により順次下降するよ
うに構成されている。
【0033】次に前記画像形成手段21による画像の形
成について説明する。前記画像データ作成装置7(図
2)などから供給される画像データは種々の形式の画像
データであり、印刷装置では前記制御手段6(図2)に
よってRIP処理されたビットマップ形式の画像データ
が使用される。
【0034】図4(A)は前記ビットマップ形式の画像
データのイメージを示す図である。すなわち画像が多数
の2値画素11,12、…や11’,12’…によって
表現される。ここで、画素11,12…は1版目の画像
データD1を示し、11’,12’…は2版目の画像デ
ータD2を示すものとする。この画像データD1、D2
を用いて前記版胴10上の印刷版Pに画像を形成する場
合、前記画像形成手段21が版胴10に対しスパイラル
状の走査を行うため、図4(B)に示すように印刷版P
上には平行四辺形状の画像G1、G2が形成される。こ
こでG1は画像データD1により形成された画像、G2
は画像データD2により形成された画像とする。なお図
4(B)では図示しやすいように、画像形成手段21は
一度に4ライン(m=4)が走査可能なマルチチャンネ
ル構成とする。
【0035】上述したように本実施の形態に係る印刷装
置では、画像G1からのインキ画像と画像G2からのイ
ンキ画像とが重ねて印刷用紙に転写されるため、相互の
画像G1、G2は正確に見当合わせされていなければな
らないが、スパイラル状の走査では図4(B)に示すよ
うに位置がずれてしまう。
【0036】ここで上記印刷装置特有の条件として、ま
ず画像G1と画像G2とは同じ色版であるので画像の大
きさは同じである。また版胴10上において均等に、す
なわち180度対向して配置されなければならない。こ
れは1つのドラム上に3以上のn色分の画像を形成する
場合でも同じであり、本実施の形態に係る印刷装置で使
用する場合には、版胴上に複数の画像を設ける場合はそ
の周面上に均等に割り付けなければならない。
【0037】このような印刷装置特有の条件を考える
と、mラインのマルチチャンネル形式の画像形成手段2
1で1つの版胴上にn版の画像を形成する場合は、隣接
する各版の画像の開始点(図4(B)においては画素1
1と11’の位置)は副走査方向にm/nライン分づつ
ずれることになる。これは版胴10の周長や画像サイズ
に依存しない。
【0038】言い換えると、k版目の画像[k=1〜n
の自然数]は、n版目の画像に対しm(n−k)/nラ
イン分だけ副走査方向に画像の開始点が先行する。従っ
てn版目の画像を基準とすると、k版目の画像は各々m
(n−k)/nライン分遅延するようにすればよい。な
お各画像毎に小数点以下のライン数では補正できないの
で、m/nは自然数になる条件を満たさなければならな
い。
【0039】これを実施するために所定の画像データを
電気的に遅延するようにしても良いが、より簡便には、
前記各画像データに遅延分のダミーデータを挿入すれば
よい。このダミーデータとは、印刷版P上に画像を形成
しないデータである。例えば露光されない部分が画像と
して残るポジ型の感光性印刷版であれば、前記ダミーデ
ータは印刷版を焼き飛ばしする焼き飛ばしデータであ
る。またネガ型印刷版やレーザビームによりインキ受容
層を機械的または化学変化的に形成するような印刷版で
あれば、前記ダミーデータはビームの照射を行わないよ
うなデータである。なお本実施の形態における印刷装置
では、前記制御手段6が画像データのRIP処理を行っ
た後、対応するマルチチャンネル数mと版数nと印刷版
の種類とに基づいて必要なダミーデータを挿入するもの
とする。
【0040】図5(A)は、図4(A)の画像データに
おいてダミーデータD0が挿入された例を示す。図のよ
うに時系列で先行する画像データD1には、×で示され
るダミーデータD0が本実施の形態の場合はm/n=2
ライン分挿入される。図5(A)の画像データD1、D
2を用いて画像を形成すると図5(B)で示すように画
像G1、G2が形成される。ここで前記ダミーデータD
0は画像を形成しない画像データであるため、これによ
る画像の形成はない。この画像G1、G2による重ね合
わせ印刷では、前記画像G1、G2の開始点が副走査方
向で一致しているため、色ずれが生じない。なお画像デ
ータD2の直後にも同じライン数分だけ前記ダミーデー
タD0を追加してもよい。特にダミーデータD0が焼き
飛ばしデータであれば、画像G2の直後を焼き飛ばしで
きる。また上記画像データの補正と併用して、スパイラ
ル状の走査による各画像の平行四辺形状の傾きを補正し
てもよい。このスパイラル走査による画像の平行四辺形
状を補正する方法は種々の方法が公知であるため省略す
る。
【0041】
【発明の効果】本発明における印刷装置によれば、2以
上の複数の画像を同一の版胴上にスパイラル走査により
形成する印刷装置において、各画像を見当合わせをした
状態で版胴上に形成することができる。
【0042】さらに請求項2の発明では、画像データに
予めダミーデータを挿入するだけで、見当合わせをした
状態で画像を形成することが容易に行える。
【0043】また請求項3の発明では、前記ダミーデー
タとして焼き飛ばしデータを挿入するためポジ型印刷版
では印刷版の焼き飛ばしも行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に用いる印刷装置の一例
を示す図。
【図2】前記印刷装置のブロック構成を示す図。
【図3】前記印刷装置における画像形成手段の概要を示
す図。
【図4】スパイラル走査を説明するための図。
【図5】画像データへのダミーデータの挿入を説明する
ための図。
【符号の説明】
1 第1印刷ユニット 2 第2印刷ユニット 3 給紙部 4 中間搬送部 5 排紙部 6 制御手段 21 画像形成手段 23 ビーム照射手段 24 ボールネジ手段 25 ボールネジ駆動手段 27 回転駆動手段 D0 ダミーデータ D1、D2 画像データ G1、G2 画像 P 印刷版

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2以上の複数色分の画像データに基づいて
    1つの版胴上に複数の画像を形成し、形成した画像上に
    供給したインキを被印刷物に対し順次重ねて転写するこ
    とで多色印刷を行う印刷装置であって、 nおよびmは、各々2以上の自然数であって、m/nが
    自然数となる条件を満たすとし、 n色分の画像を形成可能な印刷面を有する版胴と、 前記版胴を回転駆動する回転駆動手段と、 mライン分のビームを前記印刷面に照射して画像を形成
    するビーム照射手段と、 前記ビーム照射手段を前記版胴の回転軸に対し平行な副
    走査方向に相対移動させる副走査手段と、 回転する版胴に対しスパイラル状に画像を形成するた
    め、前記ビーム照射手段を前記版胴の回転軸線に沿って
    連続して平行移動させるように前記副走査手段を制御す
    る制御手段と、を有し、 前記版胴上における複数の画像の見当位置を合わせるた
    め、前記各画像データ間において副走査方向にm/nラ
    イン分の補正を行なって画像を形成することを特徴とす
    る印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の印刷装置において、 kを1からnまでの自然数とし、 前記補正は、k番目の画像データに対し、m(n−k)
    /nライン分のダミーデータを当該画像データの前に挿
    入することで達成される印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の印刷装置において、 前記ダミーデータは、前記印刷面に画像を形成しない焼
    き飛ばしデータである印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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