JPH0596704A - 缶の多色印刷装置 - Google Patents
缶の多色印刷装置Info
- Publication number
- JPH0596704A JPH0596704A JP3205939A JP20593991A JPH0596704A JP H0596704 A JPH0596704 A JP H0596704A JP 3205939 A JP3205939 A JP 3205939A JP 20593991 A JP20593991 A JP 20593991A JP H0596704 A JPH0596704 A JP H0596704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- color
- blanket cylinder
- mandrel
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インキどうしを重ねて印刷することのできる
缶の多色印刷装置を提供する。 【構成】 缶移動機構20によって移動させられる缶の
移動方向に沿って複数のインキ付着機構30・40・5
0・60を配置し、これらの複数のインキ付着機構30
・40・50・60のそれぞれの近傍にインキ乾燥手段
81・82・83・84を配置した。
缶の多色印刷装置を提供する。 【構成】 缶移動機構20によって移動させられる缶の
移動方向に沿って複数のインキ付着機構30・40・5
0・60を配置し、これらの複数のインキ付着機構30
・40・50・60のそれぞれの近傍にインキ乾燥手段
81・82・83・84を配置した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミ缶やスチール缶
などの金属製缶に多色での印刷を行うために用いる缶の
多色印刷装置に関するものである。
などの金属製缶に多色での印刷を行うために用いる缶の
多色印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の缶の多色印刷装置の構成を図4〜
図6に基づいて説明する。
図6に基づいて説明する。
【0003】この多色印刷装置は、円盤状に構成された
マンドレルターレット2aと、このマンドレルターレッ
ト2aの一端面に、その周方向に沿って突設された円柱
状の24個のマンドレル2bとから構成されて、缶1を
円方向に移動させる缶移動機構2と、この缶移動機構2
に隣接して配置されたインキ付着機構3とから構成され
ている。
マンドレルターレット2aと、このマンドレルターレッ
ト2aの一端面に、その周方向に沿って突設された円柱
状の24個のマンドレル2bとから構成されて、缶1を
円方向に移動させる缶移動機構2と、この缶移動機構2
に隣接して配置されたインキ付着機構3とから構成され
ている。
【0004】前記インキ付着機構3は、前記マンドレル
2bに外嵌された缶1の側面に接するように配置された
円柱状のブランケット胴3aと、このブランケット胴3
aの側方に配置され、かつ、ブランケット胴3aの側面
に接する位置に配置された円柱状の6個の版胴3b〜3
gとから構成されている。ここで、前記版胴3b〜3g
は、インキ機構(図示せず)によって、各々、異なった
色のインキが付着され、これらの各色のインキをブラン
ケット胴3aに付着させることができるようになってい
る。
2bに外嵌された缶1の側面に接するように配置された
円柱状のブランケット胴3aと、このブランケット胴3
aの側方に配置され、かつ、ブランケット胴3aの側面
に接する位置に配置された円柱状の6個の版胴3b〜3
gとから構成されている。ここで、前記版胴3b〜3g
は、インキ機構(図示せず)によって、各々、異なった
色のインキが付着され、これらの各色のインキをブラン
ケット胴3aに付着させることができるようになってい
る。
【0005】前記従来の多色印刷装置においては、マン
ドレル2bに缶1を外嵌させて取り付けた後、前記ブラ
ンケット胴3aと版胴3b〜3gとを回転させて、版胴
3b〜3gの各々からブランケット胴3aにインキを写
し取り、これによって、ブランケット胴3aの側面に、
各色のインキが組み合わされて構成された画像Mを付着
させる。ついで、ブランケット胴3aを回転させて、マ
ンドレル2bに嵌合された缶1の表面に画像Mを写し取
ることにより、缶1の表面に多色からなる画像を印刷す
ることができる。
ドレル2bに缶1を外嵌させて取り付けた後、前記ブラ
ンケット胴3aと版胴3b〜3gとを回転させて、版胴
3b〜3gの各々からブランケット胴3aにインキを写
し取り、これによって、ブランケット胴3aの側面に、
各色のインキが組み合わされて構成された画像Mを付着
させる。ついで、ブランケット胴3aを回転させて、マ
ンドレル2bに嵌合された缶1の表面に画像Mを写し取
ることにより、缶1の表面に多色からなる画像を印刷す
ることができる。
【0006】ところで、前記従来の技術においては、版
胴3b〜3gからブランケット胴3aにインキを付着さ
せる際に、各インキを重ねて付着させることができなか
った。これは、例えば、版胴3bによって青色を付着さ
せた上に、さらに重ねて版胴3cによって白色を付着さ
せたような場合には、ブランケット胴3a側に付着され
た青色のインキが版胴3cに移り、インキどうしが混合
されて変色を生じ、所期の色彩を表すことができなくな
るためである。
胴3b〜3gからブランケット胴3aにインキを付着さ
せる際に、各インキを重ねて付着させることができなか
った。これは、例えば、版胴3bによって青色を付着さ
せた上に、さらに重ねて版胴3cによって白色を付着さ
せたような場合には、ブランケット胴3a側に付着され
た青色のインキが版胴3cに移り、インキどうしが混合
されて変色を生じ、所期の色彩を表すことができなくな
るためである。
【0007】このため、従来の技術においては、インキ
どうしを重ねて印刷することによって得ることのできる
微妙な色の変化(例えばプロセス印刷による天然色の表
現等)を表すことが不可能であるという不都合が合っ
た。
どうしを重ねて印刷することによって得ることのできる
微妙な色の変化(例えばプロセス印刷による天然色の表
現等)を表すことが不可能であるという不都合が合っ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、インキどうしを重ねて印刷す
ることのできる缶の多色印刷装置を提供することを目的
としている。
に鑑みてなされたもので、インキどうしを重ねて印刷す
ることのできる缶の多色印刷装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る缶の多色印
刷装置は、缶移動機構によって移動させられる缶の移動
方向に沿って配置された複数のインキ付着機構と、これ
らの複数のインキ付着機構のそれぞれの近傍に配置され
たインキ乾燥手段とを備えた構成とされている。
刷装置は、缶移動機構によって移動させられる缶の移動
方向に沿って配置された複数のインキ付着機構と、これ
らの複数のインキ付着機構のそれぞれの近傍に配置され
たインキ乾燥手段とを備えた構成とされている。
【0010】
【作用】本発明の多色印刷装置によれば、複数のインキ
付着機構の近傍にインキ乾燥手段を配置し、一の色のイ
ンキを缶に印刷した後に、このインキをインキ乾燥手段
によって乾燥させ、ついで、他の色のインキを缶に印刷
することにより、先に印刷したインキが他の色のインキ
付着機構に移ることを防止することができる。
付着機構の近傍にインキ乾燥手段を配置し、一の色のイ
ンキを缶に印刷した後に、このインキをインキ乾燥手段
によって乾燥させ、ついで、他の色のインキを缶に印刷
することにより、先に印刷したインキが他の色のインキ
付着機構に移ることを防止することができる。
【0011】
【実施例】本発明に係る缶の多色印刷装置の第1実施例
を図1に基づいて説明する。
を図1に基づいて説明する。
【0012】本実施例の多色印刷装置は、缶移動機構2
0と、この缶移動機構20によって移動させられる缶1
の移動方向に沿って配置され、かつ、それぞれ異なった
色を缶に付着させる4つのインキ付着機構30・40・
50・60およびオーバープリントニス用コーター(以
下「コーター」と略称する。)70と、これらのインキ
付着機構30・40・50・60に対して、前記マンド
レル22の位置を中心として略対称となる位置に配設さ
れて、缶1に付着されたインキを乾燥させる4つのイン
キ乾燥手段81・82・83・84と、前記コーター7
0に対して、前記マンドレル22の位置を中心として略
対称となる位置に配設されて、缶1に付着されたオーバ
ープリントニス(以下「ニス」と略称する。)を乾燥さ
せるニス乾燥手段85とから構成されている。
0と、この缶移動機構20によって移動させられる缶1
の移動方向に沿って配置され、かつ、それぞれ異なった
色を缶に付着させる4つのインキ付着機構30・40・
50・60およびオーバープリントニス用コーター(以
下「コーター」と略称する。)70と、これらのインキ
付着機構30・40・50・60に対して、前記マンド
レル22の位置を中心として略対称となる位置に配設さ
れて、缶1に付着されたインキを乾燥させる4つのイン
キ乾燥手段81・82・83・84と、前記コーター7
0に対して、前記マンドレル22の位置を中心として略
対称となる位置に配設されて、缶1に付着されたオーバ
ープリントニス(以下「ニス」と略称する。)を乾燥さ
せるニス乾燥手段85とから構成されている。
【0013】前記缶移動機構20は、従来と同様に、円
盤状に構成され、かつ、動力によって回転可能とされた
マンドレルターレット21と、このマンドレルターレッ
ト21の一端面に突設され、かつ、動力によって自転可
能とされた12個のマンドレル22とから構成されてい
る。
盤状に構成され、かつ、動力によって回転可能とされた
マンドレルターレット21と、このマンドレルターレッ
ト21の一端面に突設され、かつ、動力によって自転可
能とされた12個のマンドレル22とから構成されてい
る。
【0014】前記インキ付着機構30は、前記マンドレ
ル22に接する位置に回転可能に配置された円柱状のブ
ランケット胴31と、このブランケット胴31に接する
位置に回転可能に配置され、インキ機構(図示せず)に
よって特定の一色が供給される円柱状の版胴32とから
構成されており、本実施例ではシアンのインキを缶1に
付着させるようになっている。
ル22に接する位置に回転可能に配置された円柱状のブ
ランケット胴31と、このブランケット胴31に接する
位置に回転可能に配置され、インキ機構(図示せず)に
よって特定の一色が供給される円柱状の版胴32とから
構成されており、本実施例ではシアンのインキを缶1に
付着させるようになっている。
【0015】前記インキ付着機構40・50・60は、
前記インキ付着機構30と同様に、ブランケット胴41
・51・61と版胴42・52・62とから構成されて
いるので、詳細についての説明を省略する。なお、前記
インキ付着機構40はマゼンタのインキを、インキ付着
機構50は黄色のインキを、インキ付着機構60は黒色
のインキをそれぞれ缶1に付着させるようになってい
る。
前記インキ付着機構30と同様に、ブランケット胴41
・51・61と版胴42・52・62とから構成されて
いるので、詳細についての説明を省略する。なお、前記
インキ付着機構40はマゼンタのインキを、インキ付着
機構50は黄色のインキを、インキ付着機構60は黒色
のインキをそれぞれ缶1に付着させるようになってい
る。
【0016】前記コーター70は、前記ブランケット胴
31と同様に構成されたブランケット胴71と、ニス供
給機構(図示せず)によってニスが供給される版胴72
とから構成されている。
31と同様に構成されたブランケット胴71と、ニス供
給機構(図示せず)によってニスが供給される版胴72
とから構成されている。
【0017】前記インキ乾燥手段81・82・83・8
4およびニス乾燥装置85は、本実施例では、紫外線
(UV)照射装置が用いられている。
4およびニス乾燥装置85は、本実施例では、紫外線
(UV)照射装置が用いられている。
【0018】なお、符号63は、インキ付着機構60に
取り付けられて、このインキ付着機構60に黒色のイン
キを供給するインキ機構である。
取り付けられて、このインキ付着機構60に黒色のイン
キを供給するインキ機構である。
【0019】つぎに、本実施例の多色印刷装置の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0020】まず、図1中Aの位置において、マンドレ
ル22に缶1を嵌合させて取り付ける。ついで、マンド
レルターレット21を図1中矢印方向に回転させて、缶
1をブランケット胴31に接する位置(図1中Bの位
置)まで搬送する。このブランケット胴31は、一回転
することにより、版胴32から1色目のインキからなる
画像を写し取り、この画像を缶1に印刷することができ
る。この印刷後、直ちにインキ乾燥手段81を作動さ
せ、紫外線によってインキを乾燥させる。ここで、この
印刷および乾燥工程においては、マンドレル22を前記
ブランケット胴31と逆方向に回転させており、これに
よって、印刷および乾燥を円滑に行うことができる。
ル22に缶1を嵌合させて取り付ける。ついで、マンド
レルターレット21を図1中矢印方向に回転させて、缶
1をブランケット胴31に接する位置(図1中Bの位
置)まで搬送する。このブランケット胴31は、一回転
することにより、版胴32から1色目のインキからなる
画像を写し取り、この画像を缶1に印刷することができ
る。この印刷後、直ちにインキ乾燥手段81を作動さ
せ、紫外線によってインキを乾燥させる。ここで、この
印刷および乾燥工程においては、マンドレル22を前記
ブランケット胴31と逆方向に回転させており、これに
よって、印刷および乾燥を円滑に行うことができる。
【0021】ついで、インキの乾燥後に前記マンドレル
22の回転を停止し、ついで、マンドレルターレット2
1を再度回転させ、缶1をブランケット胴41に接する
位置(図1中Cの位置)まで搬送する。
22の回転を停止し、ついで、マンドレルターレット2
1を再度回転させ、缶1をブランケット胴41に接する
位置(図1中Cの位置)まで搬送する。
【0022】ついで、前記した1色目の画像の位置を光
学的な検出手段によって検出して、缶1と例えばブラン
ケット銅1などとを所定の位置関係に設定した後、前記
と同様に、ブランケット胴41を一回転させることによ
り、2色目の画像を版胴42から缶1に印刷することが
できる。ここで、本実施例の多色印刷装置によれば、既
に1色目のインキを乾燥させているので、その上から2
色目のインキを重ねて印刷した場合であっても、1色目
のインキがブランケット胴41に移ることがない。
学的な検出手段によって検出して、缶1と例えばブラン
ケット銅1などとを所定の位置関係に設定した後、前記
と同様に、ブランケット胴41を一回転させることによ
り、2色目の画像を版胴42から缶1に印刷することが
できる。ここで、本実施例の多色印刷装置によれば、既
に1色目のインキを乾燥させているので、その上から2
色目のインキを重ねて印刷した場合であっても、1色目
のインキがブランケット胴41に移ることがない。
【0023】したがって、2色目のインキを1色目のイ
ンキの上から重ねて印刷することが可能となり、インキ
を重畳させることによる微妙な色彩表現が可能になると
いう利点がある。
ンキの上から重ねて印刷することが可能となり、インキ
を重畳させることによる微妙な色彩表現が可能になると
いう利点がある。
【0024】ついで、前記2色目のインキをインキ乾燥
手段82によって乾燥させた後に、前記と同様に、再度
マンドレルターレット21を回転させ、缶1を、ブラン
ケット胴51に接する位置(図1中Dの位置)まで搬送
する。ついで、ブランケット胴51を一回転させること
により、3色目の画像を版胴52から缶1に印刷するこ
とができる。この場合の利点は、前記ブランケット胴4
1の場合と同様であるので説明を省略する。
手段82によって乾燥させた後に、前記と同様に、再度
マンドレルターレット21を回転させ、缶1を、ブラン
ケット胴51に接する位置(図1中Dの位置)まで搬送
する。ついで、ブランケット胴51を一回転させること
により、3色目の画像を版胴52から缶1に印刷するこ
とができる。この場合の利点は、前記ブランケット胴4
1の場合と同様であるので説明を省略する。
【0025】ついで、3色目のインキをインキ乾燥手段
83によって乾燥させた後に、前記と同様にマンドレル
ターレット21を回転させ、缶1を、ブランケット胴6
1に接する位置(図1中Eの位置)まで搬送する。つい
で、ブランケット胴61を一回転させることにより、4
色目の画像を版胴62から缶1に印刷することができ
る。この場合の利点についても、前記ブランケット胴4
1の場合と同様であるので説明を省略する。
83によって乾燥させた後に、前記と同様にマンドレル
ターレット21を回転させ、缶1を、ブランケット胴6
1に接する位置(図1中Eの位置)まで搬送する。つい
で、ブランケット胴61を一回転させることにより、4
色目の画像を版胴62から缶1に印刷することができ
る。この場合の利点についても、前記ブランケット胴4
1の場合と同様であるので説明を省略する。
【0026】ついで、4色目のインキをインキ乾燥手段
84によって乾燥させた後に、前記と同様にマンドレル
ターレット21を回転させ、缶1を、ブランケット胴7
1に接する位置(図1中Fの位置)まで搬送する。つい
で、ブランケット胴71を一回転させることにより、ニ
スを版胴72から缶1に付着させることができる。
84によって乾燥させた後に、前記と同様にマンドレル
ターレット21を回転させ、缶1を、ブランケット胴7
1に接する位置(図1中Fの位置)まで搬送する。つい
で、ブランケット胴71を一回転させることにより、ニ
スを版胴72から缶1に付着させることができる。
【0027】ついで、ニスをニス乾燥装置85によって
乾燥させた後に、マンドレルターレット21を回転さ
せ、缶1を、図1中Gで示す位置まで搬送した後にマン
ドレル22から取り外し、次工程へ搬送する。このよう
にして、本実施例の多色印刷装置により、缶1に多色の
印刷を施すことができる。
乾燥させた後に、マンドレルターレット21を回転さ
せ、缶1を、図1中Gで示す位置まで搬送した後にマン
ドレル22から取り外し、次工程へ搬送する。このよう
にして、本実施例の多色印刷装置により、缶1に多色の
印刷を施すことができる。
【0028】なお、他の缶に印刷を施す場合には、複数
のマンドレル22に缶を嵌合させて、前記した手順をそ
れぞれの缶について繰り返せばよい。
のマンドレル22に缶を嵌合させて、前記した手順をそ
れぞれの缶について繰り返せばよい。
【0029】つぎに、図2および図3に基づいて、本発
明の多色印刷装置の第2実施例について説明する。な
お、本実施例の説明においては、前記第1実施例と共通
する構成については同一符号を付して詳細についての説
明を省略する。
明の多色印刷装置の第2実施例について説明する。な
お、本実施例の説明においては、前記第1実施例と共通
する構成については同一符号を付して詳細についての説
明を省略する。
【0030】本実施例の多色印刷装置においては、缶移
動機構120が、水平方向に延長されてこの方向に移動
可能とされたベルト121とこのベルトに回転可能に取
り付けられたマンドレル122とから構成され、また、
インキ乾燥手段81・82・83・84が、各インキ付
着機構30・40・50・60の後方にそれぞれ7個づ
つ配置され、さらに、ニス乾燥装置85が、オーバープ
リントニス用コーター70の後方に、前記ベルト121
を中心として、対称に7個づつ配置されている点で前記
第1実施例と相違している。
動機構120が、水平方向に延長されてこの方向に移動
可能とされたベルト121とこのベルトに回転可能に取
り付けられたマンドレル122とから構成され、また、
インキ乾燥手段81・82・83・84が、各インキ付
着機構30・40・50・60の後方にそれぞれ7個づ
つ配置され、さらに、ニス乾燥装置85が、オーバープ
リントニス用コーター70の後方に、前記ベルト121
を中心として、対称に7個づつ配置されている点で前記
第1実施例と相違している。
【0031】つぎに、本実施例の多色印刷装置の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0032】まず、マンドレル122に缶1を嵌合させ
て取り付けた後、ベルト121を移動させて、インキ付
着機構30によって1色目の画像を印刷し、ついで、ベ
ルト121を移動させてインキ乾燥手段81の下方に位
置させ、これらのインキ乾燥手段81によってインキを
乾燥させる。以下同様にして、インキ付着機構40・5
0・60によって各色の画像を印刷するとともに、イン
キ乾燥手段82・83・84によってインキを乾燥させ
ることにより、前記第1実施例と同様に、インキを重畳
させて印刷することができる。
て取り付けた後、ベルト121を移動させて、インキ付
着機構30によって1色目の画像を印刷し、ついで、ベ
ルト121を移動させてインキ乾燥手段81の下方に位
置させ、これらのインキ乾燥手段81によってインキを
乾燥させる。以下同様にして、インキ付着機構40・5
0・60によって各色の画像を印刷するとともに、イン
キ乾燥手段82・83・84によってインキを乾燥させ
ることにより、前記第1実施例と同様に、インキを重畳
させて印刷することができる。
【0033】ついで、コーター70によってニスを印刷
し、ニス乾燥装置85によってニスを乾燥させた後、缶
1を取り出す。
し、ニス乾燥装置85によってニスを乾燥させた後、缶
1を取り出す。
【0034】他の作用は、前記した第1実施例の多色印
刷装置と同様なので、説明を省略する。
刷装置と同様なので、説明を省略する。
【0035】なお、この第2実施例においては、缶移動
機構120を、ベルト121とマンドレル122とから
構成したが、ベルトに限るものではなく、レール等の手
段であってもよい。要は、マンドレル122を、回転可
能に支持しつつ一方向に移動させることができるもので
あればよい。
機構120を、ベルト121とマンドレル122とから
構成したが、ベルトに限るものではなく、レール等の手
段であってもよい。要は、マンドレル122を、回転可
能に支持しつつ一方向に移動させることができるもので
あればよい。
【0036】また、前記各実施例の多色印刷装置におい
ては、コーター70を設ける構成としたが、このコータ
ー70を設けなくとも前記した利点を発揮できることは
当然である。
ては、コーター70を設ける構成としたが、このコータ
ー70を設けなくとも前記した利点を発揮できることは
当然である。
【0037】さらに、前記各実施例においては、4つの
インキ付着機構30・40・50・60を設ける構成と
したが、インキ付着機構の数は、複数であればインキを
重畳させて印刷することが可能であり、前記した利点を
発揮することができる。
インキ付着機構30・40・50・60を設ける構成と
したが、インキ付着機構の数は、複数であればインキを
重畳させて印刷することが可能であり、前記した利点を
発揮することができる。
【0038】また、前記各実施例においては、インキ乾
燥手段81・82・83・84とニス乾燥装置85を紫
外線照射装置によって構成したが、これに限るものでは
なく、例えば、乾燥速度が速いEB(エレクトロンビー
ム)乾燥装置や、加熱による乾燥装置であってもよい。
燥手段81・82・83・84とニス乾燥装置85を紫
外線照射装置によって構成したが、これに限るものでは
なく、例えば、乾燥速度が速いEB(エレクトロンビー
ム)乾燥装置や、加熱による乾燥装置であってもよい。
【0039】さらに、前記各実施例においては、1色目
の画像の位置を光学的な検出手段によって検出して、所
定の位置に設定した後、2色目の印刷を行うこととした
が、前記した位置の設定は、電気的または機械的な手段
によることも可能である。
の画像の位置を光学的な検出手段によって検出して、所
定の位置に設定した後、2色目の印刷を行うこととした
が、前記した位置の設定は、電気的または機械的な手段
によることも可能である。
【0040】また、前記各実施例においては、インキの
印刷および乾燥工程において、マンドレル22をブラン
ケット胴31と逆方向に回転させ、インキの乾燥後にマ
ンドレル22の回転を停止して、缶1を搬送するものと
したが、マンドレル22は、前記した一連の印刷および
乾燥工程において常時回転させておいてもよい。
印刷および乾燥工程において、マンドレル22をブラン
ケット胴31と逆方向に回転させ、インキの乾燥後にマ
ンドレル22の回転を停止して、缶1を搬送するものと
したが、マンドレル22は、前記した一連の印刷および
乾燥工程において常時回転させておいてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明の多色印刷装置は、缶移動機構に
よって移動させられる缶の移動方向に沿って配置された
複数のインキ付着機構と、これらの複数のインキ付着機
構のそれぞれの近傍に配置されたインキ乾燥手段とを備
えた構成とされているので、一の色のインキの上から他
の色のインキを印刷した場合であっても、一の色のイン
キが他の色のインキのインキ付着機構に移ることがな
い。
よって移動させられる缶の移動方向に沿って配置された
複数のインキ付着機構と、これらの複数のインキ付着機
構のそれぞれの近傍に配置されたインキ乾燥手段とを備
えた構成とされているので、一の色のインキの上から他
の色のインキを印刷した場合であっても、一の色のイン
キが他の色のインキのインキ付着機構に移ることがな
い。
【0042】したがって、一の色のインキの上に他の色
のインキを重ねて印刷することができ、インキを重畳さ
せることによる微妙な色彩表現が可能になる。
のインキを重ねて印刷することができ、インキを重畳さ
せることによる微妙な色彩表現が可能になる。
【図1】本発明に係る缶の多色印刷装置の第1実施例を
示す図で、多色印刷装置の正面図である。
示す図で、多色印刷装置の正面図である。
【図2】本発明に係る缶の多色印刷装置の第2実施例を
示す図で、多色印刷装置の正面図である。
示す図で、多色印刷装置の正面図である。
【図3】図2のX−X線部分から右側の部分を示す図で
ある。
ある。
【図4】従来の多色印刷装置の平面図である。
【図5】図4のP方向矢視図であって、従来の多色印刷
装置に使用するマンドレルターレットを示す図である。
装置に使用するマンドレルターレットを示す図である。
【図6】図4のP方向矢視図であって、従来の多色印刷
装置に使用するブランケット胴を示す図である。
装置に使用するブランケット胴を示す図である。
20・120 缶移動機構 30・40・50・60 インキ付着機構 81・82・83・84 インキ乾燥手段
Claims (1)
- 【請求項1】 缶移動機構によって移動させられる缶の
移動方向に沿って配置され、かつ、それぞれ異なった色
を缶に付着させる複数のインキ付着機構と、これらの複
数のインキ付着機構のそれぞれの近傍に配置されて、前
記缶に付着されたインキを乾燥させるインキ乾燥手段と
を備えたことを特徴とする缶の多色印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205939A JPH0596704A (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 缶の多色印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205939A JPH0596704A (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 缶の多色印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596704A true JPH0596704A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=16515227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3205939A Pending JPH0596704A (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 缶の多色印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0596704A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5970865A (en) * | 1997-02-26 | 1999-10-26 | Mitsubishi Materials Corporation | Apparatus and method for printing multi-color images onto cylindrical body |
WO2003103966A1 (en) | 2002-06-06 | 2003-12-18 | Polytype S.A. | Process and device for printing a multicolor image |
EP1468827A1 (de) * | 2003-04-12 | 2004-10-20 | HINTERKOPF GmbH | Maschine zum Bedrucken von Hohlkörpern |
EP1754603A1 (de) * | 2005-08-20 | 2007-02-21 | HINTERKOPF GmbH | Maschine zum Bedrucken von Hohlkörpern |
WO2008092940A2 (de) * | 2007-02-02 | 2008-08-07 | Polytype Converting S.A. | Druckverfahren und vorrichtung zum bedrucken von hohlkörpern |
CN111902284A (zh) * | 2018-03-28 | 2020-11-06 | 大和制罐株式会社 | 容器、容器的制造方法以及印刷装置 |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP3205939A patent/JPH0596704A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5970865A (en) * | 1997-02-26 | 1999-10-26 | Mitsubishi Materials Corporation | Apparatus and method for printing multi-color images onto cylindrical body |
WO2003103966A1 (en) | 2002-06-06 | 2003-12-18 | Polytype S.A. | Process and device for printing a multicolor image |
US6880457B2 (en) | 2002-06-06 | 2005-04-19 | Polytype S.A. | Process and device for printing a multicolor image |
JP2005533678A (ja) * | 2002-06-06 | 2005-11-10 | ポリタイプ エス アー | 多色画像を印刷するための方法および装置 |
CN100376388C (zh) * | 2002-06-06 | 2008-03-26 | 波利蒂佩股份有限公司 | 印刷彩色图像的方法及装置 |
EP1468827A1 (de) * | 2003-04-12 | 2004-10-20 | HINTERKOPF GmbH | Maschine zum Bedrucken von Hohlkörpern |
EP1754603A1 (de) * | 2005-08-20 | 2007-02-21 | HINTERKOPF GmbH | Maschine zum Bedrucken von Hohlkörpern |
WO2008092940A2 (de) * | 2007-02-02 | 2008-08-07 | Polytype Converting S.A. | Druckverfahren und vorrichtung zum bedrucken von hohlkörpern |
WO2008092940A3 (de) * | 2007-02-02 | 2008-10-09 | Polytype Converting S A | Druckverfahren und vorrichtung zum bedrucken von hohlkörpern |
CN111902284A (zh) * | 2018-03-28 | 2020-11-06 | 大和制罐株式会社 | 容器、容器的制造方法以及印刷装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0751875B1 (en) | Multi-color printing press | |
US4509424A (en) | Convertible, multicolor, rotary printing press | |
US5353703A (en) | Multi-color, single-plate printing press | |
JP2010047019A (ja) | 証券用紙用印刷機 | |
JPS6295223A (ja) | 同時両面多色刷り輪転機およびその操作方法 | |
GB2161752A (en) | Process for producing individualised copies of a printed sheet or web | |
JPH0596704A (ja) | 缶の多色印刷装置 | |
JP2006346955A5 (ja) | ||
US5617790A (en) | Apparatus for producing flexographic printing plates | |
JPH01232366A (ja) | 電子写真印刷機と多色印刷方法 | |
JP3314894B2 (ja) | Cd多色印刷装置を用いたcd多色印刷方法 | |
US10737505B2 (en) | Method for alternately operating an inkjet printing machine | |
US4774885A (en) | Printing process overlaying multi-color dot images | |
JPS6044347A (ja) | 巻取紙又は枚葉紙の両面の同時多色印刷用輪転機 | |
US6546862B1 (en) | Method and device for producing a multicolor print | |
JPS63154374A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000052528A (ja) | 両面刷枚葉オフセット印刷機における印刷面の乾燥方法とその乾燥機構 | |
JP3598011B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP3768767B2 (ja) | 印刷装置 | |
JPH04259585A (ja) | カラー印字装置 | |
MXPA96004776A (en) | Multi-print press | |
JPH0222058A (ja) | 多色刷オフセット印刷機 | |
CA2312268A1 (en) | Printing process for multicolor image | |
JPH1134286A (ja) | カラー印刷装置 | |
JP2002046335A (ja) | 孔版印刷方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990706 |