JP2000254910A - グリーンシートの切断方法 - Google Patents

グリーンシートの切断方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリーンシートの位置ずれを防止して、切断
刃を用いてグリーンシートを所定の形状及び寸法に切断
することを可能にする。 【解決手段】 押圧部材10によりグリーンシート2を
テーブル1に押圧するとともに、回転防止用当接部材1
1をグリーンシート2の所定の辺2bの側面に当接させ
て、グリーンシート2に変形や位置ずれを生じさせない
ようにした状態で、切断刃4を下降させながらグリーン
シート2の表面に略平行に移動させることにより、グリ
ーンシート2を上面側から切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、グリーンシート
の切断方法に関し、詳しくは、切断刃をグリーンシート
に押圧しながら、切断刃をグリーンシートの表面に平行
な方向に移動させてグリーンシートを切断する(引き切
りする)方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、セラミックコンデンサなどのセ
ラミック電子部品を製造する場合、その製造工程におい
て、セラミックグリーンシート又はその積層体(以下、
単に「グリーンシート」という)を所定の寸法に切断す
ることが必要になる。
【0003】ところで、グリーンシートを切断するにあ
たって、従来は、例えば、図4及び図5に示すように、
濾紙56を敷いたテーブル51上にグリーンシート52
を載置して、吸引あるいは接着などの方法によりグリー
ンシート52を固定するとともに、グリーンシート52
の、互いに隣接する2つの辺の側面(端面)に当接する
ガイド53a,53bによりグリーンシート52を所定
の位置に保持し、切断刃54をグリーンシート52の表
面に略平行に(図4,5の矢印Aの方向に)移動させな
がら下方(矢印Bの方向)に移動(下降)させることに
より、グリーンシート52を上面側から所定の寸法とな
るように切断する方法が用いられている。なお、切断刃
54を矢印Aの方向及び矢印Bの方向に移動させた場
合、切断刃54は、結果的に、斜め下方(図4に矢印Y
で示す方向)に移動することになり、グリーンシート5
2は斜め下方に移動する切断刃54により切断されるこ
とになる。また、ガイド53bには、切断刃54を逃が
すための逃がし溝63が所定の切断ピッチに対応する位
置に配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法では、図5及び図6に示すように、グリーンシート5
2には、切断刃54を移動させる方向(A方向)に力が
作用するため、グリーンシート52を端の方からカット
すると、グリーンシート52に働くA方向の力により、
グリーンシート52を矢印Xの方向に回転させるような
力が働き、図6に示すように、グリーンシート52に変
形及び位置ずれが発生することになる。
【0005】そして、このグリーンシート52の変形及
び位置ずれにより、切断刃54がグリーンシート52に
進入する入口側の部分(切断刃54の移動方向手前側の
部分)52a(図6)では、グリーンシート52が切断
刃54を変形(湾曲)させてしまい、結果として、図7
(a),(b)に示すように、切断面55が垂直な面となる
ように切断することができず、切断面55が傾斜面とな
り、所望の形状及び寸法のセラミック成形体を切り出す
ことができなくなるという問題点がある。
【0006】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、グリーンシートを、切断刃を用いて、所定の形状
及び寸法に確実に切断することが可能なグリーンシート
の切断方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明のグリーンシートの切断方法は、テーブル
上にグリーンシートを保持し、切断刃を下降させながら
グリーンシートの表面に略平行に移動させることによ
り、グリーンシートを上面側から切断するグリーンシー
トの切断方法であって、切断刃でグリーンシートを切断
する工程において発生する応力によりグリーンシートに
位置ずれが生じないように、外部からグリーンシートに
対して所定の力を加えることにより、グリーンシートを
所定の位置に保持しながら切断することを特徴としてい
る。
【0008】外部からグリーンシートに所定の力を加え
つつ、切断刃を下降させながらグリーンシートの表面に
略平行に移動させてグリーンシートを切断することによ
り、切断工程でグリーンシートに位置ずれが発生するこ
とを防止して、グリーンシートを所定の位置で所定の形
状及び寸法に確実に切断することができるようになる。
【0009】なお、本願発明において、グリーンシート
とは、グリーンシートの単体のみならず、表面に電極を
印刷したシートを積層した積層体や、電極を印刷してい
ないシートと電極を印刷したシートの両方を積層した積
層体などを含む広い概念である。
【0010】また、本願発明(請求項2)のグリーンシ
ートの切断方法は、テーブル上にグリーンシートを保持
し、切断刃を下降させながらグリーンシートの表面に略
平行に移動させることにより、グリーンシートを上面側
から切断するグリーンシートの切断方法であって、グリ
ーンシートの主要部を覆う押圧部材によりグリーンシー
トをテーブルに押圧して、グリーンシートとテーブル、
及びグリーンシートと押圧部材の間に生じる摩擦力によ
り、切断刃でグリーンシートを切断する工程において発
生する応力によりグリーンシートに位置ずれが生じるこ
とを阻止して、グリーンシートを所定の位置に保持しな
がら切断することを特徴としている。
【0011】グリーンシートの主要部を覆う押圧部材に
よりグリーンシートをテーブルに押圧して、グリーンシ
ートとテーブル、及びグリーンシートと押圧部材の間に
生じる摩擦力により、切断工程で発生する応力によっ
て、グリーンシートに位置ずれが生じることを確実に阻
止することが可能になり、グリーンシートを所定の位置
で所定の形状及び寸法に確実に切断することが可能にな
る。
【0012】また、請求項3のグリーンシートの切断方
法は、テーブル上にグリーンシートを保持し、切断刃を
下降させながらグリーンシートの表面に略平行に移動さ
せることにより、グリーンシートを上面側から切断する
グリーンシートの切断方法であって、グリーンシートが
回転することを防止するための回転防止用当接部材を、
グリーンシートの、切断刃により切断される側の辺と直
交する辺であって、切断刃がグリーンシートの表面に略
平行に移動する場合における移動方向手前側の辺の側面
に当接させることにより、切断刃でグリーンシートを切
断する工程において発生する応力によりグリーンシート
が回転して位置ずれが生じることを阻止して、グリーン
シートを所定の位置に保持しながら切断することを特徴
としている。
【0013】グリーンシートが回転することを防止する
ための回転防止用当接部材を、グリーンシートの、切断
刃により切断される側の辺と直交する辺であって、切断
刃がグリーンシートの表面に略平行に移動する場合にお
ける移動方向手前側の辺の側面に当接させることによっ
ても、グリーンシートの位置ずれを防止して、グリーン
シートを所定の位置で所定の形状及び寸法に確実に切断
することが可能になる。
【0014】また、請求項4のグリーンシートの切断方
法は、テーブル上にグリーンシートを保持し、切断刃を
下降させながらグリーンシートの表面に略平行に移動さ
せることにより、グリーンシートを上面側から切断する
グリーンシートの切断方法であって、グリーンシートの
主要部を覆う押圧部材によりグリーンシートをテーブル
に押圧するとともに、グリーンシートが回転することを
防止するための回転防止用当接部材を、グリーンシート
の、切断刃により切断される側の辺と直交する辺であっ
て、切断刃がグリーンシートの表面に略平行に移動する
場合における移動方向手前側の辺の側面に当接させるこ
とにより、切断刃でグリーンシートを切断する工程にお
いて発生する応力によりグリーンシートに位置ずれが生
じることを阻止して、グリーンシートを所定の位置に保
持しながら切断することを特徴としている。
【0015】押圧部材によりグリーンシートをテーブル
に押圧するとともに、回転防止用当接部材をグリーンシ
ートの上記所定の側面に当接させた状態でグリーンシー
トを切断することにより、より確実にグリーンシートの
位置ずれを防止して、グリーンシートを所定の位置で所
定の形状及び寸法に確実に切断することが可能になり、
本願発明をさらに実効あらしめることができる。
【0016】また、請求項5のグリーンシートの切断方
法は、前記押圧部材によりグリーンシートをテーブルに
押圧する力の大きさが、グリーンシートに位置ずれが生
じず、かつ、グリーンシートに大きな変形を引き起こさ
ない範囲となるように、グリーンシートの寸法、形状、
切断ピッチなどの切断条件に応じて、前記押圧部材の押
圧力を調節しながら切断を行うことを特徴としている。
【0017】押圧部材による押圧力を、グリーンシート
に位置ずれが生じず、かつ、グリーンシートに大きな変
形を引き起こさない範囲となるように、グリーンシート
の寸法、形状、切断ピッチなどの切断条件に応じて調節
しながら切断することにより、さらに確実にグリーンシ
ートに変形及び位置ずれが生じることを阻止して、グリ
ーンシートを所定の位置で所定の形状及び寸法に確実に
切断することが可能になり、本願発明をさらに実効あら
しめることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を示
して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
なお、図1は本願発明の一実施形態にかかるグリーンシ
ートの切断方法を示す斜視図、図2は平面図である。以
下の実施形態では、セラミック電子部品の製造工程にお
いて、セラミックグリーンシートを積層、圧着した積層
ブロック(以下、単に「グリーンシート」という)を切
断する場合を例にとって説明する。
【0019】まず、図1に示すように、テーブル1上
に、濾紙6を敷き、その上にグリーンシート(積層ブロ
ック)2を載置し、真空吸引することによりグリーンシ
ート2をテーブル1上に保持するとともに、グリーンシ
ート2の互いに隣接する2つの辺(2c及び2d)の側
面(端面)に、グリーンシート2を所定の位置に保持す
るためのガイド3a,3bを当接させる。なお、ガイド
3bには、切断刃4を逃がすための逃がし溝13が所定
の切断ピッチに対応する位置に配設されている。
【0020】そして、グリーンシート2の主要部を覆
う、平面形状が方形の押圧部材10によりグリーンシー
ト2をテーブル1に押圧して、グリーンシート2とテー
ブル1、及びグリーンシート2と押圧部材10の間に生
じる摩擦力により、グリーンシート2をテーブル2上に
固定するとともに、切断工程でグリーンシート2が矢印
X(図2)の方向に回転することを防止するための回転
防止用当接部材11を、グリーンシート2の、切断刃4
により切断される側の辺2aと直交する辺(であって、
切断刃4がグリーンシート2の表面に略平行に移動する
場合における移動方向手前側の辺)2bの側面の、切断
される辺2aと逆側の辺2cに近い位置に当接させる。
【0021】それから、上記の状態で、切断刃4を
グリーンシート2の表面に略平行(図1の矢印Aの方
向)に移動させながら下方(図1の矢印Bの方向)に移
動(下降)させることにより、グリーンシート2を上面
側から切断する。なお、この実施形態では、切断刃4を
グリーンシート2の表面に略平行(矢印Aの方向)に移
動させながら下降させる(矢印Bの方向に移動させる)
ようにしているので、切断刃4は、図1に矢印Yで示す
ように、斜め下方に移動することになり、グリーンシー
ト2はこの斜め下方に移動する切断刃4により切断(引
き切り)されることになる。
【0022】その後、押圧部材10と切断刃4を上昇
させ、テーブル2を1ピッチ分だけ送ることにより、グ
リーンシート2をガイド3a,3bとともに1ピッチ分
だけ移動させ、上記と同様にして、グリーンシート2を
所定の位置で切断する。
【0023】なお、この実施形態では、押圧部材10に
より、グリーンシート2を押圧する力をグリーンシート
2の大きさにより調整して、グリーンシート2に位置ず
れが生じず、かつ、グリーンシート2に大きな変形を引
き起こさない範囲の所定の大きさの力でグリーンシート
2を押圧しながら切断することができるようにしてい
る。なお、押圧部材10の押圧力を制御するための方法
(機構)については特に制約はなく、公知の種々の方法
を用いることが可能である。
【0024】上記実施形態では、押圧部材10によりグ
リーンシート2をテーブル1に押圧して、グリーンシー
ト2とテーブル1、及びグリーンシート2と押圧部材1
0の間に生じる摩擦力によりグリーンシート2を所定の
位置に保持するとともに、回転防止用当接部材11をグ
リーンシート2の所定の辺2bの側面に当接させて、グ
リーンシート2が回転しないように保持した状態で切断
刃4を動作させ、グリーンシート2を切断するようにし
ているので、グリーンシート2の位置ずれを確実に防止
して、図3に示すように、グリーンシート2を所定の位
置で切断面5が垂直になるように切断することができ
る。
【0025】すなわち、切断刃4を、図1の矢印Bの方
向に移動させながら、グリーンシート2に進入させる
と、グリーンシート2に位置ずれを生じさせる力が作用
するが、上記実施形態では、押圧部材10及び回転防止
用当接部材11により、グリーンシート2が位置ずれを
起こしたり回転したりすることを防止することが可能に
なり、グリーンシート2を所定の位置で、切断面5が斜
めになったりしないように垂直に切断することが可能に
なる。
【0026】なお、上記実施形態では、押圧部材10と
回転防止用当接部材11の両方を用いて、グリーンシー
ト2が位置ずれを生じることを確実に防止するようにし
ているが、場合によっては、押圧部材10と回転防止用
当接部材11のいずれか一方を用いるだけでも、グリー
ンシート2の位置ずれを防止して、グリーンシート2を
所定の位置で、切断面が垂直になるように確実に切断す
ることが可能である。また、押圧部材10は、グリーン
シート2をテーブル1に押圧することによって、グリー
ンシート2とテーブル1の間、及びグリーンシート2と
押圧部材10の間に摩擦力を発生させるが、この摩擦力
は、切断工程でグリーンシート2が矢印X(図2)の方
向に回転することを防止する機能を果たす。
【0027】また、上記実施形態では、セラミック電子
部品の製造工程において、セラミックグリーンシートを
積層、圧着した積層ブロック(グリーンシート)を切断
する場合を例にとって説明したが、セラミックグリーン
シートを積層した積層ブロックに限らず、セラミックス
ラリーをシート状の所定の形状に成形した成形体や、そ
の他の種々のグリーンシートを切断する場合に本願発明
を適用することが可能である。
【0028】本願発明は、さらにその他の点においても
上記実施形態に限定されるものではなく、押圧部材や回
転防止用当接部材の形状や構造、切断刃の構成や動作態
様などに関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応
用、変形を加えることが可能である。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本願発明(請求項1)の
グリーンシートの切断方法は、外部からグリーンシート
に所定の力を加えつつ、切断刃を下降させながらグリー
ンシートの表面に略平行に移動させてグリーンシートを
切断するようにしているので、切断工程でグリーンシー
トに位置ずれが発生することを防止して、グリーンシー
トを所定の位置で所定の形状及び寸法に確実に切断する
ことができる。
【0030】また、本願発明(請求項2)のグリーンシ
ートの切断方法は、グリーンシートの主要部を覆う押圧
部材によりグリーンシートをテーブルに押圧して、グリ
ーンシートとテーブル、及びグリーンシートと押圧部材
の間に生じる摩擦力により、グリーンシートに位置ずれ
が生じることを阻止するようにしているので、グリーン
シートを所定の位置で所定の形状及び寸法に確実に切断
することができる。
【0031】また、本願発明(請求項3)のグリーンシ
ートの切断方法は、グリーンシートが回転することを防
止するための回転防止用当接部材を、グリーンシートの
所定の辺の側面に当接させるようにしているので、グリ
ーンシートが回転することにより発生する位置ずれを防
止して、グリーンシートを所定の位置で所定の形状及び
寸法に確実に切断することができる。
【0032】また、本願発明(請求項4)のグリーンシ
ートの切断方法は、押圧部材によりグリーンシートをテ
ーブルに押圧するとともに、回転防止用当接部材をグリ
ーンシートの上記所定の側面に当接させた状態でグリー
ンシートを切断するようにしているので、より確実にグ
リーンシートの位置ずれを防止して、グリーンシートを
所定の位置で所定の形状及び寸法に確実に切断すること
が可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることが
できる。
【0033】また、請求項5のグリーンシートの切断方
法のように、押圧部材による押圧力を、グリーンシート
に位置ずれが生じず、かつ、グリーンシートに大きな変
形を引き起こさない範囲となるように、グリーンシート
の寸法、形状、切断ピッチなどの切断条件に応じて調節
しながら切断するようにした場合、さらに確実にグリー
ンシートに変形及び位置ずれが生じることを阻止して、
グリーンシートを所定の位置で所定の形状及び寸法に確
実に切断することが可能になり、本願発明をさらに実効
あらしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態(実施形態1)にかかる
グリーンシートの切断方法を示す斜視図である。
【図2】本願発明の一実施形態(実施形態1)にかかる
グリーンシートの切断方法を示す平面図である。
【図3】本願発明の一実施形態にかかる方法により切断
されたグリーンシートの要部を示す正面図である。
【図4】従来のグリーンシートの切断方法を示す斜視図
である。
【図5】従来のグリーンシートの切断方法を示す平面図
である。
【図6】従来のグリーンシートの切断方法により切断す
る場合に生じるグリーンシートの変形及び位置ずれの状
態を示す平面図である。
【図7】従来のグリーンシートの切断方法により切断し
た場合にグリーンシートに生じた変形の状態を示す図で
あり、(a)は斜視図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 テーブル 2 グリーンシート 2a グリーンシートの切断される側の辺 2b グリーンシートの切断される側の辺と直
交する辺 2c グリーンシートの切断される辺と逆側の
辺 2d グリーンシートの切断される側の辺と直
交する辺 3a,3b ガイド 4 切断刃 5 切断面 6 濾紙 10 押圧部材 11 回転防止用当接部材 13 ガイドに形成された切断刃の逃がし溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬田 邦仁 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 3C021 CB05 CB07 4G055 AA08 AC01 AC09 BB01 BB03 BB05 BB12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブル上にグリーンシートを保持し、切
    断刃を下降させながらグリーンシートの表面に略平行に
    移動させることにより、グリーンシートを上面側から切
    断するグリーンシートの切断方法であって、 切断刃でグリーンシートを切断する工程において発生す
    る応力によりグリーンシートに位置ずれが生じないよう
    に、外部からグリーンシートに対して所定の力を加える
    ことにより、グリーンシートを所定の位置に保持しなが
    ら切断することを特徴とするグリーンシートの切断方
    法。
  2. 【請求項2】テーブル上にグリーンシートを保持し、切
    断刃を下降させながらグリーンシートの表面に略平行に
    移動させることにより、グリーンシートを上面側から切
    断するグリーンシートの切断方法であって、 グリーンシートの主要部を覆う押圧部材によりグリーン
    シートをテーブルに押圧して、グリーンシートとテーブ
    ル、及びグリーンシートと押圧部材の間に生じる摩擦力
    により、切断刃でグリーンシートを切断する工程におい
    て発生する応力によりグリーンシートに位置ずれが生じ
    ることを阻止して、グリーンシートを所定の位置に保持
    しながら切断することを特徴とするグリーンシートの切
    断方法。
  3. 【請求項3】テーブル上にグリーンシートを保持し、切
    断刃を下降させながらグリーンシートの表面に略平行に
    移動させることにより、グリーンシートを上面側から切
    断するグリーンシートの切断方法であって、 グリーンシートが回転することを防止するための回転防
    止用当接部材を、グリーンシートの、切断刃により切断
    される側の辺と直交する辺であって、切断刃がグリーン
    シートの表面に略平行に移動する場合における移動方向
    手前側の辺の側面に当接させることにより、切断刃でグ
    リーンシートを切断する工程において発生する応力によ
    りグリーンシートが回転して位置ずれが生じることを阻
    止して、グリーンシートを所定の位置に保持しながら切
    断することを特徴とするグリーンシートの切断方法。
  4. 【請求項4】テーブル上にグリーンシートを保持し、切
    断刃を下降させながらグリーンシートの表面に略平行に
    移動させることにより、グリーンシートを上面側から切
    断するグリーンシートの切断方法であって、 グリーンシートの主要部を覆う押圧部材によりグリーン
    シートをテーブルに押圧するとともに、グリーンシート
    が回転することを防止するための回転防止用当接部材
    を、グリーンシートの、切断刃により切断される側の辺
    と直交する辺であって、切断刃がグリーンシートの表面
    に略平行に移動する場合における移動方向手前側の辺の
    側面に当接させることにより、切断刃でグリーンシート
    を切断する工程において発生する応力によりグリーンシ
    ートに位置ずれが生じることを阻止して、グリーンシー
    トを所定の位置に保持しながら切断することを特徴とす
    るグリーンシートの切断方法。
  5. 【請求項5】前記押圧部材によりグリーンシートをテー
    ブルに押圧する力の大きさが、グリーンシートに位置ず
    れが生じず、かつ、グリーンシートに大きな変形を引き
    起こさない範囲となるように、グリーンシートの寸法、
    形状、切断ピッチなどの切断条件に応じて、前記押圧部
    材の押圧力を調節しながら切断を行うことを特徴とする
    請求項2又は4記載のグリーンシート切断方法。
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