JP2000254345A - 卓上表示装置と押しボタン装置をつけた麻雀ゲーム機。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】長時間におよぶ麻雀は牌を、ツモる、捨る、こ
の動作が疲労と苦痛を伴う原因となる。この原因を解決
する麻雀ゲーム機をつくることが、目的である。 【解決手段】牌を使用しないかわりに麻雀卓に卓上表示
装置と押しボタン装置をつけて、押しボタンを操作する
ことでゲームができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】麻雀卓に卓上表示装置と押しボタ
ン装置をつけて、押しボタンを操作することでゲームが
できる麻雀ゲーム機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来麻雀は麻雀牌と麻雀卓があれば牌
を、混ぜる、積む、ツモる、捨るなどの動作によりゲー
ムが構成されていた。その後、磁気を応用し自動的に牌
を混ぜるマグジャンという麻雀ゲーム機ができて混ぜる
動作を解決し、さらにその後、牌を自動的に積む全自動
麻雀ゲーム機ができて積む動作を解決した。しかしいま
だに、ツモる、捨る、この動作は未解決である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】解決された、混ぜる、
積む、この動作はゲームのはじめだけで未解決であるツ
モる、捨る、この動作はゲーム進行中に何度となく繰返
される麻雀は長時間におよぶ場合が多く、この動作が疲
労と苦痛を伴う原因となる。この原因を解決する麻雀ゲ
ーム機をつくることが目的である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】麻雀牌を使用しないかわ
りに卓上に表示される牌、字、図の卓上表示装置と配牌
とツモ牌を理牌することができる押しボタン装置と、倒
牌して手牌を公開できる卓上表示装置を考案して、麻雀
卓につけて押しボタンを操作することでゲームができる
ようにした。

【０００５】

【実施例】サイコロボタン（７）を押す、２度振りして
親がきまると親が場表示ボタン（５）を押すと家表示板
（６）と牌山表示板（９）が表示される。再びサイスコ
ロボタン（７）を押すと配牌表示板（１４）に牌が表示
される。親は表示された牌を見て牌示ボタン（１８）と
理牌ボタン（１７）を操作し、理牌をしていらない牌を
捨牌ボタン（２０）を押して捨牌表示板（１０）に捨牌
をする。

【０００６】次に南家はツモ牌示ボタン（２１）を押し
て理牌をするか、ツモ牌表示板（１５）に表示された牌
を見て、いらないときはそのまま捨牌ボタン（２０）を
押し、いる牌のときはいらない牌の牌示ボタン（１８）
を押して捨牌ボタン（２０）を押す。このときツモ牌表
示板（１５）の牌がいらない牌と入れ替り配牌表示板
（１４）に表示される。そして、西家、北家の順に南家
と同じ操作を順次していく、ポン、チーなどゲーム進行
中の操作は符号の説明のとおりである。

【０００７】リーチのときはリーチといい、リーチ棒
（点棒）を場にだしてリーチボタン（１９）を押して捨
牌ボタン（２０）を押す。アガリのときは、ロンまたは
ツモといいアガリボタン（２３）を押す。以上で、点数
と点棒の計算を済ませて、流局ボタン（３）を押してサ
イコロボタン（７）を押すと、再びゲームが再開され
る。

【０００８】

【発明の効果】本発明は、麻雀牌を使用しないで押しボ
タンを操作することでゲームができるので、疲労と苦痛
を解消して、ゲームの進行もスピーディーにした。また
麻雀牌が、紛失したり、傷がついたり、よごれたりする
心配もなくなった。

【０００９】なお、毎回使用するツモ牌示ボタン（２
１）と捨牌ボタン（２０）を手の置く（動く）位置に併
せて斜めに配置し、よく使用する押しボタンをまわりに
配置し、片手で操作できるようにしたので操作も楽にな
った。そして配牌が自動的に理牌されるより、牌示ボタ
ン（１８）と理牌ボタン（１７）により理牌できるほう
が、理牌ミスなどのチョンボもあり、ゲーム本来の手造
りの楽しさと勝負のかけひきの面白さなどを、そこなわ
ずゲームができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。（なお、図の細かい部
分は省略）

【図２】本発明の立面図である。（なお、正面図、背面
図、左側面図、右側面図は、立面図と同一である。）

【図３】本発明の平面図である。

【図４】本発明の断面図である。

【図５】平面図（図３）の符号（１２）〜（３０）の部
分拡大図である。

【図６】平面図（図３）の符号（３）〜（８）の部分拡
大図である。

【図７】平面図（図３）の牌山表示板（９）の表示図で
ある。（Ａ）は、牌山表示板（９）の表示図である。
（Ｂ）は、王牌の表示図で（イ）はドラ表示牌である。
（Ｃ）は、リーチをかけてアガったときの王牌の表示図
で（ロ）は、裏ドラ牌である。（Ｄ）は、カンをしてリ
ンシャン牌が消えた王牌の表示図で、（ハ）はカンドラ
表示牌である。（Ｅ）は、カンをしてリーチをかけてア
ガったときの王牌の表示図で、（ニ）は、カン裏ドラ牌
である。

【図８】平面図（図３）の捨牌表示板（１０）の表示図
である。（Ａ）は、１牌ずつ表示される捨牌の表示図で
ある。（Ｂ）は、捨牌を横に向け（イ）リーチをかけた
後の捨牌の表示図である。

【図９】平面図（図３）のさらし牌表示板（１１）の表
示図である。（Ａ）は、ポンをした後に追加のカンをし
た表示図である。（Ｂ）は、ポンをした表示図である。
（Ｃ）は、アンカンをした表示図である。（Ｄ）は、ミ
ンカンをした表示図である。

【符号の説明】

１ スイッチマーク ２ スイッチ ３ 流局ボタン 卓上の場表示ボタン（５）と家表示
板（６）を除くすべての表示が、消えると同時にあらた
に牌山表示板（９）が表示される。 ４ サイコロ灯 サイコロボタン（７）を押すと左回
りに回転して、２個のサイコロが目を表示して止まりラ
ンプがつく。 ５ 場表示ボタン 押すとすべての場表示ボタン
（５）が東を表示して押したとこは起家を示すランプが
つき牌山表示板（９）が表示され、同時に家表示板
（６）は起家を東に左回りに南西北を表示する。 ６ 家表示板 場表示ボタン（５）を押すと表示さ
れ、サイコロボタン（７）を押すと押したとこを東に左
回りに南西北に変更表示される。 ７ サイコロボタン 場表示ボタン（５）を押すまで
は２度振 ３度振 は可能で、押したあとにサイコロボ
タン（７）を押すと、サイコロの目にあたる牌山表示板
（９）より王牌を残して目の数より右回りに４牌ずつ
（３回くり返す）牌山が消えて、東西南北の順に各配牌
表示板（１４）に表示される。親は最後に、チョンチョ
ンととり、はじめのツモがツモ牌表示板（１５）に表示
される。 ８ リーチ表示板 リーチボタン（１９）を押すと
表示される。 ９ 牌山表示板 場表示ボタン（５）か流局ボタン
（３）を押すと表示（図７Ａ）される。 １０ 捨牌表示板 捨牌ボタン（２０）を押すごと
に、１牌ずつ表示（図８Ａ）される。 １１ さらし牌表示板 チーボタン（２４）ポンボタ
ン（２５）カンボタン（２６）ミンカンボタン（２７）
アンカンボタン（２８）を押すと表示（図９）される。 １２ 倒牌表示板 ロンアガリのとき、アガリボタン
（２３）を押すと配牌表示板（１４）の手牌がそのまま
表示される。 １３ 自模和表示板 ツモアガリのとき、アガリボタ
ン（２３）を押すとツモ牌表示板（１５）のツモ牌がそ
のまま表示される。 １４ 配牌表示板、 場表示ボタン（５）が押された
あと、サイコロボタン（７）を押すと表示される。 １５ ツモ牌表示板 ツモ牌示ボタン（２１）を押す
と表示される。 １６ 牌示灯 配牌表示板（１４）とツモ牌表示板
（１５）の牌を示す灯でつねに１灯で、牌示ボタン（１
８）とツモ牌示ボタン（２１）により移動する。ただ
し、チー のときは２灯になる。 １７ 理牌ボタン 配牌表示板（１４）の牌と牌のあ
いだを示すボタンで、牌示ボタン（１８）で押した牌
を、理牌ボタン（１７）を押して牌と牌のあいだに移動
させる。 １８ 牌示ボタン 配牌表示板（１４）の牌を、牌示
灯（１６）で示すボタン。 １９ リーチボタン リーチのときに押す。リーチ表示
板（８）が表示される。リーチのあと理牌はできないが
アンカン、ミンカンはできる。リーチしてアガったと
き、牌山表示板（９）の王牌のドラ表示牌（図７Ｂ−
イ）の裏ドラ牌（図７Ｃ−ロ）が表示される。なお、カ
ンをしているときは、カン裏ドラ牌（図７Ｅ−ニ）も表
示される。 ２０ 捨牌ボタン 押すと牌 示灯（１６）のついて
いる牌が捨牌表示板（１０）に表示される。配牌表示板
（１４）に牌示灯（１６）がついているとき、捨牌ボタ
ン（２０）を押すと配牌表示板（１４）の牌が捨牌され
ると同時にツモ牌表示板（１５）の牌が配牌表示板（１
４）に表示される。 ２１ ツモ牌示ボタン 上家が捨牌をしたあとに押
す。牌山表示板（９）の残りの牌山の１牌が消えてツモ
牌表示板（１５）に表示される。 ２２ 戻しボタン サキヅモなどのとき、まえの状態
に戻すボタン。 ２３ アガリボタン 配牌表示板（１４）の手牌が倒
牌表示板（１２）に表示され、ツモ牌表示板（１５）の
ツモ牌が自模和表示板（１３）に表示される。 ２４ チーボタン 押すと牌示灯（１６）が２灯にな
り、牌示ボタン（１８）とツモ牌示ボタン（２１）を操
作して、再び、チーボタン（２４）を押すとさらし牌表
示板（１１）に表示（図９Ａ）されると同時に牌示灯
（１６）がもとの１灯になる。 ２５ ポンボタン 押すとさらし牌表示板（１１）に
表示（図９Ｂ）される。 ２６ カンボタン カンボタン（２６）を押して、牌
示ボタン（１８）かツモ牌示ボタン（２１）を押すとさ
らし牌表示板（１１）に表示され、牌山表示板（９）の
王牌のカンドラ表示牌（図７Ｄ−ハ）が表示され、リン
シャン牌がツモ牌表示板（１５）に表示される。 ２７ ミンカンボタン ミンカンボタン（２７）を押
して、牌示ボタン（１８）かツモ牌示ボタン（２１）を
押すとさらし牌表示板（１１）に表示（図９Ｄ）され、
牌山表示板（９）の王牌のカンドラ表示牌（図７Ｄ−
ハ）が表示され、リンシャン牌がツモ牌表示板（１５）
に表示される。 ２８ アンカンボタン アンカンボタン（２８）を押
して、牌示ボタン（１８）かツモ牌示ボタン（２１）を
押すとさらし牌表示板（１１）に表示（図９Ｃ）され、
牌山表示板（９）の王牌のカンドラ表示牌（図７Ｄ−
ハ） が表示され、リンシャン牌がツモ牌表示板（１
５）に表示される。 ２９ 消しボタン 配牌表示板（１４）、ツモ牌表示
板（１５）、牌示灯（１６）、の表示が消え、伏せ牌と
なる。２度押すと表示される。 ３０ 点棒入れ ３１ セット板 セット麻雀（４人打）、３人打麻
雀、東南戦、ドラ牌の設定などルールが違うときの調整
装置板

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】麻雀卓に卓上表示装置と押しボタン装置を
   つけてゲームができる麻雀ゲーム機。
2. 【請求項２】配牌表示板（１４）とツモ牌表示板（１
   ５）の手牌をアガリボタン（２３）を押して、倒牌表示
   板（１２）と自模和表示板（１３）に公開できる卓上表
   示装置。
3. 【請求項３】配牌表示板（１４）の牌示灯（１６）を見
   て牌示ボタン（１８）と理牌ボタン（１７）を操作し
   て、理牌できる押しボタン装置。
4. 【請求項４】押しボタンを操作すると表示される流局ボ
   タン（３）、サイコロ灯（４）、場表示ボタン（５）、
   家表示板（６）、サイコロボタン（７）、リーチ表示板
   （８）、牌山表示板（９）、捨牌表示板（１０）、さら
   し牌表示板（１１）の卓上表示装置。