JP2000254319A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000254319A
JP2000254319A JP11059090A JP5909099A JP2000254319A JP 2000254319 A JP2000254319 A JP 2000254319A JP 11059090 A JP11059090 A JP 11059090A JP 5909099 A JP5909099 A JP 5909099A JP 2000254319 A JP2000254319 A JP 2000254319A
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Japan
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control board
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game
ball
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JP11059090A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電飾制御基板などのリサイクル作業を容易に
し得る遊技機を提供する。 【構成】 主基板121と電飾制御基板76とを個々に
分離して備え、主基板121と電飾制御基板76とを1
つの基板ボックス120に収容すると共に、その基板ボ
ックス120を遊技機1に対して着脱自在に取り付け
る。これにより、リサイクル時には、着脱自在な基板ボ
ックス120を遊技機1から簡単に取り外し、リサイク
ルする制御基板を基板ボックス120から取り出すだけ
でいいので、わざわざ複数の基板ボックスを遊技機から
取り外す必要がなくなり、ひいては電飾制御基板76な
どのリサイクル作業が容易になる。また、この構成によ
れば、基板ボックスから個別に制御基板が着脱できるの
で、故障等が生じた制御基板だけを取り外して交換又は
修理することも可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技動作を制御す
る遊技制御基板と、遊技動作に応じた効果音を発生制御
する効果音制御基板と、遊技機を電気的に装飾する電飾
部品を表示制御する電飾制御基板と、を個々に分離して
備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機やスロットマシン等の
遊技機においては、遊技動作を制御する遊技制御基板の
内部に効果音を発生制御する音声合成LSIからなる音
声合成回路部を有し、また、電飾部品を表示制御する電
飾表示回路部を有して構成されていた。このような場合
には、遊技制御基板のCPUの負担が大きくなり、複雑
な効果音や電飾表示を行うことができないという欠点が
あり、また、遊技制御基板の交換に伴い音声合成回路部
や電飾表示回路部も廃棄されるため、それらの回路部を
リサイクルし難いという欠点があった。そこで、近年、
遊技制御基板の負担を軽減し、音声合成回路部及び電飾
制御回路部のリサイクルを促進するために、遊技制御基
板と、音声合成回路部を有する効果音制御基板と、電飾
表示回路部を有する電飾制御基板と、を分離して設ける
遊技機が僅かづつではあるが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように遊技制御基板と効果音制御基板と電飾制御基
板を分離して設けた遊技機では、各制御基板を個々の基
板ボックス内に収容して取り付けていた。このため、遊
技制御基板、効果音制御基板、及び電飾制御基板をリサ
イクルする際には、リサイクルする制御基板毎に基板ボ
ックスを遊技機から取り外し、その後、基板ボックス内
から制御基板を取り出さなければならず、リサイクル作
業が面倒なものになっていた。本発明は、上記した事情
に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技
制御基板と効果音制御基板と電飾制御基板を分離して設
けた遊技機において、遊技制御基板、効果音制御基板、
及び電飾制御基板のリサイクル作業を容易にし得る遊技
機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明においては、遊技動作を制御す
る遊技制御基板と、遊技動作に応じた効果音を発生制御
する効果音制御基板と、を個々に分離して備えた遊技機
において、前記遊技制御基板と前記効果音制御基板とを
1つの基板ボックスに収容すると共に、その基板ボック
スを遊技機に対して着脱自在に取り付けたことを特徴と
する。このように構成することにより、リサイクル時に
は、着脱自在な基板ボックスを遊技機から簡単に取り外
し、リサイクルする制御基板を基板ボックスから取り出
すだけでいいので、わざわざ複数の基板ボックスを遊技
機から取り外す必要がなくなり、ひいては遊技制御基板
及び効果音制御基板のリサイクル作業が容易になる。ま
た、この構成によれば、基板ボックスから個別に制御基
板が着脱できるので、故障等が生じた制御基板だけを取
り外して交換又は修理することも可能になる。
【0005】また、請求項2の発明においては、遊技動
作を制御する遊技制御基板と、遊技機を電気的に装飾す
る電飾部品を表示制御する電飾制御基板と、を個々に分
離して備えた遊技機において、前記遊技制御基板と前記
電飾制御基板とを1つの基板ボックスに収容すると共
に、その基板ボックスを遊技機に対して着脱自在に取り
付けたことを特徴とする。このように構成することによ
り、リサイクル時には、着脱自在な基板ボックスを遊技
機から簡単に取り外し、リサイクルする制御基板を基板
ボックスから取り出すだけでいいので、わざわざ複数の
基板ボックスを遊技機から取り外す必要がなくなり、ひ
いては遊技制御基板及び電飾制御基板のリサイクル作業
が容易になる。また、この構成によれば、基板ボックス
から個別に制御基板が着脱できるので、故障等が生じた
制御基板だけを取り外して交換又は修理することも可能
になる。
【0006】また、請求項3の発明においては、遊技動
作を制御する遊技制御基板と、遊技動作に応じた効果音
を発生制御する効果音制御基板と、遊技機を電気的に装
飾する電飾部品を表示制御する電飾制御基板と、を個々
に分離して備えた遊技機において、前記遊技制御基板と
前記効果音制御基板と前記電飾制御基板とを1つの基板
ボックスに収容すると共に、その基板ボックスを遊技機
に対して着脱自在に取り付けたことを特徴とする。この
ように構成することにより、リサイクル時には、着脱自
在な基板ボックスを遊技機から簡単に取り外し、リサイ
クルする制御基板を基板ボックスから取り出すだけでい
いので、わざわざ複数の基板ボックスを遊技機から取り
外す必要がなくなり、ひいては遊技制御基板、効果音制
御基板、及び電飾制御基板のリサイクル作業が容易にな
る。また、この構成によれば、基板ボックスから個別に
制御基板が着脱できるので、故障等が生じた制御基板だ
けを取り外して交換又は修理することも可能になる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記基
板ボックスに各基板のコネクタ接続用のコネクタ開口を
設けて他の電気部品と接続可能にしたことを特徴とす
る。このように構成することにより、コネクタの着脱が
簡単になり、ひいては基板交換が容易になる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記基
板ボックスに収容されるそれぞれの基板を重畳して設け
たことを特徴とする。このように構成することにより、
基板ボックス内における各基板の収容スペースを小さく
することができ、ひいては基板ボックスの小型化を招来
することができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記基
板ボックスに収容されるそれぞれの基板の各基板面が遊
技機に対する基板ボックスの取付面と垂直になるように
基板ボックスを取り付けたことを特徴とする。このよう
に構成することにより、遊技機における基板ボックスの
設置面積を小さくすることができる。
【0010】また、請求項7の発明においては、前記基
板ボックスに収容されるそれぞれの基板のコネクタを各
基板の一端側に集設し、基板ボックス内における各基板
の収容状態において、各基板のコネクタ実装領域が近接
するようにしたことを特徴とする。このように構成する
ことにより、各基板のコネクタ間を短くすることができ
るので、各基板同士を接続するコネクタ配線を短くで
き、配線をまとめる構造が必要なくなると共に、基板を
ボックスに収容する際にその配線が邪魔になることを極
力避けることができ、単純なボックス構造になり、容易
に基板を収容できる。
【0011】また、請求項8の発明においては、前記基
板ボックスに収容されるそれぞれの基板において、前記
遊技制御基板とその他の基板との通信を、遊技制御基板
からの一方向通信としたことを特徴とする。このように
構成することにより、遊技制御基板に不正な信号を送信
するような不正改造を極力防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照
して遊技機としての弾球遊技機1の全体の構成について
説明する。図1は、実施形態に係る弾球遊技機1の正面
図であり、図2は、弾球遊技機1の背面図である。
【0013】弾球遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形
成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支さ
れ且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約し
て設けられる前面枠3と、該前面枠3の前面上部に開閉
自在に設けられるガラス板保持枠4とから構成されてい
る。また、前面枠3に設けられる主要構成部としては、
上記したガラス板保持枠4、遊技盤40、上皿19、灰
皿29を含む下皿27、操作ハンドル30、機構板9
0、打球発射装置83がある。また、図示の実施形態で
は、弾球遊技機1の側方に遊技者に遊技玉を貸し出すた
めのカードユニット装置31が付設されている。
【0014】ガラス板保持枠4には、後述する遊技盤4
0の遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設
され、該円形透視窓5の裏面からガラス板が装着されて
いる。また、ガラス板保持枠4には、円形透視窓5の外
周に沿って、装飾ランプ6〜8が設けられ、中央の装飾
ランプ7の上部に装飾LED11が設けられている。こ
の装飾ランプ6〜8及び装飾LED11は、遊技状態に
応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状態
の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲
気を盛り上げるものである。また、ガラス板保持枠4の
軸支側上部には、払い出すべく賞球が不足したこと(後
述する球切れスイッチ115が作動したとき)を報知す
る玉切れランプ9や、入賞玉の発生に基づいて所定個数
の賞球が払い出されたことを報知する賞球ランプ10が
設けられ、更に、ガラス板保持枠4の上部左右に遊技の
進行に応じた効果音を発生するスピーカ12a,12b
が設けられている。また、スピーカ12a,12bの周
囲には、装飾LED13,14が設けられている。
【0015】上記した装飾ランプ6〜8、玉切れランプ
9、賞球ランプ10、装飾LED11,13,14は、
図3に示すように、それぞれプリント配線基板で構成さ
れる遊技効果ランプ基板6a,7a,8a,9a,10
aや遊技効果LED基板16に実装されて前面枠3の前
面側やガラス扉保持枠4の裏面側に取り付けられてい
る。そして、各ランプ基板6a,7a,8a,9a,1
0a及びLED基板16が電飾中継基板15に接続され
ている。電飾中継基板15は、後述する主基板121か
らの情報信号の種類に応じて上記した装飾ランプ6〜
8、玉切れランプ9、賞球ランプ10、装飾LED1
1,13,14を表示制御する電飾制御基板76に接続
されている。また、スピーカ12a,12bは、図3に
示すように、それぞれ効果音中継基板17a,17bを
介して音量切替スイッチ基板36に接続され、該音量切
替スイッチ基板36は、効果音制御基板37に接続され
ている。効果音制御基板37は、主基板121からの情
報信号の種類に応じてスピーカ12a,12bを駆動制
御するものである。なお、音量切替スイッチ基板36に
は、スピーカ12a,12bからの音量を切替調節する
ための音量切替スイッチ36aが設けられているが、こ
の音量切替スイッチ基板36を設けず、音量切替スイッ
チ36aを効果音制御基板37に設けるようにしてもい
いし、音量切替スイッチ36aを設けないものでもよ
い。
【0016】次に、ガラス板保持枠4の下部で開閉自在
に取り付けられる上皿19の構成について説明すると、
上皿19は、合成樹脂製の上皿開閉板18の表面に複数
の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することによ
り構成されている。上皿開閉板18には、その開放側の
上端に玉抜き操作レバー21が設けられている。この玉
抜き操作レバー21は、左右方向に移動可能に設けら
れ、図示しないスプリングの付勢力に抗して一方向に移
動させることにより、上皿19に貯留されていた玉を上
皿開閉板18の裏面に形成される玉抜き路(図示しな
い)を流下させて下皿27に誘導するものである。ま
た、上皿19には、その内部に圧電ブザー22が内蔵さ
れている。この圧電ブザー22は、図4に示すように、
ブザー基板22aを介して後述する賞球制御基板111
に接続され、該賞球制御基板111からの駆動制御信号
に基づいて、遊技玉の貸出異常が生じたとき(例えば、
ピッ、ピッ、ピッという連続音)、あるいは遊技玉の貸
出時(例えば、100円相当の遊技玉が払い出される毎
にピーという音)に、その旨を報知する報知音が発生さ
れるものである。
【0017】上記した上皿19について、さらに詳細に
説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球
払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、図
示しない発射位置に玉を供給するものである。また、上
皿19には、弾球遊技機1に隣接して設けられるカード
ユニット装置31を介して遊技玉を借り受ける際に操作
する操作部が設けられている。操作部として、球貸スイ
ッチ24と返却スイッチ25(共に図6に符号だけ表
示)と残高表示器が実装される残高表示基板23が上皿
19の上面に臨むように設けられている。球貸スイッチ
24は、カードユニット装置31によって遊技玉を借り
受ける際に操作するものであり、返却スイッチ25は、
遊技終了の際にカードユニット装置31のカード挿入口
34に差し込まれたカードを返却するためのものであ
る。また、残高表示器は、カードユニット装置31のカ
ード挿入口34に差し込まれたカードの残額が表示され
るものである。
【0018】更に、上皿開閉板18の開放側上部には、
前記ガラス板保持枠4を前面枠3に対して施錠し且つ前
記前面枠3を外枠に対して施錠する施錠装置(図示しな
い)を操作するためのシリンダー錠26が臨んでいる。
【0019】また、前面枠3の下部に取り付けられる下
皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって下皿用
開口88から排出される余剰の賞球を貯留するものであ
り、その下皿27の前面壁には、玉抜き操作レバー28
がスライド可能に取付けられるようになっている。この
玉抜き操作レバー28を操作することにより、下皿27
に貯留されていた賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能
な玉箱に移し替えることができる。また、下皿27の左
側には、灰皿29が設けられ、右側には、操作ハンドル
30が設けられている。操作ハンドル30は、後述する
打球発射装置83の発射装置電動機84(モータ)の駆
動を開始せしめる単発発射スイッチ86及びタッチセン
サ87(共に図4に符号だけ表示)を内蔵していると共
に、弾発力を調節するものである。
【0020】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
通りであるが、図示の実施形態では、弾球遊技機1にカ
ードユニット装置31が隣接されている。このカードユ
ニット装置31は、前記上皿19の上面に設けられる前
述した球貸スイッチ24や返却スイッチ25等の操作部
を操作することにより作動されるものである。しかし
て、カードユニット装置31は、使用可能状態であるか
否かを表示する使用可能表示器32と、当該カードユニ
ット装置31がいずれの側の弾球遊技機1に対応してい
るか否かを表示する連結台方向表示器33と、記録媒体
としての磁気カードを挿入するカード挿入口34とが設
けられている。そして、このように構成されるカードユ
ニット装置31は、独自の制御回路によって制御される
ものであるが、後述する賞球制御基板111とカードユ
ニット配線35を介して接続されている。具体的に、カ
ードユニット装置31は、図4に示すように、残高表示
基板23と共にインターフェイス基板38を介して賞球
制御基板111に接続されている。また、カードユニッ
ト装置31には、弾球遊技機1の電源コード130aと
は別の独立した電源コード31b(図4参照)によって
電源が供給されている。なお、カードユニット装置31
は、弾球遊技機1に内蔵するようにしても良い。また、
本実施形態においては、遊技者に遊技玉を貸し出すため
のユニット装置としてカードユニット装置31を例示し
たが、例えば、紙幣等を挿入し得るユニット装置であっ
ても良いし、そのユニット装置は、弾球遊技機1と接続
されず、ユニット装置自体が玉払出機能を有し、そのユ
ニット装置のみで玉貸できるものでもよい。
【0021】一方、弾球遊技機1の背面には、図2に示
すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球を払
い出すための各種の機構を装備した機構板90が設けら
れると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面に
は、発射装置電動機84及び打球槌83aを有する打球
発射装置83が固着されている。該打球発射装置83
は、発射制御基板85が付設されており、この発射制御
基板85によって打球発射装置83が駆動制御されるよ
うになっている。なお、発射制御基板85は、図4に示
すように、賞球制御基板111と接続されており、所定
の状態となったときに賞球制御基板111から停止信号
を受けて打玉の発射を行えないようになっている。ま
た、弾球遊技機1の背面下側となる前面枠3の裏面に
は、前記電飾中継基板15及び音量切替スイッチ基板3
6が取付板39を介してビス止めされている。
【0022】以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を
説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のう
ち、遊技盤40と、機構板90の構成について順次説明
する。
【0023】まず、遊技盤40について説明する。遊技
盤40は、前面枠3の裏面側に一体的に形成される遊技
盤収容枠に収容固定されるべく、ほぼ正方形状の合板に
より形成され、その表面には、円形うず巻き状に誘導レ
ール(図示しない)が取り付けられ、該誘導レールの内
側が遊技領域41とされて発射された打玉が落下するも
のである。遊技領域41には、図示(図1)の場合、特
別可変表示装置44、特別可変入賞球装置48、普通可
変入賞球装置54、普通可変表示装置57等が設けられ
ると共に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方
向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けら
れ、また、遊技領域41の最下方には、いずれの入賞領
域にも入賞しない打玉が取り込まれるアウト口64が設
けられている。
【0024】遊技領域41の構成をその遊技動作に従っ
てより詳細に説明すると、遊技領域41の中央よりやや
下方の左側に設けられる普通可変表示装置57は、遊技
領域41を落下する打玉の通過を検出する通過玉検出器
58(図3参照)と、該通過玉検出器58の検出信号に
基づいて可変表示して表示結果を導出する普通図柄表示
器59と、普通図柄表示器59の可変表示中に通過玉検
出器58を通過した打玉数を記憶表示する普通図柄記憶
LED60(図3参照;最高4個まで記憶表示する)と
が設けられている。しかして、普通図柄表示器59の表
示結果が予め定められた当り図柄(0〜9までの数字の
可変表示において、7が表示された場合)である場合
に、普通可変入賞球装置54が所定時間開放される。な
お、普通図柄表示器59の可変時間は、通常確率モード
のときに相対的に長く(例えば、30秒)、確率変動モ
ードのときに相対的に短く(例えば、3〜5秒)設定さ
れている。
【0025】普通可変入賞球装置54は、遊技領域41
のほぼ中央に配置される特別可変表示装置44と遊技領
域41の前記アウト口64の上部に配置される特別可変
入賞球装置48との間に配置され、ソレノイド55によ
って開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞
球装置である。そして、普通可変入賞球装置54には、
始動玉検出器56(図3参照)が内蔵され、開放中又は
閉成中に受け入れた入賞玉を検出するようになってい
る。しかして、打玉が始動玉検出器56によって検出さ
れると特別可変表示装置44が可変表示を開始する。な
お、普通可変入賞球装置54の開放時間は、通常確率モ
ードのときに相対的に短く(例えば、0.5秒)、確率
変動モードのときに相対的に長く(例えば、2秒)設定
されている。また、普通可変入賞球装置54が開放して
いない場合でも打玉を受け入れるようになっている。
【0026】特別可変表示装置44は、遊技領域41の
ほぼ中央に配置され、複数の可変表示部材(図示の場合
には、ドラム式可変表示部材)が可変表示するようにな
っている。ドラム式可変表示部材の表面には、複数の図
柄が形成されており、停止時における図柄の組合せが予
め定めた大当り図柄の組合せ(例えば、同一の図柄が当
りラインのいずれかに揃った場合)である場合に、大当
り遊技状態となって特別可変入賞球装置48を次に説明
する所定の態様で開閉駆動するものである。ただし、大
当り図柄の組合せの一部は、確率変動図柄として設定さ
れ、この確率変動図柄で大当り遊技状態となったときに
は、その大当り遊技状態終了後における前記普通図柄表
示器59における当り図柄の出現確率や特別可変表示装
置44における大当り図柄の出現確率が高くなる確率変
動モードとなるように設定されている。なお、特別可変
表示装置44は、遊技盤40の表面側に取り付けられる
飾り基板(符号なし)と遊技盤40の裏面側に取り付け
られ且つドラム式可変表示部材を収容するドラム収容ボ
ックス68(図2参照)とから構成されており、そのう
ち飾り基板の上部に通常入賞口47が形成され、飾り基
板の下部中央には、特別可変表示装置44の可変動作中
に前記始動玉検出器56によって検出された玉数を記憶
表示する特別図柄始動記憶LED46(図3参照;最高
4個まで記憶表示する)が取り付けられ、更に、符号を
付与しないが飾りランプ等も設けられている。
【0027】大当り遊技状態となったときに駆動制御さ
れる特別可変入賞球装置48は、ソレノイド50によっ
て開閉駆動される開閉板49を有し、その開閉板49に
受け入れられた打玉を検出する特定玉検出器51及び入
賞個数検出器52(共に図3参照)が設けられている。
また、開閉板49の下方には、大当り遊技状態となった
ときの開閉板49の開放回数と開閉板49の1回の開放
中に受け入れられた入賞玉数とを表示する回数個数表示
器53(図3参照)とが設けられている。しかして、大
当り遊技状態となった場合には、一定時間(例えば、2
8秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定個数
(例えば、10個)の入賞玉が入賞するまで開閉板49
を開放(以下、この開放を開放サイクルという)し、そ
の開放サイクル中に受け入れられた打玉が特定玉検出器
51によって検出されたときに継続権が成立して、再度
上記した開放サイクルが実行され、各開放サイクルにお
いて継続権が成立していることを条件に最高16回の開
放サイクルを繰り返すことができるようになっている。
なお、回数個数表示器53は、開放サイクルと開放サイ
クルとの間のインターバル時間中に開閉板49の開放回
数を表示し、開放サイクル中に開閉板49によって受け
入れられた入賞玉数を表示するようになっている。更
に、特別可変入賞球装置48には、大当り遊技状態の発
生に伴い開閉板49が開放していることを報知するアタ
ッカーランプ(図示しない)が設けられている。
【0028】遊技領域41には、上記した構成以外に、
普通可変表示装置57の対称位置にチャッカーランプ
(図示しない)を内蔵する入賞口61が配置され、更
に、特別可変表示装置44の上部左右に風車ランプ(図
示しない)を内蔵する風車45a、遊技領域41の左右
両側にサイドランプ(図示しない)を内蔵するサイド飾
り45cが設けられている。
【0029】遊技盤40の遊技領域41には、上記した
ようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾
りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これら
は、次に説明する第1入賞玉集合カバー体65の裏面に
取り付けられる中継基板72,73を介して主基板12
1や電飾制御基板76に接続されるようになっている。
即ち、図3に示すように、遊技盤面に設けられる各スイ
ッチ51,52,56,58、各ソレノイド50,5
5、記憶表示LED46,60、回数個数表示器53、
及び普通図柄表示器59は、中継基板73(中継基板A
と表示)を介して主基板121に接続されている。な
お、普通図柄表示器59と普通図柄記憶表示LED60
は、それぞれ普通図柄表示基板63上に一体的に実装し
て設けられ、この普通図柄表示基板63が中継基板73
と接続されている。また、風車ランプを実装している風
車ランプ基板62a、サイドランプを実装しているサイ
ドランプ基板62b、アタッカーランプを実装している
アタッカーランプ基板62c、チャッカーランプを実装
しているチャッカーランプ基板62dは、それぞれ中継
基板72(中継基板Bと表示)を介して電飾制御基板7
6に接続されている。
【0030】一方、遊技盤40の裏面には、図2に示す
ように、前記特別可変表示装置44のドラム式可変表示
部材を収容するドラム収容ボックス68が突出して設け
られている。このドラム収容ボックス68には、ドラム
式可変表示部材と該ドラム式可変表示部材を回転駆動す
るステッピングモータとドラム式可変表示部材の絵柄を
後方から照明する照明ランプとからなるドラムユニット
が複数個収容固定され、また、ドラム収容ボックス68
の裏面には、内部で発生した熱を外部に放熱する放熱板
69が止着されている。この放熱板69の裏面には、内
部に表示制御基板71を収容する表示制御基板ボックス
70が取り付けられている。表示制御基板71は、図3
に示すように、特別可変表示装置44(図3には特別図
柄表示装置と表示)と主基板121の間に接続され、特
別可変表示装置44のドラム式可変表示部材の可変表示
動作を主基板121からの情報信号の種類に応じて駆動
制御する。
【0031】上記したドラム収容ボックス68の下部を
除く周囲には、特別可変表示装置44の上方に位置する
入賞口(本実施形態では、入賞口47)に入賞した入賞
玉を誘導する誘導通路がその前面に形成される第1入賞
玉集合カバー体65が取り付けられ、この第1入賞玉集
合カバー体65に連通するようにその下部に第2入賞玉
集合カバー体66が取り付けられている。
【0032】第1入賞玉集合カバー体65には、その中
央に前記ドラム収容ボックス68が貫通する窓孔67が
形成されると共に、その一側後面には、上、中、下の順
で中継基板72,73及び情報端子基板74が並列状態
で取り付けられている。ドラム収容ボックス68及び各
基板72〜74は、それぞれ機構板90が閉まった状態
(図2に示す状態)で後述する開口窓91から裏面側に
貫通され、その開口窓91からの貫通状態で各基板72
〜74は、後述する基板ボックス200と隣接するよう
に配置されている。中継基板72,73は、前述したよ
うに遊技盤40の遊技領域41に設けられるスイッチ、
ランプ、ソレノイド、LED等の電気部品と主基板12
1又は電飾制御基板76との接続を中継するものであ
り、情報端子基板74は、図3に示すように、弾球遊技
機1の営業管理上必要な遊技情報(例えば、大当り遊技
状態中である旨を報知する大当り1情報、確率変動図柄
で大当り遊技状態となり、その大当り状態中及びその大
当りによる確率変動中である旨を報知する大当り2情報
(大当り中と確率変動中に出力され続ける信号)、確率
変動図柄による大当り状態終了後の確率変動中である旨
を報知する確率変動情報、始動玉検出器をONした打玉
の数を報知する始動口情報、特別可変表示装置の可変動
作回数を報知する図柄確定回数1情報、普通可変表示装
置の可変動作回数を報知する図柄確定回数2情報、及び
普通可変入賞球装置の開閉回数を報知する役物回数2情
報等)を遊技場に設置される管理コンピュータに出力す
るための外部接続端子を有し、これらの情報が主基板1
21から与えられるようになっている。更に、どの図柄
で大当りしたか、どの図柄で停止したか等の情報を出力
するようにしてもよい。
【0033】また、上記した第1入賞玉集合カバー体6
5及び第2入賞玉集合カバー体66には、それぞれ遊技
盤40に設けられる電気部品の接続配線を挿通するため
の開口が設けられている。具体的に、第1入賞玉集合カ
バー体65には、風車ランプ基板62a及びサイドラン
プ基板62bの接続配線を挿通するための開口(図示し
ない)と、通過玉検出器58及び普通図柄表示基板63
の接続配線を挿通するための開口(図示しない)が穿設
されている。一方、第2入賞玉集合カバー体66には、
アタッカーランプ基板62c、回数個数表示器53を実
装した回数個数表示基板53a、及び各検出器51,5
2の接続配線を挿通するための開口(図示しない)と、
チャッカーランプ基板62dの接続配線を挿通するため
の開口(図示しない)が穿設されている。なお、遊技盤
40に設けられる電気部品のうちソレノイド50,55
以外の部品にはコネクタが設けられ、このコネクタによ
って配線接続が行われるようになっていて、さらに、そ
の配線は、中継基板72,73に直接コネクタ接続させ
る。つまり、遊技機の裏面側から視認できる中継基板7
2,73だけで中継するので、中継基板が不正改造され
ていないか容易に確認できる。
【0034】次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機
構板90の構成について図2を参照して説明する。図に
おいて、機構板90は、主として賞球を貯留する玉タン
ク92と該玉タンク92に貯留された賞球を下流側に整
列しながら誘導する玉整列レール93とが設けられる上
部構成部と、主として入賞に基づく賞球を払い出す玉払
出装置96が設けられる中間構成部と、主として遊技盤
40に打ち込まれた入賞を含む打玉を処理する処理機構
が設けられる下部構成部と、が開口窓91を構成するよ
うに一体的に形成されている。そこで、以下、機構板9
0の構成について、各構成部毎に簡単に説明する。ま
ず、上部構成部には、多量の賞球を貯留する玉タンク9
2と、該玉タンク92から供給される賞球を複数列(本
実施形態の場合、2列)に整列して流下させる玉整列レ
ール93と、該玉整列レール93によって誘導された賞
球を後述する玉払出装置96に向けて方向転換するカー
ブ樋94と、該カーブ樋94の上方に設けられた電源ユ
ニットボックス127がそれぞれ所定の位置に設けられ
ている。
【0035】玉タンク92は、上面が開放したボックス
状に形成されると共に、その底面の一部には、揺動自在
に軸支されて図示しないバネにより上方向に付勢される
玉切れ情報検知レバー(図示しない)が設けられ、該玉
切れ情報検知レバーの下方に、球切れ情報スイッチ11
4(図4に符号だけ表示)が固定されている。この球切
れ情報スイッチ114は、図4に示すように、後述する
情報端子基板165(情報端子基板1と表示)に接続さ
れて玉タンク92内に賞球が不足したときに図示しない
管理コンピュータに玉切れ信号を出力するようになって
いる。
【0036】電源ユニットボックス127は、内部に電
源スイッチ基板128(図4参照)を収容するものであ
り、その電源スイッチ基板128には、主基板用電源ス
イッチ129、外部からの電源コード130aが接続さ
れる電源コネクタ130、主基板121に電源を供給す
るための接続コネクタが設けられる。なお、各種制御基
板(表示制御基板71、電飾制御基板76、効果音制御
基板37、賞球制御基板111)への電源は、主基板1
21で生成され、主基板121から各制御基板71,7
6,37,111へ供給される。発射制御基板85の電
源は、賞球制御基板111から供給される。また、電源
ユニットボックス127には、外部との信号線が接続さ
れる外部接続端子134を有する情報端子基板133が
電源スイッチ基板128とは別体で設けられるものであ
る。情報端子基板133に設けられる外部接続端子13
4は、外部(例えば、管理コンピュータ)と弾球遊技機
1との間の信号線を接続する玉切れ情報出力端子と玉貸
情報出力端子と賞球情報出力端子等を有し、更に、前記
球切れ情報スイッチ114が接続される端子、及び賞球
制御基板111と接続するための端子を有して構成され
ている。なお、従来は、打ち止め信号を入力すべく、情
報端子基板で外部からの入力を可能にしていたが、その
ような入力端子を利用して不正な信号を入力できるよう
改造される虞があるので、本実施形態ではその入力端子
を設けていないが、必要に応じて設けてもよい。
【0037】また、電源ユニットボックス127には、
電源コード130aの電源(AC24V)をカードユニ
ット装置31に供給するためのコネクタ135が設けら
れている。このコネクタ135は、図4に示すように、
接続配線が賞球制御基板111に接続されることで、賞
球制御基板111を中継基板としてカードユニット装置
31に電源(AC24V)を供給するようになってい
る。なお、カードユニット装置31には、前述したよう
に電源コード31bからもAC100Vの電源が同時に
供給されるようになっている。また、電源ユニットボッ
クス127のコネクタ135は、カードユニット装置3
1にAC24Vの電源を供給するための専用コネクタで
あり、カードユニット装置31を設けない弾球遊技機
(これを俗に現金機という)の場合は、電源ユニットボ
ックス127にコネクタ135を設ける必要はない。
【0038】次に、中間構成部の構成について説明す
る。中間構成部には、その上部に2条の玉通路体95が
止着され、該玉通路体95の下方に玉払出装置96が固
着される。より詳細に説明すると、玉通路体95は、前
記カーブ樋94によって流下方向を左右に変換された2
列の賞球を流下させる賞球通路を有し、該2列の賞球通
路の各上流側には、それぞれ球切れスイッチ115が臨
むようになっている。球切れスイッチ115は、玉が通
過する玉通過穴を有し、この玉通過穴を玉が通過するこ
とにより賞球用通路内の賞球の有無を検出するものであ
る。また、球切れスイッチ115は、図3に示すよう
に、主基板121に接続され、いずれか一方の球切れス
イッチ115が賞球を検出しなくなったときには、入賞
玉があっても主基板121が賞球可能信号を出力しない
ことで、玉払出装置96の払出モータ97(ステッピン
グモータ)の作動を停止して賞球の払出を不能動化させ
るようになっていると共に前記玉切れランプ9を点灯す
るようになっている。なお、球切れスイッチ115は、
玉払出装置96から2列の賞球通路内の合計玉数が27
〜28個目となる位置にある賞球を検出する位置に取り
付けられている。また、2条の玉通路体95を必ずしも
左右方向に並列状に設ける必要はなく、前後方向に重複
状に設けても良い。
【0039】また、中間構成部の下方に取着される玉払
出装置96は、直方体状のケースの内部に集約構成され
たものであり、払出モータ97の回転により回転部材を
回転せしめて賞球を1個づつ払い出すものであり、この
ため、玉払出装置96は、払出モータ97と払い出した
賞球を検出する玉払出検出器(図示しない)を有してい
る。また、払出モータ97には、払出動作を確実に行う
ためにモータ97の停止位置(正確には、回転部材の停
止位置)を検出するモータ位置センサ(図示しない)が
設けられ、該モータ位置センサは、図4に示すように、
モータ位置センサ基板116を介して賞球制御基板11
1に接続されている。なお、回転部材としては、螺旋溝
が形成されるスクリュウ部材や外周の玉と係合する凹部
が複数形成されるスプロケット部材であってもよい。ま
た、回転部材がスプロケット部材である場合には、玉と
の係合により自然回転させ、その停止等をソレノイドの
作動により行ってもよい。更に、カウントスイッチとし
ては、近接スイッチやフォトスイッチ等が使用される
が、いずれの場合にも払い出される玉を検出するものが
望ましい。
【0040】次に、下部構成部の構成について説明す
る。下部構成部の後面側には、その一側上部に賞球払出
通路(図示しない)が形成され、該賞球払出通路の下端
に前記上皿19に連通する上皿連通口(図示しない)が
形成されている。この上皿連通口の一側側方には、連絡
通路(図示しない)が接続され、該連絡通路の末端に余
剰玉通路(図示しない)が接続されている。しかして、
入賞に基づく賞球が多数払い出されて上皿19が賞球で
満杯となり、遂には上皿連通口に到達してさらに賞球が
払出続けられたときには、賞球は連絡通路を介して余剰
玉通路に導かれ、その後、図示しない接続樋を介して前
記下皿27に排出される。そして、さらに賞球が払出続
けられたときには、下皿27も満杯になるが、余剰玉通
路の一側側壁に設けられた満タン検知板(図示しない)
部分にまで到達すると、満タン検知板が賞球に押圧され
て上端の支軸を中心にして外側に向かって揺動し、これ
によって満タンスイッチ102がONされて、玉払出装
置96の払出モータ97の駆動を停止して賞球の払出動
作を不能動化すると共に、必要に応じて打球発射装置8
3の発射装置電動機84の駆動も停止される。なお、上
述した玉払出装置96は、前記カードユニット装置31
からの遊技玉の玉貸要求信号があったときにも所定個数
(例えば、25個/100円)の遊技玉を払い出すよう
になっている。
【0041】一方、下部構成部の前面側(遊技盤40に
当接する側)には、遊技盤40で発生した入賞玉を集合
する入賞球集合樋(図示しない)が傾斜状に設けられて
いる。この入賞球集合樋に集められた入賞玉は、入賞球
検出スイッチ104a、入賞玉を1個ずつ区切って流下
させる玉流下阻止部材104bを駆動する入賞球排出ソ
レノイド105からなる入賞球処理装置103に導か
れ、賞球の払出動作に関連して1個ずつ処理された後、
弾球遊技機1の外部に放出される。入賞球集合樋から入
賞球処理装置103に至る構造は、従来と同じ構造であ
る。なお、入賞球処理装置103が配置された部位の後
面側には、前記インターフェイス基板38が外部から視
認可能なように直方体状の透明ケース内に収容して設け
られている。
【0042】上記した入賞球処理装置103の作用につ
いて簡単に説明すると、まず、入賞球排出ソレノイド1
05がOFFである通常の状態においては、入賞玉が入
賞球検出スイッチ104aによって検出される状態で玉
流下阻止部材104bの玉阻止部が入賞球検出スイッチ
104aの下方に突出している。そのような状態で入賞
玉が発生して入賞玉が入賞球検出スイッチ104aによ
って検出されると、その検出信号が主基板121に送ら
れ、この主基板121で入賞玉の有無及び種類(例え
ば、7個払出、15個払出)が判定され、その後、主基
板121から賞球制御基板111に賞球個数信号が送ら
れ、これにより前記玉払出装置96が駆動制御されて所
定個数の賞球の払出動作が行われる。その際、賞球可能
信号が入力されていなければ払出動作は実行されない。
なお、玉切れなどの賞球不可能状態のときは、主基板1
21から賞球個数信号を出力しないようにして、払出動
作を実行しないようにしてもよい。そして、主基板12
1から賞球個数信号が出力された後には、主基板121
から入賞球排出ソレノイド105に駆動信号が送られて
入賞球排出ソレノイド105を所定時間ONする。入賞
球排出ソレノイド105がONすると、玉流下阻止部材
104bの玉阻止部が退避し、玉流下阻止部材104b
の玉受部で入賞球検出スイッチ104aによって検出さ
れた入賞玉を受けつつ次の入賞玉の入賞球検出スイッチ
104aへの侵入を阻止し、入賞球排出ソレノイド10
5がOFFとなることで玉受部で受けていた入賞玉を下
流側に開放し、玉流下阻止部材104bの玉阻止部が再
度元の状態に戻って次の入賞玉を入賞球検出スイッチ1
04aに受け入れてその入賞玉による上記した賞球の払
出動作が繰り返される。
【0043】なお、賞球払出終了後に入賞球排出ソレノ
イド105に駆動信号を送るようにしても良いが、上記
に説明したように、玉払出装置96への駆動信号が送ら
れた直後に入賞球排出ソレノイド105に駆動信号を送
るようにすることにより、賞球の払出動作終了以前に入
賞玉の処理が行われるので、賞球払出の一連の動作を速
く行うことができるという利点がある。
【0044】このように、本実施形態における入賞球処
理装置103は、発生した入賞玉を一旦停留し、所定の
賞球が払い出される毎に1個ずつ入賞玉を処理するよう
にしたので、停電時等においては、発生した入賞玉が証
拠玉として残留するため、遊技者との間でトラブルが生
じることがない。なお、このような入賞球処理装置10
3を使用することなく、発生した入賞玉をすべて記憶
(停電時のためにバックアップ機能があった方が良い
が、バックアップ機能がなくてもよい)して、記憶が終
わった入賞玉を弾球遊技機1の外部に排出するようにし
ても良い。この場合には、各入賞口や入賞装置毎に入賞
球検出スイッチを設け、それらの入賞球検出スイッチを
全て主基板121に接続してそれぞれの賞球個数情報を
賞球制御基板111に導出するようにしてもよい。ま
た、入賞球検出スイッチ104aがONしたときには、
前記賞球ランプ10が所定時間点灯するようになってい
る。なお、上記した入賞球処理装置103を構成する入
賞球検出スイッチ104aは、図3に示すように、主基
板121に直接接続され、入賞球排出ソレノイド105
及び満タンスイッチ102は、図4に示すように、賞球
制御基板111に接続されるようになっている。
【0045】上記した入賞球処理装置103と隣接する
位置には、賞球制御基板111を内蔵する賞球制御基板
ボックス110が取り付けられている。賞球制御基板1
11は、前記主基板121からの情報信号に基づいて賞
球の払出動作を行うと共に球貸要求信号に基づいて貸玉
の払出動作を行うものである。その他、貸玉に係る制御
は、主基板121に拘束されることなく賞球制御基板1
11で独自に実行するようになっている。この点につい
ても、後に詳述する。なお、賞球制御基板111には、
賞球制御基板111に接続される電気部品の異常を異常
の種類に応じて数字で表示するエラー表示LED112
と、異常状態を解消した後に操作するリセットスイッチ
113とが設けられている。
【0046】また、機構板90には、前記効果音制御基
板37を収容する基板ボックス200が取り付けられて
いる。基板ボックス200は、直方体形状をなすと共に
その一側面が、長方形の板状をなす取付台201を介し
て機構板90に取り付けられる。機構板90への取り付
け箇所は、開口窓91の開口側端部(図2に示す左側端
部)であり、取付台201が機構板90の開口側端部に
架設された状態で取り付けられる。しかして、取付台2
01を介した基板ボックス200の取り付けによって、
機構板90の強度を向上するようになっている。
【0047】また、機構板90の下部構成部の後面側に
は、主基板121及び電飾制御基板76を内蔵する基板
ボックス120が着脱自在に取り付けられている。以
下、基板ボックス120について図5乃至8を参照して
説明する。基板ボックス120は、複数の被覆部材を組
み付けることにより構成されており、その複数の被覆部
材として、主基板121及び電飾制御基板76を被覆支
持するボックス状被覆主体400及び被覆枠体401
と、該ボックス状被覆主体400及び被覆枠体401に
被覆支持される主基板121及び電飾制御基板76の電
子部品実装領域を少なくとも被覆する被覆カバー体40
2と、から構成されている。そして、ボックス状被覆主
体400及び被覆枠体401と被覆カバー体402は、
すべて内部が視認し得る透明合成樹脂で形成されてい
る。以下、基板ボックス120を構成する各被覆部材4
00〜402について説明する。なお、基板ボックス1
20は、弾球遊技機1の機構板90の背面に取り付けら
れる取付台(図示しない)に対してスライド装着される
ことで、着脱自在に機構板90に取り付けられるように
なっている。基板ボックス120の取付台への着脱は、
基板ボックス120を取付台にスライド装着させて、取
付台の係止レバーに基板ボックス120の係止穴(図示
しない)が係止されることで取り付け固定され、取り外
すときは、取付台の係止レバーを押しながら基板ボック
ス120を装着時とは逆方向にスライドさせることで、
係止レバーと係止穴の係止状態を解除して取り外す。
【0048】まず、ボックス状被覆主体400は、上面
が開放した直方体状に形成され、その底面板の内側(上
面)のやや内側には、主基板121及び電飾制御基板7
6を止着支持するための位置決めボス403と取付ボス
(図示しない)が突設されている。位置決めボス403
は、主基板121及び電飾制御基板76の電子部品実装
領域側に対応する一辺側に突設され、その頭部に突起が
形成されている。取付ボスには、主基板121及び電飾
制御基板76のコネクタ実装領域側に対応する他辺側に
突設され、その中心に取付穴が形成されている。しかし
て、位置決めボス403には、主基板121及び電飾制
御基板76の電子部品実装領域の一辺側の両端に形成さ
れる取付穴(図示しない)が嵌合され、取付ボスには、
主基板121及び電飾制御基板76のコネクタ実装領域
の他辺側の両端に形成される取付穴(図示しない)が対
応せしめられてビス408によって止着されるようにな
っている。
【0049】また、ボックス状被覆主体400の側壁で
あって電子部品実装領域側の長辺に対応する側壁には、
多数の放熱穴(図示しない)が穿設されている。また、
コネクタ実装領域側の長辺に対応する側壁のほぼ中央内
側には、主基板121を前記位置決めボス及び取付ボス
に止着した状態で主基板121の上面と当接して主基板
121の反りを矯正する基板押え突片406aが突設形
成されると共に、その側壁の高さが他の側壁の高さより
も低くなるように形成されている。この低く形成される
部分が主基板121及び電飾制御基板76の各コネクタ
407に接続される配線の接続作業が行い易いように配
線接続用切欠406bを構成している。
【0050】更に、ボックス状被覆主体400の側壁で
あって短辺側の一方には、そのほぼ中央に逆さT字状の
係止切欠(図示しない)が形成されている。該係止切欠
は、後述する被覆カバー体402の係止突片432を係
止するための切欠である。その係止切欠の両側には、所
定の間隔を置いて一対の円筒状部材(図示しない)が側
壁内側に一体的に形成されている。そして、その円筒状
部材の上面に被覆枠体401をネジ止めするための取付
穴(図示しない)が形成されている。また、短辺側の他
方の側壁の内側には、更に多数の円筒状部材(図示しな
い)が一体的に形成され、そのうちの両端部の円筒状部
材の上面に被覆枠体401をネジ止めするための取付穴
(図示しない)が形成されており、残りの円筒状部材の
上面に後述するワンウェイネジ409を止着するための
取付穴(図示しない)が形成されている。
【0051】上記のように構成されるボックス状被覆主
体400に装着される主基板121及び電飾制御基板7
6は、それぞれ長方形状のプリント配線基板によって構
成されており、その上面の大部分はROM、CPU、R
AM、電源部等の電子部品を実装する電子部品実装領域
として形成される一方、一辺側の領域が複数のコネクタ
407を実装するコネクタ実装領域として形成されてい
る。また、主基板121及び電飾制御基板76には、そ
の四隅に取付穴(図示しない)が形成され、前述したよ
うにボックス状被覆主体400の底面板に突設される位
置決めボス403と取付ボスに係合又はビス408で止
着されるようになっている。なお、主基板121には、
遊技内容に応じて大当りとなる確率を複数段階に調節す
る確率調節スイッチ410が設けられることがあるが、
この場合には、後述する被覆枠体401の突出板部41
1に対応する位置に設けられることが望ましい。何故な
ら、確率調節スイッチ410は、営業中に操作できるよ
うにその頭部が少なくとも基板ボックス120の上面と
同一高さとなるようにする必要があり、この場合に、検
査時等にスライド移動する必要のある被覆カバー体40
2に対応する位置に設けた場合には、確率調節スイッチ
410の頭部が被覆カバー体402のスライド移動を邪
魔することになるからである。つまり、確率調節スイッ
チ410を設ける場合、突出板部411に確率調節スイ
ッチ410用の穴を設けることとなる。
【0052】ところで、主基板121及び電飾制御基板
76をビス408で止着する際には、コネクタ周辺被覆
部材412も同時にビス408で止着されるようになっ
ている。コネクタ周辺被覆部材412は、透明な合成樹
脂によって形成される細板状のものであり、その中央に
前記コネクタ407が貫通するコネクタ貫通穴413が
形成され、その前端縁に係合立てリブ(図示しない)が
突設され、その両端に規制片(図示しない)が下方に向
けて突設されている。しかして、上記のように構成され
るコネクタ周辺被覆部材412をコネクタ実装領域を被
覆するように取り付けてビス408で止着したときに
は、コネクタ407周辺の配線パターンを完全に被覆し
た状態となり、また、規制片が各基板121,76とボ
ックス状被覆主体400の側壁内面との間に挿入され、
且つ係合立てリブが被覆枠体401の後述する仕切り壁
414の下辺内側に入った状態で当接するので、被覆枠
体401をボックス状被覆主体400から外さないとコ
ネクタ周辺被覆部材412も取り外せないので、コネク
タ407周辺の配線パターンに不正な配線のハンダ付け
等を行うことを防止することができると共に、各基板1
21,76とボックス状被覆主体400の側壁内周面と
の間及び各基板121,76の上面と被覆枠体401の
仕切り壁414の下端との間から配線を含む異物を挿入
することができず、いずれにしても主基板121及び電
飾制御基板76に対する不正な行為が行えないようにな
っている。
【0053】次に、上記のようにボックス状被覆主体4
00に被覆支持された主基板121及び電飾制御基板7
6の実装面側を覆う被覆枠体401と被覆カバー体40
2について説明する。まず、被覆枠体401の詳細な構
造について説明すると、被覆枠体401は、その上面に
ほぼ長方形状の開口部413が開設されるとともに、長
手方向の一側辺には、仕切り壁414が下方に向けて突
設されている。そして、被覆枠体401をボックス状被
覆主体400に装着したときには、仕切り壁414によ
って主基板121及び電飾制御基板76のコネクタ実装
領域と電子部品実装領域とが仕切られるようになってお
り、したがって、仕切り壁414とボックス状被覆主体
400の前記配線接続用切欠406bが形成される側壁
との間は、外部に露出した接続空間415を構成してい
る。そして、前述したようにコネクタ周辺被覆部材41
2によって接続空間415から主基板121及び電飾制
御基板76の電子部品実装領域への隙間及び主基板12
1及び電飾制御基板76の裏面(ハンダ面)への隙間が
すべて閉塞されているため、不正配線を含む異物をいか
なる形でも主基板121及び電飾制御基板76に接続す
ることができないようになっている。
【0054】また、被覆枠体401の上面四隅には、被
覆枠体401をボックス状被覆主体400にビス416
止めするための取付穴(図示しない)が形成されてい
る。皿ビス416は、通常のドライバー工具で締着した
り緩めたりすることができ取り外しが可能になってい
る。また、被覆枠体401の短辺一側(図5の右側)の
ほぼ中央端縁には、被覆カバー体402の後述する係止
突片432が嵌め込まれる切欠凹部(図示しない)が形
成され、反対側(図5の左側)には、複数の貫通穴44
0〜443(図6参照)と各貫通穴440〜443の中
間位置に装備穴444〜446(図6参照)が形成され
ている。貫通穴440〜443は、被覆カバー体402
の後述する固定片部424〜427にワンウェイネジ4
09が止着された場合に貫通するための穴である。ま
た、装備穴444〜446には、予備のワンウェイネジ
409が挿通装備されるものである。
【0055】更に、被覆枠体401の開口部413は、
主基板121及び電飾制御基板76の電子部品実装領域
の総面積よりやや小さい大きさで形成され、その一隅が
開口されることなく突出板部411として残され、全体
としてほぼ長方形状に開設されるものである。しかし
て、開口部413の長手方向開口縁に沿って案内溝41
7が適宜間隔を置いて形成され、その各案内溝417の
間が切り欠けられてコ字状係合部418と嵌め込み用切
欠部419とが形成されている。コ字状係合部418
は、下側に向かって開放する断面コ字状の溝部が形成さ
れており、また、嵌め込み用切欠部419には、被覆カ
バー体402の後述するL字型被係合部162が嵌め込
まれるようになっている。また、開口部413の短辺他
側(図5の左側)は、テーパー面447(図6参照)と
して構成され、後述するように被覆カバー体402が横
方向からスライドされたときに被覆カバー体402の進
行先端下面をスムーズに被覆枠体401上に誘導するよ
うになっている。
【0056】上記のように構成される被覆枠体401
は、主基板121が止着支持されたボックス状被覆主体
400の上方から挿入された状態で皿ビス416を螺着
することによりボックス状被覆主体400に組付け固定
される。しかし、皿ビス416を緩めて外した後に、被
覆枠体401を上方に引っ張ることにより簡単にボック
ス状被覆主体400と被覆枠体401とを分離すること
ができる。そこで、ボックス状被覆主体400と被覆枠
体401とが簡単に分離できないようにするために次に
説明する被覆カバー体402が被覆枠体401の開口部
413を閉塞するように取り付けられる。
【0057】被覆カバー体402は、被覆枠体401の
開口部413の形状に沿ったほぼ長方形状に形成され、
その上面に多数の放熱穴420が形成されると共に機種
名シールを貼付する機種名シール貼付用凹部421と主
基板121及び電飾制御基板76を検査した際に書き込
む「検査者」「検査日」の各項目を記した検査履歴シー
ルを貼付する検査履歴シール貼付用凹部422が形成さ
れている。また、短辺一側(図5の右側)のほぼ中央に
は、逆さT字状の係止突片432が垂下されている。こ
の係止突片432は、ボックス状被覆主体400の前記
係止切欠に合致するようになっており、係止突片432
と係止切欠が合致したときには、基板ボックス120の
側面と同一平面となって被覆カバー体402を横方向
(図5の右側方向)にスライドしないかぎり上方向に外
し難い係止構造となっている。
【0058】また、短辺他側(図5の左側)の両端部に
は、露出している皿ビス416の上面を覆う皿ビス被覆
突片423となっており、その皿ビス被覆突片423の
間に複数の固着部が形成されている。固着部としては、
ワンウェイネジ409を挿通係止する固定片部424〜
427と各固定片部424〜427と被覆カバー体40
2の短辺側端縁とを連結するコ字状切断部428とから
構成されるものである。固定片部424〜427は、被
覆枠体401の前述した各貫通穴440〜443に対応
する位置に設けられるものであってワンウェイネジ40
9の頭部が完全に中に入るように凹状に形成されてい
る。このため、ワンウェイネジ409の頭部を切断して
ネジ止めを破壊して基板ボックス120を開放する不正
行為が防止できる。なお、固定片部424〜427にネ
ジ止めした後にその凹部に紫外線硬化樹脂で覆ったり、
あるいは凹部に埋め込む凸状の合成樹脂を接着剤や溶着
技術で接着したりして、ネジに触れることができないよ
うにしてもよい。
【0059】また、固定片部424〜427のうち、出
荷時にワンウェイネジ409が螺着される固定片部42
4を除く固定片部425〜427には、側方に向かって
ネジ押え片425a〜427aが突設され、そのネジ押
え片425a〜427aの裏面に押え凸部425b〜4
27b(図6参照)が一体的に形成されている。このネ
ジ押え片425a〜427aは、被覆枠体401の前記
装備穴444〜446に装備される予備のワンウェイネ
ジ409の頭部を押さえ付けて当該ワンウェイネジ40
9が装備穴から脱落しないようにするためのものであ
る。
【0060】また、コ字状切断部428は、被覆カバー
体402の上面からやや突出した形状となっている。そ
して、コ字状切断部428の上面には、それぞれ基板ボ
ックス120の開放手順を示唆するための刻印「1〜
4」が施されている。具体的には、固定片部424に対
応する切断部428には「1」の刻印が施され、固定片
部425に対応する切断部428には「2」の刻印が施
され、固定片部426に対応する切断部428には
「3」の刻印が施され、固定片部427に対応する切断
部428には「4」の刻印が施されている。なお、コ字
状切断部428は、突出しているが、固定片部424〜
427が基板ボックス120の外周面に出ていないよう
に構成されている。また、切断部428の構造も、必ず
しもコ字状でなくてもよく、切断し易い形状(例えば、
肉厚が薄い等)であればよい。ただし、本実施形態のよ
うに切断部が僅かでも突出した構造の方が切断し易いと
いうメリットはある。
【0061】一方、被覆カバー体402の長手方向の端
縁には、適宜間隔を置いてL字型被係合部429と切欠
部被覆突片430とが隣接し且つ上下方向に段差状に外
側に向かって突設されている。L字型被係合部429
は、被覆枠体401の前記コ字型係合部418の溝部に
係合するレール状突起がその先端に上向きに突設される
ものであり、被覆枠体401のコ字型係合部418の長
さとほぼ同じであって前記嵌め込み用切欠部419に嵌
め込まれる長さに形成されている。なお、レール状突起
の先端部は、図6に示すように、テーパー面449とな
っており、レール状突起がコ字型係合部418の溝部に
スムーズに侵入するようになっている。また、切欠部被
覆突片430は、被覆カバー体402を横方向にスライ
ドさせたときに被覆枠体401の前記嵌め込み用切欠部
419を完全に被覆するものである。なお、被覆枠体4
01の前記突出板部411に対応する被覆カバー体40
2の位置には、対応切欠部431aが形成され、その対
応切欠部431aにも切欠部被覆突片430とL字型被
係合部418に代わる当接片431bが突設形成されて
いる。更に、被覆カバー体402の長手方向の両端縁下
方には、被覆枠体401の前記案内溝417と係合する
案内突起448(図6参照)が突設されている。
【0062】しかして、上記のように構成される被覆カ
バー体402を被覆枠体401を止着したボックス状被
覆主体400に固定するには、図6(A)に示すよう
に、まず、予め装備穴444〜446に予備のワンウェ
イネジ409を装着した状態で、被覆枠体401の上方
からL型被係合部429を嵌め込み用切欠部419に嵌
挿すると同時に案内突起448と案内溝417とが一致
するように被覆カバー体402を載置する。この状態に
おいては、図6(B)に示す状態となっており、その
後、図6(B)に示す矢印方向に被覆カバー体402を
スライド移動させてコ字型係合部418の溝部とL字型
被係合部429のレール状突起とを係合させる。そし
て、完全に係合させた状態では、図5に示すように、被
覆カバー体402の係止突片432がボックス状被覆主
体400の係止切欠に係止され、被覆カバー体402の
長手方向の両サイドがコ字型係合部418とL字型被係
合部429とによって複数箇所で係合されると共に嵌め
込み用切欠部419が切欠部被覆突片430で密着被覆
され、更に、四隅に位置する皿ビス416が被覆カバー
体402の皿ビス被覆突片423及び短辺一側部によっ
て完全に被覆された状態となる。また、装備穴444〜
446に装着されたワンウェイネジ409の上方もネジ
押え片425a〜427aの押え凸部425b〜427
bによって脱落しないように押え付けられている。そし
て、この状態で、固定片部424にワンウェイネジ40
9を挿入して螺着することにより、被覆カバー体402
を被覆枠体401及びボックス状被覆主体400に固定
する作業を終了する。
【0063】ここで、ワンウェイネジ409について説
明する。ワンウェイネジ409は、ネジ締め方向にしか
回らない特殊なネジであり、一旦締め付けるとネジを破
壊しない限り取り外すことができない。具体的には、図
8(A)(B)に示すように、その頭部450に形成さ
れたネジ溝が当接面部451と凹部452と中心穴部4
53とから構成されている。そして、図8(C)(D)
に示す特殊マイナスドライバー454でネジ締めを行う
場合には、ドライバー454の中心軸部455を中心穴
部453に差し込み、この状態からドライバー454の
当接片部456を当接面部451に当接させて一方向
(図8(A)の時計回り方向)に頭部450を回転させ
ることでネジ締めを行う。一方、ドライバー454で頭
部450を他方向(図8(A)の反時計回り方向)に回
転させてネジ409を取り外そうとした場合には、ドラ
イバー454が凹部452に入り込んで滑ってしまい頭
部450を回転させることができずにネジ409の取り
外しが行えない。なお、通常のマイナスドライバーでも
頭部450を一方向に回転させてネジ締めすることは可
能であるが、特殊マイナスドライバー454のように、
中心軸部455をワンウェイネジ409の中心穴部45
3に差し込んでワンウェイネジ409との位置決めを行
った方が締め付け作業が容易に行える。
【0064】次に、遊技場等で基板ボックス120を主
基板121及び電飾制御基板76の検査(出荷納入後に
ROMが正規のものか否かを検査する)のために開放
し、その後再度閉塞状態に復元する手順を説明する。先
ず、基板ボックス120の閉塞状態において、刻印
「1」の目印の切断部428をニッパー等の切断工具で
切断する。これにより、固定片部424は、図7(B)
に示すように、被覆カバー体402から完全に分離さ
れ、固定片部424及びワンウェイネジ409は、ボッ
クス状被覆主体400側に残存した状態となる。そし
て、被覆カバー体402を図7(B)の矢印方向にスラ
イド移動してL字型被係合部429を嵌め込み用切欠部
419に一致させて被覆カバー体402を上方に持ちあ
げることにより、基板ボックス120が開放され、主基
板121及び電飾制御基板76の検査を行うことができ
る。また、このような被覆カバー体402の取り外し
(切断部428の切断)によって、各装備穴444〜4
46に挿通されたワンウェイネジ409は、取り出し可
能な状態となり、このうち装備穴444に挿通された予
備のワンウェイネジ409をボックス120の復元用に
取り出す。その後、基板ボックス120を閉塞するとき
には、L字型被係合部429を嵌め込み用切欠部419
に一致させた状態で被覆カバー体402を被覆枠体40
1に被せ、次に取り出したワンウェイネジ409を刻印
「2」を目印に固定片部425に螺着する。これによ
り、図7(C)に示すように、固定片部425とこれに
対応するボックス状被覆主体400の取付穴とがワンウ
ェイネジ409によって共締めされて基板ボックス12
0が再度閉塞状態に復元される。以下、同様にして複数
回(本実施形態の場合には、4回だが、4回目は、ワン
ウェイネジ409で止めることができないので、実質的
には3回)の再検査を行うことができるものである。
【0065】ところで、上記した基板ボックス120の
閉塞状態においては、切断部428を切断して固定片部
424〜427と被覆カバー体402との連結(固着状
態)を解除しない限り、被覆枠体401のコ字型係合部
418と被覆カバー体402のL字型被係合部429と
の係合が解除できず、基板ボックス120が開放できな
いようになっている。従って、主基板121及び電飾制
御基板76の検査以外で切断部428が切断されるよう
な場合は、この切断により主基板121及び電飾制御基
板76に不正が行われたことが即座に且つ確実に判別で
きるため、基板ボックス120の防犯効果を高めること
ができる。また、上記した係合部(係合部418及び被
係合部429)を設けることにより、ボックス120の
防犯性を低下させることなくボックス状被覆主体400
及び被覆枠体401と被覆カバー体402との固着箇所
を必要最小限に抑えることができ、ひいては基板ボック
ス120の組み付け作業性を向上することができる。特
に、本実施形態の場合には、複数のL字型被係合部42
9を複数の嵌め込み用切欠部419に嵌め込んで僅かな
距離だけスライドさせれば良いので、組付け作業性の迅
速化も図ることができる。
【0066】なお、上記した実施形態は、本発明を限定
するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能
である。例えば、上記実施形態では、締まる方向にしか
回らないワンウェイネジ409で固定片部424〜42
7を締め付ける構成となっているが、これに代えて破断
取付ネジやリベット等の締結部材で固定片部424〜4
27を締め付ける構成としてもよく、さらには固着部を
接着剤で接着したり、溶着したりする構成であってもよ
い。また、ワンウェイネジ409等で固着する個所は、
必要最小限にした方がコストが低減できてよいが、複数
箇所でも良い。また、装備穴444〜446に装備され
るワンウェイネジ409は、必ずしも基板ボックス12
0に装備させる必要はなく、検査時に支給するものであ
ってもよい。また、上記した実施形態においては、検査
後に再度組付け得るように固定片部424〜427を複
数設けたものを示したが、再度組み付けることができな
いものでもよいし、1回だけしか再組付けができない構
造のものでも良い。また、このワンウェイネジ409で
ビス止めされる基板ボックス120に電飾制御基板76
に代えて効果音制御基板37を収容するようにしてもよ
く、主基板121、電飾制御基板76、及び効果音制御
基板37を一緒に基板ボックス120に収容してもよ
い。
【0067】また、主基板121と各制御基板37,7
6の通信は、主基板121のマイコン(CPU)から各
制御基板37,76にコマンドデータが送信され、その
コマンドデータによって電飾及び音が制御されるが、各
制御基板37,76は、そのコマンドデータを受けるの
みであり、主基板121に信号(データ)を送信するこ
とはない。例えば、コマンドデータとINT信号が主基
板121から送信されることで、各制御基板37,76
は、コマンドデータの受信及び記憶を行う。
【0068】以上のように、本実施形態に係る弾球遊技
機1は、遊技動作を制御する遊技制御基板としての主基
板121と、弾球遊技機1を電気的に装飾する電飾部品
を表示制御する電飾制御基板76と、を個々に分離して
備え、主基板121と電飾制御基板76とを1つの基板
ボックス120に収容すると共に、その基板ボックス1
20を遊技機1に対して着脱自在に取り付けたことを特
徴とする。このように構成することにより、リサイクル
時には、着脱自在な基板ボックス120を遊技機1から
簡単に取り外し、リサイクルする制御基板(主基板12
1又は電飾制御基板76)を基板ボックス120から取
り出すだけでいいので、わざわざ複数の基板ボックスを
遊技機から取り外す必要がなくなり、ひいては主基板1
21及び電飾制御基板76のリサイクル作業が容易にな
る。また、この構成によれば、基板ボックスから個別に
制御基板が着脱できるので、故障等が生じた制御基板だ
けを取り外して交換又は修理することも可能になる。
【0069】また、前記基板ボックス120に収容され
るそれぞれの基板121,76において、主基板121
とその他の基板(電飾制御基板76、効果音制御基板3
7)との通信を、主基板121からの一方向通信とした
ことを特徴とする。このように構成することにより、主
基板121に不正な信号を送信するような不正改造を極
力防止することができる。
【0070】また、上記した実施形態によれば、前記基
板ボックス120を構成し、収容する制御基板121,
76を被覆するための被覆部材(本実施形態では、被覆
部材400〜402)を全て透明合成樹脂で形成したこ
とを特徴とする。このように構成することにより、基板
ボックス120内に収容されるそれぞれの基板121,
76の全面が外部から視認可能になるので、収容される
それぞれの制御基板121,76が不正改造されている
か否かを容易に確認することができる。
【0071】また、前記基板ボックス120を複数の被
覆部材(本実施形態では、被覆部材400〜402)か
ら構成すると共に、該複数の被覆部材400〜402の
組み付けを、破壊しない限りその組み付け状態が解除で
きない固着手段(本実施形態では、ワンウェイネジ40
9)によって行うことを特徴とする。このように構成す
ることにより、基板ボックス120内に収容される基板
(主基板121、電飾制御基板76、効果音制御基板3
7)に対する不正行為を防止することができる。
【0072】また、前記複数の被覆部材400〜402
のうち少なくとも1つの被覆部材(本実施形態では、被
覆部材402)には、固着手段(ワンウェイネジ40
9)により複数の被覆部材400〜402を固着状態に
組み付ける第一の取付片部としての固定片部424と、
該固定片部424を切り離して複数の被覆部材400〜
402の固着状態を解除する第一の切断部としての切断
部428と、該切断部428の切断状態で固着手段(ワ
ンウェイネジ409)により複数の被覆部材400〜4
02を再び固着状態に組み付ける少なくとも1つの(複
数の)第二の取付片部としての固定片部425〜427
と、(該固定片部425〜427を切り離して複数の被
覆部材400〜402の固着状態を解除する複数の第二
の切断部としての切断部428と、)が形成されている
ことを特徴とする。このように構成することにより、出
荷納入後に基板ボックス120内の基板121,76を
検査する場合でも、固定片部425〜427を固着手段
(ワンウェイネジ409)で固着することにより、別の
新しい基板ボックスに取り替えることなく、再度防犯効
果の高い基板ボックスに復元することができ、さらに
は、複数の第二の取付片部と複数の第二の切断部を設け
ることで、複数回検査しても防犯効果を高く維持するこ
とができる。なお、第一の取付片部及び第一の切断部
は、1つの被覆部材にのみ設けることに限定せず、組み
付けられる2つの被覆部材毎に設けるようにしてもよ
い。即ち、組付時には、2つの被覆部材のそれぞれの第
一の取付片部を固着手段(ワンウェイネジ409)で固
着し、組み付けを解除するときには、2つの被覆部材の
各第一の切断部を一緒に切断するようなものでもよい。
また、第二の取付片部及び第一の切断部を1つだけ設け
ることで、1回だけ復元できるようなものでもよい。
【0073】次に、第二実施形態について説明する。こ
の第二実施形態においては、第一実施形態の変形例を説
明する。前述した第一実施形態においては、主基板12
1を電飾制御基板76と一緒に基板ボックス120内に
収容した例を示したが、この第二実施形態においては、
効果音制御基板37を収容する基板ボックス200内に
主基板121を一緒に収容する例を説明する。
【0074】図9は、第二実施形態における基板ボック
スと取付台を示す斜視図であり、図10は、第二実施形
態における基板ボックスと効果音制御基板と主基板を示
す分解斜視図である。図9を参照して、機構板90に
は、効果音制御基板37及び主基板121を収容する基
板ボックス200が取り付けられている。基板ボックス
200は、図9に示すように、直方体形状をなすと共に
その一側面が、長方形の板状をなす取付台201を介し
て機構板90に取り付けられる。機構板90への取り付
け箇所は、開口窓91の開口側端部(図2に示す左側端
部)であり、このような取付台201を介した基板ボッ
クス200の取り付けによって、機構板90の強度を向
上するようになっている。そこで、先ず、基板ボックス
200を機構板90に取り付ける取付台201について
説明する。長方形状をなす取付台201の上下両端に
は、取付片202,203が形成され、該取付片20
2,203には、それぞれ取付穴204,205が左右
一対に穿設されている。そして、その取付穴204,2
05を機構板90の開口側端部の上下両側に形成された
取付ボス106にビス107止めすることで、取付台2
01が機構板90の開口側端部に架設された状態で取り
付けられる。
【0075】また、取付台201の後面側(機構板90
と対向する側)には、取付台201の強度、ひいては機
構板90の強度を向上するための補強リブ206が立設
されている。一方、取付台201の前面側には、左右両
端及び下端に亘ってリブが立設されている。左右両端の
リブは、それぞれ基板ボックス200を上側からスライ
ドさせて取り付けるための案内リブ207となり、下端
のリブは、基板ボックス200の底面を支持する支持リ
ブ208となる。左右の案内リブ207には、それぞれ
内側へ突出した係止突起209が上、中、下の3箇所に
形成されており、この係止突起209が基板ボックス2
00側の後述する係合突起213と係合することで、基
板ボックス200を取付台201に取り付けるようにな
っている。
【0076】また、取付台201には、板面上側部分に
係合レバー210が形成されている。この係合レバー2
10は、取付台201の板面に対して前後方向に撓むよ
うに設けられ、その撓みの先端部分には、基板ボックス
200側の係合凹部(図示しない)との係合によって基
板ボックス200の取り付け状態を保持する係止凸部2
10aが前面側に突出して形成されている。なお、係合
凹部がなくてもよい。つまり、基板ボックス200の上
面と当接して上方に移動しないようにすればよいが、係
合凹部により一層係合がしっかりと確実に行われる。ま
た、その突出部分を撓み操作することで係止凸部210
aと係合凹部の係合及び解除を行うが、その操作をし易
いように係合凸部210aは平面状に形成されている。
なお、取付台201は、係合レバー210の撓みを可能
にする合成樹脂によって形成されているが、特にこの材
質に限定しない。但し、取付台に撓み可能な係合レバー
を設けることを考慮すると、係合レバーの撓みを可能に
する材質で形成することが望ましい。
【0077】上記した取付台201を介して機構板90
に取り付けられる基板ボックス200は、図10に示す
ように、一側面に開口211aを有したボックス本体2
11と、ボックス本体211の開口211aを被覆する
蓋体212と、から構成されている。ボックス本体21
1及び蓋体212は、収容する効果音制御基板37及び
主基板121を外部から視認可能にする透明合成樹脂
(ポリカーボネイト)から形成されているが、特にこの
材質に限定しない。但し、基板ボックス200内での不
正改造が容易に発見できることを考慮すると、基板ボッ
クス200内を透視可能にする材質で形成することが望
ましい。しかし、金属などで構成すれば、ノイズによる
誤動作を極力防止でき、さらには強度の高いボックスと
することができる。ボックス本体211の後端側(開口
211aの反対側)の左右外壁には、それぞれ前記係止
突起209と係合する係合突起213が上、中、下の3
箇所に突設されている。ボックス本体211の左右側面
には、蓋体212を取り付けるための係止穴214及び
ビス止め穴215がそれぞれ上下2箇所に穿設されると
共に、基板ボックス200内に収容される効果音制御基
板37及び主基板121からの熱を外部に放出する放熱
穴219が多数穿設されている。なお、この放熱穴は、
不正防止のために極力小さくすべきで、例えば直径2m
m以下にするのが望ましい。
【0078】また、ボックス本体211の内部には、そ
の内部空間を左側空間と右側空間に仕切る仕切板216
が設けられている。左側空間におけるボックス本体21
1の上面及び底面には、それぞれ前後方向に延びる2条
の案内リブ217が立設され、2条の案内リブ217間
に形成される溝が効果音制御基板37をスライドさせて
取り付ける取付溝となる。一方、右側空間におけるボッ
クス本体211の上面及び底面にも同様に、前後方向に
延びる2条の案内リブ218が立設され、2条の案内リ
ブ218間に形成される溝が主基板121をスライドさ
せて取り付ける取付溝となる。即ち、仕切板216によ
って仕切られたボックス本体211内の左側空間は、効
果音制御基板37の収容空間として形成され、右側空間
は、主基板121の収容空間として形成されている。
【0079】ここで、基板ボックス200内に収容され
る効果音制御基板37及び主基板121の構成について
説明する。効果音制御基板37の一側面には、各種の電
子部品(図示しない)が実装され、各種電子部品の実装
面における前端部分には、電子部品(効果音制御基板3
7)を前記音量切替スイッチ基板36に接続するための
コネクタ301と、効果音制御基板37を主基板121
に接続するためのコネクタ302と、が実装されてい
る。一方、主基板121の一側面には、マイクロコンピ
ュータ303aを含む各種の電子部品303が実装さ
れ、各種電子部品303の実装面における前端部分に
は、電子部品303(主基板121)を前記中継基板7
2や電飾制御基板76などに接続するためのコネクタ3
04と、主基板121を賞球制御基板111などに接続
するためのコネクタ305と、主基板121を前記効果
音制御基板37に接続するためのコネクタ306と、が
実装されている。
【0080】なお、上記した効果音制御基板37に設け
られる音声データ用のROMは、ROMソケットにより
着脱容易に効果音制御基板37上に設けられている。こ
のため、ROMを効果音制御基板37から取り外して別
のデータが書き込まれたROMをROMソケットに装着
するだけで、効果音を簡単に変えることができてリサイ
クルが可能である。つまり、遊技盤40の入れ替え時に
基板ボックス200ごと回収し、ROMを取り出して書
き換え又は交換すれば、異なる内容の新しい機種用のも
のとすることができるので、その新しい機種の入れ替え
の際にROMだけを変えた基板ボックスを再び納品して
再利用することができる。なお、電飾制御基板76に設
けられる表示データ用のROMもこれと同様にROMソ
ケットにより着脱容易に電飾制御基板76上に設けらて
いるので、ランプやLEDの数が同一の機種であれば、
内容の異なるROMを交換するだけで、別の機種でも電
飾制御基板76をリサイクルできるようになっている。
但し、このようにROMが簡単に取り外せた方が望まし
いが、ROMが直にハンダ付けされるようなものでもよ
く、その場合にROMは書き換え可能なROMなどであ
ればROMが実装されたまま基板を外してROMを実装
したまま書き換えを行い、その基板を新しい機種用とし
て基板ボックスに収容するようにしてもよい。
【0081】蓋体212は、ボックス本体211の開口
211aとほぼ同等の大きさを有する長方形の板状をな
し、その裏面(ボックス本体211と対向する面)のほ
ぼ全周には、ボックス本体211への取り付け状態で開
口211aに嵌入する周設リブ220が立設されてい
る。蓋体212の裏面側四隅には、それぞれ周設リブ2
20よりも遥かに突出した断面L字状のガイド片221
が周設リブ220から延設された状態で形成されてい
る。このガイド片221は、蓋体212をボックス本体
211に取り付ける際、最初に開口211aの四隅に嵌
入することで、後の取り付けをガイド片221に沿った
簡単なスライド操作で行えるようにするものである。
【0082】また、蓋体212の左右両側の周設リブ2
20には、それぞれ上下2箇所に係合爪222が延設さ
れ、該係合爪222の近傍となる蓋体212の左右両端
部分(計4箇所)には、ボックス本体211への取り付
け状態でボックス本体211の側面を係合爪222の基
部222aとで挟持する突片224が形成されている。
係合爪222は、前記係止穴214との係合によって蓋
体212をボックス本体211に取り付け保持するもの
であり、その基部222aには、前記ビス止め穴215
と対応する長穴形状の取付穴223が穿設されている。
この取付穴223は、係合爪222及び係止穴214の
係合状態でビス止め穴215にビスを締め付けることで
そのビス先端部を挿通し、ビスを取り外さない限りは蓋
体212をボックス本体211から取り外せないように
するものである。
【0083】なお、上記した蓋体212のボックス本体
211に対するビス止めは、必ずしも行う必要がなく、
ビス止めせずに係合爪222と係止穴214の係合によ
ってのみ蓋体212をボックス本体211に取り付ける
ようにしてもよい。この場合には、係合爪222と係止
穴214の係合を解除するだけで簡単に蓋体212をボ
ックス本体211から取り外すことができるので、基板
ボックス200に収容される各制御基板37,121の
リサイクル作業がより一層容易に行える。
【0084】更に、蓋体212の裏面には、仕切板22
5が上下方向に条設されると共に、該仕切板225の上
下両端部における左右側方には、それぞれ取付溝22
6,227が形成されている。仕切板225は、蓋体2
12及びボックス本体211の組み付け状態で前記仕切
板216と同様に効果音制御基板37の収容空間と主基
板121の収容空間を仕切るようになっている。取付溝
226,227は、蓋体212及びボックス本体211
の組み付け状態で制御基板37,121の各前端部を嵌
め込み、基板ボックス200内での制御基板37,12
1の収容状態を保持するようになっている。
【0085】また、蓋体212の板面には、基板ボック
ス200内に収容される制御基板37,121の各コネ
クタ301,302,304〜306を外部に連通させ
るためのコネクタ開口228が穿設されており、該コネ
クタ開口228の開口端部は、外側からコネクタが差し
込み易いようにテーパー面229の形状に形成されてい
る。コネクタ開口228が穿設されていない蓋体212
の表面上部には、ボックス本体211に対する蓋体21
2の取り付け方向を間違わないように「上」の刻印23
1が押されると共に、基板ボックス200(蓋体212
及びボックス本体211)の材質を示す「PC」(ポリ
カーボネイトの略称)の刻印232が押されている(こ
の構成については、第三実施形態となる図11を参
照)。また、蓋体212の上下両端部には、指を引っ掛
けて蓋体212をボックス本体211から取り外し易く
するための突起部230が形成されている。なお、上記
した蓋体212の構成において、蓋体212の裏面側に
形成された断面L字状のガイド片221と1条の仕切板
225は、それぞれ蓋体212の強度を向上させる補強
リブとしての役割も備えている。
【0086】しかして、以上説明したボックス本体21
1及び蓋体212からなる基板ボックス200は、着脱
自在なスライド装着方法によってその内部空間に効果音
制御基板37及び主基板121を収容する。そして、機
構板90の開口窓91の開口側端部にビス107止めさ
れた取付台201に対して、着脱自在なスライド装着方
法によって基板ボックス200が取り付けられる。ま
た、このような基板ボックス200の取り付け状態にお
いて、コネクタ開口228により、効果音制御基板37
に設けられたコネクタ301,302、及び主基板12
1に設けられたコネクタ304〜306は、それぞれ外
部と接続可能になっている。なお、基板ボックス200
内に収容される各基板37,121は、各基板37,1
21のコネクタ302,306と対応するコネクタ開口
228を通してコネクタ配線(図示しない)によって接
続される。
【0087】なお、上記した基板ボックス200に収容
するのは、効果音制御基板37に代えて電飾制御基板7
6でもよく、また、電飾制御基板76、効果音制御基板
37、及び主基板121をそれぞれ基板ボックス200
に収容し、それぞれが重なった状態で取付台に垂直にな
るように取り付けてもよい。さらには、基板ボックス2
00を前述した基板ボックス120のように固着手段で
固着してもいいし、切断部及び第二の固着部を設けて再
度固着できるようにしてもよい。また、基板ボックス内
に2枚の基板を収容する場合は、第二実施形態のように
互いに片面実装の基板のとき、そのハンダ面を向かい合
わせて収容したことで、実装部品を容易に視認でき不正
改造されていないか容易に確認できる。
【0088】以上のように、第二実施形態の構成によれ
ば、遊技動作を制御する遊技制御基板としての主基板1
21と、遊技動作に応じた効果音を発生制御する効果音
制御基板37と、を個々に分離して備え遊技機1におい
て、主基板121と効果音制御基板37とを1つの基板
ボックス200に収容すると共に、その基板ボックス2
00を遊技機1に対して着脱自在に取り付けたことを特
徴とする。このように構成することにより、リサイクル
時には、着脱自在な基板ボックス200を遊技機1から
簡単に取り外し、リサイクルする制御基板(主基板12
1又は効果音制御基板37)を基板ボックス200から
取り出すだけでいいので、わざわざ複数の基板ボックス
を遊技機から取り外す必要がなくなり、ひいては主基板
121及び効果音制御基板37のリサイクル作業が容易
になる。また、この構成によれば、基板ボックスから個
別に制御基板が着脱できるので、故障等が生じた制御基
板だけを取り外して交換又は修理することも可能にな
る。
【0089】また、前記基板ボックス200に各基板1
21,37のコネクタ接続用のコネクタ開口228を設
けて他の電気部品と接続可能にしたことを特徴とする。
このように構成することにより、コネクタの着脱が簡単
になり、ひいては基板交換が容易になる。
【0090】また、前記基板ボックス200に収容され
るそれぞれの基板121,37を重畳して設けたことを
特徴とする。このように構成することにより、基板ボッ
クス200内における各基板121,37の収容スペー
スを小さくすることができ、ひいては基板ボックス20
0の小型化を招来することができる。
【0091】また、前記基板ボックス200に収容され
るそれぞれの基板121,37の各基板面が遊技機1に
対する基板ボックス200の取付面と垂直になるように
基板ボックス200を取り付けたことを特徴とする。こ
のように構成することにより、遊技機1における基板ボ
ックス200の設置面積を小さくすることができる。
【0092】次に、第三実施形態について説明する。こ
の第三実施形態においては、第二実施形態の変形例を説
明する。前述した第二実施形態においては、基板ボック
ス200内に収容した主基板121と効果音制御基板3
7を仕切板216で仕切った構成を例示したが、この第
三実施形態においては、基板ボックス200内に仕切板
216を設けずに基板ボックス200内で主基板121
と効果音制御基板37を接続した例を説明する。
【0093】図11は、第三実施形態における効果音制
御基板及び主基板を収容した基板ボックスを示す正面図
である。図11において、基板ボックス200を構成す
るボックス本体211の内部からは仕切板216が取り
払われ、内部空間は、左右に分割されることなく1つと
なっている。また、ボックス本体211のその他の構成
は、前記第二実施形態と同様であり、効果音制御基板3
7をスライドさせて取り付けるための案内リブ217
と、主基板121をスライドさせて取り付ける案内リブ
218と、がボックス本体211に形成されている。ま
た、第三実施形態の効果音制御基板37及び主基板12
1には、それぞれ電子部品の実装面とは反対側の面(ハ
ンダ面)に各基板37,121同士を接続するためのコ
ネクタ310,311が実装されている。
【0094】以上のように、第三実施形態の構成によれ
ば、基板ボックス200内に収容される主基板121と
効果音制御基板37を直接的にコネクタ310,311
で接続したので、一旦、主基板121と効果音制御基板
37を基板ボックス200内に収容してから各基板12
1,37をコネクタ配線で接続するという煩わしい作業
を省くことができる。なお、第三実施形態のように、基
板同士を直接的にコネクタ接続する構成では、コネクタ
同士の接続が多少ズレていてもかみ合うように嵌合部が
多少動くフローティングコネクタで各基板の接続を行う
ことが望ましい。また、前記第一、第二、及び後述する
第四乃至第七実施形態のコネクタについても、フローテ
ィングコネクタを用いてもよい。
【0095】ところで、前述した第一実施形態では、主
基板121と電飾制御基板76を一緒に基板ボックス1
20内に収容し、第二及び第三実施形態では、主基板1
21と効果音制御基板37を一緒に基板ボックス200
内に収容した場合を例示しているが、これに限らず、主
基板121と効果音制御基板37を一緒に基板ボックス
120内に収容したり、主基板121と電飾制御基板7
6を一緒に基板ボックス200内に収容するようにして
もよい。
【0096】また、上記した第一乃至第三実施形態で
は、主基板121を電飾制御基板76又は効果音制御基
板37のいずれか一方と一緒に基板ボックス内に収容す
る構成を例示したが、これに限らず以下に示す第四乃至
第七実施形態のように遊技制御基板を電飾制御基板及び
効果音制御基板と一緒に基板ボックス内に収容するよう
にしてもよい。但し、第四乃至第七実施形態において
も、前記第一乃至第三実施形態と同様に、基板ボックス
は遊技機に対して着脱自在に取り付けられるものであ
る。また、以下に説明する第四乃至第七実施形態におい
ては、遊技制御基板と電飾制御基板、あるいは遊技制御
基板と効果音制御基板、の2枚の基板だけを基板ボック
ス内に収容したものであってもよい。
【0097】まず、図12(A)に示す第四実施形態で
は、基板ボックス500内に主基板501と電飾制御基
板502と効果音制御基板503を一緒に収容してい
る。また、基板ボックス500に収容されるそれぞれの
基板501〜503のコネクタ実装領域は、各基板50
1〜503の一端側に集設され、基板ボックス500内
における各基板501〜503の収容状態において、各
基板501〜503のコネクタ実装領域が近接するよう
に配置されている。また、基板ボックス500を構成
し、且つ各基板501〜503の電子部品実装領域及び
コネクタ実装領域を被覆する被覆部材500aには、基
板501〜503に実装された各コネクタ(主基板50
1のコネクタ504,505、電飾制御基板502のコ
ネクタ506、効果音制御基板503のコネクタ507
を含む)を個々に外部に連通させるためのコネクタ開口
500bが穿設されている。そして、主基板501のコ
ネクタ504と電飾制御基板502のコネクタ506が
コネクタ配線508aによって基板ボックス500の外
部で接続され、主基板501のコネクタ505と効果音
制御基板503のコネクタ507がコネクタ配線508
bによって基板ボックス500の外部で接続される。
【0098】以上のように、第四実施形態の構成によれ
ば、遊技動作を制御する遊技制御基板としての主基板5
01と、遊技動作に応じた効果音を発生制御する効果音
制御基板としての効果音制御基板503と、遊技機を電
気的に装飾する電飾部品を表示制御する電飾制御基板と
しての電飾制御基板502と、を個々に分離して備えた
遊技機において、各基板501〜503を1つの基板ボ
ックス500に収容すると共に、その基板ボックス50
0を遊技機に対して着脱自在に取り付けたことを特徴と
する。このように構成することにより、リサイクル時に
は、着脱自在な基板ボックス500を遊技機から簡単に
取り外し、リサイクルする制御基板を基板ボックス50
0から取り出すだけでいいので、わざわざ複数の基板ボ
ックスを遊技機から取り外す必要がなくなり、ひいては
主基板501、効果音制御基板503、及び電飾制御基
板502のリサイクル作業が容易になる。また、この構
成によれば、基板ボックス500から個別に制御基板5
01〜503が着脱できるので、故障等が生じた制御基
板だけを取り外して交換又は修理することも可能にな
る。
【0099】また、第四実施形態の構成によれば、基板
ボックス500に収容されるそれぞれの基板501〜5
03のコネクタ(コネクタ実装領域)を各基板501〜
503の一端側に集設し、基板ボックス500内におけ
る各基板501〜503の収容状態において、各基板5
01〜503のコネクタが近接するようにしている。こ
のため、各基板501〜503のコネクタ間を短くする
ことができるので、各基板501〜503同士を接続す
るコネクタ配線508a,508bを短くでき、配線5
08a,508bをまとめる構造が必要なくなると共
に、基板501〜503をボックス500に収容する際
にその配線508a,508bが邪魔になることを極力
避けることができ、単純なボックス構造になり、容易に
基板501〜503を収容できる。
【0100】次に、遊技制御基板と電飾制御基板と効果
音制御基板を基板ボックス内に一緒に収容する構成の変
形例を第五乃至第七実施形態として説明する。なお、第
五乃至第七実施形態の説明では、第四実施形態と同様の
機能を有する部材について同一の符号を付記してその説
明を行う。まず、遊技制御基板と電飾制御基板と効果音
制御基板を基板ボックス内に一緒に収容する構成として
は、必ずしも上記した第四実施形態のように、各基板の
コネクタ(コネクタ実装領域)を各基板の一端側に集設
したものに限定しない。例えば、図12(B)に示す第
五実施形態のように、基板ボックス510に収容される
それぞれの基板511〜513のコネクタ実装領域を各
基板511〜513の一端側に集めることなく、基板ボ
ックス510内における各基板511〜513の収容状
態においても、各基板511〜513のコネクタ実装領
域が近接しないようなものであってもよい。但し、第五
実施形態の基板ボックス510を構成し、且つ各基板5
11〜513の電子部品実装領域及びコネクタ実装領域
を被覆する被覆部材514には、基板511〜513に
実装された各コネクタ(主基板511のコネクタ50
4,505、電飾制御基板512のコネクタ506、効
果音制御基板513のコネクタ507を含む)と対応す
る位置にコネクタ開口514aが穿設され、主基板51
1(コネクタ504)と電飾制御基板512(コネクタ
506)の接続、及び主基板511(コネクタ505)
と効果音制御基板513(コネクタ507)の接続は、
それぞれ前記第四実施形態と同様に、各コネクタ配線5
08a,508bによって行われる。
【0101】また、図13(A)に示す第六実施形態の
基板ボックス520には、前記第四実施形態と同様な主
基板501、電飾制御基板502、及び効果音制御基板
503が収容される。但し、第六実施形態では、主基板
501と、電飾制御基板502及び効果音制御基板50
3とで、各基板501〜503の電子部品実装領域及び
コネクタ実装領域を被覆する被覆部材が被覆部材521
と被覆部材524に分かれている。主基板501を被覆
する被覆部材521には、主基板501に実装された各
コネクタ504,505を個々に外部に連通させるため
のコネクタ開口523が穿設されると共に、その長手方
向の両端部には、前記第一実施形態の固定片部424〜
427と同様(コ字状切断部428と同様な切断部を有
して、ワンウェイネジによる固着が可能)な固定片部5
22が複数形成されている。そして、主基板501の上
面側は、固定片部522をワンウェイネジで固着した被
覆部材521によって被覆される。一方、電飾制御基板
502及び効果音制御基板503を被覆する被覆部材5
24には、電飾制御基板502及び効果音制御基板50
3に実装された各コネクタ506,507を個々に外部
に連通させるためのコネクタ開口525が穿設されてお
り、電飾制御基板502及び効果音制御基板503の上
面側は、通常の取り外し可能なネジで取り付けられた被
覆部材524によって被覆される。但し、電飾制御基板
502と効果音制御基板503のいずれか一方しか主基
板501と収容しない構成とした場合には、その電飾制
御基板502か効果音制御基板503の方を被覆部材5
24のように着脱可能な被覆部材で被覆する。
【0102】また、主基板501と電飾制御基板502
の接続、及び主基板501と効果音制御基板503の接
続は、前記第四実施形態と同様に、主基板501のコネ
クタ504と電飾制御基板502のコネクタ506がコ
ネクタ配線508aによって基板ボックス500の外部
で接続され、主基板501のコネクタ505と効果音制
御基板503のコネクタ507がコネクタ配線508b
によって基板ボックス500の外部で接続される。な
お、コネクタ実装領域は、コネクタ以外の部分も露出す
るようなものでもよいが、コネクタ以外の部分は被覆す
る方が望ましい。
【0103】以上のように、第六実施形態の構成によれ
ば、遊技制御基板としての主基板501と効果音制御基
板503と電飾制御基板502とを1つの基板ボックス
520に収容すると共に、該基板ボックス520を複数
の被覆部材から構成し、主基板501と、電飾制御基板
502及び効果音制御基板503(の電子部品実装領域
及びコネクタ実装領域)を被覆する被覆部材を分けて設
け、主基板501(の電子部品実装領域及びコネクタ実
装領域)を被覆する第一の被覆部材としての被覆部材5
21の組み付けを、破壊しない限りその組み付け状態が
解除できない固着手段(ワンウェイネジなど)によって
行う一方、電飾制御基板502及び効果音制御基板50
3(の電子部品実装領域及びコネクタ実装領域)を被覆
する第二の被覆部材としての被覆部材524の組み付け
を、着脱可能な取付手段(通常のネジや係止爪など)に
よって行うことを特徴とする。このように構成すること
により、基板に対する不正改造によって遊技内容(例え
ば大当り確率など)を変えることが可能な不正改造され
る虞の高い主基板501は、固着手段によって固着され
た被覆部材521で覆うので防犯効果を高めることがで
き、然も基板に対する不正改造がされても遊技内容に関
しては特に問題がない電飾制御基板502及び効果音制
御基板503は、着脱可能な取付手段によって取り付け
られた被覆部材524で覆うので基板のリサイクル作業
及び交換作業が容易に行える。
【0104】また、第六実施形態の構成によれば、遊技
制御基板としての主基板501と効果音制御基板503
とを1つの基板ボックス520に収容すると共に、該基
板ボックス520を複数の被覆部材から構成し、主基板
501と効果音制御基板503(の電子部品実装領域及
びコネクタ実装領域)を被覆する被覆部材を分けて設
け、主基板501(の電子部品実装領域及びコネクタ実
装領域)を被覆する第一の被覆部材としての被覆部材5
21の組み付けを、破壊しない限りその組み付け状態が
解除できない固着手段(ワンウェイネジなど)によって
行う一方、効果音制御基板503(の電子部品実装領域
及びコネクタ実装領域)を被覆する第二の被覆部材とし
ての被覆部材524の組み付けを、着脱可能な取付手段
(通常のネジや係止爪など)によって行うことを特徴と
する。このように構成することにより、基板に対する不
正改造によって遊技内容(例えば大当り確率など)を変
えることが可能な不正改造される虞の高い主基板501
は、固着手段によって固着された被覆部材521で覆う
ので防犯効果を高めることができ、然も基板に対する不
正改造がされても遊技内容に関しては特に問題がない効
果音制御基板503は、着脱可能な取付手段によって取
り付けられた被覆部材524で覆うので基板のリサイク
ル作業及び交換作業が容易に行える。
【0105】また、第六実施形態の構成によれば、遊技
制御基板としての主基板501と電飾制御基板502と
を1つの基板ボックス520に収容すると共に、該基板
ボックス520を複数の被覆部材から構成し、主基板5
01と電飾制御基板502(の電子部品実装領域及びコ
ネクタ実装領域)を被覆する被覆部材を分けて設け、主
基板501(の電子部品実装領域及びコネクタ実装領
域)を被覆する第一の被覆部材としての被覆部材521
の組み付けを、破壊しない限りその組み付け状態が解除
できない固着手段(ワンウェイネジなど)によって行う
一方、電飾制御基板502(の電子部品実装領域及びコ
ネクタ実装領域)を被覆する第二の被覆部材としての被
覆部材524の組み付けを、着脱可能な取付手段(通常
のネジや係止爪など)によって行うことを特徴とする。
このように構成することにより、基板に対する不正改造
によって遊技内容(例えば大当り確率など)を変えるこ
とが可能な不正改造される虞の高い主基板501は、固
着手段によって固着された被覆部材521で覆うので防
犯効果を高めることができ、然も基板に対する不正改造
がされても遊技内容に関しては特に問題がない電飾制御
基板502は、着脱可能な取付手段によって取り付けら
れた被覆部材524で覆うので基板のリサイクル作業及
び交換作業が容易に行える。
【0106】また、第六実施形態では、主基板501の
電子部品実装領域及びコネクタ実装領域を被覆する被覆
部材521に複数の固定片部522を形成したので、出
荷納入後に基板ボックス520内の主基板501を検査
する場合でも、別の新しい基板ボックスに取り替えるこ
となく、再度防犯効果の高い基板ボックスに復元するこ
とができ、さらには、複数回検査しても防犯効果を高く
維持することができる。
【0107】また、図13(B)に示す第七実施形態の
基板ボックス530には、前記第四実施形態と同様な主
基板501、電飾制御基板502、及び効果音制御基板
503が収容される。但し、第七実施形態では、基板ボ
ックス530を構成し、且つ各基板501〜503の電
子部品実装領域及びコネクタ実装領域を被覆する被覆部
材531には、基板501〜503の各コネクタ(主基
板501のコネクタ504,505、電飾制御基板50
2のコネクタ506、効果音制御基板503のコネクタ
507を含む)を個々に外部に連通させるためのコネク
タ開口は穿設されておらず、各基板501〜503のコ
ネクタ実装領域全体を外部に連通させるコネクタ開口5
31aが穿設されている。そして、このようなコネクタ
開口531aを通して、主基板501のコネクタ504
と電飾制御基板502のコネクタ506がコネクタ配線
508aによって基板ボックス530の外部で接続さ
れ、主基板501のコネクタ505と効果音制御基板5
03のコネクタ507がコネクタ配線508bによって
基板ボックス530の外部で接続される。
【0108】なお、基板ボックス内の基板を接続するた
めのコネクタ開口としては、第七実施形態で示したよう
に、各基板のコネクタ実装領域全体を外部に連通させる
ようなものでもよいが、基板に対する不正行為を防止す
るという点(基板のコネクタパターンを覆う点)を考慮
すると、前記第四乃至第六実施形態で示したように、各
基板のコネクタ実装領域を個々に外部に連通させるコネ
クタ開口を設けることが望ましい。また、このようなコ
ネクタを臨設するコネクタ開口を設けずに、コネクタ配
線を通すだけの配線挿通穴を設けることで、各基板の接
続を行うようにしてもよい。さらには、前記第四乃至第
七実施形態では、基板ボックス内の各基板を基板ボック
スの外部で接続する構成としているが、これに限らず、
基板ボックス内で各基板を接続するようにしてもよい
(前記第三実施形態で示したようなコネクタ配線を用い
ない基板同士の接続を含む)。
【0109】なお、本実施形態では、機構板に取り付け
られた取付台に対して基板ボックスをスライド装着する
構成としているが、これに限らず、基板ボックスを遊技
盤に取り付ける構成としてもよく、回転軸支によって着
脱自在に基板ボックスを取り付ける構成としてもよい。
また、各制御基板の基板ボックスへの収容状態として
は、完全に密閉した状態の収容であっても、あるいは一
部が露出した状態の収容であってもよい。また、基板ボ
ックス内での各制御基板の収容位置、基板ボックスに対
する各制御基板の装着方法、及び基板ボックスの構成部
品についても、実施形態中に記載のものに限定しない。
【0110】また、実施形態中では、弾球遊技機の構成
として、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示
装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の
表示結果となると特定遊技状態が発生して可変入賞球装
置を開放する弾球遊技機(これを俗に第1種という)を
例示しているが、特にこれに限定するものではなく、始
動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変入賞球装置を開
放し、該可変入賞球装置内の特定領域への打玉の入賞に
より特定遊技状態を発生する弾球遊技機(これを俗に第
2種という)や、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って
可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報
が所定の表示結果となると権利発生状態となり、この状
態で特定領域に打玉が入賞すると特定遊技状態が発生す
る弾球遊技機(これを俗に第3種という)であってもよ
く、さらには、映像パチンコ機あるいは封入玉式パチン
コ機のいずれであってもよい。また、本発明の遊技機
は、弾球遊技機に限定するものではなく、スロットマシ
ンやコインゲーム等の各種遊技機に適用できることは言
うまでもない。
【0111】また、明細書中でいう効果音とは、音声な
どサンプリングした音や電子音など、効果音として発生
される音であればいずれの音であってもよい。また、電
飾制御基板で普通図柄なども合わせて制御してもいい
し、枠のランプ・LEDなどだけ、遊技盤のランプ・L
EDなどだけ、を制御するようなものであってもいい。
また、音・電飾制御はCPUなどを搭載するものが望ま
しいが、必ずしも搭載しなくてもいい。
【0112】また、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記基板ボックスを構成し、収容する制御基板を
被覆するための被覆部材を全て透明合成樹脂で形成した
ことを特徴とする。このように構成することにより、基
板ボックス内に収容されるそれぞれの基板の全面が外部
から視認可能になるので、収容されるそれぞれの制御基
板が不正改造されているか否かを容易に確認することが
できる。 (2)前記基板ボックスを複数の被覆部材から構成する
と共に、該複数の被覆部材の組み付けを、破壊しない限
りその組み付け状態が解除できない固着手段によって行
うことを特徴とする。このように構成することにより、
基板ボックス内に収容される基板(遊技制御基板、電飾
制御基板、効果音制御基板)に対する不正行為を防止す
ることができる。 (3)前記複数の被覆部材のうち少なくとも1つの被覆
部材には、前記固着手段により複数の被覆部材を固着状
態に組み付ける第一の取付片部と、該第一の取付片部を
切り離して複数の被覆部材の固着状態を解除する第一の
切断部と、該第一の切断部の切断状態で固着手段により
複数の被覆部材を再び固着状態に組み付ける少なくとも
1つの(複数の)第二の取付片部と、(該第二の取付片
部を切り離して複数の被覆部材の固着状態を解除する複
数の第二の切断部と、)が形成されていることを特徴と
する。このように構成することにより、出荷納入後に基
板ボックス内の基板を検査する場合でも、第二の取付片
部を固着手段で固着することにより、別の新しい基板ボ
ックスに取り替えることなく、再度防犯効果の高い基板
ボックスに復元することができ、さらには、複数の第二
の取付片部と複数の第二の切断部を設けることで、複数
回検査しても防犯効果を高く維持することができる。 (4)前記遊技制御基板と前記効果音制御基板と前記電
飾制御基板とを1つの基板ボックスに収容すると共に、
該基板ボックスを複数の被覆部材から構成し、遊技制御
基板と電飾制御基板及び効果音制御基板の電子部品実装
領域及びコネクタ実装領域を被覆する被覆部材を分けて
設け、遊技制御基板の電子部品実装領域及びコネクタ実
装領域を被覆する第一の被覆部材の組み付けを、破壊し
ない限りその組み付け状態が解除できない固着手段によ
って行う一方、電飾制御基板及び効果音制御基板の電子
部品実装領域及びコネクタ実装領域を被覆する第二の被
覆部材の組み付けを、着脱可能な取付手段によって行う
ことを特徴とする。このように構成することにより、基
板に対する不正によって遊技内容(特に賞球に関わる内
容)を変えてしまう遊技制御基板は、固着手段によって
固着された第一の被覆部材で覆うので防犯効果を高める
ことができ、然も基板に対する不正があっても遊技内容
(特に賞球に関わる内容)に関しては特に問題がない電
飾制御基板及び効果音制御基板は、着脱可能な取付手段
によって取り付けられた第二の被覆部材で覆うので基板
のリサイクル作業及び交換作業が容易に行える。
【0113】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技動作を制御する遊
技制御基板と、遊技動作に応じた効果音を発生制御する
効果音制御基板と、を個々に分離して備えた遊技機にお
いて、前記遊技制御基板と前記効果音制御基板とを1つ
の基板ボックスに収容すると共に、その基板ボックスを
遊技機に対して着脱自在に取り付けたことを特徴とす
る。このように構成することにより、リサイクル時に
は、着脱自在な基板ボックスを遊技機から簡単に取り外
し、リサイクルする制御基板を基板ボックスから取り出
すだけでいいので、わざわざ複数の基板ボックスを遊技
機から取り外す必要がなくなり、ひいては遊技制御基板
及び効果音制御基板のリサイクル作業が容易になる。ま
た、この構成によれば、基板ボックスから個別に制御基
板が着脱できるので、故障等が生じた制御基板だけを取
り外して交換又は修理することも可能になる。
【0114】また、請求項2の発明においては、遊技動
作を制御する遊技制御基板と、遊技機を電気的に装飾す
る電飾部品を表示制御する電飾制御基板と、を個々に分
離して備えた遊技機において、前記遊技制御基板と前記
電飾制御基板とを1つの基板ボックスに収容すると共
に、その基板ボックスを遊技機に対して着脱自在に取り
付けたことを特徴とする。このように構成することによ
り、リサイクル時には、着脱自在な基板ボックスを遊技
機から簡単に取り外し、リサイクルする制御基板を基板
ボックスから取り出すだけでいいので、わざわざ複数の
基板ボックスを遊技機から取り外す必要がなくなり、ひ
いては遊技制御基板及び電飾制御基板のリサイクル作業
が容易になる。また、この構成によれば、基板ボックス
から個別に制御基板が着脱できるので、故障等が生じた
制御基板だけを取り外して交換又は修理することも可能
になる。
【0115】また、請求項3の発明においては、遊技動
作を制御する遊技制御基板と、遊技動作に応じた効果音
を発生制御する効果音制御基板と、遊技機を電気的に装
飾する電飾部品を表示制御する電飾制御基板と、を個々
に分離して備えた遊技機において、前記遊技制御基板と
前記効果音制御基板と前記電飾制御基板とを1つの基板
ボックスに収容すると共に、その基板ボックスを遊技機
に対して着脱自在に取り付けたことを特徴とする。この
ように構成することにより、リサイクル時には、着脱自
在な基板ボックスを遊技機から簡単に取り外し、リサイ
クルする制御基板を基板ボックスから取り出すだけでい
いので、わざわざ複数の基板ボックスを遊技機から取り
外す必要がなくなり、ひいては遊技制御基板、効果音制
御基板、及び電飾制御基板のリサイクル作業が容易にな
る。また、この構成によれば、基板ボックスから個別に
制御基板が着脱できるので、故障等が生じた制御基板だ
けを取り外して交換又は修理することも可能になる。
【0116】また、請求項4の発明においては、前記基
板ボックスに各基板のコネクタ接続用のコネクタ開口を
設けて他の電気部品と接続可能にしたことを特徴とす
る。このように構成することにより、コネクタの着脱が
簡単になり、ひいては基板交換が容易になる。
【0117】また、請求項5の発明においては、前記基
板ボックスに収容されるそれぞれの基板を重畳して設け
たことを特徴とする。このように構成することにより、
基板ボックス内における各基板の収容スペースを小さく
することができ、ひいては基板ボックスの小型化を招来
することができる。
【0118】また、請求項6の発明においては、前記基
板ボックスに収容されるそれぞれの基板の各基板面が遊
技機に対する基板ボックスの取付面と垂直になるように
基板ボックスを取り付けたことを特徴とする。このよう
に構成することにより、遊技機における基板ボックスの
設置面積を小さくすることができる。
【0119】また、請求項7の発明においては、前記基
板ボックスに収容されるそれぞれの基板のコネクタを各
基板の一端側に集設し、基板ボックス内における各基板
の収容状態において、各基板のコネクタ実装領域が近接
するようにしたことを特徴とする。このように構成する
ことにより、各基板のコネクタ間を短くすることができ
るので、各基板同士を接続するコネクタ配線を短くで
き、配線をまとめる構造が必要なくなると共に、基板を
ボックスに収容する際にその配線が邪魔になることを極
力避けることができ、単純なボックス構造になり、容易
に基板を収容できる。
【0120】また、請求項8の発明においては、前記基
板ボックスに収容されるそれぞれの基板において、前記
遊技制御基板とその他の基板との通信を、遊技制御基板
からの一方向通信としたことを特徴とする。このように
構成することにより、遊技制御基板に不正な信号を送信
するような不正改造を極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】弾球遊技機の背面図である。
【図3】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を
示すブロック図である。
【図4】賞球制御基板と各制御基板及び電気部品との関
係を示すブロック図である。
【図5】基板ボックスを示す平面図である。
【図6】同図(A)(B)はそれぞれ被覆枠体と被覆カ
バー体との取り付けを説明するための部分平面図であ
る。
【図7】同図(A)〜(C)はそれぞれ被覆枠体から被
覆カバー体を一旦分離して再度取り付ける場合を説明す
るための部分平面図である。
【図8】同図(A)(B)はそれぞれワンウェイネジを
示す説明図であり、同図(C)(D)はそれぞれ特殊マ
イナスドライバーを示す説明図である。
【図9】第二実施形態における基板ボックスと取付台を
示す斜視図である。
【図10】第二実施形態における基板ボックスと効果音
制御基板と主基板を示す分解斜視図である。
【図11】第三実施形態における効果音制御基板及び主
基板を収容した基板ボックスを示す正面図である。
【図12】同図(A)は第四実施形態における基板ボッ
クスを示す平面図であり、同図(B)は第五実施形態に
おける基板ボックスを示す平面図である。
【図13】同図(A)は第六実施形態における基板ボッ
クスを示す平面図であり、同図(B)は第七実施形態に
おける基板ボックスを示す平面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 31 カードユニット装置 37・503 効果音制御基板 40 遊技盤 72 中継基板 76・502 電飾制御基板 90 機構板 91 開口窓 96 玉払出装置 120・200・500・510・520・530 基
板ボックス 121・501 主基板(遊技制御基板) 110 賞球制御基板ボックス 111 賞球制御基板 201 取付台 211 ボックス本体 212 蓋体 216 仕切板 228・500b・514a・523・525・531
a コネクタ開口 301・302・304〜306・407・504〜5
07 コネクタ 400 ボックス状被覆主体(被覆部材) 401 被覆枠体(被覆部材) 402 被覆カバー体(被覆部材) 409 ワンウェイネジ(固着手段) 418 コ字型係合部 424・522 固定片部(第一の取付片部) 425〜427・522 固定片部(第二の取付片部) 428 コ字状切断部(切断部) 429 L字型被係合部 500a・514・521・524 被覆部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技動作を制御する遊技制御基板と、遊
    技動作に応じた効果音を発生制御する効果音制御基板
    と、を個々に分離して備えた遊技機において、 前記遊技制御基板と前記効果音制御基板とを1つの基板
    ボックスに収容すると共に、その基板ボックスを遊技機
    に対して着脱自在に取り付けたことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 遊技動作を制御する遊技制御基板と、遊
    技機を電気的に装飾する電飾部品を表示制御する電飾制
    御基板と、を個々に分離して備えた遊技機において、 前記遊技制御基板と前記電飾制御基板とを1つの基板ボ
    ックスに収容すると共に、その基板ボックスを遊技機に
    対して着脱自在に取り付けたことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技動作を制御する遊技制御基板と、遊
    技動作に応じた効果音を発生制御する効果音制御基板
    と、遊技機を電気的に装飾する電飾部品を表示制御する
    電飾制御基板と、を個々に分離して備えた遊技機におい
    て、 前記遊技制御基板と前記効果音制御基板と前記電飾制御
    基板とを1つの基板ボックスに収容すると共に、その基
    板ボックスを遊技機に対して着脱自在に取り付けたこと
    を特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 前記基板ボックスに各基板のコネクタ接
    続用のコネクタ開口を設けて他の電気部品と接続可能に
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記基板ボックスに収容されるそれぞれ
    の基板を重畳して設けたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記基板ボックスに収容されるそれぞれ
    の基板の各基板面が遊技機に対する基板ボックスの取付
    面と垂直になるように基板ボックスを取り付けたことを
    特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記基板ボックスに収容されるそれぞれ
    の基板のコネクタを各基板の一端側に集設し、基板ボッ
    クス内における各基板の収容状態において、各基板のコ
    ネクタ実装領域が近接するようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記基板ボックスに収容されるそれぞれ
    の基板において、前記遊技制御基板とその他の基板との
    通信を、遊技制御基板からの一方向通信としたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技
    機。
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