JP2000254225A - 安全留置針 - Google Patents

安全留置針

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JP2000254225A
JP2000254225A JP11058528A JP5852899A JP2000254225A JP 2000254225 A JP2000254225 A JP 2000254225A JP 11058528 A JP11058528 A JP 11058528A JP 5852899 A JP5852899 A JP 5852899A JP 2000254225 A JP2000254225 A JP 2000254225A
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needle
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indwelling needle
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Hiroaki Nakajima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】針をキャップ内に収容させている状態でも、後
端側に針を許容する大きさのハウジングがあるため、全
体的に大きくなってしまい、操作性が良くない。 【解決手段】ハウジング1を複数の連結管1a1 、1a
2 、1a3 にて抜け止め連結し、長手方向に伸縮できる
ように組み付ける。この連結管1a1 、1a2 、1a3
の抜止手段としては、内挿される側の連結管1a2 、1
3 を基端側に向けて漸次太くなるように形成し、末端
側には抜け落ちないように圧接力が協動するように組み
付けるのが良い。従って、使用前は、ハウジング1を短
寸に収縮させた状態に保持できると共に、使用後はハウ
ジング1自体を伸長させるだけの簡単操作で、針3をそ
のまま廃棄保持できる。また、前記抜止圧接力に抗して
連結管1a2 、1a3 を押し戻さない限り、ハウジング
1が安易に収縮されることがなく、使用済み針による意
に反した刺針事故も阻止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みの注射針
を安全かつ簡単に廃棄保持することができる安全留置針
の改良に関し、更に詳しくは、ハウジングがコンパクト
に縮まった状態で使用できると共に、使用後はハウジン
グ自体を伸長させるだけの簡単操作で、使用済み針に触
れることなくそのまま収容保持(廃棄保持)できる有用
な安全留置針に存する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる安全留置針としては、例え
ば、特公平5−88627号報に開示されたものが従来
例として周知である。この安全留置針は、側壁及び側壁
に画成された止め側壁を有すると共に後方に閉じた端部
及び解放端部を有する細長いハウジングと、前記ハウジ
ングの内部に取り付けられ、かつ、一方端において前記
ハウジングの閉じた端部に取り付けられて前記解放端部
を通って突出する針と、前記ハウジング内に摺動可能に
取り付けれると共に、その前方端にプルタブと前記ハウ
ジングの前記側壁とに接触すべく外方に付勢されたロッ
ク部と、その前端において開口を画成する前方開口部材
とを設けてなる針ガード及び/又はハンドル部材とを備
えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特公平5−88627号公報に開示されている安全留
置針にあっては、特に使用前の状態、すなわち、針をキ
ャップカバー内に収納させている状態でも、後端側に針
全体を許容する大きさのハウジングが配置されるため、
全体的に大きくなってしまうといった問題を有すると共
に、ハウジングとは別体の針ガードやハンドル部材を摺
動自在に組み付けなければならないといった手間をも有
するものである。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、摺動・組み付けに手間のかかる従来
の針ガード等を一切使用することなく、頗る簡単な手段
でもって、ハウジングがコンパクトに収縮された状態で
使用できると共に、使用後はハウジング自体を伸長させ
るだけの簡単操作で、針に触れることなくそのまま廃棄
保持することができる、操作性の良い安全留置針の提供
を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、針の一部若しくは全部を被装するハウジング
を備えてなる安全留置針において、前記ハウジングは、
短寸に収縮された際に針先を露呈せしめ、長寸に伸長さ
れた際に針全体を収納すべく伸縮自在に形成されている
安全留置針に存し、延いては、中空状のハウジングと、
該ハウジングの先端開口側に着脱自在に取り付けされる
カテーテルと、該カテーテルの先端から突出すべく前記
ハウジングに内設された針とを備えてなる安全留置針に
おいて、前記ハウジングは、短寸に収縮された際に前記
カテーテルより針を押し出し、長寸に伸長された際に針
全体を収容するスライドカバーからなる安全留置針に存
する。
【0006】また、前記ハウジングは、少なくとも一以
上のスライド管を伸縮自在に抜け止め連結するのが良
い。
【0007】更に、前記ハウジングは、少なくとも一段
以上の中空体で、かつ、二段目以降は、それぞれ内側に
収容されるスライド管にて構成するのが良い。
【0008】また、前記ハウジングは、内部で整合する
雄雌テーパー及び/又は凹凸嵌合等の抜止手段によっ
て、少なくとも針に付着した微量の血液や薬液等を外部
に漏らさない程度の密閉度を有するのが良い。
【0009】更に、前記ハウジングは、少なくとも伸長
された際に、同ハウジングを不変状態に保持するロック
手段を備えるのが良い。
【0010】また、前記ロック手段は、ハウジングが伸
長された際にのみ、少なくとも針の先端側と衝合する段
差部や、少なくとも閉じることのみ可能なシャッターで
構成するのが良い。
【0011】更に、前記ハウジングには、少なくとも短
寸に収縮された際にのみ、スプリング等の付勢部材を圧
縮状態に保持する付勢ロック機能を有するのが良い。
【0012】また、前記ハウジングには、正立及び/又
は倒立させた状態で、同ハウジングを半自動的に伸長さ
せる錘等の加重部材を備えるのが良く、延いては、この
加重部材は、一番外側のスライド管若しくはフィルター
アダプターに取り付けるのが良い。
【0013】このように構成される本発明の安全留置針
は、前記ハウジングが、短寸に収縮された際に針先を露
呈せしめ、長寸に伸長された際に針全体を収納すべく伸
縮自在に形成されていることによって、従来の如き別体
の針ガードやハンドル部材が一切不要となる。
【0014】また、前記ハウジングが、短寸に収縮され
た際にカテーテルより針を押し出し、長寸に伸長された
際に針全体を収容するスライドカバーからなることによ
って、カテーテルを患者に挿入したままで前記ハウジン
グと針とを抜き取った後、スライドカバーを伸長させる
だけの簡単操作で、使用済みの針を同スライドカバー内
に収容(廃棄保持)し得ることとなる。
【0015】更に、前記ハウジングが、少なくとも一以
上のスライド管を伸縮自在に抜け止め連結してなること
により、スライド管の数やその摺動ストローク長を調整
するだけで、種々な針の長さにも対応し得ることとな
る。
【0016】また、前記ハウジングが、少なくとも一段
以上の中空体で、かつ、二段目以降は、それぞれ内側に
収容されるスライド管にて構成すれば、針の長さに関係
なく常に、一定の外径を保持し得ると共に、手指への引
っ掛かりもないため、より使い易くなる。
【0017】更に、前記ハウジングが、内部で整合する
雄雌テーパー及び/又は凹凸嵌合等の抜止手段によっ
て、少なくとも針に付着した微量の血液や薬液等を外部
に漏らさない程度の密閉度を有することにより、意に反
した刺針事故のみならず、血液感染等の危惧をも防止し
得ることとなる。
【0018】また、前記ハウジングが、少なくとも伸長
された際に、同ハウジングを不変状態に保持するロック
手段を備えることにより、同ハウジングの収縮動作が確
実に阻止され、意に反して使用済みの針が手指に刺さっ
てしまうといった刺針事故の危惧を解消し得ることとな
る。
【0019】更に、前記ロック手段が、ハウジングが伸
長された際にのみ、少なくとも針の先端側と衝合する段
差部であることにより、部品点数を増やすことなく(針
の自重を利用して)同針を不変状態にロックし得ること
となる。
【0020】また、前記ロック手段が、少なくとも閉じ
ることのみ可能なシャッターで構成されることにより、
仮令、意に反してハウジングが収縮動作した際でも、針
の進行を阻止し得ることとなる。
【0021】更に、前記ハウジングが、少なくとも短寸
に収縮された際にのみ、スプリング等の付勢部材を圧縮
状態に保持する付勢ロック機能を有することによって、
斯かる付勢ロック機能を解除させるだけの簡単操作で、
付勢部材の反発力で同ハウジングの伸長操作が自動的に
なし得ることとなる。
【0022】また、前記ハウジングが、正立及び/又は
倒立させた状態で、同ハウジングを半自動的に伸長させ
る錘等の加重部材を備えれば、手指(詳しくは、親指と
人差指)で持っているハウジングを上若しくは下に向け
るだけの簡単操作で、同ハウジングは加重部材の重さで
自然に伸長し得ることとなる。
【0023】更に、この加重部材を、一番外側のスライ
ド管若しくはフィルターアダプターに取り付けることに
より、ハウジングが無駄なく最長状態にまで伸長し得る
こととなる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施例を図1
乃至図6を参照しながら説明する。図中Aは、本発明に
係る安全留置針であり、この安全留置針Aは、図1に示
すように、伸縮自在に形成されたハウジング1と、該ハ
ウジング1の先端側に組み付けられたカテーテル2と、
該カテーテル2の先端側に向けて出没自在に配設された
注射針3と、前記カテーテルの先端側に被装されるキャ
ップカバー4と、前記ハウジング1の後端側に被装され
る外装ケース5とを備えている。
【0025】前記ハウジング1は、合成樹脂材若しくは
金属等の適宜素材からなる短筒状のスライド管1a1
1a2 、1a3 を抜け止め連結してなるスライドカバー
からなり、長手方向に伸縮できるように組み付けられて
いる。
【0026】換言すれば、このスライドカバーは、互い
に径の異なる短筒のスライド管を内接嵌合してなり、第
一番目(大径)のスライド管1a1 の中に第二番目(中
径)のスライド管1a2 が、第二番目のスライド管1a
2 の中に第三番目(小径)のスライド管1a3 がそれぞ
れ収容できるように抜け止め連結されている。
【0027】また、このスライド管1a1 、1a2 、1
3 の抜止手段としては、例えば、内挿される側のスラ
イド管1a2 、1a3 を基端(上端)側に向けて漸次太
くなるように形成することで、末端(下端)側には抜け
落ちないように圧接力(以下、単に抜止圧接力という)
が協動するものである。
【0028】従って、一旦、このスライド管1a2 、1
3 同士が最長に引き出されて抜止圧接力が協動した場
合は、この抜止圧接力に抗してスライド管1a2 、1a
3 を押し戻さない限り、ハウジング1が安易に収縮され
ることはない。
【0029】更に、このハウジング1の先端側にはマウ
ンテンハブ1bが、後端側には針を支持するための基体
(フィルターアダプター)1cがそれぞれ固着されてい
る。
【0030】前記マウンテンハブ1bは、前記第一番目
のスライド管1a1 の先端に固着されており、後述の針
を挿通するための孔(以下、単に固定開孔という)1b
1 が穿設されている。
【0031】また、このマウンテンハブ1bの周面に
は、後述するカテーテルハブ2a内に抜け止めするため
の係合片1b2 ,1b2 が突設されている。この係合片
1b2,1b2 は、上から外接嵌合されたカテーテルハ
ブ2aを周方向に回動させることにより同カテーテル2
を抜止状態にロックし、逆方向に回動させることにより
斯かる抜止状態を解除せしめるように突設されている。
【0032】更に、基体1cは、先端部1c1 側が前記
第三番目のスライド管1a3 の中に抜け止めされてお
り、後端側に大径の操作部1c2 が突設されている。前
記先端部1c1 は、ハウジング1が伸縮されている状態
では、図3及び図4に示すように、前記ハウジング1の
マウンテンハブ1b内にまで臨み、針をカテーテル2内
に押し入れるだけの有効長を有するものである。
【0033】また、基体1cの操作部1c2 は、ハウジ
ング1を伸縮させる際に、手指に握持されるものであ
り、後端側に引っ張るだけで、前記スライド管1a1
1a2、1a3 を最長状態にまで引き出すことができる
(図5及び図6参照)。
【0034】一方、カテーテル2は、基端側が大径のカ
テーテルハブ2aに連通支持されており、前記固定開孔
1b1 と同心配置になるべく前記マウンテンハブ1b上
に着脱自在に嵌合されている。
【0035】更に、針3は、例えば、クロム鋼製の如き
常套な金属針からなり、下端側を前記基体1c(詳しく
は、基体1cの先端部1c1 の遊端面)に埋設すること
により、抜け止め固定されている。
【0036】キャップカバー4は、合成樹脂材等の適宜
素材からなり、カテーテル2の全体を被装すべく外装ケ
ース5の上端開口に着脱自在に嵌合されるものである。
【0037】外装ケース5は、ハウジング1及び操作部
1cを許容する大きさに形成されており、前記キャップ
カバー4が被冠されることによって、前記カテーテル2
も一緒に被装するものである。
【0038】換言すれば、これらキャップカバー4と外
装ケース5とは、互いに嵌合されることにより(図2参
照)、コンパクトサイズの内容物すなわち収縮状態のハ
ウジング1、カテーテル2(針3を含む)及び操作部1
cを気密に入れ置くことができるものであり、従来のシ
ールドカバー(パウチ状の外装シール材)の役目をも兼
用するものである。
【0039】従って、ハウジング1を収縮させた状態
で、仮令、針3がカテーテル2内に押し出されいても、
針3が刺さらないように頭側をキャップカバー4にて保
護できると共に、尻側は(同ハウジング1の後端側は)
外装ケース5にて引き出し不能状態に保護できるので、
頗る安全である。
【0040】また、互い(キャップカバー4と外装ケー
ス5と)の連結部分(外周面)を、シールドテープ(図
示せず)等で封印することにより、消毒処理済みのカテ
ーテル2及び針3の(衛生的)保護のみならず、斯かる
シールドテープの切断の有無によって、使用済みか否か
の判断になることは云うまでもない。
【0041】更に、この伸縮自在なハウジング1には、
ロック手段が兼備されている。このロック手段は、ハウ
ジング1が伸長された際に、同ハウジング1を不変状態
すなわち収縮不可能状態に保持し、意に反して針3がハ
ウジング外に突出してしまうのを防止するものである。
【0042】このロック手段としては、部品点数を増や
すことなく付設するのが良く、例えば、ハウジング1の
先端に突設されたマウンテンハブ1b内に段差部1b3
(図3参照)を形成するだけでも可能である。
【0043】この段差部1b3 は、ハウジング1が最大
に伸長された際に(或いは一旦、水平に倒すだけで)針
3の先端側が自重により偏向して針先と衝合するように
形成されている。
【0044】従って、図6に示すように、この段差部1
3 に、一旦、針先が落ち込み衝合してしまうと、同針
3が、所謂、突張棒となり、また、スライド管1a1
1a 2 、1a3 の各接合部分に抜止圧接力が協動するこ
とも相俟って、ハウジング1の収縮方向への摺動を確実
に阻止することができ、また、安易に軸心方向に針3が
戻ることもない。
【0045】尚、この針3の戻りをより確実に阻止する
ために、逆ハ状の返り(図示せず)を予め固定開孔1b
1 下に内設しておいても良く、決して本実施例に限定さ
れるものではない。
【0046】このように構成される本発明の安全留置針
Aは、まず、使用する際(注射又は採血の時)は、図1
に示すように、キャップカバー4と外装ケース5とを外
して内容物を取り出した後、カテーテル2から針3の先
端を突出させた状態で、患者の身体に刺針する。
【0047】次いで、カテーテル2を患者に刺し置いた
状態で、針3を抜き取るべくハウジング1を下方に引っ
張るだけで、同針3は、カテーテル2内から抜けると共
に、ハウジング1もカテーテル2から円滑に離脱するこ
とができる(図4参照)。
【0048】次いで、ハウジング1の第一スライド管1
1 を一方の手指に持った状態で、他の手指で操作部1
cを更に同方向へ引っ張るだけの簡単操作で、図5(b)
に示すように、他のスライド管1a2 、1a3 が最大に
伸長されるべく引き出されるや否や、針3が(手に触れ
ることなく)同ハウジング1内に廃棄保持されると共
に、針先側が自重により段差部1b3 に(落ち込んで)
衝合し(図6参照)、また、スライド管1a1 、1a
2 、1a3 の各接合部分の抜止圧接力が協動されること
も相俟って、ハウジング1を不変状態にロックするもの
である。
【0049】従って、一旦、伸長されたハウジング1内
に廃棄保持した針3が、意に反して固定開孔1b1 から
外に突出することがなく、従来の如き刺針事故の危惧を
も確実に解消できる。
【0050】しかも、使用前は、ハウジング1を短寸に
収縮させた状態に保持できると共に、使用後はハウジン
グ1自体を伸長させるだけの簡単操作で、針3をそのま
ま廃棄保持できるなど、従来の安全留置針に比し、サイ
ズがよりコンパクト化され、操作性も頗る良くなったも
のである。
【0051】次に、本発明に係る安全留置針の第2実施
例を図7を参照しながら説明する。尚、理解を容易にす
るため、前述した第1実施例と同一部分は同一符号で示
し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説
明する。
【0052】図7(a)は、針3を被装すべくカテーテル
2を挿着した状態を示す同安全留置針Bの説明図であ
り、フィルターアダプター6にルアージョイント7を介
して伸縮自在なハウジング1が螺着されている。
【0053】ルアージョイント7は、図7(b)に示すよ
うに、針3を支持する中空環状の基体1cに連設されて
おり、後述するハウジング1の雄螺旋部8と着脱自在に
螺合される雌螺旋部を構成するものである。
【0054】ハウジング1は、図7(c)に示すように、
第1実施例と同様、第一のスライド管1a1 内に第二ス
ライド管1a2 が収まるべく軸方向に伸縮自在に組み付
けられており、前記第一スライド管1a1 の後端側に雄
螺旋部8が装着されている。
【0055】この雄螺旋部8は、長軸方向のズレを防止
すべく前記ルアージョイント7に螺合されるものであ
り、周方向に回転させることで、例えば、右回転でロッ
クされ、左回転でロック解除できるように組み付けられ
るものである。
【0056】従って、このハウジング1を伸長させるに
は、この部分のロック状態を解除させない限りスライド
管1a1 ,1a2 同士をスライドさせることはできず、
また、一旦、最長にスライドさせたら最後、元の収縮状
態(短寸状態)に戻らないように、第二スライド管1a
2 及び基体1cの外周面に楔状のストッパー(ロック機
構)9,9が突設されている。
【0057】このように構成される本発明の安全留置針
Bは、まず、カテーテル2を装着させた状態(図7(d)
参照)で、患者の身体に穿刺(刺針)した後、フィルタ
ーアダプター6への血液のバックフローを確認する。
【0058】然る後、ルアージョイント8を手指に持っ
て固定し、ハウジング1の第一スライド管1a1 を左側
に回転させることで、同ルアージョイント8とのロック
状態を解除させる。
【0059】そして、ルアージョイント8を持って固定
し、ハウジング1(詳しくは、第一スライド管1a1
を前方(長軸方向)にスライドさせてカテーテル(キャ
セーター)2を血管内に送り込み、最後は、針3を完全
にハウジング1内に引き込むべく廃棄保持できるのであ
る。
【0060】換言すれば、このハウジング1は、斯かる
伸長操作により、第一スライド管1a1 に内設している
第二スライド管1a2 が基体1c上をスライドして先端
側に抜け止めされるや否や(図7(e)参照)、追従して
第一スライド管1a1 が第二スライド管1a2 上をスラ
イドし、互いのスライド管1a1 ,1a2 が略最大限に
伸長された状態で、針3全体を(手に触れることなく)
同ハウジング1内に廃棄保持できるものであり(図7
(f)参照)、かつ、前記ストッパー9,9との抜止係合
により、ハウジング1を不変状態(収縮不能状態)にロ
ック保持できるのである。
【0061】次に、本発明に係る安全留置針の第3実施
例を図8を参照しながら説明する。尚、理解を容易にす
るため、前述した第1及び第2実施例と同一部分は同一
符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して
以下に説明する。
【0062】図8(a)は、カテーテル2を挿着した状態
を示す同安全留置針Cの説明図であり、第2実施例と同
様、フィルターアダプター6にルアージョイント7を介
して伸縮自在なハウジング1が螺着されている。
【0063】ルアージョイント7には、図8(b)に示す
ように、長針3の基端側が直接的に連結支持されてお
り、手元側で血液の所謂バックフローが確認できるよう
に構成されている。
【0064】また、このルアージョイント7は、内側に
ハウジング1の雄螺旋部8と着脱自在に螺合される雌螺
旋が形成されており、ハウジング1を、第2実施例と同
様、周方向に回転させることで(右回転で互いが分離不
能状態にロックされ、左回転でそのロックを解除できる
ように)連結されるものである。
【0065】更に、ハウジング1は、図8(c)に示すよ
うに、第一のスライド管1a1 内に第二スライド管1a
2 と第三スライド管1a3 とが収まるべく軸方向に伸縮
自在に組み付けられており、前記第一スライド管1a1
の後端側に雄螺旋部8が装着されている。
【0066】また、このハウジング1には、互いのスラ
イド管1a1 ,1a2 ,1a3 を、一旦、最長状態にス
ライドさせたら最後、カチッとロックされて元の収縮状
態(短寸状態)に戻らないように、内挿される第二スラ
イド管1a2 及び第三スライド管1a3 の外周面に楔状
のストッパー9,9が突設されている。
【0067】更に、図8(e)に示すように、ハウジング
1を最長に伸ばした状態で針3を廃棄保護する際、マウ
ンテンハブ1bの先端から針3が突出しないように同ハ
ブ1bを長くして内側に最低3〜7mmの空間Sを確保
している。
【0068】このように構成される本発明の安全留置針
Cは、前実施例と同様、カテーテル2を装着させた状態
(図8(a)参照)で、患者の身体に穿刺(刺針)した
後、フィルターアダプター6への血液のバックフローを
確認し、然る後、針3部分を固定し、カテーテル(キャ
セーター)2を血管内に送り込む。
【0069】次いで、このカテーテル2を血管内に留置
させた状態で、針3のみを抜き取り、ルアージョイント
8を手指に持って固定し、ハウジング1の第一スライド
管1a1 を左側に回転させることで、同ルアージョイン
ト8とのロック状態を解除せしめる。
【0070】そして、ハウジング1(詳しくは、第一ス
ライド管1a1 )を持って固定し、ルアージョイント8
を手前側に引き込むことにより、針3を(手に触れるこ
となく)完全にハウジング1内に廃棄保持できるのであ
る(図8(e)参照)。
【0071】次に、本発明に係る安全留置針の第4実施
例を図9を参照しながら説明する。尚、理解を容易にす
るため、前述した第1乃至第3実施例と同一部分は同一
符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して
以下に説明する。
【0072】図9(a)は、カテーテル2を挿着した状態
を示す同安全留置針Dの説明図であり、第2実施例と同
様、フィルターアダプター6にルアージョイント7を介
して伸縮自在なハウジング1が螺着されている。
【0073】ルアージョイント7には、図9(b)に示す
ように、先端側(中程)でバックフローが確認できるよ
うに管状の基体1cを介して針3が固定されている。
【0074】また、このルアージョイント7は、前実施
例と同様、内側にハウジング1の雄螺旋部8と着脱自在
に螺合される雌螺旋が形成されており、ハウジング1
を、周方向に回転させることで(右回転で互いが分離不
能状態にロックされ、左回転でそのロックを解除できる
ように)連結・分離自在に取り付けされるものである。
【0075】更に、ハウジング1は、図9(c)に示すよ
うに、第一のスライド管1a1 内に第二スライド管1a
2 が収まるべく軸方向に伸縮自在に組み付けられてお
り、前記第一スライド管1a1 の後端側に雄螺旋部8が
装着されている。
【0076】また、このハウジング1には、互いのスラ
イド管1a1 ,1a2 を、一旦、最長状態にスライドさ
せたら最後、カチッとロックされて元の収縮状態(短寸
状態)に戻らないように、内挿される第二スライド管1
2 及び基体1cの外周面に楔状のストッパー9,9が
突設されている。
【0077】従って、フィルターアダプター6を基軸に
外装の第一スライド管1a1 を左側に回転させること
で、前記ルアージョイント8とのロック状態が解除され
てハウジング1が伸長可能状態になる。
【0078】そして、同第一スライド管1a1 を長軸方
向に伸ばすことで、内側の第二スライド管1a2 が基体
1c上をスライドして同基体1cの先端側に抜け止めさ
れるや否や、次いで、第一スライド管1a1 が同第二ス
ライド管1a2 上をスライドし、かつ、各スライド管1
1 ,1a2 が、最長状態に伸長されると同時に、前記
ストッパー9,9によりカチッと不変状態にロックさ
れ、針3を(手に触れることなく)ハウジング1内に廃
棄保持するのである。
【0079】次に、本発明に係る安全留置針の第5実施
例を図10を参照しながら説明する。尚、理解を容易に
するため、前述した第1乃至第4実施例と同一部分は同
一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付し
て以下に説明する。
【0080】図10(a)は、ハウジング1の伸縮状態を
示す説明図であり、第一スライド管1a1 内に第二スラ
イド管1a2 と第三スライド管1a3 とが収まるべく軸
方向に伸縮自在に組み付けられており、第一スライド管
1a1 の後端側に雄螺旋部8が装着されている。
【0081】また、各スライド管1a1 ,1a2 ,1a
3 は、図10(b)に示すように、接合部分を逆テーパー
面1dを周設することにより抜け止めされており、か
つ、意に反して元の収縮状態(短寸状態)に戻らないよ
うに、内挿される第二スライド管1a2 及び第三スライ
ド管1a3 の外周面に楔状のストッパー(第一ロック手
段)9が突設されている。
【0082】更に、このハウジング1(詳しくは、第一
スライド管1a1 )の先端側には、第二のロック手段で
あるシャッター10,10が装着されている。このシャ
ッター10,10は、意に反したスライド管1a1 ,1
2 ,1a3 の収縮動作による針3の突出を阻止するも
のであり、図10(e)(f)に示すように、スライド管1
1 の径方向に手指で圧接摺動できるように組み付けら
れている。
【0083】すなわち、シャッター10,10は、外端
縁側がスライド管1a1 の外周面より突出している状態
では、同スライド管1a1 の軸心孔を開口させたままで
マウンテンハブ1b内と連通し(図10(e)参照)、前
記外端縁を圧接力に抗してスライド管1a1 内に押し込
んだ状態では、マウンテンハブ1b内への連通を阻止す
べく同スライド管1a1 の軸心孔を完全に閉塞するもの
である(図10(f)参照)。
【0084】従って、一旦、押し込まれたシャッター1
0,10は、簡単に手指では引き出すことができないた
め、仮令、スライド管1a1 ,1a2 ,1a3 がストッ
パー9に抗して収縮動作されたとしても、針先がシャッ
ター10,10に当接されてこれより先の移動を阻止す
るため、意に反した使用済み針の刺針事故を二重に防止
できるものである。
【0085】換言すれば、この保護装置は、一旦、ハウ
ジング1内に針3を引き込んだ後は、各スライド管1a
1 ,1a2 ,1a3 が前記ストッパー9,9にてロック
されるため、再び外に出ることはないのであるが、更に
安全を確保するために、このシャッター10,10を強
制的に閉じる場合があり、また、このシャッター10,
10は、針3に付着した微量の血液等を外部に漏らさな
い程度の密閉度を持っているものであり、マウンテンハ
ブ1bの先端からの血液等の流出漏れをも阻止できるこ
とは云うまでもない。
【0086】次に、本発明に係る安全留置針の第6実施
例を図11を参照しながら説明する。尚、理解を容易に
するため、前述した第1乃至第5実施例と同一部分は同
一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付し
て以下に説明する。
【0087】図11は、ハウジング1の伸長動作を自動
的に行うことができる安全留置針Eの説明図であり、図
11(b)に示すように、基体1cの外周に付勢部材11
が装着されている。
【0088】この付勢部材11は、コイルバネ等からな
り、一端側が第二スライド管1a2の後端に、他端側が
ルアージョイント7に支持されている。
【0089】従って、使用前は、前記ハウジング1の雄
螺旋部8をルアージョイント7に螺合して同付勢部材1
1を圧縮状態にロックすることができ(図11(a)参
照)、使用後は、手指でハウジング1を周方向に回転さ
せて前記ロック状態を解除させれば、付勢部材11の反
発力でスライド管1a1 ,1a2 が前方へと自動的にス
ライドするため、片手でも簡単に針3を廃棄保持するこ
とができるのである(図11(b)参照)。
【0090】次に、本発明に係る安全留置針の第7実施
例を図12を参照しながら説明する。尚、理解を容易に
するため、前述した第1乃至第6実施例と同一部分は同
一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付し
て以下に説明する。
【0091】図12は、ハウジング1の伸長動作を半自
動的に行うことができる安全留置針Fの説明図であり、
一番外側の第一スライド管1a1 若しくはフィルターア
ダプター6に加重部材12が付設されている。
【0092】この加重部材12は、鉛等の金属やその他
の適宜錘からなり、本体を正立及び/又は倒立させた状
態で、各スライド管1a1 ,1a2 が下方に自動的にス
ライドして、ハウジング1を無駄なく最大限に伸長させ
るだけの重さに設定(ウエイトコントロール)されてい
る。
【0093】従って、本実施例の安全留置針Fは、片手
(詳しくは、親指と人差指)に持っているハウジング1
を上若しくは下に向けるだけの簡単操作で、同ハウジン
グ1を(加重部材の重さで)自然に伸長させることがで
き、また、各スライド管1a 1 ,1a2 が無駄なく最長
状態にまで伸長できることも相俟って、使用済み針3に
触れることなく、簡単に廃棄保持できるのである。
【0094】尚、本発明の安全留置針A乃至Fは、本実
施例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内で自
由に設計変更し得るものであり、本発明はそれらの全て
を包摂するものである。例えば、本実施例では、ハウジ
ング1を複数のスライド管1a1 ,1a2 ,1a3 で構
成することにより伸縮自在に形成しているが、これに限
定されることなく、ハウジング1そのものをゴム等の伸
縮性素材で形成したり、その他、蛇腹等の伸縮手段を採
用しても良い。
【0095】また、シャッター10,10の代わりに、
マウンテンハブ1bを周方向に回動させることにより、
固定開孔1b1 が開閉自在となる半閉半開構造(図示せ
ず)を採用しても良いものであり、本発明はこれらの全
てを包摂するものである。
【0096】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、前記ハ
ウジングが、短寸に収縮された際に針先を露呈せしめ、
長寸に伸長された際に針全体を収納すべく伸縮自在に形
成されていることによって、従来の如き別体の針ガード
等が不要となるため、より低コストで、かつ、簡単かつ
コンパクトに操作できるといった効果を奏するものであ
る。
【0097】また、前記ハウジングが、短寸に収縮され
た際にカテーテルより針を押し出し、長寸に伸長された
際に針全体を収容するスライドカバーからなることによ
って、カテーテルを患者に挿入したままで前記ハウジン
グと針とを抜き取った後、スライドカバーを伸長させる
だけの簡単操作で、使用済みの針を(手に触れることな
く)廃棄保持できるといった効果を奏するものである。
【0098】更に、前記ハウジングが、少なくとも一以
上のスライド管を伸縮自在に抜け止め連結してなること
により、スライド管の数やその摺動ストローク長を調整
するだけで、種々な針の長さにも対応できるといった効
果を奏するものである。
【0099】また、前記ハウジングが、少なくとも一段
以上の中空体で、かつ、二段目以降は、それぞれ内側に
収容されるスライド管にて構成すれば、針の長さに関係
なく常に、一定の外径に保持できると共に、手指に引っ
掛かりもないため、より使い易くなるといった効果を奏
するものである。
【0100】更に、前記ハウジングが、内部で整合する
雄雌テーパー及び/又は凹凸嵌合等の抜止手段によっ
て、少なくとも針に付着した微量の血液や薬液等を外部
に漏らさない程度の密閉度を有することにより、意に反
した刺針事故のみならず、安易な血液感染等の危惧をも
防止できるといった効果を奏するものである。
【0101】また、前記ハウジングが、少なくとも伸長
された際に、同ハウジングを不変状態に保持するロック
手段を備えることにより、同ハウジングの収縮動作が確
実に阻止できるため、留置針としての安全性及び商品価
値を更に高めることができるといった効果を奏するもの
である。
【0102】更に、前記ロック手段を、ハウジングが伸
長された際にのみ、少なくとも針の先端側と衝合する段
差部にて構成することにより、他部材を付加させること
なく(針の自重・偏心を利用して)同針を不変状態にロ
ックできるといった効果を奏するものである。
【0103】また、前記ロック手段を、少なくとも閉じ
ることのみ可能なシャッターで構成することにより、一
旦、押し込まれたシャッターを簡単に手指では引き出す
ことができないため、仮令、ハウジング(スライドカバ
ー)が誤って収縮動作されたとしても、針先が、シャッ
ターに当接されて、これより先の移動を阻止するため、
意に反した使用済み針の刺針事故を防止できると共に、
針に付着した微量の血液や薬液等の流出漏れをも阻止で
きるといった効果を奏するものである。
【0104】更に、前記ハウジングが、少なくとも短寸
に収縮された際にのみ、スプリング等の付勢部材を圧縮
状態に保持する付勢ロック機能を有することによって、
斯かる付勢ロック機能を解除させるだけの簡単操作で、
付勢部材の反発力で同ハウジングが自動的に伸長し、か
つ、安易に戻る(収縮する)ことがないといった効果を
奏するものである。
【0105】また、前記ハウジングが、正立及び/又は
倒立させた状態で、同ハウジングを半自動的に伸長させ
る錘等の加重部材を備えることによって、手指(詳しく
は、親指と人差指)で持っているハウジングを上若しく
は下に向けるだけの簡単操作で、同ハウジングが(加重
部材の重さで)自然に伸長し、使用済み針を片手のみで
簡単に廃棄保持することができるといった効果を奏する
ものである。
【0106】更に、この加重部材を一番外側のスライド
管若しくはフィルターアダプターに取り付けることによ
り、ハウジングを無駄なく最長状態にまで伸長させるこ
とができるといった効果を奏するものである。
【0107】このように本発明の安全留置針は、ハウジ
ングがコンパクトに縮まった状態で使用できるため使い
易く、使用後はハウジング自体を伸長させるだけの簡単
操作で、使用済み針に一切触れることなくそのまま廃棄
保持できるものであり、また、構成が単純であるため大
量生産に適し、価格も低廉なものとして需要者に提供で
きるなど、本発明を実施することはその実益的価値が甚
だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る安全留置針の第1実施例を示す組
立分解斜視図である。
【図2】キャップカバーと外装ケースとを組み付けた状
態を示す同安全留置針の斜視図である。
【図3】ハウジングを収縮させた状態を示す同安全留置
針の説明図である。
【図4】ハウジングからカテーテルを取り外した状態を
示す同安全留置針の斜視図である。
【図5】図5(a)はハウジングを最小に収縮させた状態
を示す説明図、図5(b)は同ハウジングを最大に伸長さ
せた状態(廃棄保持状態)を示す説明図である。
【図6】ハウジングを最大に伸長させた状態(廃棄保持
状態)を示す同安全留置針の縦断面図である。
【図7】本発明に係る安全留置針の第2実施例を示す説
明図であり、図7(a)はハウジングを最小に収縮させた
状態を示す説明図、図7(b)はカテーテルを取り外した
状態を示す説明図、図7(c)はハウジングの伸縮差を示
す説明図、図7(d)は使用前の安全留置針を示す説明
図、図7(e)は第二連結管のみをスライドさせた状態を
示す斜視図、図7(f)はハウジングを最大に伸長させた
状態(廃棄保持状態)を示す説明図である。
【図8】本発明に係る安全留置針の第3実施例を示す説
明図であり、図8(a)はハウジングを最小に収縮させた
状態を示す説明図、図8(b)はカテーテルとハウジング
を取り外した状態を示す説明図、図8(c)はハウジング
の伸縮差を示す説明図、図8(d)は針の取付状態を示す
説明図、図8(e)はハウジングを最大に伸長させた状態
(廃棄保持状態)を示す説明図である。
【図9】本発明に係る安全留置針の第4実施例を示す説
明図であり、図9(a)はハウジングを最小に収縮させた
状態を示す説明図、図9(b)はカテーテルとハウジング
を取り外した状態を示す説明図、図9(c)はハウジング
の伸縮差を示す説明図、図9(d)は針の取付状態を示す
説明図、図9(e)はハウジングを最大に伸長させた状態
(廃棄保持状態)を示す説明図である。
【図10】本発明に係る安全留置針の第5実施例を示す
説明図であり、図10(a)はハウジングの伸縮差を示す
説明図、図9(b)は連結管の抜止手段を示す説明図、図
9(c)は針の取付状態を示す説明図、図9(d)はハウジ
ングを最大に伸長させた状態(廃棄保持状態)を示す説
明図、図9(e)はシャッターの開口状態を示す説明図、
図9(f)同シャッターの閉口状態を示す説明図である。
【図11】本発明に係る安全留置針の第6実施例を示す
説明図であり、図11(a)は付勢部材に抗してハウジン
グをルアージョイントにロックした状態(最小状態)を
示す説明図、図11(b)は付勢部材の反発力でハウジン
グを最大に伸長させた状態(廃棄保持状態)を示す説明
図である。
【図12】本発明に係る安全留置針の第7実施例を示す
説明図であり、図12(a)は一番外側の第一連結管に加
重部材を取り付けて同安全留置針を倒立状態に伸長させ
た状態を示す説明図、図12(b)はフィルターアダプタ
ーに加重部材を取り付けて同安全留置針を正立状態に伸
長させた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a1 第一スライド管 1a2 第二スライド管 1a3 第三スライド管 1b マウンテンハブ 1b1 固定開孔 1b2 係合片 1b3 段差部(ロック手段) 1c 基体 1c1 先端部 1c2 操作部 2 カテーテル 2a カテーテルハブ 3 針 4 キャップカバー 5 外装ケース 6 フィルターアダプター 7 ルアージョイント 8 雄螺旋部 9 ストッパー 10 シャッター 11 付勢部材 12 加重部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針の一部若しくは全部を被装するハウジン
    グを備えてなる安全留置針において、前記ハウジング
    は、短寸に収縮された際に針先を露呈せしめ、長寸に伸
    長された際に針全体を収納すべく伸縮自在に形成されて
    いることを特徴とする安全留置針。
  2. 【請求項2】中空状のハウジングと、該ハウジングの先
    端開口側に着脱自在に取り付けされるカテーテルと、該
    カテーテルの先端から突出すべく前記ハウジングに内設
    された針とを備えてなる安全留置針において、前記ハウ
    ジングは、短寸に収縮された際に前記カテーテルより針
    を押し出し、長寸に伸長された際に針全体を収容するス
    ライドカバーからなることを特徴とする安全留置針。
  3. 【請求項3】前記ハウジングは、少なくとも一以上のス
    ライド管を伸縮自在に抜け止め連結してなることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の安全留置針。
  4. 【請求項4】前記ハウジングは、少なくとも一段以上の
    中空体で、かつ、二段目以降は、それぞれ内側に収容さ
    れるスライド管からなることを特徴とする請求項1、2
    又は3に記載の安全留置針。
  5. 【請求項5】前記ハウジングは、内部で整合する雄雌テ
    ーパー及び/又は凹凸嵌合等の抜止手段によって、少な
    くとも針に付着した微量の血液や薬液等を外部に漏らさ
    ない程度の密閉度を有することを特徴とする請求項1、
    2、3又は4に記載の安全留置針。
  6. 【請求項6】前記ハウジングは、少なくとも伸長された
    際に、同ハウジングを不変状態に保持するロック手段を
    備えてなることを特徴とする請求項1、2、3、4又は
    5に記載の安全留置針。
  7. 【請求項7】前記ロック手段は、ハウジングが伸長され
    た際にのみ、少なくとも針の先端側と衝合する段差部で
    あることを特徴とする請求項6に記載の安全留置針。
  8. 【請求項8】前記ロック手段は、少なくとも閉じること
    のみ可能なシャッターであることを特徴とする請求項6
    に記載の安全留置針。
  9. 【請求項9】前記ハウジングは、少なくとも短寸に収縮
    された際にのみ、スプリング等の付勢部材を圧縮状態に
    保持する付勢ロック機能を有することを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の安全留置
    針。
  10. 【請求項10】前記ハウジングは、正立及び/又は倒立
    させた状態で、同ハウジングを半自動的に伸長させる錘
    等の加重部材を備えてなることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の安全留置
    針。
  11. 【請求項11】前記加重部材は、一番外側のスライド管
    若しくはフィルターアダプターに取り付けてあることを
    特徴とする請求項10に記載の安全留置針。
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