JP4383572B2 - 安全留置針 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用済みの注射針を安全かつ簡単に廃棄保持することができる安全留置針の改良に関し、更に詳しくは、ハウジングがコンパクトに縮まった状態で使用できると共に、使用後はハウジング自体を伸長させるだけの簡単操作で、使用済み針に触れることなくそのまま収容保持(廃棄保持)できる有用な安全留置針に存する。
【0002】
【従来の技術】
従来、斯かる安全留置針としては、例えば、特公平5−88627号報に開示されたものが従来例として周知である。この安全留置針は、側壁及び側壁に画成された止め側壁を有すると共に後方に閉じた端部及び解放端部を有する細長いハウジングと、前記ハウジングの内部に取り付けられ、かつ、一方端において前記ハウジングの閉じた端部に取り付けられて前記解放端部を通って突出する針と、前記ハウジング内に摺動可能に取り付けれると共に、その前方端にプルタブと前記ハウジングの前記側壁とに接触すべく外方に付勢されたロック部と、その前端において開口を画成する前方開口部材とを設けてなる針ガード及び/又はハンドル部材とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特公平5−88627号公報に開示されている安全留置針にあっては、特に使用前の状態、すなわち、針をキャップカバー内に収納させている状態でも、後端側に針全体を許容する大きさのハウジングが配置されるため、全体的に大きくなってしまうといった問題を有すると共に、ハウジングとは別体の針ガードやハンドル部材を摺動自在に組み付けなければならないといった手間をも有するものである。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、摺動・組み付けに手間のかかる従来の針ガード等を一切使用することなく、頗る簡単な手段でもって、ハウジングがコンパクトに収縮された状態で使用できると共に、使用後はハウジング自体を伸長させるだけの簡単操作で、針に触れることなくそのまま廃棄保持することができる、操作性の良い安全留置針の提供を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、注射針(3)を支持した基体(1c)にスライド可能かつ抜け止め連結して備えられた小径の第3のスライド管(1a)の外側に中径の第2のスライド管(1a)をスライド可能かつ抜け止め連結して備え、この中径の第2のスライド管(1a)の外側に大径の第1のスライド管(1a)をスライド可能かつ抜け止め連結して備え、この大径のスライド管(1a)にカテーテルハブ(2a)を着脱自在に嵌合したマウンテンハブ(1b)を備えた構成の安全留置針であって、前記第1,第2,第3のスライド管(1a,1a,1a)をスライドして最長に引き出したときに、前記第1,第2のスライド管(1a,1a)が収縮状態に戻らないようにロックするための楔状のストッパー(9)を前記第2,第3のスライド管(1a,1a)にそれぞれ備え、かつ前記マウンテンハブ(1b)に、前記第1のスライド管(1a)を常態においては、外端縁側が前記スライド管(1a )の外周面より突出している状態で開口状態を保持し、前記外端縁を、手指では引き出すことができないように手指で前記スライド管(1a )内に押し込んだ状態で閉塞するシャッター(10)を備えていることを特徴とするものである。
【0006】
また、前記安全留置針において、前記第1,第2,第3のスライド管(1a ,1a ,1a )の伸長動作を加重部材(12)の重さで行うために、前記基体(1c)に上記加重部材(12)を備えていることを特徴とするものである。
【0007】
また、前記安全留置針において、前記第1,第2のスライド管(1a ,1a )を最長に引き出したときに前記第1,第2のスライド管(1a ,1a )の間に抜け落ちないように圧接力を作用させるために、前記第1,第2のスライド管(1a ,1a )を先端側に向けて漸次太く形成してあることを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施例を図1乃至図6を参照しながら説明する。図中Aは、本発明に係る安全留置針であり、この安全留置針Aは、図1に示すように、伸縮自在に形成されたハウジング1と、該ハウジング1の先端側に組み付けられたカテーテル2と、該カテーテル2の先端側に向けて出没自在に配設された注射針3と、前記カテーテルの先端側に被装されるキャップカバー4と、前記ハウジング1の後端側に被装される外装ケース5とを備えている。
【0025】
前記ハウジング1は、合成樹脂材若しくは金属等の適宜素材からなる短筒状のスライド管1a1 、1a2 、1a3 を抜け止め連結してなるスライドカバーからなり、長手方向に伸縮できるように組み付けられている。
【0026】
換言すれば、このスライドカバーは、互いに径の異なる短筒のスライド管を内接嵌合してなり、第一番目(大径)のスライド管1a1 の中に第二番目(中径)のスライド管1a2 が、第二番目のスライド管1a2 の中に第三番目(小径)のスライド管1a3 がそれぞれ収容できるように抜け止め連結されている。
【0027】
また、このスライド管1a1 、1a2 、1a3 の抜止手段としては、例えば、内挿される側のスライド管1a2 、1a3 を基端(上端)側に向けて漸次太くなるように形成することで、末端(下端)側には抜け落ちないように圧接力(以下、単に抜止圧接力という)が協動するものである。
【0028】
従って、一旦、このスライド管1a2 、1a3 同士が最長に引き出されて抜止圧接力が協動した場合は、この抜止圧接力に抗してスライド管1a2 、1a3 を押し戻さない限り、ハウジング1が安易に収縮されることはない。
【0029】
更に、このハウジング1の先端側にはマウンテンハブ1bが、後端側には針を支持するための基体(フィルターアダプター)1cがそれぞれ固着されている。
【0030】
前記マウンテンハブ1bは、前記第一番目のスライド管1a1 の先端に固着されており、後述の針を挿通するための孔(以下、単に固定開孔という)1b1 が穿設されている。
【0031】
また、このマウンテンハブ1bの周面には、後述するカテーテルハブ2a内に抜け止めするための係合片1b2 ,1b2 が突設されている。この係合片1b2 ,1b2 は、上から外接嵌合されたカテーテルハブ2aを周方向に回動させることにより同カテーテル2を抜止状態にロックし、逆方向に回動させることにより斯かる抜止状態を解除せしめるように突設されている。
【0032】
更に、基体1cは、先端部1c1 側が前記第三番目のスライド管1a3 の中に抜け止めされており、後端側に大径の操作部1c2 が突設されている。前記先端部1c1 は、ハウジング1が伸縮されている状態では、図3及び図4に示すように、前記ハウジング1のマウンテンハブ1b内にまで臨み、針をカテーテル2内に押し入れるだけの有効長を有するものである。
【0033】
また、基体1cの操作部1c2 は、ハウジング1を伸縮させる際に、手指に握持されるものであり、後端側に引っ張るだけで、前記スライド管1a1 、1a2 、1a3 を最長状態にまで引き出すことができる(図5及び図6参照)。
【0034】
一方、カテーテル2は、基端側が大径のカテーテルハブ2aに連通支持されており、前記固定開孔1b1 と同心配置になるべく前記マウンテンハブ1b上に着脱自在に嵌合されている。
【0035】
更に、針3は、例えば、クロム鋼製の如き常套な金属針からなり、下端側を前記基体1c(詳しくは、基体1cの先端部1c1 の遊端面)に埋設することにより、抜け止め固定されている。
【0036】
キャップカバー4は、合成樹脂材等の適宜素材からなり、カテーテル2の全体を被装すべく外装ケース5の上端開口に着脱自在に嵌合されるものである。
【0037】
外装ケース5は、ハウジング1及び操作部1cを許容する大きさに形成されており、前記キャップカバー4が被冠されることによって、前記カテーテル2も一緒に被装するものである。
【0038】
換言すれば、これらキャップカバー4と外装ケース5とは、互いに嵌合されることにより(図2参照)、コンパクトサイズの内容物すなわち収縮状態のハウジング1、カテーテル2(針3を含む)及び操作部1cを気密に入れ置くことができるものであり、従来のシールドカバー(パウチ状の外装シール材)の役目をも兼用するものである。
【0039】
従って、ハウジング1を収縮させた状態で、仮令、針3がカテーテル2内に押し出されいても、針3が刺さらないように頭側をキャップカバー4にて保護できると共に、尻側は(同ハウジング1の後端側は)外装ケース5にて引き出し不能状態に保護できるので、頗る安全である。
【0040】
また、互い(キャップカバー4と外装ケース5と)の連結部分(外周面)を、シールドテープ(図示せず)等で封印することにより、消毒処理済みのカテーテル2及び針3の(衛生的)保護のみならず、斯かるシールドテープの切断の有無によって、使用済みか否かの判断になることは云うまでもない。
【0041】
更に、この伸縮自在なハウジング1には、ロック手段が兼備されている。このロック手段は、ハウジング1が伸長された際に、同ハウジング1を不変状態すなわち収縮不可能状態に保持し、意に反して針3がハウジング外に突出してしまうのを防止するものである。
【0042】
このロック手段としては、部品点数を増やすことなく付設するのが良く、例えば、ハウジング1の先端に突設されたマウンテンハブ1b内に段差部1b3 (図3参照)を形成するだけでも可能である。
【0043】
この段差部1b3 は、ハウジング1が最大に伸長された際に(或いは一旦、水平に倒すだけで)針3の先端側が自重により偏向して針先と衝合するように形成されている。
【0044】
従って、図6に示すように、この段差部1b3 に、一旦、針先が落ち込み衝合してしまうと、同針3が、所謂、突張棒となり、また、スライド管1a1 、1a2 、1a3 の各接合部分に抜止圧接力が協動することも相俟って、ハウジング1の収縮方向への摺動を確実に阻止することができ、また、安易に軸心方向に針3が戻ることもない。
【0045】
尚、この針3の戻りをより確実に阻止するために、逆ハ状の返り(図示せず)を予め固定開孔1b1 下に内設しておいても良く、決して本実施例に限定されるものではない。
【0046】
このように構成される本発明の安全留置針Aは、まず、使用する際(注射又は採血の時)は、図1に示すように、キャップカバー4と外装ケース5とを外して内容物を取り出した後、カテーテル2から針3の先端を突出させた状態で、患者の身体に刺針する。
【0047】
次いで、カテーテル2を患者に刺し置いた状態で、針3を抜き取るべくハウジング1を下方に引っ張るだけで、同針3は、カテーテル2内から抜けると共に、ハウジング1もカテーテル2から円滑に離脱することができる(図4参照)。
【0048】
次いで、ハウジング1の第一スライド管1a1 を一方の手指に持った状態で、他の手指で操作部1cを更に同方向へ引っ張るだけの簡単操作で、図5(b)に示すように、他のスライド管1a2 、1a3 が最大に伸長されるべく引き出されるや否や、針3が(手に触れることなく)同ハウジング1内に廃棄保持されると共に、針先側が自重により段差部1b3 に(落ち込んで)衝合し(図6参照)、また、スライド管1a1 、1a2 、1a3 の各接合部分の抜止圧接力が協動されることも相俟って、ハウジング1を不変状態にロックするものである。
【0049】
従って、一旦、伸長されたハウジング1内に廃棄保持した針3が、意に反して固定開孔1b1 から外に突出することがなく、従来の如き刺針事故の危惧をも確実に解消できる。
【0050】
しかも、使用前は、ハウジング1を短寸に収縮させた状態に保持できると共に、使用後はハウジング1自体を伸長させるだけの簡単操作で、針3をそのまま廃棄保持できるなど、従来の安全留置針に比し、サイズがよりコンパクト化され、操作性も頗る良くなったものである。
【0051】
次に、本発明に係る安全留置針の第2実施例を図7を参照しながら説明する。尚、理解を容易にするため、前述した第1実施例と同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。
【0052】
図7(a)は、針3を被装すべくカテーテル2を挿着した状態を示す同安全留置針Bの説明図であり、フィルターアダプター6にルアージョイント7を介して伸縮自在なハウジング1が螺着されている。
【0053】
ルアージョイント7は、図7(b)に示すように、針3を支持する中空環状の基体1cに連設されており、後述するハウジング1の雄螺旋部8と着脱自在に螺合される雌螺旋部を構成するものである。
【0054】
ハウジング1は、図7(c)に示すように、第1実施例と同様、第一のスライド管1a1 内に第二スライド管1a2 が収まるべく軸方向に伸縮自在に組み付けられており、前記第一スライド管1a1 の後端側に雄螺旋部8が装着されている。
【0055】
この雄螺旋部8は、長軸方向のズレを防止すべく前記ルアージョイント7に螺合されるものであり、周方向に回転させることで、例えば、右回転でロックされ、左回転でロック解除できるように組み付けられるものである。
【0056】
従って、このハウジング1を伸長させるには、この部分のロック状態を解除させない限りスライド管1a1 ,1a2 同士をスライドさせることはできず、また、一旦、最長にスライドさせたら最後、元の収縮状態(短寸状態)に戻らないように、第二スライド管1a2 及び基体1cの外周面に楔状のストッパー(ロック機構)9,9が突設されている。
【0057】
このように構成される本発明の安全留置針Bは、まず、カテーテル2を装着させた状態(図7(d)参照)で、患者の身体に穿刺(刺針)した後、フィルターアダプター6への血液のバックフローを確認する。
【0058】
然る後、ルアージョイント8を手指に持って固定し、ハウジング1の第一スライド管1a1 を左側に回転させることで、同ルアージョイント8とのロック状態を解除させる。
【0059】
そして、ルアージョイント8を持って固定し、ハウジング1(詳しくは、第一スライド管1a1 )を前方(長軸方向)にスライドさせてカテーテル(キャセーター)2を血管内に送り込み、最後は、針3を完全にハウジング1内に引き込むべく廃棄保持できるのである。
【0060】
換言すれば、このハウジング1は、斯かる伸長操作により、第一スライド管1a1 に内設している第二スライド管1a2 が基体1c上をスライドして先端側に抜け止めされるや否や(図7(e)参照)、追従して第一スライド管1a1 が第二スライド管1a2 上をスライドし、互いのスライド管1a1 ,1a2 が略最大限に伸長された状態で、針3全体を(手に触れることなく)同ハウジング1内に廃棄保持できるものであり(図7(f)参照)、かつ、前記ストッパー9,9との抜止係合により、ハウジング1を不変状態(収縮不能状態)にロック保持できるのである。
【0061】
次に、本発明に係る安全留置針の第3実施例を図8を参照しながら説明する。尚、理解を容易にするため、前述した第1及び第2実施例と同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。
【0062】
図8(a)は、カテーテル2を挿着した状態を示す同安全留置針Cの説明図であり、第2実施例と同様、フィルターアダプター6にルアージョイント7を介して伸縮自在なハウジング1が螺着されている。
【0063】
ルアージョイント7には、図8(b)に示すように、長針3の基端側が直接的に連結支持されており、手元側で血液の所謂バックフローが確認できるように構成されている。
【0064】
また、このルアージョイント7は、内側にハウジング1の雄螺旋部8と着脱自在に螺合される雌螺旋が形成されており、ハウジング1を、第2実施例と同様、周方向に回転させることで(右回転で互いが分離不能状態にロックされ、左回転でそのロックを解除できるように)連結されるものである。
【0065】
更に、ハウジング1は、図8(c)に示すように、第一のスライド管1a1 内に第二スライド管1a2 と第三スライド管1a3 とが収まるべく軸方向に伸縮自在に組み付けられており、前記第一スライド管1a1 の後端側に雄螺旋部8が装着されている。
【0066】
また、このハウジング1には、互いのスライド管1a1 ,1a2 ,1a3 を、一旦、最長状態にスライドさせたら最後、カチッとロックされて元の収縮状態(短寸状態)に戻らないように、内挿される第二スライド管1a2 及び第三スライド管1a3 の外周面に楔状のストッパー9,9が突設されている。
【0067】
更に、図8(e)に示すように、ハウジング1を最長に伸ばした状態で針3を廃棄保護する際、マウンテンハブ1bの先端から針3が突出しないように同ハブ1bを長くして内側に最低3〜7mmの空間Sを確保している。
【0068】
このように構成される本発明の安全留置針Cは、前実施例と同様、カテーテル2を装着させた状態(図8(a)参照)で、患者の身体に穿刺(刺針)した後、フィルターアダプター6への血液のバックフローを確認し、然る後、針3部分を固定し、カテーテル(キャセーター)2を血管内に送り込む。
【0069】
次いで、このカテーテル2を血管内に留置させた状態で、針3のみを抜き取り、ルアージョイント8を手指に持って固定し、ハウジング1の第一スライド管1a1 を左側に回転させることで、同ルアージョイント8とのロック状態を解除せしめる。
【0070】
そして、ハウジング1(詳しくは、第一スライド管1a1 )を持って固定し、ルアージョイント8を手前側に引き込むことにより、針3を(手に触れることなく)完全にハウジング1内に廃棄保持できるのである(図8(e)参照)。
【0071】
次に、本発明に係る安全留置針の第4実施例を図9を参照しながら説明する。尚、理解を容易にするため、前述した第1乃至第3実施例と同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。
【0072】
図9(a)は、カテーテル2を挿着した状態を示す同安全留置針Dの説明図であり、第2実施例と同様、フィルターアダプター6にルアージョイント7を介して伸縮自在なハウジング1が螺着されている。
【0073】
ルアージョイント7には、図9(b)に示すように、先端側(中程)でバックフローが確認できるように管状の基体1cを介して針3が固定されている。
【0074】
また、このルアージョイント7は、前実施例と同様、内側にハウジング1の雄螺旋部8と着脱自在に螺合される雌螺旋が形成されており、ハウジング1を、周方向に回転させることで(右回転で互いが分離不能状態にロックされ、左回転でそのロックを解除できるように)連結・分離自在に取り付けされるものである。
【0075】
更に、ハウジング1は、図9(c)に示すように、第一のスライド管1a1 内に第二スライド管1a2 が収まるべく軸方向に伸縮自在に組み付けられており、前記第一スライド管1a1 の後端側に雄螺旋部8が装着されている。
【0076】
また、このハウジング1には、互いのスライド管1a1 ,1a2 を、一旦、最長状態にスライドさせたら最後、カチッとロックされて元の収縮状態(短寸状態)に戻らないように、内挿される第二スライド管1a2 及び基体1cの外周面に楔状のストッパー9,9が突設されている。
【0077】
従って、フィルターアダプター6を基軸に外装の第一スライド管1a1 を左側に回転させることで、前記ルアージョイント8とのロック状態が解除されてハウジング1が伸長可能状態になる。
【0078】
そして、同第一スライド管1a1 を長軸方向に伸ばすことで、内側の第二スライド管1a2 が基体1c上をスライドして同基体1cの先端側に抜け止めされるや否や、次いで、第一スライド管1a1 が同第二スライド管1a2 上をスライドし、かつ、各スライド管1a1 ,1a2 が、最長状態に伸長されると同時に、前記ストッパー9,9によりカチッと不変状態にロックされ、針3を(手に触れることなく)ハウジング1内に廃棄保持するのである。
【0079】
次に、本発明に係る安全留置針の第5実施例を図10を参照しながら説明する。尚、理解を容易にするため、前述した第1乃至第4実施例と同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。
【0080】
図10(a)は、ハウジング1の伸縮状態を示す説明図であり、第一スライド管1a1 内に第二スライド管1a2 と第三スライド管1a3 とが収まるべく軸方向に伸縮自在に組み付けられており、第一スライド管1a1 の後端側に雄螺旋部8が装着されている。
【0081】
また、各スライド管1a1 ,1a2 ,1a3 は、図10(b)に示すように、接合部分を逆テーパー面1dを周設することにより抜け止めされており、かつ、意に反して元の収縮状態(短寸状態)に戻らないように、内挿される第二スライド管1a2 及び第三スライド管1a3 の外周面に楔状のストッパー(第一ロック手段)9が突設されている。
【0082】
更に、このハウジング1(詳しくは、第一スライド管1a1 )の先端側には、第二のロック手段であるシャッター10,10が装着されている。このシャッター10,10は、意に反したスライド管1a1 ,1a2 ,1a3 の収縮動作による針3の突出を阻止するものであり、図10(e)(f)に示すように、スライド管1a1 の径方向に手指で圧接摺動できるように組み付けられている。
【0083】
すなわち、シャッター10,10は、外端縁側がスライド管1a1 の外周面より突出している状態では、同スライド管1a1 の軸心孔を開口させたままでマウンテンハブ1b内と連通し(図10(e)参照)、前記外端縁を圧接力に抗してスライド管1a1 内に押し込んだ状態では、マウンテンハブ1b内への連通を阻止すべく同スライド管1a1 の軸心孔を完全に閉塞するものである(図10(f)参照)。
【0084】
従って、一旦、押し込まれたシャッター10,10は、簡単に手指では引き出すことができないため、仮令、スライド管1a1 ,1a2 ,1a3 がストッパー9に抗して収縮動作されたとしても、針先がシャッター10,10に当接されてこれより先の移動を阻止するため、意に反した使用済み針の刺針事故を二重に防止できるものである。
【0085】
換言すれば、この保護装置は、一旦、ハウジング1内に針3を引き込んだ後は、各スライド管1a1 ,1a2 ,1a3 が前記ストッパー9,9にてロックされるため、再び外に出ることはないのであるが、更に安全を確保するために、このシャッター10,10を強制的に閉じる場合があり、また、このシャッター10,10は、針3に付着した微量の血液等を外部に漏らさない程度の密閉度を持っているものであり、マウンテンハブ1bの先端からの血液等の流出漏れをも阻止できることは云うまでもない。
【0086】
次に、本発明に係る安全留置針の第6実施例を図11を参照しながら説明する。尚、理解を容易にするため、前述した第1乃至第5実施例と同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。
【0087】
図11は、ハウジング1の伸長動作を自動的に行うことができる安全留置針Eの説明図であり、図11(b)に示すように、基体1cの外周に付勢部材11が装着されている。
【0088】
この付勢部材11は、コイルバネ等からなり、一端側が第二スライド管1a2 の後端に、他端側がルアージョイント7に支持されている。
【0089】
従って、使用前は、前記ハウジング1の雄螺旋部8をルアージョイント7に螺合して同付勢部材11を圧縮状態にロックすることができ(図11(a)参照)、使用後は、手指でハウジング1を周方向に回転させて前記ロック状態を解除させれば、付勢部材11の反発力でスライド管1a1 ,1a2 が前方へと自動的にスライドするため、片手でも簡単に針3を廃棄保持することができるのである(図11(b)参照)。
【0090】
次に、本発明に係る安全留置針の第7実施例を図12を参照しながら説明する。尚、理解を容易にするため、前述した第1乃至第6実施例と同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。
【0091】
図12は、ハウジング1の伸長動作を半自動的に行うことができる安全留置針Fの説明図であり、一番外側の第一スライド管1a1 若しくはフィルターアダプター6に加重部材12が付設されている。
【0092】
この加重部材12は、鉛等の金属やその他の適宜錘からなり、本体を正立及び/又は倒立させた状態で、各スライド管1a1 ,1a2 が下方に自動的にスライドして、ハウジング1を無駄なく最大限に伸長させるだけの重さに設定(ウエイトコントロール)されている。
【0093】
従って、本実施例の安全留置針Fは、片手(詳しくは、親指と人差指)に持っているハウジング1を上若しくは下に向けるだけの簡単操作で、同ハウジング1を(加重部材の重さで)自然に伸長させることができ、また、各スライド管1a1 ,1a2 が無駄なく最長状態にまで伸長できることも相俟って、使用済み針3に触れることなく、簡単に廃棄保持できるのである。
【0094】
尚、本発明の安全留置針A乃至Fは、本実施例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本発明はそれらの全てを包摂するものである。例えば、本実施例では、ハウジング1を複数のスライド管1a1 ,1a2 ,1a3 で構成することにより伸縮自在に形成しているが、これに限定されることなく、ハウジング1そのものをゴム等の伸縮性素材で形成したり、その他、蛇腹等の伸縮手段を採用しても良い。
【0095】
また、シャッター10,10の代わりに、マウンテンハブ1bを周方向に回動させることにより、固定開孔1b1 が開閉自在となる半閉半開構造(図示せず)を採用しても良いものであり、本発明はこれらの全てを包摂するものである。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば、ハウジングが、短寸に収縮された際に針先を露呈せしめ、長寸に伸長された際に針全体を収納すべく伸縮自在に形成されていることによって、従来の如き別体の針ガード等が不要となるため、より低コストで、かつ、簡単かつコンパクトに操作できるといった効果を奏するものである。
【0097】
また、前記ハウジングが、短寸に収縮された際にカテーテルより針を押し出し、長寸に伸長された際に針全体を収容するスライドカバーからなることによって、カテーテルを患者に挿入したままで前記ハウジングと針とを抜き取った後、スライドカバーを伸長させるだけの簡単操作で、使用済みの針を(手に触れることなく)廃棄保持できるといった効果を奏するものである。
【0098】
更に、前記ハウジングが、少なくとも一以上のスライド管を伸縮自在に抜け止め連結してなることにより、スライド管の数やその摺動ストローク長を調整するだけで、種々な針の長さにも対応できるといった効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る安全留置針の第1実施例を示す組立分解斜視図である。
【図2】キャップカバーと外装ケースとを組み付けた状態を示す同安全留置針の斜視図である。
【図3】ハウジングを収縮させた状態を示す同安全留置針の説明図である。
【図4】ハウジングからカテーテルを取り外した状態を示す同安全留置針の斜視図である。
【図5】図5(a)はハウジングを最小に収縮させた状態を示す説明図、図5(b)は同ハウジングを最大に伸長させた状態(廃棄保持状態)を示す説明図である。
【図6】ハウジングを最大に伸長させた状態(廃棄保持状態)を示す同安全留置針の縦断面図である。
【図7】本発明に係る安全留置針の第2実施例を示す説明図であり、図7(a)はハウジングを最小に収縮させた状態を示す説明図、図7(b)はカテーテルを取り外した状態を示す説明図、図7(c)はハウジングの伸縮差を示す説明図、図7(d)は使用前の安全留置針を示す説明図、図7(e)は第二連結管のみをスライドさせた状態を示す斜視図、図7(f)はハウジングを最大に伸長させた状態(廃棄保持状態)を示す説明図である。
【図8】本発明に係る安全留置針の第3実施例を示す説明図であり、図8(a)はハウジングを最小に収縮させた状態を示す説明図、図8(b)はカテーテルとハウジングを取り外した状態を示す説明図、図8(c)はハウジングの伸縮差を示す説明図、図8(d)は針の取付状態を示す説明図、図8(e)はハウジングを最大に伸長させた状態(廃棄保持状態)を示す説明図である。
【図9】本発明に係る安全留置針の第4実施例を示す説明図であり、図9(a)はハウジングを最小に収縮させた状態を示す説明図、図9(b)はカテーテルとハウジングを取り外した状態を示す説明図、図9(c)はハウジングの伸縮差を示す説明図、図9(d)は針の取付状態を示す説明図、図9(e)はハウジングを最大に伸長させた状態(廃棄保持状態)を示す説明図である。
【図10】本発明に係る安全留置針の第5実施例を示す説明図であり、図10(a)はハウジングの伸縮差を示す説明図、図9(b)は連結管の抜止手段を示す説明図、図9(c)は針の取付状態を示す説明図、図9(d)はハウジングを最大に伸長させた状態(廃棄保持状態)を示す説明図、図9(e)はシャッターの開口状態を示す説明図、図9(f)同シャッターの閉口状態を示す説明図である。
【図11】本発明に係る安全留置針の第6実施例を示す説明図であり、図11(a)は付勢部材に抗してハウジングをルアージョイントにロックした状態(最小状態)を示す説明図、図11(b)は付勢部材の反発力でハウジングを最大に伸長させた状態(廃棄保持状態)を示す説明図である。
【図12】本発明に係る安全留置針の第7実施例を示す説明図であり、図12(a)は一番外側の第一連結管に加重部材を取り付けて同安全留置針を倒立状態に伸長させた状態を示す説明図、図12(b)はフィルターアダプターに加重部材を取り付けて同安全留置針を正立状態に伸長させた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
1a1 第一スライド管
1a2 第二スライド管
1a3 第三スライド管
1b マウンテンハブ
1b1 固定開孔
1b2 係合片
1b3 段差部(ロック手段)
1c 基体
1c1 先端部
1c2 操作部
2 カテーテル
2a カテーテルハブ
3 針
4 キャップカバー
5 外装ケース
6 フィルターアダプター
7 ルアージョイント
8 雄螺旋部
9 ストッパー
10 シャッター
11 付勢部材
12 加重部材

Claims (3)

  1. 注射針(3)を支持した基体(1c)にスライド可能かつ抜け止め連結して備えられた小径の第3のスライド管(1a)の外側に中径の第2のスライド管(1a)をスライド可能かつ抜け止め連結して備え、この中径の第2のスライド管(1a)の外側に大径の第1のスライド管(1a)をスライド可能かつ抜け止め連結して備え、この大径のスライド管(1a)にカテーテルハブ(2a)を着脱自在に嵌合したマウンテンハブ(1b)を備えた構成の安全留置針であって、前記第1,第2,第3のスライド管(1a,1a,1a)をスライドして最長に引き出したときに、前記第1,第2のスライド管(1a,1a)が収縮状態に戻らないようにロックするための楔状のストッパー(9)を前記第2,第3のスライド管(1a,1a)にそれぞれ備え、かつ前記マウンテンハブ(1b)に、前記第1のスライド管(1a)を常態においては、外端縁側が前記スライド管(1a )の外周面より突出している状態で開口状態を保持し、前記外端縁を、手指では引き出すことができないように手指で前記スライド管(1a )内に押し込んだ状態で閉塞するシャッター(10)を備えていることを特徴とする安全留置針。
  2. 請求項1に記載の安全留置針において、前記第1,第2,第3のスライド管(1a,1a,1a)の伸長動作を加重部材(12)の重さで行うために、前記基体(1c)に上記加重部材(12)を備えていることを特徴とする安全留置針。
  3. 請求項1又は2に記載の安全留置針において、前記第1,第2のスライド管(1a,1a)を最長に引き出したときに前記第1,第2のスライド管(1a,1a)の間に抜け落ちないように圧接力を作用させるために、前記第1,第2のスライド管(1a,1a)を先端側に向けて漸次太く形成してあることを特徴とする安全留置針。
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