JP2000254188A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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了 牧田
Akihide Sugawa
晃秀 須川
Masamichi Miyaguchi
昌通 宮口
Masatoshi Owa
昌俊 大輪
Fumihiro Nishio
文宏 西尾
Koji Matsumoto
宏司 松本
Hiroyuki Hojo
弘幸 北条
Yuichi Nishibori
裕一 西堀
Takayoshi Tanizawa
孝欣 谷澤
Masafumi Saruta
雅史 猿田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リクライニング角度にかかわらず同じ強さの
感じのマッサージを得ることができるものとする。 【解決手段】 予め設定されたプログラムに基づいた手
順及び強弱度で施療動作を順次実行する自動施療機能を
備えたマッサージ機において、施療子40が配された背
もたれ2のリクライニング角度に応じて施療動作全体に
ついての強弱度を変更する制御手段を備える。背もたれ
12のリクライニング角度が変われば、強弱度も自動調
整されて体感上の強弱度が同じとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動施療機能を備え
たマッサージ機、殊にリクライニング自在な椅子型とし
て形成されているマッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め設定されたプログラムに基づいて施
療子の動作モードや動作位置、動作時間等を順次変更し
つつマッサージを行っていく自動施療機能をもったマッ
サージ機があるが、マッサージの強弱は人によって感じ
方が異なる上に、同じ強さであっても使用者の体調によ
って強く感じたり弱く感じたりすることがあるために、
上記のようなマッサージ機では、自動施療のコース全体
にわたって強弱度をシフトさせることができるようにし
たものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、リクライニング
自在な椅子型として形成されて背もたれ内にマッサージ
機構を配しているものでは、背もたれを倒すと、マッサ
ージ機構における施療子と人体との接触圧が高くなるた
めに、施療子が背もたれに対して同じ位置にあっても、
背もたれを起こしている状態よりもマッサージが強くな
ってしまう。
【0004】このために、従来例においては、背もたれ
をリクライニングさせた時には、マッサージの強弱調整
を再度行っていた。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところはリクライニング角度
にかかわらず同じ強さの感じのマッサージを得ることが
できるマッサージ機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、予め
設定されたプログラムに基づいた手順及び強弱度で施療
動作を順次実行する自動施療機能を備えたマッサージ機
において、施療子が配された背もたれのリクライニング
角度に応じて施療動作全体についての強弱度を変更する
制御手段を備えていることに特徴を有している。背もた
れのリクライニング角度が変われば、強弱度も自動調整
されて体感上の強弱度が同じになるようにしたものであ
る。
【0007】上記制御手段は、指示入力に応じて施療動
作中に含むたたきマッサージ動作を他のマッサージ動作
に変更するものであってもよい。
【0008】また、背もたれのヒンジ部は、支持部材側
と背もたれ側とのうちの一方に対して回り止め固定され
た軸に他方が軸受を介して回転自在となっていることが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図1及び図2は本発明に係るマッ
サージ機の一例を示しており、上部が肘掛10となって
いるフレーム1に座部11が固定されており、座部11
の前端には足載せ台13が角度可変に連結されている。
また、座部11の後端側において、背もたれ12の下端
がフレーム1もしくは座部11に角度可変に連結されて
いる。図3は背もたれ12のヒンジ部を示しており、フ
レーム1(座部11)側である支持部材16に設けられ
た角孔部17に角軸部が嵌合して回り止めされている軸
18に背もたれ12側のヒンジプレート12’を軸受1
9を介して取り付けている。また、図4は足載せ台13
のヒンジ部を示しており、同じく、フレーム1(座部1
1)側である支持部材16に設けられた角孔部17に角
軸部が嵌合して回り止めされている軸18に足載せ台1
3側のヒンジプレート13’を軸受19を介して取り付
けている。軸18を一方の部材に回り止めした状態で取
り付けているために、軸受19部分においてのみ回動動
作がなされるものであり、スムーズな回動(リクライニ
ング、あるいは角度調整)を行えるようになっている。
【0010】そして、リクライニング自在となっている
背もたれ12の内部にマッサージ機構4が配されてい
る。このマッサージ機構4は、背もたれ12の表面側に
位置させた施療子40を動かすことで人体に対してマッ
サージを行うものであり、また、背もたれ12の表面か
らの施療子40の出代量Hを変更することで、マッサー
ジの強弱の調整を行えるものとなっている。
【0011】なお、このようなリクライニング自在な椅
子型のマッサージ機とその強弱調整自在なマッサージ機
構については、たとえば特公平1−49496号公報な
どで公知の構成を用いることができるために、詳細につ
いては省略する。また、このようなマッサージ機におい
て、予め設定されたプログラムに基づいた手順及び強弱
度で施療動作を順次実行する自動施療機能を備えたもの
とする点についても公知であるために、自動施療機能に
ついての詳細についても省略する。
【0012】本発明におけるマッサージ機においては、
背もたれ12のリクライニング角度を検出する角度検出
部材を設ける。この角度検出部材としては、背もたれ1
2の枢軸部に配されて背もたれ12と共に回転する回転
板と、回転板に設けたスリットを検出する光学的検知部
材とを好適に用いることができるが、他の構成のもので
あってもよい。
【0013】そして、上記自動施療機能を司る制御回路
にあっては、角度検出部材4の出力に応じて、自動施療
のコース中における強弱に関するパラメータを変更する
ものとしている。たとえば、表1に示すように、リクラ
イニング角度αが0°である時に、施療子40の出代量
を4にセットした状態で幅広ローリング下降、幅狭ロー
リング上昇、・・・もみ上げ、たたきローリング上昇と
いったマッサージ動作を順次実行していく自動施療コー
スがある場合、制御回路は、角度検出部材4によって検
出される背もたれ12のリクライニング角度が10°と
なれば、施療子40の出代量を3にセットした状態で上
記自動施療コースを実行し、角度検出部材4によって検
出される背もたれ12のリクライニング角度が20°と
なれば、施療子40の出代量を2にセットした状態で上
記自動施療コースを実行し、さらに角度検出部材4によ
って検出される背もたれ12のリクライニング角度が3
0°となれば、施療子40の出代量を1にセットした状
態で上記自動施療コースを実行するというように、リク
ライニング角度が大きくなるにつれて、施療子40の出
代量を小さくして(強弱度を弱くして)マッサージ動作
を行わせるのである。
【0014】
【表1】
【0015】リクライニング角度を大きくすれば、体重
が施療子40により多くかかるために、施療子40の出
代量Hが一定であれば、リクライニング角度を大きくす
るほどマッサージが強くなってしまうが、上述のよう
に、リクライニング角度が大きくなれば、自動的に施療
子40の出代量Hが小さくされるために、体感上はリク
ライニング角度の変更にかかわらず、ほぼ同じ強さのマ
ッサージを得ることができるものである。
【0016】施療動作内容のうちに、たたきマッサージ
動作を含んでいるものにおいては、マッサージに関する
指示を与えるための操作器2に、「たたき無し」のスイ
ッチを設けておき、この「たたき無し」が指示された時
には、自動施療コース中における「たたきマッサージ」
を「たたき」動作を含まない他のマッサージ動作に置き
換えて、マッサージ動作を行うようにしておくとよい。
表2はたたき有りの本来の動作内容と、たたき無しが指
示された時の動作内容との一例を示している。
【0017】
【表2】
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明においては、予め設
定されたプログラムに基づいた手順及び強弱度で施療動
作を順次実行する自動施療機能を備えたマッサージ機に
おいて、施療子が配された背もたれのリクライニング角
度に応じて施療動作全体についての強弱度を変更する制
御手段を備えているために、背もたれのリクライニング
角度が変われば、強弱度も自動調整されて体感上の強弱
度がほぼ同じとなるものであり、リクライニング角度の
変更の都度、強弱調整を行わなくとも、ほぼ同じ強さの
マッサージを得ることができる。
【0019】上記制御手段は、指示入力に応じて施療動
作中に含むたたきマッサージ動作を他のマッサージ動作
に変更するものであれば、たたきマッサージ動作を好ま
ない場合においても自動施療を享受することができる上
に、たたきマッサージ動作をもともと備えていないコー
スを別に設けておく必要を無くすことができる。
【0020】また、背もたれのヒンジ部は、支持部材側
と背もたれ側とのうちの一方に対して回り止め固定され
た軸に他方が軸受を介して回転自在となっていると、ス
ムーズなリクライニング動作を得ることができ、より効
果的なマッサージ施療を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の側面図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の背もたれのヒンジ部の断面図である。
【図4】同上の足載せ台のヒンジ部の断面図である。
【符号の説明】
4 マッサージ機構 12 背もたれ 20 施療子 α リクライニング角度 H 出代量(強弱度)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮口 昌通 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 大輪 昌俊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西尾 文宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松本 宏司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 北条 弘幸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西堀 裕一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 谷澤 孝欣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 猿田 雅史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C100 AF02 BA03 BA05 CA06 DA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定されたプログラムに基づいた手
    順及び強弱度で施療動作を順次実行する自動施療機能を
    備えたマッサージ機であり、施療子が配された背もたれ
    のリクライニング角度に応じて施療動作全体についての
    強弱度を変更する制御手段を備えていることを特徴とす
    るマッサージ機。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、指示入力に応じて施療
    動作中に含むたたきマッサージ動作を他のマッサージ動
    作に変更するものであることを特徴とする請求項1記載
    のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 背もたれのヒンジ部は、支持部材側と背
    もたれ側とのうちの一方に対して回り止め固定された軸
    に他方が軸受を介して回転自在となっていることを特徴
    とする請求項1または2記載のマッサージ機。
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