JP2000254146A - 内視鏡治療装置及びその高周波処置具 - Google Patents

内視鏡治療装置及びその高周波処置具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、病変部を観察しながら必要部
分のみを確実かつ容易に切除を行える内視鏡治療装置用
高周波処置具を提供することにある。 【解決手段】本発明は、内視鏡の先端部に装着可能であ
り、上記内視鏡の先端部に装着されたとき、上記内視鏡
によって観察され得る領域に形成された開口部を有する
フードと、このフードの開口部近傍に配設され、上記内
視鏡によって観察され得る高周波処置用導電手段と、こ
の導電手段に高周波電流を供給する高周波通電手段とを
具備した内視鏡治療装置用高周波処置具である。フード
の開口部近傍に配設された高周波処置用導電手段により
病変部を観察しながら必要部分のみの切除を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡と処置具を
用いて体腔内の病変部の治療や切除を行う内視鏡治療装
置及びその高周波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−203660号公報で示され
るように、従来より、内視鏡と、この内視鏡のチャンネ
ルを通じて体腔内に導入される処置具とを用いて、体腔
内の病変部の治療や切除を行う手技が知られている。上
述した特開平9−203660号公報に記載された内視
鏡治療装置は内視鏡のチャンネルを通じて高周波スネア
を体腔内に導入し、体腔内に生成された病変部に掛け、
そのスネアワイヤに高周波を通電することにより病変部
を切除する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平9−2
03660号公報に記載の技術では、スネアワイヤの開
口以下の大きさの病変部のものにしか適用することがで
きない。しかし、スネアワイヤの開口の大きさには限界
がある。このため、病変部の大きさによっては組織を切
除できないこともあった。
【0004】また、スネアワイヤは比較的柔らかく、腰
の強さが弱いため、スネアワイヤを病変部に掛ける際、
スネアワイヤの状態が不安定になり易く、病変部を捕捉
し難い。さらに、体腔内に生成された病変部は一か所に
止まらず、周辺の組織と一緒に動くことが多いこともも
あり、捕捉すべき病変部を見失ってしまい易い、このた
め、上記スネアワイヤで病変部を捕捉することは一般に
難しい手技であった。
【0005】また、内視鏡の挿入部先端にキャップを取
り付け、このキャップの中に粘膜を吸引し、隆起させた
粘膜のみにスネアワイヤを掛ける粘膜切除術が知られて
いるが、この手技にあっては通常、キャップの中に粘膜
を観察レンズに接触するまで吸引して引き込む必要があ
る。このため、内視鏡によって観察する状態は、いわゆ
る“赤玉状態”となり、従って、病変部の状態を観察し
ながら切除位置にスネアワイヤを掛けることができず、
観察視野から病変部を見失う状況にあり、その手技が難
しい術であった。
【0006】一方、粘膜を針状の電気メスなどを用いて
切除する手技も知られているが、この場合においても、
その粘膜のみを正確に切除する刺通深度の調節が非常に
難しく、迅速かつ確実に処置を行うことが難しいもので
あった。
【0007】本発明は、上記課題に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは病変部等を観察しな
がら必要部分のみを確実かつ容易に切除を行えることが
できる内視鏡治療装置及びその高周波処置具を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、内視
鏡の先端部に装着可能であり、上記内視鏡の先端部に装
着されたとき、上記内視鏡によって観察され得る領域に
形成された開口部を有するフードと、このフードの開口
部近傍に、この開口の直径方向に配設される導電性ワイ
ヤーからなり、上記内視鏡によって観察され得る高周波
処置用導電手段と、この導電手段に高周波電流を供給す
る高周波通電手段とを具備したことを特徴とする内視鏡
治療装置用高周波処置具である。また、本発明は、上記
フードが透明な電気的絶縁性の材料によって形成したこ
とを特徴とした内視鏡治療装置用高周波処置具である。
さらに、本発明は、上記高周波処置具を内視鏡の先端部
に装着したことを特徴とする内視鏡治療装置である。本
発明は、フードの開口部近傍に配設された高周波処置用
導電手段により病変部を観察しながら必要部分のみの切
除を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1乃至図3を
用いて本発明の第1実施形態を説明する。図1は内視鏡
1の先端部に内視鏡用フード2を装着した状態を示す。
【0010】内視鏡1は全体として可撓性を有する挿入
部3を有し、この挿入部3は可撓部4と、所望の方向に
湾曲可能である湾曲部5と、先端部6によって構成され
ている。挿入部3の基端には上記湾曲部5を湾曲操作す
る機構等を設けた操作部(図示せず)が連結されてい
る。また、操作部にはユニバーサルコード(図示せず)
が接続されている。ユニバーサルコードは図示しない光
源装置やビデオプロセッサに接続され、ビデオプロセッ
サはモニターに接続されている。
【0011】上記先端部6における先端面には、観察レ
ンズ11、照明レンズ12、処置具の挿通や吸引を行う
鉗子チャンネル13の開口部やノズル14等が設けられ
ていて、ここでは直視形式の内視鏡1を構成する。
【0012】さらに、挿入部3の先端部分には、透明な
内視鏡用フード2が取り付けられている。この内視鏡用
フード2は略円筒状のキャップ21と、このキャップ2
1を内視鏡1の先端部6に取着するための円錐筒状の固
定部材22とで構成されている。キャップ21と固定部
材22は同軸的に連結されており、この両者の固定手段
としては圧入、接着剤での固定、ネジなどによる結合、
あるいはより強固な固定を行う場合には超音波、溶剤等
による固定方法を用いる。
【0013】上記キャップ21は硬質でかつ耐熱性のあ
る透明な合成樹脂、例えばアクリル樹脂や好ましくはポ
リカーボネイト等のプラスチック材、あるいはガラス等
で作られている。内視鏡用フード2はその先端縁を粘膜
に押し付けたり、粘膜を吸引した際等において変形しな
い程度の腰の強さを示す硬さ(剛性)を有する。
【0014】上記キャップ21の先端開口領域には、そ
の開口円の中心を通る直径ラインの位置にわたって配置
されるように、金属ワイヤからなる高周波ワイヤ25が
架設されている。この高周波ワイヤ25の両端は上記キ
ャップ21の先端開口縁に例えば接着加工などで固定さ
れている。尚、上記キャップ21の先端開口領域は真円
の場合に限らない。
【0015】上記高周波ワイヤ25は内視鏡1の挿入部
3に外付けされた高周波電流伝達手段の導電線26に電
気的に接続されている。ここでは、図示していないが、
上記導電線26は内視鏡1の挿入部3に沿って挿入部3
の手元側まで配設され、図示しない高周波電源装置へ接
続されている。
【0016】また、導電線26は上記高周波ワイヤ25
をそのまま後方へ延長した導電ワイヤーによって形成さ
れている。導電線26は外部に対して電気的に絶縁する
ために管状の部材からなる樹脂製被覆チューブ27で覆
われたコードの形態になっている。
【0017】上記固定部材22は合成樹脂や、好ましく
は塩化ビニール、ポリウレタン、フッ素樹脂等の軟質プ
ラスチック、又は、弾性材料、好ましくは、ラテック
ス、シリコン、イソプレン、ナオプレン等のゴム類から
なり、内視鏡1の先端部6を傷付けることなく、その先
端部6に着脱自在となるように構成されている。つまり
キャップ21は内視鏡1の先端部6に対して着脱自在で
あり、また、導電線26はそのキャップ21と一緒に着
脱自在である。
【0018】次に、この第1実施形態の作用について図
2及び図3を用いて説明する。内視鏡1の挿入部3を患
者の体腔内に挿入する前に内視鏡用フード2を先端部6
に取り付ける。そして、内視鏡1の挿入部3を患者の体
腔内に挿入し、切除したい病変部の観察を行う。内視鏡
用フード2は透明であるため、その周辺も観察すること
ができる。従って、オリエンテーション(位置決め、誘
導等)が容易である。
【0019】ここでは、予め、図示していないが、通常
行われている内視鏡的粘膜切除術と同様、鉗子チャンネ
ル13に挿通される注射針を用いて病変粘膜下層に生理
食塩水等を局注し、その病変部全体を隆起させる。そし
て、病変部周囲の粘膜の切除予定である所に高周波ワイ
ヤ25を押し当てながら、鉗子チャンネル13を通じて
内視鏡用フード2のキャップ21内を適度に吸引し、キ
ャップ21の先端開口周縁に粘膜を密着させる。このと
き、キャップ21の先端開口周縁は病変部を避け、その
病変部の周辺部位に位置して固定される。
【0020】このとき、予め、図2で示す様に、生理食
塩水等により粘膜層と筋層とが剥離されており、上記吸
引により粘膜層のみが吸引されている。病変部の周辺部
位における切除予定部位に内視鏡用フード2の先端開口
が位置している。この固定状態で、高周波ワイヤ25に
高周波電流を流し、粘膜の切除を行う。
【0021】また、吸引によって粘膜層のみが筋層から
離れてフード2内に僅かに吸い込まれるので、通電した
高周波ワイヤ25が筋層に接することなく、粘膜層のみ
を切除することができる。
【0022】以上の操作を病変部を囲む周辺領域に対し
て数回に分けて行い、図3で示すように切除ライン28
を繋げて病変部全周の切除を行う。
【0023】尚、高周波ワイヤ25は粘膜を吸引したと
き、その粘膜の隆起量により適度に撓むように設定した
機能がついていても良い。例えば、高周波ワイヤ25自
体の撓みによるもの、高周波ワイヤ25の弾性的な繰出
しによるもの、またはキャップ21の弾性変形などによ
り構成するもの等が考えられる。また、高周波ワイヤ2
5の撓みの設定については手元側より張力を加減して適
度に撓むように設定可能なものとすることが望ましい。
【0024】本実施形態によれば、内視鏡用フード2の
先端縁で切除部分を固定し、かつ内視鏡1で観察しなが
ら切除を行うことができる。従って、粘膜層のみを確実
にかつ容易に切除でき、広い範囲に及んでの切除を的確
に迅速に行うことが可能である。
【0025】以上の如く、吸引を行うことにより高周波
ワイヤ25が設けてあるフード2を病変部の周辺に固定
することができると共に、高周波ワイヤ25がフード2
の先端に位置し、それが内視鏡1によって見える状態に
ある。つまり、内視鏡1の観察レンズ11から可視でき
る距離を保つ。このため、病変部を観察しながら確実に
切除作業を行うことができる。従って、筋層や病変部を
誤って傷付ける虞がなく迅速かつ容易に切除作業を行え
る。
【0026】(第2の実施形態)図4及び図5を用いて
本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態に
おいて、上述した第1実施形態と同一の構成要素のもの
には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0027】この実施形態では内視鏡用フード2を回転
させる手段を設けたものである。すなわち、内視鏡用フ
ード2の固定部材22がゴムなどにより形成されること
により捩じれながら回転可能なものとした。また、高周
波ワイヤ25は図4で示すように、導電線26を導く被
覆チューブ27の先端の位置から、フード2の回転分に
相応したゆとりを持った長さで、内視鏡用フード2の外
側を伝うように偏った位置を通る部位に配置されてい
る。
【0028】そして、高周波電流伝達手段の導電線26
を牽引操作部材として、高周波ワイヤ25を手元側に引
張ることにより、図5で示すように、引張った分だけ高
周波ワイヤ25が直線化して引き込まれ、このとき、内
視鏡用フード2の固定部材22の部分が捩じれながらキ
ャップ21が回転する。つまり、内視鏡用フード2のキ
ャップ21の部分を回転する手段を構成し、高周波ワイ
ヤ25の向き(位置)を変えることができるようになっ
ている。
【0029】また、高周波ワイヤ25を手元側に引張る
ことをやめると、固定部材22の弾性によりその部分の
捩じれが戻り、高周波スネア25は図4で示す元の位置
に戻る。
【0030】次に、これを使用する場合は、第1実施形
態の作用と同様に、内視鏡1の先端部6の内視鏡用フー
ド2を取り付けて、挿入部2を体腔内に挿入し、内視鏡
1により切除したい病変部の観察を行う。
【0031】次いで、内視鏡的粘膜切除術と同様に粘膜
下層に生理食塩水を局注し、病変部全体を隆起させる。
そして、粘膜層と筋層が剥離された状態で、病変部周囲
の粘膜の切除予定である所に内視鏡用フード2の先端を
押し当てながら、鉗子チャンネル13より内視鏡用フー
ド2内を適度に吸引し、その内視鏡用フード2の先端に
粘膜を密着させて固定する。そして、高周波ワイヤ25
に高周波電流を流し、病変部周囲の切除を行う。
【0032】ここで、切除したい角度に合わせて、高周
波電流伝達手段の導電線26を手元側に引張ることによ
り、内視鏡用透明フード2の先端にある高周波ワイヤ2
5の向きを変えて、病変部分を囲むように数回の切除を
行い、病変部全周の切除を行う。
【0033】また、内視鏡用フード2のキャップ21の
部分と共に、高周波ワイヤ25を回転しながら連続的に
切除することもできる。
【0034】本実施形態によれば、内視鏡1を回転させ
ることなく、高周波ワイヤ25を有する先端部分だけを
回転させることができるので、病変部の切除したい部分
への移動や角度を容易に設定できる。このため、細かい
範囲の切除も可能である。
【0035】(第3実施形態)図6を用いて本発明の第
3実施形態を説明する。この第3実施形態において、上
述した第1実施形態と同一の構成要素のものには同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0036】図6で示すように、本実施形態の内視鏡用
フード2はそのキャップ21の先端部が斜めに形成さ
れ、先端開口部が長円になっている。高周波ワイヤ25
はその長円の先端開口部の長径方向に沿って配設されて
いる。また、高周波ワイヤ25は内視鏡用フード2のキ
ャップ21の斜めの先端開口部にその長径方向に配設さ
れている。このため、上述した第1実施形態で示した内
視鏡用フード2のキャップ21の径が同じでも長い範囲
で高周波ワイヤ25の切除機能領域が長くなる。
【0037】この切除操作は第1実施形態で示した粘膜
切除術と同様であるが、高周波ワイヤ25の切除機能領
域が長くなるため、第1実施形態のものよりも、一度に
長い範囲で切除する事ができるため、広い範囲に及ぶ切
除も容易に行うことができ、かつ治療時間を短縮するこ
とが可能である。
【0038】尚、このように先端開口部が斜めの内視鏡
用フード2に、上述した第2実施形態で挙げた高周波ワ
イヤ25によりキャップ21を回転する機能を組み合わ
せることにより、高周波ワイヤ25の切除部の長短の調
節選択が、ある範囲ではあるが可能となるため、より的
確な範囲での粘膜切除を行うことが可能である。
【0039】<付記> 1.内視鏡の先端部に装着可能であり、上記内視鏡によ
って観察される領域に形成された開口部を有するフード
と、このフードの開口部近傍に、この開口の直径方向に
配設される導電性ワイヤーからなり、上記内視鏡によっ
て観察され得る高周波処置用導電手段と、この高周波処
置用導電手段に高周波電流を供給する高周波通電手段と
を具備したことを特徴とする内視鏡治療装置用高周波処
置具。 2.上記フードは透明な電気的絶縁性材料によって形成
したことを特徴とした付記項1に記載の内視鏡治療装置
用高周波処置具。 3.付記項1または付記項2の高周波処置具を内視鏡の
先端部に装着したことを特徴とする内視鏡治療装置。
【0040】4.上記フードは上記内視鏡の挿入部先端
に内視鏡挿入部の外径と略同等、もしくはそれ以上の外
径を有する円筒形状を呈し、上記フードの先端開口部近
傍には金属ワイヤーからなる高周波処置用導電手段が、
上記フードの先端開口部の直径方向に配置されることを
特徴とする付記項1乃至付記項3に記載の内視鏡治療装
置またはその高周波処置具。 5.上記フードと高周波処置用導電手段及び高周波通電
手段が一体的に内視鏡装置から着脱自在となっているこ
とを特徴とする付記項1乃至付記項4に記載の内視鏡治
療装置またはその高周波処置具。
【0041】6.フードは透明で硬質かつ耐熱性を有す
る樹脂素材からなる先端部材と、上記先端部材の後方に
接続される軟質な弾性樹脂素材とからなる固定部材とで
構成したことを特徴とする付記項1乃至付記項5に記載
の内視鏡治療装置またはその高周波処置具。 7.上記高周波通電手段を構成する金属ワイヤーを利用
して内視鏡挿入部軸を中心としてフードの先端部材を回
転させる手段を構成したことを特徴とする付記項1乃至
付記項6に記載の内視鏡治療装置またはその高周波処置
具。
【0042】8.上記金属ワイヤーは内視鏡の挿入部の
手元側から延在した管状部材内に内装され、手元側から
の牽引操作により進退可能に設けられる牽引部材を兼
ね、上記先端部材に導かれると共に、上記フードの外周
上において上記管状部材の先端から偏った位置まで、上
記フードの開口部近傍に配設される高周波処置用導電手
段となることを特徴とする付記項7に記載の内視鏡治療
装置またはその高周波処置具。
【0043】9.上記フードは、内視鏡の吸引用チャン
ネルに連通し、吸引することによりそのフードの開口端
に病変部を固定するようにしたことを特徴とする付記項
1乃至8に記載の内視鏡治療装置またはその高周波処置
具。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、病変
部等を内視鏡で観察しながら必要部分のみを確実かつ容
易に切除を行うことができる内視鏡治療装置及びその高
周波処置具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態においての内視鏡の先端部に内視
鏡用フードを装着した状態の斜視図。
【図2】同じく第1実施形態のものを使用するときの作
用状態を示す説明図。
【図3】同じく第1実施形態のものを使用するときの作
用状態の説明図。
【図4】第2実施形態においての内視鏡の先端部に内視
鏡用フードを装着した状態の斜視図。
【図5】同じく第2実施形態においての内視鏡の先端部
に内視鏡用フードを装着した状態の斜視図。
【図6】第3実施形態においての内視鏡の先端部に内視
鏡用フードを装着した状態の斜視図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…内視鏡用フード、3…内視鏡の挿入
部、4…可撓部、5…湾曲部、6…先端部、11…観察
レンズ、13…鉗子チャンネル、21…キャップ、22
…固定部材、25…高周波ワイヤ、26…高周波電流伝
達手段の導電線、27…被覆チューブ、28…切除ライ
ン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の先端部に装着可能であり、上記内
    視鏡の先端部に装着されたとき、上記内視鏡によって観
    察され得る領域に形成された開口部を有するフードと、 このフードの開口部近傍に、この開口の直径方向に配設
    される導電性ワイヤーからなり、上記内視鏡によって観
    察され得る高周波処置用導電手段と、 この高周波処置用導電手段に高周波電流を供給する高周
    波通電手段とを具備したことを特徴とする内視鏡治療装
    置用高周波処置具。
  2. 【請求項2】上記フードは透明な電気的絶縁性の材料に
    よって形成したことを特徴とした請求項1に記載の内視
    鏡治療装置用高周波処置具。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の高周波処置具を
    内視鏡の先端部に装着したことを特徴とする内視鏡治療
    装置。
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