JP2000253904A - 靴 - Google Patents
靴Info
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- JP2000253904A JP2000253904A JP2000057383A JP2000057383A JP2000253904A JP 2000253904 A JP2000253904 A JP 2000253904A JP 2000057383 A JP2000057383 A JP 2000057383A JP 2000057383 A JP2000057383 A JP 2000057383A JP 2000253904 A JP2000253904 A JP 2000253904A
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- Japan
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- support
- shoe
- foot
- heel
- base element
- Prior art date
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B7/00—Footwear with health or hygienic arrangements
- A43B7/14—Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts
- A43B7/24—Insertions or other supports preventing the foot canting to one side , preventing supination or pronation
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B13/00—Soles; Sole-and-heel integral units
- A43B13/14—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソールアセンブリを備えた靴の着用者が、足
を過度に回内または回外させるのを防ぐ。 【解決手段】 ソールアセンブリおよびソールアセンブ
リの個々の部分を選択的に支持するための安定要素を備
える。安定要素は、靴の足後方部から始まり、足前方部
の内側(99)または外側(98)に延在する第1の基部要素(1
0)、および基部要素から始まり、側面に延在し、ソール
アセンブリをそれぞれ外側または内側に取り囲む少なく
とも一つの支持要素(11a,11b,11c,11d)を備える。
を過度に回内または回外させるのを防ぐ。 【解決手段】 ソールアセンブリおよびソールアセンブ
リの個々の部分を選択的に支持するための安定要素を備
える。安定要素は、靴の足後方部から始まり、足前方部
の内側(99)または外側(98)に延在する第1の基部要素(1
0)、および基部要素から始まり、側面に延在し、ソール
アセンブリをそれぞれ外側または内側に取り囲む少なく
とも一つの支持要素(11a,11b,11c,11d)を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靴に関し、特に、
ソールアセンブリおよび該ソールアセンブリの個々の部
分を選択的に支持する安定要素を備えた運動靴に関する
ものである。
ソールアセンブリおよび該ソールアセンブリの個々の部
分を選択的に支持する安定要素を備えた運動靴に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】歩行または走行中の人間の足における作
用は、非常に複雑である。踵が地面に最初に接触してか
らつま先が離れるまでの間に、多くの多様な動きが足全
体に起きる。これらの自然の動き(裸足での走行中に生
じるような)をできるだけ妨害しないようにしながら、
個々の部分に必要なときのみに(靴の目的とする用途に
応じて)足を支持することが、運動靴の構造における目
的である。
用は、非常に複雑である。踵が地面に最初に接触してか
らつま先が離れるまでの間に、多くの多様な動きが足全
体に起きる。これらの自然の動き(裸足での走行中に生
じるような)をできるだけ妨害しないようにしながら、
個々の部分に必要なときのみに(靴の目的とする用途に
応じて)足を支持することが、運動靴の構造における目
的である。
【0003】このことに関して、靴の全下側区域に延在
する昔からある同一構造のアウト・ソールは、上述した
必要条件を満たさないことがすでに過去に分かってい
る。特に、均質に形成された連続アウト・ソールまたは
同一構造ソールアセンブリでは、足の個々の部分を選択
的に支持することはできない。
する昔からある同一構造のアウト・ソールは、上述した
必要条件を満たさないことがすでに過去に分かってい
る。特に、均質に形成された連続アウト・ソールまたは
同一構造ソールアセンブリでは、足の個々の部分を選択
的に支持することはできない。
【0004】靴における選択的な支持の目的の一つは、
足の過剰な回内または回外、すなわち、数度の内側また
は外側への回転を防ぐことにある。足のこの回転動作
は、発泡材料からなるソールに使用されるソールアセン
ブリを形成することにより典型的に生じている。その結
果、足と膝の関節が早々と疲労したり、損傷したりする
ことがある。
足の過剰な回内または回外、すなわち、数度の内側また
は外側への回転を防ぐことにある。足のこの回転動作
は、発泡材料からなるソールに使用されるソールアセン
ブリを形成することにより典型的に生じている。その結
果、足と膝の関節が早々と疲労したり、損傷したりする
ことがある。
【0005】従来技術より、回内または回外を避けるた
めの、基本的に二つの取組み方が知られている。
めの、基本的に二つの取組み方が知られている。
【0006】ドイツ国特許出願第19904744号(日本国特
許出願第2000-29668号に対応)に従う第一の提案によれ
ば、より硬い材料から作成された別体の安定要素が、ソ
ールまたはソールアセンブリ中に選択的に組み込まれ
て、所望の区域において前記ソールの重く荷重の加わっ
た部分が過剰に圧縮されないようにしている。しかしな
がら、足の著しい回内または回外の制御に必要な前記安
定要素の材料が硬いことにより、つま先が離れる段階中
に特に必要とされるソールの必要な柔軟性が著しく減少
するので、着用者が靴を不快に感じる。
許出願第2000-29668号に対応)に従う第一の提案によれ
ば、より硬い材料から作成された別体の安定要素が、ソ
ールまたはソールアセンブリ中に選択的に組み込まれ
て、所望の区域において前記ソールの重く荷重の加わっ
た部分が過剰に圧縮されないようにしている。しかしな
がら、足の著しい回内または回外の制御に必要な前記安
定要素の材料が硬いことにより、つま先が離れる段階中
に特に必要とされるソールの必要な柔軟性が著しく減少
するので、着用者が靴を不快に感じる。
【0007】従来技術における第二の取組み方によれ
ば、例えば、米国特許第4,642,911号に開示されている
ように、ソールに使用される材料の密度、およびそれに
より堅さを局部的に変えて、ソールの圧縮挙動へ局部的
に影響を与えている。しかしながら、これにより、製造
技術への要求が高くなり、それによって、運動靴として
の大量生産に費用がかかり過ぎてしまう。
ば、例えば、米国特許第4,642,911号に開示されている
ように、ソールに使用される材料の密度、およびそれに
より堅さを局部的に変えて、ソールの圧縮挙動へ局部的
に影響を与えている。しかしながら、これにより、製造
技術への要求が高くなり、それによって、運動靴として
の大量生産に費用がかかり過ぎてしまう。
【0008】最後に、米国特許第4,638,576号には、こ
れら二つの取組み方の組合せが開示されている。この場
合において、靴のミッド・ソールが、二つの異なる材料
から製造されて、足を選択的に支持すると同時に柔軟性
を確保している。さらに、ソールアセンブリの頂面の足
後方部に、追加の減衰要素を介して踵を下方と三方から
支持するようになっている踵カバーが配置されている。
この構造体の高い製造コスト以外にも、足の効果的な支
持および誘導が、その踵カバーの下にある比較的柔軟な
ソール層により制限されるという問題が生じる。さら
に、この踵カバーの支持効果は足の後方区域に制限され
るので、踵が地面に最初に接触した後の動作段階中の回
内または回外を防ぐことはできない。
れら二つの取組み方の組合せが開示されている。この場
合において、靴のミッド・ソールが、二つの異なる材料
から製造されて、足を選択的に支持すると同時に柔軟性
を確保している。さらに、ソールアセンブリの頂面の足
後方部に、追加の減衰要素を介して踵を下方と三方から
支持するようになっている踵カバーが配置されている。
この構造体の高い製造コスト以外にも、足の効果的な支
持および誘導が、その踵カバーの下にある比較的柔軟な
ソール層により制限されるという問題が生じる。さら
に、この踵カバーの支持効果は足の後方区域に制限され
るので、踵が地面に最初に接触した後の動作段階中の回
内または回外を防ぐことはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した回内または回
外の制御のような個別の問題の解決以外に、足を選択的
に支持することの目的は、踵が地面に最初に接触してか
ら、最終的につま先が離れるまでの段階中に足の滑らか
な動作を提供することにある。この動作段階の急激な変
化は、損傷の危険および足と膝の関節の早期疲労を低減
するために避けるべきである。
外の制御のような個別の問題の解決以外に、足を選択的
に支持することの目的は、踵が地面に最初に接触してか
ら、最終的につま先が離れるまでの段階中に足の滑らか
な動作を提供することにある。この動作段階の急激な変
化は、損傷の危険および足と膝の関節の早期疲労を低減
するために避けるべきである。
【0010】したがって、本発明の課題は、既知の安定
要素の上述した欠点なく、回内または回外を防ぐための
改良圧縮安定性をソールの所望の区域に有する、経済的
に製造できる靴を提供することにある。
要素の上述した欠点なく、回内または回外を防ぐための
改良圧縮安定性をソールの所望の区域に有する、経済的
に製造できる靴を提供することにある。
【0011】本発明のさらなる態様によれば、本発明の
靴は、地面に最初に接触してからつま先が離れるまでの
段階中に滑らかな動作を提供し、それによって、足を選
択的に支持する完全なシステムを提供することができ
る。
靴は、地面に最初に接触してからつま先が離れるまでの
段階中に滑らかな動作を提供し、それによって、足を選
択的に支持する完全なシステムを提供することができ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、靴、特に、ソ
ールアセンブリおよび該アセンブリの個々の部分を選択
的に支持する安定要素を備えた運動靴に関するものであ
る。この安定要素は、足後方部分から始まり、靴の足前
方部分の内側または外側まで延在する第一の基部要素お
よび該基部要素から始まり、側面に延在し、それぞれ、
前記内側または外側で前記ソールアセンブリを取り囲む
少なくとも一つの支持要素を含む。好ましくは、少なく
とも一つの支持要素は、ソールアセンブリを上方からお
よび/または下方から取り囲む。さらに、安定要素は、
好ましくは、靴の踵部分を取り囲む、第一の基部要素に
接続された踵支持体を含む。
ールアセンブリおよび該アセンブリの個々の部分を選択
的に支持する安定要素を備えた運動靴に関するものであ
る。この安定要素は、足後方部分から始まり、靴の足前
方部分の内側または外側まで延在する第一の基部要素お
よび該基部要素から始まり、側面に延在し、それぞれ、
前記内側または外側で前記ソールアセンブリを取り囲む
少なくとも一つの支持要素を含む。好ましくは、少なく
とも一つの支持要素は、ソールアセンブリを上方からお
よび/または下方から取り囲む。さらに、安定要素は、
好ましくは、靴の踵部分を取り囲む、第一の基部要素に
接続された踵支持体を含む。
【0013】言い換えれば、靴のソールアセンブリは、
好ましくは、踵部分だけでなく、支持されかつ「枠状」
に囲まれた足前方部分の内側および/または外側にもあ
る。
好ましくは、踵部分だけでなく、支持されかつ「枠状」
に囲まれた足前方部分の内側および/または外側にもあ
る。
【0014】靴を側部で取り囲む少なくとも一つの支持
要素により、使用したソール材料が、足前方部の内側お
よび/または外側への高圧下で側方に広がることがなく
なる。この材料は側方に逃げることができないので、こ
の制限または限定により、回内および回外の制御に適切
な足前方部の区域の圧縮に対するソールの抵抗が、足の
内側または外側への回転を効果的に防ぐように改良され
る。圧縮安定性は、ソールのこの区域に延在し、周囲の
ソール材料よりも硬い材料から作成できる基部要素によ
りさらに改良される。
要素により、使用したソール材料が、足前方部の内側お
よび/または外側への高圧下で側方に広がることがなく
なる。この材料は側方に逃げることができないので、こ
の制限または限定により、回内および回外の制御に適切
な足前方部の区域の圧縮に対するソールの抵抗が、足の
内側または外側への回転を効果的に防ぐように改良され
る。圧縮安定性は、ソールのこの区域に延在し、周囲の
ソール材料よりも硬い材料から作成できる基部要素によ
りさらに改良される。
【0015】多くの方向の変化を伴うスポーツ(latera
l sports:ラテラルスポーツ)に好ましい実施の形態に
よれば、安定要素は、第一の基部要素に対して足前方部
の反対側に延在する第二の基部要素を含み、追加の支持
要素が斜めにこの側の靴を取り囲む。
l sports:ラテラルスポーツ)に好ましい実施の形態に
よれば、安定要素は、第一の基部要素に対して足前方部
の反対側に延在する第二の基部要素を含み、追加の支持
要素が斜めにこの側の靴を取り囲む。
【0016】好ましくは、基部要素は、拘束されていな
い状態でつま先が離れる段階に必要な、足前方部におけ
る安定要素の柔軟性を確実にする一つ以上のスリットを
備える。土踏まずの縦と横を支持するために、基部要素
は好ましくは足前方部に追加の支持部を備える。
い状態でつま先が離れる段階に必要な、足前方部におけ
る安定要素の柔軟性を確実にする一つ以上のスリットを
備える。土踏まずの縦と横を支持するために、基部要素
は好ましくは足前方部に追加の支持部を備える。
【0017】追加に組み込まれた踵支持体は、安定要素
が、弾性およびそれによる地面への最初の接触に対する
靴の挙動を制御することを確実にする。これと同時に、
この安定要素の効果は、既知の安定要素の場合のように
基部要素が最初に地面に接触したときに始まるだけでは
ないので、踵支持体が基部要素に接続されていることに
より、着地段階からつま先より離れる段階まで滑らかに
移行することができる。
が、弾性およびそれによる地面への最初の接触に対する
靴の挙動を制御することを確実にする。これと同時に、
この安定要素の効果は、既知の安定要素の場合のように
基部要素が最初に地面に接触したときに始まるだけでは
ないので、踵支持体が基部要素に接続されていることに
より、着地段階からつま先より離れる段階まで滑らかに
移行することができる。
【0018】好ましくは、第一の基部要素と踵支持体と
の間の接続部は、踵支持体に対して基部要素が回転動作
できる捩り柔軟性を有する。したがって、本発明による
安定要素により、足前方部が足後方部に対して自然な捩
り動作を行うことができる。
の間の接続部は、踵支持体に対して基部要素が回転動作
できる捩り柔軟性を有する。したがって、本発明による
安定要素により、足前方部が足後方部に対して自然な捩
り動作を行うことができる。
【0019】靴のソール中に挿入された内側部材および
外側から見える別の部材を備えた踵支持体は、好ましく
は、踵シェルとして形成される。足のある部分を余計に
支持するためには、少なくとも一つの支持要素が、さら
に、ソールアセンブリだけでなく、足も取り囲む。
外側から見える別の部材を備えた踵支持体は、好ましく
は、踵シェルとして形成される。足のある部分を余計に
支持するためには、少なくとも一つの支持要素が、さら
に、ソールアセンブリだけでなく、足も取り囲む。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した本発明の現在
好ましい実施の形態を参照して、本発明をより詳しく説
明する。
好ましい実施の形態を参照して、本発明をより詳しく説
明する。
【0021】本発明の好ましい実施の形態によれば、靴
は、着用者の足の下に配置された安定要素を備えてい
る。この配置は、本発明による安定要素を靴のアウト・
ソールに組み込むこと、もしくはアウト・ソールとミッ
ド・ソールとの間またはミッド・ソールとイン・ソール
との間に該安定要素を挟むことのいずれにより実施して
も差し支えない。安定要素がアウト・ソール内に配置さ
れる場合には、対応する靴が目的とするスポーツを示
す、安定要素の特別な形態(以下参照)が外側から容易
に認識できるように、ソールの周囲の材料とは異なる色
を安定要素は有していてもよい。別の好ましい実施の形
態によれば、アウト・ソール自体が安定要素から実質的
になる。この場合、オプションのミッド・ソールおよび
オプションのイン・ソールを安定要素の上側に施して、
靴の着用者に快適さと減衰を与えてもよい。しかしなが
ら、好ましくは、本発明による安定要素は、靴のミッド
・ソール中に組み込まれる。
は、着用者の足の下に配置された安定要素を備えてい
る。この配置は、本発明による安定要素を靴のアウト・
ソールに組み込むこと、もしくはアウト・ソールとミッ
ド・ソールとの間またはミッド・ソールとイン・ソール
との間に該安定要素を挟むことのいずれにより実施して
も差し支えない。安定要素がアウト・ソール内に配置さ
れる場合には、対応する靴が目的とするスポーツを示
す、安定要素の特別な形態(以下参照)が外側から容易
に認識できるように、ソールの周囲の材料とは異なる色
を安定要素は有していてもよい。別の好ましい実施の形
態によれば、アウト・ソール自体が安定要素から実質的
になる。この場合、オプションのミッド・ソールおよび
オプションのイン・ソールを安定要素の上側に施して、
靴の着用者に快適さと減衰を与えてもよい。しかしなが
ら、好ましくは、本発明による安定要素は、靴のミッド
・ソール中に組み込まれる。
【0022】靴内に安定要素を配置する上述した異なる
可能性は、本発明による安定要素を備えた靴の機能的な
特性に著しくは影響を与えないので、以下(および図
面)には、安定要素自体のみに言及する。
可能性は、本発明による安定要素を備えた靴の機能的な
特性に著しくは影響を与えないので、以下(および図
面)には、安定要素自体のみに言及する。
【0023】本発明による安定要素のデザインおよび機
能的特徴を詳細に説明する前に、足の特定の部分がそれ
に従って選択的に支持される本発明の原理を容易に理解
するために、図1に示した人間の足90の骨格に言及す
る。図1において、参照番号92は、人間の左足90の中足
骨を示し、ここでは、指(趾)骨が番号95により示され
ている。中足骨92および指骨95の両方は共に、足の足前
方部を基本的に形成する。中足骨92と指骨95との間に
は、中足趾節間関節93がある。指骨95はさらに、複数の
趾節間関節96を含む。歩行または走行の周期中に、中足
趾節間関節93および趾節間関節96により、足を曲げ、地
面からつま先を離すことができる。
能的特徴を詳細に説明する前に、足の特定の部分がそれ
に従って選択的に支持される本発明の原理を容易に理解
するために、図1に示した人間の足90の骨格に言及す
る。図1において、参照番号92は、人間の左足90の中足
骨を示し、ここでは、指(趾)骨が番号95により示され
ている。中足骨92および指骨95の両方は共に、足の足前
方部を基本的に形成する。中足骨92と指骨95との間に
は、中足趾節間関節93がある。指骨95はさらに、複数の
趾節間関節96を含む。歩行または走行の周期中に、中足
趾節間関節93および趾節間関節96により、足を曲げ、地
面からつま先を離すことができる。
【0024】概して、足の内側99から始まり外側98まで
に及ぶ、第1、第2、第3、第4および第5中足骨92-1
から92-5と称される5つの中足骨92がある。同様に、5
つの指骨95-1から95-5がある。最後に、踵の骨91も示さ
れている。
に及ぶ、第1、第2、第3、第4および第5中足骨92-1
から92-5と称される5つの中足骨92がある。同様に、5
つの指骨95-1から95-5がある。最後に、踵の骨91も示さ
れている。
【0025】本発明による安定要素が回内または回外に
影響を与えるためには、指骨および中足骨を適切に支持
することが重要である。回内を制御する場合には、特
に、中足骨92-1および92-2が、好ましくは、指骨95-1お
よび/または95-2と共に支持される。回外を制御する場
合には、特に、中足骨92-5および/または92-4が、好ま
しくは、指骨95-5および/または95-4と共に支持され
る。しかしながら、回外は滅多に問題とはならないの
で、簡潔にするために、以下の説明においては、回内制
御安定要素のみを論じる。しかしながら、本発明はこの
領域に制限されない。回外制御のためにそれぞれの中足
骨および指骨を支持する相補形状の安定要素も本発明に
より包含される。
影響を与えるためには、指骨および中足骨を適切に支持
することが重要である。回内を制御する場合には、特
に、中足骨92-1および92-2が、好ましくは、指骨95-1お
よび/または95-2と共に支持される。回外を制御する場
合には、特に、中足骨92-5および/または92-4が、好ま
しくは、指骨95-5および/または95-4と共に支持され
る。しかしながら、回外は滅多に問題とはならないの
で、簡潔にするために、以下の説明においては、回内制
御安定要素のみを論じる。しかしながら、本発明はこの
領域に制限されない。回外制御のためにそれぞれの中足
骨および指骨を支持する相補形状の安定要素も本発明に
より包含される。
【0026】図2は、左の靴の安定要素の好ましい実施
の形態の斜視図を示している。本発明によれば、安定要
素は、基部要素10および好ましい踵支持体20を備える。
図2において、これら二つの部材は、明らかに示すため
に別々に示されている。しかしながら、これらの部材
は、最終的な状態で互いに接続されている。すなわち、
全安定要素は一体で製造されるか、もしくは図2に示し
た二つの別々の部材が、図3に示したように互いに接着
または溶着される。
の形態の斜視図を示している。本発明によれば、安定要
素は、基部要素10および好ましい踵支持体20を備える。
図2において、これら二つの部材は、明らかに示すため
に別々に示されている。しかしながら、これらの部材
は、最終的な状態で互いに接続されている。すなわち、
全安定要素は一体で製造されるか、もしくは図2に示し
た二つの別々の部材が、図3に示したように互いに接着
または溶着される。
【0027】細長い基部要素10は、踵の骨91の区域から
始まり、指骨95の区域まで延在する。このことだけで、
足前方部における靴のソール(図示せず)の内側が補強
される。基部要素は、ソールの中心に向かって水平に消
滅する一方で、支持要素11aから11dが、好ましくは、適
切な角度で反対側に配置される。これらの支持要素は、
基部要素10の上に配置されたソール区域(図示せず)の
周りに斜めに延在する。これらの支持要素がない場合に
は、軟質ソール材料(EVAまたは他の発泡材料)が、
ソールのこの部分の増加した圧力下で側方に広がり、そ
れによって、応力に屈するであろう。それに比べて、ソ
ールを取り囲んでいる支持要素11aから11dにより、ソー
ルの内側部分のそのような変形が全て回避されるか少な
くとも減少し、それによって、基部要素の平らな部分に
よる上述したソールの強化と共に、回内の危険性が減少
する。
始まり、指骨95の区域まで延在する。このことだけで、
足前方部における靴のソール(図示せず)の内側が補強
される。基部要素は、ソールの中心に向かって水平に消
滅する一方で、支持要素11aから11dが、好ましくは、適
切な角度で反対側に配置される。これらの支持要素は、
基部要素10の上に配置されたソール区域(図示せず)の
周りに斜めに延在する。これらの支持要素がない場合に
は、軟質ソール材料(EVAまたは他の発泡材料)が、
ソールのこの部分の増加した圧力下で側方に広がり、そ
れによって、応力に屈するであろう。それに比べて、ソ
ールを取り囲んでいる支持要素11aから11dにより、ソー
ルの内側部分のそのような変形が全て回避されるか少な
くとも減少し、それによって、基部要素の平らな部分に
よる上述したソールの強化と共に、回内の危険性が減少
する。
【0028】図2に示した好ましい実施の形態におい
て、支持要素11aから11dは、側面の上方に延在する。特
に、安定要素がソールアセンブリの上側層に配置されて
いる場合には、支持要素が側面でソールアセンブリを下
方に取り囲む実施の形態も可能である。また、これら二
つの態様の組合せも可能である。
て、支持要素11aから11dは、側面の上方に延在する。特
に、安定要素がソールアセンブリの上側層に配置されて
いる場合には、支持要素が側面でソールアセンブリを下
方に取り囲む実施の形態も可能である。また、これら二
つの態様の組合せも可能である。
【0029】図2および3に示した好ましい実施の形態
において、支持要素は実質的に三角形の形状をしている
けれども、他の形状も可能である。ソールの側面の区域
が支持要素11aから11dによってより取り囲まれるほど、
ソールの内側部分における圧縮安定性がより増加する。
において、支持要素は実質的に三角形の形状をしている
けれども、他の形状も可能である。ソールの側面の区域
が支持要素11aから11dによってより取り囲まれるほど、
ソールの内側部分における圧縮安定性がより増加する。
【0030】足の側面をさらに支持するために、例え
ば、多くの方向の変化を伴ういわゆるラテラルスポーツ
に靴を使用するために、支持要素11aから11dは、さら
に、ソールの縁まで延在し、それによって、靴に直接的
な安定化機能を働かせてもよい。
ば、多くの方向の変化を伴ういわゆるラテラルスポーツ
に靴を使用するために、支持要素11aから11dは、さら
に、ソールの縁まで延在し、それによって、靴に直接的
な安定化機能を働かせてもよい。
【0031】図2に示した基部要素10と共に、対応して
支持要素を取り囲む同様の第2の基部要素(図示せず)
を反対の外側に配置して、多くの停止と方向の変化の最
中に(例えば、ハンドボールにおいて)、足の外側部分
でも足を支持すれば、ラテラルスポーツのためにさらに
強力な支持を達成できるであろう。
支持要素を取り囲む同様の第2の基部要素(図示せず)
を反対の外側に配置して、多くの停止と方向の変化の最
中に(例えば、ハンドボールにおいて)、足の外側部分
でも足を支持すれば、ラテラルスポーツのためにさらに
強力な支持を達成できるであろう。
【0032】基部要素10の柔軟性を縦方向に増加させ、
足の自然なつま先から離れる動作をできるだけ妨害しな
いようにするために、基部要素10は、好ましくは横方向
に向けられた3つのスリット12aから12cを好ましくは備
える。他の数のスリットだけでなく、スリットの基部要
素における異なる配置も可能である。さらに、基部要素
10において縦方向に開口部を設けて、横方向の柔軟性を
増加させてもよい。
足の自然なつま先から離れる動作をできるだけ妨害しな
いようにするために、基部要素10は、好ましくは横方向
に向けられた3つのスリット12aから12cを好ましくは備
える。他の数のスリットだけでなく、スリットの基部要
素における異なる配置も可能である。さらに、基部要素
10において縦方向に開口部を設けて、横方向の柔軟性を
増加させてもよい。
【0033】基部要素10の前方部分は、縦方向の柔軟性
に関してスリット12aから12cにより最適化されているけ
れども、基部要素10の後方部分は、土踏まずを支持する
ために強化されている。図2は、典型的な弓状部13を示
している。側面の要素11dと共に、垂直に作用する力に
対する足の弓状中間部の支持がこの弓状部13により達成
される。基部要素10の強化部の縦と横方向並びに高さの
延長は、靴の用途に依存する。縦と横の土踏まずへの高
い応力と、多くの跳躍および着地を伴うスポーツにおい
て、基部要素のこの強化部分は、ランニングシューズに
おけるよりも大きい。
に関してスリット12aから12cにより最適化されているけ
れども、基部要素10の後方部分は、土踏まずを支持する
ために強化されている。図2は、典型的な弓状部13を示
している。側面の要素11dと共に、垂直に作用する力に
対する足の弓状中間部の支持がこの弓状部13により達成
される。基部要素10の強化部の縦と横方向並びに高さの
延長は、靴の用途に依存する。縦と横の土踏まずへの高
い応力と、多くの跳躍および着地を伴うスポーツにおい
て、基部要素のこの強化部分は、ランニングシューズに
おけるよりも大きい。
【0034】基礎要素10の後方端部には、基部要素10を
踵支持体20に連結する側面のリッジ14が続いている。こ
の側面の接続以外にも、ソールの中央部に接続要素を設
けることもできる。リッジ14の形状および材料により、
基部要素10に対する踵支持体の相対的な動きの柔軟性が
決められる。図2および3に示されたリッジ14は、足を
縦方向に支持しているが、同時に、縦軸100の周りの踵
部分に対する足前方部の捩れ動作は許される。
踵支持体20に連結する側面のリッジ14が続いている。こ
の側面の接続以外にも、ソールの中央部に接続要素を設
けることもできる。リッジ14の形状および材料により、
基部要素10に対する踵支持体の相対的な動きの柔軟性が
決められる。図2および3に示されたリッジ14は、足を
縦方向に支持しているが、同時に、縦軸100の周りの踵
部分に対する足前方部の捩れ動作は許される。
【0035】図2から分かるように、踵支持体20は、好
ましくは、シェルのように靴の踵を完全に取り囲む。基
部要素10の支持要素11aから11dの場合のように、高圧下
でソール材料が、例えば、着地の際に踵に生じるよう
な、側部に広がることが防げるので、ここでもソールの
圧縮性が増加する。踵支持体は、好ましくは、ソール
(図示せず)の内側または下に延在する部材21およびソ
ールの足後方部を枠状に包囲する外部部材22を備える。
図示した好ましい実施の形態において、内側部材21は3
つの内側に向けられた突出部23を備える。内側部材21が
踵全体の下に延在する閉じられた実施の形態も可能であ
る。
ましくは、シェルのように靴の踵を完全に取り囲む。基
部要素10の支持要素11aから11dの場合のように、高圧下
でソール材料が、例えば、着地の際に踵に生じるよう
な、側部に広がることが防げるので、ここでもソールの
圧縮性が増加する。踵支持体は、好ましくは、ソール
(図示せず)の内側または下に延在する部材21およびソ
ールの足後方部を枠状に包囲する外部部材22を備える。
図示した好ましい実施の形態において、内側部材21は3
つの内側に向けられた突出部23を備える。内側部材21が
踵全体の下に延在する閉じられた実施の形態も可能であ
る。
【0036】内側部材21はそれによって見えないように
ソール中に組み込まれているが、枠状の外部部材22に
は、支持要素11aから11dと同様に、それらの支持機能以
外に、靴のデザインに影響を与える可能性がある。
ソール中に組み込まれているが、枠状の外部部材22に
は、支持要素11aから11dと同様に、それらの支持機能以
外に、靴のデザインに影響を与える可能性がある。
【0037】本発明による安定要素の好ましい材料は、
ナイロンまたはペバックス(Pebax)のようなプラスチッ
ク材料である。樹脂のマトリクス中に炭素繊維が埋め込
まれた複合材料を用いても差し支えない。これらの材料
は、高安定性と軽量を組み合わせる。安定要素の剛性
は、材料自体だけでなく、周囲のソール材料への接着に
よっても決まる。
ナイロンまたはペバックス(Pebax)のようなプラスチッ
ク材料である。樹脂のマトリクス中に炭素繊維が埋め込
まれた複合材料を用いても差し支えない。これらの材料
は、高安定性と軽量を組み合わせる。安定要素の剛性
は、材料自体だけでなく、周囲のソール材料への接着に
よっても決まる。
【図1】本発明の原理を説明するための人間の足の骨格
を示す図
を示す図
【図2】本発明による安定要素の基部要素および踵支持
体の好ましい実施の形態を示す斜視図
体の好ましい実施の形態を示す斜視図
【図3】図2に示した安定要素の好ましい実施の形態の
側面図
側面図
10 基部要素 11 支持要素 12 スリット 13 弓状部 14 リッジ 20 踵支持体 90 足の骨格 92 中足骨 95 指骨
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルンハルト クノッヘ ドイツ連邦共和国 91074 ヘルツォーゲ ナウラッハ ザントシュトラーセ 4
Claims (10)
- 【請求項1】 ソールアセンブリおよび該ソールアセン
ブリの個々の部分を選択的に支持するための安定要素を
備えた靴であって、該安定要素が、 a) 該靴の足後方部から始まり、足前方部の内側また
は外側に延在する第1の基部要素、および b) 該基部要素から始まり、側面に延在し、前記ソー
ルアセンブリをそれぞれ外側または内側に取り囲む少な
くとも一つの支持要素を備えていることを特徴とする
靴。 - 【請求項2】 前記支持要素が、前記ソールアセンブリ
を上方および/または下方に取り囲むことを特徴とする
請求項1記載の靴。 - 【請求項3】 前記安定要素が、前記靴の踵部分を取り
囲む、前記第1の基部要素に接続された踵支持体を備え
ることを特徴とする請求項1または2記載の靴。 - 【請求項4】 前記安定要素が、前記第1の基部要素に
対して前記足前方部の反対側に延在する第2の基部要素
を備え、追加の支持要素が、この側で前記靴を側面で取
り囲むことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載
の靴。 - 【請求項5】 前記基部要素が前記足前方部に少なくと
も1つのスリットを備えることを特徴とする請求項1か
ら4いずれかに記載の靴。 - 【請求項6】 前記基部要素が、土踏まずの縦および/
または横部分のための追加の支持部を足前方部に備える
ことを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の靴。 - 【請求項7】 前記第1の基部要素と前記踵支持体との
間の接続部が、該踵支持体に対して該基部要素が回転動
作できる捩れ柔軟性を有することを特徴とする請求項1
から6いずれかに記載の靴。 - 【請求項8】 前記踵支持体が踵シェルとして形成され
ることを特徴とする請求項1から7いずれかに記載の
靴。 - 【請求項9】 前記基部要素および/または前記踵支持
体が、内側に埋め込まれた部材および外側から見える部
材を備えることを特徴とする請求項3から8いずかれに
記載の靴。 - 【請求項10】 前記少なくとも1つの支持要素が、前
記ソールアセンブリまで、足の個々の部分を支持するた
めに足を取り囲むことを特徴とする請求項1から9いず
れかに記載の靴。
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DE29903764.9 | 1999-03-02 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000253904A true JP2000253904A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=8070202
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000057383A Withdrawn JP2000253904A (ja) | 1999-03-02 | 2000-03-02 | 靴 |
Country Status (5)
Country | Link |
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EP (1) | EP1033087B1 (ja) |
JP (1) | JP2000253904A (ja) |
AT (1) | ATE336916T1 (ja) |
DE (2) | DE29903764U1 (ja) |
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