JP2000253418A - 映像信号処理回路、ビューファインダ装置、テレビジョンカメラ及び映像モニタ装置 - Google Patents
映像信号処理回路、ビューファインダ装置、テレビジョンカメラ及び映像モニタ装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式とＨＤＴＶ方式両用の
テレビジョンカメラのビューファインダ装置、映像モニ
タ装置に適用でき、ディジタル信号処理方式による輪郭
強調を行う映像信号処理回路を提供する。 【解決手段】 Ｒ、Ｇ、Ｂ信号をピーキング処理によっ
て輪郭補正して、またはハイビジョン方式のＹ信号をピ
ーキング処理によって輪郭補正して出力する輪郭補正回
路と、前記補正されたＹ信号と、Ｐｒ信号及びＰｂ信号
とから逆マトリクス変換によってＲ、Ｇ、Ｂ信号を取り
出して出力する逆マトリクス変換回路と、入力された映
像信号の種類に対応して前記輪郭補正を行う前記Ｒ、
Ｇ、Ｂ信号または前記Ｙ信号と、前記輪郭補正を行わな
い前記Ｐｒ信号及び前記Ｐｂ信号とを選択する選択回路
とを具備する。
テレビジョンカメラのビューファインダ装置、映像モニ
タ装置に適用でき、ディジタル信号処理方式による輪郭
強調を行う映像信号処理回路を提供する。 【解決手段】 Ｒ、Ｇ、Ｂ信号をピーキング処理によっ
て輪郭補正して、またはハイビジョン方式のＹ信号をピ
ーキング処理によって輪郭補正して出力する輪郭補正回
路と、前記補正されたＹ信号と、Ｐｒ信号及びＰｂ信号
とから逆マトリクス変換によってＲ、Ｇ、Ｂ信号を取り
出して出力する逆マトリクス変換回路と、入力された映
像信号の種類に対応して前記輪郭補正を行う前記Ｒ、
Ｇ、Ｂ信号または前記Ｙ信号と、前記輪郭補正を行わな
い前記Ｐｒ信号及び前記Ｐｂ信号とを選択する選択回路
とを具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ方式とハイビジョン方式両用の映像信号処理回路、こ
の映像信号処理回路を具備したビューファインダ装置、
このビューファインダ装置を具備したテレビジョンカメ
ラ及び前記映像信号処理回路を具備した映像モニタ装置
に関する。
Ｌ方式とハイビジョン方式両用の映像信号処理回路、こ
の映像信号処理回路を具備したビューファインダ装置、
このビューファインダ装置を具備したテレビジョンカメ
ラ及び前記映像信号処理回路を具備した映像モニタ装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】テレビジョンカメラのビューファインダ
装置の画像として、撮影する映像の輪郭を強調して解像
度感を向上させ、使用者に視認しやすくする目的でビデ
オ信号輪郭補正回路が使用されていた。通常、このビデ
オ信号輪郭補正回路は、映像信号の時間的変化が大きい
部分を取り出し、これを増幅して原信号に付加するのが
一般的である。従来、この目的のために入力信号の直列
素子としてインダクタ、並列素子としてキャパシタを用
いたローパスフィルタを多段接続して原信号の遅延信号
を生成し、原信号に付加することによって輪郭を強調す
る方法が使用されてきた。
装置の画像として、撮影する映像の輪郭を強調して解像
度感を向上させ、使用者に視認しやすくする目的でビデ
オ信号輪郭補正回路が使用されていた。通常、このビデ
オ信号輪郭補正回路は、映像信号の時間的変化が大きい
部分を取り出し、これを増幅して原信号に付加するのが
一般的である。従来、この目的のために入力信号の直列
素子としてインダクタ、並列素子としてキャパシタを用
いたローパスフィルタを多段接続して原信号の遅延信号
を生成し、原信号に付加することによって輪郭を強調す
る方法が使用されてきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の方法で
は、インダクタとキャパシタによるローパスフィルタの
多段接続を行うため、複数個のインダクタとキャパシタ
が必要になるが、これらの部品は小型化が難しく、ま
た、小型機器に搭載した場合、周辺機器から発せられる
空間電磁ノイズを拾いやすく、電磁シールド構造を採用
しなくてはならないため、コスト高になるという課題が
あった。
は、インダクタとキャパシタによるローパスフィルタの
多段接続を行うため、複数個のインダクタとキャパシタ
が必要になるが、これらの部品は小型化が難しく、ま
た、小型機器に搭載した場合、周辺機器から発せられる
空間電磁ノイズを拾いやすく、電磁シールド構造を採用
しなくてはならないため、コスト高になるという課題が
あった。
【０００４】また、上述の輪郭補正回路による輪郭補正
処理を強く行うために増幅器の増幅度を大きくすると、
回路が発振しやすくなり動作が不安定になるという課題
もあった。さらに、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式と、ハイビジ
ョン（以下、ＨＤＴＶと略称する）方式両用のテレビジ
ョンカメラの場合、それぞれ映像信号の周波数帯域およ
び信号の処理方法が異なるために、複数の輪郭強調回路
を用意する必要があり、機器の小型化および低価格化が
困難であるという課題もあった。
処理を強く行うために増幅器の増幅度を大きくすると、
回路が発振しやすくなり動作が不安定になるという課題
もあった。さらに、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式と、ハイビジ
ョン（以下、ＨＤＴＶと略称する）方式両用のテレビジ
ョンカメラの場合、それぞれ映像信号の周波数帯域およ
び信号の処理方法が異なるために、複数の輪郭強調回路
を用意する必要があり、機器の小型化および低価格化が
困難であるという課題もあった。
【０００５】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式とＨＤＴＶ方式両用のテレ
ビジョンカメラに使用することができ、ディジタル信号
処理方式による動作の安定した輪郭強調を行うことがで
きる映像信号処理回路、ビューファインダ装置、テレビ
ジョンカメラ及び映像モニタ装置を提供することを目的
とする。
ので、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式とＨＤＴＶ方式両用のテレ
ビジョンカメラに使用することができ、ディジタル信号
処理方式による動作の安定した輪郭強調を行うことがで
きる映像信号処理回路、ビューファインダ装置、テレビ
ジョンカメラ及び映像モニタ装置を提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明による映像信号処
理回路は、ＮＴＳＣ方式、ＰＡＬ方式等の映像信号のう
ち、Ｒ、Ｇ、Ｂ信号をピーキング処理によって輪郭補正
して、またはハイビジョン方式の伝送色信号のうち、Ｙ
信号のみをピーキング処理によって輪郭補正して出力す
る輪郭補正回路と、前記補正されたＹ信号、前記伝送色
信号のうちのＰｒ信号及びＰｂ信号から逆マトリクス変
換によってＲ、Ｇ、Ｂ信号を取り出して出力する逆マト
リクス変換回路と、入力された映像信号の種類に対応し
て前記輪郭補正を行う前記Ｒ、Ｇ、Ｂ信号または前記Ｙ
信号と、前記輪郭補正を行わない前記Ｐｒ信号及び前記
Ｐｂ信号とを選択する選択回路とを具備したことを特徴
とする。また、補正された出力信号が正常に輪郭補正さ
れたか否かを判定して制御信号を出力する判定手段を具
備し、前記選択回路が前記制御信号によって制御される
ことを特徴とする。
理回路は、ＮＴＳＣ方式、ＰＡＬ方式等の映像信号のう
ち、Ｒ、Ｇ、Ｂ信号をピーキング処理によって輪郭補正
して、またはハイビジョン方式の伝送色信号のうち、Ｙ
信号のみをピーキング処理によって輪郭補正して出力す
る輪郭補正回路と、前記補正されたＹ信号、前記伝送色
信号のうちのＰｒ信号及びＰｂ信号から逆マトリクス変
換によってＲ、Ｇ、Ｂ信号を取り出して出力する逆マト
リクス変換回路と、入力された映像信号の種類に対応し
て前記輪郭補正を行う前記Ｒ、Ｇ、Ｂ信号または前記Ｙ
信号と、前記輪郭補正を行わない前記Ｐｒ信号及び前記
Ｐｂ信号とを選択する選択回路とを具備したことを特徴
とする。また、補正された出力信号が正常に輪郭補正さ
れたか否かを判定して制御信号を出力する判定手段を具
備し、前記選択回路が前記制御信号によって制御される
ことを特徴とする。
【０００７】上述のように、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式の
Ｒ、Ｇ、Ｂビデオ信号はそれぞれの信号のピーキング処
理を行って輪郭補正し、ＨＤＴＶ方式の場合はＹ信号の
みピーキングを行った後、このピーキング処理を行った
信号、Ｐｒ信号及びＰｂ信号を逆マトリクス変換して
Ｒ、Ｇ、Ｂビデオ信号を取り出す。上述の映像信号処理
回路をテレビジョンカメラのビューファインダ装置に適
用した場合、視野フレームをくっきりと表示することが
でき、ピント合わせ時の視認性を向上させることができ
る。また、本発明の一実施形態による映像信号処理回路
は、映像モニタ装置としても好適に用いられ、輪郭のは
っきりした視認性の高い映像モニタを実現することがで
きる。
Ｒ、Ｇ、Ｂビデオ信号はそれぞれの信号のピーキング処
理を行って輪郭補正し、ＨＤＴＶ方式の場合はＹ信号の
みピーキングを行った後、このピーキング処理を行った
信号、Ｐｒ信号及びＰｂ信号を逆マトリクス変換して
Ｒ、Ｇ、Ｂビデオ信号を取り出す。上述の映像信号処理
回路をテレビジョンカメラのビューファインダ装置に適
用した場合、視野フレームをくっきりと表示することが
でき、ピント合わせ時の視認性を向上させることができ
る。また、本発明の一実施形態による映像信号処理回路
は、映像モニタ装置としても好適に用いられ、輪郭のは
っきりした視認性の高い映像モニタを実現することがで
きる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図を参照しながら詳細に説明する。図１は、本発明の
一実施形態による映像信号処理回路が組み込まれたテレ
ビジョンカメラの構成を示すブロック図である。この図
において、符号１はカメラ部であり、図示していないレ
ンズを通して得られた画像データはＣＣＤ部２でキャッ
チされ、オシレータ３、タイミング信号発生回路４によ
るタイミング信号で動作する信号処理回路５に電気信号
として入力され、出力回路６を経て、ＨＤＴＶ方式のＹ
信号、Ｐｒ及びＰｂ信号、またはＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式
のＲ、Ｇ、Ｂビデオ信号として出力される。
て図を参照しながら詳細に説明する。図１は、本発明の
一実施形態による映像信号処理回路が組み込まれたテレ
ビジョンカメラの構成を示すブロック図である。この図
において、符号１はカメラ部であり、図示していないレ
ンズを通して得られた画像データはＣＣＤ部２でキャッ
チされ、オシレータ３、タイミング信号発生回路４によ
るタイミング信号で動作する信号処理回路５に電気信号
として入力され、出力回路６を経て、ＨＤＴＶ方式のＹ
信号、Ｐｒ及びＰｂ信号、またはＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式
のＲ、Ｇ、Ｂビデオ信号として出力される。
【０００９】これらの信号は、ビューファインダ部１１
のＡ／Ｄ変換回路１２においてディジタル信号に変換さ
れ、映像信号処理回路１３に入力される。この映像信号
処理回路１３が本発明の中核となる回路である。また、
前記出力回路６から出力された信号は、信号分離回路１
４にも入力されて同期信号を生成し、前記映像信号処理
回路１３によって補正・変換されたビデオ信号が入力さ
れるＬＣＤドライバコントロール回路１５の信号同期を
とる。このＬＣＤドライバコントロール回路１５の出力
信号は、ＬＣＤドライバ１６のタイミングをコントロー
ルし、ＬＣＤ１７を駆動して所定の画像表示を行う。
のＡ／Ｄ変換回路１２においてディジタル信号に変換さ
れ、映像信号処理回路１３に入力される。この映像信号
処理回路１３が本発明の中核となる回路である。また、
前記出力回路６から出力された信号は、信号分離回路１
４にも入力されて同期信号を生成し、前記映像信号処理
回路１３によって補正・変換されたビデオ信号が入力さ
れるＬＣＤドライバコントロール回路１５の信号同期を
とる。このＬＣＤドライバコントロール回路１５の出力
信号は、ＬＣＤドライバ１６のタイミングをコントロー
ルし、ＬＣＤ１７を駆動して所定の画像表示を行う。
【００１０】次に、前記映像信号処理回路１３につい
て、図２を参照して説明する。図２は映像信号処理回路
１３の内部構成を示すブロック図であり、ビデオ信号の
うちＲ信号及びＰｒ信号（ただし、Ｐｒ信号は出力側で
不使用となる）のピーキング処理を行う第１のピーキン
グ回路２１ａ、Ｇ信号及びＹ信号のピーキング処理を行
う第２のピーキング回路２１ｂ、及び、Ｂ信号及びＰｂ
信号（ただし、Ｐｂ信号は出力側で不使用となる）のピ
ーキング処理を行う第３のピーキング回路２１ｃが配設
されている。さらに、前記ピーキング回路２１ｂによっ
てピーキング処理を行った前記Ｙ信号と、Ｐｒ信号及び
Ｐｂ信号とからビデオ信号を取り出す逆マトリクス変換
回路２２と、入力信号の種別に対応して回路接続を選択
する選択回路２３とから構成される。
て、図２を参照して説明する。図２は映像信号処理回路
１３の内部構成を示すブロック図であり、ビデオ信号の
うちＲ信号及びＰｒ信号（ただし、Ｐｒ信号は出力側で
不使用となる）のピーキング処理を行う第１のピーキン
グ回路２１ａ、Ｇ信号及びＹ信号のピーキング処理を行
う第２のピーキング回路２１ｂ、及び、Ｂ信号及びＰｂ
信号（ただし、Ｐｂ信号は出力側で不使用となる）のピ
ーキング処理を行う第３のピーキング回路２１ｃが配設
されている。さらに、前記ピーキング回路２１ｂによっ
てピーキング処理を行った前記Ｙ信号と、Ｐｒ信号及び
Ｐｂ信号とからビデオ信号を取り出す逆マトリクス変換
回路２２と、入力信号の種別に対応して回路接続を選択
する選択回路２３とから構成される。
【００１１】回路接続の選択は、この選択回路２３によ
って一斉に駆動される選択スイッチ２３ａ、２３ｃ、２
３ｄ、２３ｅ、２３ｆによって行われる。この選択スイ
ッチ２３ａ、２３ｃ、２３ｄ、２３ｅおよび２３ｆは、
機械スイッチであっても、半導体スイッチであってもよ
く、この選択スイッチの動作は前記選択回路２３からの
制御によってａ側またはｂ側のいずれかが選択されてｃ
と接続され、信号が逓送されるものである。選択回路２
３による選択スイッチ２３ａの動作は、入力信号がＲ、
Ｇ、Ｂビデオ信号のとき選択スイッチ２３ａのｂ側が選
択されてｃと接続され、ＨＤＴＶ信号のとき前記選択ス
イッチ２３ａのａ側が選択されてｃと接続され、出力へ
逓送される。その他の選択スイッチ２３ｃ、２３ｄ、２
３ｅおよび２３ｆについても同一の動作を行う。
って一斉に駆動される選択スイッチ２３ａ、２３ｃ、２
３ｄ、２３ｅ、２３ｆによって行われる。この選択スイ
ッチ２３ａ、２３ｃ、２３ｄ、２３ｅおよび２３ｆは、
機械スイッチであっても、半導体スイッチであってもよ
く、この選択スイッチの動作は前記選択回路２３からの
制御によってａ側またはｂ側のいずれかが選択されてｃ
と接続され、信号が逓送されるものである。選択回路２
３による選択スイッチ２３ａの動作は、入力信号がＲ、
Ｇ、Ｂビデオ信号のとき選択スイッチ２３ａのｂ側が選
択されてｃと接続され、ＨＤＴＶ信号のとき前記選択ス
イッチ２３ａのａ側が選択されてｃと接続され、出力へ
逓送される。その他の選択スイッチ２３ｃ、２３ｄ、２
３ｅおよび２３ｆについても同一の動作を行う。
【００１２】判定手段２４は、出力信号Ａ５、Ｂ５及び
Ｃ５が所定のフォーマットの信号になっているか否かを
判定する。この判定結果が「否」となるのは、入力信号
の形式（ＨＤＴＶ方式のＹ信号、Ｐｒ及びＰｂ信号のＹ
信号、または、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式のＲ、Ｇ、Ｂビデ
オ信号）と、以下に説明する信号処理の方法がマッチし
ていなかった場合であり、前記選択回路に制御信号Ｓｓ
を送出して前記選択スイッチ２３ａ、２３ｃ、２３ｄ、
２３ｅおよび２３ｆの接続を反対側に切り換えて信号処
理の方式を変更する。
Ｃ５が所定のフォーマットの信号になっているか否かを
判定する。この判定結果が「否」となるのは、入力信号
の形式（ＨＤＴＶ方式のＹ信号、Ｐｒ及びＰｂ信号のＹ
信号、または、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式のＲ、Ｇ、Ｂビデ
オ信号）と、以下に説明する信号処理の方法がマッチし
ていなかった場合であり、前記選択回路に制御信号Ｓｓ
を送出して前記選択スイッチ２３ａ、２３ｃ、２３ｄ、
２３ｅおよび２３ｆの接続を反対側に切り換えて信号処
理の方式を変更する。
【００１３】つぎに、この映像信号処理回路１３にＨＤ
ＴＶのＰｒ信号が図２に示す信号Ａ１として、Ｙ信号が
図に示す信号Ｂ１として、また、Ｐｂ信号が図に示す信
号Ｃ１として入力されたとき、Ｂ１信号はピーキング回
路２１ｂにおいてピーキング処理されて信号Ｂ２となり
直接、信号Ａ１及び信号Ｃ１はＳｓ信号による前記選択
回路２３からの制御によって前記選択スイッチ２３ａお
よび２３ｃのａ側がｃと接続され、信号Ａ３、Ｂ２及び
Ｃ３として逆マトリクス変換回路２２に入力される。入
力された各信号は、この逆マトリクス変換回路２２にお
いて、所定の減算／加算処理が行われてビデオ信号に変
換されて信号Ａ４、Ｂ４及びＣ４となり、選択スイッチ
２３ｄ、２３ｅ及び２３ｆのａ側が選択されてｃとそれ
ぞれ接続されて輪郭補正された信号Ａ５、Ｂ５及びＣ５
のビデオ信号として図１のＬＣＤドライバコントロール
回路１５に入力される。
ＴＶのＰｒ信号が図２に示す信号Ａ１として、Ｙ信号が
図に示す信号Ｂ１として、また、Ｐｂ信号が図に示す信
号Ｃ１として入力されたとき、Ｂ１信号はピーキング回
路２１ｂにおいてピーキング処理されて信号Ｂ２となり
直接、信号Ａ１及び信号Ｃ１はＳｓ信号による前記選択
回路２３からの制御によって前記選択スイッチ２３ａお
よび２３ｃのａ側がｃと接続され、信号Ａ３、Ｂ２及び
Ｃ３として逆マトリクス変換回路２２に入力される。入
力された各信号は、この逆マトリクス変換回路２２にお
いて、所定の減算／加算処理が行われてビデオ信号に変
換されて信号Ａ４、Ｂ４及びＣ４となり、選択スイッチ
２３ｄ、２３ｅ及び２３ｆのａ側が選択されてｃとそれ
ぞれ接続されて輪郭補正された信号Ａ５、Ｂ５及びＣ５
のビデオ信号として図１のＬＣＤドライバコントロール
回路１５に入力される。
【００１４】一方、この映像信号処理回路１３にＮＴＳ
Ｃ／ＰＡＬ方式のＲ、Ｇ、Ｂビデオ信号が図に示す信号
Ａ１、Ｂ１、Ｃ１として入力されたとき、ピーキング回
路２１ａ、２１ｂ及び２１ｃにおいてピーキング処理さ
れた信号Ａ２、Ｂ２、Ｃ２のうち信号Ｂ２は直接、信号
Ａ２及びＣ２はＳｓ信号による前記選択回路２３からの
制御によって前記選択スイッチ２３ａおよび２３ｃのｂ
側がｃと接続され、さらに、接続された選択スイッチ２
３ｄ、２３ｅ及び２３ｆのｂ側が選択されてｃとそれぞ
れ接続されて輪郭補正された信号Ａ５、Ｂ５及びＣ５の
ビデオ信号として図１のＬＣＤドライバコントロール回
路１５に入力される。上述のように、入力される信号が
ＨＤＴＶ方式の信号であっても、また、ＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ方式のビデオ信号であっても最適な輪郭補正が行わ
れ、視認性の高い映像を提供することができる。
Ｃ／ＰＡＬ方式のＲ、Ｇ、Ｂビデオ信号が図に示す信号
Ａ１、Ｂ１、Ｃ１として入力されたとき、ピーキング回
路２１ａ、２１ｂ及び２１ｃにおいてピーキング処理さ
れた信号Ａ２、Ｂ２、Ｃ２のうち信号Ｂ２は直接、信号
Ａ２及びＣ２はＳｓ信号による前記選択回路２３からの
制御によって前記選択スイッチ２３ａおよび２３ｃのｂ
側がｃと接続され、さらに、接続された選択スイッチ２
３ｄ、２３ｅ及び２３ｆのｂ側が選択されてｃとそれぞ
れ接続されて輪郭補正された信号Ａ５、Ｂ５及びＣ５の
ビデオ信号として図１のＬＣＤドライバコントロール回
路１５に入力される。上述のように、入力される信号が
ＨＤＴＶ方式の信号であっても、また、ＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ方式のビデオ信号であっても最適な輪郭補正が行わ
れ、視認性の高い映像を提供することができる。
【００１５】次に、図３は前記第１、第２及び第３のピ
ーキング回路２１ａ、２１ｂ及び２１ｃのうち、ＨＤＴ
Ｖ方式及びＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式の両方式で使用される
第２のピーキング回路２１ｂで行われる処理回路の内部
構成を示すブロック図である。因みに、前記第１及び第
３のピーキング回路２１ａ及び２１ｃは第２のピーキン
グ回路２１ｂと同等の回路であり、括弧内に該当する記
号を記載してある。また、図４は図３のピーキング回路
の各部の波形を示す図である。図３において、Ｇ／Ｙ信
号は図に示す信号Ｂ１として入力され、時刻ｔ１におい
てハイレベルになると、１つ以上のＤフリップフロップ
を従属接続した第１の遅延回路３１において時刻ｔ１か
ら所定のＴ１時間だけ遅延され、時刻ｔ２においてハイ
レベルになる信号Ｂ１１が生成され、この遅延された信
号Ｂ１１と前記入力された信号とが、第１の減算手段３
２に入力されて減算処理が行われ、信号Ｂ１３が生成さ
れる。
ーキング回路２１ａ、２１ｂ及び２１ｃのうち、ＨＤＴ
Ｖ方式及びＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式の両方式で使用される
第２のピーキング回路２１ｂで行われる処理回路の内部
構成を示すブロック図である。因みに、前記第１及び第
３のピーキング回路２１ａ及び２１ｃは第２のピーキン
グ回路２１ｂと同等の回路であり、括弧内に該当する記
号を記載してある。また、図４は図３のピーキング回路
の各部の波形を示す図である。図３において、Ｇ／Ｙ信
号は図に示す信号Ｂ１として入力され、時刻ｔ１におい
てハイレベルになると、１つ以上のＤフリップフロップ
を従属接続した第１の遅延回路３１において時刻ｔ１か
ら所定のＴ１時間だけ遅延され、時刻ｔ２においてハイ
レベルになる信号Ｂ１１が生成され、この遅延された信
号Ｂ１１と前記入力された信号とが、第１の減算手段３
２に入力されて減算処理が行われ、信号Ｂ１３が生成さ
れる。
【００１６】前記第１の遅延手段において遅延された信
号Ｂ１１は、１つ以上のＤフリップフロップを従属接続
した第２の遅延手段３３にも入力され、さらに所定のＴ
２時間だけ遅延され、時刻ｔ３においてハイレベルにな
る信号Ｂ１２が生成され、この遅延された信号Ｂ１２と
前記第１の遅延手段による遅延信号Ｂ１１とが、第２の
減算手段３２に入力されて減算処理が行われ、信号Ｂ１
４が生成される。さらに、前記第１の減算手段から出力
された信号Ｂ１３と、前記第２の減算手段から出力され
た信号Ｂ１４とが、加算手段３５において加算されて信
号Ｂ１５を出力し、増幅手段３６で増幅されて信号Ｂ１
６となり、さらに付加手段３７において前記第１の遅延
回路の出力信号Ｂ１１が付加されてピーキング処理が行
われた信号Ｂ２として出力される。
号Ｂ１１は、１つ以上のＤフリップフロップを従属接続
した第２の遅延手段３３にも入力され、さらに所定のＴ
２時間だけ遅延され、時刻ｔ３においてハイレベルにな
る信号Ｂ１２が生成され、この遅延された信号Ｂ１２と
前記第１の遅延手段による遅延信号Ｂ１１とが、第２の
減算手段３２に入力されて減算処理が行われ、信号Ｂ１
４が生成される。さらに、前記第１の減算手段から出力
された信号Ｂ１３と、前記第２の減算手段から出力され
た信号Ｂ１４とが、加算手段３５において加算されて信
号Ｂ１５を出力し、増幅手段３６で増幅されて信号Ｂ１
６となり、さらに付加手段３７において前記第１の遅延
回路の出力信号Ｂ１１が付加されてピーキング処理が行
われた信号Ｂ２として出力される。
【００１７】以上、原信号の立ち上がりについて説明し
たが、立ち下がりについては時刻ｔ４、ｔ５及びｔ６に
おいて同様の動作を行う。これらの信号の波形と時間的
関係を図４に示すが、これらの動作については特願平１
０−２４４１８１号に詳述されている。以上、本発明の
一実施形態による映像信号処理回路について詳述してき
たが、この映像信号処理回路は、テレビジョンカメラの
ビューファインダ装置として好適に用いられる。また、
前記映像信号処理回路は、映像モニタ装置にも適用可能
である。
たが、立ち下がりについては時刻ｔ４、ｔ５及びｔ６に
おいて同様の動作を行う。これらの信号の波形と時間的
関係を図４に示すが、これらの動作については特願平１
０−２４４１８１号に詳述されている。以上、本発明の
一実施形態による映像信号処理回路について詳述してき
たが、この映像信号処理回路は、テレビジョンカメラの
ビューファインダ装置として好適に用いられる。また、
前記映像信号処理回路は、映像モニタ装置にも適用可能
である。
【００１８】なお、本発明はこの実施形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、この実施形態
では判定手段によって、入力信号の形式による信号処理
の方法を自動切換するようにしているが、通常、入力信
号の形式は予め分かっていることが多いので、カメラ等
の操作者が手動で切換を行うようにして、簡易化された
方式とすることもできる。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、この実施形態
では判定手段によって、入力信号の形式による信号処理
の方法を自動切換するようにしているが、通常、入力信
号の形式は予め分かっていることが多いので、カメラ等
の操作者が手動で切換を行うようにして、簡易化された
方式とすることもできる。
【００１９】
【発明の効果】これまでに説明したように、本発明の映
像信号処理回路によれば、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式等の
Ｒ、Ｇ、Ｂビデオ信号と、ＨＤＴＶ方式のＹ信号、Ｐ
ｒ、Ｐｂ信号との両方式の入力に対応し、方式に応じて
１つのピーキング回路を切り替えて使い、輪郭補正を行
うようにしたので、回路構成が簡単になり、機器の小型
化を図ることができ、コストダウンを行うことができる
という効果が得られる。また、前記映像信号処理回路を
適用したテレビジョンカメラのビューファインダ装置で
は、視野フレームをくっきりと表示することができ、ピ
ント合わせ時の視認性を向上させることができるという
効果が得られる。。また、前記映像信号処理回路を映像
モニタ装置に適用した場合にも、輪郭のはっきりした視
認性の高い映像モニタを実現することができるという効
果が得られる。
像信号処理回路によれば、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ方式等の
Ｒ、Ｇ、Ｂビデオ信号と、ＨＤＴＶ方式のＹ信号、Ｐ
ｒ、Ｐｂ信号との両方式の入力に対応し、方式に応じて
１つのピーキング回路を切り替えて使い、輪郭補正を行
うようにしたので、回路構成が簡単になり、機器の小型
化を図ることができ、コストダウンを行うことができる
という効果が得られる。また、前記映像信号処理回路を
適用したテレビジョンカメラのビューファインダ装置で
は、視野フレームをくっきりと表示することができ、ピ
ント合わせ時の視認性を向上させることができるという
効果が得られる。。また、前記映像信号処理回路を映像
モニタ装置に適用した場合にも、輪郭のはっきりした視
認性の高い映像モニタを実現することができるという効
果が得られる。
【図１】 本発明の一実施形態による映像信号処理回路
が組み込まれたテレビジョンカメラの構成を示すブロッ
ク図。
が組み込まれたテレビジョンカメラの構成を示すブロッ
ク図。
【図２】 図１の映像信号処理回路の内部構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図３】 図２のピーキング回路の内部構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図４】 図３の各部の波形を示す図。
１…カメラ部、 ２…ＣＣＤ部、 ３…オシレータ、
４…タイミング信号発生回路、 ５…信号処理回路、
６…出力回路、１１…ビューファインダ部、 １２…Ａ
／Ｄ変換回路、 １３…映像信号処理回路、 １４…信
号分離回路、 １５…ＬＣＤドライバコントロール回
路、 １６…ＬＣＤドライバ、 １７…ＬＣＤ、２１
ａ、２１ｂ、２１ｃ…ピーキング回路、 ２２…逆マト
リクス変換回路、２３…選択回路、 ２３ａ、２３ｃ、
２３ｄ、２３ｅ、２３ｆ…選択スイッチ、 ２４…判定
手段、３１、３３…遅延回路、 ３２、３４…減算手
段、 ３５…加算手段、 ３６…増幅手段、 ３７…付
加手段
４…タイミング信号発生回路、 ５…信号処理回路、
６…出力回路、１１…ビューファインダ部、 １２…Ａ
／Ｄ変換回路、 １３…映像信号処理回路、 １４…信
号分離回路、 １５…ＬＣＤドライバコントロール回
路、 １６…ＬＣＤドライバ、 １７…ＬＣＤ、２１
ａ、２１ｂ、２１ｃ…ピーキング回路、 ２２…逆マト
リクス変換回路、２３…選択回路、 ２３ａ、２３ｃ、
２３ｄ、２３ｅ、２３ｆ…選択スイッチ、 ２４…判定
手段、３１、３３…遅延回路、 ３２、３４…減算手
段、 ３５…加算手段、 ３６…増幅手段、 ３７…付
加手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｈ０４Ｎ 5/225 Ｇ０９Ｇ 5/00 ５２０Ｗ (72)発明者 上子 充雄 東京都大田区雪谷大塚町１番７号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 勝山 智康 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 伊達 義浩 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 萩原 直樹 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 Ｆターム(参考） 5C022 AA01 AC01 AC42 5C065 AA01 BB48 CC01 DD01 FF03 GG01 GG21 GG22 GG44 5C066 AA01 AA03 AA11 BA02 BA03 BA16 CA06 EA11 EC02 EE04 EE05 GA01 GA02 GA05 GB01 KC11 KE02 LA02 5C082 AA02 AA27 BA41 CA21 CA85 DA51 MM04 MM07 MM10
Claims (4)
- 【請求項１】 ＮＴＳＣ方式、ＰＡＬ方式等の映像信号
のうち、Ｒ、Ｇ、Ｂ信号をピーキング処理によって輪郭
補正して、またはハイビジョン方式の伝送色信号のう
ち、Ｙ信号のみをピーキング処理によって輪郭補正して
出力する輪郭補正回路と、 前記補正されたＹ信号、前記伝送色信号のうちのＰｒ信
号及びＰｂ信号から逆マトリクス変換によってＲ、Ｇ、
Ｂ信号を取り出して出力する逆マトリクス変換回路と、 入力された映像信号の種類に対応して前記輪郭補正を行
う前記Ｒ、Ｇ、Ｂ信号または前記Ｙ信号と、前記輪郭補
正を行わない前記Ｐｒ信号及び前記Ｐｂ信号とを選択す
る選択回路とを具備したことを特徴とする映像信号処理
回路。 - 【請求項２】 請求項１記載の映像信号処理回路による
表示手段を具備したことを特徴とするテレビジョンカメ
ラ用ビューファインダ装置。 - 【請求項３】 請求項２記載のビューファインダ装置を
具備したことを特徴とするテレビジョンカメラ。 - 【請求項４】 請求項１記載の映像信号処理回路による
表示手段を具備したことを特徴とする映像モニタ装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056227A JP2000253418A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 映像信号処理回路、ビューファインダ装置、テレビジョンカメラ及び映像モニタ装置 |
| EP00301435A EP1033887A3 (en) | 1999-03-03 | 2000-02-23 | Video signal, processing circuit, viewfinder apparatus, television camera, and image monitor apparatus |
| US09/516,670 US7113211B1 (en) | 1999-03-03 | 2000-03-01 | Video signal processing circuit, viewfinder apparatus, television camera, and image monitor apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056227A JP2000253418A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 映像信号処理回路、ビューファインダ装置、テレビジョンカメラ及び映像モニタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000253418A true JP2000253418A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=13021232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11056227A Withdrawn JP2000253418A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 映像信号処理回路、ビューファインダ装置、テレビジョンカメラ及び映像モニタ装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7113211B1 (ja) |
| EP (1) | EP1033887A3 (ja) |
| JP (1) | JP2000253418A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20090063702A (ko) * | 2007-12-14 | 2009-06-18 | 삼성전자주식회사 | 신호처리장치 및 그 제어방법 |
Family Cites Families (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3980819A (en) * | 1974-11-01 | 1976-09-14 | Zenith Radio Corporation | Edge enhancement for television images |
| DE3315857A1 (de) * | 1983-04-30 | 1984-10-31 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Fernsehkamera |
| US4928181A (en) * | 1988-11-21 | 1990-05-22 | Philip Morris Incorporated | Methods and apparatus for optically enhancing selected features in an input image |
| JPH02244880A (ja) * | 1989-03-17 | 1990-09-28 | Hitachi Ltd | 合成画面表示装置とそれを用いて構成した電子ビューファインダ並びに平面型テレビ受像機 |
| JP2756070B2 (ja) | 1992-04-09 | 1998-05-25 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 波形整形方法及び波形整形装置並びに搬送色信号の輪郭補正装置 |
| US5428398A (en) * | 1992-04-10 | 1995-06-27 | Faroudja; Yves C. | Method and apparatus for producing from a standard-bandwidth television signal a signal which when reproduced provides a high-definition-like video image relatively free of artifacts |
| US5347318A (en) * | 1992-06-16 | 1994-09-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Apparatus for processing video signals having different aspect ratios |
| US5418574A (en) * | 1992-10-12 | 1995-05-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Video signal correction apparatus which detects leading and trailing edges to define boundaries between colors and corrects for bleeding |
| US5450140A (en) * | 1993-04-21 | 1995-09-12 | Washino; Kinya | Personal-computer-based video production system |
| US5640206A (en) * | 1994-05-31 | 1997-06-17 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Imaging apparatus including offset pixels for generating vertical high frequency component |
| JP3477871B2 (ja) * | 1994-12-28 | 2003-12-10 | ソニー株式会社 | 映像信号処理装置 |
| JPH08294020A (ja) * | 1995-04-21 | 1996-11-05 | Sony Corp | 輪郭調整方法及び回路、並びに映像信号処理カメラ |
| CA2231828C (en) * | 1995-09-28 | 2007-05-29 | Snell & Wilcox Limited | Video signal processing |
| JP3334463B2 (ja) * | 1995-11-20 | 2002-10-15 | ソニー株式会社 | ビデオ信号処理回路 |
| US5912702A (en) * | 1995-12-12 | 1999-06-15 | Sony Corporation | Video camera and image enhancing apparatus |
| JPH09224186A (ja) * | 1995-12-12 | 1997-08-26 | Sony Corp | ビデオカメラおよび輪郭補正装置 |
| JPH10191020A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-21 | Canon Inc | 被写体画像切出し方法及び装置 |
| CA2284923C (en) * | 1997-03-25 | 2005-08-02 | Fujitsu General Limited | Contour emphasizing circuit |
| KR100247242B1 (ko) * | 1997-07-07 | 2000-03-15 | 윤종용 | 평판디스플레이를 채용한 tv의 디지탈 특성 조정장치 |
| JP3546667B2 (ja) * | 1997-10-22 | 2004-07-28 | 松下電器産業株式会社 | 色差信号変換回路 |
| US6262779B1 (en) * | 1998-02-10 | 2001-07-17 | Hitachi, Ltd | Display apparatus with circuit expanding horizontal retrace interval of horizontal deflection current |
| US6441866B1 (en) * | 1999-01-14 | 2002-08-27 | Omnivision Technologies, Inc. | Edge enhancement with background noise suppression in video image processing |
| US6628330B1 (en) * | 1999-09-01 | 2003-09-30 | Neomagic Corp. | Color interpolator and horizontal/vertical edge enhancer using two line buffer and alternating even/odd filters for digital camera |
| US6377313B1 (en) * | 1999-09-02 | 2002-04-23 | Techwell, Inc. | Sharpness enhancement circuit for video signals |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP11056227A patent/JP2000253418A/ja not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-02-23 EP EP00301435A patent/EP1033887A3/en not_active Withdrawn
- 2000-03-01 US US09/516,670 patent/US7113211B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US7113211B1 (en) | 2006-09-26 |
| EP1033887A2 (en) | 2000-09-06 |
| EP1033887A3 (en) | 2005-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050324 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060908 |