JP2868400B2 - 輝度信号・色信号分離回路 - Google Patents

輝度信号・色信号分離回路

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JP2868400B2
JP2868400B2 JP5298908A JP29890893A JP2868400B2 JP 2868400 B2 JP2868400 B2 JP 2868400B2 JP 5298908 A JP5298908 A JP 5298908A JP 29890893 A JP29890893 A JP 29890893A JP 2868400 B2 JP2868400 B2 JP 2868400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輝度信号・色信号分離回
路に関し、特にテレビジョンセット(TV)や、ビデオ
テープレコーダー(VTR)等の画像装置における輝度
信号・色信号分離回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はTVやVTRに使用されている従
来の輝度信号・色信号分離回路のブロック図である。こ
の回路はくし形フィルタ特性を有するもので、NTSC
方式の映像信号では搬送色信号は1水平走査毎に位相反
転するという特性を利用して輝度信号と色信号との分離
を行うようにしたものであり、かつ輝度信号のアパーチ
ャ補正をも同時に付加したものである。
【0003】図において、映像入力信号の入力端子1は
増幅器2に接続され、その出力はLPF(ローパスフィ
ルタ)3及び演算器に接続されている。LPF3の出
力は1水平期間遅延素子4と、反転増幅器13及び演算
器14に夫々入力される。1水平期間遅延素子4の出力
はボリューム5にてレベル調整されLPF7及び増幅器
19に入力される。LPF7の出力は増幅器18に入力
されその出力はボリューム8にてレベル調整された後、
演算器14、演算器15に夫々入力される。
【0004】演算器9の出力はLPF10に入力され、
その出力はボリューム11にてレベル調整されて増幅器
12に入力される。増幅器12の出力は演算器14に入
力される。演算器14では、ボリューム8の出力、LP
F3の出力及び増幅器12の出力がそれぞれ入力され、
アパーチャ補正のされた輝度信号が輝度信号出力端子1
6より出力される。演算器15ではボリューム8の出力
及び反転増幅器13の出力が入力され、色信号が色信号
出力端子17より出力される。
【0005】次に、従来の輝度信号と色信号分離装置の
動作について調整方法を含めて説明する。入力端子1よ
り入力された映像信号は、増幅器2を経てLPF3にて
帯域制限された後に、1水平期間遅延素子により1水平
走査期間だけ遅延される。1水平走査期間遅延素子であ
るCCDを通過した信号はLPF7にてCCDのクロッ
ク成分が除去され、ボリューム8にてレベル調整された
後に演算器14と15に入力される。
【0006】演算器14と演算器15では色信号の位相
が1水平走査期間前後で位相が反転している。1水平走
査期間前後での信号が類似しているというNTSC信号
の特徴を生かし、演算器14では輝度信号が輝度信号出
力端子16より出力され色信号は色信号出力端子17よ
りそれぞれ出力される。
【0007】また、演算器9には増幅器2の出力と1水
平期間遅延素子の出力をボリュームによりレベル調整し
増幅器19を通過した信号が入力され、非相関のエッジ
部と色信号成分が出力される。
【0008】演算器9で出力される非相関部のエッジ信
号と色信号成分のうちで不要信号である色信号を除去す
る目的でLPF10を通過させる。このLPF10はカ
ットオフ周波数が1.5MHz程度で3.58MHzに
トラップを持っており、色信号はここで除去される。L
PF10の出力である非相関部のエッジ信号はレベル調
整された後に演算器14に入力されアパーチャ補正が行
われる。
【0009】図2における輝度信号と色信号を分離する
装置を安定な状態で動作させるには、以下に記述する調
整を必要とする。
【0010】まず、1水平期間遅延素子4へ入力される
入力信号の帯域を制限するLPF3と演算器9の出力で
ある非相関部のエッジ信号と色信号のうち色信号を除去
することを目的とするLPF10のカットオフ周波数f
c を端子20により調整する。
【0011】次に、1水平期間遅延素子4の出力振幅を
演算器9の出力を見ながら調整する。これは、演算器9
の入力である増幅器2の出力レベルと増幅器19の出力
レベルとを合わせることを目的とするもので、1水平期
間遅延素子4のゲインのバラツキをここの調整にて吸収
する。
【0012】次に、演算器14へ入力されるアパーチャ
補正用の信号を演算器14の出力を見ながら調整を行
う。ここの調整で垂直輪郭部が補正された輝度信号を得
ることができる。
【0013】次に、演算器14に入力されるLPF3の
出力と1水平期間遅延された信号の出力レベルとを合わ
せるため増幅器18の出力をレベル調整して演算器14
に入力する。最後に、演算器14に入力されるLPF3
の出力と1水平期間遅延された信号の時間誤差をLPF
7の群遅延を端子21にて動かすことによって調節す
る。
【0014】以上記述した様に、図2においては、L
PF3,10のカットオフ周波数の調整、1水平走査
期間遅延素子の出力振幅の調整、アパーチャの補正、
演算器14に入力されるレベルの調整、輝度信号、
色信号分離のディレイタイムの調整の計5ケ所の調整を
必要とする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この様に、図2に示し
た従来の輝度信号・色信号分離回路においては、5ケ所
もの調整が必要であり、この回路装置を用いてTV等を
構成する場合、製造組立ライン上での工数が多くなって
煩雑になると共に、コストアップの要因にもなるという
問題がある。
【0016】そこで、本発明はこの様な従来のものの欠
点を解決すべくなされたものであって、その目的とする
ところは、調整を簡素化することが可能な輝度信号・色
信号分離回路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による輝度信号・
色信号分離回路は、映像入力信号を1水平走査期間遅延
する遅延手段と、この遅延出力レベルを調整する第1の
レベル調整手段と、このレベル調整出力と前記映像入力
信号とを演算処理して隣接水平走査信号間の輝度成分の
非相関成分を抽出する非相関成分抽出手段と、この非相
関成分のレベル調整をなす第2のレベル調整手段と、前
記第1のレベル調整手段の出力を入力とするフィルタ手
段と、このフィルタ手段の直接出力と前記映像入力信号
と、更には前記第2のレベル調整手段の出力とを演算処
理して輝度信号成分を生成する輝度信号生成手段と、前
記映像入力信号を反転する反転手段と、この反転出力と
前記フィルタ手段の出力とを演算処理して色信号成分を
生成する色信号生成手段と、を含み、前記第1のレベル
調整手段により、前記遅延手段の出力振幅調整と前記輝
度信号生成手段及び前記色信号生成手段への各入力振幅
調整とを兼用したことを特徴とする。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0019】図1は本発明の実施例に係るクシ形フィル
タにより輝度信号と色信号を分離する回路を示すブロッ
ク図であり、図2と同等部分は同一符号にて示してい
る。
【0020】1は映像信号が入力される入力端子、2は
増幅器、3は1水平期間遅延素子に入力される信号の帯
域を制御するLPF、4は1水平期間遅延素子、5は1
水平期間遅延素子の出力レベルを調整するボリューム、
6は増幅器、7は1水平走査期間遅延素子に用いるCC
Dのクロック成分を除去することを目的とするLPF
は増幅器2の出力と増幅器6の出力を演算する演算
器、10は演算器9の出力の1つである色信号を除去す
ることを目的とするLPF、11はLPF10の出力レ
ベルを調整するボリューム、12は増幅器、13は反転
増幅器、14は輝度信号を出力とする演算器、15は色
信号を出力とする演算器、16は輝度信号出力端子、1
7は色信号出力端子を夫々示す。
【0021】次に、動作について説明する。入力端子1
より入力された映像信号は、増幅器2を経てLPF3に
て帯域制限された後に1水平走査期間遅延素子4により
1水平走査期間だけ遅延される。1水平走査期間遅延素
子であるCCDを通過した信号はボリューム5にてレベ
ル調整され増幅器6を経由しLPF7にてCCDのクロ
ック成分が除去された後、演算器14と15にそれぞれ
入力される。
【0022】演算器14及び演算器15では色信号の位
相が1水平走査期間後で位相が反転している。1水平走
査期間後での信号が類似しているというNTSC信号の
特徴を生かし、演算器14ではLPF7の出力とLPF
3の出力とを演算し、輝度信号が輝度信号出力端子16
より出力される。
【0023】演算器15ではLPF7の出力と反転増幅
器13の出力とを演算し、色信号が色信号出力端子17
より出力される。
【0024】また、演算器9には増幅器2の出力と1水
平走査期間遅延素子の出力をボリューム5によりレベル
調整し増幅器6を通過した信号が入力され、非相関のエ
ッジ部と色信号成分とが出力される。演算器9で出力さ
れる非相関部のエッジ信号と色信号成分とのうちで、不
要信号である色信号を除去する目的でLPF10を通過
させる。このLPF10はカットオフ周波数が1.5M
Hz程度で3.58MHzにトラップを持っており、色
信号はここで除去される。LPF6の出力である非相関
部のエッジ信号はレベル調整された後に、演算器14に
入力されアパーチャ補正が行われる。
【0025】次に、図1における輝度信号と色信号を分
離する装置を安定な状態で動作させるための調整方法に
ついて述べる。
【0026】まず、1水平走査期間遅延素子4へ入力さ
れる入力信号の帯域を制限するLPF3と、演算器9の
出力である非相関部のエッジ信号と色信号とのうち色信
号を除去することを目的とするLPF10とのカットオ
フ周波数fc を端子20より調整する。
【0027】次に、1水平期間遅延素子4の出力振幅を
演算器9の出力を見ながら調整する。これは、演算器9
の入力である増幅器2の出力レベルと増幅器6の出力レ
ベルを合わせることを目的とするものと同時に、演算器
14に入力されるLPF7の出力レベルとLPF3の出
力レベルとを合わせることも兼ねている。
【0028】次に、演算器14へ入力されるアパーチャ
補正用の信号を演算器14の出力を見ながらボリューム
にて調整する。この調整で垂直輪郭部が補正された輝度
信号を得ることができる。最後に、演算器14に入力さ
れるLPF3の出力と1水平期間遅延された信号の時間
誤差をLPF7の群遅延時間を端子21にて動かすこと
によって調整する。
【0029】以上記述した様に図1においては、LP
F3,10のカットオフ周波数の調整、演算器9,1
4,15への入力振幅調整、アパーチャの補正、輝
度信号、色信号分離のディレイタイム調整の計4ケ所の
調整を必要とする。
【0030】本実施例では、従来別々に行っていた1水
平走査期間遅延素子4の出力振幅調整と演算器14に入
力されるレベルの調整とを、増幅器6の新設により演算
器9,14,15への入力レベル振幅調整で兼用してい
る。そのため、LPF7のゲインのバラツキにより多少
各演算器に入力されるレベルに誤差が出てくるが、LP
F10〜ボリューム11〜増幅器12〜演算器14のア
パーチャ補正のルートは、メインの輝度信号に加算する
付加機能的なものであるため、さほど映像に影響されれ
ないものであり、よって本システムの調整ケ所の消滅に
よるコストの低減の方が優先されることになる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明はボリューム
5の出力部にある増幅器19とLPF7の出力部にある
増幅器とを削除し、ボリューム5とLPF7との間に増
幅器6を新設することにより、従来別々に行っていた1
水平走査期間遅延素子4の出力振幅の調整(ボリューム
5)と演算器14,15への入力振幅調整(ボリューム
8)とを演算器9,14,15への入力振幅調整(ボリ
ューム5)で兼用することにより、従来わずらわしいと
されていた製造ライン上での調整工数を削減できると同
時に製造コストを下げるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を示すブロック図
【図2】従来例の輝度信号・色信号分離回路のブロック
【符号の説明】
1 入力端子 2,6,12 増幅器 3,7,10 LPF 4 1H遅延素子 5,11 ボリューム 9,14,15 演算器 13 反転増幅器(インバータ) 16 輝度信号出力端子 17 色信号出力端子 20 フィルタfc 調整端子 21 ディレイタイム調整端子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像入力信号を1水平走査期間遅延する
    遅延手段と、 この遅延出力レベルを調整する第1のレベル調整手段
    と、 このレベル調整出力と前記映像入力信号とを演算処理し
    て隣接水平走査信号間の輝度成分の非相関成分を抽出す
    る非相関成分抽出手段と、 この非相関成分のレベル調整をなす第2のレベル調整手
    段と、 前記第1のレベル調整手段の出力を入力とするフィルタ
    手段と、 このフィルタ手段の直接出力と前記映像入力信号と、更
    には前記第2のレベル調整手段の出力とを演算処理して
    輝度信号成分を生成する輝度信号生成手段と、 前記映像入力信号を反転する反転手段と、 この反転出力と前記フィルタ手段の出力とを演算処理し
    て色信号成分を生成する色信号生成手段と、 を含み、前記第1のレベル調整手段により、前記遅延手
    段の出力振幅調整と前記輝度信号生成手段及び前記色信
    号生成手段への各入力振幅調整とを兼用したことを特徴
    とする輝度信号・色信号分離回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のレベル調整手段は、ボリュー
    ムとこのボリューム出力を増幅する増幅器とからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の輝度信号・色信号分離回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第2のレベル調整手段は、ボリュー
    ムとこのボリューム出力を増幅する増幅器とからなるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の輝度信号・色信
    号分離回路。
JP5298908A 1993-11-04 1993-11-04 輝度信号・色信号分離回路 Expired - Lifetime JP2868400B2 (ja)

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