JP2000253182A - エレベータの通話経路の点検装置及びエレベータの通話装置の点検装置 - Google Patents

エレベータの通話経路の点検装置及びエレベータの通話装置の点検装置

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JP2000253182A
JP2000253182A JP11054466A JP5446699A JP2000253182A JP 2000253182 A JP2000253182 A JP 2000253182A JP 11054466 A JP11054466 A JP 11054466A JP 5446699 A JP5446699 A JP 5446699A JP 2000253182 A JP2000253182 A JP 2000253182A
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JP11054466A
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Yasushi Watabe
恭志 渡部
Hiroshi Kiyosugi
浩 清杉
Takahiro Ito
孝博 伊藤
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話経路の点検を精度よく行うことが可能な
エレベータの通話経路の点検装置の提供。 【解決手段】 記憶部5に格納された点検用音声の点検
用文字コード33を端末装置2の音声認識装置7で音声
信号に変換し、乗かご1内のスピーカ17に出力する。
スピーカ17は点検用音声を乗かご1内に放声する。点
検用音声を通話装置11のマイク11aで捕らえ、監視
センタ3の録音再生装置14に録音する。録音した点検
用音声を再生して通話装置11のスピーカ11bで乗か
ご1内に放声する。この音声を乗かご1内のマイク16
で捕らえ、音声認識装置7に入力する。音声認識装置7
は、マイク16から入力された音声を比較用文字コード
に変換し、記憶部5に格納する。比較部18は、記憶部
5に格納される点検用文字コード33と比較用文字コー
ドとを比較し、通話経路の動作状態の良否を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの乗か
ご内に設けられる通話装置と監視センタとを結ぶ通話経
路の点検、及びエレベータの通話装置の点検に好適なエ
レベータの通話経路の点検装置及びエレベータの通話装
置の点検装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータの乗かご内に設けられ
る通話装置と監視センタとを結ぶ通話経路の点検に際し
て用いられるエレベータの通話経路の点検装置は、例え
ば、特開平2−249346号公報に記載されている。
【0003】以下、この従来のエレベータの通話経路の
点検装置を図に基づいて説明する。
【0004】図4は、従来のエレベータの通話経路の点
検装置の一例を示すブロック構成図である。
【0005】従来のエレベータの通話経路の点検装置
は、次のように構成される。
【0006】エレベータの通話経路の点検装置は、遠隔
監視装置に含まれている。すなわち、遠隔監視装置は、
図4に示すように、エレベータの乗かご1内に設けら
れ、マイク11a及びスピーカ11bを有する通話装置
11と、エレベータを監視する端末装置2と、この端末
装置2を通信回線4を介して制御する監視センタ3とを
含んでいる。
【0007】そして、エレベータの乗かご1内には、上
述したマイク11aとスピーカ11bとを有する通話装
置11の他に、通話要求スイッチ12、点検スイッチ1
3が設けられる。
【0008】また、端末装置2には、通信装置21と、
通信制御装置22と、切換スイッチ23とが設けられ
る。
【0009】また、監視センタ3には、通信装置31
と、監視装置32と、録音再生装置33とが設けられ
る。
【0010】このように、従来のエレベータの通話経路
の点検装置は構成されている。なお、点検スイッチ13
は、端末装置2に設けられることもある。
【0011】上述のように構成される従来のエレベータ
の通話経路の点検装置は、通話装置11と監視センタ3
とを結ぶ通話経路が正常か否かを点検するに際し、次の
ように動作する。
【0012】まず、点検者が、乗かご1内の点検スイッ
チ13の操作を行う。この操作により、端末装置2の通
信制御装置22は、通話点検モードに移行する。そし
て、通信制御装置22は、切換スイッチ23を閉路する
とともに、通信装置21を操作して監視センタ3の呼出
しを行う。これにより、端末装置2と監視センタ3とが
通信回線4を介して接続される。
【0013】次に、点検者が、乗かご1内の通話装置1
1のマイク11aから点検用音声を供給する。この供給
された点検用音声は、この通話装置11のマイク11a
で音声信号に変換される。この音声信号は、上述の閉路
中の切換スイッチ23と、通信回線4とを介して監視セ
ンタ3に伝送される。監視センタ3では、通信装置31
が伝送された音声信号を受信し、録音再生装置33に供
給する。録音再生装置33は、この音声信号を録音す
る。
【0014】次に、録音再生装置33は、この録音した
音声信号を再生し、監視センタ3の通信装置31に供給
する。この通信装置31は、供給された音声信号を通信
回線4を介して端末装置2に送信する。
【0015】端末装置2は、送信された音声信号を受信
し、閉路中の切換スイッチ23を介して乗かご1内の通
話装置11に供給する。この通話装置11のスピーカ1
1bは、音声信号を音声に変換して点検用音声を放声す
る。点検者は、このスピーカ11bから放声された点検
用音声を聞く。
【0016】このとき、点検者は、通話装置11のスピ
ーカ11bから聞いた点検用音声と、点検者が通話装置
11のマイク11aに供給した点検用音声とを聞き比
べ、通話装置11と監視センタ3とを結ぶ通話経路が正
常か否かを判定する。すなわち、点検者は、これら2つ
の点検用音声が同じ音声に聞こえた場合には、通話経路
が正常であると判定する。また、これら2つの点検用音
声が異なる音声に聞こえた場合には、通話経路は正常で
ないと判定する。このようにして通話経路の点検が行わ
れる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの通
話経路の点検装置では、上述のように点検者がエレベー
タの乗かご1内で通話装置11のスピーカ11bから聞
いた点検用音声と、点検者が通話装置11のマイク11
aに供給した点検用音声とを聞き比べ、通話経路が正常
か否かを判定する。このため、点検者の個人差により、
判定結果が異なることがある。したがって、通話経路を
精度よく点検できないという問題があった。
【0018】本発明の第1の目的は、通話経路の点検を
精度よく行うことが可能なエレベータの通話経路の点検
装置を提供することにある。
【0019】また、本発明の第2の目的は、上述の通話
経路に含まれるエレベータの通話装置の点検を精度よく
行うことが可能なエレベータの通話装置の点検装置を提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
するために、本発明の請求項1に係る発明では、エレベ
ータの乗かごに設けられ、マイク及びスピーカを有する
通話装置と、前記エレベータを監視する端末装置と、こ
の端末装置を通信回線を介して制御する監視センタとを
含む遠隔監視装置にあって、前記エレベータの前記乗か
ご内の前記通話装置と、前記監視センタとを結ぶ通話経
路が正常か否かを点検するエレベータの通話経路の点検
装置において、前記乗かご内に設けられ、前記通話装置
のマイク及びスピーカとは異なる別のマイク及び別のス
ピーカと、点検用音声の文字コードである点検用文字コ
ードを予め格納する記憶手段と、この記憶手段に格納さ
れた前記点検用文字コードを音声信号に変換して前記別
のスピーカに出力する音声信号出力手段と、前記監視セ
ンタに設けられ、前記別のスピーカから放声された音声
を録音し、再生する録音再生手段と、この録音再生手段
から送出され、前記通話装置の前記スピーカで放声され
た音声が前記別のマイクで捕らえられて変換された音声
信号を、比較用文字コードに変換する音声認識手段と、
前記点検用文字コードと前記比較用文字コードとを比較
する比較手段とを備える構成にしてある。
【0021】このように構成した請求項1に係る発明で
は、エレベータの通話装置と監視センタとを結ぶ通話経
路の点検に際し、記憶手段には予め点検用音声の文字コ
ードである点検用文字コードが格納される。
【0022】音声信号出力手段は、記憶手段から読み出
された点検用文字コードを、音声信号に変換して通話装
置のスピーカとは異なる別のスピーカに出力する。
【0023】通話装置のスピーカとは異なる別のスピー
カは、音声信号出力装置から出力された音声信号を音声
に変換し、乗かご内に点検用音声を放声する。
【0024】通話装置のマイクは、放声された点検用音
声を捕らえ、音声信号に変換して監視センタに送出す
る。
【0025】監視センタに設けられる録音再生手段は、
通話装置のマイクから送出された音声信号を録音する。
そして、この録音再生手段は、録音した音声信号を再生
し、端末装置に送出する。
【0026】乗かご内に設けられる通話装置のスピーカ
は、録音再生手段から送出された音声信号を音声に変換
して点検用音声を放声する。
【0027】通話装置のマイクとは異なる別のマイク
は、通話装置のスピーカから放声された点検用音声を捕
らえて音声信号に変換し、この音声信号を音声認識手段
に入力する。
【0028】音声認識手段は、入力された音声信号を比
較用文字コードに変換し、記憶手段に格納させる。
【0029】比較手段は、記憶手段に記憶された点検用
文字コードと、比較用文字コードとを読み出し、このれ
らの点検用文字コードと比較用文字コードとを比較す
る。すなわち、比較用文字コードが点検用文字コードと
一致すれば、通話経路は正常であると判定される。ま
た、比較用文字コードが点検用文字コードに一致しなけ
れば、通話経路は正常でないと判定される。
【0030】このように請求項1に係る発明では、乗か
ご内に設けられる別のスピーカで放声される点検用音声
と、乗かご内に設けられる別のマイクで捕らえた点検用
音声のそれぞれを、点検用文字コードと比較用文字コー
ドに変換して比較できる。これにより、点検者の判断に
よることなく、自動的に精度よく、通話経路が正常か否
かを点検することができる。
【0031】また、第2の目的を達成するために、請求
項2に係る発明は、エベータの乗かごに設けられ、マイ
ク及びスピーカを有する通話装置と、前記エレベータを
監視する端末装置と、この端末装置を通信回線を介して
制御する監視センタとを含む遠隔監視装置にあって、前
記エレベータの前記乗かご内の前記通話装置が正常か否
かを点検するエレベータの通話装置の点検装置におい
て、点検用音声の文字コードである点検用文字コードを
予め格納する記憶手段と、この記憶手段に格納された前
記点検用文字コードを音声信号に変換して前記乗かご内
の前記通話装置の前記スピーカに出力する音声信号出力
手段と、前記スピーカから放声された音声が前記マイク
で捕らえられて変換された音声信号を、比較用文字コー
ドに変換する音声認識手段と、前記点検用文字コードと
前記比較用文字コードとを比較する比較手段とを備える
構成にしてある。
【0032】このように構成した請求項2に係る発明
は、エレベータの通話装置の点検に際し、記憶手段には
予め点検用音声の文字コードである点検用文字コードが
格納される。
【0033】音声信号出力手段は、記憶手段から読み出
された点検用文字コードを、音声信号に変換して乗かご
内に設けられる通話装置のスピーカに出力する。
【0034】通話装置のスピーカは、音声信号を音声に
変換して、乗かご内に点検用音声を放声する。
【0035】通話装置のマイクは、放声された点検用音
声を捕らえて音声信号に変換し、この音声信号を音声認
識手段に入力する。
【0036】音声認識手段は、入力された音声信号を比
較用文字コードに変換する。この比較用文字コードは、
記憶手段に格納される。
【0037】比較手段は、記憶手段に記憶された点検用
文字コードと、比較用文字コードとを読み出し、これら
の点検用文字コードと比較用文字コードとを比較する。
すなわち、比較用文字コードが点検用文字コードに一致
すれば、通話装置は正常であると判定される。また、比
較用文字コードが点検用文字コードに一致しなければ、
通話装置は正常でないと判定される。
【0038】このように請求項2に係る発明では、通話
装置のスピーカで放声される点検用音声と、通話装置の
マイクで捕らえた点検用音声のそれぞれを、点検用文字
コードと比較用文字コードに変換して比較する。これに
より、点検者の判断によることなく、自動的に精度よ
く、通話装置が正常か否かを点検することができる。
【0039】また、第2の目的を達成するために、請求
項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記
音声信号出力手段、前記音声認識手段、及び前記比較手
段を、前記端末装置に設けたことを特徴としている。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の請求項1に対応す
る発明であるエレベータの通話経路の点検装置の一実施
形態を図に基づいて説明する。
【0041】図1は、本発明の請求項1に対応する発明
であるエレベータの通話経路の点検装置の一実施形態を
示すブロック構成図、図2は、図1に示す一実施形態に
用いられる点検用文字コードの一例を示す説明図であ
る。
【0042】なお、図1で付した符号のうち、上述した
図4に付した符号と同等のものには同じ符号が付してあ
る。
【0043】図1,2に示す発明の一実施形態は、図1
に示すように、乗かご内に設けられる通話装置11と監
視センタ3とを結ぶ通話経路を点検する際に用いられ、
次のように構成してある。
【0044】本実施形態は、遠隔監視装置に含まれる。
すなわち、遠隔監視装置は、同図1に示すように、エレ
ベータの乗かご1内に設けられ、マイク11a及びスピ
ーカ11bを有する通話装置11と、エレベータを監視
する端末装置2と、この端末装置2を通信回線4を介し
て制御する監視センタ3とを含む。
【0045】そして、乗かご1には、同図1に示すよう
に、乗かご1内に設けられ、乗かご1の外部と通話を行
うための上述の通話装置11と、乗かご1内に設けら
れ、乗客が通話装置11を通して外部との通話を要求す
る場合に押されることにより通話要求信号を発信する通
話要求スイッチ12と、上述の通話装置11に設けられ
るマイク11a及びスピーカ11bとは異なる別のマイ
ク16及び別のスピーカ17とを具備する。
【0046】また、端末装置2には、同図1に示すよう
に、点検用音声の文字コードである後述する点検用文字
コード33が予め記憶される記憶手段、すなわち記憶部
5と、点検用文字コード33を音声信号に変換してスピ
ーカ17に出力する音声信号出力手段と、音声信号を比
較用文字コードに変換する音声認識手段とを兼ねる音声
認識装置7と、点検用文字コード33と比較用文字コー
ドとを比較する比較手段、すなわち比較部8が設けられ
る。
【0047】また、この端末装置2には、上述した記憶
部5、音声認識装置7、及び比較部8の他に、乗かご1
内に設けられる上述の通話要求スイッチ12から送信さ
れた通話要求信号を検出したときに、通信回路を切り替
えて、乗かご1内に設けられる上述の通話装置11と通
信回線4とを接続する通信制御部8と、上述の記憶部
5、音声認識装置7、比較部18、及び通信制御部8が
接続される制御部6を具備する。
【0048】また、監視センタ3には、同図1に示すよ
うに、スピーカ17から放声された音声を録音し、再生
する録音再生手段、すなわち録音再生装置14を備え
る。
【0049】また、この監視センタ3には、録音再生装
置14の他に、複数の端末装置2のそれぞれの顧客名、
電話番号、前回の点検日、及び点検周期等の情報を入力
する入力部10と、入力された端末装置2の情報を格納
する記憶部9と、通話経路の点検時に通話回路を切り替
えて通話回線4と録音再生装置14とを接続する通信制
御部15と、上述の端末装置2の比較部18での点検用
文字コード33と比較用文字コードの比較結果等の情報
を表示する表示部19と、上述の記憶部9、入力部1
0、録音再生装置14、通信制御部15、及び表示部1
9が接続される制御部13とを具備する。
【0050】なお、点検用文字コード33は、図2に示
すように、例えば「テンケン」という音声の「テ」をC
3H、「ン」をDDH、「ケ」をB9Hという文字に変
換したもの、すなわち「C3H DDH B9H DD
H」で表されるものである。
【0051】このように構成される本実施形態は、乗か
ご1内に設けられる通話装置11と監視センタ3とを結
ぶ通話経路が正常か否かを点検するに際し用いられ、通
常のエレベータの動作の監視を妨げない時間帯で一定期
間毎に、次のように動作する。
【0052】まず、監視センタ3では、制御部13に記
憶部9に格納された端末装置2の前回の点検日及び点検
周期が読み出され、通話経路の点検を実施するかどうか
が判定される。
【0053】通話経路の点検を実施すると判定された場
合、制御部13は、端末装置2の電話番号を記憶部9か
ら読み出し、自動的にダイヤリングを行って、端末装置
2を呼び出す。これにより、監視センタ3と端末装置2
とが通信回線4を介して接続される。
【0054】次に、監視センタ3の制御部13は、点検
を指示する点検指示データを端末装置2の制御部6に送
出する。そして、監視センタ3の制御部13は、録音再
生装置14と通信回線4とを接続する。
【0055】端末装置2では、端末装置2の制御部6が
監視センタ3の制御部13から送出された上述の点検指
示データを受信すると、通話経路が点検可能な通話点検
モードになる。そして、端末装置2の制御部6は、乗か
ご1内の通話装置11と通信回線4とを接続する。
【0056】ここで、端末装置2の記憶部5に予め格納
してある点検用文字コード33を、端末装置2の制御部
6が読み出し、音声認識装置7へ送出する。音声認識装
置7は、送出された点検用文字コード33を音声信号に
変換して、乗かご1内に設けられるスピーカ17へ出力
する。
【0057】スピーカ17は、音声信号を音声に変換
し、乗かご1内に「テンケン」という点検用音声を放声
する。
【0058】このスピーカ17から放声された点検用音
声は、乗かご1内の通話装置11のマイク11aで捕ら
えられ音声信号に変換されて通信回線4に送出される。
送出された音声信号は、監視センタ3の通信制御部15
で受信され、録音再生装置14に供給される。録音再生
装置14は、供給された音声信号を録音する。そして、
この録音再生装置14は、録音した音声信号を再生す
る。
【0059】再生された音声信号は、通信回線4に送出
され、乗かご1内の通話装置11のスピーカ11bから
乗かご1内に放声される。
【0060】このスピーカ11bから放声された音声
は、乗かご1内に設けられるマイク16に捕らえられ
る。マイク16は捕らえた音声を音声信号に変換し、音
声認識装置7に入力する。音声認識装置7は、入力され
た音声信号を比較用文字コードに変換する。
【0061】この比較用文字コードは、端末装置2の記
憶部5に格納される。
【0062】そして、制御部6が、記憶部5に格納され
る比較用文字コードと、予めこの記憶部5に格納してあ
る点検用文字コード33とを読み出し、比較部18に送
出する。比較部18は、点検用文字コード33を基準に
して、これらの点検用文字コード33と比較用文字コー
ドとを比較する。すなわち、マイク16で捕らえた音声
が、上述の図2に示す点検用文字コード33である「C
3H DDH B9HDDH」と同一の文字コードに変
換されているかどうかを確認する。この場合、同一の文
字コードとは、例えば、文字コードを構成するC3Hな
どの要素が同じ文字で表されているとともに、それらの
要素が同じ配列で表されていることを示す。
【0063】このとき、この比較部18は、比較用文字
コードが、点検用文字コード33と同一の文字コードで
ある場合には、通話経路が正常であると判定する。ま
た、比較用文字コードが、点検用文字コード33と同一
の文字コードでない場合には、通話経路が正常でないと
判定する。
【0064】この判定結果は、通信回線4を介して監視
センタ3に送出される。監視センタ3は、送出された比
較部18での判定結果を監視センタ3の記憶部9に格納
する。
【0065】表示部19は記憶部9に格納された判定結
果を表示する。監視センタ3では、判定結果が通話経路
が正常でないと表示された場合、該当するエレベータの
設置されるビルに保守員を派遣する指示を行う。そし
て、保守員が、通話経路に所定の処置、例えば通信回線
の送出レベルの調整等の処置を施す。
【0066】このように図1,2に示す発明の一実施形
態では、通話経路の点検に際し、比較部18によって乗
かご1内に設けられるスピーカ17から放声された音声
と、乗かご1内に設けられるマイク16で捕らえた音声
とを文字コードの状態で比較して、通話経路が正常か否
かを判定する。これにより、自動的に精度よく通話経路
の点検を行うことができる。したがって、点検作業を容
易に行うことができるとともに、乗かご1内に点検者を
派遣せずに済み、人件費を少なくすることができる。
【0067】次に、上述の通話経路に含まれる通話装置
11の点検に際して用いられる別の発明、すなわち請求
項2,3に対応する発明であるエレベータの通話装置の
点検装置の一実施形態について説明する。
【0068】図3は、本発明の請求項2,3に対応する
発明であるエレベータの通話装置の点検装置の一実施形
態を示すブロック構成図である。
【0069】なお、図3に付した符号のうち、上述した
図1に付した符号と同等のものには同じ符号が付してあ
る。
【0070】この別の発明の一実施形態は、図3に示す
ように、上述の図1に示す端末装置2の制御部6と端末
装置2の通信制御部8との間に音声認識装置7を設ける
とともに、同図1に示す監視センタ3の録音再生装置7
と、乗かご1内に設けられる別のマイク16及び別のス
ピーカ17とを除いた構成にしてある。
【0071】すなわち、この図3に示す本実施形態は、
点検用音声の文字コードである上述の図2に示す点検用
文字コード33を予め記憶する記憶手段、すなわち記憶
部5と、この記憶部5に記憶された点検用文字コード3
3を音声信号に変換して乗かご1内の通話装置11のス
ピーカ11bに出力する音声信号出力手段と、この通話
装置11のスピーカ11bから放声された音声がマイク
11aで捕らえられて変換された音声信号を、比較用文
字コードに変換する音声認識手段とを兼ねる音声認識装
置7と、点検用文字コード33と比較用文字コードを比
較する比較手段、すなわち比較部18とを備えた構成に
してある。上述した記憶部5、音声認識装置7、及び比
較部18は、例えば端末装置2に設けてある。
【0072】このように構成した本実施形態は、乗かご
1内に設けられる通話装置11の点検に際し、通常のエ
レベータの動作の監視を妨げない時間帯で一定期間毎に
用いられ、次のように動作する。
【0073】まず、監視センタ3では、制御部13に記
憶部9に格納された端末装置2の前回の点検日及び点検
周期が読み出され、通話装置11の点検を実施するかど
うかが判定される。
【0074】通話装置11の点検を実施すると判定され
た場合、制御部13は、端末装置2の電話番号を記憶部
9から読み出し、自動的にダイヤリングを行って、端末
装置2を呼び出す。これにより、監視センタ3と端末装
置2とが通信回線を介して接続される。
【0075】次に、監視センタ3の制御部13は、点検
を支持する点検指示データを端末装置2の制御部6に送
出する。
【0076】端末装置2では、制御部6が監視センタ3
の制御部13から送出された上述の点検指示データを受
信すると、通話経路が点検可能な通話点検モードにな
る。そして、端末装置2の制御部6は、乗かご1内の通
話装置11と通信回線4とを接続する。
【0077】ここで、記憶部5に予め格納してある点検
用文字コード33が制御部6に読み出され、音声認識装
置7に送出される。音声認識装置7は、点検用文字コー
ド33を音声信号に変換して通話装置11のスピーカ1
1bに出力する。
【0078】このスピーカ11bは、点検用音声、すな
わち「テンケン」という音声を放声する。
【0079】ここで、通話装置11のマイク11aが、
通話装置11のスピーカ11bから放声された点検用音
声を捕らえ、音声信号に変換して、音声認識装置7に入
力する。音声認識装置7は、入力された音声信号を比較
用文字コードに変換して記憶部5に格納する。
【0080】ここで、制御部6が、記憶部5に格納され
る点検用文字コード33と比較用文字コードを読み出
し、比較部18に送出する。比較部8は、点検用文字コ
ード33を基準にして、点検用文字コード33と比較用
文字コードとを比較する。すなわち、比較部8は、マイ
ク16で捕らえた音声が図2に示す点検用文字コード3
3である「C3H DDH B9H DDH」と同一の
文字コードに変換されているかどうかを確認する。この
場合、同一の文字コードとは、例えば、文字コードを構
成するC3Hなどの要素が同じ文字で表されているとと
もに、それらの要素が同じ配列で表されていることを示
す。
【0081】このとき、この比較部18は、比較用文字
コードが、点検用文字コード33と同一の文字コードの
場合には、通話装置11が正常であると判定する。ま
た、比較用文字コードが、点検用文字コード33と同一
の文字コードでない場合には、通話装置11が正常でな
いと判定する。
【0082】この判定結果は、通信回線4を介して監視
センタ3に送出される。監視センタ3では、送出された
比較部18での判定結果を記憶部9に格納する。
【0083】表示部19は、記憶部9に格納された判定
結果を表示する。監視センタ3では、判定結果が通話装
置11が正常でないと表示された場合、該当する通話装
置11が設けられるビルに、保守員を派遣する指示を行
う。そして、保守員が所定の処置を施す。
【0084】このように本実施形態では、通話装置11
の点検に際し、比較部18によって、通話装置11のス
ピーカ11bから放声される点検用音声と、マイク11
aで捕らえた点検用音声とを文字コードの状態で比較し
て、通話装置11が正常か否かを判定する。これによ
り、自動的に精度よく通話装置11の点検を行うことが
できる。したがって、点検作業を容易に行うことができ
るとともに、乗かご1内に点検者を派遣せずに済み、人
件費を少なくすることができる。
【0085】また、上述の図1に示す乗かご1内に設け
られるマイク16及びスピーカ17と、監視センタ3の
録音再生装置14を省いた構成にしたので、安価に設け
ることができる。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
発明では、記憶手段に予め格納された点検用音声の点検
用文字コードを、音声信号出力手段を介して乗かご内に
設けられる通話装置のスピーカとは異なる別のスピーカ
で音声として放声する。この音声を通話装置のマイクで
捕らえ、録音再生手段を介して通話装置のスピーカから
放声した音声を、乗かご内に設けられる通話装置のマイ
クとは異なる別のマイクで捕らえて音声認識手段を介し
て比較用文字コードに変換して記憶手段に格納する。そ
して、比較手段で点検用文字コードと比較用文字コード
を比較し、通話経路が正常か否かを判定する。これによ
り、自動的に、精度よく通話経路の点検を行うことがで
きる。したがって、点検作業を容易に行うことができる
とともに、乗かご内に点検者を派遣せずに済み、人件費
を少なくすることができる。
【0087】また、請求項2,3に係る発明では、予め
記憶手段に格納された点検用音声の点検用文字コード
を、音声信号出力手段を介して通話装置のスピーカで音
声として放声する。この音声を通話装置のマイクで捕ら
え、音声認識手段を介して比較用文字コードに変換して
記憶手段に格納する。そして、比較部で点検用文字コー
ドと比較用文字コードを比較し、通話装置が正常か否か
を判定する。これにより、自動的に、精度よく通話装置
の点検を行うことができる。したがって、点検作業を容
易に行うことができるとともに、乗かご内に点検者を派
遣せずに済み、人件費を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する発明であるエレベ
ータの通話経路の点検装置の一実施形態を示すブロック
構成図である。
【図2】図1に示す一実施形態に用いられる点検用文字
コードの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の請求項2,3に対応する発明であるエ
レベータの通話装置の点検装置の一実施形態を示すブロ
ック構成図である。
【図4】従来のエレベータの通話経路の点検装置の一例
を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 乗かご 2 端末装置 3 監視センタ 4 通信回線 5 記憶部 6 制御部 7 音声認識装置 8 通信制御部 9 記憶部 10 入力部 11 通話装置 11a マイク 11b スピーカ 12 通話要求スイッチ 13 制御部 14 録音再生装置 15 通信制御部 16 マイク 17 スピーカ 18 比較部 19 表示部 33 点検用文字コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 孝博 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 3F303 BA01 EA01 EA03 FA01 FA07 5C087 AA02 AA37 AA44 BB12 CC02 CC04 DD08 DD18 EE05 EE07 GG19 5K027 AA00 DD11 DD14 LL05 5K101 KK13 MM07 NN08 NN16 NN23 NN36 NN37 VV02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの乗かご内に設けられ、マイ
    ク及びスピーカを有する通話装置と、前記エレベータを
    監視する端末装置と、この端末装置を通信回線を介して
    制御する監視センタとを含む遠隔監視装置にあって、 前記エレベータの前記乗かご内の前記通話装置と、前記
    監視センタとを結ぶ通話経路が正常か否かを点検するエ
    レベータの通話経路の点検装置において、 前記乗かご内に設けられ、前記通話装置のマイク及びス
    ピーカとは異なる別のマイク及び別のスピーカと、 点検用音声の文字コードである点検用文字コードを予め
    格納する記憶手段と、 この記憶手段に格納された前記点検用文字コードを音声
    信号に変換して前記別のスピーカに出力する音声信号出
    力手段と、 前記監視センタに設けられ、前記別のスピーカから放声
    された音声を録音し、再生する録音再生手段と、 この録音再生手段から送出され、前記通話装置の前記ス
    ピーカで放声された音声が前記別のマイクで捕らえられ
    て変換された音声信号を、比較用文字コードに変換する
    音声認識手段と、 前記点検用文字コードと前記比較用文字コードとを比較
    する比較手段とを備えることを特徴とするエレベータの
    通話経路の点検装置。
  2. 【請求項2】 エベータの乗かご内に設けられ、マイク
    及びスピーカを有する通話装置と、前記エレベータを監
    視する端末装置と、この端末装置を通信回線を介して制
    御する監視センタとを含む遠隔監視装置にあって、 前記エレベータの前記乗かご内の前記通話装置が正常か
    否かを点検するエレベータの通話装置の点検装置におい
    て、 点検用音声の文字コードである点検用文字コードを予め
    格納する記憶手段と、 この記憶手段に格納された前記点検用文字コードを音声
    信号に変換して前記乗かご内の前記通話装置の前記スピ
    ーカに出力する音声信号出力手段と、 前記スピーカから放声された音声が前記マイクで捕らえ
    られて変換された音声信号を、比較用文字コードに変換
    する音声認識手段と、 前記点検用文字コードと前記比較用文字コードとを比較
    する比較手段とを備えたことを特徴とするエレベータの
    通話装置の点検装置。
  3. 【請求項3】 前記音声信号出力手段、前記音声認識手
    段、及び前記比較手段を、前記端末装置に設けたことを
    特徴とする請求項2記載のエレベータの通話装置の点検
    装置。
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