JP2013234041A - エレベータ用非常通話点検システム - Google Patents

エレベータ用非常通話点検システム Download PDF

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Abstract

【課題】監視センタ側の監視者に負担をかけず、非常通話装置の点検に関する良否判定を精度良く行うことができるエレベータ用非常通話点検システムを提供する。
【解決手段】このシステムでは、監視センタ装置10側で、音声点検部20の比較装置21の基準文字データを音声変換装置22で音声変換した音声信号を通信処理部13及び通信回線9経由で端末装置3へ送信する。装置3では、音声処理装置7により通信処理部6で受信した信号を乗りかご1内の非常通話装置のインターホン2のスピーカ2Aから発音させ、その発音をマイク2Bで集音した音声信号を処理部6及び回線9経由で装置10へ送信する。装置10では、処理部13で受信した信号を文字変換装置23が音声認識処理により文字変換して文字データとし、装置21が変換前の基準文字データ及び変換後の文字データを比較した結果による整合性の成否判別を行い、その結果を結果保管部14が保管する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの非常通話装置の点検を監視センタ側の監視者が行うのに適したエレベータ用非常通話点検システムに関する。
一般に、エレベータの非常通話装置は、乗りかご内とエレベータが設置されるビルの管理人室や事務所等の居室内とにそれぞれインターホンを配設して通話可能とし、例えばエレベータに異常が発生して乗りかご内に閉じ込められた利用者がインターホンを利用した呼び出し時に居室内に管理人が不在でインターホンに応答しない場合には、継続的に通信回線を介してエレベータを遠隔地から監視する監視センタの通話装置に接続して監視者と通話できる仕組みになっている。
このような非常通話装置を点検するための周知技術としては、点検者(監視センタ側の監視者)が現場に行くことなく確実に点検を行うことができる「エレベータのインターホンシステム及びその点検方法」(特許文献1参照)が挙げられる。
特開平7−123162号公報
上述した特許文献1の技術は、乗りかご内のインターホンに監視センタからの点検信号を記録して再生する記録・再生部と、この記録・再生部を制御するインターホン制御回路と、を設け、監視センタから送信された点検信号を記録・再生部に一旦記録しておき、インターホン制御回路が監視センタを呼び出したときに点検信号を再生して監視センタへ発信することにより、乗りかご内のインターホンと監視センタとの呼び出し点検や通話点検を、エレベータ設置場所へ行くことなく監視センタ側の1人の監視者が点検できるようにしたものである。
しかしながら、特許文献1の技術によれば、監視センタ側の監視者がエレベータの乗りかごのインターホンから再生されて送信された点検信号(再生点検音)を聴覚により確認するため、監視者個人の体調や聴覚力により非常通話装置の点検に関する良否判定の結果にばらつきを生じ易いという問題がある他、非常通話装置の点検が乗りかごの走行中に行われると、乗りかごの停止中の場合と較べて走行音が混入して非常通話装置の点検に関する良否判定を精度良く行うことが困難になってしまうという問題がある。それ故、監視センタ側の監視者には、非常通話装置の点検が相当な負担になっている。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、監視センタ側の監視者に負担をかけることなく、非常通話装置の点検に関する良否判定を精度良く行うことができるエレベータ用非常通話点検システムを提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明の基本構成は、少なくとも1系統以上のエレベータの異常を検出して異常信号を出力する端末装置と、端末装置から通信回線を介して異常信号が通報される監視センタ装置と、エレベータの乗りかご内に設けられると共に、集音部と音声発生部とを含むインターホンを有する非常通話装置と、を備え、端末装置及び通信回線を経由してインターホンと監視センタ装置との間における通話状態についての良否を点検するエレベータ用非常通話点検システムであって、監視センタ装置は、予め記憶された書き換え可能な標準文字データを音声信号に変換して端末装置に送信する音声変換装置と、端末装置から送信された音声信号を音声認識処理により文字データに変換する文字変換装置と、文字データと標準文字データとを比較した結果による整合性の成否判定を行い、整合性が認められるときの正常状態と認められないときの異常状態とを判別する比較装置と、を備え、端末装置は、監視センタ装置から送信された音声信号を音声発生部から発音させると共に、当該発音を集音部で集音した音声信号を当該監視センタ装置へ送信する音声処理装置を備えたことを特徴とする。
本発明のエレベータ用非常通話点検によれば、監視センタ装置側において、基準文字データを音声変換した音声信号を端末装置へ送信し、端末装置の音声処理装置により乗りかご内の非常通話装置のインターホンが備える音声発生部から発音させると共に、そのときの発音をインターホンが備える集音部により集音した音声信号を通信回線経由で受信し、文字変換装置による音声認識処理を要して文字変換して文字データとした上、比較装置による音声変換前の基準文字データ及び文字変換後の文字データを比較した結果による整合性の成否判別を視覚的に行うことが可能になるため、特許文献1のように聴覚判定を要する場合のように監視センタ側の監視者に負担をかけることなく、非常通話装置の点検に関する良否判定を客観的に精度良く行うことができるようになる(細部については実施形態で詳述する)。
本発明の実施例1に係るエレベータ用非常通話点検システムの基本構成を示したブロック図である。 図1に示すエレベータ用非常通話点検システムに備えられる端末装置と監視センタ装置とにおける動作処理の相関性を示したフローチャートである。 図2に示す動作処理における一部の処理を変更した場合を示したフローチャートである。
以下に、本発明のエレベータ用非常通話点検システムについて、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るエレベータ用非常通話点検システムの基本構成を示したブロック図である。この非常通話点検システムは、略図する建物に設備された1系統以上のエレベータにおける乗りかご1における異常を検出して異常信号を出力する端末装置3と、この端末装置3から通信回線9を介して異常信号が通報される監視センタ装置10と、乗りかご1内に設けられると共に、集音部であるマイク2Bと音声発生部であるスピーカ2Aとを含むインターホン2を有する非常通話装置と、を備え、端末装置3及び通信回線9を経由してインターホン2と監視センタ装置10との間における通話状態についての良否を点検する機能を持つものである。
このうち、端末装置3は、エレベータの略図する制御装置から走行信号を受け取って乗りかご1の停止状態を検出する停止状態検出装置4と、制御装置から乗りかご1の重量信号を受け取って乗りかご1の利用者(乗客)の存在を検出する乗客検出装置5と、監視センタ装置10から通信回線9を経由して送信される後述する音声信号を乗りかご1内のインターホン2におけるスピーカ2Aへ出力すると共に、装置内外の通信機能を担う通信処理部6と、監視センタ装置10から通信回線9を経由して送信された音声信号を通信処理部6を経由してインターホン2におけるスピーカ2Aから発音させると共に、そのときの発音をマイク2Bで集音した音声信号を通信処理部6及び通信回線9を経由して監視センタ装置10へ送信する音声処理装置7と、マイク2Bで集音した音声信号を音声処理装置7を介して記憶する音声記憶装置8と、を備える。
因みに、上述した端末装置3における音声処理装置7は、音声記憶装置8に記憶された音声信号を通信処理部6及び通信回線9を経由して監視センタ装置10へ送信する機能を持つ。係る機能は、監視センタ装置10から端末装置3に音声信号が送信されるタイミングに対し、音声記憶装置8に記憶された音声信号を端末装置3から監視センタ装置10に送信するタイミングを遅らせることができるもので、これにより音声信号が重畳されることなく信号ラインに端末装置3からの音声信号を載せることができる。この結果、後述する監視センタ装置10側では、鮮度の良い音声信号を音声認識処理して文字データに変換した上、精度高く比較判別することが可能になる。
また、監視センタ装置10は、エレベータの乗りかご1の非常通話装置(インターホン2)の点検を計画する通話点検計画部11と、通話点検計画部11で点検を計画された端末装置3を選択し、通信処理部13を経由してダイヤル発信、通話点検準備信号を送信させると共に、選択した端末装置3から通話点検準備信号の受信への応答として送信される通話点検開始信号を受信すると、通信処理部13を経由して装置内の音声点検部20にエレベータの非常通話装置の点検を実施させる通話点検処理部12と、通話点検処理部12からの通信処理部13を経由した指示に従って非常通話装置の点検を行う音声点検部20と、音声点検部20による点検結果を保管する結果保管部14と、を備える。
即ち、この監視センタ装置10では、端末装置3において事前にエレベータの非常電話装置の点検が行われることを分かるようにし、端末装置3での音声記憶装置8に対する起動の切り替えを要しての点検準備ができるようにする。その他、エレベータが何らかの不具合で非常電話装置の点検ができない場合について、端末装置3から通話点検開始信号が監視センタ装置10側へ送信されないことにより把握できるので、こうした場合には別の機会に非常電話装置の点検を実施するように予定変更することも容易になる。
更に、監視センタ装置10における音声点検部20内には、予め記憶された書き換え可能な標準文字データを音声信号に変換して通信処理部13及び通信回線9を経由して端末装置3に送信する音声変換装置22と、端末装置3から通信回線9及び通信処理部13を経由して送信された音声信号を音声認識処理により文字データに変換する文字変換装置23と、文字変換装置23で文字変換された文字データと音声変換装置22で音声変換前に用いた標準文字データとを比較した結果による整合性の成否判定を行い、整合性が認められるときの正常状態と認められないときの異常状態とを判別する比較装置21とが備えられている。因みに、ここでの比較装置21内には、予め基準文字データを保持して管理する基準文字データ用管理部21Aと、文字変換装置23から取得された文字データを保持して管理する文字データ用管理部21Bとが備えられている。こうした構成により、上述した結果保管部14には、選択した端末装置3についての比較装置21で比較判定された正常状態であるか、或いは異常状態であるかを示す点検結果が保管されることになる。
このような実施例1に係るエレベータ用非常通話点検システムの構成によれば、監視センタ装置10側において、基準文字データを音声変換した音声信号を端末装置3へ送信し、端末装置3の音声処理装置7により乗りかご1内の非常通話装置のインターホン2が備えるスピーカ2Aから発音させると共に、そのときの発音をインターホン2が備えるマイク2Bにより集音した音声信号を通信回線9経由で受信し、文字変換装置23による音声認識処理を要して文字変換して文字データとした上、比較装置21による音声変換前の基準文字データ及び文字変換後の文字データを比較した結果による整合性の成否判別を視覚的に行うことが可能になるため、非常通話装置の点検に関する良否判定を客観的に精度良く行うことができる。
ところで、上述した端末装置3において、通信処理部6は、監視センタ装置10からの通話点検準備信号が受信されたときに乗客検出装置5により乗りかご1内の乗客(利用者)の存在の有無を検出した結果が存在無しであると共に、停止状態検出装置4により乗りかご1の停止状態が検出された時点で通話点検開始信号を監視センタ装置10へ送信することが望ましい。こうした機能により、例えば夜間等の監視者の負担の少ない時期(時間帯)を選び、非常電話装置の点検をエレベータが停止状態であって、乗りかご1内が無人であるという最適な条件で適確に実施することができる。
図2は、実施例1のエレベータ用非常通話点検システムに備えられる端末装置3と監視センタ装置10とにおける動作処理の相関性を示したフローチャートである。このエレベータ用非常通話点検システムの基本動作は、最初に監視センタ装置10から非常電話装置の点検を行う端末装置3へダイヤル発信を行い、該当する端末装置3が応答するとその端末装置3へ通信処理部6により通話点検準備信号を送信(T1)する。該当する端末装置3では通話点検準備信号を受信(S1)すると、エレベータの制御装置から重量信号を受信した乗客検出装置5により乗りかご1内が無人であるか否かの判定(S2)を行う。この判定の結果、乗りかご1内が無人であれば、引き続いてエレベータの制御装置から走行信号を受信した停止状態検出装置4によりエレベータ(乗りかご1)が停止中であるか否かの判定(S3)を行う。この判定の結果、エレベータ(乗りかご1)が停止中であれば、通信処理部6により監視センタ装置10へ通話点検開始信号を送信(S4)する。
また、端末装置3は、先の乗りかご1内が無人であるか否かの判定(S2)の結果、乗りかご1内が無人でない(有人である)場合や、先のエレベータが停止中であるか否かの判定(S3)の結果、エレベータ(乗りかご1)が停止中でない(走行中である)場合には、予め定めた時間を超えているか否かをタイムアウトであるか否かの判定(S5)により行い、タイムアウトでなければ、先の乗りかご1内が無人であるか否かの判定(S2)の前に戻ってその後の処理を繰り返すが、タイムアウトであれば点検対象の該当外とするタイムアウト(S6)とみなして動作処理を終了する。
更に、監視センタ装置10では、端末装置3において通信処理部6により先に送信された通話点検開始信号を受信したか否かの判定(T2)を行う。この判定の結果、通話点検開始信号が受信されていなければ、予め定めた時間を超えているか否かをタイムアウトであるか否かの判定(T3)により行い、タイムアウトでなければ、この通話点検開始信号を受信したか否かの判定(T2)の前に戻って処理を繰り返すが、タイムアウトであれば点検対象の該当外とするタイムアウト(T4)とみなしてその結果を結果管理部14に記録(T11)してから動作処理を終了する。また、通話点検開始信号を受信したか否かの判定(T2)の結果、通話点検開始信号が受信されていれば、基準文字データ用管理部21Aの基準文字データを音声変換装置22により音声信号に変換して通信処理部13から通信回線9を経由して端末装置3へ送信(T5)する。
そこで、端末装置3では、監視センタ装置10から送信された音声信号を通信処理部6で受信(S7)すると、音声処理装置7により通信処理部6を介して音声信号を乗りかご1内のインターホン2におけるスピーカ2Aへ出力してスピーカ2Aにて発音(S8)させた後、発音された音声をマイク2Bで取り込み(集音)して得られた音声信号を通信処理部6及び通信回線9を経由して監視センタ装置10に送信(S9)する。監視センタ装置10では、通信処理部13を通して端末装置3から送信された音声信号を受信(T6)すると、文字変換装置23により受信された音声信号を音声認識処理により文字データに変換(T7)して比較装置21の文字データ用管理部21Bに保管させた後、比較装置21が文字データ用管理部21Bに保管された文字変換後の文字データと基準文字データ用管理部21Aに保管された音声変換前の基準文字データとを比較した結果による整合性の成否判定(T8)を行う。この判定の結果、整合性が認められれば正常(OK)状態(T10)と判別し、整合性が認められないときには異常(NG)状態(T9)と判別し、何れの場合も判別結果を結果保管部14に記録(T11)して保管する。
因みに、上述した文字変換後の文字データと音声変換前の基準文字データとを比較した結果による整合性の成否判定(T8)については、文字データと基準文字データとが完全に一致しているか否かに基づいて判定する場合を例示できる他、文字数が所定の割合以上で一致していれば正常と判定するようにしても良い。
ところで、図2で説明した動作処理について、監視センタ装置10側における基準文字データを音声変換装置22により音声信号に変換して端末装置3へ送信(T5)する処理を受け、端末装置3側における監視センタ装置10から送信された音声信号を受信(S7)する処理、音声信号をスピーカ2Aにて発音(S8)させる処理、発音された音声をマイク2Bで取り込みして得られた音声信号を監視センタ装置10に送信(S9)する処理を行い、更にこれを受けて監視センタ装置10側における端末装置3から送信された音声信号を受信(T6)する処理を一連の流れとして実施しているときに、ハウリング等が発生して監視センタ装置10側で端末装置3から送信された音声信号を受信(T6)することが困難となり、引き続く文字変換装置23による受信された音声信号を音声認識処理により文字データに変換(T7)する処理を実施することが困難になる場合がある。こうした場合には、マイク2Bから集音された音声信号を一時的に音声記憶装置8に記憶させれば良い。
図3は、図2に示す動作処理における一部の処理を変更した場合を示したフローチャートである。図3を参照すれば、図2の動作処理における端末装置3側において、乗りかご1内で発音された音声をマイク2Bで取り込み(集音)して得られた音声信号を監視センタ装置10に送信(S9)する処理を変更した以外は図2に示した動作処理と同様な内容となっている。
図3を参照して具体的に説明すれば、ここでは図2で説明した通り、監視センタ装置10側における基準文字データを音声変換装置22により音声信号に変換して端末装置3へ送信(T5)する処理を受け、端末装置3側における監視センタ装置10から送信された音声信号を受信(S7)する処理、並びにその音声信号をスピーカ2Aにて発音(S8)させる処理を行う。この後は、変更された処理として、発音された音声をマイク2Bで取り込み音声記憶装置8に録音(S90)するようにした後、音声記憶装置8に録音された音声信号を再生して監視センタ装置10に送信(S91)する処理を行う。この後は図2で説明した動作処理と同様であり、これを受けて監視センタ装置10側における端末装置3から送信された音声信号を受信(T6)する処理、並びに文字変換装置23による受信された音声信号を音声認識処理により文字データに変換(T7)する処理を実施する。
図3の動作処理を実施すれば、ハウリング等の発生による悪影響を回避できるだけでなく、監視センタ装置10の通信処理部13と端末装置3の通信処理部6との間の通信ラインに流れる信号を一方向のみにすることができることにより、信号に含まれるノイズを低減させて鮮度の良い音声信号を音声認識処理して文字データに変換した上、精度高く比較判別することが可能になる。
尚、実施例1に係るエレベータ用非常通話点検システムでは、書き換え可能な標準文字データを音声信号に変換することを前提とするため、基準文字データをエレベータが設備された建物に応じた内容として、個別に設定することが可能である。この基準文字データは、音声変換されて発音される際、乗場で第3者(乗りかご1内の利用者以外を示す)が聞いても違和感のない形態にすることが好ましい。具体的には、例えば「只今、通話装置の点検中です。」とする場合の音声ガイダンスのメッセージを例示できるが、これに代えて通常運行時の音声ガイダンスのメッセージとして、病院や老人ホーム等の施設では「ドアが開きます。」、「足元にご注意して下さい。」等を使用したり、或いは一般のマンション等では「上へ参ります。」等を使用することができる。また、非常電話装置の点検結果が異常(NG)状態であるときの結果を結果保管部14に保管しているため、再度点検を実施して尚も正常状態にして終了できない場合には監視センタ装置10側の監視者(この場合には特に出動用を兼ねた保守管理者を示す)を現場に出動させて不具合時に柔軟に対応させることが可能である。更に、エレベータ(乗りかご1)が無人で停止している状態を乗客検出装置5と停止状態検出装置4との検出結果により判断する場合を説明したが、エレベータは或る定められた時間以上使用されないと、扉を閉じて停止する機能を持っているため、この状態を検出するようにすれば、乗客検出装置5や停止状態検出装置4を省略する構成とすることができ、こうした場合にはシステム全体のコスト削減を図ることができる。加えて、端末装置3から監視センタ装置10へ送信する通話点検開始信号の通信条件として、乗りかご1の扉についての戸閉信号がオンである条件を追加すれば、非常電話装置の点検時に乗りかご1外から混入されるノイズ音を低減することができる。このように、本発明のエレベータ用非常通話点検システムは、様々な形態に変更できるため、実施例1で説明した形態のものに限定されない。
1 乗りかご
2 インターホン
2A スピーカ
2B マイク
3 端末装置
4 停止状態検出装置
5 乗客(利用者)検出装置
6、13 通信処理部
7 音声処理装置
8 音声記憶装置
9 通信回線
10 監視センタ装置
11 通話点検計画部
12 通話点検処理部
14 結果保管部
20 音声点検部
21 比較装置
21A 基準文字データ用管理部
21B 文字データ用管理部
22 音声変換装置
23 文字変換装置

Claims (4)

  1. 少なくとも1系統以上のエレベータの異常を検出して異常信号を出力する端末装置と、前記端末装置から通信回線を介して前記異常信号が通報される監視センタ装置と、前記エレベータの乗りかご内に設けられると共に、集音部と音声発生部とを含むインターホンを有する非常通話装置と、を備え、前記端末装置及び前記通信回線を経由して前記インターホンと前記監視センタ装置との間における通話状態についての良否を点検するエレベータ用非常通話点検システムであって、
    前記監視センタ装置は、予め記憶された書き換え可能な標準文字データを音声信号に変換して前記端末装置に送信する音声変換装置と、前記端末装置から送信された音声信号を音声認識処理により文字データに変換する文字変換装置と、前記文字データと前記標準文字データとを比較した結果による整合性の成否判定を行い、整合性が認められるときの正常状態と認められないときの異常状態とを判別する比較装置と、を備え、
    前記端末装置は、前記監視センタ装置から送信された前記音声信号を前記音声発生部から発音させると共に、当該発音を前記集音部で集音した音声信号を当該監視センタ装置へ送信する音声処理装置を備えたことを特徴とするエレベータ用非常通話点検システム。
  2. 請求項1記載のエレベータ用非常通話点検システムにおいて、前記端末装置は、前記集音部で集音した前記音声信号を前記音声処理装置を介して記憶する音声記憶装置を備えたことを特徴とするエレベータ用非常通話点検システム。
  3. 請求項1又は2記載のエレベータ用非常通話点検システムにおいて、前記監視センタ装置は、前記端末装置へ通話点検準備信号を送信して当該端末装置が当該通話点検準備信号を受信した応答として当該監視センタ装置へ送信した通話点検開始信号を受信した時点で通話点検を行う機能を持つことを特徴とするエレベータ用非常通話点検システム。
  4. 請求項3記載のエレベータ用非常通話点検システムにおいて、前記端末装置は、前記乗りかご内の利用者の存在を検出する利用者検出装置と、前記乗りかごの停止状態を検出する停止状態検出装置と、前記通話点検準備信号が受信されたときに前記利用者検出装置により前記乗りかご内の前記利用者の存在の有無を検出した結果が存在無しであると共に、前記停止状態検出装置により前記乗りかごの停止状態が検出された時点で前記通話点検開始信号を前記監視センタ装置へ送信する通信処理部と、を備えたことを特徴とするエレベータ用非常通話点検システム。
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