JP2000252769A - プッシュプル型増幅回路 - Google Patents
プッシュプル型増幅回路Info
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Abstract
する。 【解決手段】プッシュプル型出力回路21の出力トラン
ジスタP5及びN6にそれぞれ差動増幅回路の出力電圧
VA及びこれを電圧制御回路24でα倍し−βシフトし
た電圧VBが供給される。α及びβは略所定値であり、
α>0である。トランジスタN6には定電流源23が並
列接続されている。電圧制御回路24は、電圧VAに応
答して、電圧VCを出力する電圧変換回路241と、電
圧VCに応答して電圧VBを出力する電圧変換回路24
2とからなる。出力トランジスタP5を流れる電流IP
の貫通電流成分は定電流源23を流れる電流I0とな
り、電流IP及び出力トランジスタN6を流れる電流I
Nの最大値と無関係に定められる。
Description
るプッシュプル型増幅回路に関する。
開示されている、差動増幅回路10とその後段のAB級
プッシュプル型増幅回路20Xとからなる演算増幅回路
を示しており、例えば音声信号を増幅してスピーカに供
給するためのものである。
の移動電子機器に用いた場合には、電力効率が高く、消
費電力の無駄ができるだけ少ないものが要求される。ま
た、小型の移動電子機器では電流駆動能力が比較的小さ
いためこれを高くすることが要求される。
電位VDDの導体と電源電位VSSの導体との間にトラ
ンジスタP5とトランジスタN6とが直列接続されてい
る。トランジスタP5のゲートには、差動増幅回路10
の出力電圧VAが供給され、トランジスタN6のゲート
には、電圧VAに応答して制御回路22により生成され
る電圧VBが供給される。
チャンネルFETであり、T2、T3及びT5はNチャ
ンネルFETである。
ー回路を構成しており、トランジスタT3に流れる電流
I3はトランジスタT2に流れる電流I1に比例し、ト
ランジスタサイズで定まるその係数を1とすると、I3
=I1となる。トランジスタT4は、そのゲートに定電
圧VB0が供給されて定電流源を構成しており、その定
電流I4は、トランジスタT3に流れる電流I3とトラ
ンジスタT5に流れる電流I5との和に等しい。したが
って、I5=I4−I1が成立する。また、トランジス
タT5とトランジスタN6とはカレントミラー回路を構
成しており、トランジスタN6に流れる電流INは電流
I5に比例し、その係数をkとするとIN=k・I5と
なる。したがって、次式が成立する。
と、電源電位VSSの導体との間には、負荷30及び直
流電圧源31が接続されている。
流IPとの関係を示す。電圧VAと電圧VBとの関係は
制御回路22により定まり、電流INは、電圧VAに対
応した電圧VBがトランジスタN6のゲートに供給され
ているときの電流である。
ランジスタP5に流れる電流IPとトランジスタN6に
流れる電流INとが等しく、負荷30に流れる電流は0
となる。
が上昇すると、一方では電流IPが減少し、他方では電
流I1が減少して、上式(1)から電流INが増加し、
これにより負荷30から増幅回路20Xへ電流(IN−
IP)が流入する。
ると、一方では電流IPが増加し、他方では電流I1が
増加して、上式(1)から電流INが減少し、これによ
り増幅回路20Xから負荷30へ電流(IP−IN)が
流出する。
貫通する電流Iidlは、電流IPと電流INとの小さい
方の値Min(IP,IN)である。この値は、出力電
流ゼロの状態で最大値Imとなる。
信号の直線性を改善(クロスオーバ歪を低減)するため
にある程度必要である。
する原因となる。特にプッシュプル型増幅回路の出力段
の貫通電流は、その値が大きいので、クロスオーバ歪低
減を考慮した上でできるだけ貫通電流Iidlを小さくし
た方が好ましい。
1max及びI1minで表すと、電流INの最大値Imax及
び最小値Iminは、上式(1)からそれぞれ次式で表さ
れる。
さいほど貫通電流Iidlが少なくなる。
を向上するためにk又はI4の値を大きくすると、Imi
nも大きくなって、貫通電流Iidlが大きくなる。逆に、
貫通電流Iidlを少なくするためにk又はI4の値を小
さくすると、Imaxも少なくなって負荷駆動能力が下降
することになる。すなわち、負荷駆動能力の向上と貫通
電流の低減とは相反した要求である。
み、負荷駆動能力の向上と貫通電流の低減とを達成する
ことが可能なプッシュプル型増幅回路を提供することに
ある。
単に「信号」とは、電圧信号又は電流信号である。
例えば図3に示す如く、第1電源電位と第2電源電位と
の間に直列接続された第1トランジスタ(P5)と導電
形が該第1トランジスタと逆の第2トランジスタ(N
6)とを備え、該第1トランジスタの制御入力端に入力
信号(VA)が供給され、該第1トランジスタと該第2
トランジスタの接続ノードが出力端であるプッシュプル
型出力回路と、該入力信号に応答して、該入力信号をα
倍し−βシフトさせた制御信号(VB)を生成して該第
2トランジスタの制御入力端に供給する制御回路とを有
し、ここにαは正の略所定値であり、βは((該入力信
号)−(該制御信号))と同一符号の略所定値である。
に次式で表される。
あり、Vthは第2トランジスタの閾値電圧である。
り電流駆動能力を向上させることができる。また、この
αの値に対し、式(6)からβの値を適当に定めること
により、式(4)においてVB=Vth、すなわち式
(7)においてVA=(β+Vth)/αとすることが
できる。このときI=0となる。
幅回路によれば、負荷駆動能力の向上と貫通電流の低減
との両方を達成することが可能となる。
るためにIの最小値は0でない正の小さな値に設計され
る。
請求項1において例えば図1に示す如く、上記第2トラ
ンジスタ(N6)に並列接続された定電流源(23)を
さらに有し、上記制御回路(241)は、上記出力端に
負荷が接続された状態で上記第1トランジスタに最小値
より大きい電流が流れるときに該第2トランジスタに流
れる電流が略ゼロになるように上記所定値α及びβが定
められている。
と、上式(4)及び(5)に対応した式は、次のように
なる。
に流れずに第1トランジスタを流れる貫通電流I0を一
定にすることができる。しかも、貫通電流I0をIの最
大値Imaxと無関係に定めることができる。これによ
り、負荷駆動能力向上と貫通電流低減とをより効果的に
達成がすることが可能となると共に、設計が容易にな
る。
請求項1又は2において例えば図4に示す如く、上記制
御回路(24)は、上記入力信号(VA)に応答して、
中間信号(VC)を出力する第1信号変換回路(24
1)と、該中間信号に応答して、上記制御信号(VB)
を出力する第2信号変換回路(242)とを有する。
段階で上記α及びβの値が定まるので、α及びβの値を
定めるための設計が容易となる。
記入力信号(VA)の上下動と動作が逆の中間信号(V
C)を出力し、第2信号変換回路(242)は該中間信
号の上下動と動作が逆の第2信号を出力する。
請求項3において例えば図5に示す如く、上記第1信号
変換回路(241)は、上記入力信号(VA)が制御入
力端に供給される第3トランジスタ(P7)と、該第3
トランジスタに直列接続された第1定電流源(25)と
を有し、該第3トランジスタと該第1定電流源との接続
ノードから上記中間信号(VC)が出力される。
続されているので、入力信号の変化により第3トランジ
スタの内部抵抗が変化すると、中間信号もこれに応じて
変化する。
(D)が含まれる。
あり、上記第1定電流源(25)は該PチャンネルFE
Tと上記第2電源電位(VSS)との間に接続されてい
る。
あり、上記第1定電流源は該NチャンネルFETと上記
第1電源電位(VDD)との間に接続されている。
7)であり、上記第1定電流源は該PNP型トランジス
タと上記第2電源電位(VSS)との間に接続されてい
る。
7)であり、上記第1定電流源は該NPN型トランジス
タと上記第1電源電位(VDD)との間に接続されてい
る。
C)が制御入力端に供給される第4トランジスタ(P
8)と、該第4トランジスタに直列接続された第2定電
流源(26)とを有し、該第4トランジスタと該第2定
電流源との接続ノードから上記制御信号(VB)が出力
される。
続されているので、入力信号の変化により第4トランジ
スタの内部抵抗が変化すると、第2信号もこれに応じて
変化する。
制御入力端に供給される第4トランジスタ(P8)と、
該第4トランジスタに直列接続された入力側トランジス
タ(N9)と、を有し、上記第2トランジスタ(N6)
が該入力側トランジスタとカレントミラー回路を形成す
るように接続されている。
入力側トランジスタを介し、第2トランジスタに流れる
電流の変化として伝達される。
〜(E4)が含まれる。
あり、上記第2定電流源は該PチャンネルFETと上記
第2電源電位(VSS)との間に接続されている。
あり、上記第2定電流源は該NチャンネルFETと上記
第1電源電位(VDD)との間に接続されている。
8)であり、上記第2定電流源は該PNP型トランジス
タと上記第2電源電位(VSS)との間に接続されてい
る。
8)であり、上記第2定電流源は該NPN型トランジス
タと上記第1電源電位(VSS)との間に接続されてい
る。
(VA)が制御入力端に供給される第3トランジスタ
(N7)と、該第3トランジスタに直列接続された第1
入力側トランジスタ(P10)と、を有し、該第3トラ
ンジスタと該第1入力側トランジスタとの接続ノードか
ら上記中間信号(VC)が出力され、上記制御信号変換
回路(242B)は、該第1入力側トランジスタと第1
カレントミラー回路を形成するように接続された第1出
力側トランジスタ(P8)を有する。
タが直列接続されているので、入力信号の変化により第
3トランジスタの内部抵抗が変化すると、第1入力側ト
ランジスタに流れる電流が変化し、この変化が第1出力
側トランジスタに流れるの電流の変化として伝達され
る。
に示す如く、 上記制御信号変換回路(242B)は、上記第1出力側
トランジスタに直列接続された第2入力側トランジスタ
(N9)をさらに有し、該第2入力側トランジスタは、
上記第2トランジスタ(N6)と第2カレントミラー回
路を形成するように接続されている。
化は、第1出力側トランジスタ及び第2入力側トランジ
スタを介し、第2トランジスタに流れる電流の変化とし
て伝達される。
号に応答して上記入力信号を出力する差動増幅回路をさ
らに有していてもよく、また、上記いずれかの構成は、
半導体チップに形成されていてもよい。
第1電源電位と第2電源電位との間に直列接続された第
1トランジスタと電流制御回路とを備え、該第1トラン
ジスタの制御入力端に入力電圧信号VAが供給され、該
第1トランジスタと該電流制御回路の接続ノードが出力
端であるプッシュプル型出力回路と、該入力電圧信号V
Aに応答して、該入力電圧信号をα倍し−βシフトさせ
た制御電圧信号VBを生成して該電流制御回路の制御入
力端に供給する電圧制御回路と、を有し、該電流制御回
路は、該制御電圧信号VBに応答して自己に流れる電流
INを、VB>VTHのときIN=GM(VB−VT
H)が略成立するように制御し、ここに、GMは該電流
制御回路の相互コンダクタンスであり、VTHは該電流
制御回路の閾値電圧である。
請求項1のそれと同様の効果が得られる。
の実施形態を説明する。図中、同一構成要素には、同一
の符号を付している。
接合型FET等である。
施形態の演算増幅回路の概略構成を示す。
れ、携帯電話などの移動電子機器に用いられる。
0の電圧VAの駆動能力を増幅するためのAB級プッシ
ュプル型増幅回路20(以下、単に増幅回路と称す。)
とからなる。
ルFETであり、N1、N2及びN6はいずれもNチャ
ンネルFETである。
及びN2のソースが定電流源11を介して電源電位VS
Sの導体に接続され、トランジスタN1及びN2のドレ
インがそれぞれトランジスタP3及びP4を介して電源
電位VDD(VDD>VSS)の導体に接続されてい
る。トランジスタP3のゲートはそのドイレン及びトラ
ンジスタP4のゲートに接続され、トランジスタP3と
P4とでカレントミラー回路が構成されている。
ぞれ互いに相補的な入力電圧信号*VI及びVIが供給
され、トランジスタN2のドレインから電圧VAが出力
されて、増幅回路20へ供給される。
VIが上昇すると、電圧VAが下降し、逆の場合には電
圧VAが上昇する。
位VDDとVSSの導体間にトランジスタP5とトラン
ジスタN6とが直列接続され、トランジスタP5とトラ
ンジスタN6の接続ノードが出力端OUTに接続されて
いる。トランジスタN6には、定電流源23が並列接続
されている。トランジスタP5のゲートには電圧信号V
Aが供給される。電圧制御回路24は、電圧VAに応答
して、電圧VAをα倍し−βシフトさせた電圧VB、す
なわち上式(6)で表される電圧VBを生成してこれを
トランジスタN6のゲートに供給する。αは正の略所定
値である。βは、略所定値であり、図1の場合には正で
ある。
間には、負荷30と直流電圧源31とが直列接続されて
いる。
N6及び定電流源23に流れる電流をそれぞれ電流I
P、電流IN及び電流I0と表記する。
流(IN+I0)の関係を示す。
thのとき、IP=I0となるように設計パラメータが
定められている。このとき、IN=0であり、負荷30
に流れる電流−(IN+I0−IP)は0となる。
トランジスタP5の内部抵抗が増加して電流IPが減少
しようとする。α>0であるので、電圧VAの上昇によ
り電圧VBも上昇し、トランジスタN6の内部抵抗が減
少して電流INが増加しようとする。したがって、負荷
30から出力端OUTへ電流(IN+I0−IP)が流
入する。
と、トランジスタP5の内部抵抗が減少して電流IPが
増加しようとする。α>0であるので、電圧VAの下降
により電圧VBも下降し、トランジスタN6の内部抵抗
が増加して電流INが減少しようとする。したがって、
出力端OUTから負荷30へ電流−(IN+I0−I
P)が流出する。
(5)で表される。従って、上式(7)が成立する。
することにより増幅回路20の電流駆動能力を向上させ
ることができる。また、このαの値に対し、式(6)か
らβの値を適当に定めることにより、VB=Vth、す
なわちVA=(β+Vth)/αとすることができる。
このときIN=0となる。
N=0となり、電流IPの貫通電流成分は定電流源23
に流れる電流I0に等しくなって、これを一定にするこ
とができる。しかも、貫通電流I0を電流INの最大値
と無関係に定めることができる。
低減とを効果的に達成がすることが可能となると共に、
設計が容易になる。
施形態の演算増幅回路の概略構成を示す。
を省略した構成になっている。
歪み低減のために、負荷30が接続されているときにI
P=INとなる平衡状態でIN=0とすることができな
い。このときの電圧VBを、閾値電圧Vthに近い値で
あるがVB>Vthとなるようにする。
き、VB<Vthとなってもよく、トランジスタP5及
びトランジスタN6を貫通する電流を小さくすることが
できる。
り増幅回路20Aの電流駆動能力を向上させることがで
きる。
低減とを達成することができる。
施形態の演算増幅回路の概略構成を示す。
電圧変換回路241と242とで構成されている。
に変換し、電圧変換回路242は電圧VCを電圧VBに
変換する。
ので、設計においてαとβとを定めるのが容易になる。
すなわち、近似的に、 VC=α1・VA−β1 VB=α2・VC−β2 と表され、 VB=(α1・α2)VA−(α2・β1+β2) となり、α=α1・α2、β=α2・β1+β2となる
ように略一定のα1、α2、β1及びβ2を定めればよ
い。
0のときはα2<0である。
4の構成例であり、図8及び図9は図3の構成例であ
る。
を説明する。図中、同一又は類似の構成要素には、同一
又は類似の符号を付している。
例の演算増幅回路を示す。
れもPチャンネルFETであり、N1、N2及びN6は
いずれもNチャンネルFETである。
電源電位VDDとVSSの導体間にトランジスタP7と
定電流源25とが直列接続されている。トランジスタP
7のゲートには電圧VAが供給され、トランジスタP7
と定電流源25との接続ノードから電圧VCが出力され
る。トランジスタP7に定電流源25が直列接続されて
いるので、電圧VAが上昇してトランジスタP7の内部
抵抗が増加すると電圧VCが下降し、逆に電圧VAが下
降してトランジスタP7の内部抵抗が減少すると電圧V
Cが上昇する。したがって、α1<0である。
と同様に、電源電位VDDとVSSの導体間にトランジ
スタP8と定電流源26とが直列接続されている。トラ
ンジスタP8のゲートには電圧VCが供給され、トラン
ジスタP8と定電流源26との接続ノードから電圧VB
が出力される。トランジスタP8に定電流源26が直列
接続されているので、電圧VCが上昇してトランジスタ
P8の内部抵抗が増加すると電圧VBが下降し、逆に電
圧VCが下降してトランジスタP8の内部抵抗が減少す
ると電圧VBが上昇する。したがって、α2<0であ
る。
電圧VBも上昇し、電圧VAが下降すると電圧VBも下
降する。
する。
ジスタP8及び定電流源26に流れる電流をそれぞれI
7、I25、I8及びI26で表し、トランジスタP7
の閾値電圧をVth7で表し、トランジスタP7及びP
8の相互コンダクタンスをそれぞれgm7及びgm8で
表し、トランジスタP7及びP8のドレイン・ソース間
抵抗をそれぞれR7及びR8で表し、定電流源25及び
26の内部抵抗をそれぞれR25及びR26で表すと、
次式が成立する。
上式(6)で表され、α及びβは次式で表される。
(R8//R26) β=gm8・(R8//R26)・{VDD+gm7・V
th7(R7//R25)+I25(R7//R25)−g
m7・VDD(R7//R25)−VDD・R25/(R
25+R7)−Vth8}−I26・(R8//R26)
−VDD・R26/(R26+R8) ここに記号//は並列接続を示しており、例えばR7//R
25=R7・R25/(R7+R25)である。
例の演算増幅回路を示す。
チャンネルFETであり、N1、N2、N6及びN7は
いずれもNチャンネルFETである。
は、電源電位VDDとVSSの導体間に定電流源25A
とトランジスタN7とが直列接続されている。トランジ
スタN7のゲートには電圧VAが供給され、トランジス
タN7と定電流源25Aとの接続ノードから電圧VCが
出力される。トランジスタN7に定電流源25Aが直列
接続されているので、電圧VAが上昇してトランジスタ
N7の内部抵抗が減少すると電圧VCが下降し、逆に電
圧VAが下降してトランジスタP7の内部抵抗が増加す
ると電圧VCが上昇する。
例の演算増幅回路を示す。
れもPチャンネルFETであり、N3〜N6及びN8は
いずれもNチャンネルFETである。
それぞれ図5の差動増幅回路10及び20において、電
圧変換回路241以外につき、PチャンネルFETとN
チャンネルFETとを逆にし、かつ、電源電位VDDと
VSSとを逆にした構成となっている。電圧VAはトラ
ンジスタN6のゲートに供給され、電圧変換回路242
Aの出力電圧VBはトランジスタP5のゲートに供給さ
れる。
の内部抵抗が減少して電流INが増加しようとする。
241により電圧VCが下降する。電圧変換回路242
Aでは、トランジスタN8に定電流源26Aが直列接続
されているので、電圧VCが下降してトランジスタN8
の内部抵抗が増加すると電圧VBが上昇する。これによ
り、トランジスタP5の内部抵抗が増加して電流IPが
減少しようとする。
INが増加し電流IPが減少して、電流(IN−IP)
が増加する。
タN6の内部抵抗が増加して電流INが減少しようとす
る。
241により電圧VCが上昇する。電圧変換回路242
Aでは、電圧VCが上昇してトランジスタN8の内部抵
抗が減少し、電圧VBが下降する。これにより、トラン
ジスタP5の内部抵抗が減少して電流IPが増加しよう
とする。
INが減少し電流IPが増加して、電流(IN−IP)
が減少する。
ランジスタP5のゲートに電圧VBが供給され、トラン
ジスタN6のゲートに電圧VAが供給されているので、
VB>VAであり、上式(6)中のβはβ<0である。
例の演算増幅回路を示す。
チャンネルFETであり、N1、N2、N6、N7及び
N9はいずれもNチャンネルFETである。
は、図6の定電流源26の替わりに、ドレイン・ゲート
間が接続されたトランジスタN9を用いている。トラン
ジスタN9のゲートはトランジスタN6のゲートに接続
され、トランジスタN9とトランジスタN6とでカレン
トミラー回路が構成されている。トランジスタN9及び
トランジスタN6はそれぞれこのカレントミラー回路の
入力側及び出力側となっている。
省略したものと同一になっている。
と、トランジスタP8の内部抵抗が増加してトランジス
タN9に流れる電流が減少し、これにより電流INが減
少する。換言すれば、電圧VAの下降により電圧VBが
下降して電流INが減少する。
降すると、トランジスタP8の内部抵抗が減少してトラ
ンジスタN9に流れる電流が増加し、これにより電流I
Nが増加する。換言すれば、電圧VAの上昇により電圧
VBが上昇して電流INが増加する。
例の演算増幅回路を示す。
ずれもPチャンネルFETであり、N1、N2、N6、
N7及びN9はいずれもNチャンネルFETである。
は、図8の定電流源25Aの替わりに、ドレイン・ゲー
ト間が接続されたトランジスタP10を用いている。ト
ランジスタP10のゲートはトランジスタP8のゲート
に接続され、トランジスタP10とトランジスタP8と
でカレントミラー回路が構成されている。トランジスタ
P10及びトランジスタP8はそれぞれこのカレントミ
ラー回路の入力側及び出力側となっている。
の内部抵抗が減少しトランジスタP10に流れる電流が
増加し、これによりトランジスタP8に流れる電流も増
加する。トランジスタN9とトランジスタN6もカレン
トミラー回路を構成しているので、電流INも増加す
る。換言すれば、トランジスタN7の内部抵抗減少によ
り電圧VCが下降してトランジスタP8の内部抵抗が減
少し、これにより電圧VBが上昇して電流INが増加す
る。
タN7の内部抵抗が増加しトランジスタP10に流れる
電流が減少し、これによりトランジスタP8に流れる電
流も減少し、電流INも減少する。換言すれば、トラン
ジスタN7の内部抵抗増加により電圧VCが上昇してト
ランジスタP8の内部抵抗が増加し、これにより電圧V
Bが下降して電流INが減少する。
施例の演算増幅回路を示す。
18はいずれもPNP型トランジスタであり、N11、
N12及びN16はいずれもNPN型トランジスタであ
る。
びNチャンネルFETをそれぞれPNP型トランジスタ
及びNPN型トランジスタで置き換えた構成となってい
る。
われるのは一般的であり、差動増幅回路10B及び増幅
回路20Eの動作はそれぞれ図5の差動増幅回路10及
び20の動作と同様であるので、その説明を省略する。
施例の演算増幅回路を示す。
ずれもPNP型トランジスタであり、N13〜N15、
N17及びN18はいずれもNPN型トランジスタであ
る。
スタとPNP型トランジスタとを逆にし、かつ、電源電
位VDDとVSSとを逆にした構成となっている。
れるは一般的であり、差動増幅回路10C及び増幅回路
20Fの動作はそれぞれ図10の差動増幅回路10B及
び増幅回路20Eの動作と同様であるので、その説明を
省略する。
まれる。
み合わせた構成であってもよい。
一般に、電圧VBに応答して自己の回路に流れる電流I
Nを、 IN=GM(VB−VTH) (VB>VTHのとき) IN=0 (VB>VTHのとき) が略成立するように制御する電流制御回路を用いても、
図3の回路と同様の上記効果が得られる。ここに、GM
は該電流制御回路の相互コンダクタンスであり、VTH
は該電流制御回路の閾値電圧である。さらに、該電流制
御回路に並列に、図1と同様に定電流源を接続して、上
述のように直線性を向上させてもよい。
成図である。
成図である。
成図である
ある。
ある。
である。
である。
である。
図である。
図である。
る。
路 21 出力回路 22 制御回路 24 電圧制御回路 241、241A、241B、242、242A、24
2B 電圧変換回路 30 負荷 31 直流電圧源 11、23、23A、25、25A、26、26A 定
電流源 N1〜N8、P1〜P8、N11〜N18、P11〜P
18、T1〜T5 トランジスタ VDD、VSS 電源電位 OUT 出力端 I0、IP、IN 電流 VA〜VC 電圧 IN、*IN 入力電圧信号
Claims (5)
- 【請求項1】 第1電源電位と第2電源電位との間に直
列接続された第1トランジスタと導電形が該第1トラン
ジスタと逆の第2トランジスタとを備え、該第1トラン
ジスタの制御入力端に入力信号が供給されるプッシュプ
ル型出力回路と、 該入力信号に応答して、該入力信号をα倍し−βシフト
させた制御信号を生成して該第2トランジスタの制御入
力端に供給する制御回路と、 を有し、ここにαは正の略所定値であり、βは((該入
力信号)−(該制御信号))と同一符号の略所定値であ
ることを特徴とするプッシュプル型増幅回路。 - 【請求項2】 上記第2トランジスタに並列接続された
定電流源をさらに有し、 上記制御回路は、上記出力端に負荷が接続された状態で
上記第1トランジスタに最小値より大きい電流が流れる
ときに該第2トランジスタに流れる電流が略ゼロになる
ように上記所定値α及びβが定められている、 ことを特徴とする請求項1記載のプッシュプル型増幅回
路。 - 【請求項3】 上記制御回路は、 上記入力信号に応答して、中間信号を出力する第1信号
変換回路と、 該中間信号に応答して、上記制御信号を出力する第2信
号変換回路と、 を有することを特徴とする請求項1又は2記載のプッシ
ュプル型増幅回路。 - 【請求項4】 上記第1信号変換回路は、 上記入力信号が制御入力端に供給される第3トランジス
タと、 該第3トランジスタに直列接続された第1定電流源と、 を有し、該第3トランジスタと該第1定電流源との接続
ノードから上記中間信号が出力されることを特徴とする
請求項3記載のプッシュプル型増幅回路。 - 【請求項5】 第1電源電位と第2電源電位との間に直
列接続された第1トランジスタと電流制御回路とを備
え、該第1トランジスタの制御入力端に入力電圧信号V
Aが供給され、該第1トランジスタと該電流制御回路の
接続ノードが出力端であるプッシュプル型出力回路と、 該入力電圧信号VAに応答して、該入力電圧信号をα倍
し−βシフトさせた制御電圧信号VBを生成して該電流
制御回路の制御入力端に供給する電圧制御回路と、 を有し、該電流制御回路は、該制御電圧信号VBに応答
して自己に流れる電流INを、VB>VTHのときIN
=GM(VB−VTH)が略成立するように制御し、こ
こに、GMは該電流制御回路の相互コンダクタンスであ
り、VTHは該電流制御回路の閾値電圧であることを特
徴とするプッシュプル型増幅回路。
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JP37314798 | 1998-12-28 | ||
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1999
- 1999-12-24 JP JP36656399A patent/JP4087540B2/ja not_active Expired - Fee Related
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