JP2000252723A - 車載用アンテナのアンテナエレメント取付構造および取付部製造方法 - Google Patents
車載用アンテナのアンテナエレメント取付構造および取付部製造方法Info
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- JP2000252723A JP2000252723A JP11050688A JP5068899A JP2000252723A JP 2000252723 A JP2000252723 A JP 2000252723A JP 11050688 A JP11050688 A JP 11050688A JP 5068899 A JP5068899 A JP 5068899A JP 2000252723 A JP2000252723 A JP 2000252723A
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- mounting hole
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- antenna
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度変化に対しても強いシール性を維持する
ことが出来るとともに製造コストの低廉化を図ることが
出来る車載用アンテナのアンテナエレメント取付構造を
提供する。 【解決手段】 ベースケーシング20に固定された給電
金具10にアンテナエレメントが取り付けられて支持さ
れるとともにこの給電金具10を介してアンテナエレメ
ントがベースケーシング20に内蔵された回路基板に電
気的に接続される車載用アンテナにおいて、ベースケー
シング20のアンテナエレメントの取付部20Aに、給
電金具10を固定するための取付孔20Bが形成され、
この取付孔20Bの内面形状とほぼ相似で取付孔20B
よりも大きい外形形状を有する給電金具10が取付孔2
0B内に圧入されて所定の取付位置に固定され、給電金
具10の外面にOリング11が外嵌されて取付孔20B
の内壁面に密着されている。
ことが出来るとともに製造コストの低廉化を図ることが
出来る車載用アンテナのアンテナエレメント取付構造を
提供する。 【解決手段】 ベースケーシング20に固定された給電
金具10にアンテナエレメントが取り付けられて支持さ
れるとともにこの給電金具10を介してアンテナエレメ
ントがベースケーシング20に内蔵された回路基板に電
気的に接続される車載用アンテナにおいて、ベースケー
シング20のアンテナエレメントの取付部20Aに、給
電金具10を固定するための取付孔20Bが形成され、
この取付孔20Bの内面形状とほぼ相似で取付孔20B
よりも大きい外形形状を有する給電金具10が取付孔2
0B内に圧入されて所定の取付位置に固定され、給電金
具10の外面にOリング11が外嵌されて取付孔20B
の内壁面に密着されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、VICSアンテ
ナやAM/FMアンテナ等の車載用アンテナのアンテナ
エレメントを本体ケーシングに取り付けるための取付構
造、および、その取付部の製造方法に関する。
ナやAM/FMアンテナ等の車載用アンテナのアンテナ
エレメントを本体ケーシングに取り付けるための取付構
造、および、その取付部の製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】VICSアンテナやA
M/FMアンテナ等の車載用アンテナには、近年、ヘリ
カルコイルを用いてアンテナの突出長さが短くなるよう
に構成された、所謂、ヘリカルコイルアンテナと呼ばれ
るタイプのものが普及してきている。
M/FMアンテナ等の車載用アンテナには、近年、ヘリ
カルコイルを用いてアンテナの突出長さが短くなるよう
に構成された、所謂、ヘリカルコイルアンテナと呼ばれ
るタイプのものが普及してきている。
【0003】図2は、このような従来の車載用ヘリカル
コイルアンテナの構成を示すものでる。このヘリカルコ
イルアンテナは、ベースプレート1と、このベースプレ
ート1の上方に間隔を開けて支持された回路基板2と、
この回路基板2を収容するようにベースプレート1上に
取り付けられたベースケーシング3と、このベースケー
シング3にその基端部が支持されたアンテナエレメント
4とを備えている。
コイルアンテナの構成を示すものでる。このヘリカルコ
イルアンテナは、ベースプレート1と、このベースプレ
ート1の上方に間隔を開けて支持された回路基板2と、
この回路基板2を収容するようにベースプレート1上に
取り付けられたベースケーシング3と、このベースケー
シング3にその基端部が支持されたアンテナエレメント
4とを備えている。
【0004】このアンテナエレメント4は、ヘリカルコ
イル4Aと、このヘリカルコイル4Aをカバーするアン
テナケーシング4Bとから構成されており、アンテナケ
ーシング4Bの基端部に取り付けられた取付金具4Cが
ベースケーシング3の天井部に取り付けられた給電金具
5に連結されることによって、ベースケーシング3に固
定されるようになっている。そして、この取付金具4C
と給電金具5との連結によって、取付金具4Cに接続さ
れたヘリカルコイル4Aと給電金具5に接続された回路
基板2との間の信号伝達のための電気的接続が行われる
ようになっている。
イル4Aと、このヘリカルコイル4Aをカバーするアン
テナケーシング4Bとから構成されており、アンテナケ
ーシング4Bの基端部に取り付けられた取付金具4Cが
ベースケーシング3の天井部に取り付けられた給電金具
5に連結されることによって、ベースケーシング3に固
定されるようになっている。そして、この取付金具4C
と給電金具5との連結によって、取付金具4Cに接続さ
れたヘリカルコイル4Aと給電金具5に接続された回路
基板2との間の信号伝達のための電気的接続が行われる
ようになっている。
【0005】この給電金具5は、上記のように、アンテ
ナエレメント4のヘリカルコイル4Aとベースケーシン
グ3に内蔵された回路基板2とを電気的に接続する役割
を果たすとともに、アンテナエレメント4をベースケー
シング3に対して固定する役割を果たすために、ベース
ケーシング3にその軸方向および回転方向において強固
に固定されていなければならない。そしてさらに、給電
金具5は、ベースケーシング3内への雨水や洗車時の洗
浄水等の進入を防止するために、その取付部においてベ
ースケーシング3との間がシール状態にあることが要求
される。
ナエレメント4のヘリカルコイル4Aとベースケーシン
グ3に内蔵された回路基板2とを電気的に接続する役割
を果たすとともに、アンテナエレメント4をベースケー
シング3に対して固定する役割を果たすために、ベース
ケーシング3にその軸方向および回転方向において強固
に固定されていなければならない。そしてさらに、給電
金具5は、ベースケーシング3内への雨水や洗車時の洗
浄水等の進入を防止するために、その取付部においてベ
ースケーシング3との間がシール状態にあることが要求
される。
【0006】従来、給電金具5のベースケーシング3へ
の取り付けは、ベースケーシング3を成形する金型内に
あらかじめ給電金具5を入れておいてこの給電金具5と
一体的にベースケーシング3を成形するインサート成型
によって行われている。
の取り付けは、ベースケーシング3を成形する金型内に
あらかじめ給電金具5を入れておいてこの給電金具5と
一体的にベースケーシング3を成形するインサート成型
によって行われている。
【0007】しかしながら、この従来の方法によって給
電金具5をベースケーシング3に取り付けた場合、給電
金具5はベースケーシング3に強固に固定されるが、こ
のヘリカルコイルアンテナが車体の外側に取り付けられ
るものであるため、外気の温度変化による影響が大き
く、ベースケーシング3を形成する合成樹脂の膨張や収
縮の繰り返しによってベースケーシング3と給電金具5
の接合面の密着が緩くなり、雨水等がベースケーシング
3の内部に進入してくる虞がある。このため、ベースケ
ーシング3の内部において給電金具5との接合部分にシ
ール剤6を塗布する等のシール処置を行う必要が有り、
そのシール性に対する信頼性が不安定であるという問題
がある。また、インサート成型やシール剤の塗布は、製
造コストを増加させる要因になっている。
電金具5をベースケーシング3に取り付けた場合、給電
金具5はベースケーシング3に強固に固定されるが、こ
のヘリカルコイルアンテナが車体の外側に取り付けられ
るものであるため、外気の温度変化による影響が大き
く、ベースケーシング3を形成する合成樹脂の膨張や収
縮の繰り返しによってベースケーシング3と給電金具5
の接合面の密着が緩くなり、雨水等がベースケーシング
3の内部に進入してくる虞がある。このため、ベースケ
ーシング3の内部において給電金具5との接合部分にシ
ール剤6を塗布する等のシール処置を行う必要が有り、
そのシール性に対する信頼性が不安定であるという問題
がある。また、インサート成型やシール剤の塗布は、製
造コストを増加させる要因になっている。
【0008】この発明は、上記のような従来の車載用ア
ンテナの有している問題点を解消するためになされたも
のである。すなわち、この発明は、温度変化に対しても
強いシール性を維持することが出来るとともに製造コス
トの低廉化を図ることが出来る車載用アンテナのアンテ
ナエレメント取付構造を提供することを第1の目的とす
る。さらに、この発明は、温度変化に対しても強いシー
ル性を維持することが出来るとともに製造コストの低廉
化を図ることが出来る車載用アンテナのアンテナエレメ
ント取付部の製造方法を提供することを第2の目的とし
ている。
ンテナの有している問題点を解消するためになされたも
のである。すなわち、この発明は、温度変化に対しても
強いシール性を維持することが出来るとともに製造コス
トの低廉化を図ることが出来る車載用アンテナのアンテ
ナエレメント取付構造を提供することを第1の目的とす
る。さらに、この発明は、温度変化に対しても強いシー
ル性を維持することが出来るとともに製造コストの低廉
化を図ることが出来る車載用アンテナのアンテナエレメ
ント取付部の製造方法を提供することを第2の目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明による車載用
アンテナのアンテナエレメント取付構造は、上記第1の
目的を達成するために、ケーシング本体に固定された給
電金具にアンテナエレメントが取り付けられて支持され
るとともにこの給電金具を介してアンテナエレメントが
ケーシング本体に内蔵された回路基板に電気的に接続さ
れる車載用アンテナにおいて、前記ケーシング本体のア
ンテナエレメント取付位置に給電金具を固定するための
取付孔が形成され、このケーシング本体の取付孔の内面
形状とほぼ相似で取付孔よりも大きい外形形状を有する
給電金具が取付孔内に圧入されて所定の取付位置に固定
され、この取付孔内に固定された給電金具の外面にシー
ル部材が外嵌されてこのシール部材が取付孔の内壁面に
密着されていることを特徴としている。
アンテナのアンテナエレメント取付構造は、上記第1の
目的を達成するために、ケーシング本体に固定された給
電金具にアンテナエレメントが取り付けられて支持され
るとともにこの給電金具を介してアンテナエレメントが
ケーシング本体に内蔵された回路基板に電気的に接続さ
れる車載用アンテナにおいて、前記ケーシング本体のア
ンテナエレメント取付位置に給電金具を固定するための
取付孔が形成され、このケーシング本体の取付孔の内面
形状とほぼ相似で取付孔よりも大きい外形形状を有する
給電金具が取付孔内に圧入されて所定の取付位置に固定
され、この取付孔内に固定された給電金具の外面にシー
ル部材が外嵌されてこのシール部材が取付孔の内壁面に
密着されていることを特徴としている。
【0010】この第1の発明による車載用アンテナのア
ンテナエレメント取付構造は、アンテナエレメントをケ
ーシング本体に対して固定する給電金具が、ケーシング
本体のアンテナエレメント取付位置にあらかじめ形成さ
れた取付孔内に圧入されることによって、ケーシング本
体に対して固定されている。そして、この取付孔内に固
定された給電金具の外面と取付孔の内壁面との間には、
給電金具の外面に外嵌されたシール部材が介装されて、
給電金具と取付孔との間がシールされている。
ンテナエレメント取付構造は、アンテナエレメントをケ
ーシング本体に対して固定する給電金具が、ケーシング
本体のアンテナエレメント取付位置にあらかじめ形成さ
れた取付孔内に圧入されることによって、ケーシング本
体に対して固定されている。そして、この取付孔内に固
定された給電金具の外面と取付孔の内壁面との間には、
給電金具の外面に外嵌されたシール部材が介装されて、
給電金具と取付孔との間がシールされている。
【0011】以上のように上記第1の発明によれば、給
電金具がケーシング本体の取付孔内に圧入されてこの取
付孔内に保持されることにより、給電金具がインサート
成形によって固定される場合よりもさらにケーシング本
体に強固に固定されて、取付孔と給電金具との密着度が
高くなる。そして、このアンテナエレメント取付構造を
備えた車載用アンテナが、自動車の車体パネルに取り付
けられて外気に晒されている状態で、温度変化によりケ
ーシング本体を形成する合成樹脂が収縮する場合でも、
取付孔の内壁面と給電金具との密着度が従来と比べて高
いこと、および、シール部材が取付孔の内壁面に密着し
て給電金具との間をシールしていることにより、取付孔
の内壁面と給電金具の外周面との間のシール状態が維持
されて、雨水や洗車の際の洗浄水がベースケーシング内
に進入するのが防止される。
電金具がケーシング本体の取付孔内に圧入されてこの取
付孔内に保持されることにより、給電金具がインサート
成形によって固定される場合よりもさらにケーシング本
体に強固に固定されて、取付孔と給電金具との密着度が
高くなる。そして、このアンテナエレメント取付構造を
備えた車載用アンテナが、自動車の車体パネルに取り付
けられて外気に晒されている状態で、温度変化によりケ
ーシング本体を形成する合成樹脂が収縮する場合でも、
取付孔の内壁面と給電金具との密着度が従来と比べて高
いこと、および、シール部材が取付孔の内壁面に密着し
て給電金具との間をシールしていることにより、取付孔
の内壁面と給電金具の外周面との間のシール状態が維持
されて、雨水や洗車の際の洗浄水がベースケーシング内
に進入するのが防止される。
【0012】したがって、従来のように取付孔と給電金
具との間に別個にシール剤を塗布する等のシール処置を
講じる必要がなくなり、また、インサート成形を行う必
要がなくなるので、製造コストを低く押さえることがで
きる。
具との間に別個にシール剤を塗布する等のシール処置を
講じる必要がなくなり、また、インサート成形を行う必
要がなくなるので、製造コストを低く押さえることがで
きる。
【0013】第2の発明による車載用アンテナのアンテ
ナエレメント取付構造は、前記第1の目的を達成するた
めに、第1の発明の構成に加えて、前記シール部材が弾
性および耐熱性を有するOリングであることを特徴とし
ている。
ナエレメント取付構造は、前記第1の目的を達成するた
めに、第1の発明の構成に加えて、前記シール部材が弾
性および耐熱性を有するOリングであることを特徴とし
ている。
【0014】この第2の発明による車載用アンテナのア
ンテナエレメント取付構造によれば、ケーシング本体の
取付孔内に圧入された給電金具の外面と取付孔の内壁面
との間が、Oリングによってシールされる。そして、こ
のOリングが弾性および耐熱性を有していることによ
り、外気温度が変化した場合でも、給電金具の外面と取
付孔の内壁面との間がOリングによって安定的にシール
されるので、ケーシング本体内への雨水や洗車の際の洗
浄水の進入を確実に防止することが出来る。
ンテナエレメント取付構造によれば、ケーシング本体の
取付孔内に圧入された給電金具の外面と取付孔の内壁面
との間が、Oリングによってシールされる。そして、こ
のOリングが弾性および耐熱性を有していることによ
り、外気温度が変化した場合でも、給電金具の外面と取
付孔の内壁面との間がOリングによって安定的にシール
されるので、ケーシング本体内への雨水や洗車の際の洗
浄水の進入を確実に防止することが出来る。
【0015】第3の発明による車載用アンテナのアンテ
ナエレメント取付部製造方法は、前記第2の目的を達成
するために、アンテナエレメントをケーシング本体に固
定するための車載用アンテナのアンテナエレメント取付
部の製造方法であって、前記ケーシング本体のアンテナ
エレメント取付位置に給電金具を固定するための取付孔
をその内面形状が給電金具の外形形状とほぼ相似で給電
金具よりも小さくなるように形成し、この取付孔に給電
金具を加熱状態で圧入して取付孔内の所定の取付位置に
固定し、この取付孔内に固定された給電金具の外面と取
付孔との間にシール部材を介装させることを特徴として
いる。
ナエレメント取付部製造方法は、前記第2の目的を達成
するために、アンテナエレメントをケーシング本体に固
定するための車載用アンテナのアンテナエレメント取付
部の製造方法であって、前記ケーシング本体のアンテナ
エレメント取付位置に給電金具を固定するための取付孔
をその内面形状が給電金具の外形形状とほぼ相似で給電
金具よりも小さくなるように形成し、この取付孔に給電
金具を加熱状態で圧入して取付孔内の所定の取付位置に
固定し、この取付孔内に固定された給電金具の外面と取
付孔との間にシール部材を介装させることを特徴として
いる。
【0016】この第3の発明による車載用アンテナのア
ンテナエレメント取付部製造方法は、給電金具がケーシ
ング本体の取付孔内に圧入されてこの取付孔内に保持さ
れることにより、給電金具がインサート成形によって固
定される場合よりもケーシング本体に強固に固定され、
さらに、取付孔内に固定された給電金具の外面と取付孔
との間にシール部材が介装されて、両者の間がシールさ
れる。
ンテナエレメント取付部製造方法は、給電金具がケーシ
ング本体の取付孔内に圧入されてこの取付孔内に保持さ
れることにより、給電金具がインサート成形によって固
定される場合よりもケーシング本体に強固に固定され、
さらに、取付孔内に固定された給電金具の外面と取付孔
との間にシール部材が介装されて、両者の間がシールさ
れる。
【0017】このように、この第3の発明によれば、車
載用アンテナが自動車の車体パネルに取り付けられて外
気に晒されている状態で、温度変化によりケーシング本
体を形成する合成樹脂が収縮する場合でも、取付孔内に
給電金具が圧入されて取付孔の内壁面との間の密着度が
インサート成形による場合と比べて高いこと、および、
シール部材が取付孔の内壁面に密着して給電金具との間
をシールしていることにより、取付孔の内壁面と給電金
具の外周面との間のシール状態が維持されて、雨水や洗
車の際の洗浄水がベースケーシング内に進入するのが防
止される。
載用アンテナが自動車の車体パネルに取り付けられて外
気に晒されている状態で、温度変化によりケーシング本
体を形成する合成樹脂が収縮する場合でも、取付孔内に
給電金具が圧入されて取付孔の内壁面との間の密着度が
インサート成形による場合と比べて高いこと、および、
シール部材が取付孔の内壁面に密着して給電金具との間
をシールしていることにより、取付孔の内壁面と給電金
具の外周面との間のシール状態が維持されて、雨水や洗
車の際の洗浄水がベースケーシング内に進入するのが防
止される。
【0018】したがって、従来のように取付孔と給電金
具との間に別個にシール剤を塗布する等のシール処置を
講じる必要がなくなり、また、インサート成形を行う必
要がなくなるので、製造コストを低く押さえることがで
きる。
具との間に別個にシール剤を塗布する等のシール処置を
講じる必要がなくなり、また、インサート成形を行う必
要がなくなるので、製造コストを低く押さえることがで
きる。
【0019】第4の発明による車載用アンテナのアンテ
ナエレメント取付部製造方法は、前記第2の目的を達成
するために、第3の発明の構成に加えて、前記給電金具
に前記シール部材を外嵌した状態で前記ケーシング本体
の取付孔内に圧入することを特徴としている。
ナエレメント取付部製造方法は、前記第2の目的を達成
するために、第3の発明の構成に加えて、前記給電金具
に前記シール部材を外嵌した状態で前記ケーシング本体
の取付孔内に圧入することを特徴としている。
【0020】この第4の発明によれば、シール部材が給
電金具に装着された状態でこの給電金具とともにケーシ
ング本体の取付孔内に圧入されて、取付孔の内壁面との
間に介装される。
電金具に装着された状態でこの給電金具とともにケーシ
ング本体の取付孔内に圧入されて、取付孔の内壁面との
間に介装される。
【0021】第5の発明による車載用アンテナのアンテ
ナエレメント取付部製造方法は、前記第2の目的を達成
するために、第3の発明の構成に加えて、前記ケーシン
グ本体の取付孔内に前記シール部材を装着した状態でこ
の取付孔内に前記給電金具を圧入することを特徴として
いる。
ナエレメント取付部製造方法は、前記第2の目的を達成
するために、第3の発明の構成に加えて、前記ケーシン
グ本体の取付孔内に前記シール部材を装着した状態でこ
の取付孔内に前記給電金具を圧入することを特徴として
いる。
【0022】この第5の発明によれば、シール部材があ
らかじめケーシング本体の取付孔内に装着された状態
で、給電金具が取付孔内に圧入される。そして、この給
電金具が取付孔内に圧入される際に、シール部材が給電
金具に外嵌されて、取付孔の内壁面との間に介装され
る。
らかじめケーシング本体の取付孔内に装着された状態
で、給電金具が取付孔内に圧入される。そして、この給
電金具が取付孔内に圧入される際に、シール部材が給電
金具に外嵌されて、取付孔の内壁面との間に介装され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。図1は、この発明の実施態様における給電金
具の取付状態の一例を示す部分断面図である。
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。図1は、この発明の実施態様における給電金
具の取付状態の一例を示す部分断面図である。
【0024】この図1において、給電金具10は、円筒
形の本体部10Aの上部と中央部に二つのランド10B
と10Cが一体的に形成されており、本体部10Aの上
端面の中央位置に同軸状に、アンテナエレメントを連結
するための図示しないねじ孔が形成されている。そし
て、本体部10Aの下端部の外周面に、耐熱性の素材で
形成された弾性を有するOリング11が、密着状態で外
嵌されている。この給電金具10の本体部10Aの下端
部には、図示しない回路基板に接続される接触端子板1
2がねじ13によって連結されるようになっている。
形の本体部10Aの上部と中央部に二つのランド10B
と10Cが一体的に形成されており、本体部10Aの上
端面の中央位置に同軸状に、アンテナエレメントを連結
するための図示しないねじ孔が形成されている。そし
て、本体部10Aの下端部の外周面に、耐熱性の素材で
形成された弾性を有するOリング11が、密着状態で外
嵌されている。この給電金具10の本体部10Aの下端
部には、図示しない回路基板に接続される接触端子板1
2がねじ13によって連結されるようになっている。
【0025】ベースケーシング20には、給電金具の取
付部20Aに、給電金具10の外形形状よりも僅かに小
さいほぼ相似な内面形状を有する円筒状の取付孔20B
が、成形の際にあらかじめ形成されている。このベース
ケーシング20の取付孔20Bへの給電金具10の取り
付けは、以下の方法で行われる。すなわち、Oリング1
1が装着された給電金具10が高周波等で加熱された
後、この過熱状態でベースケーシング20の取付孔20
Bに圧入されて、取付孔20B内の所定位置に位置決め
される。
付部20Aに、給電金具10の外形形状よりも僅かに小
さいほぼ相似な内面形状を有する円筒状の取付孔20B
が、成形の際にあらかじめ形成されている。このベース
ケーシング20の取付孔20Bへの給電金具10の取り
付けは、以下の方法で行われる。すなわち、Oリング1
1が装着された給電金具10が高周波等で加熱された
後、この過熱状態でベースケーシング20の取付孔20
Bに圧入されて、取付孔20B内の所定位置に位置決め
される。
【0026】この圧入によって、給電金具10は、取付
孔20B内の所定位置に位置決めされた後、その外周面
が取付孔20Bの内壁面に強固に密着される。そして、
このとき、給電金具10の下端部に外嵌されて給電金具
10とともに取付孔20B内に圧入されたOリング11
は、その外周部が、取付孔20Bの内壁面に密着された
状態で、給電金具10の外面と取付孔20Bの内壁面と
の間の所定位置に保持される。この後、取付孔20Bに
固定された給電金具10の下端部にベースケーシング2
0内に内蔵される回路基板への接続のための接触端子板
12がねじ13によって、連結される。
孔20B内の所定位置に位置決めされた後、その外周面
が取付孔20Bの内壁面に強固に密着される。そして、
このとき、給電金具10の下端部に外嵌されて給電金具
10とともに取付孔20B内に圧入されたOリング11
は、その外周部が、取付孔20Bの内壁面に密着された
状態で、給電金具10の外面と取付孔20Bの内壁面と
の間の所定位置に保持される。この後、取付孔20Bに
固定された給電金具10の下端部にベースケーシング2
0内に内蔵される回路基板への接続のための接触端子板
12がねじ13によって、連結される。
【0027】上記のようにして構成されたアンテナエレ
メント取付構造は、取付孔20B内に給電金具10が圧
入されて保持されることにより、給電金具10がインサ
ート成形によって固定される場合よりもベースケーシン
グ20に強固に固定されるので、取付孔20Bと給電金
具10との密着度が高い。
メント取付構造は、取付孔20B内に給電金具10が圧
入されて保持されることにより、給電金具10がインサ
ート成形によって固定される場合よりもベースケーシン
グ20に強固に固定されるので、取付孔20Bと給電金
具10との密着度が高い。
【0028】そして、このアンテナエレメント取付構造
を備えた車載用アンテナが、自動車の車体パネルに取り
付けられて外気に晒されている状態で、温度変化により
ベースケーシング20を形成する合成樹脂が収縮する場
合でも、取付孔20Bの内壁面と給電金具10との密着
度が従来と比べて高いこと、および、Oリング11が取
付孔20Bの内壁面に密着して給電金具10との間をシ
ールしていることによって、、取付孔20Bの内壁面と
給電金具10の外周面との間のシール状態が維持され、
雨水や洗車の際の洗浄水がベースケーシング20内に進
入するのが防止される。
を備えた車載用アンテナが、自動車の車体パネルに取り
付けられて外気に晒されている状態で、温度変化により
ベースケーシング20を形成する合成樹脂が収縮する場
合でも、取付孔20Bの内壁面と給電金具10との密着
度が従来と比べて高いこと、および、Oリング11が取
付孔20Bの内壁面に密着して給電金具10との間をシ
ールしていることによって、、取付孔20Bの内壁面と
給電金具10の外周面との間のシール状態が維持され、
雨水や洗車の際の洗浄水がベースケーシング20内に進
入するのが防止される。
【0029】したがって、従来のように、取付孔20B
と給電金具10との間に別個にシール剤を塗布する等の
シール処置は必要なくなる。なお、上記の例において
は、給電金具10にOリング11を装着した状態でベー
スケーシング20の取付孔20B内に圧入したが、Oリ
ング11を取付孔20B内に装着しておいて、その後に
取付孔20B内に給電金具10を圧入するようにしても
よい。
と給電金具10との間に別個にシール剤を塗布する等の
シール処置は必要なくなる。なお、上記の例において
は、給電金具10にOリング11を装着した状態でベー
スケーシング20の取付孔20B内に圧入したが、Oリ
ング11を取付孔20B内に装着しておいて、その後に
取付孔20B内に給電金具10を圧入するようにしても
よい。
【図1】本発明の実施形態の一例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図2】従来例を示す側断面図である。
10 …給電金具 11 …Oリング(シール部材) 20 …ベースケーシング(ケーシング本体) 20A…取付部 20B…取付孔
Claims (5)
- 【請求項1】 ケーシング本体に固定された給電金具に
アンテナエレメントが取り付けられて支持されるととも
にこの給電金具を介してアンテナエレメントがケーシン
グ本体に内蔵された回路基板に電気的に接続される車載
用アンテナにおいて、 前記ケーシング本体のアンテナエレメント取付位置に給
電金具を固定するための取付孔が形成され、 このケーシング本体の取付孔の内面形状とほぼ相似で取
付孔よりも大きい外形形状を有する給電金具が取付孔内
に圧入されて所定の取付位置に固定され、 この取付孔内に固定された給電金具の外面にシール部材
が外嵌されてこのシール部材が取付孔の内壁面に密着さ
れている、 ことを特徴とする車載用アンテナのアンテナエレメント
取付構造。 - 【請求項2】 前記シール部材が弾性および耐熱性を有
するOリングである請求項1に記載の車載用アンテナの
アンテナエレメント取付構造。 - 【請求項3】 アンテナエレメントをケーシング本体に
固定するための車載用アンテナのアンテナエレメント取
付部の製造方法であって、 前記ケーシング本体のアンテナエレメント取付位置に給
電金具を固定するための取付孔をその内面形状が給電金
具の外形形状とほぼ相似で給電金具よりも小さくなるよ
うに形成し、 この取付孔に給電金具を加熱状態で圧入して取付孔内の
所定の取付位置に固定し、 この取付孔内に固定された給電金具の外面と取付孔との
間にシール部材を介装させる、 ことを特徴とする車載用アンテナのアンテナエレメント
取付部製造方法。 - 【請求項4】 前記給電金具に前記シール部材を外嵌し
た状態で前記ケーシング本体の取付孔内に圧入する請求
項3に記載の車載用アンテナのアンテナエレメント取付
部製造方法。 - 【請求項5】 前記ケーシング本体の取付孔内に前記シ
ール部材を装着した状態でこの取付孔内に前記給電金具
を圧入する請求項3に記載の車載用アンテナのアンテナ
エレメント取付部製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11050688A JP2000252723A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 車載用アンテナのアンテナエレメント取付構造および取付部製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11050688A JP2000252723A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 車載用アンテナのアンテナエレメント取付構造および取付部製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000252723A true JP2000252723A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12865878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11050688A Pending JP2000252723A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 車載用アンテナのアンテナエレメント取付構造および取付部製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000252723A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008515304A (ja) * | 2004-09-28 | 2008-05-08 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | アンテナハウジング並びにアンテナハウジングを製造するための方法 |
JP2008211791A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Krohne Messtech Gmbh & Co Kg | レーダー方式にしたがって動作する充填レベル測定装置のためのアンテナ |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11050688A patent/JP2000252723A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008515304A (ja) * | 2004-09-28 | 2008-05-08 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | アンテナハウジング並びにアンテナハウジングを製造するための方法 |
JP2008211791A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Krohne Messtech Gmbh & Co Kg | レーダー方式にしたがって動作する充填レベル測定装置のためのアンテナ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071126 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080129 |