JP2000250279A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000250279A
JP2000250279A JP11056204A JP5620499A JP2000250279A JP 2000250279 A JP2000250279 A JP 2000250279A JP 11056204 A JP11056204 A JP 11056204A JP 5620499 A JP5620499 A JP 5620499A JP 2000250279 A JP2000250279 A JP 2000250279A
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helical
pulley
belt
image forming
forming apparatus
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English (en)
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Takeshi Noguchi
武史 野口
Mamoru Kido
衛 城戸
Koji Nagao
剛次 長尾
Kiichiro Iijima
喜一郎 飯島
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体への駆動力伝達機構にはす歯プーリ
とはす歯ベルトからなる機構を用いた場合における、は
す歯のスラスト力に起因するベルトの蛇行を抑制し、ベ
ルト蛇行に起因する印刷画質低下などの諸問題を解決す
る。 【解決手段】 像担持体に接続されたはす歯を有する従
動プーリ5と、駆動力発生部7に接続されたはす歯を有
する駆動プーリ4とを、はす歯構造によりはす歯ベルト
6に作用するスラスト力の向きと逆向きに向かって径が
大きくなるテーパ付きのプーリとする。このテーパによ
り、はす歯によるスラスト力を打ち消す力がはす歯ベル
ト6に作用するようになり、はす歯ベルト6の蛇行の原
因が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや複写機
などの画像形成装置に関し、特に画像形成処理の過程で
画像を保持する感光体や中間転写体などの像担持体へ駆
動力を伝達するための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知のプリンタおよび複写機等にお
ける像担持体への駆動力伝達部材としては、特開平9−
80840号公報や特開平5−72862号公報に記載
されているように、高噛合い率と高伝達率を実現するた
め、あるいは良好な低回転むら性能を得るために、はす
歯歯車を用いるものがある。また、はす歯歯車を用いる
よりも低回転むら性能を改善できるとして駆動力伝達部
材に平ベルトやすぐ歯ベルトを用いるものも知られてい
る。また、すぐ歯ベルトを用いるよりも良好な低回転む
ら性能が実現できるとして、特開平9−160332号
公報や特開平10−26903号公報に記載されている
ようなはす歯ベルトを用いる構成も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、像担持
体への駆動力伝達にはす歯歯車を用いた従来技術は、す
ぐ歯歯車を利用した場合と比較すると、噛合い率を大き
く取り易く、駆動歯車と従動歯車の噛合いがゆっくりと
実施されるため、従動歯車に伝達される噛合い振動はか
なり低減できることがわかっているが、図10に示した
ような、駆動歯車70と従動歯車75の歯72同士の
「がた」(バックラッシュ)は原理的に十分小さくでき
ない。よって従動歯車75が噛合いによって加振された
場合、このがた分だけは簡単に動かされてしまう。この
ため従動歯車に感光体などの像担持体を接続して駆動す
る構成の場合、噛合い振動によって微小な加振力が発生
しただけで出力画像に周期的な濃度むらが発生すること
になる。また、はす歯歯車を利用したとしてもすぐ歯歯
車を利用した場合と比較して噛合い面積(歯数)を劇的
に増やすことは不可能なため、歯の変形を考慮するとあ
る程度の硬度を有する材料で歯車を製作する必要がある
が、硬度の高い材料で形成された駆動歯車と従動歯車が
噛合う場合、噛合い振動を吸収する部分が駆動伝達経路
内に全く存在しないことになるため、駆動歯車と従動歯
車が噛合うことにより発生した噛合い振動は減衰されず
にそのまま従動歯車へ伝達され、その結果出力画像に周
期的な濃度むらが発生することになるという欠点があっ
た。
【0004】また平ベルトを用いて像担持体へ駆動力を
伝達する従来の画像形成装置では、平ベルトと駆動およ
び従動プーリが噛合うことにより発生する噛合い振動は
原理的に発生しないので周期的な濃度むらが出力画像に
発生することはなくなるが、平ベルトと駆動および従動
プーリ間が摩擦伝動となるため、図11に示すように、
従動軸の負荷がある値以上になると平ベルトと駆動また
は従動プーリ間にすべりを生じ、従動プーリ回転平均速
度が大きく低下するようになる。この状態になると、従
動プーリの速度は時間とともに変動するようになり、出
力画像に色ずれや転写むらが発生して正常な画像形成動
作が不可能となる。また安定した駆動を獲得するため
に、駆動部の剛性を確保する目的で金属ベルトを利用す
ると、ベルトとプーリ間の摩擦係数がゴムベルトや樹脂
ベルト等を利用した場合に比べて小さくなるため、前記
従動軸負荷の限界値が大きく下がり、画像形成装置で想
定される従動負荷条件下では安定した画像形成動作が不
可能となるケースが非常に多いという欠点があった。
【0005】またすぐ歯ベルトを用いて駆動力を伝達す
る従来の画像形成装置では、プーリと噛合うベルトの歯
が柔軟性に富んでいるゴム系の材料で製作されているた
め、プーリと噛み合った場合に振動の発生が少なくなる
のではないかと期待されるが、発明者らが実測したとこ
ろ図12に示すようにすぐ歯歯車の場合とほとんど変わ
らない結果となった。したがってすぐ歯ベルトを用いて
も、すぐ歯歯車を用いた場合と同様に出力画像には周期
的な濃度むらが発生するという欠点は結局解消できない
ことが分かった。
【0006】またはす歯ベルトを用いて駆動力を伝達す
る画像形成装置では、図13に示すようにはす歯ベルト
と駆動および従動プーリが噛合うことにより発生する噛
合い振動はかなり小さくでき、この状態で画像形成動作
を実施すれば周期的な濃度むらが出力画像に発生するこ
とはほとんどない。しかし、はす歯ベルトを用いて駆動
力を伝達した場合には、図14に示すように、はす歯ベ
ルト84は駆動プーリ80および従動プーリ82からプ
ーリ回転方向に対して直角方向(すなわち回転軸方向)
のスラスト力F又はF’を受け、プーリ回転方向に対し
て直角方向に移動する(すなわちベルトが蛇行する)お
それがある。ただし駆動プーリ80に張架されている部
分と従動プーリ82に張架されている部分ではベルト8
4に働く力の方向が図14に示したように正反対となる
ため、|F|=|F'|の条件が常に満たされるとベルト
は蛇行しなくなることが予測できるが、通常の画像形成
装置動作時にこの条件が満たされるケースはほとんどな
い。特に減速段としてベルトを使う場合には、プーリの
ピッチ円直径が駆動側と従動側で異なり、さらにベルト
のプーリへの巻付き量が異なるため、|F|=|F'|の
条件が成立することはほとんどないと考えられる。した
がって通常使用状態においては、ほとんどの場合ベルト
は蛇行すると考えられる。ここでプーリおよびに蛇行止
めのフランジが設けられている場合には、ベルトはフラ
ンジに接触し、スラスト方向の移動はそれで止まるもの
の、ベルトはフランジに対して摺動することになる。こ
の状態でベルト端部がプーリに押しつけられたまま回転
した場合、図14のようなメカニズムで発生したベルト
端部をプーリに押しつける力は比較的大きなものとなる
ため、ベルト端部の摩耗が顕著に進行することが多い。
このようになると摩耗扮が大量に発生し、その摩耗扮が
プーリとベルトの間にはさまって固着されるため、プー
リのピッチ円直径が場所によって変化し、従動プーリに
予期しない回転変動を誘発する可能性がある。また、摩
耗扮が軸受け内に侵入するとプーリの1回転中における
負荷トルクが変動するようになり、従動プーリに予期し
ない回転変動を誘発する可能性がある。また、ベルト端
部が摩耗してくるとベルト端部の強度が低下して伸びや
すくなるため、ベルト端部がプーリに部分的に乗り上げ
るような挙動を示し、プーリの1回転中における負荷ト
ルクが変動するようになり、従動プーリに予期しない回
転変動を誘発する可能性があるという欠点があった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、画像形成装置の駆動力伝達部の機構を改良し、
出力画像の濃度むらおよび画像位置ずれを低減して高品
位な画像を得ることができる画像形成装置を提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る画像形成装置は、回転しながら画像形
成動作を行うための像担持体と、前記像担持体に対して
回転駆動力を伝達する駆動力伝達機構とを備える画像形
成装置であって、前記駆動力伝達機構の少なくとも一部
に、はす歯プーリとはす歯ベルトとを用い、前記はす歯
プーリの少なくとも1つを、はす歯構造による前記はす
歯ベルトへのスラスト力を打ち消す力が前記はす歯ベル
トに作用するよう、ピッチ円直径がプーリ幅方向に向か
って連続的に増大または減少するテーパ形状に構成し
た。
【0009】この構成によれば、はす歯プーリのテーパ
の作用により、はす歯構造によるスラスト力を打ち消す
力がはす歯ベルトに働くようになり、蛇行の原因となっ
ていたはす歯構造によるスラスト力が大幅に低減され、
はす歯ベルトの蛇行を抑制することができる。したがっ
て、はす歯構造の高噛み合い率による回転むらの低減効
果をうけつつも、はす歯ベルトの蛇行抑制により、はす
歯ベルトを用いる従来技術の諸問題点を解消あるいは改
善することができる。
【0010】また、本発明の別の構成は、回転しながら
画像形成動作を行うための像担持体と、前記像担持体に
対して回転駆動力を伝達する駆動力伝達機構とを備える
画像形成装置であって、前記駆動力伝達機構は、歯のね
じれ方向が反対のはす歯部を2個接合してなるやま歯プ
ーリと、このやま歯プーリの各はす歯部にそれぞれ係合
する2本のはす歯ベルトと、備え、前記各はす歯ベルト
がそれぞれ、前記やま歯プーリの各はす歯部から前記や
ま歯プーリの内側に向かってスラスト力を受けるように
構成される。
【0011】この構成によれば、2つのはす歯ベルト同
士が、はす歯構造によるスラスト力により互いに接近
し、やま歯プーリにおける両はす歯部の接合部付近で互
いに押し付けあい、一体となって回転するようになる。
この状態で、各はす歯部から各はす歯ベルトに作用する
スラスト力は、向きが反対で同じ大きさになるので、両
方のスラスト力が打ち消し合うことになり、両ベルトの
蛇行が防止される。この結果、はす歯構造の採用による
画像濃度むらの改善効果を受けつつも、はす歯ベルトを
用いる従来技術の諸問題点を解消あるいは改善すること
ができる。
【0012】なお、この構成において、やま歯プーリを
構成する2つのはす歯部同士を、1/2歯分位相をずら
せれば、各はす歯部分によるプーリの回転むら成分が互
いに打ち消し合うので、プーリの回転むらを大幅に低減
することができ、ひいては出力画像の品質を向上させる
ことができる。
【0013】また、本発明の別の構成は、回転しながら
画像形成動作を行うための像担持体と、前記像担持体に
対して回転駆動力を伝達する駆動力伝達機構とを備える
画像形成装置であって、前記駆動力伝達機構は、歯のね
じれ方向が反対のはす歯部を2個接合してなるやま歯プ
ーリと、このやま歯プーリに係合する1本のやま歯ベル
トとを備える。
【0014】この構成では、やま歯構造によりベルトの
蛇行が起こらず、しかもやま歯を構成するはす歯部での
はす歯構造により、回転むら等を改善することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態とよぶ)を図面を参照して説明する。
【0016】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態の画像形成装置における駆動力伝達機構の構成を
概略的に示す図であり、(a)が正面図、(b)が側面
図である。これは、プリンタや複写機などの画像形成装
置の駆動力伝達機構、特に感光体や中間転写体等の像担
持体を駆動するための駆動力伝達機構の例である。
【0017】図1において、駆動プーリ4は駆動軸30
に連結された駆動力発生部7により回転駆動される。駆
動力発生部7としては一般的な電動機が利用できるが、
特にモータ軸の位置決め精度が良く、制御が容易なパル
スモータや、騒音が少なく、多少のトルク変動を受けて
も動作が停止しない直流ブラシレスモータ等を用いると
安定した駆動力の発生が可能となる。感光体や中間転写
体等の像担持体(図示省略)は、従動軸31を介して従
動プーリ5に連結され、はす歯ベルト6を介して駆動プ
ーリ4から駆動力を受けて駆動される。
【0018】ここで、本実施形態では、駆動プーリ4及
び従動プーリ5は、テーパ付きのはす歯プーリとして構
成した。すなわち、駆動プーリ4及び従動プーリ5は、
ピッチ円直径がプーリ幅方向に向かって連続的に増大ま
たは減少するように構成したはす歯プーリとなってお
り、この点が特開平10-26903号公報記載の従来技術等と
異なる点である。
【0019】はす歯ベルト6は、特開平10-26903号公報
記載の従来技術等に示されたのと同様の、はす歯を有す
るベルトを用いることができる。すなわち、このはす歯
ベルト6は、テーパのない平はす歯プーリに用いられて
いたものと同様のものを用いることができる。はす歯ベ
ルト6は、ゴム製等のある程度弾性のあるものであり、
駆動プーリ4や従動プーリ5との係合位置では、張架状
態に起因する張力等の作用により、それらプーリのテー
パ面(歯のついた面)の側に引っ張られ、そのテーパ面
にある程度倣って移動することになる。なお、駆動プー
リ4と従動プーリ5との間に、はす歯ベルト6に対して
更に張力を与えるためのテンションプーリを設けてもよ
い。はす歯ベルト6としては、具体的にはユニッタ株式
会社製H1.5GT、H2GT等を利用することができる。
【0020】このように本実施形態では、ピッチ円直径
がプーリ幅方向に向かって連続的に増大または減少した
はす歯プーリ(駆動プーリ4及び従動プーリ5)を用い
ることにより、はす歯ベルト6の蛇行を防止している。
【0021】図2は、本実施形態によるはす歯ベルト6
の蛇行防止効果を説明するための図である。図2には駆
動プーリ4とはす歯ベルト6との相互作用を示してい
る。図に示すように、はす歯ベルト6には、駆動プーリ
4のはす歯構造に起因するスラスト方向の力(スラスト
力と呼ぶ)FBと、当該プーリ4に設けられたテーパに
起因する力FAとが作用している。このうちスラスト力
FBは、従来技術においてベルト6の蛇行の原因となっ
ていた力である。これに対し、力FAは、スラスト力FB
と拮抗している。このように、本実施形態では、はす歯
プーリへテーパを導入することにより生じた力FAでス
ラスト力FBを打ち消すことにより、はす歯ベルト6の
蛇行を防止している。
【0022】逆に言えば、本実施形態では、力FAは、
スラスト力FBを打ち消す方向に、スラスト力FBと同じ
大きさで働くようにする必要がある。
【0023】まず、スラスト力FBを打ち消す方向に力
FAを発生させるには、スラスト力FBの方向と反対向き
に径が大きくなるよう、はす歯プーリにテーパをつけれ
ばよい。図1に示したような互いに対向したテーパ付き
のプーリのペアに掛かったベルトは、テーパ付きプーリ
の径の大きい側へ偏ろうとする。これは、歯のないテー
パ付きプーリに平ベルトを掛けた場合などにも起こる、
広く知られている現象であり、これはベルトに作用する
張力や、ベルトのテーパ面への進入角度などの種々の要
因によるものである。このように、プーリにテーパをつ
けると、そのテーパの効果として、ベルトにはプーリの
径の大きい側への力が作用するようになる。したがっ
て、はす歯構造によるスラスト力を打ち消すには、その
スラスト力の向きと反対向きに、はす歯プーリの径を大
きくすればよいことになる。
【0024】一方、テーパに起因する力FAの大きさを
スラスト力FBに拮抗する大きさにするには、はす歯プ
ーリのテーパ角ψ(図2)を調整すればよい。一般的に
言えば、スラスト力FBは、はす歯のねじれ角やはす歯
プーリの径、プーリの回転速度などの要因によって決ま
る。そして、これらの要因は、像担持体のサイズや駆動
のための回転速度、画像形成装置自体のサイズ、回転む
らの要求水準など、画像形成装置の設計仕様に応じて決
まってくる。したがって、そのスラスト力FBに応じた
力FAが得られるよう、テーパ角ψを決めればよい。一
般的には、テーパ角ψを大きくするほど力FAを大きく
することができるといえるが、厳密な設計に当たって
は、実験により適切な角度を決めることになる。
【0025】本実施形態によれば、以上のような構成に
より、はす歯プーリからはす歯ベルトに作用するスラス
ト力を打ち消す力をはす歯ベルトに与えることができる
ので、はす歯ベルト6を利用する場合に発生するはす歯
ベルト6の蛇行が解消される。したがって、本実施形態
によれば、蛇行の問題が解消される結果、はす歯ベルト
6の噛合い振動抑制効果が安定的に発現可能となるた
め、画像形成装置における出力画像の濃度むらおよび画
像位置ずれを、人間の認知限界以下まで低減させること
ができる。
【0026】なお、はす歯ベルトを用いる特開平10-269
03号公報記載の従来技術では、ベルト端部がプーリのフ
ランジ部に大きな力で押しつけられることによるベルト
端部の急速な摩耗を避けるために、はす歯のねじれ角を
10°に設定しているが、本実施形態に示したテーパー付
きのはす歯プーリを導入すれば、ねじれ角を20°程度ま
で増大させてもベルト端部がプーリのフランジ部に大き
な力で押しつけられることがなくなることを実験により
確認している。はす歯のねじれ角を大きくすれば噛み合
い率を向上させることができるので、噛合い振動の発生
をよりよく防止することが可能となり、画像形成装置に
おける出力画像の濃度むらや画像位置ずれなどをさらに
低減させることができる。
【0027】さて発明者らは、本実施形態の構成につい
て、はす歯のねじれ角θとテーパ角ψを様々に変更して
その効果を実験した。この実験において、例えばねじれ
角を20°に設定したはす歯ベルト6、駆動プーリ4及び
従動プーリ5を用いたところ、ねじれ角が10°の場合と
比較して従動プーリ5の噛合い振動による回転むらは若
干小さくなった。次にねじれ角を25°に設定したはす歯
ベルト6を用いたところ、ねじれ角が20°の場合と比較
して従動プーリ5の噛合い振動による回転むらは変化し
なかった。これらの例では、当然ながら蛇行を防止する
よう、はす歯のねじれ角θに合わせてプーリのテーパ角
ψを調整している。次に、はす歯のねじれ角を30°に設
定したはす歯ベルト6を用いたところ、ねじれ角が20°
の場合と比較して従動プーリ5の噛合い振動による回転
むらは変化しなかったが、はす歯ベルト6の蛇行を防止
するために付加したテーパ角ψが大きくなり、安定して
蛇行を停止させることが困難となった。すなわち、プー
リのテーパ角ψを大きくしすぎると、はす歯ベルト6の
安定性が損なわれることが分かった。
【0028】以上の結果より、はす歯プーリ(4及び
5)とはす歯ベルト6のねじれ角は10°≦θ≦25°
程度に設定することが望ましいと言える。また、はす歯
プーリのテーパ角ψは、スラスト力の大きさを決める諸
要因によって決まるが、例えば大きい方の径が約60mm、
厚さ約10mmのプーリを用いた実験では、ψが約5°〜約
10°の範囲で、適切な蛇行防止効果が得られた。
【0029】また、駆動プーリ4及び従動プーリ5に
は、歯の形状精度を考慮して金属プーリを用いることが
望ましい。また金属プーリは、同一形状の樹脂プーリと
比較して一般に慣性モーメントを大きくでき、今回問題
となっている噛合い振動のような高周波振動の減衰効果
が期待できるため、樹脂プーリよりも金属プーリの導入
を検討することが望ましい。
【0030】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について説明する。前述の第1実施形態では、像担
持体への駆動力伝達に、テーパをつけたはす歯プーリを
用いたのに対し、本実施形態では、図3に示すように、
ねじれ方向が反対のはす歯部50a及び50bを接合し
てなるやま歯プーリ55を用いた。すなわち、本実施形
態では、駆動力発生部に接続された駆動プーリと、像担
持体に接続された従動プーリとを、従来のようなはす歯
プーリに代えてやま歯プーリ55とした。なお、やま歯
プーリ55の角はす歯部50a、50bには、第1実施
形態のようなテーパは設けていない。はす歯部50aと
50bとは、ピッチ円直径や材質、はす歯の歯数やねじ
れ角の大きさが同一であり、ねじれ方向のみが正反対と
なっている。
【0031】本実施形態では、このようなやま歯プーリ
55の各はす歯部50a、50bに対し、図4に示すよ
うに、それぞれ対応したねじれ角、ねじれ方向のはす歯
を有するはす歯ベルト60aと60bを張架している。
像担持体への所定の駆動力を伝達するためには、伝達す
べき力に見合った幅をもつベルトが必要になるが、本実
施形態のはす歯ベルト60aと60bは、2本でその力
を伝達すればよいので、1本当たりの幅は従来の約半分
である。
【0032】このような構成において、各はす歯ベルト
60a、60bがやま歯プーリ55の中央方向(すなわ
ち各ベルトが互いに近づく向き)にスラスト力を受ける
よう、やま歯プーリ55を回転させる構成をとる。こう
すれば、各はす歯ベルト60a及び60bは、それぞ
れ、対応するはす歯部50a及び50bから図4に示す
スラスト力FB1、FB2を独立に受け、お互いに相手に向
かって進もうとする。したがって、これらはす歯ベルト
60a及び60bは、最終的には両はす歯部50a及び
50bの接合部分で互いに押し合った状態で停止し、安
定して回転することになる。ここで、はす歯部50aと
50bのねじれ角の大きさは等しいので、各はす歯ベル
ト60a、60bに働く力FB1とFB2とは大きさが同じ
で方向が正反対となり、前記のように両ベルトの押し合
う力は拮抗し、その結果それら2つのベルトのスラスト
方向への移動が起こらなくなる。
【0033】この構成によれば、各はす歯部50a、5
0bと各はす歯ベルト60a、60bとの間で高い噛み
合い率で駆動力伝達を行うことができるので、はす歯に
よる回転むらの低減効果を得ることができる。そして、
更に、プーリをやま歯構成としたことにより2つのはす
歯ベルト60a、60bに働くスラスト力同士が互いに
打ち消し合うので、ベルトの蛇行が解消され、蛇行によ
る種々の不具合が解消される。
【0034】はす歯プーリによるベルトの蛇行をフラン
ジにより押さえ込む従来技術では、ベルト側面とフラン
ジとの摩擦により、ベルトがプーリに進入する領域とベ
ルトがプーリから脱出する領域でベルト側面に激しい摩
耗が生じていたが、本実施形態では、2本のはす歯ベル
ト60a及び60bが互いに片側の側面同士で接触し、
一体となって回転するため、ベルト側面の磨耗が大幅に
低減され、高い信頼性を得ることができる。ここで、図
5に示すように、はす歯ベルト60a及び60bの接触
する側(内側)の側面62a、62bに対し、フッ素コ
ート等の低摩擦化処理を施しておけば、両ベルト間の摩
耗を更に減少させることが可能となり、信頼性を更に向
上させることができる。
【0035】なお、上記の例では、図3に示したよう
に、2つのはす歯部50aと50bとを直接接合してや
ま歯プーリ55を構成したが、ベルト60a、60bの
材質、形状によっては、相互に押し合うそれら2つのベ
ルトの側面が弾性変形してプーリの半径方向に伸長して
変形することがある。この場合、変形量が大きいと、変
形部分がはす歯部50a、50bの歯と噛み合わなくな
るため、プーリのピッチ円直径が部分的に変動してプー
リの回転が乱れる可能性もある。したがって、そのよう
な弾性変形によるベルトの変形量が無視できない場合に
は、図6に示すごとく、2つのはす歯部50aと50b
との接合部分に、所定幅dのマージン部58を設けてお
くと、不要な弾性変形部がプーリと接触しなくなるた
め、上述のような不具合が解消できる。
【0036】図7は、この第2実施形態の変形例に係る
やま歯プーリ70を示している。このやま歯プーリ70
は、回転むらの更なる低減を測ったものである。
【0037】図7のやま歯プーリ70は、2つのはす歯
部50aと50bとを、1/2(2分の1)歯分だけ位
相をずらして接合したものである。この構成の効果を図
8を参照して説明する。図8の波形図(a)は、駆動時
のやま歯プーリの回転ムラのうち、片方のはす歯部50
a(又は50b)とそれに係合する1本のはす歯ベルト
60a(又は60b)による成分の周期的変化を示して
いる。はす歯部50a及び50bは、ねじれ角や歯のピ
ッチは同じなので、回転むらの変動周期も同じになる。
したがって、両はす歯部50aと50bとを、図3や図
6の例のように歯の位相を合わせて接合した場合は、各
はす歯部による回転むらの変動の位相が一致し、波形図
(b)に示すような大きさの回転むらが生じる。これに
対し、この変形例のように、両はす歯部を歯の位相を1
/2歯分だけずらして接合すれば、各はす歯部による回
転むらの変動成分が互いに打ち消しあって、回転むらを
大幅に小さくすることができる。実験では、波形図
(c)に示すような結果が得られた。この図からも、回
転むらが大幅に低減されていることが分かる。
【0038】このように、やま歯プーリの2つのはす歯
部の位相を1/2歯分ずらせば、良好な回転むら低減効
果を得ることができ、ひいてはそのプーリに接続された
像担持体での画像形成における濃度むらを減少させるこ
とができる。
【0039】以上、両はす歯部の位相を1/2歯分をず
らした場合の効果を説明したが、ここで注意すべきは、
歯の位相をずらさない場合の回転むらの大きさ(波形図
(b)参照)も、図14に示した従来技術の場合より悪
い(大きい)訳ではないということである。本実施形態
では、像担持体へ伝達する駆動力を、2本のはす歯ベル
ト50a及び50bで分担しているので、結局2本のベ
ルトを合わせれば、条件は従来技術の1本のベルトと同
じになり、したがって回転むらの大きさも、従来技術に
おける回転むらの大きさにほぼ等しくなる。
【0040】なお、上記第2実施形態では、やま歯プー
リ55に2本の細いはす歯ベルト60a及び60bを張
架して駆動系を構成したが、2本のはす歯ベルトを用い
る代わりに、それら2本のはす歯ベルトを中央で接合し
たような1本のやま歯ベルトを用いても、同等の効果を
得ることができる。
【0041】[画像形成装置への適用]以上、画像形成
装置の駆動力伝達機構の好適な実施形態を説明した。次
に、これら駆動力伝達機構を組み込んだ画像形成装置の
概略構成を図9を参照して説明する。
【0042】図9の画像形成装置は、転写ベルト駆動装
置(図示省略)が導入され、記録用紙Pを転写ベルト8
で搬送し、KYMC(ブラック、イエロー、マゼンタ、
サイアン)の各色について連続的に印刷していくタンデ
ム型のものである。この画像形成装置は、原稿(図示省
略)が載置されるプラテンガラス等の透明の原稿載置台
9と、原稿載置台9上に載置された原稿を光学的に走査
して原稿から画像データを読取る画像読取り部10と、
画像読取り部10が読取った画像データをKYMC各色
のカラー画像データに色分解し、色分解された画像デー
タにマーキングデバイス/プロセスの特性を考慮した所
定の重み係数を付与する等の画像処理を施す画像処理部
11を備える。また、画像形成装置は、画像処理部11
による画像処理後の各画像データに基づいて、ブラック
(K)の色材粒子を用紙に転写する第1画像形成ステー
ション12−1、イエロー(Y)の色材粒子を転写する
第2画像形成ステーション12−2、マゼンタ(M)の
色材粒子を転写する第3画像形成ステーション12−
3、サイアン(C)の色材粒子を転写する第4画像形成
ステーション12−4を有する。各画像ステーション1
2−1〜12−4は、各々の感光体1に自己の担当する
色の画像を潜像として書き込む画像書込部13−1〜1
3−4を有する。感光体1表面に色材を供給して潜像を
顕像化させる色材粒子供給部20−1〜20−4と、感
光体1表面に形成された色材像を記録用紙Pに転写する
転写部21−1〜21−4と、色材像転写後の感光体1
から残留物を除去する不要異物除去部22−1〜22−
4とを備えている。感光体4の軸は、図示しない従動プ
ーリに接続されており、この従動プーリに対し、上記実
施形態のはす歯ベルト6(又ははす歯ベルト60aと6
0bのペア、やま歯ベルト)を介して駆動プーリ4から
駆動力が伝達される構成となっている。
【0043】レジストローラ14は、用紙搬送路に沿っ
て供給される記録用紙Pを所定のタイミングで用紙搬送
用の転写ベルト8に送り込む。吸着用帯電部15は、記
録用紙Pの供給ポイントに設けられており、記録用紙P
に所定の電荷を付与する。一方、用紙出口付近に設けら
れる剥離部16は、各画像形成ステーション12で色材
粒子が転写された記録用紙Pを剥離するのに必要な所定
の電荷を付与する。その後段に設けられた定着部17
は、用紙搬送路に沿って供給されてきた記録用紙Pの色
材粒子を定着して排出する。
【0044】また、除電部18は、次の用紙Pの供給を
受ける前に転写ベルト8の不要な電荷を除去する。除電
部18で除電された転写ベルト8の表面は、清掃部19
により清掃される。なお、これら各ユニットは、画像形
成装置全体の制御を行う主制御部により統合的に制御さ
れるが、この主制御部については図示を省略している。
この主制御部は、ベルト駆動開始時にベルト駆動信号を
各ベルトの駆動装置の制御部に出力し、記録用紙Pの供
給タイミングに同期して感光体1への画像データ書き込
み開始信号を画像書込部13−1〜13−4に送るよう
動作する。
【0045】この例では、各実施形態で示した駆動力伝
達機構は、この画像形成装置の各画像形成ステーション
12における感光体1の駆動機構に組み込まれている。
【0046】歯車や歯付きベルトの噛合い振動が感光体
の回転に重畳するとその変動量および周期に対応した濃
度むらが出力画像に発生することが多いため、各実施形
態の駆動力伝達機構は、まず感光体の駆動部に設置する
ことが好ましい。
【0047】しかし感光体駆動部にそのような駆動力伝
達機構を設置しても出力画像に周期的な濃度むらがなお
も残留しているような場合には、転写ベルト8の駆動力
伝達部に各実施形態の駆動力伝達機構を設置すれば、周
期的な濃度むらを更に低減することができ、適切に調整
すれば濃度むらを消滅させる(認知限界未満に抑える)
ことも可能である。
【0048】また、感光体1に形成された色材像を用紙
に直接転写するのではなく、円筒形又はベルト状の中間
転写体を介して用紙に転写する構成を採る画像形成装置
では、そのような中間転写体の駆動機構に対して上記各
実施形態の駆動力伝達機構を用いることも好適である。
また、被転写媒体が記録用紙Pである場合を説明した
が、中間体ベルトに画像を転写する構成においても、各
実施形態の機構は適用可能である。
【0049】また以上の例では、像担持体に直接的に接
続されたプーリを、ベルトと駆動プーリを介して駆動す
る駆動力伝達機構を例にとって説明した。しかしなが
ら、上記各実施形態の機構は、像担持体に直接にはつな
がっていない(ただし中間の歯車やベルト等を介して間
接的にはつながっている)駆動部分に適用することもも
ちろん可能であり、その場合でもベルト蛇行の防止効果
は当然得られる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成では、
像担持体への駆動力伝達機構に用いるはす歯プーリにテ
ーパを持たせたことにより、はす歯ベルトの蛇行が抑制
される。また、本発明の別の構成では、ねじれ方向が反
対のはす歯部を有するやま歯プーリを駆動力伝達機構に
用いたことにより、駆動力伝達用のベルトの蛇行が抑制
される。このようなベルト蛇行の抑制により、はす歯を
利用したことによる噛合い振動抑制効果が安定的に発現
可能となるため、画像形成装置における出力画像の濃度
むらおよび画像位置ずれを認知限界以下まで低減させる
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の画像形成装置におけ
る像担持体への駆動力伝達機構の構成を示す図である。
【図2】 第1実施形態によるはす歯ベルトの蛇行防止
効果を説明するための図である。
【図3】 第2実施形態の像担持体への駆動力伝達機構
に用いるやま歯プーリの一例を示す図である。
【図4】 第2実施形態の駆動力伝達機構のベルト蛇行
防止効果を説明するための図である。
【図5】 第2実施形態における2本のベルトの内側側
面についての改良例を説明するための図である。
【図6】 第2実施形態における、各はす歯部の接合部
にマージン部を設けたやま歯プーリを示す図である。
【図7】 第2実施形態における、やま歯プーリの各は
す歯部の歯の位相をずらせた変形例を示す図である。
【図8】 図7の変形例の効果を説明するための図であ
る。
【図9】 各実施形態の駆動力伝達機構が組み込まれる
画像形成装置の構成例を示す図である。
【図10】 従来の歯車伝動における「がた(バックラ
ッシ)」を説明するための図である。
【図11】 従来の平歯車伝動における不具合点を説明
するための図である。
【図12】 従来のすぐ歯歯車伝動とすぐ歯ベルト伝動
との回転むらの程度を比較して示す図である。
【図13】 従来のすぐ歯ベルト伝動とはす歯ベルト伝
動との回転むらの程度を比較して示す図である。
【図14】 従来のはす歯ベルト伝動の不具合点を説明
するための図である。
【符号の説明】
4 駆動プーリ、5 従動プーリ、6,60a,60b
はす歯ベルト、7駆動力発生部、30 駆動軸、31
従動軸、50a,50b はす歯部、55やま歯プー
リ、58 マージン部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 剛次 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 飯島 喜一郎 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H035 CA07 CF00 CG03 2H071 BA42 CA02 CA05 DA15 DA26 3J049 AA03 AB01 BF01 BF02 BF06 CA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しながら画像形成動作を行うための
    像担持体と、 前記像担持体に対して回転駆動力を伝達する駆動力伝達
    機構とを備える画像形成装置であって、 前記駆動力伝達機構の少なくとも一部に、はす歯プーリ
    とはす歯ベルトとを用い、 前記はす歯プーリの少なくとも1つが、はす歯構造によ
    る前記はす歯ベルトへのスラスト力を打ち消す力が前記
    はす歯ベルトに作用するようピッチ円直径がプーリ幅方
    向に向かって連続的に増大または減少するテーパ形状に
    構成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動力伝達機構は、前記像担持体に
    接続されたはす歯プーリと、このはす歯プーリに対して
    前記はす歯ベルトを介して駆動力を伝達するはす歯プー
    リを含み、これらのはす歯プーリが前記テーパ形状に構
    成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記はす歯プーリとはす歯ベルトのねじ
    れ角θが10°≦θ≦25°であることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記はす歯プーリが金属プーリであるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 回転しながら画像形成動作を行うための
    像担持体と、 前記像担持体に対して回転駆動力を伝達する駆動力伝達
    機構とを備える画像形成装置であって、 前記駆動力伝達機構は、 歯のねじれ方向が反対のはす歯部を2個接合してなるや
    ま歯プーリと、 このやま歯プーリの各はす歯部にそれぞれ係合する2本
    のはす歯ベルトと、を備え、前記各はす歯ベルトがそれ
    ぞれ、前記やま歯プーリの各はす歯部から、前記やま歯
    プーリの接合部の方向に向かってスラスト力を受けるよ
    うに構成される画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記やま歯プーリは、2つの前記はす歯
    部同士を、1/2歯分位相をずらせて接合してなること
    を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 回転しながら画像形成動作を行うための
    像担持体と、 前記像担持体に対して回転駆動力を伝達する駆動力伝達
    機構とを備える画像形成装置であって、 前記駆動力伝達機構は、 歯のねじれ方向が反対のはす歯部を2個接合してなるや
    ま歯プーリと、 このやま歯プーリに係合する1本のやま歯ベルトと、を
    備える画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記やま歯プーリは、前記像担持体に接
    続されることを特徴とする請求項5から請求項7のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記やま歯プーリが金属製であることを
    特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記像担持体が感光体であることを特
    徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  11. 【請求項11】 前記像担持体が中間転写体であること
    を特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の
    画像形成装置。
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