JP2009029569A - 物品収納設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無端状の走行駆動用ベルト21,25が、上下軸心周りに回動するように複数のプーリMに巻回された状態で且つ移動通路の長手方向の全長に亘って伸びるように配置される状態で設けられ、走行移動体12が、走行駆動用ベルト21,25の回動により移動通路の長手方向に沿って移動するように走行駆動用ベルト21,25に連結され、走行駆動用ベルト21,25が、その長手方向に並ぶ状態で被係合部を備え、複数のプーリMのうちの駆動プーリ19及び規制プーリ20が、走行駆動用ベルト21,25の被係合部と係合する係合部を周方向に並ぶ状態で備え、被係合部と係合部とが、走行駆動用ベルト21,25の長手方向での相対移動、及び、走行駆動用ベルト21,25のベルト幅方向での相対移動の夫々を規制する状態で係合するように構成されている。
【選択図】図4
Description
この従来の物品収納設備では、無端状の走行駆動用ベルトを水平軸心周りに回動するので、走行駆動用ベルトが上下に間隔を隔てて並設しており、上方側の走行駆動用ベルトを走行移動体に連結し、下方側の走行駆動用ベルトを走行移動体の走行の邪魔にならないように走行移動体の下方側に退避させた状態で配設している。
走行駆動用ベルトの被係合部と駆動プーリ及び規制プーリの係合部とが、走行駆動用ベルトの長手方向での相対移動、及び、走行駆動用ベルトのベルト幅方向での相対移動の夫々を規制する状態で係合するので、走行駆動用ベルトの下方側への移動を規制しながら、走行駆動用ベルトを上下軸心周りで回動させることができる。したがって、駆動プーリ及び規制プーリを鍔付きプーリとする必要がなく、走行駆動用ベルトが損傷するという問題の発生を防止できる。
以上のことから、走行駆動用ベルトの損傷という問題の発生を防止しながら、収納効率の向上を図ることができる物品収納設備を提供できるに至った。
しかも、下部走行駆動用ベルトと上部走行駆動用ベルトとの夫々について、上記第1特徴構成で述べた如く、下方側への移動を規制しながら、上下軸心周りで回動させることができるので、下部走行駆動用ベルト及び上部走行駆動用ベルトの夫々が損傷するという問題が生じるのを防止できる。
このように、第1物品搬送体及び第2物品搬送体の何れもが物品を授受していないときだけでなく、第1物品搬送体及び第2物品搬送体の一方が収納部との間で物品を授受しているときであっても、その物品の授受が移動通路の横幅方向の昇降体が突出する側とは反対側であれば、第1物品搬送体と第2物品搬送体とをすれ違い移動させながら、物品搬送体を効率よく移動させることができ、搬送能力の向上を図ることができる。
この物品収納設備は、図1に示すように、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した2つの収納棚1と、2つの収納棚1同士の間に収納棚に沿って形成された移動通路2を移動自在な物品搬送体としてのスタッカークレーン3とを備えている。
昇降案内部Dを移動通路2の横幅方向に薄型にしているので、昇降案内部Dが移動通路2の横幅方向で揺れが生じる虞がある。そこで、一対の昇降案内部Dの夫々に、上下方向の中間部に収納棚1のビーム5に接当して案内される中間ガイドローラ36を設け、移動通路2の横幅方向での揺れを抑制している。
昇降チェーン31は、一端部が昇降体10に連結され、上部移動部14に設けられた案内スプロケット33に巻き掛けられたのち、下部移動部13に設けられた駆動ドラム34に巻き掛けられ、他端部が昇降体10に連結されている。昇降駆動部32は、駆動ドラム34及び昇降用モータ35からなり、昇降用モータ35にて駆動ドラム34を回転駆動することにより昇降チェーン31を巻取り繰り出し操作するように構成されている。
一対の昇降駆動部32が同期駆動することにより、昇降体20を水平姿勢に維持しながら昇降させるように構成されている。
挟持状態切換機構Kは、接近離間用モータ53にて駆動用プーリ40aを回転駆動させて接近離間用ベルト49を回動させることにより、ガイドレール52にて案内する状態で一対の支持台51を接近作動又は離間作動させる。挟持状態切換機構40は、一対の支持台51の接近作動又は離間作動に伴い一対のフォーク体39と一対の可動体50とを一体的に接近作動又は離間作動させて、一対のフォーク体39を挟持状態と解除状態とに切り換える。
移載制御部59cは、一対のフォーク体39を挟持状態に維持して物品Bを挟持した状態で一対のフォーク体39を引退位置から突出位置に突出作動させるように出退駆動モータ41の作動を制御するとともに、コンベヤ38にて収納部6又は入出庫部9側に物品Bを押し出すように物品Bを搬送するようにコンベヤ用モータ47の作動を制御する。このようにして、収納部6又は入出庫部9に物品Bを卸すと、移載制御部59cは、一対のフォーク体39を接近作動させて解除状態から挟持状態に切り換えるように接近離間用モータ53の作動を制御したのち、一対のフォーク体39を突出位置から引退位置に引退作動させるように出退駆動モータ41の作動を制御する。
管理コントローラ58は、例えば、クレーン制御装置59に対して、入出庫部9の物品Bを複数の収納部6の何れかに入庫する入庫指令、複数の収納部6の何れかに収納されている物品Bを入出庫部9に出庫する出庫指令等の移動指令を与えるように構成されている。このとき、管理コントローラ58は、移載対象となる収納部6又は入出庫部9に対応する移載用停止位置も併せて指令するように構成されている。
管理コントローラ58は、移動要求があると、複数のスタッカークレーン3のうちから、物品搬送作動させるスタッカークレーン3を選択する(ステップ1,2)。管理コントローラ58は、先に物品搬送作動しているスタッカークレーン3の移動範囲と今回選択したスタッカークレーン3の移動範囲とが干渉するか否かを判別し、移動範囲が干渉していなければ、今回選択したスタッカークレーン3のクレーン制御装置59に移動指令を与える(ステップ3,4)。
第1スタッカークレーン3a同士又は第2スタッカークレーン3b同士において移動範囲が干渉するときには、管理コントローラ58が、今回選択したスタッカークレーン3のクレーン制御装置59に移動制限指令を与える(ステップ5,6)。
(1)上記実施形態では、一対の昇降案内部Dの夫々を、移動通路2の長手方向に並ぶ一対の支柱27をラチス28にて接続する構成としているが、昇降案内部Dをどのような構成とするかは適宜変更できる。
例えば、図17及び図18に示すように、一対の昇降案内部Dの夫々を、上部移動部14と下部移動部13との間に架設されたワイヤロープ60にて構成できる。このように、一対の昇降案内部Dをワイヤロープ60にて構成すると、物品移載装置37と収納部6又は入出庫部9との間で物品Bを移載するとき等に、ワイヤロープ60が撓んでしまう虞がある。
例えば、下部被係合部Pと下部係合部Qとの係合において、下部走行駆動用ベルト21の長手方向での相対移動を規制する長手方向規制部と、下部走行駆動用ベルト21のベルト幅方向での相対移動を規制するベルト幅方向規制部とを下部走行駆動用ベルト21の長手方向に交互に配設する状態で備えることができる。このとき、長手方向規制部は、例えば、下部走行駆動用ベルト21のベルト幅方向に沿って伸びるように設けた凸部及び凹部とすることができる。一方、ベルト幅方向規制部は、例えば、下部走行駆動用ベルト21の長手方向に沿って伸びるように設けた凸部及び凹部とすることができる。
また、上部走行駆動用ベルト25を巻回するプーリMについても、下部走行駆動用ベルト21と同様に、上部規制プーリ24の数を変更したり、上部駆動プーリ23及び上部規制プーリ24とは別のプーリを設けることもできる。
また、昇降体10の昇降位置を検出する検出手段についても、昇降用測距計54に限らず、適宜変更できる。
2 移動通路
3 物品搬送体
3a 第1物品搬送体
3b 第2物品搬送体
6 収納部
7 案内レール
10 昇降体
11 昇降案内体
12 走行移動体
13 下部走行移動体
14 上部走行移動体
19,23 駆動プーリ
20,24 規制プーリ
21 走行駆動用ベルトとしての下部走行駆動用ベルト
25 走行駆動用ベルトとしての上部走行駆動用ベルト
B 物品
M プーリ
P,S 被係合部
Q,T 係合部
Claims (4)
- 物品を収納する複数の収納部を縦横に並ぶ状態で備える収納棚と、
昇降体を上下方向に伸びる昇降案内体にて昇降自在に案内し且つ前記収納棚に沿って形成された移動通路を走行移動体にて往復移動するように構成された物品搬送体とが備えられた物品収納設備であって、
無端状の走行駆動用ベルトが、上下軸心周りに回動するように複数のプーリに巻回された状態で且つ前記移動通路の長手方向の全長に亘って伸びるように配置される状態で設けられ、
前記走行移動体が、前記走行駆動用ベルトの回動により前記移動通路の長手方向に沿って移動するように前記走行駆動用ベルトに連結され、
前記走行駆動用ベルトが、その長手方向に並ぶ状態で被係合部を備え、
前記複数のプーリのうちの、少なくとも、前記走行駆動用ベルトを駆動するための駆動プーリ、及び、前記走行駆動用ベルトの下方側への移動を規制する規制プーリが、前記走行駆動用ベルトの被係合部と係合する係合部を周方向に並ぶ状態で備え、
前記被係合部と前記係合部とが、前記走行駆動用ベルトの長手方向での相対移動、及び、前記走行駆動用ベルトのベルト幅方向での相対移動の夫々を規制する状態で係合するように構成されている物品収納設備。 - 前記走行駆動用ベルトとして、前記移動通路の下方側に配設した下部走行駆動用ベルトと前記移動通路の上方側に配設した上部走行駆動用ベルトとが同期駆動される状態で設けられ、
前記走行移動体として、前記下部走行駆動用ベルトに連結した下部走行移動体と前記上部走行駆動用ベルトに連結した上部走行移動体とが設けられ、
前記昇降案内体が、前記下部走行移動体と前記上部走行移動体との間に、それらに支持される状態で設けられている請求項1に記載の物品収納設備。 - 前記走行移動体が、前記移動通路の長手方向に沿って配設された案内レールにて案内される状態で移動されるように構成され、
前記走行駆動用ベルトは、上下方向において前記案内レールと重複するように配設されている請求項1又は2に記載の物品収納設備。 - 前記物品搬送体として、前記昇降案内体を前記移動通路の横幅方向の一端側に位置させる第1物品搬送体と横幅方向の他方側に位置させる第2物品搬送体とが備えられ、
前記第1物品搬送体及び前記第2物品搬送体の夫々に備える前記昇降体が、前記収納部との間で物品を授受する物品授受姿勢にて前記昇降案内体に支持される状態で、且つ、その支持状態において、相手側の物品搬送体の前記昇降体と前記移動通路の横幅方向に重複する部分を備えかつ相手側の物品搬送体の前記昇降案内体に接当しない範囲で相手側の物品搬送体側に突出された状態で設けられ、
前記第1物品搬送体及び前記第2物品搬送体の夫々に備える前記走行移動体が、すれ違い移動できるように構成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の物品収納設備。
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JP2016003094A (ja) * | 2014-06-16 | 2016-01-12 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
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