JP2000250149A - 報時機能付きカメラ - Google Patents

報時機能付きカメラ

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JP2000250149A
JP2000250149A JP11048670A JP4867099A JP2000250149A JP 2000250149 A JP2000250149 A JP 2000250149A JP 11048670 A JP11048670 A JP 11048670A JP 4867099 A JP4867099 A JP 4867099A JP 2000250149 A JP2000250149 A JP 2000250149A
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JP
Japan
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time
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camera
setting
display
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JP11048670A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Suzuki
達哉 鈴木
Gohachi Katagiri
護八 片桐
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】任意に設定した時刻又は任意に設定した時間間
隔毎にブザー音やフラッシュ光又は振動等を用いて報時
を行なう報時機能付きカメラを提供する。 【解決手段】日時及び時間経過の少なくとも一方を計時
する計時手段12bと、所定の時刻又は計時すべき時間
の少なくとも一方を設定する時間設定手段12dと、こ
の時間設定手段により設定された所定の時刻に至るか又
は設定された計時時間が経過した場合に外部に対して報
時を行なう報時手段(出力手段)21とを具備して構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、報時機能付きカ
メラ、詳しくは任意に設定した日時や時刻又は設定した
計時時間の経過後に報時を行なう報時機能を有するカメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真撮影用の小型カメラ等に
おいては、時計機能を有する計時手段を備えることで、
日時や時刻等を小型の液晶ディスプレイ(LCD)等の
表示手段に表示すると共に、写真フイルムの露光面上の
所定の位置に、撮影がなされた時点の日付情報や時刻情
報等を撮影画像に関連付けて各種の形態で記録し得るよ
うにしたものが、一般的に実用化されている。
【0003】このような計時手段を用いることによっ
て、カメラにおける写真撮影に関する各種の制御を行な
うことについての提案が、例えば特開昭59−2483
6号公報等によってなされている。
【0004】この特開昭59−24836号公報によっ
て開示されているカメラは、時刻又は経過時間を計時す
る計時部と、設定された時刻になると又は設定した時間
間隔毎に出力を反転させる時間比較部とを設け、この時
間比較部の出力に応じてレリーズ信号を発生させると共
に、そのレリーズ信号が発生する直前又は直後にパルス
的な発振信号によって発音させる手段を備えて構成され
たものである。これによって、同カメラによれば、設定
した時刻又は設定した時間間隔毎に自動的にレリーズ動
作を実行させることができるというものである。
【0005】また、設定した時刻に音や光等によって報
時を行なう機能を有する時計、即ち目覚まし時計等につ
いては、従来より広く実用化がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
59−24836号公報によって開示されている手段
は、レリーズ信号が発生したことを音によって告知する
ようにした構成からなるものであるので、同手段による
カメラでは、報時の際には必ず自動レリーズ動作が伴う
ことになる。したがって、レリーズ動作を伴わない報時
機能として利用することについては、その記載はなく、
また報時機能について示唆する開示もなされていない。
【0007】ところで、旅行の際には、記念写真等を撮
影するための写真撮影用の小型カメラ等を携帯してでか
けるのが普通である。また、旅行のスケジュールが細か
く時間管理された旅行等がよく見られるが、この場合に
は、旅行先において目覚まし時計を必要とすることも多
い。
【0008】しかし、カメラや目覚まし時計というもの
は、旅行するに際しては、常時必要とされるものではな
いことから、この両者をいつも携帯していることは、そ
の一方を重荷に感じる場合もある。そのような場合に
は、旅行にでかける前に、カメラ又は目覚まし時計の何
れか一方を携行しないことにする等の選択が行なわれ
る。ところが、その後、一方を携帯しなかったことによ
って不便を感じることも、よくあることである。
【0009】そこで、通常の旅行には、必ずと言って良
い程携行され得るカメラに設けられている時計機能を利
用して、これに報時機能を付加し、目覚まし時計を兼用
することが考えられる。一方、従来においては、音や光
等の出力手段を発動させるために、日時や時刻等を単独
で設定し得るようにした計時手段及び報時手段を具備し
たカメラは存在していない。
【0010】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、任意に設定した
時刻又は任意に設定した時間間隔毎に音や光又は振動等
を用いて報時を行なうようにした報時機能付きカメラを
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による報時機能付きカメラは、日時及び
時間経過の少なくとも一方を計時する計時手段と、所定
の時刻又は計時すべき時間の少なくとも一方を設定する
時間設定手段と、この時間設定手段により設定された所
定の時刻に至るか又は設定された計時時間が経過した場
合に外部に対して報時を行なう報時手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0012】また、第2の発明による報時機能付きカメ
ラは、日時及び時間経過の少なくとも一方を計時する計
時手段と、所定の時刻又は計時すべき時間の少なくとも
一方を設定する時間設定手段と、この時間設定手段によ
り設定された所定の時刻に至るか又は設定された計時時
間が経過した場合に外部に対して報時を行なう報時手段
と、上記計時手段により計時される日時に関する情報に
基づいて日付及び時刻の少なくとも一方に関する情報を
フイルムに記録する日時記録手段とを具備することを特
徴とする。
【0013】そして、第3の発明は、第1の発明又は第
2の発明による報時機能付きカメラにおいて、上記報時
手段が、音又は光又は振動によって報時を行なうことを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の一実施形態の報時
機能付きカメラを背面側から見た外観斜視図であり、図
2は、このカメラにおける回路構成のうち主要部のみを
示す要部回路構成図である。
【0015】まず、本実施形態のカメラの構成につい
て、以下に説明する。なお、以下の説明においては、本
発明に関する部分のみを主に説明し、その他の構成部材
については、一般的なカメラと同様のものが適用される
ものとして、その説明は省略する。
【0016】図1に示すように、本カメラ1は、通常の
コンパクトタイプのカメラと同様に、その外装部材が略
直方体形状によって構成され、この外装部材の上面部に
は、例えば撮影動作を開始させるためのレリーズ信号等
を発生させるレリーズスイッチ(図示せず)に連動する
操作部材であるレリーズボタン2と、写真撮影に先立っ
て撮影光学系の変倍率を連続的に変更するためのズーム
信号等を発生させるズームスイッチ(図示せず)に連動
する操作部材であるズームレバー3等が、それぞれ所定
の位置に配設されている。
【0017】また、本カメラ1の背面側の外装部材の略
中央部には、本カメラ1の計時機能より計時される日時
に関する情報や報時機能に関する情報が表示される小型
の液晶ディスプレイ(LCD)等からなる日時表示部1
0と、同様に小型の液晶ディスプレイ(LCD)等から
なり、本カメラ1に装填されたフイルムや本カメラ1の
状態等に関する各種の情報が表示される情報表示部9と
がそれぞれの表示面をカメラ1の背面側に向けて、それ
ぞれ並べて配置されている。
【0018】上記日時表示部10には、報時に関する情
報、例えば報時機能が作動するように設定がなされてい
るか否か又はアラーム設定モードにあるか否かを示す情
報が視覚的に識別し得るような手段及び態様、例えば文
字や絵文字等の各種の形態による表示がなされるアラー
ム表示領域10aと、日付や時刻等の日時情報が各種の
態様で視覚的に識別し得るような手段(文字や絵文字
等)を用いて表示される日時表示領域10bの各領域が
所定の表示範囲で設定されている。
【0019】上記情報表示部9に表示される情報として
は、例えば本カメラ1の内部に装填されたフイルムに関
する情報、即ちフイルム感度や最大撮影可能枚数等のフ
イルム情報、カメラ1に装填されているフイルムの給送
状態の情報、即ち撮影準備位置に設置されている撮影コ
マ番号又は撮影残数等の情報、現在設定されているカメ
ラ1の撮影モード情報、本カメラ1の内蔵ストロボ装置
(図示せず)の発光モードの設定状態等の各種の情報が
ある。これらの情報は、日時表示部10と同様に視覚的
に識別し得るような手段(文字や絵文字等)を用いて表
示される。
【0020】上記日時表示部10の下縁部近傍には、所
望の報時時刻の設定を開始するための信号を発生させる
アラーム(ALARM)スイッチ4a(図2参照)に連
動するアラームボタン4と、日時表示部10の日時表示
領域10bに表示される日時情報の表示態様を変更させ
たり、任意の時刻等を設定する際に設定した時刻等の状
態を確定するための信号を発生させるモード(MOD
E)スイッチ5a(図2参照)に連動するモードボタン
5と、任意の時刻等を設定する際に設定を変更するため
の信号を発生させるセット(SET)スイッチ6a(図
2参照)に連動するセットボタン6とが、それぞれ所定
の位置に並べて配置されている。
【0021】また、上記情報表示部9の下縁部近傍に
は、内蔵ストロボ装置の発光モード、例えば自動発光モ
ード・強制発光モード・発光禁止モード・赤目軽減発光
モード等を切り換えるための信号を発生させる切換スイ
ッチ(図示せず)に連動し、これら各種の発光モードの
うち所望の発光モードに設定するための操作部材である
ストロボモード設定ボタン7と、写真撮影の際にセルフ
タイマーモードで動作させるための信号を発生させる所
定のスイッチ(図示せず)に連動するセルフタイマー設
定ボタン8とが、それぞれ所定の位置に並べて配置され
ている。
【0022】一方、本カメラ1の背面側の外装部材に
は、その上縁部寄りの所定の位置に、所定のとき、即ち
本カメラ1の報時機能を作動させ設定した時刻となった
ときや、写真撮影を行なうのに先立って実行されるAF
動作時に合焦状態となったとき、セルフタイマーモード
で動作させているとき等に所定のブザー音やビープ音等
を発音させるスピーカ等の音声出力手段11が配置され
ている。
【0023】さらに、同カメラ1の背面側の上縁部寄り
の略中央部近傍には、被写体像を観察し撮影範囲等を決
定するために用いられるファインダー光学系の一部を構
成するファインダ対物レンズ13が配設されている。
【0024】他方、本カメラ1の内部回路は、図2に示
すように全体が制御手段であるCPU12によって制御
されている。このCPU12には、日時表示部10と、
音声出力手段11等の報時を行なうための報時手段であ
る出力手段21と、アラームスイッチ4a・モードスイ
ッチ5a・セットスイッチ6a等が電気的に接続されて
いる。
【0025】CPU12の内部には、日時表示部10を
駆動制御しその表示態様の変更等を制御するLCDドラ
イバ12aと、所定の計時を行なう計時手段12bと、
所定の入力信号を受けて出力手段21を起動させるため
の起動手段12cと、各種スイッチ等からの所定の入力
信号を受けて任意の日時を設定する時間設定手段12d
等が設けられている。このような構成によってCPU1
2は、報時機能を備えている。
【0026】以上のように構成された上記一実施形態の
カメラにおいて、報時機能を発動させるに当って、所望
する日時を設定する際の設定動作に関する手順を、以下
に説明する。
【0027】図3〜図12は、本実施形態のカメラにお
ける日時表示部とその近傍に設けられる操作部材のみを
取り出して示す図であって、日時表示部における表示に
ついての各種の態様を示す図である。
【0028】本カメラ1において日時表示部10の日時
表示領域10bには、常に所望の態様で現在の日時情報
が表示されている。つまり、日時表示部10に対して
は、常に所定の電力が供給されるようになっており、図
3に示すように常に時計機能が動作している状態にあ
る。この図3に示す状態を、以下通常状態というものと
する。なお、図3に示す状態では、日時表示領域10b
の表示、即ち[’99−12−28]は、1999年1
2月28日を表わしている。
【0029】この状態において、報時を行なうための設
定時刻(アラーム時刻)を設定する際の手順を、以下に
説明する。まず、日時表示部10における表示が通常状
態(図3の状態)であるときに、図4の矢印Aに示すよ
うにアラームボタン4を操作することによって、アラー
ム時刻設定動作が開始される。
【0030】この場合においてアラームボタン4は、所
定の継続した時間、例えば2秒以上押し続ける等の操作
を行なう。すると図4に示すようにアラーム表示領域1
0aには、所定の形態のアラームマークが点滅表示され
ると共に、日時表示領域10bの表示が、設定すべき時
刻を示す表示に変わり、設定すべき時刻が入力されるの
を待機する状態となる。
【0031】そして、上述のようにアラーム表示領域1
0aのアラームマークに加えて、日時表示領域10bの
[時]を表わす部分が点滅表示される。なお、図4にお
いて日時表示領域10bの表示、即ち[00:00]
は、[時:分]を表わしており、設定すべき時刻の初期
設定値である。
【0032】この状態において、図5の矢印Bに示すよ
うにセットボタン6を押す。これによって[時]の表示
が順次変更されるので、設定すべき所望の時刻を表わす
時・分のうちの[時]を表示させる。図5に示す状態
は、設定すべき所望の[時]として、日時表示領域10
bの表示のうち[時]の部分を[7]となるように設定
した状態を示している。この時点において[時]の部分
の表示は、点滅表示のままである。なお、[時]の設定
は、12時間制としても良いし、24時間制としても良
いが、いずれの場合にもセットボタン6を押す毎に表示
が1づつ増えるようになっている。
【0033】次いで、図6の矢印Cに示すようにモード
ボタン5を押す。すると、日時表示領域10bの表示の
うち[時]の部分の[7]の点滅表示が点灯表示に変わ
る。これにより設定すべき所望の[時]が[7]に確定
されると共に、[分]を表わす部分が[00]の点滅表
示となる。これにより、設定すべき時刻のうちの[分]
の情報が入力されるのを待機する状態となる。
【0034】この状態において、図7の矢印Dに示すよ
うにセットボタン6を押す。これによって[分]の表示
が順次変更される。このようにして、設定すべき時刻と
なるように[分]の部分の表示を変更する。図7に示す
状態は、設定すべき所望の時刻のうちの[分]の部分が
[30]となるように設定している状態を示している。
この時点において[分]の部分の表示は、点滅表示のま
まである。なお、[分]の設定は、10分毎や30分毎
等のように所定の時間単位で設定することができるよう
になっており、セットボタン6を押す毎に表示が1単位
づつ増えるようになっている。
【0035】次いで、図8の矢印Eに示すようにモード
ボタン5を押す。すると、日時表示領域10bの表示の
うち[分]の部分の点滅表示が点灯表示に変わると共
に、アラーム表示領域10aのアラームマークが消灯さ
れる。これにより、設定すべき時刻であるアラーム時刻
の設定が完了し、日時表示領域10bの表示は、現在の
日時情報を所定の態様で表示する通常状態に戻る。図8
では、図3に示す通常状態と同様に日時表示領域10b
の表示が[’99−12−28]となっていることを示
している。
【0036】この状態においては、上述のようにして設
定した所望の時刻、即ち[7:30](7時30分)に
報時されるわけではない。したがって、同時刻に報時が
行われるように報時機能を作動させるための設定、即ち
アラームセットを行なう必要がある。このアラームセッ
トは、以下のような手順に従って行なう。
【0037】つまり、図9の矢印Fに示すようにアラー
ムボタン4を所定の時間以下の短い時間、例えば2秒よ
りも短い時間だけ押圧操作を行なう。すると、アラーム
表示領域10aには、所定のアラームマークが点灯す
る。これによってアラームセット状態、即ちアラームオ
ン状態となる。
【0038】この状態で所定の時間が経過して、本カメ
ラ1におけるCPU12の計時手段12b(図2参照)
によって計時が進み、現在時刻と設定されたアラーム時
刻[7:30]との関係が所定の関係、例えば一致する
ことによって、起動手段12cを介して音声出力手段1
1(出力手段21)が起動される。これによって所定の
ブザー音又はビープ音等が発音されて、本カメラ1の使
用者に対して報時が行なわれる。
【0039】なお、この場合において、発音を停止させ
るには、例えばアラームボタン4を所定時間以内の短い
時間だけ(2秒間以下)押圧操作する。また、このよう
に使用者が意図して発音を停止させずとも、所定の時
間、例えば10分間鳴りつづけた後には、自動的に発音
が停止するようにもなっている。
【0040】このようにして、設定した時刻に発音する
ことで報時が行なわれるが、このとき、アラーム表示領
域10aのアラームマークは、発音開始と同時に消灯す
るようになっており、これによってアラームセット状態
が解除(リセット)される。
【0041】また、これとは別にアラームマークを発音
開始によって消灯させずに、点灯させたままの状態を維
持するように構成しても良い。この場合には、アラーム
セット状態が発音開始によって解除されることはない
が、発音の停止操作、即ちアラームボタン4の押圧操作
がなされる等によって、アラームマークが消灯し、これ
によりアラームセット状態が解除されるようにすれば良
い。
【0042】一方、モードボタン5及びセットボタン6
は、本カメラ1の時計機能を設定するための操作部材を
も兼ねている。この時計機能は、設定された日時情報に
基づいて計時手段12bが計時を行なうことにより得ら
れる機能であって、その結果を日付又は時刻等を数字等
によって表示し得るようにした機能である。
【0043】本実施形態のカメラ1においては、写真撮
影が行なわれる際に、露光がなされる撮影コマに対応す
るフイルム上の所定の位置に、撮影時の日時情報を関連
付けて所定の形態で記録する日時記録手段(特に図示せ
ず)が設けられている。つまり、この日時記録手段が、
計時手段12bによって計時される日時に関する情報に
基づいて得られた日付及び時刻に関する日時情報をフイ
ルムの所定の位置に記録するようにしている。
【0044】そして、この日時記録手段によってフイル
ム上に記録された日時情報は、写真プリントを作成する
際に、写真プリント装置によってフイルム上から読み取
られ写真プリントの表面又は裏面の所定の位置に、所望
の態様で日付や時刻等を印字するために用いられる。
【0045】なお、日時表示領域10bには、例えば
[年−月−日]・[月−日−年]・[日−月−年]・
[日−時:分]及び[−−−−−](表示なし)等の各
態様によって日時情報が表示される。なお、フイルムへ
の日時情報の記録は、日時表示領域10bに表示されて
いる表示態様に関わらず全ての日時情報、即ち[年月
日]及び[時分]の日付及び時刻に関する情報が記録さ
れる。
【0046】これらの表示態様は、モードボタン5の操
作によって所望の態様に切り換えることができる。即
ち、例えば図3又は図9に示される通常状態あるとき
に、モードボタン5を所定の時間よりも短い時間だけ、
例えば2秒よりも短い時間だけ押圧操作を行なう。する
と、この操作を行なう毎に表示態様が順次切り換わる。
【0047】ここで、日時情報を設定する際の手順につ
いて、以下に説明する。日時情報設定モードに移行する
ためには、まず日時表示部10が図3又は図9に示され
る通常状態にあるときに、図10の矢印Gに示すように
モードボタン5を所定の時間、例えば2秒間以上継続し
て押圧操作を行なう。すると、日時表示領域10bの
[年]を表わす部分のみが点滅表示される。これによっ
て日時情報のうち[年]を設定する[年]設定モードと
なる。図10では、日時表示領域10bの[年]を表わ
す表示[99]のみが点滅していることを示している。
【0048】この状態において、図11の矢印Hに示す
ようにセットボタン6を押すと、[年]を表わす表示が
順次切り換わるので、設定すべき所望の[年]を表示さ
せたところで停止させる。図11に示す状態は、設定す
べき所望の[年]として、2000年を表わす[00]
となるように設定している。このときの表示は、点滅表
示のままである。なお、[年]の設定は、1年毎に所定
の期間だけ設定されるようになっており、セットボタン
6を押すごとに1づつ増えるようになっている。
【0049】この状態において、図12の矢印Iに示す
ようにモードボタン5を短い時間だけ押圧操作すると、
日時表示領域10bの[年]の部分の点滅表示が点灯表
示に変わる。これによって設定すべき[年]情報が確定
される。
【0050】そして、これに続いて[月]の部分が点滅
表示に切り換わり、日時情報のうち[月]を設定する
[月]設定モードとなる。図12では、日時表示領域1
0bの[月]を表わす表示[12]のみが点滅している
ことを示している。このようにして、上述の[年]の設
定モードで説明したのと同様の手順によって、[月]・
[日]・[時]・[分]の設定を行なう。
【0051】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、カメラ1が有する時計機能を有効に利用するように
したので、報時手段としての音声出力手段11とアラー
ム時刻を設定するためのアラームボタン4及びこれに連
動するアラームスイッチ4a等を設けるのみで、無理な
く報時機能を備えたカメラとすることができる。したが
って、旅行等の際には、カメラとは別に目覚まし時計を
携帯する必要がなく極めて至便となる。
【0052】また、カメラ1が本来有する機能及び構成
部材を有効に利用するようにしているので、追加する構
成部材を極力抑えて報時機能を備えるように構成してい
る。したがって、この付加した報時機能によって従来の
カメラに比べて大型化してしまうこともなく、報時機能
を追加することに伴う製造コストの増加分を抑えること
が容易である。
【0053】さらに、ブザー音やビープ音等の音声によ
って報時するようにしたので、カメラ1が、例えばケー
スやかばん等の内部に収納した状態となっていたり、カ
メラ1の置いてあるところから使用者が離れた位置にい
たとしても、報時の効果を容易に受容することができ
る。したがって、充分に目覚まし時計の代用とすること
も可能である。
【0054】なお、上述の一実施形態においては、報時
を行なうための具体的な手段として、音声出力手段11
から発音されるブザー音やビープ音等の音声を利用する
ように構成しているが、報時を行なう手段としては、こ
れに限ることはない。
【0055】例えば報時手段としての出力手段21とし
て内蔵ストロボ装置(図示せず)を利用するようにする
こともできる。つまり、この場合には、設定された時刻
になったときに起動手段12cを介して内蔵ストロボ装
置を起動させ、所定のストロボ光束を発光させることで
報時を行なうことになる。
【0056】これによれば、発光を利用して報時を行な
うようにしたので、音声を利用する場合に比べて、周囲
に対する影響を考慮する心配が少なくなる。また、光に
よる報時は、カメラと使用者との間に遮光物が存在しな
ければ、音による報時に比べてより離れた位置まで到達
し得るので、さらに有効な報時効果が期待できる場合も
ある。
【0057】また、報時手段としての出力手段21とし
てカメラ1の内部に内蔵されている所定のモータ、ソレ
ノイド、プランジャ等(図示せず)を利用するようにし
ても良い。このように構成した場合には、設定された時
刻になったときに、起動手段12cを介して内蔵モー
タ、ソレノイド、プランジャ等の所定の部材を作動させ
ることによって、カメラ1の本体を振動させることがで
きる。これによって報時を行なうようにしても良い。
【0058】これによれば、振動を利用して報時を行な
うようにしたので、光の場合と同様に周囲に対する影響
を考慮する心配が、さらに少なくなる。また、振動によ
る報時は、カメラを使用者が身体に接触させるようにし
ておけば良く、したがってカメラをかばん等の中に収納
して移動している等の場合でも、報時効果を期待するこ
とができる。そして、上述した音又は光又は振動等によ
る報時を組み合わせて行なうように構成することも、ま
た容易である。
【0059】このように、既にカメラ1に具備されてい
る構成部材であって、計時手段12b等による時計機能
と、写真撮影を行なっていないときには使用されない構
成部材を有効に利用することによって報時を行なうよう
にすれば、特に報時機能のための構成部材を追加するこ
ともなく容易に報時機能を付加することができる。した
がって、カメラ自体の小型化を阻害することなく、かつ
製造にかかる工程及びコスト等を増加させることなく、
容易に報時機能を備えたカメラを製造することができ
る。
【0060】ところで、近年においては、写真撮影用の
フイルムを用いずに画像を電気信号として記録するよう
にした電子的撮像装置、いわゆるデジタルスチルカメラ
・デジタルビデオカメラ等の電子カメラが急速に普及し
ている。
【0061】このような電子的撮像装置においても、通
常の場合、計時手段等を有しており撮影時の日時情報等
を撮影した画像に関連付けて記録することができるよう
になっている。
【0062】したがって、上述の実施形態においては、
写真撮影用フイルムを用いて写真撮影を行なうカメラを
例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限るもので
はなく、電子的撮像装置等に対しても本発明を適用する
ことで、報時機能を具備するように構成することは容易
なことである。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、任意
に設定した時刻又は任意に設定した時間間隔毎に音や光
又は振動等を用いて報時を行なうようにした報時機能付
きカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の報時機能付きカメラを背
面側から見た外観斜視図。
【図2】図1のカメラにおける回路構成のうち主要部の
みを示す要部回路構成図。
【図3】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍に
設けられる操作部材のみを取り出して示す図であって、
日時表示部のにおける表示が通常状態の表示態様を示す
図。
【図4】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍に
設けられる操作部材のみを取り出して示す図であって、
アラーム時刻設定モードの初期表示を示す図。
【図5】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍に
設けられる操作部材のみを取り出して示す図であって、
アラーム時刻設定モードの設定表示を示す図。
【図6】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍に
設けられる操作部材のみを取り出して示す図であって、
アラーム時刻設定モードの設定表示を示す図。
【図7】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍に
設けられる操作部材のみを取り出して示す図であって、
アラーム時刻設定モードの設定表示を示す図。
【図8】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍に
設けられる操作部材のみを取り出して示す図であって、
アラーム時刻設定モードから通常状態に移行した際の表
示態様を示す図。
【図9】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍に
設けられる操作部材のみを取り出して示す図であって、
アラームセット状態の表示態様を示す図。
【図10】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍
に設けられる操作部材のみを取り出して示す図であっ
て、日時情報設定モードのうち[年]設定モードにある
場合の表示を示す図。
【図11】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍
に設けられる操作部材のみを取り出して示す図であっ
て、日時情報設定モードのうち[年]設定モードにある
場合の表示を示す図。
【図12】図1のカメラにおける日時表示部とその近傍
に設けられる操作部材のみを取り出して示す図であっ
て、日時情報設定モードのうち[月]設定モードにある
場合の表示を示す図。
【符号の説明】
1……カメラ 4……アラームボタン 4a……アラームスイッチ 5……モードボタン 5a……モードスイッチ 6……セットボタン 6a……セットスイッチ 7……ストロボモード設定ボタン 8……セルフタイマー設定ボタン 9……情報表示部 10……日時表示部 10a……アラーム表示領域 10b……日時表示領域 11……音声出力手段 12……CPU(制御手段) 12a……LCDドライバ 12b……計時手段 12c……起動手段 12d……時間設定手段 21……出力手段(報時手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日時及び時間経過の少なくとも一方を
    計時する計時手段と、 所定の時刻又は計時すべき時間の少なくとも一方を設定
    する時間設定手段と、 この時間設定手段により設定された所定の時刻に至るか
    又は設定された計時時間が経過した場合に外部に対して
    報時を行なう報時手段と、 を具備することを特徴とする報時機能付きカメラ。
  2. 【請求項2】 日時及び時間経過の少なくとも一方を
    計時する計時手段と、 所定の時刻又は計時すべき時間の少なくとも一方を設定
    する時間設定手段と、 この時間設定手段により設定された所定の時刻に至るか
    又は設定された計時時間が経過した場合に外部に対して
    報時を行なう報時手段と、 上記計時手段により計時される日時に関する情報に基づ
    いて日付及び時刻の少なくとも一方に関する情報をフイ
    ルムに記録する日時記録手段と、 を具備することを特徴とする報時機能付きカメラ。
  3. 【請求項3】 上記報時手段は、音又は光又は振動に
    よって報時を行なうことを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の報時機能付きカメラ。
JP11048670A 1999-02-25 1999-02-25 報時機能付きカメラ Withdrawn JP2000250149A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008094356A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Denso Corp 車両用表示装置

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JP2008094356A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Denso Corp 車両用表示装置

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