JP2002107807A - 音声再生機能を有するカメラ - Google Patents

音声再生機能を有するカメラ

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JP2002107807A
JP2002107807A JP2000294538A JP2000294538A JP2002107807A JP 2002107807 A JP2002107807 A JP 2002107807A JP 2000294538 A JP2000294538 A JP 2000294538A JP 2000294538 A JP2000294538 A JP 2000294538A JP 2002107807 A JP2002107807 A JP 2002107807A
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audio
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Yosuke Kaneko
洋介 金子
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳幼児やペットは、撮影者の思い通りにカメ
ラに向いてくれず、カメラに興味を引き付けて撮影する
ことが困難であった。 【解決手段】 撮影モード選択スイッチ17を有し、被
写体が興味を引く音声情報を記憶する音声情報記憶メモ
リ部22とこの音声情報記憶メモリ部22に記憶された
音声情報を再生するデジタル音声部21を備え、撮影モ
ード選択スイッチ17の選択状態に応じて、音声情報記
憶メモリ部22に記憶された音声情報に基づき撮影動作
に同期して音声の再生動作を行い、前記音声情報記憶メ
モリ部に乳幼児あるいは動物を被写体とする撮影モード
選択が可能である音声再生機能を有するカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小さな子供やペッ
ト等の興味をカメラに引き付け、子供やペットの撮影時
の補助を行うことのできるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩カメラでの被写体撮影時に、シャッ
タの機械的駆動音によって被写体である人物や撮影者
は、撮影動作の終了が確認でき、このシャッタ駆動音に
より被写体である人物及び撮影者が撮影の実感が得られ
る利点を有している。
【0003】一方、電子スチールカメラのように、撮影
時の駆動は全て電子的に処理されるために、機械的駆動
部分はなく、ほとんど駆動音が生じない。この電子スチ
ールカメラでの撮影時には、特に被写体である人物は、
電子シャッタが駆動して撮影された瞬間の認識ができ
ず、撮影されたことの実感が生じない状態となる。
【0004】長年銀塩カメラでの撮影に慣れ親しみ、撮
影時のシャッタ駆動音により撮影の実感を得ることにな
れている状態において、シャッタ音の生じない電子スチ
ールカメラでの撮影は、違和感が生じて撮影実感が生じ
ない課題がある。
【0005】そこで、特開平7−177404号公報
に、静止画撮影機能を有する画像録画装置に、銀塩フィ
ルム式カメラのシャッタ音に相当する音を静止画撮影す
るための静止画記録釦の操作に連動して発生するシャッ
タ相当音発生手段を備える提案がなされている。
【0006】また、特開2000−20074号公報
に、銀塩カメラの機械的動作の比較的大きい装置の動作
音を低減又は消音させるために、マイクロホン等の集音
装置で機械的動作音を検出し、制御回路で検出した音の
レベルに応じて発音体駆動回路による増幅率を決定した
り、音信号処理に要する時間の遅れを補正するためのタ
イミング調節等を行い、位相制御回路により集音装置で
検出した動作音の位相を反転させ、発音体駆動回路によ
り増幅して発音装置を駆動し、動作音とほぼ同じレベル
でかつ逆位相の音又は動作音を増幅した音を発音させる
ことで、前記機械的動作音と発音体駆動回路からの音で
相殺するようにしたり、また、電子スチルカメラの機械
的動作音の生じない場合には、カメラの動作状態を検知
する検地装置と、検知装置で検知した動作に応じた音声
を発生する音声発生装置を備えて、擬似的にカメラ動作
音を発生させる発音機能を有する装置が提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開2000−
20074号公報は、銀塩カメラのように機械的動作音
が比較的大きい場合には、その機械的動作音と逆位相で
同じ大きさの音を発生させて、機械的動作音を低減又は
消音させたり、あるいは、電子カメラのように機械的動
作が生じない場合には、前記特開2000−20074
号及び特開平7−177404号公報に示すされるよう
に、カメラの動作に応じた疑似音を発生させて、その疑
似音でカメラ操作の確認を実感させる提案がされてい
る。
【0008】しかし、カメラの撮影において、撮影対象
となる被写体には、種々雑多なものが存在し、特に小さ
な子供(赤ちゃんを含む)や動物などのペットを撮影す
る際に、撮影者の狙いどおりにカメラの方を向いてくれ
ることは難しく、また、狙いどおりの表情をさせること
に苦労することが多い。子供やペットの撮影には、カメ
ラに興味を持たせ、又はむずかる子供の表情を笑顔に変
えて撮影するためには、各種おもちゃを用いてそのおも
ちゃに興味を引き付けたり、あるいは長時間カメラを構
えて、シャッタチャンスを待つ必要があり、子供やペッ
トの撮影には、多くの苦労と時間を要する課題があっ
た。
【0009】本発明は、小さな子供やペットの撮影時に
は、カメラに興味を引き付ける補助機能を有するカメラ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の音声再生機能を
有するカメラは、撮影モード選択手段と、被写体が興味
を引く音声情報を記憶する音声情報記憶手段と、上記撮
影モード選択手段の選択状態に応じて、上記音声情報記
憶手段に記憶された音声情報に基づき撮影動作に同期し
て音声の再生動作を行う音声再生手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の音声再生機能を有するカ
メラは、音声情報を入力する音声情報入力手段と、上記
音声情報入力手段により入力された音声情報を上記音声
情報記憶手段に記憶可能な形式のデータに変換する音声
データ変換手段と、を具備することを特徴とする。ま
た、本発明の音声再生機能を有するカメラの上記音声情
報は、人間には聞こえない高周波成分の音声情報を含
み、上記音声再生手段は、上記人間には聞こえない高周
波成分の音声情報に基づく音声を再生可能であることを
特徴とする。さらにまた、本発明の音声再生機能を有す
るカメラの上記音声記憶手段は、電気通信回線を通じて
入手した音声情報を記憶可能であることを特徴とする。
【0012】本発明の音声再生機能を有するカメラは、
音声情報記憶手段に事前に被写体が興味を持つ音声情報
を記憶させ、その音声情報記憶手段を用いた撮影モード
を選択した際に、音声情報記憶手段に記憶されている被
写体が興味を持つ音声情報を再生して、その再生音声に
よって被写体がカメラに興味を引き付けた際に、露光撮
影可能としたカメラが提供可能となった。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
音声再生機能を有するカメラの一実施形態の構成を示す
ブロック図で、図2は本発明に係る音声再生機能を有す
るカメラの外観構成を示す斜視図で、図3は本発明に係
る音声再生機能を有するカメラの表示部に表示される撮
影モードなどの表示アイコン例を示す説明図で、図4乃
至図6は本発明に係る音声再生機能を有するカメラの動
作を説明するためのフローチャートで、図7は本発明に
係る音声再生機能を有するカメラの音声録音時の動作状
態を示す表示アイコン例を示す説明図で、図8は本発明
に係る音声再生機能を有するカメラの他の実施形態を説
明するブロック図である。
【0014】一般に、乳児は母親の胎内で聞いていた胎
内音を聞かせることにより落ち着き、幼児は特に接触時
間の多い母親の声に反応すると言われている。また、各
種動物は、例えば犬は人間の可聴領域よりも広い可聴領
域を有し、人間の可聴領域を越える20KHz〜40K
Hzの周波数の音に最も反応すると言われている。
【0015】この乳幼児が興味を示す音や動物等のペッ
トが興味を示す音に着目して、撮影時に被写体である乳
幼児やペットの興味を持つ音をカメラから再生拡声し、
乳幼児やペットがカメラに興味を向けた際に撮影を可能
とするカメラを提供する。
【0016】本発明に係る音声再生機能を有するカメラ
の外観構成は、図2に示すように、カメラ本体1の正面
の略中央部には、被写体像を撮影する撮影レンズ2が設
けられている。このカメラ本体1の正面の上部には、フ
ァインダー3とストロボ部20が設けられている。カメ
ラ本体1の上面の図中左側にはレリーズ釦18が、図中
右側には撮影モード選択スイッチ17が配置され、か
つ、略中央部分には液晶素子(LCD)で生成された表
示部19が設けられている。また、カメラ本体1の図中
右側面には、スピーカ28が設けられている。
【0017】カメラ本体1には、図示していないが、被
写体像を銀塩フィルムに露光するシャッタ機能と、銀塩
フィルムを装填し、フィルムを空送りしたり、露光済み
の撮影駒を駒送りしたり、撮影済みフィルムを巻き戻し
たりするフィルム駆動機能を有している。
【0018】撮影レンズ2は、図示していないが、前記
カメラ本体1内に装填される銀塩フィルムに被写体像を
変倍及び合焦させるズーム・ピント合わせて機能と、及
び被写体の輝度を計測する測光機能とを有している。
【0019】ファインダー3は、撮影者が被写体確認す
るための被写体像取り込みレンズと、前記カメラ本体1
の裏面に接眼レンズ等が配置されている。
【0020】ストロボ部20には、ストロボ光投射用の
光源と、この光源駆動電源及び駆動回路からなってい
る。
【0021】撮影モード選択スイッチ17は、測距、測
光、露光条件や連写などの撮影に関する各種モードを選
択するスイッチである。
【0022】次に図1を用いて、前記カメラ本体1の内
部構成を説明する。なお、図2と同一部分は同一符号を
付して詳細説明は省略する。
【0023】カメラ本体1に内蔵されている後述する各
種駆動部を駆動制御するシーケンスを有するワンチップ
マイクロコンピュータ(CPU)からなる制御処理部1
1を有している。この制御処理部11には、測距部1
2、ピント合わせ部13、測光部14、シャッタ部1
5、記憶部16、モード選択スイッチ17、レリーズ釦
18、表示部19、ストロボ部20、及びデジタル音声
部21がそれぞれ接続されている。
【0024】測距部12は、前記撮影レンズ2で捉えた
被写体像から制御処理部11の制御の基で被写体までの
距離を測定するものである。
【0025】ピント合わせ部13は、前記測距部12で
測定した被写体までの距離に応じて、前記制御処理部1
1からの制御の基で前記撮影レンズ2を駆動して被写体
像を銀塩フィルム上に合焦させるものである。
【0026】測光部14は、前記撮影レンズ2で捉えた
被写体像から前記制御処理部11の制御の基で、被写体
像の明るさを測定するものである。
【0027】シャッタ部15は、前記撮影レンズで捉え
た被写体像を前記制御処理部11の駆動制御の基で開閉
動作して銀塩フィルムに被写体像を露光させるもので、
このシャッタの開閉時間、すなわち銀塩フィルムの被写
体像露光時間は、前記測光部14で測定された被写体像
の明るさで設定される。
【0028】記憶部16は、前記制御処理部11で駆動
制御する各種シーケンスが格納記憶されていると共に、
カメラの製造時において、カメラ本体1を構成する測距
部12や測光部14を構成する各種部品によるバラッキ
や組立上のバラッキをカメラの組立工程中でチェックし
て、これを補正する為の補正データ等が記憶されてい
る、例えばEEPROMからなる書換可能なメモリ素子
である。
【0029】レリーズ釦18は、2段階スイッチで構成
され、リレーズボタン18を半押し状態でオンするファ
ーストレリーズスイッチ(以下、1stSWと称する)
18aと、レリーズ釦18を全押し状態でオンするセカ
ンドレリーズスイッチ(以下、2ndSWと称する)1
8bで構成され、この各1stSW18aと2ndSW
18bのオン/オフ状態は前記制御処理部11に検出さ
れる。
【0030】ストロボ部20は、前記測光部14の被写
体像の明るさ測定の基で、被写体像の明るさが不足する
際に、銀塩フィルムに被写体像露光する際に、前記制御
処理部11からの駆動制御の基で、補助光を被写体に対
して発光する。
【0031】デジタル音声部21は、後述する音声情報
を記憶しておく音声メモリ部22と、この音声メモリ部
22には、マイク入力又は外部入力部24に入力された
マイクロホン又は外部音声源からのアナログ音声信号を
音声録音部23でアナログ・デジタル変換したデジタル
音声情報が書き込み記憶される。前記音声メモリ部22
に書き込み記憶されたデジタル音声情報は、デジタル/
アナログ変換部(以下、D/A変換部と称する)25で
デジタル音声情報からアナログ音声信号に変換され、そ
のアナログ音声信号は、ローパスフィルタ(以下、LP
Fと称する)26で、不要音声信号成分を除去後、増幅
部27で所定の信号に増幅後スピーカ28から音声を拡
声出力する。このデジタル音声部21は、前記制御処理
部11からの駆動制御の基で駆動動作すると共に、前記
音声メモリ部22に前記音声録画部23で生成されたデ
ジタル音声情報を書き込み記憶させる。又は、録音時に
は、録音する音声情報内容によって、前記音声メモリ部
22の書き込み記憶アドレスの制御も行い、再生時に
は、前記音声メモリ部22に記憶されている音声情報の
読み出しアドレスの制御も行う。
【0032】この音声メモリ部22に書き込み記憶する
音声情報は、前述したように、乳児を対象とした母親の
胎内音や、幼児を対象とする母親の声や、ペットを対象
とした人間の可聴領域外の音声などである。
【0033】次に、図3を用いてLCDからなる前記表
示部19に表示される表示内容について説明する。この
表示部19の表示画面19aには、撮影日付を表示する
日付表示部31と、銀塩フィルムの撮影コマ数を表示す
る撮影コマ数表示部32と及び各種撮影モードを表示す
るモード表示部33からなっている。
【0034】前記日付表示部31は、前記制御処理部1
1に有する図示していない時計機能によって、7セグメ
ントにより年月日数字を表示されるようになっている。
また、前記撮影コマ数表示部32は、7セグメントによ
る数字やアルファベットを表示する方式で、2桁の数字
又はアルファベットが表示されるようになっている。
【0035】前記モード表示部33には、例えば、スト
ロボ発光撮影モードを示すストロボ発光アイコン33
a、風景撮影モードを示す風景アイコン33b、ポート
レート撮影モードを示すポートレートアイコン33c、
乳幼児撮影するモードを示す赤ちゃんアイコン33d、
及びストロボ発光時の赤目防止撮影モードを示す赤目防
止アイコン3e等が設けられている。これら各アイコン
33a〜33eは、通常時は全て表示されてなく、前記
モード選択スイッチ17によって選択された撮影モード
に応じて、前記制御処理部11の駆動制御の基でその選
択されたモードのアイコンのみが表示されるようになっ
ている。
【0036】前記ストロボ発光アイコン33aは、前記
測光部14の測定の結果に関わらず、被写体に対して、
ストロボ部20を発光させて撮影する際に表示され、前
記風景アイコン33bは、ピントを最遠距離に合わせ
て、撮影構図の明るさやコントラストに関わらず風景を
シャープに撮影する際に表示され、ポートレートアイコ
ン33cは、ピントを比較的近距離に合わせて、被写体
のみをシャープに撮影する際に表示され、赤ちゃんアイ
コン33dは、前述した乳幼児やペット等を撮影する際
に乳幼児やペットがカメラに興味を持たせて撮影する際
に表示され、赤目防止アイコン33eは、通常暗い所で
は人間の瞳孔が広がっている為、この状態でストロボ光
を照射させて露光を行うと、被写体までの距離によって
は、瞳孔を通過して被写体の網膜にストロボ光が反射し
た瞬間が撮影されるので被写体の瞳が不自然な色で光
る、所謂赤目現象が生じる。この赤目現象を防止するモ
ードであり、露光のタイミングに先立って、ストロボの
本発光より少ない光量で複数回のストロボ光を照射(プ
リ発光)して、被写体の瞳孔を閉じさせた後、本発光し
て露光するものである。
【0037】このように構成されたカメラ本体1におい
ては、前記モード選択スイッチ17で通常撮影モードが
選択設定されている状態で撮影動作する場合、まず撮影
者がレリーズボタン18を押し込むと、その途中で、1
stSW18aがオンする。このタイミングで、制御処
理部11が駆動して記憶部16に保有しているシーケン
スの基で、前記測距部12を駆動制御させて、被写体ま
での距離を測定し、その測定された距離を基に前記ピン
ト合わせ部13を駆動して、撮影レンズ2を合焦位置に
移動させ、さらに、前記測光部14を駆動して被写体像
の明るさを測定し、その被写体像の明るさを基にシャッ
タ部15の開閉時間と撮影レンズ2の図示していない絞
り値を設定すると共に、前記被写体像の明るさが不足す
る際には、ストロボ部20の発光準備を行う。
【0038】更にレリーズボタン18が押し込まれて、
2ndSW18bがオンすると、そのタイミングでシャ
ッタ部15を前述の開閉時間で駆動制御して銀塩フィル
ムに被写体像を露光させる。この時、被写体の明るさが
不足している場合には、ストロボ部20を駆動制御して
ストロボ発光を行う。
【0039】また、前記モード選択スイッチ17で、赤
ちゃん撮影モード(赤ちゃんアイコン33d)を選択す
ると、前記レリーズ釦18の1stSW18aがオンす
ると、前記制御処理部11は、前述の測距部12と測光
部14の被写体距離と明るさの測定などの実行と共に、
デジタル音声部21を駆動制御して、音声メモリ部22
に書き込み記憶されている音声情報を読み出し、前記D
/A変換部25、LPF26及び増幅部27で再生音声
信号処理して、スピーカ28から乳幼児やペットが興味
を持つ音声が拡声出力される。この拡声出力音声によ
り、被写体である乳幼児やペットがカメラ本体1に注目
した際に、前記レリーズ釦18を更に押し込み2ndS
W18bをオンさせると、銀塩フィルムに被写体露光が
実行される。
【0040】このようなカメラ本体1の制御詳細動作に
ついて、図4乃至図6を用いて説明する。最初に図4と
図5を用いて前記制御処理部11のメインルーチンにつ
いて説明する。なお、このメインルーチンの説明におい
て、カメラ本体1のモード選択スイッチ17で選択され
る撮影モードは、本発明の特徴である赤ちゃんモードと
通常撮影モードを主体に説明する。
【0041】カメラ本体1に図示していない電池が装填
されると、前記制御処理部11に駆動電源が供給され、
パワーオンリセットされて動作を開始する。ステップS
11で、カメラ本体1に設けられている図示していない
メインスイッチがオンされたか否か判定される。メイン
スイッチがオンであると、ステップS14以降が実行さ
れ、メインスイッチがオフであると、ステップS12
で、カメラ本体1のイニシャライズのサブルーチンが実
行される。このイニシャライズのサブルーチンは、主
に、撮影レンズ2をカメラ本体1の収納時の位置、例え
ば、沈胴位置へ駆動収納させるものである。前記ステッ
プS12のイニシャライズのサブルーチンが終了する
と、ステップS13で、メインスイッチのオン待ち状態
となり、このメインスイッチのオン待ち状態は、カメラ
本体1の各種駆動部の動作状態を低消費電力状態に設定
する。この低消費電力状態は、制御処理部11の動作ク
ロックを停止させ、また、各制御部12乃至21への電
源供給も遮断する。ただし、この低消費電力状態におい
ては、前記制御処理部11は動作が停止されているが、
メインスイッチの変化検出は可能な状態となっている。
【0042】この低消費電力状態において、メインスイ
ッチがオンされると、前記低消費電力状態が解除され
て、通常動作を開始してステップS14以降が実行され
る。ステップS14では、カメラ本体1に装填された銀
塩フィルムの初期巻き上げ(空送り)が完了しているか
否か判定する。銀塩フィルムの空送りが完了していると
判定されるとステップS16以降が実行され、銀塩フィ
ルムの空送りが完了していない場合には、ステップS1
5でカメラ本体1に装填された銀塩フィルムの初期巻き
上げ位置に空送り動作させ、空送り動作が完了するとス
テップS16以降が実行される。
【0043】次にステップS16で、ストロボ部20の
ストロボ発光駆動源であるストロボ電源用充電コンデン
サの充電電圧チェックを行い、ストロボ部20のストロ
ボ発光に必要な電力が充電されているか判定する。前記
ストロボ電源用充電コンデンサの充電が完了していれば
ステップS18以降が実行され、充電が不十分であると
ステップS17で図示していない充電回路を駆動して前
記ストロボ電源用充電コンデンサに所定の電力が充電さ
れるように充電動作を行い、充電が完了するとステップ
S18以降が実行される。
【0044】次にステップS18で、撮影者が前記モー
ド選択スイッチ17を用いて、前記表示部19の赤ちゃ
んアイコン33dを選択指定(以下、単に赤ちゃんモー
ド33d選択と称する)した際に、再生する音声情報が
前記音声メモリ部22に書き込み記録録音されているか
判定する。この音声メモリ部22に音声情報が記録録音
されているか否かの判定は、後述する音声情報記録録音
のサブルーチンにおいて、所望の音声情報を記録録音し
た際に、録音済みフラグを設定する。この録音済みフラ
グを用いて音声情報の記録録音の有無を判定する。
【0045】前記ステップS18の判定の結果、前記録
音済みフラグによって、前記音声メモリ部22に音声情
報が記録録音されていると判定されると、ステップS2
0以降が実行され、録音済みフラグでなく録音待ちフラ
グであると判定されると、ステップS19で音声メモリ
部22への音声録音サブルーチンが実行する。なお、こ
のステップS19の音声録音サブルーチンは、図6を用
いて後述する。
【0046】前記ステップS18で音声メモリ部22に
所定の音声が記録録音済みと判定され、あるいは、前記
ステップS19の音声録音サブルーチンが終了すると、
ステップS20で、レリーズ釦18が半押しされて、1
stSW18aがオンされたか判定される。前記1st
SW18aがオンされたと判定されるとステップS24
以降が実行され、前記1stSW18aがオフであると
判定されると、撮影者は撮影の意志が無い状態であり、
ステップS21で、前記モード選択スイッチ17の操作
の有無をチェックし、モード選択スイッチ17が操作さ
れていないと判定されると、ステップS11に戻り、前
記モード選択スイッチ17が操作されて何らかの撮影モ
ードに切換操作されたと判定されると、ステップS22
で、前記制御処理部11の制御動作モードのフラグをそ
の操作された撮影モードのフラグに書き換え変更し、ス
テップS23で前記表示部19の表示画面19aにその
選択された撮影モードのアイコンを表示する。つまり、
前記ステップS21で選択された撮影モードは、例え
ば、風景モードあれば、表示部19の表示画面19aの
風景アイコン33bが表示されると共に、前記制御処理
部11は、風景撮影モードの駆動制御サブルーチンが実
行されるように準備される。このステップS23の表示
部19の表示変更と前記制御処理部11の撮影モードフ
ラグの設定が終了すると、前記ステップS11に戻る。
【0047】前記ステップS20でレリーズスイッチ1
8が半押しされて、1stSW18aがオンされたと判
定されると、ステップS24で、銀塩フィルムパトロー
ネに表示されているDXコード読込を行う。このDXコ
ードとは、銀塩フィルムのISO感度を示すもので、カ
メラ本体1に装填されている銀塩フィルムパトローネに
表記されているDXコードを読み取り、前記測光部14
で測定した被写体の明るさと、このDXコードを基に、
銀塩フィルムに被写体像を露光させる際の最適な露光条
件である前記シャッタ部15の開閉時間と前記撮影レン
ズ2に内蔵されている図示していない絞りの開口値を設
定する。
【0048】前記ステップS24でDXコードの読み取
りが終了すると、ステップS25で前記測距部12を駆
動制御して被写体までの距離測定を行い、その測定され
た距離値を基に前記ピント合わせ部13を駆動制御して
撮影レンズ2を合焦位置に移動させる。
【0049】次に、ステップS26で、前記測光部14
を駆動制御させて被写体像の明るさ測定を行い、その測
定された被写体像の明るさ値と前記ステップS24で読
み込んだDXコードを基に、前述の絞りの開口とシャッ
タ部15の開閉時間を演算する。
【0050】次に、図5において、ステップS27で、
前記モード選択スイッチ17で赤ちゃんモード33dが
選択されているか判定し、赤ちゃんモード33dが選択
されていると判定されると、ステップS28で前記デジ
タル音声部21を駆動制御して、前記音声メモリ部22
に記録録音されている、例えば、母親の胎動内の音、又
は母親の声の音声情報を読み出し、前記D/A変換部2
5、LPF26及び増幅部27で音声情報の再生処理を
行い、スピーカ28から胎内音又は母親の声の音声出力
開始する。なお、このステップS28の記録録音音声情
報の再生が開始されると、前記制御処理部11には、音
声再生を示すフラグを設定する。
【0051】前記ステップS27で赤ちゃんモード33
dが選択されてなく、通常撮影モード又は赤ちゃんモー
ド33d以外の撮影モードが選択されていると判定され
たり、あるいは、前記ステップS28で音声情報の再生
が開始されると、ステップS29で、前記レリーズ釦1
8が全押しされて2ndSW18bがオンされたか判定
される。
【0052】このステップS29の判定の結果、前記リ
レーズボタン18の2ndSW18bがオフであると判
定されると、ステップS31で再度レリーズ釦18の1
stSW18aがオンされているか判定し、オンされて
いると判定されると、撮影者は継続して撮影の意思があ
るものと判定し、前記ステップS27に戻り、前記1s
tSW18aがオフであると判定されると、撮影者に撮
影の意思がないものと判定され、ステップS32で前記
ステップS28で設定した音声情報の再生フラグをチェ
ックし、音声情報再生を示すフラグが設定されている場
合、ステップS33で前記デジタル音声部21を制御し
て、前記音声情報の再生動作を終了させる。前記ステッ
プS32で音声情報再生フラグが設定されていないと判
定され、又は前記ステップS33で音声情報再生動作を
終了させると、前記ステップS1に戻る。
【0053】前記ステップS29でレリーズボタン18
の2ndSW18bがオンされていると判定されると、
ステップS30で、前記ステップS26の測光処理で測
定演算された絞り開口とシャッタ部15の開閉時間で駆
動して、銀塩フィルムに被写体像を露光させる。
【0054】前記ステップS30の露光が終了すると、
ステップS34で、音声情報の再生フラグが設定されて
いるか判定し、音声情報再生フラグが設定されていない
場合は、ステップS36以降が実行され、音声情報再生
フラグが設定されている場合は、ステップS35で、音
声情報の再生動作を終了させてステップS36以降の処
理が実行される。
【0055】次にステップS36で前記ステップS30
で露光させた銀塩フィルムの撮影済み駒を図示していな
いフィルム巻き上げ又は巻き戻し機能を駆動させて、一
駒巻上を行い、このステップS36の一駒巻上が終了す
ると、ステップS37で、前記フィルム巻き上げ又は巻
き戻し機能に設けられている銀塩フィルムのエンド検出
機能でフィルムエンドが検出されたか判断し、フィルム
エンドが検出されないと前記ステップS11に戻り、フ
ィルムエンドが検出されると、ステップS38で前記フ
ィルム巻き上げ又は巻き戻し機能を用いて、銀塩フィル
ムを巻き戻し実行させる。前記銀塩フィルムの巻き戻し
が終了し、銀塩フィルムをカメラ本体1から撮影済みフ
ィルムを取り出す。次にステップS39で、再びイニシ
ャライズサブルーチンを実行してカメラ本体1を初期状
態に戻し、ステップS40で新たな銀塩フィルムがカメ
ラ本体1に装填されることの待ちの状態になる。なお、
銀塩フィルムの再装填が行われない限り、この状態から
は復帰せず、フィルムの再装填が行われると前記ステッ
プS11に戻る。
【0056】次に図6を用いて前記ステップS19の音
声録音サブルーチンを説明する。前記ステップS18で
前記音声メモリ部22に音声情報が書き込み記録されて
いないと判定され、ステップS19で音声メモリ部22
への音声情報書き込み記録サブルーチンに移行すると、
ステップS41で、前記カメラ本体1の表示部19に音
声録音待ち状態を示す表示を行う。この音声録音待ち状
態になると、前記カメラ本体1は、被写体撮影は行えな
くなるので、前記表示部19の表示画面19aの撮影コ
マ数表示部32の銀塩フィルムの撮影コマ数表示に代え
て、音声録音待ち状態を示す表示に変更する。この音声
録音待ち状態を示す表示は、図7(a)に示すように、
撮影駒数を示す2桁の7セグメントを用いて、最初に
(イ)2桁目にR、1桁目にEと表示させ、この(イ)
RE表示が所定時間経過すると、次に(ロ)2桁目に
E、1桁目にCと表示させ、この(ロ)EC表示が所定
時間経過すると、次に(ハ)2桁目にC、1桁目は無表
示させ、この(ハ)C表示が所定時間経過すると、次に
(ニ)2桁目は無表示、1桁目にRと表示させ、この
(ニ)R表示が所定時間経過すると、最初の(イ)RE
表示に戻る。つまり、録音を示す「RECORD」の3
文字略語「REC」を用いて、前記(イ)〜(ニ)の順
に所定時間間隔で表示スクロールさせて録音待ち状態を
表示させる。
【0057】このステップS41の表示部19に表示さ
れた録音待ち状態の表示により、ユーザは音声録音待ち
状態を認識し、ステップS42で音声録音を行うか否か
選択する。このステップS42での音声録音を行うか否
かは、カメラ本体1の前記モード選択スイッチ17に設
けられた図示していない録音スイッチを操作する。
【0058】なお、音声録音サブルーチンが実行されて
いる間は、被写体撮影は実行できないために、前記録音
スイッチは、レリーズ釦18等のカメラ本体1に設けら
れている手動操作用の各種操作釦又はスイッチと兼用さ
せることも可能である。
【0059】このステップS42で、録音スイッチが入
力操作されてないと判定されると、ステップS43で、
音声録音の取り消しスイッチが操作されたか判定し、音
声録音取り消しスイッチが操作されたと判定されると、
ステップS51のリターンを介して、前記ステップS2
0以降が実行され、録音取り消しスイッチが操作されて
いないと判定されると、前記ステップS42に戻る。
【0060】なお、音声録音取り消しスイッチは、前記
モード選択スイッチ17に設けられている図示していな
い録音取り消しスイッチ、又は音声録音サブルーチンが
実行されている間は、被写体撮影はできないために、レ
リーズ釦18あるいはカメラ本体1に設けられている各
種操作スイッチに兼用させることも可能である。
【0061】前記ステップS42で、音声録音スイッチ
が操作入力されたと判定されると、ステップS44で音
声録音を開始する。この音声録音の開始に際して、ビー
プ音を出力し、そのビープ音の出力後、前記マイク入力
又は外部音声入力部24と音声録音部23を駆動させ
て、前記音声メモリ部22に所定の音声情報を書き込み
録音させる。
【0062】このステップS44の音声情報の録音に
は、前記マイク入力又は外部音声入力部24に、例え
ば、マイクロホンを接続して母親の乳幼児を呼ぶ声を録
音する方法と、あるいは、カメラ本体1の製造販売メー
カと接続された通信回線を前記マイク入力又は外部音声
入力部24に接続し、その製造販売メーカが提供する母
親の胎内音、あるいは人間の可聴領域外のペットが興味
を示す音声情報を録音する方法がある。
【0063】なお、前記音声メモリ部22の書き込み記
録容量により、単一の音声情報のみの書き込み記録と、
複数種の音声情報の書き込み記録が可能となる。複数種
の音声情報が書き込み記録可能な場合には、前記ステッ
プS44の音声情報の録音時には、前記制御処理部11
の制御の基で、前記音声メモリ部22に書き込み記録さ
れる各種音声情報の書き込みアドレスの設定制御が行わ
れる。
【0064】前記ステップS44の音声録音が開始され
前記音声メモリ部22に音声情報が書き込み記録される
と、ステップS45で前記音声メモリ部22のメモリ容
量の残量をチェックし、メモリ容量の残量がなくなる
と、ステップS47で、前記音声録音部23の駆動動作
を停止させて、音声録音を終了させる。
【0065】前記ステップS45で前記音声情報録音中
に前記音声メモリ部22のメモリ容量の残量に余裕があ
ると判定されると、ステップS46で、録音終了釦が操
作入力されたか判定し、録音終了釦が操作入力されてい
ないと判定されると、前記ステップS45に戻り、録音
終了釦が操作入力されたと判定されると、ステップS4
7で録音終了させる。
【0066】前記録音終了釦は、前記モード選択スイッ
チ17に設けられている図示していない録音終了スイッ
チ、又は音声録音サブルーチンが実行されている間は、
被写体撮影はできないために、レリーズ釦18あるいは
カメラ本体1に設けられている各種操作スイッチを兼用
させることも可能である。
【0067】前記ステップS47で、録音終了させる際
に、ビープ音を数回鳴らしてユーザに録音の終了を知ら
せると共に、録音済みフラグを設定する。次に、ステッ
プS48で前記音声メモリ部22に書き込み記録録音終
了の表示と、その録音音声情報の確認をするか否かの判
定を行う。この場合、前記表示部19に録音終了表示
と、録音確認判定待ち表示は、前記表示画面19aの撮
影コマ数表示部32に図7(b)に示すように、(イ)
2桁目にE(ENDの頭文字)表示させ、(ロ)1桁目
にY(YESの頭文字)表示させ、この(イ)E表示と
(ロ)Y表示とを交互に所定の時間間隔で点滅させるこ
とで、録音終了と確認待ち状態を表示させる。
【0068】このステップS48の録音終了と確認待ち
状態において、例えば、前記録音スイッチを再度オン操
作すると、録音確認モードが実行され、前記録音終了ス
イッチが再度オン操作されると録音確認モードは実行し
ないと判定されるとすると、前記録音スイッチが再オン
操作された場合には、録音確認モードの実行と判定され
て、ステップS49で、前記音声メモリ部22に書き込
み記録された音声情報を読み出し、前記D/A変換部2
5、LPF26、及び増幅部27を駆動制御して、前記
スピーカ28から録音された音声の拡声出力を行う。な
お、前記音声メモリ部22に複数種の音声情報が記録録
音されている場合には、その再生する音声情報の音声メ
モリ部22の記録アドレスを指定して、その指定された
アドレスに書き込み記録されている音声情報を読み出し
再生する。
【0069】前記ステップS49の録音された音声情報
の再生確認が終了すると、ステップS50で前記表示部
19の表示画面19aの撮影コマ数表示部32に再生し
た録音情報でよいかの録音再生確認判定を待っているこ
とを表示する。この録音再生確認判定待ち表示は、前記
表示画面19aの撮影コマ数表示部32に図7(c)に
示すように、(イ)2桁目にE(ENDの頭文字)表示
させ、(ロ)1桁目にR(RETRIALの頭文字)表
示させ、この(イ)E表示と(ロ)R表示とを交互に所
定の時間間隔で点滅させることで、録音再生確認待ち状
態を表示させる。
【0070】このステップS50の録音確認待ち状態に
おいて、例えば、前記録音スイッチを再々度オン操作す
ると、再生された録音内容で良と確認され、ステップS
51のリターンを介して前記ステップS20以降が実行
され、前記録音終了スイッチが再々度オン操作されると
再生された録音内容は否とされ、前記ステップS41に
戻り、再度音声情報の記録録音動作を繰り返す。
【0071】前記ステップS48で、前記音声メモリ部
22に記録録音された音声情報の確認モードは実行しな
いと設定すると、ステップS51のリターンを介して前
記ステップS20以降が実行される。
【0072】以上説明したような本発明のカメラ本体1
は、前記音声メモリ部22に、例えば、母親の声の音声
情報を書き込み記録録音させておいて、乳幼児を被写体
として撮影する際に、前記モード選択スイッチ17で赤
ちゃんモード33dを選択してレリーズ釦18の1st
SE18aをオン操作すると、前記音声メモリ22に記
録録音されている前記母親の音声情報を再生出力させ、
この再生された母親の音声によって、被写体である乳幼
児がカメラ本体1に反応注目した際に、前記レリーズ釦
18の2ndSW18bをオンさせて銀塩フィルムへの
被写体露光を行うことにより、再生音声に興味を持った
乳幼児の撮影が可能となる。
【0073】なお、前記音声メモリ部22に記録録音す
る音声情報として、前記マイク入力又は外部音声入力部
24に接続したマイクロホンを用いて母親自らの声を記
録録音する以外に、例えば、赤ちゃんが母親に胎内にい
る際に聞いていた胎内音や人間の可聴領域外のペットが
関心を示す音等は、一般的に入手できない音源である。
このような一般に入手しにくい音源については、前記カ
メラ本体1の製造販売メーカがカメラ本体1の製造過程
で前記音声メモリ部22に書き込み記録録音しておく方
法と、また、その製造販売メーカが開設しているインタ
ーネットのホームページ等にアクセスして、そのホーム
ページから所望の音源の音声情報を書き込み記録録音す
る方法がある。
【0074】前記カメラ本体1の製造販売メーカのホー
ムページから所望の音源の音声情報を入手する方法とし
ては、図8に示すように、インターネットに接続可能な
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称する)5
1を用いる。このパソコン51は、ディスプレィ52,
キーボード53,及びパソコン本体54からなり、パソ
コン本体54は、モデム56を用いて通信回線57を介
して、図示していない前記メーカのインターネット上の
ホームページにアクセスできるようになっている。
【0075】前記パソコン本体54には、カメラ本体1
に接続するためのコネクタ54aが設けられ、このコネ
クタ54aに接続ケーブルを介して、カメラ本体1に設
けたデータ取り込みコネクタ55と接続する。このデー
タ取り込みコネクタ55は、前記マイク入力又は外部音
声入力部24に接続されており、前記パソコン51を駆
動動作させて、前記通信回線57を介して前記製造販売
メータのホームページにアクセスさせ、そのホームペー
ジに設けられた前述の胎内音源やペット用音源などダウ
ンロード処理を行い、パソコン51を介して、前記カメ
ラ本体1のデジタル音声部21を動作させて、前記音声
メモリ部22に所望の音源の音声情報を書き込み記録録
音させる。
【0076】なお、前記音声メモリ部22の記録容量を
単一の音声情報のみが記録できる容量しか有していない
場合は、音声メモリ部22に書き込み記録されている既
存の音声情報を消去して、新たな音声情報を書き込み記
録することになり、音声再生時には、その音声メモリ部
22に書き込み記録されている単一の音声情報のみしか
再生できないが、前記音声メモリ部22の記録容量を複
数種の音声情報を書き込み記録できる容量を有する際に
は、書き込み記録する音声情報毎に音声メモリ部22の
書き込みアドレスを特定設定し、そのアドレスを特定選
択することにより、選択した音声情報を再生するように
することも可能である。
【0077】この場合には、前記表示部19の表示画面
19aの赤ちゃんアイコン33dに、音声情報数、例え
ば、数字を共に表示できるアイコンとし、その数字を選
択することで、その数字のアドレスの音声情報が再生可
能とすることもできる。
【0078】また、前記表示部19に表示される各種表
示内容と表示アイコンなどは、前述の実施形態の説明に
限定されるものではなく、必要に応じて変更可能であ
り、更に、表示部19をドットマトリクス表示可能な表
示素子を用いることにより、前記各種撮影モード表示ア
イコン及び音声情報の記録録音時の各種確認判定表示を
ユーザが容易に理解しやすいアイコンや表示を行うこと
も可能である。
【0079】[付記]以上詳述した本発明の実施形態に
よれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0080】(付記1) 撮影モード選択手段と、被写
体が興味を引く音声情報を記憶する音声情報記憶手段
と、上記撮影モード選択手段の選択状態に応じて、上記
音声情報記憶手段に記憶された音声情報に基づき撮影動
作に同期して音声の再生動作を行う音声再生手段と、を
具備することを特徴とする音声再生機能を有するカメ
ラ。
【0081】(付記2) 上記撮影モード選択手段は、
乳幼児を被写体とする撮影モードを選択可能であること
を特徴とする付記1記載の音声再生機能を有するカメラ。 (付記3) 上記撮影モード選択手段は、動物を被写体
とする撮影モードを選択可能であることを特徴とする付
記1記載の音声再生機能を有するカメラ。 (付記4) 上記撮影モード選択手段が乳幼児を被写体
とする撮影モードを選択した場合に、母親の音声を再生
することを特徴とする付記2記載の音声再生機能を有す
るカメラ。 (付記5) 上記撮影モード選択手段が動物を被写体と
する撮影モードを選択した場合に、人間には聞こえない
高周波成分の音声を再生することを特徴とする付記3記
載の音声再生機能を有するカメラ。
【0082】
【発明の効果】本発明の音声再生機能を有するカメラに
より、小さな子供やペット等を撮影する際に、思い通り
にカメラの方を向いてくれなかったりして、撮影の際に
苦労する事が多いが、被写体が興味のある音声を撮影時
にレリーズ釦のファーストスイッチと連動して再生する
ことにより、被写体の興味をカメラの方に引き付け、カ
メラの方に向かせるアシストをさせて、子供やペットの
撮影を可能とする効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声再生機能を有するカメラの一
実施形態を示すブロック図。
【図2】本発明に係る音声再生機能を有するカメラの外
観構成を示す斜視図。
【図3】本発明に係る音声再生機能を有するカメラに設
けられた表示部の表示画面を説明する説明図。
【図4】本発明に係る音声再生機能を有するカメラの動
作を説明するフローチャート。
【図5】本発明に係る音声再生機能を有するカメラの動
作を説明するフローチャート。
【図6】本発明に係る音声再生機能を有するカメラにお
ける録音動作を説明するフローチャート。
【図7】本発明に係る音声再生機能を有するカメラにお
ける録音動作表示を説明する説明図。
【図8】本発明に係る音声再生機能を有するカメラの外
部音声取り込みを説明する説明図。
【符号の説明】
1…カメラ本体 2…撮影レンズ 3…フィンダー窓 11…制御処理部(CPU) 12…測距部 13…ピント合せ部 14…測光部 15…シャッタ部 16…記億部(EEPROM) 17…モード選択スイッチ 18…レリーズ釦 19…表示部(LCD) 20…ストロボ部 21…デジタル音声部 22…音声メモリ部 23…音声録音部 24…マイク入力又は外部音声入力部 25…D/A変換部 26…ローパスフィルタ(LPF) 27…増幅部 28…スピーカ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影モード選択手段と、 被写体が興味を引く音声情報を記憶する音声情報記憶手
    段と、 上記撮影モード選択手段の選択状態に応じて、上記音声
    情報記憶手段に記憶された音声情報に基づき撮影動作に
    同期して音声の再生動作を行う音声再生手段と、 を具備することを特徴とする音声再生機能を有するカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 さらに、音声情報を入力する音声情報入
    力手段と、上記音声情報入力手段により入力された音声
    情報を上記音声情報記憶手段に記憶可能な形式のデータ
    に変換する音声データ変換手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の音声再生機
    能を有するカメラ。
  3. 【請求項3】 上記音声情報は人間には聞こえない高周
    波成分の音声情報を含み、 上記音声再生手段は、上記人間には聞こえない高周波成
    分の音声情報に基づく音声を再生可能であることを特徴
    とする請求頃1記載の音声再生機能を有するカメラ。
  4. 【請求項4】 上記音声記憶手段は、電気通信回線を通
    じて入手した音声情報を記憶可能であることを特徴とす
    る請求項1記載の音声再生機能を有するカメラ。
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