JP2000249979A - 投写型表示装置及びこれに用いられるプリズム - Google Patents

投写型表示装置及びこれに用いられるプリズム

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JP2000249979A JP11054408A JP5440899A JP2000249979A JP 2000249979 A JP2000249979 A JP 2000249979A JP 11054408 A JP11054408 A JP 11054408A JP 5440899 A JP5440899 A JP 5440899A JP 2000249979 A JP2000249979 A JP 2000249979A
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/04Prisms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光照射面に照射された光の射出方向を画像情
報に応じて制御することにより、光を変調する光変調装
置を用いた投写型表示装置において、投写型表示装置の
小型化を図る。 【解決手段】 プリズムは、照明光学系から射出されて
入射する照明光を反射して光変調装置の光照射面に所定
の角度で入射させるとともに、光変調装置から射出され
た変調光を透過して投写光学系の方に射出する選択反射
透過面を有する。選択反射透過面は、光照射面に平行な
平面上に照明光の光路を投影したときに、照明光学系か
ら射出されて選択反射透過面に入射する照明光の中心軸
が、選択反射透過面で反射されて光照射面に入射する照
明光の中心軸の傾きと異なる傾きを有するように形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を投写して表
示する投写型表示装置及びこれに用いられるプリズムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】投写型表示装置では、電気光学装置を用
いて変調光を形成し、この変調光を投写することにより
画像を表示している。「電気光学装置」とは、一般に、
画像情報を表す電気信号を、変調光に変換するデバイス
を言う。この電気光学装置としては、各画素に照射され
た照明光の射出方向を画像情報に応じて制御することに
より、光を変調する光変調装置などが利用されている。
この光変調装置の例として、デジタル・マイクロミラー
・デバイス(テキサス・インスツルメンツ(TI)社の
登録商標である。以下、「DMD」と呼ぶ。)のような
マイクロミラー型光変調装置があげられる。
【0003】DMDは、画像を構成する複数の画素に対
応する複数のマイクロミラーを有している。複数のマイ
クロミラーはそれぞれ画像情報に応じてその傾きが変化
し、各マイクロミラーの傾きに応じて光を反射する。各
マイクロミラーで反射された光のうち、所定の方向に反
射された光が、画像を形成するための光として利用され
る。
【0004】図11は、従来の投写型表示装置のDMD
とプリズムとを示す説明図である。図11(A)、
(B)、(C)、(D)は、それぞれ正面図、平面図、
右側面図、斜視図を示している。プリズム600は、D
MD500の光照射面502に近接して配置されてい
る。DMD500の光照射面502に垂直な中心軸50
0axに平行な軸をz軸とし、かつ、DMD500から
プリズム600に向かう方向を正方向とする。また、z
軸に垂直で互いに直行する軸のうち水平方向の軸をx軸
とし、垂直方向の軸をy軸とする。以下では、説明を容
易にするため、光照射面502の中心に入射する照明光
について代表して説明する。すなわち、以下で説明する
各照明光は、各照明光の中心光線(中心軸)を示してい
る。図示しない照明光学系から射出された照明光I1
は、プリズム600に入射する。プリズム600に入射
した照明光I1は、プリズム600の選択反射透過面6
20で全反射される。選択反射透過面620で全反射さ
れた照明光I2は、DMD500の光照射面502に照
射される。DMD500は、光照射面502に照射され
た照明光I2を、画像情報に応じて反射する。DMD5
00で反射された照明光のうち、z方向に反射された照
明光I3は、画像を表す光として利用される。DMD5
00から射出された光I3は、プリズム600に入射
し、選択反射透過面620を透過して、図示しない投写
光学系の方に射出される。投写光学系に入射した光が投
写されて、画像が表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】各マイクロミラーは、
図11(A)のM軸と平行な軸を支軸とし、電気信号に
応じてシーソーのようにその傾きが変化する。このよう
なマイクロミラーの傾きによって各画素のオン/オフを
切り換えられるようにするために、DMDに入射する照
明光の入射角度には所定の制約がある。すなわち、図1
1(A)に示すように、各照明光の光路を光照射面50
2に平行なxy平面上に投影したときに、光照射面50
2に入射する照明光I2の光路が、x軸に平行な中心軸
Lxに対して右斜め下約45度の方向を向くように設定
される。また、図11(D)に示すように、照明光I2
および変調光I3を含む面内において、光照射面502
への照明光I2の入射角が約20度となるように設定さ
れる。
【0006】プリズム600においては、上記制約を満
たすため、図11(A)に示すように、選択反射透過面
620に入射する照明光I1の光路をxy平面上に投影
したときに、照明光I2の光路と平行になるように設定
される。このため、照明光I1を射出する照明光学系
は、通常、右斜め下約45度の方向に配置される。この
結果、電気光学装置としてDMDを用いた従来の投写型
表示装置においては、照明光学系を配置するスペースと
して、水平方向のみならず垂直方向にもある程度のスペ
ースが必要となり、投写型表示装置の薄型化が難しいと
いう問題があった。
【0007】この発明は、DMDのような、光照射面に
照射された光の射出方向を画像情報に応じて制御するこ
とにより、光を変調する光変調装置を用いた投写型表示
装置において、投写型表示装置の小型化を図る技術を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題を解決するため、本発明の投写型表示装置は、
照明光を射出する照明光学系と、光照射面に照射された
光の射出方向を画像情報に応じて制御することにより、
光を変調する光変調装置と、前記光変調装置から射出さ
れた光を投写する投写光学系と、前記光変調装置と前記
投写光学系との間に設けられたプリズムと、を備え、前
記プリズムは、前記照明光学系から射出されて入射する
照明光を反射して前記光照射面に所定の角度で入射させ
るとともに、前記光変調装置から射出された光を透過し
て前記投写光学系の方に射出する選択反射透過面を有
し、前記選択反射透過面は、前記光照射面に平行な平面
上に前記照明光の光路を投影したときに、前記照明光学
系から射出されて前記選択反射透過面に入射する照明光
の中心軸が、前記選択反射透過面で反射されて前記光照
射面に入射する照明光の中心軸の傾きと異なる傾きを有
するように形成されている、ことを特徴とする。
【0009】本発明の投写型表示装置においては、光照
射面に平行な平面上に照明光の光路を投影したときに、
照明光学系から射出されて選択反射透過面に入射する照
明光の中心軸が、選択反射透過面で反射されて光照射面
に入射する照明光の中心軸の傾きと異なる傾きを有する
ように、照明光学系を配置することができる。これによ
り、投写型表示装置の小型化を図ることができる。
【0010】上記投写型表示装置において、前記光照射
面は、略矩形上の輪郭を有しており、前記光照射面に平
行な平面上に前記照明光の光路を投影したときに、前記
選択反射透過面で反射されて前記光照射面に入射する照
明光の中心軸は、前記光照射面の輪郭の辺に対して約4
5度の傾きを有している、ようにしてもよい。
【0011】従来の投写型表示装置において、前記光照
射面に平行な平面上に前記照明光の光路を投影したとき
に、前記選択反射透過面に入射する照明光の中心軸は、
前記光照射面の輪郭の辺に対して約45度の傾きを有し
ている場合には、照明光学系の配置スペースとして最も
大きなスペースを必要とする。従って、上記投写型表示
装置においては、小型化の効果が最も大きい。
【0012】本発明のプリズムは、第1の方向からの入
射光を反射して第2の方向に反射光として射出するとと
もに、第3の方向から入射する光を透過して射出するプ
リズムであって、前記入射光および前記反射光の光路を
所定の平面上に投影したときに、前入射光の中心軸が、
前記反射光の中心軸の傾きと異なる傾きを有するよう
に、前記入射光を反射するための光選択反射透過面を備
える、ことを特徴とする。
【0013】本発明のプリズムを、投写型表示装置に用
いれば、上記投写型表示装置と同様の作用、効果を得る
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。尚、以下の実施例においては、特に断
りのない限り、互いに直交する3つの軸をx,y,zと
し、光の進行方向(光軸と平行な方向)をz軸方向と
し、水平方向および垂直方向を、それぞれx軸方向、y
軸方向とする。
【0015】図1は、本発明の一実施例としての投写型
表示装置の要部を平面的に見た概略構成図である。この
投写型表示装置1000は、照明光学系100と、マイ
クロミラー型光変調装置200と、プリズム300と、
投写レンズ(投写光学系)400と、を備えている。マ
イクロミラー型光変調装置200と、投写レンズ400
とは、それぞれの中心軸200ax,300axが一致
するように配置されている。照明光学系100は、後述
するように、マイクロミラー型光変調装置200を照明
する光の入射角の制約から、照明光学系の中心軸100
axが、マイクロミラー型光変調装置200の中心軸
(光照射面202の法線)200axに対して所定の傾
きを有するように配置されている。ここで、「光照射
面」は、照射された光を画像を形成する光として利用可
能な領域、すなわち、後述するマイクロミラーが形成さ
れている領域である狭義の光照射面を示す。ただし、以
下では、マイクロミラーが形成されている領域の外側も
含む光が照射される領域の全体を光照射面と呼ぶ場合も
ある。
【0016】照明光学系100は、光源部110と、第
1のコンデンサーレンズ120と、カラーホイール13
0と、第2のコンデンサーレンズ140と、第1のレン
ズアレイ150と、第2のレンズアレイ160と、重畳
レンズ170と、を備えている。これらの光学要素10
0,120,130,140,150,160,170
は、照明光学系100の中心軸100axに沿って順に
配置されている。
【0017】光源部110は、光源ランプ112と凹面
鏡114とを有している。光源ランプ112は、放射状
の光線を射出する放射光源である。光源ランプ112と
しては、メタルハライドランプや高圧水銀灯などの高圧
放電灯が用いられる。凹面鏡114は、光源ランプ11
2からの放射光線が反射されて第1のコンデンサーレン
ズ120に入射するように、開口部116から集光光と
して射出する楕円面凹面鏡である。凹面鏡114として
は、光源ランプ112からの放射光線を反射し、略平行
光として射出する放物面鏡を用いるようにしてもよい。
この場合には、略平行光をコンデンサーレンズ120に
入射させるように、光源部110と、コンデンサーレン
ズ120との間に、別のコンデンサーレンズを付加する
ようにしてもよい。
【0018】第1のコンデンサーレンズ120は、カラ
ーホイール130に照射される光スポットを小さくする
ために、光源部110からの光をカラーホイール130
上に集光させるための光学要素である。
【0019】図2は、カラーホイール130を光源部1
10側から見た正面図である。カラーホイール130
は、回転方向に沿って区切られた3つの扇形の領域に3
つの透過型色フィルタ130R,130G,130Bが
形成されたものである。第1の色フィルタ130Rは、
赤色の波長領域の光(以下、「赤色光R」と呼ぶ)を透
過し、他の波長領域の光を反射または吸収する機能を有
している。同様に、第2および第3の色フィルタ130
G,130Bは、それぞれ緑色、青色の波長領域の光
(以下、それぞれ「緑色光G」、「青色光B」と呼ぶ)
を透過し、他の波長領域の光を反射または吸収する機能
を有している。色フィルタは、例えば誘電体多層膜や、
染料を用いて形成されたフィルタ板などにより構成され
る。
【0020】カラーホイール130は、第1のコンデン
サーレンズ120によって集光された光スポットSPが
カラーホイール130の中心軸130axからずれた所
定の周辺位置を照射するように配置されている。そし
て、カラーホイール130は、図示しないモータによっ
て中心軸(回転軸)130axを中心に一定速度で回転
する。このとき、光スポットSPは、カラーホイール1
30の回転に応じて、色フィルタ130R,130G,
130Bの各領域を一定間隔で循環的に照射する。この
結果、カラーホイール130を透過する光は、カラーホ
イール130の回転に応じて、赤色光R,緑色光G,青
色光Bと循環的に変化する。
【0021】図1の第2のコンデンサーレンズ140
は、カラーホイール130を透過した光を第1のレンズ
アレイ150に入射するように集光する機能を有してい
る。本実施例では、第2のコンデンサーレンズ140
は、カラーホイール130を透過する発散光が略平行光
となるように設定されている。
【0022】第1のレンズアレイ150は、四辺形状の
輪郭を有する複数の小レンズ152で構成されたレンズ
アレイである。この第1のレンズアレイ150は、第2
のコンデンサーレンズ140から射出された略平行光を
複数の小レンズ152に対応する複数の部分光線束に分
割するとともに、各部分光線束をそれぞれ第2のレンズ
アレイ160の近傍で集光させる機能を有している。
【0023】第2のレンズアレイ160は、第1のレン
ズアレイ150の各小レンズ152に対応する小レンズ
162を備えている。第2のレンズアレイ160は、第
1のレンズアレイ150から射出された部分光線束のそ
れぞれの中心軸が中心軸100axにほぼ平行となるよ
うに揃える機能を有している。なお、第2のレンズアレ
イ160の各小レンズ162は、第1のレンズアレイ1
50から射出された対応する各部分光線束が入射可能で
あれば、四辺形以外の形状をとることも可能である。本
実施例では、第1のレンズアレイ150とレンズ面(凸
面)の向きのみが異なるレンズアレイを用いている。
【0024】重畳レンズ170は、第2のレンズアレイ
160から射出された複数の部分光線束を、マイクロミ
ラー型光変調装置200の光照射面202上で重畳する
機能を有している。
【0025】2つのレンズアレイ150,160と、重
畳レンズ170とは、いわゆるインテグレータ光学系を
構成している。これにより、照明光学系100は、マイ
クロミラー型光変調装置200の光照射面202を均一
に照明する。
【0026】マイクロミラー型光変調装置200は、光
照射面に照射された照明光を画像情報に応じてマイクロ
ミラーで反射することにより変調して、その光を投写レ
ンズ400の方に射出する光変調装置である。図3は、
マイクロミラー型光変調装置200の例であるDMDに
ついて示す説明図である。図3(A)に示すように、D
MD200の光照射面202上には、略正方形の輪郭を
有する複数のマイクロミラー204がマトリクス状に形
成されている。各マイクロミラー204は、左下と右上
の頂点を結ぶ対角線を回動軸204cとして所定の角度
範囲で回動可能に形成されている。これらのマイクロミ
ラー204は、画像を構成する各画素に対応する。
【0027】ここで、光照射面202の水平方向軸を
h、垂直方向軸をvとする。また、説明を容易にするた
め、光照射面202に照射される照明光は、これを代表
する中心光線(入射光線)IRで示すこととする。装置
の構成を容易にするためには、DMD200に照射され
る照明光IRは、各マイクロミラー204の回動軸20
4cに垂直な入射面を有するようにすることが好まし
い。ここで、回動軸204cはマイクロミラー204の
左下と右上の頂点を結ぶ対角線であるので、水平軸hに
対して右斜め上方向に約45度の傾きを有している。こ
のため、DMD200に照射される照明光IRは、図3
(A)に示すように、光照射面202上に投影される照
明光IRの水平軸hに対する傾きθhが約45度となる
ように右斜め下方向から入射される。また、図3(B)
に示すように、照明光IRは、光照射面202の法線2
00axに対する傾きθLが約20度となるように入射
される。
【0028】図3(C)は、マイクロミラー204への
入射光とその反射光とを含む入射面、すなわち、回動軸
204cに垂直な断面における光路を示している。マイ
クロミラー204は、光照射面202に平行な平面F
(図3(C)に破線で示す)に対して、回動軸204c
を中心に約±(θL/2)度(≒±10度)回動する。
なお、時計周りに沿った角度を正とする。照明光IR
は、上述したように、平面Fの法線Fnから+θL(≒
+20度)傾いた方向からマイクロミラー204に入射
する。
【0029】マイクロミラー204が平面Fに対して+
(θL/2)だけ傾いた状態の場合、照明光IRは、照
明光IRから−θLだけ傾いた方向、すなわち、法線F
nに平行な方向に反射光RR(+θL/2)として射出
される。マイクロミラー204が−(θL/2)だけ傾
いた状態の場合、照明光IRは、照明光IRから−(3
・θL)だけ傾いた方向に反射光RR(−θL/2)と
して射出される。このように、マイクロミラー204に
照射された照明光IRは、マイクロミラー204の回動
角度に応じて異なった方向に反射して射出される。例え
ば、反射光RR(+θL/2)の方向に投写レンズを配
置すると、反射光RR(+θL/2)のみが画像を形成
するための光として利用される。これにより、マイクロ
ミラー204が+(θL/2)だけ傾いた状態におい
て、反射光が投写レンズを介して投写されて明表示が実
現され、マイクロミラー204が−(θL/2)だけ傾
いた状態において、反射光が投写レンズを介して投写さ
れず暗表示が実現される。中間の階調は、1つの画素が
画像を描画する一定時間のうち、階調に応じて明と暗の
表示の割合を制御する手法(いわゆるパルス幅変調と呼
ばれる手法)で実現される。
【0030】図1のプリズム300は、照明光学系10
0から射出されて入射する照明光を反射してDMD20
0の光照射面202に所定の角度で入射させる機能を有
している。また、DMD200から射出された変調光を
透過して投写レンズ400の方に射出する機能を有して
いる。通常、照明光学系100からの入射光を全反射す
るように設定されている。なお、投写レンズ400は、
上述のように、マイクロミラー204が+(θL/2)
だけ傾いた状態における反射光を画像を形成するための
光として利用するように配置されている。これにより、
画像情報に応じてマイクロミラー型光変調装置200か
ら射出された変調光が投写レンズ400を介して投写さ
れ、画像が表示される。なお、プリズム300の構成の
詳細については後述する。
【0031】照明光学系100からは、上述したよう
に、カラーホイール130の回転に応じて赤色光Rと、
緑色光Gと、青色光Bとが一定間隔で循環的に射出され
る。このとき、マイクロミラー型光変調装置200の各
マイクロミラー204を、照射される色光に応じた画像
情報に応じて制御することにより、カラー画像を表示さ
せることができる。なお、カラーホイール130を省略
して、モノクロ画像を表示させることもできる。この場
合には、2つのコンデンサーレンズ120,140を省
略することもできる。また、光源部110の凹面鏡11
4を放物面凹面鏡に代えて、略平行な光を射出するよう
にしてもよい。
【0032】本発明の投写型表示装置1000は、プリ
ズム300の構造に特徴を有している。図4は、プリズ
ム300の構造を示す説明図である。図4(A)は、プ
リズム300の斜視図を示している。プリズム300
は、2つのプリズム柱300A,300Bを備えてい
る。
【0033】図5は、第1のプリズム柱300Aの構造
を示す説明図である。図5(A)、(B)、(C)、
(F)は、それぞれ平面図、正面図、右側面図、斜視図
を示している。また、図5(D)、(E)は、図5
(F)のD方向およびE方向から見た矢視図を示してい
る。第1のプリズム柱300Aの各頂点の位置は、符号
V1〜V8で示されている。図5(F)の斜視図に示す
ように、第1のプリズム柱300Aは、面V5V6V7
V8(下面310A)と、面V1V2V3V4(上面3
12A)と、面V1V5V6V2(側面302A)と、
面V8V7V3V4(側面304A)と、面V4V8V
5V1(側面306A)と、面V2V6V7V3(側面
308A)とを有する柱状6面体である。D方向は、2
つの頂点V5,V6を結ぶ稜線V5V6に平行な方向で
あり、E方向は、2つの頂点V8,V5を結ぶ稜線V8
V5に平行な方向である。図5(A)の平面図におい
て、プリズム柱300Aは、2つの頂点V1,V2を結
ぶ稜線V1V2と、2つの頂点V4,V3を結ぶ稜線V
4V3との成す角が約35度となり、稜線V1V2と、
2つの頂点V3,V2を結ぶ稜線V3V2との成す角が
約125度となり、側2つの頂点V1,V4を結ぶ稜線
V1V4と、2つの頂点V3,V4を結ぶ稜線V3V4
との成す角が約100.9度となるように形成されてい
る。また、図5(B)の正面図において、側面308A
は、下面310Aおよび上面312Aに垂直となるよう
に形成されている。さらに、図5(D)の矢視図におい
て、側面302Aと底面310Aとの成す角が約90.
9度となるように形成され、図5(E)の矢視図におい
て、側面306Aと底面310Aとの成す角が約97.
9度となるように形成されている。
【0034】図6は、第1のプリズム柱300Aを作製
する方法について示す説明図である。図6(A)は、第
1のプリズム柱300Aを作製するための直角プリズム
300AOを示す平面図であり、図6(B),(C)
は、図6(A)のB方向およびC方向から見た矢視図を
示している。B方向は、下面310AOと切断面SL2
との交線SL2Dに平行な方向であり、C方向は、下面
310Aと切断面SL1との交線SL1Dに平行な方向
である。直角プリズム300AOは、底面、すなわち下
面310AOと上面312AOの形状が直角三角形であ
り、3つの側面302AO,304AO,306AOが
長方形の三角柱状プリズムである。プリズム柱300A
は、直角プリズム300AOを3つの切断面SL1,S
L2,SL3に沿って切断することにより作製される。
なお、直角プリズム300AOの上面312AOと下面
310AOは、図5(A)に示すプリズム柱300Aの
上面312Aと下面310Aに相当する。
【0035】図6(A)に示すように、切断面SL1と
直角プリズム300AOの上面312Aとの交線SL1
Uは、側面304AOに対して約35度の傾きを有して
いる。また、図6(C)に示すように、切断面SL1
は、下面310AOに対して約90.9度の傾きを有し
ている。このような切断面SL1で直角プリズム300
AOを切断することにより、図5(D)の矢視図に示す
ように第1のプリズム柱300Aの下面310Aに対し
て約90.9度の傾きを有する側面302Aを形成する
ことができる。
【0036】図6(A)に示すように、切断面SL2と
直角プリズム300AOの上面312Aとの交線SL2
Uは、側面304AOに対して約100.9度の傾きを
有している。また、図6(B)に示すように、切断面S
L2は、下面310AOに対して約97.9度の傾きを
有している。このような切断面SL2で直角プリズム3
00AOを切断することにより、図5(E)の矢視図に
示すようにプリズム柱300Aの下面310Aに対して
約97.9度の傾きを有する側面306Aを形成するこ
とができる。
【0037】図6(A)に示すように、切断面SL3は
側面304AOに垂直である。このような切断面SL3
で直角プリズム300AOを切断することにより、図5
(A)に示すように頂点V1,V2を結ぶ稜線V1V2
と頂点V2,V3を結ぶ稜線V3V2との成す角が12
5度となるように側面308Aを形成することができ
る。
【0038】図7は、第2のプリズム柱300Bの構造
を示す説明図である。図7(A)、(B)、(C)、
(E)は、それぞれ平面図、正面図、右側面図、斜視図
を示している。また、図7(D)は、図7(E)のD方
向から見た矢視図を示している。第2のプリズム柱30
0Bの各頂点の位置は、符号P1〜P8で示されてい
る。図7(E)の斜視図に示すように、第2のプリズム
柱300Bは、面P5P6P7V8(下面310B)
と、面P1P2P3P4(上面312B)と、面P4P
8P7P3(側面302B)と,面P1P5P6P2
(側面304B)と、面P2P6P7P3(側面306
B)と、面P4P8P5P1(側面308B)とを有す
る柱状6面体である。D方向は、2つの頂点P8,P7
を結ぶ稜線P8P7に平行な方向である。図7(A)の
平面図において、プリズム柱300Bは、2つの頂点P
2,P1を結ぶ稜線P2P1と、2つの頂点P3,P4
を結ぶ稜線P3P4との成す角が約35度となり、2つ
の頂点P1,P2を結ぶ稜線P1P2と、2つの頂点P
3,P2を結ぶ稜線P3P2との成す角が約90度とな
り、2つの頂点P2,P3を結ぶ稜線P2P3と、2つ
の頂点P4,P3を結ぶ稜線P4P3との成す角が約5
5度となるように形成されている。また、図7(B)の
正面図において、側面306B,308Bは下面310
Bおよび上面312Bに垂直となるように形成されてい
る。さらに、図7(D)の矢視図において、側面302
B(面P4P8P7P3)と底面310B(面P5P6
P7P8)との成す角が約89.1度となるように形成
されている。また、図7(C)の右側面図において、2
つの頂点P5,P1を結ぶ稜線P5P1と2つの頂点P
8,P4を結ぶ稜線P8P4との成す角は約1.1度と
なるように形成されている。
【0039】図8は、第2のプリズム柱300Bを作製
する方法について示す説明図である。図8(A)は、第
2のプリズム柱300Bを作製するための直角プリズム
300BOを示す平面図であり、図8(B)は、図8
(A)のB方向から見た矢視図を示している。B方向
は、下面310BOと切断面SL4との交線SL4Dに
平行な方向である。この直角プリズム300BOとして
は、通常、直角プリズム300AOと形状や特性の同じ
ものが用いられる。プリズム柱300Bは、直角プリズ
ム300BOを2つつの切断面SL4,SL5に沿って
切断することにより作製される。なお、直角プリズム3
00BOの上面312BOと、下面310BOと、側面
304BOと、側面306BOは、図7(A)に示すプ
リズム柱300Bの上面312Bと、下面310Bと、
側面304Bと、側面306Bに相当する。
【0040】図8(A)に示すように、切断面SL4と
直角プリズム300BOの上面312BOとの交線SL
4Uは、側面304BOに対して約35度の傾きを有し
ている。また、図8(B)に示すように、切断面SL4
は、下面310BOに対して約89.1度の傾きを有し
ている。このような切断面SL4で直角プリズム300
BOを切断することにより、図7(D)に示すようにプ
リズム柱300Bの下面310Aに対して約89.1度
の傾きを有する側面302Bを形成することができる。
【0041】図8(A)に示すように切断面SL5は、
上面312BOと下面310BOと側面304BOとに
垂直な面である。このような切断面SL5で直角プリズ
ム300BOを切断することにより、図7(B)に示す
ように、上面312Bと下面310Bと側面304Bと
に垂直な側面308Bを形成することができる。また、
図8(B)に示すように、切断面SL4は、下面310
BOに対して約89.8度の傾きを有している。従っ
て、このような切断面SL4,SL5で直角プリズム3
00BOを切断することにより、図7(C)に示すよう
に、2つの頂点P5,P1を結ぶ稜線P5P1と2つの
頂点P8,P4を結ぶ稜線P8P4との成す角が約1.
1度となるように側面308Bを形成することができ
る。
【0042】プリズム300は、図4(A)の斜視図に
示すように、上記第1のプリズム柱300Aの側面30
2Aと、第2のプリズム柱300Bの側面302Bと
が、図示しないスペーサを介して接合されている。従っ
て、プリズム柱300Aの側面302Aとプリズム柱3
00Bの側面302Bとの間には、スペーサの高さに相
当する空隙が形成されている。この空隙は、通常、0.
01mm程度である。2つのプリズム柱300A,30
0Bの屈折率nは約1.56883である。これによ
り、側面302Aは、光の入射角に応じて反射と透過の
特性が変化する選択反射透過面としての機能を有する。
なお、2つのプリズム柱300A、300Bの屈折率n
や2つの側面302A,302Bの間の空隙の大きさ
は、上記のように限定されるものではなく、要求される
仕様に応じて調整可能である。
【0043】図4(B)の平面図に示すように、上記2
つのプリズム柱300A、300Bにより構成されるプ
リズム300の側面306Aと上面312Aとの交線3
16Aは、側面304Aに垂直な中心軸CLzに平行な
引き出し線PLzに対して約10.9度の傾きを有する
ように形成される。また、側面302Aと上面312A
との交線318Aは、側面304Aに平行な中心軸CL
xに平行な引き出し線PLxに対して約35度の傾きを
有するように形成される。さらに、図4(E)の背面図
に示すように、側面304Aと306Aとの交線314
Aは、中心軸CLz,CLxに垂直な中心軸CLyに平
行な引き出し線PLyに対して約8.1度の傾きを有す
るように形成される。
【0044】図9は、プリズム300を介してDMD2
00に入射する照明光について示す説明図である。図9
(A)、(B)、(C)、(D)は、それぞれ正面図、
平面図、右側面図、斜視図を示している。プリズム30
0は、DMD200の光照射面202に対して側面30
4Aがほぼ平行となるように近接して配置されている。
プリズム300の中心軸CLzは、DMD200の光照
射面202に垂直な中心軸200axに一致するように
配置されている。この中心軸に平行な軸をz軸とし、か
つ、DMD200からプリズム300に向かう方向を正
方向とする。また、z軸に垂直で互いに直行する軸のう
ち、水平方向の軸をx軸とし、垂直方向の軸をy軸とす
る。プリズム300の中心軸CLx,CLyは、それぞ
れx軸、y軸に平行となるように配置されている。以下
では、説明を容易にするため、光照射面202の中心に
入射する照明光について代表して説明する。すなわち、
以下で説明する各照明光は、各照明光の中心光線(中心
軸)を示している。
【0045】図9(B)に示すように、図示しない照明
光学系100から射出された照明光I1は、プリズム3
00の側面306Aに垂直に入射する。プリズム300
に入射した照明光I1は、プリズム300の選択反射透
過面302Aで全反射される。選択反射透過面302A
で反射された照明光I2は、側面304Aから射出し
て、DMD200の光照射面202に照射される。DM
D200は、光照射面202に照射された照明光I2
を、画像情報に応じて反射する。DMD200で反射さ
れた照明光のうち、z方向に反射された変調光I3は、
画像を表す光として利用される。DMD200から射出
された変調光I3は、プリズム300の側面304Aに
垂直に入射し、選択反射透過面302Aを透過するとと
もに、側面302Bも透過して、側面304Bから図示
しない投写レンズ400の方に射出される。
【0046】図3で説明した制約を満たすために、光照
射面に照射される照明光I2の光路は、図9(A)に示
すように、光照射面202に平行なxy平面上に投影さ
れたときに、x軸に平行な中心軸Lx(プリズム300
の中心軸CLxに平行な中心軸)に対して右斜め下約4
5度の方向に向くように設定されている。また、図9
(D)に示すように、照明光I2の光路および変調光I
3の光路を含む入射面内において、照明光I2の入射角
は約20度である。
【0047】一方、側面306Aから入射した照明光I
1の光路は、図9(A)に示すように、光照射面202
に平行なxy平面に投影したときに、中心軸Lxに対し
て右斜め下約8.1度の傾きを有している。従って、x
y平面に投影された照明光I1の中心軸Lxに対する傾
きを、xy平面に投影された照明光I2の傾きよりも小
さくすることができる。
【0048】図10は、本実施例における投写型表示装
置の全体サイズを、従来における投写型表示装置の全体
サイズと比較して示す説明図である。図10(A)に示
すように、従来の投写型表示装置において、照明光学系
100は、DMD500の略矩形状の光照射面202に
平行なxy平面に、照明光学系100から射出された照
明光I1の光路を投影したときに、照明光I1の光路が
x軸に対して右斜め下約45度の方向を向くように配置
される。一方、図10(B)に示すように、本実施例の
投写型表示装置1000において、照明光学系100
は、DMD200の略矩形状の光照射面202に平行な
xy平面に、照明光学系100から射出された照明光I
1の光路を投影したときに、照明光I1の光路がx軸に
対して右斜め下約約8.1度の方向を向くように配置さ
れればよい。従って、本実施例の投写型表示装置100
0においては、照明光学系100を配置するために必要
なスペースとして、垂直方向のスペースを従来に比べて
少なくすることができる。これにより、従来に比べて投
写型表示装置の小型化を図ることができる。
【0049】また、本実施例では、プリズム300に入
射する照明光I1の光路をDMD200の光照射面20
2に平行なxy平面に投影したときに、照明光I1の光
路が、x軸に対して右斜め下約8.1度の方向を向くよ
うに設定される場合を例に説明しているが、これに限定
されるものではない。例えば、照明光I1の光路が、x
軸に対して右斜め下45度よりも大きな傾きを有する方
向を向くように、プリズムを構成してもよい。この場合
には、図10(C)に示すように、照明光学系100を
配置するために必要なスペースとして、水平方向のスペ
ースを従来に比べて少なくすることができる。この場合
にも、従来に比べて投写型表示装置の小型化を図ること
ができる。
【0050】なお、上記実施例でマイクロミラー型光変
調装置200として用いられたDMDは、光照射面20
2に平行なxy平面に投影された照明光I2の光路がx
軸に対して右斜め下約45度の方向を向くように設定さ
れ、かつ、照明光I2の光路および変調光I3の光路を
含む入射面内において、照明光I2の入射角が約20度
であるという制約を有するものを例に説明しているが、
これに限定されるものではない。例えば、照明光I2の
光路がx軸に対して右斜め下約45度よりも大きな傾
き、あるいは小さな傾きを有する方向を向くように設定
される制約を有するマイクロミラー型光変調装置であっ
てもよい。また、照明光I2の光路および変調光I3の
光路を含む入射面内において、照明光I2の入射角が約
20度より小さいあるいは大きいという制約を有するも
のであってもよい。この場合において、プリズムの選択
反射透過面は、マイクロミラー型光変調装置の光照射面
に平行な所定の平面に照明光の光路を投影したときに、
照明光学系から射出されて選択反射透過面に入射する照
明光の中心軸が、選択反射透過面で反射されて光照射面
に入射する照明光の中心軸の傾きと異なる傾きを有する
ように形成されておればよい。
【0051】また、上記投写型表示装置においては、レ
ンズアレイと重畳レンズとを有するインテグレータ光学
系を備える照明光学系を用いた場合を例に説明している
が、これに限定されるものではない。例えば、インテグ
レータロッドと呼ばれるプリズムを用いたインテグレー
タ光学系を備える照明光学系を用いてもよい。また、イ
ンテグレータ光学系を用いない照明光学系を利用しても
よい。すなわち、マイクロミラー型光変調装置の光照射
面を照明することが可能な照明光学系であればよい。
【0052】上記実施例では、マイクロミラー型光変調
装置を用いた投写型表示装置を例に説明しているが、こ
れに限定されるものではなく、光照射面に照射された照
明光の射出方向を画像情報に応じて制御することによ
り、光を変調する種々の光変調装置において利用可能で
ある。
【0053】なお、本発明は上記の実施例や実施形態に
限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の態様において実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての投写型表示装置の要
部を平面的に見た概略構成図である。
【図2】カラーホイール130を光源部110側から見
た正面図である。
【図3】マイクロミラー型光変調装置200の例である
DMDについて示す説明図である。
【図4】プリズム300の構造を示す説明図である。
【図5】第1のプリズム柱300Aの構造を示す説明図
である。
【図6】第1のプリズム柱300Aを作製する方法につ
いて示す説明図である。
【図7】第2のプリズム柱300Bの構造を示す説明図
である。
【図8】第2のプリズム柱300Bを作製する方法につ
いて示す説明図である。
【図9】プリズム300を介してDMD200に入射す
る照明光について示す説明図である。
【図10】本実施例における投写型表示装置の全体サイ
ズを、従来における投写型表示装置の全体サイズと比較
して示す説明図である。
【図11】従来の投写型表示装置のDMDとプリズムと
を示す説明図である。
【符号の説明】
100…照明光学系 100ax…中心軸 110…光源部 112…光源ランプ 114…凹面鏡 116…開口部 120…第1のコンデンサーレンズ 130…カラーホイール 130R,130G,130B…色フィルタ(透過型色
フィルタ) 130ax…中心軸 140…第2のコンデンサーレンズ 150…第1のレンズアレイ 152…小レンズ 160…第2のレンズアレイ 162…小レンズ 170…重畳レンズ 200…マイクロミラー型光変調装置(DMD) 200ax…中心軸 202…光照射面 204…マイクロミラー 204c…回動軸 300…プリズム 300A…第1のプリズム柱 300B…第2のプリズム柱 302A,304A,306A,308A…側面 302B,304B,306B,308B…側面 302A…選択反射透過面 310A…下面 310B…下面 312A…上面 312B…上面 300AO…直角プリズム 300BO…直角プリズム 302AO,304AO,306AO…側面 302BO,304BO,306BO…側面 310AO…下面 310BO…下面 312AO…上面 312BO…上面 400…投写レンズ(投写光学系) 500…DMD 500ax…中心軸 502…光照射面 600…プリズム 620…選択反射透過面 1000…投写型表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛山 富芳 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 滝澤 猛 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5C058 BA06 EA11 EA27 EA51 5C060 AA07 BA03 BA09 BB01 GB01 HC08 HC10 HC17 HC24 JA11 JB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を投写して表示する投写型表示装置
    であって、 照明光を射出する照明光学系と、 光照射面に照射された光の射出方向を画像情報に応じて
    制御することにより、光を変調する光変調装置と、 前記光変調装置から射出された光を投写する投写光学系
    と、 前記光変調装置と前記投写光学系との間に設けられたプ
    リズムと、を備え、 前記プリズムは、 前記照明光学系から射出されて入射する照明光を反射し
    て前記光照射面に所定の角度で入射させるとともに、前
    記光変調装置から射出された光を透過して前記投写光学
    系の方に射出する選択反射透過面を有し、 前記選択反射透過面は、 前記光照射面に平行な平面上に前記照明光の光路を投影
    したときに、前記照明光学系から射出されて前記選択反
    射透過面に入射する照明光の中心軸が、前記選択反射透
    過面で反射されて前記光照射面に入射する照明光の中心
    軸の傾きと異なる傾きを有するように形成されている、 投写型表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の投写型表示装置であっ
    て、 前記光照射面は、略矩形上の輪郭を有しており、 前記光照射面に平行な平面上に前記照明光の光路を投影
    したときに、前記選択反射透過面で反射されて前記光照
    射面に入射する照明光の中心軸は、前記光照射面の輪郭
    の辺に対して約45度の傾きを有している、 投写型表示装置。
  3. 【請求項3】 第1の方向からの入射光を反射して第2
    の方向に反射光として射出するとともに、第3の方向か
    ら入射する光を透過して射出するプリズムであって、 前記入射光および前記反射光の光路を所定の平面上に投
    影したときに、前入射光の中心軸が、前記反射光の中心
    軸の傾きと異なる傾きを有するように、前記入射光を反
    射するための光選択反射透過面を備える、 プリズム。
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