JP2000248826A - 自動ドアの安全装置 - Google Patents

自動ドアの安全装置

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JP2000248826A
JP2000248826A JP11095307A JP9530799A JP2000248826A JP 2000248826 A JP2000248826 A JP 2000248826A JP 11095307 A JP11095307 A JP 11095307A JP 9530799 A JP9530799 A JP 9530799A JP 2000248826 A JP2000248826 A JP 2000248826A
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JP
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door
safety device
open
external force
rotating roller
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JP11095307A
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Takao Kawamura
隆夫 河村
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GUREITOCHIREN KK
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GUREITOCHIREN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄道車両等大量旅客輸送に適した安全性と実
用性に優れた自動ドアの安全装置の開発。さらに旅客の
挙動に適したドアの挟みこみによる二次事故発生を効果
的に防止する安全装置の提供。 【解決手段】 機械式のドア挟みこみ離脱機構と機械式
アクチュエータを用いた人体挙動感知センサーを発案し
た。自動ドアの開閉接合先端にゴムローラを用いた自由
に回転可能な回転ローラを配置し、さらに磁気式の回転
ローラの回転検知センサーを取付けドアの間に物が挟ま
れて、これを取り出そうとすると、センサーにて検知さ
れ、ドアの再開閉動作が行えるようにした。またドアに
挟まれたものもローラの回転により比較的に用意に離脱
させることが可能となる自動ドアの安全装置を提供し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動ドアの開閉時
の挟みこみによる二次事故発生防止用の安全装置に関し
て、さらには鉄道車両,公共バス等の車両用ドアの挟み
こみに伴う二次事故発生防止用の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動ドアの安全装置は、ドアの間
に物体を挟みこまないように、事前にセンサーにて感知
させてドアの開閉を制御する遠隔センサー方式のものが
主流であった。特に鉄道車両等においては、限られた時
間内に大量の旅客を処理する都合上、またドアに挟まれ
る物体も千差万別にて有効な安全装置を模索中であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学式
或いは超音波式等の遠隔センサー方式のものにおいて
は、上述の鉄道車両における使用等、限られた時間内に
大量の旅客が通過するようなドアには安全装置としては
不向きであった。
【0004】本発明は、従来の遠隔センサー方式の安全
装置が持つ欠点を取り除き、二次発生事故の防止と、自
動ドアを通過する大量の旅客等の挙動と最も適合する新
しい自動ドア用の安全装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】先ず、鉄道車両等にて発
生した事故を参考に、安全装置にどのようなことが必要
かを分析した結果、ドアにて物が挟まっただけでは事故
とは言えないことがわかった。状況によっては挟まった
ものを引っ張り出すことも可能である。従って、上記目
的を達成するために、本願では従来の遠隔センサー方式
を改めて、機械式の挟みこみ離脱機構と機械式センサー
を用いた安全ドアを発案した。第一に自動ドアの開閉接
合先端部分にゴム又は適度な硬さの材質の自由に回転可
能なローラを配置した。このことにより、仮にドアが閉
まったときに何か物体が挟まっても、手で物理的に引っ
張り出すことが可能となった。さらに回転ローラの一部
に磁性材料を用い、磁気センサーを設置する等適宜な方
法にて回転ローラの回転を検知する様にすれば、ドアの
挟みこみ信号として,ドアの再開閉を行わせる等の安全
動作を行うことが可能となる。また回転ローラとドアの
隙間部分に薄いものが挟まった場合でも、ドア外表面の
回転ローラの隙間部分が僅かに広げられるような構造と
することによって、挟まったものを取り去ることが可能
となる。
【0006】回転ローラを用いない場合には、ドアの開
閉接合先端部分がドアの開閉方向に垂直な出入方向から
設定値以上の外力を受けると屈曲する構造として、屈曲
することによってドアが閉まった状態においても、ドア
の間に隙間が生じて、挟まれたものを、ドアの隙間から
離脱させることが可能となる。また上述同様にドアの開
閉接合先端部分に屈曲のセンサーを設置することによ
り、物体の挟みこみ検知信号を得ることが可能となり、
再度ドアを開閉させることにより、二次事故発生を防止
することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を、図面を
参照しながら説明する。図1は、回転ローラ付安全ドア
の斜視図である。1はドア本体で、2は自由に回転が可
能なゴムローラである。回転ローラは上から下まで一本
物ではなく、途中で分割されており、各回転ローラは独
立して回転できるようになっている。理由は短めの回転
ローラが製造上容易に作れるのと、長い回転ローラでは
回転により強い力を要するために使い勝手を優先させ
た。また、回転ローラの直径はドアの厚みより大きい場
合と、ドアの厚みより小さい場合の2種類が製作可能で
ある。但し、回転ローラの直径がドアの厚みより大きい
場合は戸袋に入らないので、ドア開の状態にて先端の回
転ローラは戸袋の外側に出た状態になる。通常鉄道車両
のドアの厚みは約20mm前後となっており、この寸法
を標準と想定して考える。ドアが閉まりかけて何か物が
ドアに挟まった場合には、それを引っ張るか、押すこと
によって図の回転ローラが作用に追従して回転すること
によって、挟まれた物を取り出すことが可能となる。ド
アの間に物体が挟まれることなくドアが閉まった状態で
は、該回転ローラ2は、利用者の悪戯等の原因以外には
回転しない。また回転ローラを完全な自由回転式とせず
に、僅かに抵抗要素,即ちシャフトと回転ローラ間の回
転摩擦力を調整して、一定以上の外力の作用に応じて回
転するようにして、誤動作防止機能を付与できる。
【0008】図2は、他の実施形態である回転ローラ付
安全ドアの片側斜視図である。3は巻込み防止枠であ
る。これは回転ローラとドア本体の間の隙間に薄物を巻
込んで回転ローラに絡まるのを防ぐために、外力が掛か
ると隙間が広がり挟んだものを取り出しやすいように工
夫している。またドア本体の回転ローラの近傍に磁気式
のセンサーを設置して回転ローラゴムの一部に磁性材料
を加えることにより、回転ローラが外力により回転させ
られると感知できる構造となっている。従って利用者が
ドアの間に物体を挟みこみ、これを取り去ろうと回転ロ
ーラに外力を加え、回転させれば検知されてドアの再開
閉動作を行わせることが可能となる。通常は回転ローラ
表面において数センチ動けば検知される程度が実用上好
ましい。鉄道車両用の場合には、一車両の片側ドア全て
を開閉させるのか、問題のあるドアだけ開閉させるの
か、あるいは停車中、低速時、と言った様なインターロ
ックを採用することが可能である。検知信号処理として
は、条件設定による個別ドア自動制御方式と列車中央の
司令室からの制御信号,即ちドアの中央制御系統との信
号授受による制御方式の2点がある。また回転ローラの
回転検知方法も軸回転を検知する、光学的に検知する等
適宜な方法を選択することも可能である。さらに本回転
ローラ型のセンサーはドアの物体の挟みこみだけでな
く、ドア周辺に多数の利用者が殺到して、ドアを擦りな
がら出入りした場合にも、過密状況を検知することが可
能である。またドア挟み込み信号処理として、
【0009】図3はさらに他の実施形態である端末屈曲
式の安全ドアの片側斜視図である。これは回転ローラの
変わりにドアの開閉接合先端部分がドアの出入方向から
の設定値以上の外力に対して変形して、隙間を広げるよ
うな構造になっており、ドア本体から屈曲する、屈曲部
分4と屈曲ドア端末5から構成されている。5はドア本
体とスプリング構造にて接続されて屈曲を行うようにな
っており、外力により4から曲がるようになっている。
屈曲ドア端末5は製造上の便宜及び操作性の向上から、
上から下まで一体構造ではなく、適度に分割され、各部
分が独自に可動となっている。さらにドア本体の屈曲部
分周辺に機械的な屈曲ドア端末5の屈曲センサーが設置
され、物が挟まって5に外力が働き屈曲すると、センサ
ーにて検知され、信号によりドアの再開閉動作等が行え
るようになっている。
【0010】
【発明の効果】以上、本発明の自動ドアの安全装置は機
械的なドアの挟みこみ離脱機構と機械的なアクチュエー
タ(回転ローラ等)により作動するセンサーを用いるこ
とにより、ドアの挟みこみを防止するのではなく、ドア
に物等が挟まれてもすぐ外れる、外れやすい構造と、さ
らに人間の上記回避動作を感知させるセンサーとを併せ
て、限定された時間内に大量の乗客の出入りを必要とす
る鉄道車両等の自動ドアの安全装置としては最適な機能
のものである。また二次的に発生する重大事故等を未然
に防ぐきわめて実用的な機能を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転ローラ付安全ドア斜視図
【図2】回転ローラ付安全ドアの片側斜視図(回転セン
サー及び巻込み防止枠付)
【図3】端末屈曲式安全ドアの片側斜視図
【符号の説明】
1 ドア本体 2 回転ローラ 3 巻込み防止枠 4 屈曲部分 5 屈曲ドア端末

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動ドアの開閉接合先端部分に、外力に
    より自由に回転が可能な回転ローラを配置し、扉が閉ま
    った状態にて両回転ローラに物体が挟まれた場合、これ
    を取り去るために手指等にて物体を押し引きすることに
    よって、回転ローラが回転して、ローラの間,即ち扉の
    間から該挟まれた物体を取り去ることが可能なことを特
    徴とする自動ドアの安全装置
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の安全装置において、回
    転ローラの回転センサーを設置し、回転ローラが外力に
    よって設定値以上に回転した場合に、ドア挟みこみ信号
    として、該扉を再び開く動作を行わせるか或いはドアの
    中央制御系統に信号を送信することにより、再度ドアを
    開閉させて挟まれた物体を離脱させ、二次事故を防止す
    ることを特徴とする自動ドアの安全装置
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に於て、回転ロー
    ラ表面と扉の取付け隙間に薄い物体が巻き込まれた場合
    に、該隙間が僅かに広がることによって,巻き込まれた
    薄い物体を離脱可能なことを特徴とする自動ドアの安全
    装置
  4. 【請求項4】 自動ドアの開閉接合先端部分がドアの開
    閉方向に垂直な方向から設定値以上の外力を受けた時だ
    け屈曲する構造とし、扉が閉まった状態にて開閉接合部
    分に物体が挟まれ、これを取り去ろうとしてドアに垂直
    出入方向に外力が働くとドアの間の隙間が広がり、該挟
    まれた物体をその隙間から離脱させることが可能なこと
    を特徴とする自動ドアの安全装置
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の安全装置において、開
    閉接合先端部分に設定値以上の外力が働き、屈曲した場
    合に、ドア挟みこみ信号として、該扉を再び開く動作を
    行わせるか或いはドアの中央制御系統に信号を送信する
    ことにより、再度ドアを開閉させて挟まれた物体を離脱
    させ、二次事故を防止させることを特徴とする自動ドア
    の安全装置
JP11095307A 1999-02-26 1999-02-26 自動ドアの安全装置 Withdrawn JP2000248826A (ja)

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