JP2000248462A - 自動車内装用繊維構造物 - Google Patents

自動車内装用繊維構造物

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JP2000248462A
JP2000248462A JP4977899A JP4977899A JP2000248462A JP 2000248462 A JP2000248462 A JP 2000248462A JP 4977899 A JP4977899 A JP 4977899A JP 4977899 A JP4977899 A JP 4977899A JP 2000248462 A JP2000248462 A JP 2000248462A
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fiber
fiber structure
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automobile
silicon dioxide
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JP4977899A
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Yoshinori Kasabo
美紀 笠坊
Tomomichi Fujiyama
友道 藤山
Masao Seki
昌夫 関
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繊維構造物の風合いを損ねることなく高い黒ズ
ミ防汚効果を有する自動車内装材繊維材料の提供。 【解決手段】繊維表面に無機系ケイ素化合物が被覆され
ていることを特徴とする自動車内装用繊維構造物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内装用繊維
構造物に関するものであり、特に自動車車内に流れ込む
汚染物質にたいして防汚性を有する自動車内装用繊維構
造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車車内においては、従来から自動車
走行時、自動車内に流れ込む外気汚染物がシート材や天
井材を汚染するいわゆる「黒ずみ」汚染が問題になって
いる。かかる汚染のため自動車内装に使用される繊維構
造物の色相はグレー、ブラウン等の暗色系でしかも低明
度のものに限定され内装品のデザインに制約を受けてい
た。
【0003】従来、自動車内装用繊維構造物の防汚性向
上にはフッ素系化合物やシリコーン系化合物からなる撥
水撥油剤で処理する方法が提案されているが、かかる防
汚性能はジュース、コーヒー等の主に液体状食品汚染物
に対するもので液状汚染物が繊維構造物にしみ込むのを
防止しティッシュペーパー等で拭き取って汚れを除去す
るものであり、「黒ずみ」汚れに対する防汚性能は無か
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる現状
に鑑み、「黒ずみ」防汚性、難燃性、風合いに優れた自
動車内装用繊維構造物を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、次のような構成を採用する。「繊維表面
に無機系ケイ素化合物が被覆されていることを特徴とす
る繊維構造物」、「繊維表面に無機系ケイ素化合物と燐
系化合物の混合物が被覆されていることを特徴とする繊
維構造物」、「シート表皮、シートバック材、天井材、
アームレスト表皮、ヘッドレスト表皮、ドア内張り材表
皮、マットまたはスピーカーネットの形状を有する上記
繊維構造物を用いてなる自動車内装用繊維製品」および
「繊維表面に、酸化ケイ素を含有するコーティング液を
塗布し、乾燥させることを特徴とする自動車内装用繊維
構造物の製造方法。」である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施に形態を詳し
く説明する。
【0007】本発明の繊維構造物を構成する繊維として
は、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアク
リルニトリル系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリエチ
レン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、フッ素系繊維、ア
ラミド系繊維等の合成繊維、レーヨン、アセテート等の
半合成繊維、木綿、羊毛、絹、麻等の天然繊維等および
これらの混合された繊維からなる織物、編物、不織布、
ロープ、紐等が例示される。なかでも物理的、化学的特
性に優れポリエチレンテレフタレートに代表されるポリ
エステル系繊維がが好ましく使用される。かかる繊維に
原糸糸条の製造工程や加工工程での生産性や特性改善の
ために、通常使用される各種添加剤を含んでいても良
い。例えば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、可塑剤、平滑剤、油剤、着色剤、抗
菌剤、消臭剤、防カビ剤等を含有せしめることができ
る。
【0008】本発明の無機系ケイ素化合物とは一酸化ケ
イ素、二酸化ケイ素等のケイ素酸化物、ケイ酸塩、水素
化ケイ素、ハロゲン化ケイ素、窒素化ケイ素等が例示さ
れる。なかでも、加工性、安定性、低コスト性により二
酸化ケイ素が好ましく使用され、その被覆は、溶液によ
るコーティングによるものが好ましい。コーティングの
液は、無水ケイ酸(SiO2)の超微粒子を水中に分散
せしめたコロイド溶液が好ましく使用され、粒子径が
0.5〜100mμ、好ましくは10〜50mμのものを
繊維100重量部に対し乾固形分で0.01〜20重量
部、好ましくは0.1〜10重量部、さらに好ましくは
1〜3重量部となるように付着させる。0.01重量部
より少ないと防汚性効果が得られにくい場合があり、多
く被覆しても防汚効果の向上程度が小さく、コストアッ
プや風合いの粗硬化を招くことがあり得るためである。
本発明の無機系ケイ素化合物の被覆方法には制限はない
が、水中あるいは溶剤中に分散させた溶液に繊維構造物
を浸積し目標とする付着量になるようにマングル等で絞
り、乾燥し、必要に応じて更に熱処理する方法が好まし
い。
【0009】本発明は、二酸化ケイ素と燐系化合物の混
合物を被覆せしめれば防汚効果を更に高めることがで
き、かつ燐系化合物に難燃性能を兼ね備えたものを使用
すれば難燃性能も同時に付与することができるものであ
る。
【0010】本発明の燐系化合物とは燐酸アンモニウ
ム、燐酸水素アンモニウム、燐酸尿素アンモニウム、燐
酸グアニジン、メチロール燐酸グアニジン、燐酸カルバ
メートアンモニウム、ポリ燐酸アンモニウム等が例示さ
れこれらの一種又は二種以上の混合物として使用するこ
とができる。中でも燐酸カルバメート系化合物を用いれ
ば、防汚性と難燃性を安定して付与することができる。
本発明の二酸化ケイ素と燐系化合物の混合量は二酸化ケ
イ素100重量部に対し燐系化合物が0.1〜500重
量部使用するのが防汚性、難燃性を両立するのに好まし
い。本発明の二酸化ケイ素と燐系化合物の混合物の被覆
方法は、水中分散させた溶液燐系化合物を所定量混合
し、繊維構造物を浸積し目標とする付着量になるように
マングル等で絞り、乾燥し、必要に応じて更に熱処理す
る方法が好ましい。尚、二酸化ケイ素と燐化合物は繊維
重量100重量部に対し0.01〜10重量部付着させ
るのが好ましく、さらに好ましくは1〜5重量部であ
る。
【0011】本発明の繊維構造物の表面に本発明の効果
を阻害しない範囲で他の化合物が含有されていても良
い。例えば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、可塑剤、平滑剤、油剤、柔軟剤、硬
仕上げ剤、着色剤、抗菌剤、消臭剤、防カビ剤等を含有
せしめることができる。
【0012】本発明の繊維構造物として難燃性繊維を使
用することができる。本発明で好ましく使用されるポリ
エステル系繊維の例で示すと(A)難燃化化合物が該繊
維に共重合している、(B)難燃化化合物が該繊維を構
成するポリマにブレンドされている、(C)難燃化化合
物が該繊維に吸尽されている、(D)難燃化化合物が該
繊維表面にコーティングされている、の少なくとも1種
の方法によるものである。かかる難燃化化合物を例示す
ると、(A)としては燐酸エステル類あるいはエチレン
ジメチルホスフィン酸、ベンゼンホスホン酸誘導体など
のようなホスホン酸類などの燐系化合物や臭素化ビスフ
ェノール類などの共重合可能なもの、(B)としては多
臭素化ベンゼン及びその誘導体、燐酸、亜燐酸のエステ
ル、ホスフィン誘導体等が使用でき、(C)、(D)で
はトリクレジルホスフェート、ビニルホスホン酸、トリ
アリルホスフェート、ヘキサブロモシクロドデカンなど
を使用することができる。しかしいずれの化合物もこれ
らに限定されるものではない。
【0013】本発明の繊維構造物は、撥水性をもつ必要
が無く、本発明の防汚効果は単なる繊維表面の撥水撥油
機能で発揮せしめるものではない。
【0014】本発明による繊維構造物はシート表皮、シ
ートバック材、天井材、アームレスト表皮、ヘッドレス
ト表皮、ドア内張り材表皮、マットまたはスピーカーネ
ットの等の自動車内装材に好ましく使用することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
【0016】なお、実施例及び比較例に示す性能は次の
方法で測定した。
【0017】<防汚性>JIS Z 8901に規定さ
れた試験用ダスト15種を用い、ダスト濃度70mg/
3の空気を流速1.0m/分で20分間サンプルに吹
き付け、サンプルを汚染処理した。汚染処理前後のサン
プルの反射率L値を、SMカラーコンピューター(スガ
試験機(株)社製)で測定し、汚染処理前後のL値の差
で防汚効果の程度を示した。汚染前後のL値の差が小さ
いほど防汚効果が高いといえる。 <難燃性>FMVSS−302に規定された方法で燃焼
速度を測定し、燃焼速度10cm/分以下を合格とし
○、それより高い速度を不合格とし×で表示した。 [編工程]糸使いが75デニール、36フィラメントの
ポリエステル原糸を用い、28ゲージ、組織フロント1
3、バック12でトリコット編物を作製した。 [染色工程・起毛工程]上記トリコット編物を耐候堅牢
度の高い分散染料を用い、明度の高いアイボリー色にな
るよう、130℃×30分でバッチ染色を行った。
【0018】上記染色品を、シリコン系の起毛油剤を用
い、起毛面の反射率L値が50になるよう、フレンチ起
毛を行った。 [後加工工程]この起毛上がり品(目付280g/
2)を次に示す樹脂a〜j単独またはその組み合わせ
で処理し、実施例1〜14、比較例1〜3とし、性能を
評価した結果を表1に示す。 (樹脂a)二酸化ケイ素水分散液:平均粒径12〜15
mμ、固形分18%、pH4〜5、表面電荷カチオン (樹脂b)二酸化ケイ素水分散液:平均粒径10〜20
mμ、固形分20%、pH2〜4、表面電荷アニオン (樹脂c)二酸化ケイ素水分散液:平均粒径10〜20
mμ、固形分20%、pH8.5〜9、表面電荷アニオ
ン (樹脂d)二酸化ケイ素水分散液:平均粒径10〜20
mμ、固形分30%、pH8〜10、表面電荷アニオン (樹脂e)ポリ燐酸カルバメート水溶液 固形分50% (樹脂f)燐酸尿素アンモニウム水溶液 固形分50% (樹脂g)燐酸カルバメートアンモニウム水溶液 固形
分50% (樹脂h)燐酸ビュレットアンモニウム水溶液 固形分
50% (樹脂i)NKガードFG270(フッ素系撥水撥油剤
日華化学株式会社製) (樹脂j)スミテックスレジンM3(メラミン化合物
住友化学社製)。
【0019】実施例1〜6 実施例1〜6は二酸化ケイ素水分散液単独で処理したも
のである。表1に示す薬剤濃度の処理液中に、起毛上が
り品を浸漬後、線圧2kg/mでニップし、140℃×
5分で乾燥後、170℃×5分で熱セットした。樹脂付
着量は、処理前後の重量差を測定し、基布100重量部
に付着した固形分付着量として表1に記した。
【0020】実施例1〜6はいずれも未処理品(比較例
3)と比べ優れた防汚効果を示している。
【0021】実施例7 実施例7は二酸化ケイ素水分散液と燐系難燃剤を併用し
て処理したものである。二酸化ケイ素水分散液(樹脂
d)と燐系難燃剤(樹脂e)を表1に示すようにそれぞ
れ水溶液中3重量%、0.2重量%になるよう混合し、
処理液を作製した。この処理液中に、実施例1と同様
に、起毛上がり品を浸漬後、線圧2kg/mでニップ
し、140℃×5分で乾燥後、170℃×5分で熱セッ
トした。樹脂付着量は、処理前後の重量差から求めた混
合物の付着量が、樹脂d、樹脂eを単独で処理した際の
樹脂付着量の足しあわせになることを確認した上、それ
ぞれの樹脂の付着量として表1に記した。
【0022】実施例7は未処理品(比較例3)と比べ優
れた防汚効果を示している。以下実施例8〜14は防汚
効果と難燃効果を両立する処方である。
【0023】実施例8 実施例8は実施例7の燐系難燃剤の濃度を2重量%にな
るよう混合した以外は実施例7と同様に処理した。
【0024】実施例8も未処理品(比較例3)と比べ優
れた防汚効果を示している。
【0025】実施例6,7,8を比較すると、燐系化合
物を少量でも併用した実施例7,8の方が、二酸化ケイ
素のみの実施例6より防汚効果が高いことがわかる。
【0026】実施例9 実施例9は二酸化ケイ素水分散液と燐系難燃剤4種を併
用して処理したものである。二酸化ケイ素水分散液(樹
脂d)と燐系難燃剤(樹脂e、樹脂f、樹脂g、樹脂
h)を表1に示すようにそれぞれ水溶液中3重量%、1
重量%、0.5重量%、0.25重量%、0.25重量
%になるよう混合し、処理液を作製した。
【0027】この処理液中に、実施例1と同様に、起毛
上がり品を浸漬後、線圧2kg/mでニップし、140
℃×5分で乾燥後、170℃×5分で熱セットした。樹
脂付着量は、処理前後の重量差から求めた混合物の付着
量が、樹脂d、樹脂e、樹脂f、樹脂g、樹脂hを単独
で処理した際の樹脂付着量の足しあわせになることを確
認した上、それぞれの樹脂の付着量として表1に記し
た。
【0028】実施例9も未処理品(比較例3)と比べ優
れた防汚効果を示している。
【0029】実施例10 実施例10は二酸化ケイ素水分散液と燐系難燃剤および
硬仕上げ剤を併用して処理したものである。二酸化ケイ
素水分散液(樹脂d)、燐系難燃剤(樹脂e)メラミン
系硬仕上げ剤(樹脂j)、およびメラミン架橋剤をそれ
ぞれ水溶液中、3重量%、5重量%、1重量%、0.1
重量%になるよう混合し、処理液を作製した。
【0030】この処理液中に、実施例1と同様に、起毛
上がり品を浸漬後、線圧2kg/mでニップし、140
℃×5分で乾燥後、170℃×5分で熱セットした。樹
脂付着量は、処理前後の重量差から求めた混合物の付着
量が、樹脂d、樹脂e、樹脂jを単独で処理した際の樹
脂付着量の足しあわせになることを確認した上、それぞ
れの樹脂の付着量として表1に記した。
【0031】実施例10は、防汚効果と難燃効果の他、
さらに硬仕上げ加工剤としてメラミン樹脂を併用したも
のであるが、防汚効果には影響はなく、未処理品(比較
例3)と比べ優れた防汚効果を示している。
【0032】実施例11〜13 実施例11〜13は実施例8の樹脂eのかわりにそれぞ
れ樹脂f、樹脂g、樹脂hを使用して実施例8と同様に
処理したものである。いずれも未処理品(比較例3)と
比べ優れた防汚効果を示している。
【0033】実施例14 実施例14は実施例8の樹脂dのかわりに樹脂bを使用
して実施例8と同様に処理したものである。実施例14
も未処理品(比較例3)と比べ優れた防汚効果を示して
いる。
【0034】
【表1】
【0035】表1における注釈は以下のとおり。 濃度…処理液100重量部中の樹脂重量% 付着量…基布100重量部に付着している固形分重量 難燃性…SMVSS−302規定の方法で燃焼試験を行
い、燃焼速度10cm/分以下を合格とし○、それより
高い速度を不合格とし×で表示。 防汚性…汚染前後の反射率の差を表示。値が小さいほど
防汚性が高い。
【0036】比較例1 比較例1は燐系難燃剤を単独で処理したものである。表
1に示す薬剤濃度の処理液中に、起毛上がり品を浸漬
後、線圧2kg/mでニップし、140℃×5分で乾燥
後、170℃×5分で熱セットした。樹脂付着量は、処
理前後の重量差を測定し、基布100重量部に付着した
固形分付着量として表1に記した。
【0037】比較例1は難燃効果はあるが防汚効果はな
く、未処理品(比較例3)よりも防汚効果が低下してい
る。
【0038】比較例2 比較例2はフッ素系撥水撥油剤を用いて、表1に示す処
理液中で比較例1と同じ方法により処理したものであ
る。樹脂付着量は、処理前後の重量差を測定し、基布1
00重量部に付着した固形分付着量として表1に記し
た。
【0039】比較例2は未処理品(比較例3)よりも防
汚効果が低下している。
【0040】比較例3 起毛上がりの未処理品を比較例3とした。
【0041】
【発明の効果】本発明による処理品は繊維構造物の風合
いを損ねることなく高い黒ズミ防汚効果を付与すること
ができ、例えば淡色系の高明度染織品の自動車内装材へ
の展開を著しく広げることができる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維表面に無機系ケイ素化合物が被覆され
    ていることを特徴とする自動車内装用繊維構造物。
  2. 【請求項2】無機系ケイ素化合物が二酸化ケイ素である
    請求項1記載の自動車内装用繊維構造物
  3. 【請求項3】被覆している二酸化ケイ素の量が繊維構造
    物100重量部に対して0.01〜10重量部である請
    求項2記載の自動車内装用繊維構造物。
  4. 【請求項4】二酸化ケイ素と燐系化合物との混合物が被
    覆されていることを特徴とする請求項2または3記載の
    自動車内装用繊維構造物。
  5. 【請求項5】燐系化合物が繊維構造物に難燃性を付与す
    るものである請求項4記載の自動車内装用繊維構造物。
  6. 【請求項6】燐系化合物が燐酸カルバメート系化合物で
    ある請求項4または5記載の自動車内装用繊維構造物。
  7. 【請求項7】二酸化ケイ素100重量部に対して燐系化
    合物が0.1〜500重量部混合されている請求項4〜
    6いずれかに記載の自動車内装用繊維構造物。
  8. 【請求項8】二酸化ケイ素と難燃剤の混合物の付着量が
    繊維100重量部に対して0.01〜10重量部である
    請求項4〜7いずれかに記載の自動車内装用繊維構造
    物。
  9. 【請求項9】繊維がポリエステル系繊維である請求項1
    〜8いずれかに記載の自動車内装用繊維構造物。
  10. 【請求項10】ポリエステル系繊維が難燃性繊維である
    請求項9記載の自動車内装用繊維構造物。
  11. 【請求項11】シート表皮、シートバック材、天井材、
    アームレスト表皮、ヘッドレスト表皮、ドア内張り材表
    皮、マットまたはスピーカーネットの形状を有する、請
    求項1〜10のいずれかの繊維構造物を用いてなる繊維
    製品。
  12. 【請求項12】繊維表面に、酸化ケイ素を含有するコー
    ティング液を塗布し、乾燥させることを特徴とする自動
    車内装用繊維構造物の製造方法。
  13. 【請求項13】コーティング液がさらにリン系難燃剤を
    含有するものである請求項12記載の自動車内装用繊維
    構造物の製造方法。
  14. 【請求項14】繊維構造物がシート表皮、シートバック
    材、天井材、アームレスト表皮、ヘッドレスト表皮、ド
    ア内張り材表皮、マットまたはスピーカーネットの形状
    を有するものである請求項12または13記載の自動車
    内装用繊維構造物の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102936842A (zh) * 2012-10-29 2013-02-20 金猴集团威海鞋业有限公司 一种纳米阻燃中底鞋材
JP2016135930A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 株式会社川島織物セルコン 難燃・防汚布帛、花粉キャッチ・防汚布帛、及び、これらの布帛を用いたカーテン

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