JP2000247600A - クローラ式ブーム作業車の安全装置 - Google Patents

クローラ式ブーム作業車の安全装置

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JP2000247600A JP11048966A JP4896699A JP2000247600A JP 2000247600 A JP2000247600 A JP 2000247600A JP 11048966 A JP11048966 A JP 11048966A JP 4896699 A JP4896699 A JP 4896699A JP 2000247600 A JP2000247600 A JP 2000247600A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行体を旋回走行させながらこれと同方向に
ブームを旋回させた場合であっても、走行体を転倒させ
たり作業台上の作業者に大きな衝撃(過大な慣性力)を
与えることのないクローラ式ブーム作業車の安全装置を
提供する。 【解決手段】 コントローラ40は、クローラ装置作動
レバー23の操作により出力される走行指令に応じて走
行体11を走行させるとともにブーム作動レバー21の
操作により出力される旋回指令に応じてブーム14を旋
回させる制御を行うが、レバー23により走行体11を
旋回走行させる指令がなされたときには、作業台15の
移動速度が基準速度以下になるように走行体11の旋回
走行を行わせる。また、レバー23による走行体11を
旋回走行させる指令とレバー21によるブーム14を旋
回させる指令とが同時になされたときには、ブーム14
を旋回させる指令信号を無視して走行体11の旋回走行
のみを行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラ装置を備
えて直進及び旋回走行が可能な走行体に起伏、伸縮、旋
回動自在なブームを設け、このブームの先端部に作業台
やクレーン装置等の作業装置が取り付けられてなるクロ
ーラ式ブーム作業車の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クローラ式ブーム作業車は一般に、クロ
ーラ装置を備えて直進及び旋回走行が可能な走行体に起
伏、伸縮、旋回動自在なブームが設けられ、このブーム
の先端部に作業車搭乗用の作業台やクレーン装置等の作
業装置が取り付けられて構成されている。そして、ブー
ムを起伏、伸縮、旋回させて作業装置を所望の位置に移
動させることにより、目的に応じた作業を行うことが可
能になっている。このようなクローラ式ブーム作業車で
は、走行体を走行させながらブームの作動を行うことも
可能であり、これら両作動を組み合わせて行うことによ
り、作業装置の移動を迅速、且つ滑らかに行うことがで
きるようになっている。
【0003】また、走行体の旋回走行により、ブーム先
端部の作業装置の移動速度が過大になることを防止する
ため、走行体の旋回操作入力が行われた場合には、この
操作に基づいて走行体が旋回走行したときに生じる走行
体の旋回速度を算出するとともに、この旋回速度と別途
検出した作業台の位置との関係から作業装置の移動速度
を求め、この作業装置の移動速度が予め定めた基準速度
を越えないように走行体の旋回走行を規制する安全装置
が組み込まれていることもある。このような安全装置に
よれば、作業台に過大な慣性力(遠心力)が作用して走
行体が転倒したり、或いは旋回停止時に作業台に搭乗し
た作業者に大きな衝撃を与えるようなことを防止するこ
とが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなクローラ式ブーム作業車において、走行体を旋回さ
せながらこれと同方向にブームを旋回させたような場合
にあっては、作業装置にの移動速度は、走行体の旋回走
行による移動速度成分にブームの旋回による移動速度成
分が加わったものとなるため上記基準速度を越えてしま
う虞があった。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、走行体を旋回走行させながらこれと同方向
にブームを旋回させた場合であっても、走行体を転倒さ
せたり作業装置(作業台)上の作業者に大きな衝撃(過
大な慣性力)を与えることのないクローラ式ブーム作業
車の安全装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、第1の本発明に係るクローラ式ブーム作業車の
安全装置は、クローラ装置を備えて直進及び旋回走行が
可能な走行体と、走行体に取り付けられて起伏、伸縮、
旋回動自在なブームと、ブームの先端部に取り付けられ
た作業装置(例えば、実施形態における作業台15)と
を有して構成されるクローラ式ブーム作業車において、
走行体の走行指令を行う走行指令手段(例えば、実施形
態におけるクローラ装置作動レバー23)と、ブームの
旋回指令を行う旋回指令手段(例えば、実施形態におけ
るブーム作動レバー21)と、作業装置の走行体に対す
る位置を検出する位置検出手段(例えば、実施形態にお
ける起伏角度検出器31、長さ検出器32及び旋回角度
検出器33)と、走行指令手段の操作により出力される
走行指令に応じて走行体を走行させるとともに旋回指令
手段の操作により出力される旋回指令に応じてブームを
旋回させる制御を行う制御手段(例えば、実施形態にお
けるコントローラ40)とを備えて構成されている。そ
して制御手段が、走行体を旋回走行させる指令がなされ
たときに、この指令に基づいて走行体を旋回走行させた
ときに生じる作業装置の移動速度を位置検出手段からの
検出情報を用いて算出し、この作業装置の移動速度が予
め定めた基準速度を上回ると判断した場合には、作業装
置の移動速度が上記基準速度以下になるように走行体の
旋回走行を減速して行わせ、走行体を旋回走行させる指
令とブームを旋回させる指令とが同時になされた場合に
は、走行体の旋回走行のみを行わせる。
【0007】また、第2の本発明に係るクローラ式ブー
ム作業車の安全装置は、クローラ装置を備えて直進及び
旋回走行が可能な走行体と、走行体に取り付けられて起
伏、伸縮、旋回動自在なブームと、ブームの先端部に取
り付けられた作業装置とを有して構成されるクローラ式
ブーム作業車において、走行体の走行指令を行う走行指
令手段と、ブームの旋回指令を行う旋回指令手段と、作
業装置の走行体に対する位置を検出する位置検出手段
と、走行指令手段の操作により出力される走行指令に応
じて走行体を走行させるとともに旋回指令手段の操作に
より出力される旋回指令に応じてブームを旋回させる制
御を行う制御手段とを備えて構成されている。そして制
御手段が、走行体を旋回走行させる指令がなされたとき
に、この指令に基づいて走行体を旋回走行させたときに
生じる作業装置の移動速度を位置検出手段からの検出情
報を用いて算出し、この作業装置の移動速度が予め定め
た基準速度を上回ると判断した場合には、作業装置の移
動速度が上記基準速度以下になるように走行体の旋回走
行を減速して行わせ、走行体を旋回走行させる指令とブ
ームを旋回させる指令とが同時になされ、且つ両旋回の
方向が同方向であった場合には、走行体の旋回走行のみ
を行わせる。
【0008】また、第3の本発明に係るクローラ式ブー
ム作業車の安全装置は、クローラ装置を備えて直進及び
旋回走行が可能な走行体と、走行体に取り付けられて起
伏、伸縮、旋回動自在なブームと、ブームの先端部に取
り付けられた作業装置とを有して構成されるクローラ式
ブーム作業車において、走行体の走行指令を行う走行指
令手段と、ブームの旋回指令を行う旋回指令手段と、作
業装置の走行体に対する位置を検出する位置検出手段
と、走行指令手段の操作により出力される走行指令に応
じて走行体を走行させるとともに旋回指令手段の操作に
より出力される旋回指令に応じてブームを旋回させる制
御を行う制御手段とを備えて構成されている。そして制
御手段が、走行体を旋回走行させる指令がなされたとき
に、この指令に基づいて走行体を旋回走行させたときに
生じる作業装置の移動速度を位置検出手段からの検出情
報を用いて算出し、この作業装置の移動速度が予め定め
た基準速度を上回ると判断した場合には、作業装置の移
動速度が上記基準速度以下になるように走行体の旋回走
行を減速して行わせ、走行体を旋回走行させる指令とブ
ームを旋回させる指令とが同時になされ、且つ両旋回の
方向が同方向であった場合には、走行体の旋回走行によ
り生ずる作業装置の移動速度成分とブームの旋回により
生ずる作業装置の移動速度成分との和が上記基準速度以
下となるように、走行体の旋回走行とブームの旋回とを
共に減速して行わせる。
【0009】これら第1〜3の本発明に係るクローラ式
ブーム作業車の安全装置によれば、走行体を急激に旋回
させる指令を行った場合のみならず、走行体の旋回走行
の指令と同時にこれと同方向のブームの旋回指令を行っ
た場合であっても、作業装置の移動速度が予め定めた基
準速度を越えることがないので、走行体を転倒させたり
作業装置(作業台)上の作業者に大きな衝撃(過大な慣
性力)を与えたりすることを防止でき、作業の安全性を
高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
ましい実施形態について説明する。図2は、第1の本発
明に係る安全装置を備えたクローラ式ブーム作業車(以
下、作業車と称する)10を示している。この作業車1
0は、左右一対のクローラ装置12,12を有する走行
体11の上部に旋回台13が旋回動自在に設けられてお
り、この旋回台13の上部には伸縮動自在なブーム14
が起伏動自在に取り付けられている。そしてブーム14
の先端部には作業車搭乗用の作業台15がブーム14の
先端部に対して水平旋回動自在に取り付けられている。
【0011】左右のクローラ装置12,12の各々は、
エンジンEにより駆動される油圧ポンプP(エンジンE
及び油圧ポンプPは図2においては図示せず)からの圧
油の供給を受けて回転駆動される起動輪12aと、自由
に回転できる遊動輪12bと、これら両輪12a,12
bの間に掛け渡して設けられたクローラベルト12cと
を有して構成されている。
【0012】旋回台13は旋回台13自身に内蔵された
旋回モータ16を油圧駆動することによりに走行体11
に対して水平旋回させることができるようになってい
る。ブーム14は基端ブーム14a、中間ブーム14b
及び先端ブーム14cが入れ子式に構成されており、ブ
ーム14に内蔵された伸縮シリンダ17を油圧駆動する
ことにより伸縮させることができるようになっている。
またブーム14は、基端ブーム14aが旋回台13の上
部に形成されたブーム支持部材18に枢結されて旋回台
13に取り付けられており、旋回台13と基端ブーム1
4aとの両方に跨って設けられた起伏シリンダ19を油
圧駆動することにより走行体11に対して起伏させるこ
とができるようになっている。なお、起伏シリンダ1
9、伸縮シリンダ17及び旋回モータ16は、前述のク
ローラ装置12の起動輪12aと同様、旋回台13に内
蔵された油圧ポンプPから供給される油圧を受けて作動
するようになっている。
【0013】ブーム14の先端部には、常に垂直が保た
れるように構成された垂直ポスト(図示せず)が取り付
けられており、作業台15はこの垂直ポストに取り付け
られている。従って作業台15はブーム14の姿勢によ
らず常に水平状態が保持される。また作業台15は、作
業台15の内部に設けられた電動式の首振りモータ20
を駆動することにより、垂直ポストに対して首振り水平
旋回させることができるようになっている。
【0014】作業台15には図3に示すように、ブーム
作動レバー21と、首振り作動レバー22と、クローラ
装置作動レバー23が設けられており、クローラ装置作
動レバー23は左右のクローラ装置12,12に対応す
るレバー23a,23bからなっている。ブーム作動レ
バー21は中立位置から前後左右を含む360度全ての
方向への傾動操作及び軸回りの捻り操作が可能になって
おり、首振り作動レバー22及び左右のクローラ装置作
動レバー23a,23bはいずれも中立位置から前方若
しくは後方へ傾動操作することができるようになってい
る。これらのレバーはいずれも手動により操作される
が、傾動若しくは捻り状態から手を離したときには自動
的に中立位置へ復帰する構成となっている。
【0015】ブーム作動レバー21の基部には、このレ
バー21の前後方向の傾動状態(傾動方向及び傾動量)
を検出するポテンショメータと、左右方向の傾動状態
(傾動方向及び傾動量)を検出するポテンショメータ
と、捻り状態(捻り方向及び捻り量)を検出するポテン
ショメータとが設けられている。そして、各ポテンショ
メータにおいて検出された情報はそれぞれ起伏シリンダ
19を駆動する指令信号、伸縮シリンダ17を駆動する
指令信号及び旋回モータ16を駆動する指令信号として
出力される。
【0016】首振り作動レバー22は首振りモータ20
のオン・オフスイッチになっており、レバー22が中立
位置にあるときにはオフに、またレバー22を前方若し
くは後方に傾動させたときにはオンになるようになって
いる。更に、首振り作動レバー22を前方に傾動したと
きには首振りモータ20が正方向に回転して作業台15
が垂直ポスト左回りに旋回し、また、首振り作動レバー
22を後方に傾動したときには首振りモータ20が逆方
向に回転して作業台15が垂直ポスト右回りに旋回する
ようになっている。
【0017】左右のクローラ装置作動レバー23a,2
3bのそれぞれの基部には、これらレバー23a,23
bの前後方向の傾動状態(傾動方向及び傾動量)を検出
するポテンショメータが各々設けられており、各ポテン
ショメータにおいて検出された情報はそれぞれ左右のク
ローラ装置12,12を駆動する指令信号として出力さ
れる。
【0018】基端ブーム14の基端部及び先端部にはそ
れぞれ起伏角度検出器31及び長さ検出器32が設けら
れており、これら検出器31,32によりブーム14の
起伏角度及び長さが検出されるようになっている。ま
た、旋回モータ16の近傍には旋回角度検出器33が設
けられており、これにより旋回台13の旋回角度すなわ
ちブーム14の旋回角度が検出されるようになってい
る。
【0019】図1は、本発明に係る安全装置を含む制御
系の構成を示すブロック図である。この図に示すよう
に、コントローラ40はブーム作動制御部41と、クロ
ーラ装置作動制御部42と、規制判断部43とを有して
いる。そして、ブーム作動レバー21の操作により出力
された指令信号はブーム作動制御部41に、左右のクロ
ーラ装置作動レバー23a,23bの操作により出力さ
れた指令信号はクローラ装置作動制御部42それぞれ入
力される。また、起伏角度検出器31、長さ検出器32
及び旋回角度検出器33からの検出情報はいずれもブー
ム作動制御部41に入力される。なお、ブーム作動制御
部41及びクローラ装置作動制御部42はそれぞれ規制
判断部43と情報のやり取りをすることができるように
なっている。
【0020】起伏シリンダ19、伸縮シリンダ17及び
旋回モータ16への油圧の供給を制御してこれらを作動
させる起伏シリンダ作動弁51、伸縮シリンダ作動弁5
2及び旋回モータ作動弁53はブーム作動制御部41か
らの指令信号に基づいて電磁比例駆動されるようになっ
ている。また、左右のクローラ装置12への油圧の供給
を制御してこれらを作動させる左右のクローラ装置作動
弁54a,54bはクローラ装置作動制御部42からの
指令信号に基づいて電磁比例駆動されるようになってい
る。
【0021】このような構成のクローラ式ブーム作業車
10において、作業台15に搭乗した作業者がブーム作
動レバー21を傾動若しくは捻り操作すると、その操作
に応じた指令信号がコントローラ40のブーム制御部4
1に入力される。ブーム作動制御部41は、入力された
指令信号に含まれるブーム作動レバー21の操作方向
(傾動若しくは捻り方向)及び操作量(傾動量若しくは
捻り量)の情報に応じて各作動弁51〜53を電磁比例
駆動する。これによりブーム14はブーム作動レバー2
1の操作に応じて起伏、伸縮、旋回作動する。
【0022】このように作業車10においては、ブーム
作動レバー21を操作してブーム14を起伏、伸縮、旋
回作動させることができるとともに、前述したように首
振り作動レバー22を操作して作業台15を垂直ポスト
まわりに首振り作動させることができるので、作業台1
5に搭乗した作業者は自らのレバー操作により作業台1
5を所望の位置に移動させ、且つ、所望の向きに整えて
高所作業を行うことが可能である。
【0023】また、作業台15に搭乗した作業者が左右
のクローラ装置作動レバー23a,23bを傾動操作す
ると、その操作に応じた指令信号がコントローラ40の
クローラ装置作動制御部42に入力される。クローラ装
置作動制御部42は、入力された指令信号に含まれる左
右のクローラ装置作動レバー23a,23bの操作方向
(傾動方向)及び操作量(傾動量)の情報に応じて左右
のクローラ装置作動弁54a,54bを電磁比例駆動す
る。これにより左右のクローラ装置12はクローラ装置
作動レバー23a,23bの操作に応じて前進方向若し
くは後進方向に回転作動する。なお、走行体11の走行
速度制御はクローラ装置作動レバー23a,23bを操
作してクローラ装置作動弁54a,54bの駆動量を調
節することにより可能であるが、エンジンEの回転数を
制御して油圧ポンプPから吐出される作動油量を調節す
ることによっても上記制御を行うことができる。この場
合にはエンジンの低騒音化を図ることもできる。また、
油圧ポンプPが可変容量式である場合も、作動油の吐出
量を調節することによって走行体11の走行速度制御を
行うことが可能である。
【0024】左右のクローラ装置12,12は各々独立
して、且つ、正逆所望の方向に作動させることができる
ようになっており、左右同時に同方向に作動させること
により走行体11を前進若しくは後進させることが可能
である。また、左右のいずれか一方のみを、若しくは左
右互いに逆方向に作動させることにより走行体11を旋
回走行させることができるようになっている。なお、前
者は作動させない側のクローラ装置12を支点とした旋
回(ピボットターン)となり、後者はその場における旋
回(スピンターン)となる。
【0025】ブーム作動制御部41においては、起伏角
度検出器31、長さ検出器32及び旋回角度検出器33
からの検出結果に基づいて作業台15の走行体11に対
する位置が常に算出されているが、この情報は規制判断
部43へ送られている。また、左右のクローラ装置作動
レバー23a,23bからの指令信号はクローラ装置作
動制御部42から規制判断部43へ送られており、規制
判断部43は、このクローラ装置作動レバー23a,2
3bからの指令信号が走行体11を旋回走行させるもの
であることを検知したときには、この指令信号に相当す
る走行体11を旋回走行させるトルクと、算出された作
業台14の位置及び作業台14の積載重量(最大値に固
定しておいてもよいが、荷重検出器を設けてこれにより
検出しても良い)とを用いて作業車10全体の重量分布
とを算出する。
【0026】次に規制判断部43は、上記トルクと作業
車10全体の重量分布とから、上記指令信号に基づいて
走行体11を旋回走行させたときに生じるであろう走行
体11の旋回速度(角速度)を算出し、この旋回速度
と、上記作業台15の走行体11に対する位置(具体的
には旋回台13の旋回軸と作業台15との水平距離)と
の関係から、その旋回走行を行ったときに生じるであろ
う作業台15の移動速度(旋回による水平面内の移動速
度)を算出する。そして、このようにして算出された作
業台15の移動速度を予め定めた基準速度と比較し、作
業台15の移動速度がその基準速度を上回ると判断した
場合には、クローラ装置作動制御部42に対して規制信
号を出力する。
【0027】クローラ装置作動制御部42は、前述のよ
うに、クローラ装置作動レバー23a,23bから出力
された指令信号に基づいて左右のクローラ装置12を作
動させる(左右のクローラ装置作動弁54a,54bを
作動させる)が、規制判断部43から規制信号が出力さ
れているときには、作業台15の移動速度が上記基準速
度以下になるように、走行体11の旋回走行を減速して
行わせる(旋回走行が規制される)。このため、クロー
ラ装置作動レバー23a,23bにより走行体11を急
激に旋回させる操作を行った場合であっても、作業台1
5の移動速度は基準速度を越えることがない。
【0028】また、ブーム作動レバー21からの指令信
号はブーム作動制御部41から規制判断部43に送られ
ているが、規制判断部43は、左右のクローラ装置作動
レバー23a,23bによる走行体11を旋回走行させ
る指令と、ブーム作動レバー21によるブーム14を旋
回させる指令とが同時になされたことを検知したときに
は、ブーム作動制御部41に対して規制信号を出力す
る。
【0029】この規制信号を受けたブーム作動制御部4
1は、ブーム作動レバー21から指令信号が出力されて
いてもこれを無視してブーム14の旋回作動を行わず、
クローラ装置作動制御部42のみがクローラ装置作動レ
バー23a,23bからの指令信号に基づいてクローラ
装置12を作動させ、走行体11を旋回走行させる。な
お、この場合においても作業台15の移動速度が基準速
度を越えるような走行体11の旋回走行は前述のように
規制される。このため、走行体11の旋回走行の指令と
同時にこれと同方向のブーム14の旋回指令を行った場
合であっても、作業台15の移動速度が基準速度を越え
ることがない。なお、このような場合においても、作業
台15の移動速度が基準速度を越えるような走行体11
の旋回走行が前述のように規制されるのは勿論である。
【0030】このように、クローラ装置作動レバー23
a,23bにより、走行体11を急激に旋回させる操作
を行った場合や、或いは走行体11の旋回走行の指令と
同時にこれと同方向のブーム14の旋回指令を行った場
合であっても、作業台15の移動速度が予め定めた基準
速度を越えることがないので、走行体11を転倒させた
り作業台15上の作業者に大きな衝撃(過大な慣性力)
を与えたりすることを防止でき、作業の安全性を高める
ことができる。なお、上記基準速度は、ブーム14を旋
回させた場合において、作業台15の積載重量が最大の
場合であってもその慣性力(遠心力)により走行体11
が転倒する虞がなく、また旋回停止時に作業台15に搭
乗した作業者に大きなショックを与えない大きさに設定
される(例えば、ブーム14の長さが10m位であれば
0.4〜0.5m/sec程度)。
【0031】第2の本発明に係る安全装置は、上述の第
1の本発明に係る安全装置におけるコントローラ40の
規制判断部43における処理のうち、左右のクローラ装
置作動レバー23a,23bによる走行体11を旋回走
行させる指令と、ブーム作動レバー21によるブーム1
4を旋回させる指令とが同時になされた場合における処
理が異なるのみである。すなわち、規制判断部43は、
左右のクローラ装置作動レバー23a,23bによる走
行体11を旋回走行させる指令と、ブーム作動レバー2
1によるブーム14を旋回させる指令とが同時になさ
れ、且つこれら両旋回の方向が同方向であることを検知
した場合には、ブーム作動制御部41に対して規制信号
を出力する。
【0032】この規制信号を受けたブーム作動制御部4
1は、ブーム作動レバー21から指令信号が出力されて
いてもこれを無視してブーム14の旋回作動を行わず、
クローラ装置作動制御部42のみがクローラ装置作動レ
バー23a,23bからの指令信号に基づいてクローラ
装置12を作動させ、走行体11を旋回走行させる。な
お、この場合においても作業台15の移動速度が基準速
度を越えるような走行体11の旋回走行は前述のように
規制される。従ってこの構成の場合も作業台15の移動
速度が予め定めた基準速度を越えることがなく、第1の
本発明に係る安全装置と同様の効果を得ることができ
る。
【0033】また、第3の本発明に係る安全装置は、上
述の第2の本発明に係る安全装置と同様、第1の本発明
に係る安全装置におけるコントローラ40の規制判断部
43における処理のうち、左右のクローラ装置作動レバ
ー23a,23bによる走行体11を旋回走行させる指
令と、ブーム作動レバー21によるブーム14を旋回さ
せる指令とが同時になされた場合における処理のみが異
なる。すなわち、第3の本発明に係る安全装置において
は、規制判断部43は、左右のクローラ装置作動レバー
23a,23bによる走行体11を旋回走行させる指令
とブーム作動レバー21によるブーム14を旋回させる
指令とが同時になされ、且つ両旋回の方向が同方向であ
ることを検知したときには、クローラ装置作動制御部4
2及びブーム作動制御部41に対して規制信号を出力す
る。
【0034】この規制信号を受けたクローラ装置作動制
御部42及びブーム作動制御部41は、走行体11の旋
回走行により生ずる作業台15の移動速度成分とブーム
15の旋回により生ずる作業台15の移動速度成分(い
ずれも検出器31〜33を用いて得られる作業台15の
走行体11に対する位置の情報を要する)との和が上記
基準速度を越えないように、走行体11の旋回走行とブ
ーム14の旋回とを共に減速して行わせる。このような
構成の場合においても作業台15の移動速度が予め定め
た基準速度を越えることがなく、第1及び第2の本発明
に係る安全装置と同様の効果を得ることができる。
【0035】以上、本発明に係る安全装置の実施形態に
ついて説明してきたが、本発明は上述の構成に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上
記実施の形態においては自走式のクローラ式ブーム作業
車を例に説明したが、これは走行体に運転席が設けられ
ており、この運転席から走行体の運転を行う構成の作業
車であっても構わない。また、ブーム14の先端部の作
業装置は作業台15に代えてクレーン装置(シーブ)等
であっても構わず、同様の効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るクロ
ーラ式ブーム作業車の安全装置によれば、走行体を急激
に旋回させる指令を行った場合のみならず、走行体の旋
回走行の指令と同時にこれと同方向のブームの旋回指令
を行った場合であっても、作業装置の移動速度が予め定
めた基準速度を越えることがないので、走行体を転倒さ
せたり作業装置(作業台)上の作業者に大きな衝撃(過
大な慣性力)を与えたりすることを防止でき、作業の安
全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に安全装置を含む制御系の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】上記安全装置を備えたクローラ式ブーム作業車
の側面図である。
【図3】上記クローラ式ブーム作業車の作業台の斜視図
である。
【符号の説明】
10 クローラ式ブーム作業車 11 走行体 14 ブーム 15 作業台(作業装置) 21 ブーム作動レバー(旋回指令手段) 23 クローラ装置作動レバー(走行指令手段) 31 起伏角度検出器(位置検出手段) 32 長さ検出器(位置検出手段) 33 旋回角度検出器(位置検出手段) 40 コントローラ(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ装置を備えて直進及び旋回走行
    が可能な走行体と、 前記走行体に取り付けられて起伏、伸縮、旋回動自在な
    ブームと、 前記ブームの先端部に取り付けられた作業装置とを有し
    て構成されるクローラ式ブーム作業車の安全装置であっ
    て、 前記走行体の走行指令を行う走行指令手段と、 前記ブームの旋回指令を行う旋回指令手段と、 前記作業装置の前記走行体に対する位置を検出する位置
    検出手段と、 前記走行指令手段の操作により出力される走行指令に応
    じて前記走行体を走行させるとともに前記旋回指令手段
    の操作により出力される旋回指令に応じて前記ブームを
    旋回させる制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段が、 前記走行体を旋回走行させる指令がなされたときに、こ
    の指令に基づいて前記走行体を旋回走行させたときに生
    じる前記作業装置の移動速度を前記位置検出手段からの
    検出情報を用いて算出し、この作業装置の移動速度が予
    め定めた基準速度を上回ると判断した場合には、前記作
    業装置の移動速度が前記基準速度以下になるように前記
    走行体の旋回走行を減速して行わせ、 前記走行体を旋回走行させる指令と前記ブームを旋回さ
    せる指令とが同時になされた場合には、前記走行体の旋
    回走行のみを行わせることを特徴とするクローラ式ブー
    ム作業車の安全装置。
  2. 【請求項2】 クローラ装置を備えて直進及び旋回走行
    が可能な走行体と、 前記走行体に取り付けられて起伏、伸縮、旋回動自在な
    ブームと、 前記ブームの先端部に取り付けられた作業装置とを有し
    て構成されるクローラ式ブーム作業車の安全装置であっ
    て、 前記走行体の走行指令を行う走行指令手段と、 前記ブームの旋回指令を行う旋回指令手段と、 前記作業装置の前記走行体に対する位置を検出する位置
    検出手段と、 前記走行指令手段の操作により出力される走行指令に応
    じて前記走行体を走行させるとともに前記旋回指令手段
    の操作により出力される旋回指令に応じて前記ブームを
    旋回させる制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段が、 前記走行体を旋回走行させる指令がなされたときに、こ
    の指令に基づいて前記走行体を旋回走行させたときに生
    じる前記作業装置の移動速度を前記位置検出手段からの
    検出情報を用いて算出し、この作業装置の移動速度が予
    め定めた基準速度を上回ると判断した場合には、前記作
    業装置の移動速度が前記基準速度以下になるように前記
    走行体の旋回走行を減速して行わせ、 前記走行体を旋回走行させる指令と前記ブームを旋回さ
    せる指令とが同時になされ、且つ両旋回の方向が同方向
    であった場合には、前記走行体の旋回走行のみを行わせ
    ることを特徴とするクローラ式ブーム作業車の安全装
    置。
  3. 【請求項3】 クローラ装置を備えて直進及び旋回走行
    が可能な走行体と、 前記走行体に取り付けられて起伏、伸縮、旋回動自在な
    ブームと、 前記ブームの先端部に取り付けられた作業装置とを有し
    て構成されるクローラ式ブーム作業車の安全装置であっ
    て、 前記走行体の走行指令を行う走行指令手段と、 前記ブームの旋回指令を行う旋回指令手段と、 前記作業装置の前記走行体に対する位置を検出する位置
    検出手段と、 前記走行指令手段の操作により出力される走行指令に応
    じて前記走行体を走行させるとともに前記旋回指令手段
    の操作により出力される旋回指令に応じて前記ブームを
    旋回させる制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段が、 前記走行体を旋回走行させる指令がなされたときに、こ
    の指令に基づいて前記走行体を旋回走行させたときに生
    じる前記作業装置の移動速度を前記位置検出手段からの
    検出情報を用いて算出し、この作業装置の移動速度が予
    め定めた基準速度を上回ると判断した場合には、前記作
    業装置の移動速度が前記基準速度以下になるように前記
    走行体の旋回走行を減速して行わせ、 前記走行体を旋回走行させる指令と前記ブームを旋回さ
    せる指令とが同時になされ、且つ両旋回の方向が同方向
    であった場合には、前記走行体の旋回走行により生ずる
    前記作業装置の移動速度成分とブームの旋回により生ず
    る前記作業装置の移動速度成分との和が前記基準速度以
    下となるように、前記走行体の旋回走行と前記ブームの
    旋回とを共に減速して行わせることを特徴とするクロー
    ラ式ブーム作業車の安全装置。
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JP2014069728A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Aichi Corp クローラ式走行車両

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