JP2552631Y2 - 斜面作業機の支持装置 - Google Patents

斜面作業機の支持装置

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JP2552631Y2
JP2552631Y2 JP10000791U JP10000791U JP2552631Y2 JP 2552631 Y2 JP2552631 Y2 JP 2552631Y2 JP 10000791 U JP10000791 U JP 10000791U JP 10000791 U JP10000791 U JP 10000791U JP 2552631 Y2 JP2552631 Y2 JP 2552631Y2
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slope
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inclination
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JP10000791U
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亘 湯川
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Nippon Road Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は斜面作業時に機体がず
り落ちることがないよう支持する斜面作業機の支持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、斜面で作業を行なう斜面作業機
は、支持作業機の機体側方から延長された支持部材によ
って支持されており、その具体例を図5から図8に示し
ている。各図において101は斜面作業機103は支持
作業機、105は支持部材をそれぞれ示しており、斜面
作業機101は支持作業機103と一緒に並走すること
で、傾斜面での作業が支障なく行なえるようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した如く斜面作業
機101は、支持作業機103から延長された支持部材
105によって支持されるものであるが、支持部材10
5の両連結部107,107は上下、左右に回動可能な
固定点となっている。
【0004】このために、例えば図5に示すように平坦
地G1を基準において、斜面作業機101の左右の走行
装置109,109に作用する駆動負荷が均等となるよ
う支持部材105の支持位置を平坦地G1とほぼ平行と
なるよう設定すると、図6に示すように傾斜地G2にお
いて谷側の走行装置109に作用する駆動負荷が大きく
なるため操向が山側へ向かって進み易くなる。
【0005】また、図7に示すように傾斜地G2を基準
において斜面作業機101の左右の走行装置109,1
09に作用する駆動負荷が均等となるよう支持部材10
5の支持位置を傾斜地G2とほぼ平行になるよう設定す
ると、図8に示すように平坦地G1において外側の走行
装置109に作用する駆動負荷が大きくなるため、操向
が内側へ向かって進み易く、安定した操向を確保するの
が大変難しくなること、また、左右均等な転圧が得られ
にくくなる問題があった。
【0006】そこで、この考案は、平坦地又は傾斜地で
も左右の走行装置に作用する駆動負荷が常に同一とな
り、安定した操向と均等な転圧が得られるようにした斜
面作業機の支持装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案は、傾きを検出する第1傾斜角度検出器を
備えた斜面作業機の機体側方に、支持部材の一端を上
下、左右回動自在に連結し、支持部材の他端を支持作業
機の機体側方に設けられ駆動手段により上下動する可動
体に上下、左右回動自在に連結すると共に傾きを検出す
る第2傾斜角度検知器を前記支持部材に設け、第1,第
2傾斜角度検知器からそれぞれ入力される検出信号に基
づいて前記可動体が上下動するよう駆動手段を作動制御
する制御部を設けてある。
【0008】
【作用】かかる斜面作業機の支持装置によれば、例えば
斜面作業機の傾きを第1傾斜角度検出器が検出すると、
その検出信号は制御部に入力される。一方、支持部材の
傾きを第2傾斜角度検知器が検出すると、その検出信号
は、制御部に入力される。この時、制御部において、傾
斜作業機の傾きに対して支持部材の支持位置の傾き角が
大きいと判断すると、駆動手段を作動制御し、傾斜作業
機の傾き角に対して支持部材の傾き角がほぼ同一となる
よう可動体を上下動させ、支持部材を最適な支持位置に
確保する。
【0009】これにより、斜面作業機の正しい支持が可
能となり、平坦地又は傾斜地であっても左右の走行装置
には常に等しい駆動負荷が働くようになる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0011】図1において、1は左右の走行装置3,3
によって走行可能な斜面作業機5の機体を示している。
【0012】機体1は支持作業機7の機体9側方から延
長された支持部材11によって支持される一方、走行装
置3,3は運転室13からのステアリング操作により操
向制御が可能となっている。
【0013】支持部材11はロッド状に形成され、一端
は、ボール軸受15を介して前記斜面作業機5の機体1
側方に連結されている。また、支持部材11の他端は、
前記支持作業機7の機体9側方に設けられた後述する可
動体17に、ボール軸受19を介して連結している。こ
れにより、支持部材11の両端は上下、左右いずれの方
向に対して回動状態が確保されている。
【0014】可動体17は、スクリュー式ジャッキ等の
駆動手段21によって上下動可能となっている。
【0015】即ち、支持作業機7の側方に設けられたブ
ラケット23に上下に長いガイド部材25が固定され、
そのガイド部材25内に前記可動体17が上下動自在に
組入れられている。可動体17には、正転、逆転可能な
油圧モータ27により回転動力が与えられる螺杆29が
螺合し、螺杆29の正転、又は逆転により可動体17は
ガイド部材25に沿って上下動するようになっている。
【0016】油圧モータ27は動力源31からの動力が
伝達される油圧ポンプ33からの油圧によって駆動さ
れ、電磁切換弁35を切換制御することで正転、逆転が
可能となる。
【0017】電磁切換弁35は、制御部37からの指令
信号によって切換制御される。制御部37は、水準器等
の第1,第2傾斜角度検出器39,41からの検出信号
が入力されることで、その検出信号に基づいて指令信号
を出力するよう機能する。
【0018】第1傾斜角度検知器39は前記傾斜作業機
5の機体1にセットされ機体1の傾き角θ1を検出す
る。
【0019】第2傾斜角度検知器41は前記支持部材1
1にセットされ支持部材11の傾き角θ2を検出する。
【0020】支持作業機7は、運転室43を有し、原動
機(図示していない)によって駆動される走行装置4
5,45により走行可能となっている。
【0021】このように構成された斜面作業機5は、支
持作業機7と並走することで支持部材11によって支持
され、斜面作業が支障なく行なえるようになる。
【0022】この斜面作業時において、斜面作業機5の
傾き角θ1は第1傾斜角度検出器39によって検出さ
れ、その検出信号は制御部37に入力される。また、支
持部材11の傾き角θ2は第2傾斜角度検知器41によ
って検出され、その検出信号は制御部37に入力され
る。この入力時、制御部37において、例えば、図1の
鎖線で示すように斜面作業機5の傾き角θ1より、支持
部材11の傾き角が大きいと判断すると支持部材11の
軸心線Wが傾斜地G2とがほぼ平行となるまで、即ち、
斜面作業機5の傾き角θ1とほぼ同一、θ1=θ2とな
るまで可動体17を下降させる。この場合、支持部材1
1の両端はボール軸受15,19により無理なく回動す
るようになると共に支持部材11は傾斜地G2とほぼ平
行となる支持位置に位置決めされるようになり、斜面作
業機5を正しく支持する。
【0023】したがって、斜面作業機5の左右走行装置
3,3に作用する駆動負荷はほぼ均等となり、安定した
操向が確保できると共に均一な転圧が得られるようにな
る。同様に支持部材11は、図4に示すように平坦地G
1に対しても、ほぼ平行な支持位置に位置決めされ、斜
面作業機5を正しく支持する。この結果、左右の走行装
置3,3に作用する駆動負荷はほぼ均等となり安定した
操向と、均一な転圧が得られる。
【0024】
【考案の効果】以上、説明したように、この考案によれ
ば、平坦地から傾斜地まで斜面作業機を常に正しく支持
することができため、安定した操向と、均等な転圧が得
られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる斜面作業機を支持した全体の
説明図。
【図2】可動体を上下動させる駆動手段を示した説明
図。
【図3】駆動手段を作動制御するブロック図。
【図4】動作説明図。
【図5】従来の説明図。
【図6】従来の説明図。
【図7】従来の説明図。
【図8】従来の説明図。
【符号の説明】
1 機体 5 斜面作業機 7 支持作業機 9 機体 11 支持部材 17 可動体 21 駆動手段 37 制御部 39 第1傾斜角度検知器 41 第2傾斜角度検知器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾きを検出する第1傾斜角度検出器を備
    えた斜面作業機の機体側方に、支持部材の一端を上下、
    左右回動自在に連結し、支持部材の他端を支持作業機の
    機体側方に設けられ駆動手段により上下動する可動体に
    上下、左右回動自在に連結すると共に傾きを検出する第
    2傾斜角度検知器を前記支持部材に設け、第1,第2傾
    斜角度検知器からそれぞれ入力される検出信号に基づい
    て前記可動体が上下動するよう駆動手段を作動制御する
    制御部を設けたことを特徴とする斜面作業機の支持装
    置。
JP10000791U 1991-12-04 1991-12-04 斜面作業機の支持装置 Expired - Lifetime JP2552631Y2 (ja)

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JP10000791U JP2552631Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 斜面作業機の支持装置

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JP10000791U JP2552631Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 斜面作業機の支持装置

Publications (2)

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JPH0549812U JPH0549812U (ja) 1993-07-02
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Family

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JP10000791U Expired - Lifetime JP2552631Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 斜面作業機の支持装置

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JPH0549812U (ja) 1993-07-02

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