JP2000247542A - 綾巻きボビンを製造する繊維機械のための巻き取り装置 - Google Patents

綾巻きボビンを製造する繊維機械のための巻き取り装置

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JP2000247542A
JP2000247542A JP2000044276A JP2000044276A JP2000247542A JP 2000247542 A JP2000247542 A JP 2000247542A JP 2000044276 A JP2000044276 A JP 2000044276A JP 2000044276 A JP2000044276 A JP 2000044276A JP 2000247542 A JP2000247542 A JP 2000247542A
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Franz-Josef Flamm
フラム フランツ−ヨーゼフ
Christian Sturm
シュトゥルム クリスティアン
Maurice Haan
ハーン マウリス
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 綾巻きボビンを製造する繊維機械のため
の巻き取り装置であって、綾巻きボビンを保持するため
のボビン枠と、該ボビン枠に配置され、ボビン受け皿を
駆動する回転数制御可能な駆動装置と、独立した駆動装
置を備えた糸綾振り装置とを有している形式のものにお
いて、駆動装置27内にブレーキ装置60が組み込まれ
ている。 【効果】 繊維産業で一般的な全ての綾巻き巻条形式を
提供することができるとともに、ボビンブレーキをボビ
ン駆動装置内に組み込んだことによって、極めてコンパ
クトな駆動装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、綾巻きボビンを製
造する繊維機械のための巻き取り装置であって、綾巻き
ボビンを保持するためのボビン枠と、該ボビン枠に配置
された、ボビン受け皿を駆動する回転数制御可能な駆動
装置と、独立した駆動装置を備えた糸綾振り装置とを有
している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】綾巻きボビンを形成するために適してい
る繊維機械の巻き取り装置は、少なくとも2つの基本的
条件を満たさなければならない。第1には、このような
巻き取り装置は、巻き管もしくはボビンを回転させるこ
とができる装置を備えなければならず、第2には、巻き
上げる間、糸を常にボビンの一方の側からもう一方の側
へトラバースさせることができる装置を備えなければな
らない。
【0003】このような巻き取り装置は、繊維機械の構
成において様々な実施形態のものが公知である。
【0004】自動綾巻き製造機に関しては、たとえば綾
巻きボビンがいわゆる溝付きドラムによって摩擦接続を
介して駆動される巻き取り装置が一般的である。たとえ
ばドイツ連邦共和国特許出願公開第19546539号
明細書に記載された巻き取り装置では、ボビン枠内で回
転可能に支承された綾巻きボビンは、その表面が駆動さ
れた溝付きドラム上に位置していて、溝付きドラムによ
って摩擦を介して連行される。溝付きドラム内に設けら
れた糸ガイド溝は、糸が規定通りに綾振りされるように
働く。
【0005】たとえば作業中のコップが停止した場合、
糸切れが生じた場合またはコントロールされた糸クリア
ラによって糸が切断された後に、綾巻きボビンはその巻
き取り工程中に頻繁に停止させなければならないので、
このような巻き取り装置は、原則として、さらに、たと
えばドイツ連邦共和国特許出願公開第19650932
号明細書に詳しく記載されているような、ボビン枠内に
組み込まれたブレーキ装置を有している。
【0006】これらの公知の巻き取り装置における欠点
は、このような巻き取り装置では、「粗い巻条(wilde
Wicklung)」の巻き取り形式の綾巻きボビンしか製造で
きないという点である。なぜならば、これらの巻き取り
装置ではボビン表面速度と糸綾振り速度との比が常に一
定であるからである。
【0007】したがって、「正確な巻条(Praezisionsw
icklung )」または「段状の正確な巻条(Stufen-Przez
isionswicklung)」の巻条形式の綾巻きボビンを製造す
るために、綾巻きボビンを回転させるための独立した駆
動装置、および糸を綾振りさせるための独立した駆動装
置を有している巻き取り装置が開発されている。ドイツ
連邦共和国特許出願公開第3628735号明細書また
はドイツ連邦共和国特許出願公開第4039086号明
細書では、たとえばボビン枠内に支承された綾巻きボビ
ンが、ボビン枠に配置された比較的重い駆動モータによ
って直接駆動される巻き取り装置が記載されている。こ
の場合、綾巻きボビンは、それ自体駆動されないいわゆ
る圧着ローラ上に位置している。これらの装置でも、巻
き上げられるべき糸の綾振りは、溝付きドラムによって
行われる。この場合、溝付きドラムは独立した駆動装置
によって負荷される。相応の制御装置を介して、これら
両方の駆動装置を、綾巻きボビンと溝付きドラムとの間
で、規定されてあらかじめ選択可能である回転比が得ら
れるように制御できる。
【0008】比較可能な巻き取り装置は、ドイツ連邦共
和国特許出願公開第4330647号明細書にも記載さ
れている。しかも、この公知の巻き取り装置では、糸の
綾振りは溝付きドラムを介してではなく、いわゆるエプ
ロン形糸ガイド(Riemchenfadenfuehrer)を介して行わ
れる。このようなエプロン形糸ガイドは、製造におい
て、溝付きドラムよりもかなり安価であるが、高い綾振
り速度の場合、糸移行時に糸ガイド間でしばしば機能エ
ラーが生じる。巻き取り駆動は、この公知の装置でも、
ボビン枠の領域内に配置された比較的容積の大きい駆動
装置を介して行われる。つまり、直接的なボビン駆動装
置を備えた公知の巻き取り装置では、一般的にブラシ整
流された直流機が用いられ、この直流機は必要な駆動電
力に関連して中断させるのが比較的困難である。前記公
知の明細書には、どのように綾巻きボビンが、たとえば
糸エラーが生じた後で停止されるのかについて記載され
ていないが、これらの巻き取り装置も、ボビン枠の領域
内に、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第196
50932号明細書に記載されているような形式のボビ
ンブレーキを有していると考えられる。
【0009】さらに、たとえばその後公開されたドイツ
連邦共和国特許出願公開第19858548号明細書に
よれば、巻き取り装置の糸ずらし装置が、一方の端部側
にガイドフォークを備えた、フィンガー状に形成された
糸ガイドを有している巻き取り装置が公知である。この
場合、糸ガイドは綾巻きボビン軸に対してほぼ垂直に位
置決めされた回転軸線を中心に旋回可能であって、電気
機械式駆動装置によって負荷される。この綾巻きボビン
の巻き取り装置でも綾巻きボビンの駆動は、詳しくは記
載されていない駆動装置を介して行われ、この駆動装置
はボビン枠の領域内に配置され、巻き管受け皿の1つを
負荷する。ドイツ連邦共和国特許出願公開第19858
548号明細書では、ボビンブレーキについて記載され
ていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、以上述べたような公知の、綾巻きボビンを製造す
る繊維機械のための巻き取り装置を改良することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、駆動装置内にブレーキ装置が組み込まれて
いる。
【0012】本発明の有利な実施形態は、従属請求項に
記載されている。
【0013】
【発明の効果】本発明の巻き取り装置によれば、ボビン
を回転させるためおよび糸をずらすためのそれぞれ独立
した駆動装置が設けられていることによって、一方で
は、繊維産業で一般的な全ての綾巻き巻条形式を提供す
ることができ、また他方では、ボビンブレーキをボビン
駆動装置内に組み込んだことによって、極めてコンパク
トな駆動装置が得られた。すなわち、このように組み合
わせられた駆動/ブレーキユニットによって、簡単かつ
有利な形式で、ボビン枠の総重量を最小限に減少させる
ことができる。総重量が減少されたことは、ボビン枠の
支持モーメントがより小さくなったことを意味してお
り、このことは、ボビンを持ち上げて外すことに関して
も、ボビン枠の負荷を軽減することに関しても有利に作
用し、巻き取り装置の機能性を全体的にさらに改善する
ことにもつながる。
【0014】請求項2に記載したような有利な実施形態
では、ブレーキ装置が空圧式に操作可能である。このよ
うな圧縮空気作動式ブレーキは、繊維産業で実証されて
おり、とくに信頼性が高いということを特徴としてい
る。
【0015】綾巻きボビンのための駆動源として電気的
に整流された直流電動機が使用されると、とくに有利な
実施形態が得られる(請求項3)。このような駆動装置
は極めてコンパクトであって、重量が節減されて構成さ
れている。つまり、電気的に整流された直流電動機は、
同じ電力では、従来使用された、有利にはワイパ装置に
よって整流されたボビン駆動装置よりも明らかにより小
さなサイズを有している。
【0016】請求項4による有利な実施形態では、駆動
装置はボビン枠に軸方向で摺動可能に支承されている。
このような構成によって、かなり頑丈で、製造において
比較的安価であって、継手のない一体的なU字形の支持
構造体をボビン枠として使用することができる。ボビン
受け皿の少なくとも1つの、巻き管/綾巻きボビンを交
換するために必要な軸方向可動性は、この場合、簡単な
形式で、ボビン枠での駆動装置の、軸方向可動な軸受け
によって得られる。
【0017】この場合有利には、駆動装置の固定子ケー
シングは、有利にはボビン枠の一部である外側スリーブ
内で滑動案内されて、ばねエレメントによってボビン枠
受け皿の方向に永続的に負荷される(請求項5)。ボビ
ン枠を開放するために、固定子ケーシングは、このばね
エレメントのばね力に対抗して、これらのボビン受け皿
の間隔が、新たな巻き管に交換するかもしくは完成され
た綾巻きボビンを取り出すことができるまで外側に摺動
される。
【0018】通常の巻き取り運転中、駆動装置の回転子
に相対回動不能に結合されたボビン受け皿は、ばねエレ
メントによって、ボビン枠アームに回動可能に配置され
た、相対する側のボビン受け皿の方向に常に負荷され、
その結果、これらのボビン受け皿間に位置決めされたボ
ビン巻き管は、これらのボビン受け皿間で相対回動不能
に固定され、駆動装置によって確実に回転され得る。
【0019】すでに述べたように、駆動装置の固定子ケ
ーシングは、有利な構成では、ボビン枠の構成部材であ
る外側スリーブ内で相対回動不能に案内されており、こ
の場合、請求項6および7に記載したように、外側スリ
ーブに関連してシール手段を介してシールされている。
このような構成によって、軸方向で摺動可能に支承され
た固定子ケーシングは、ボビン枠の、頑丈な外側スリー
ブに関連してスラストピストンユニット(Schubkolbene
inheit)を形成し、このスラストピストンユニットのリ
ング状のシリンダ室は、制御可能な分配弁が挿入されて
いる空圧導管を介して、規定されて圧力媒体で負荷可能
である。固定子ケーシングはこのような形式で、必要な
場合、ボビン枠の中心方向にずらすことができるか、も
しくはこの方向で付加的な力の分力によって負荷され得
る。
【0020】固定子ケーシングと外側スリーブとの間に
挿入されたモーメント支持体(請求項8)を介して、駆
動装置の駆動モーメントもブレーキ装置のブレーキモー
メントも継続的に受容することができ、これによって、
ボビン枠に確実かつ問題なく伝達することができる。
【0021】請求項9に記載したように、さらに有利な
実施形態では、ボビン受け皿の1つが駆動装置の回転子
に相対回動不能に、しかしながら、回転子に関連して軸
方向で摺動可能に結合されている。つまり、回転子の孔
内に配置されたばねエレメントは、通常の巻き取り運転
中、固定子ケーシングと回転するボビン受け皿との間に
常に十分な間隔が設けられているように配慮する。
【0022】請求項10および11に記載した、有利な
実施形態では、固定子ケーシングは、さらにブレーキラ
イニングを有しており、このブレーキライニングは、必
要な場合、ボビン受け皿の、相応の回転する当接面に当
接可能である。すなわち、リング状のシリンダ室が負荷
されると、固定子ケーシングはボビン枠の中心方向にず
らされ、これによって、固定子ケーシングに固定された
ブレーキライニングは、駆動装置の回転子に結合された
ボビン受け皿の当接面に当てつけられる。この場合、圧
力媒体によって導入された力の分力は、回転子内に配置
されたばねエレメントに正圧を加え、このばねエレメン
トは、すでに説明したように、巻き取り運転中に、ブレ
ーキライニングと、ボビン受け皿の当接面との間に間隔
が維持されるように働く。ブレーキライニングと、ボビ
ン受け皿の当接面との間で作用するブレーキモーメント
は、綾巻きボビンを、確実かつスムーズに停止状態まで
減速させる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図示の
実施例を用いて詳しく説明する。
【0024】図1には、全体を符号1で示した、綾巻き
ボビンを製造する繊維機械、本実施例では自動綾巻きボ
ビン製造機が、正面から見た概略図で示されている。こ
のような形式の自動綾巻きボビン製造機は、一般的な形
式で、この自動綾巻きボビン製造機の端部フレーム(図
示せず)間に同形の多数の作業位置、図示の実施例では
巻き取り位置2を有している。この巻き取り位置2で、
公知であるので詳しくは説明しないが、リング精紡機で
製造された紡績コップ9が容積の大きい綾巻きボビン1
1に巻き返される。
【0025】綾巻きボビン11は、その完成後に、自動
的に作業するサービスユニット、有利には綾巻きボビン
交換器によって、機械長さの綾巻きボビン搬送装置21
上に移され、機械の端部側に配置されたボビン積み込み
ステーションまたはそれに類するものに搬送される。
【0026】さらに、このような自動綾巻きボビン製造
機1は、ボビンおよび巻き管搬送システム3の形状をし
たロジスティック装置(Logistikeinrichtung )を有し
ている。このボビンおよび巻き管搬送システム3内で、
搬送皿8上を、紡績コップ9もしくは空巻き管34が循
環する。
【0027】さらに、このような自動綾巻きボビン製造
機1は中央制御ユニット37を有しており、この中央制
御ユニット37は機械バス40を介して、個々の巻き取
り位置2の独立した作業位置コンピュータ39にも、サ
ービスユニットの制御装置にも接続されている。
【0028】すでに説明した巻き管搬送システム3のう
ち、図1では、コップ供給区間4、逆転方向に駆動可能
な貯蔵区間5、巻き取り位置2に通じる横方向搬送区間
6のうち1つ、ならびに巻き管戻し区間7のみが図示さ
れている。
【0029】提供された紡績コップ9は、巻き返し位置
2の横方向搬送区間6の領域にある繰り出し位置10
で、容積の大きい綾巻きボビン11に巻き返される。こ
の場合、個々の巻き取り位置は、公知であるので概略的
に示すが、この作業位置が規則通り運転されるのを保証
する様々な装置を有している。
【0030】図1では、紡績コップ9から綾巻きボビン
11に走行する糸が符号30で、吸い込みノズルが符号
12で、ならびにグリッパ管が符号42で示されてい
る。さらに、このような巻き返し位置2は、撚り継ぎ装
置13、糸緊張装置14、糸クリアラ15、パラフィン
処理装置16、糸切断装置17、糸張力センサ23、な
らびに下糸センサ22を有している。
【0031】全体を符号24で示した巻き取り装置は、
旋回軸19を中心として可動に支承されているボビン枠
18から成っている。さらに、ボビン枠18は、たとえ
ば円錐形の綾巻きボビンを完成するために、軸線25を
中心に旋回することもできる。
【0032】巻き取り工程中、綾巻きボビン11はその
表面が圧着ローラ26上に位置し、この駆動されない圧
着ローラ26を摩擦接続を介して連行する。綾巻きボビ
ンの駆動は、回転数制御可能な駆動装置27を介して行
われる。電気的に整流可能な直流電動機として形成され
た駆動装置27は、図2および図3から判るように、直
接ボビン枠18に配置されているか、もしくはボビン枠
18内に組み込まれている。
【0033】巻き取り工程中に糸30を綾振りするため
に、糸綾振り装置28が設けられている。図2に概略的
に示したこのような綾振り装置は、例えばドイツ連邦共
和国特許出願公開第19858548号明細書に詳しく
記載されている。
【0034】綾振り装置28は主として、電気機械式の
駆動装置31によって負荷される、フィンガー状に形成
された糸ガイド29より成っており、この糸ガイド29
は、図2に概略的に示したように、綾巻きボビン11の
両方の端面の間で糸30を綾振りする。この場合、糸3
0は糸ガイド29を通って巻き付けられる間、ガイド条
片32上で滑動する。
【0035】図3に断面図で示した駆動装置27は、ボ
ビン枠18に関連して軸方向に摺動可能に支承されてい
る。つまり、駆動装置27の固定子ケーシング33は滑
動しながら外側スリーブ35内で案内される。この外側
スリーブ35は有利にはボビン枠18の構成部材であ
る。駆動装置27の固定子ケーシング33は開放レバー
54に結合されており、この開放レバー54は軸55を
介してボビン枠アーム56に旋回運動可能に結合されて
いる。固定子ケーシング33は開放レバー54によって
外側スリーブ35内に入り込むことができ、これによっ
て、空巻き管を交換するため、または完成された綾巻き
ボビンを取り除くためにボビン受け皿38と38´との
間隔を変更することができる。
【0036】とくに図3から判るように、外側スリーブ
35内で、滑動しながら案内された固定子ケーシング3
3は、外側ケーシング35に関連してシール手段41を
介して気密にシールされている。さらに、固定子ケーシ
ング33は、外側ケーシング35に関連してモーメント
支持体44を介して回動不能に固定されており、ばねエ
レメント43によってボビン受け皿38の方向に負荷さ
れる。
【0037】シール手段41を介してシールされた固定
子ケーシング33は、外側スリーブ35と共にリング状
のシリンダ室45を形成し、このシリンダ室45は、空
圧導管46を介して規定されて圧力媒体で負荷可能であ
って、この空圧導管内に制御可能な分配弁47が挿入さ
れている。この場合、圧力媒体はたとえば正圧源48に
よって供給される。
【0038】固定子ケーシング33内には、電気的に整
流された駆動装置27の固定子巻き線49とは別に、回
転子36を受容するための軸受け50も配置されてい
る。
【0039】しかも、回転子36にはボビン受け皿38
が、この回転子36に関連してばねエレメント53のば
ね力に対抗して軸方向に摺動可能であるが、相対回動不
能に(つまり一緒に回転するように)固定されている。
ばねエレメント53のばね力は、ばねエレメント43の
ばね力を上回っており、このばねエレメント53は通常
の巻き取り運転中、固定子ケーシング33に配置された
ブレーキライニング52と、回転子36と共に回転する
ボビン受け皿38の当接面57との間に常に空気ギャッ
プ58が与えられるように配慮している(図4参照)。
【0040】機能説明 巻き取り工程開始時に、まず、手動でまたはサービスユ
ニットによって空巻き管がボビン枠に挿入される。
【0041】この目的のために、手動でまたはサービス
装置の相応の操作エレメントによって、ボビン枠18の
レバー54は矢印Fの方向に旋回され、これによって、
電気的に整流された駆動装置27が、ボビン保持枠18
内に組み込まれた外側スリーブ35内に僅かに入り込
む。
【0042】すなわち、電気的に整流された直流電動機
の固定子ケーシング33が、ばねエレメント43の力に
対抗して軸方向で次のように外側スリーブ35内に押し
込まれる、つまり、駆動装置27に結合されたボビン受
け皿38と、これに相対する側に位置するボビン枠アー
ムに回動可能に支承されたボビン受け皿38´との間の
間隔がボビン長さより大きくなるまで、外側スリーブ3
5内に押し込まれる。
【0043】次いで、空巻き管はボビン受け皿38と3
8´との間に位置決めすることができる。開放レバー5
4が解放されると、ばねエレメント43はボビン受け皿
38をボビン枠の中心に向かって押しつけ、この場合、
空巻き管をボビン受け皿38と38´との間で相対回動
不能に挟み込む。つまりここでは、空巻き管は、ボビン
受け皿38を介して駆動装置27の回転子36に相対回
動不能に結合されており、この駆動装置によって所望の
巻き付け方向に回動され得る。
【0044】たとえば紡績コップ9が終わりまで繰り出
されていて、コントロールされた糸切断工程が実行され
ているか、または糸切断が生じているために、場合によ
っては綾巻きボビン11を停止させねばならない場合、
ブレーキ装置60が作動し、綾巻きボビン11は短時間
で停止状態に減速される。
【0045】つまり、巻き取り位置コンピュータ39を
介して空圧導管46内に配置された分配弁47が次のよ
うに制御される、つまり、固定子ケーシング33と外側
スリーブ35との間に位置するリング状のシリンダ室4
5が圧縮空気で満たされ、シリンダ室45内に生じる正
圧は固定子ケーシング33をボビン枠の中心の方向に負
荷するように制御される。ボビン受け皿38が、このボ
ビン受け皿38と38´との間で緊締されたボビンによ
って、軸方向に逃げるのを防止されているので、付加的
にばねエレメント43のばね力に作用する空気圧によっ
て、回転子36内に配置されたばねエレメント53は正
圧が加えられる。すなわち、固定子ケーシング33はボ
ビン受け皿38に関連して軸方向でボビン枠中心方向に
僅かにずらされ、その結果、固定子ケーシング33に配
置されたブレーキライニング52が回転するボビン受け
皿38の当接面57に当接する。
【0046】固定子ケーシング33に相対回動不能に配
置されたブレーキライニング52が、回転するボビン受
け皿38に位置する当接面57に押しつけられると、ボ
ビン受け皿38と、ひいては綾巻きボビン11とをスム
ーズに停止させるブレーキモーメントが生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による巻き取り装置を備えた、綾巻きボ
ビンを製造する繊維機械の作業位置を示す側面図であ
る。
【図2】図1の矢印Y方向で見た、巻き取り方向を示す
正面図である。
【図3】本発明による巻き取り装置のボビン枠を示す平
面図であって、駆動装置が断面図で示されている。
【図4】図3の部分Xの詳細を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 繊維機械、 2 巻き取り位置、 3 ボビンおよ
び巻き管搬送システム、 4 コップ供給区間、 5
貯蔵区間、 6 横方向搬送区間、 7 巻き管戻し区
間、 8 搬送皿、 9 紡績コップ、 10 繰り出
し位置、 11綾巻きボビン、 12 吸い込みノズ
ル、 13 撚り継ぎ装置、 14 糸緊張装置、 1
5 糸クリアラ、 16 パラフィン処理装置、 17
糸切断装置、 18 ボビン枠、 19 旋回軸、
21 綾巻きボビン搬送装置、22 下糸センサ、 2
3 糸張力センサ、 24 巻き取り装置、 25 軸
線、 26 圧着ローラ、 27 駆動装置、 28
糸綾振り装置、 29糸ガイド、 30 糸、 31
駆動装置、 32 ガイド条片、 33 固定子ケーシ
ング、 34 空巻き管、 35 外側スリーブ、 3
6 回転子、37 中央制御ユニット、 38 ボビン
受け皿、 39 作業位置コンピュータ、 40 機械
バス、 41 シール手段、 42 グリッパ管、 4
3 ばねエレメント、 44 モーメント支持体、 4
5 シリンダ室、 46 空圧導管、 47 分配弁、
48 正圧源、 49 固定子巻き線、 50 軸受
け、 52 ブレーキライニング、 53 ばねエレメ
ント、 54 開放レバー、 55 軸、 56 ボビ
ン枠アーム、 57 当接面、 58 空気ギャップ、
60 ブレーキ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マウリス ハーン オランダ国 ラーントグラーフ ハイガン ク 77

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綾巻きボビンを製造する繊維機械のため
    の巻き取り装置であって、綾巻きボビンを保持するため
    のボビン枠と、該ボビン枠に配置された、ボビン受け皿
    を駆動する回転数制御可能な駆動装置と、独立した駆動
    装置を備えた糸綾振り装置とを有している形式のものに
    おいて、 駆動装置(27)内にブレーキ装置(60)が組み込ま
    れていることを特徴とする、綾巻きボビンを製造する繊
    維機械のための巻き取り装置。
  2. 【請求項2】 ブレーキ装置(60)が空圧式で操作可
    能である、請求項1記載の巻き取り装置。
  3. 【請求項3】 ボビン受け皿(38)を負荷する駆動装
    置(27)が電気的に整流された直流電動機として構成
    されている、請求項1または2記載の巻き取り装置。
  4. 【請求項4】 駆動装置(27)がボビン枠(18)に
    関連して軸方向で摺動可能に支承されている、請求項1
    から3までのいずれか1項記載の巻き取り装置。
  5. 【請求項5】 固定子ケーシング(33)を備えた駆動
    装置(27)が、ボビン枠(18)の一部である外側ス
    リーブ(35)内で滑動案内されており、固定子ケーシ
    ング(33)はばねエレメント(43)によってボビン
    受け皿(38)の方向に負荷されている、請求項4記載
    の巻き取り装置。
  6. 【請求項6】 外側スリーブ(35)内の固定子ケーシ
    ング(33)が、シールエレメント(41)によってシ
    ールされ、摺動可能に支承されている、請求項5記載の
    巻き取り装置。
  7. 【請求項7】 固定子ケーシング(33)と外側スリー
    ブ(35)との間にシリンダ室(45)が形成され、該
    シリンダ室(45)は分配弁(47)を介して規定され
    て圧力媒体で負荷可能である、請求項1から6までのい
    ずれか1項記載の巻き取り装置。
  8. 【請求項8】 固定子ケーシング(33)がモーメント
    支持体(44)によって外側スリーブ(35)に相対回
    動不能に結合されている、請求項1から7までのいずれ
    か1項記載の巻き取り装置。
  9. 【請求項9】 固定子ケーシング(33)の内部で軸受
    け(50)内に回転子(36)が回動可能に支承されて
    いて、該回転子(36)はボビン受け皿(38)に相対
    回動不能に結合されており、ばねエレメント(53)に
    よって負荷されたボビン受け皿(38)は、回転子(3
    6)に関連して軸方向で摺動可能に支承されている、請
    求項1から8までのいずれか1項記載の巻き取り装置。
  10. 【請求項10】 固定子ケーシング(33)にブレーキ
    ライニング(52)が固定されている、請求項1から9
    までのいずれか1項記載の巻き取り装置。
  11. 【請求項11】 ブレーキライニング(52)が規定さ
    れて、ボビン受け皿(38)の背面の当接面(57)に
    当接可能である、請求10記載の巻き取り装置。
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