JP2000247490A - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置及び画像形成装置

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JP2000247490A
JP2000247490A JP11049889A JP4988999A JP2000247490A JP 2000247490 A JP2000247490 A JP 2000247490A JP 11049889 A JP11049889 A JP 11049889A JP 4988999 A JP4988999 A JP 4988999A JP 2000247490 A JP2000247490 A JP 2000247490A
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sheet
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Masanori Muramatsu
正憲 村松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で多様な種別のシート材に対し適
切なカール付け制御を可能とする装置を提供する。 【解決手段】 搬送経路Hにおいてシート材をニップ部
で挟持搬送してカール付けを可能とするレジストローラ
65及び対向ローラ66(ローラ対)と、該ローラ対の
駆動制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段により
前記ローラ対のニップ部にシート材の先端部が挟持され
た状態で該ローラ対を一時停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材質や厚みの異な
る多種類のシート材を搬送するシート材搬送装置、及び
シート材に対し画像形成を可能とする画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真方式を用いたカラー画
像形成装置の一例において、感光ドラムに形成されたト
ナー像をシート状のシート材を外周表面に担持している
転写ドラムに色毎に転写し、その後熱ローラ等の加熱手
段を備えた定着装置を用いてシート材にトナーを定着
し、画像形成する方法を採用しているものがある。
【0003】この画像形成装置に対して種々のシート材
で高品位な画像形成を行うため、転写ドラムヘのシート
材担持以前にシート材のカール付制御や、定着速度の可
変制御、画像形成に必要な高圧の出力値やタイミング制
御等を各シート材ごとに設定対応させて画像形成制御を
行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シート材のカール付制御に関しては、特に転写ドラムの
シート材担持手段として静電吸着を採用している場合、
多様なシート材(シート材の厚みや材質などの種別によ
り腰の強さ(可撓性)が異なる)における転写ドラム外
周表面への吸着を確実に行うために、静電吸着の補助手
段として必要とされるシート材に対するカール付け量ま
たはカール付け能力をシート材の種別に応じて可変させ
る必要があった。
【0005】そして、これを実現するためには、シート
材カール付け手段のカール付け量の可変機能(例えば、
弾性ローラと硬質ローラの2本のローラ対のニップを通
過させることでカール付けを行う構成の場合には、ロー
ラ対の間隔を変えてカール付け量を変更する機能)を採
用しなければならず機械的な装置構成が複雑となり、コ
ストアップを招く要因となっていた。
【0006】また多種類のシート材を複数の給紙部より
給送する構成の場合には、シート材カール付け手段を各
給紙部からの搬送経路のそれぞれに対応させて配置する
必要があり、より複雑な構成となっていた。
【0007】本発明は、上記した従来技術の問題を解決
するものであり、その目的とするところは、簡易な構成
で多様な種別のシート材に対し適切なカール付け制御を
可能とするシート材搬送装置及び画像形成装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材の搬送経路と、前記搬送
経路においてシート材をニップ部で挟持搬送してカール
付けを可能とするローラ対と、前記ローラ対の駆動制御
を行う制御手段と、を備え、前記制御手段により前記ロ
ーラ対のニップ部にシート材の先端部が挟持された状態
で該ローラ対を一時停止させることを特徴とする。
【0009】前記制御手段は、搬送経路の前記ローラ対
よりも上流側に配置された搬送手段により搬送される前
記シート材の先端部を、停止させた前記ローラ対のニッ
プ部に突き当てて斜行補正を行なった後に、前記ローラ
対を駆動させてシート材をニップ部へと導くことも好適
である。
【0010】前記制御手段は、搬送経路の前記ローラ対
よりも下流側へのシート材の搬送タイミングの調整制御
を行うことも好適である。
【0011】シート材の種別情報を前記制御手段の制御
情報の一つとして入力するシート材情報入力手段を備
え、前記制御手段は、入力されたシート材の種別情報に
応じて前記ローラ対のニップ部にシート材の先端部が挟
持された状態で該ローラ対を一時停止させるか否かを選
択的に制御可能としていることも好適である。
【0012】画像形成装置にあっては、上記記載のシー
ト材搬送装置と、前記シート材搬送装置により搬送され
たシート材に画像を形成する画像形成手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0013】前記画像形成手段は、搬送されたシート材
を静電吸着させて表面に担持する担持手段を有し、該担
持手段の表面に担持されたシート材にトナー画像を形成
することも好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0015】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施
の形態としてのカラー画像形成装置(画像形成装置PR
1)の概略断面構成説明図を示す。本例では、上部にデ
ジタルカラー画像リーダ部201(以下、「リーダ部」
と略す)、下部にデジタルカラー画像プリンタ部202
(以下、「プリンタ部」と略す)、リーダ部201とプ
リンタ部202の間に画像処理部203を有する。
【0016】まず、画像形成装置PR1の概略構成を以
下に説明する。
【0017】リーダ部201において、原稿30を原稿
台ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査
することにより、原稿30からの反射光像を、レンズ3
3によりRGB3色分解フィルタと一体形成されたフル
カラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像アナログ
信号を得る。
【0018】カラー色分解画像アナログ信号は、図示し
ない増幅回路を経てデジタル化され、そして画像処理部
203にて処理を施されてから、プリンタ部202に送
出される。
【0019】プリンタ部202において、像担持体であ
る感光ドラム1は矢印方向に回転自在に担持され、その
感光ドラム1の周りには、前露光ランプ11、コロナ帯
電器2、レーザ露光光学系3、電位センサ12、現像装
置4(現像器4y,4c,4m,4Bk)、ドラム上光
量検知センサ13、転写装置5、クリーニング器6が配
置されている。
【0020】レーザ露光光学系3において、リーダ部2
01からの画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光
信号に変換され、変換されたレーザ光がポリゴンミラー
3aで反射され、レンズ3b及びミラー3cを通って、
感光ドラム1の面に投影される。
【0021】プリンタ部202による画像形成時には、
感光ドラム1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11
で除電した後の感光ドラム1をコロナ帯電器2により一
様に帯電させてから、各分解色ごとに光像Eを照射して
潜像を形成する。
【0022】次に、所定の現像器を動作させて、感光ド
ラム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に、樹脂を基
体としたトナー画像を形成する。現像器は、偏心カム2
4y,24c,24m,24Bkの動作により、各分解
色に応じて択一的に感光ドラム1に接近させるようにし
ている。
【0023】感光ドラム1上の現像されたトナー画像
は、シート材カセット7a,7b,7c,中間トレイ2
2または手差し給紙を可能とするシート材トレイ7mか
ら搬送系及び転写装置5を介して感光ドラム1との対向
位置に供給されたシート材に転写される。
【0024】本例の転写装置5は、シート材保持手段と
しての転写ドラム5a、転写帯電器5b、シート材を静
電吸着させるための吸着帯電器5cと対向する吸着口一
ラ5g、吸着動作のために、転写ドラム5aを除電する
ための内側帯電器5d、外側帯電器5eとを有し、回転
駆動されるように軸支された転写ドラム5aの周面開口
域には誘電体からなるシート材担持シート5fが円筒状
に一体的に張設されている。シート材担持シート5fと
しては、ポリカーボネートフィルム等の誘電体シートが
使用されている(以下、「転写シート5f」という)。
【0025】ドラム状とされる転写装置、つまり転写ド
ラム5aを回転させるに従って感光ドラム上のトナー像
は転写帯電器5bにより担持シート5fに担持されたシ
ート上に転写する。このように転写シート5fに吸着搬
送されるシート材には所望数の色画像が転写され、フル
カラー画像が形成される。
【0026】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了するとシート材を転写ド
ラム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分
離帯電器5hの作用によって分離し、定着器9(熱ロー
ラ定着器)を介してトレイ10上に排紙する。あるい
は、シート材は後述する排紙後処理部600へ送られて
から、所望の丁合い、ステイプル等の後処理がなされ
る。
【0027】他方、転写後感光ドラム1は、表面の残留
トナーをクリーニング器6で清掃した後、再度画像形成
工程に供する。
【0028】シート材の両面に画像を形成する場合に
は、シート材を定着器9から排出後、すぐに搬送パス切
替ガイド19を駆動し、搬送縦パス20を経て反転パス
21aにいったん導く。そして、反転ローラ21bの逆
転により、送り込まれた際の後端を先頭にして送り込ま
れた方向と反対向きに退出させ、中間トレイ22に収納
する。その後再び上述した画像形成工程によりもう一方
の面に画像を形成する。
【0029】このようにシート材の表裏両面に画像を形
成する場合、そのシート材の最初に画像が形成される第
1の面を「両面1面目」、次に画像が形成される第2の
面を「両面2面目」という。
【0030】また、転写ドラム5aの転写シート5f上
における粉体の飛散付着やシート材上における後述のオ
イルの付着等を防止するために、転写ドラム5aは、転
写シート5fを介して対向するファーブラシ14及びフ
ァーバックアップブラシ15、転写シート5fを介して
対向するオイル清掃ローラ16およぴオイル清掃バック
アップブラシ17、転写シート5fを介して対向する研
磨ローラ18および研磨ローラバックアップブラシ18
a等により清掃が行なわれる。このような清掃は画像形
成前もしくは後に行ない、またジャム(紙づまり)発生
時には随時行なわれる。
【0031】また、本例においては、所望のタイミング
で偏心カム25を動作させ、転写ドラム5aと一体化し
ているカムフォロワ5iを作動させることにより、担持
シート5fと感光ドラム1とのギャップを任意に設定可
能な構成としている。例えば、スタンバイ中又は電源オ
フ時には、転写ドラム5aと感光ドラム1の間隔を離す
ことが可能となっている。
【0032】図2は、画像形成装置PR1における制御
系のブロック図である。カラー画像形成装置では制御上
大きく2つのブロックに分けられる。1つは、主にリー
ダ部201および画像処理部203の制御を行うリーダ
コントローラ700であり、他の1つは、プリンタ部2
02の制御を行うプリンタコントローラ701である。
【0033】702は、走査ミラー32a,32b,3
2cと露光ランプ32(図1参照)を移動させる不図示
の光学モータを駆動するための光学モータドライバ、7
03は、原稿を自動的に交換する自動原稿送り装置RD
F400を制御するためのRDFコントローラ、704
はカラー画像形成装置の動作モードを設定するための操
作部、705はリーダコントローラ700の制御プログ
ラムが格納されたROM、706は制御値等のデータを
格納しておくRAM、707は霞光ランプ32等の負荷
を駆動するためのI/Oである。また、RAM706
は、電源を切ってもデータが保持できるように電池でバ
ッテリバックアップされている。
【0034】次に、プリンタコントローラ701の周辺
制御部について説明する。750はプリンタコントロー
ラ701の制御プログラムを格納するROM、751は
制御値等のデータを格納しておくRAMである。
【0035】A/Dコンバータ752は、現像剤のうど
検知部780、定着上サーミスタ781、定着下サーミ
スタ782、電位センサ12、温度センサ783、湿度
センサ784、感光ドラム面上濃度検知センサ785、
ドラム上光量検知センサ13等からのアナログ信号をデ
ジタルデータに変換する753はアナログ設定値を高圧
制御部770等に出力するD/Aコンバータ、754は
各モータおよぴクラッチ等の負荷を駆動するI/Oであ
る。
【0036】I/O754は、感光ドラムモータドライ
バ760、定着駆動モータドライバ761、メインモー
タドライバ762、カールモータドライバ763等との
制御情報の入出力を行う。
【0037】カールモータドライバ763は、後述する
画像形成されたシート材に対するカール除去を行うカー
ル補正部500の駆動源であるカールモータや偏心カム
モータを駆動する。
【0038】708はソータコントローラであり、プリ
ンタコントローラ701と通信を行い、操作部704で
設定されたノンソートモードやソートモードやグループ
モードの積載形態指示に従つて積載制御や、同じくステ
イプル指示に応じたステイプル制御を行う。
【0039】図3は、本実施の形態における画像処理部
203の構成例を示すブロック図である。図3において
101はCCD読み取り部であり、前述のフルカラーセ
ンサ34(図1参照)から入力されたアナログRGB信
号をそれぞれ増幅するためのアンプ、アナログRGB信
号を例えば8ビットのデジタル信号へ変換するためのA
/Dコンバータ、公知のシェーディング補正を行うため
のシェーディング補正回路などで横成され、原稿画像の
デジタルRGB画像信号を出力する。
【0040】102はシフトメモリであり、リーダコン
トローラ700からのシフト量制御信号に応じて、CC
D読み取り部101から入力されたRGB画像信号の例
えば色間、画素間のずれを補正する。
【0041】103は補色変換回路であり、シフトメモ
リ102から入力されたRGB画像信号をMCY画像信
号へ変換する。104は黒抽出回路であり、リーダコン
トローラ700から入力された黒抽出信号に応じて、補
色変換回路103から入力されたMCY(マゼンタ、シ
アン、イエロー)画像信号から画像の黒色領域を抽出
し、抽出した黒色領域に対するBk(ブラック)画像信
号を出力する。
【0042】105はUCR回路であり、黒抽出回路1
04から入力されたBk画像信号とリーダコントローラ
700から入力されたUCR量制御信号とに応じて、補
色変換回路103から入力されたMCY画像信号に下色
除去(UCR)処理を施す。すなわち、黒抽出回路10
4とUCR回路105は、抽出した黒色領域をMCY3
色のトナーを重ねるのではなく、Bkトナーに置き換え
て画像形成を行うことで色再現性の向上を図26もので
ある。
【0043】黒抽出回路104から出力されるBk画橡
信号は数式1によって決定される。
【0044】
【数1】BK=A・min(C2,Y2,M2) なお、数式1において、Aは黒抽出係数、C2,Y2,
M2は補色変換回路103から出力されたMCY画像信
号である.黒抽出係数Aは、リーダコントローラ700
から指定される黒抽出量制御信号によって決定される。
【0045】また、UCR回路105から出力されるM
CY画像信号は数式2によって決定される。
【0046】
【数2】M1=Bl・(M2−Dl・Bk) Cl=B2・(C2−D2・Bk) Yl=B3・(Y2−D3・Bk) なお、数式2においてM2,C2,Y2は補色変換回路
103から出力されたMCY画像信号、Ml,Cl,Y
lはUCR回路105から出力されるMCY画像信号で
あり、係数Bl,B2,B3,Dl,D2,D3はリー
ダコントローラ700からUCR量制御信号によって決
定される。
【0047】次に、106はマスキング回路であり、使
用するトナーの濁り成分の除去やCCDのRGBフィル
タ特性の補正をするために、リーダコントローラ700
から入力されたマスキング係数制御信号に応じて、UC
R回路105から入力されたMCY画像信号にマスキン
グ処理を施す。
【0048】マスキング回路106から出力されるMC
Y画像信号は数式3によって表現される。
【0049】
【数3】 |M0| |a11 a12 a13||M1| |Y0| = |a21 a22 a23||Y1| |C0| |a31 a32 a33||C1| なお、数式3おいてall〜a33はマスキング係数、
Ml,Cl,YlはUCR回路105から出力されたM
CY画像信号、M0,C0,Y0はマスキング回路10
6から出力されるMCY画像信号であり、マスキング係
数all〜a33はリーダコントローラ700から指定
されるマスキング係数制御信号によって決定される。
【0050】107はセレクタであり、リーダコントロ
ーラ700から色選択端子Slへ入力された色選択信号
に応じて、マスキング回路106と黒抽出回路104か
ら入力されたM,C,Y,Bkの画像信号の中から1色
の画像信号を選択して画像信号Vlを出力する。
【0051】108はリーダ階調補正回路でありセレク
タ107から入力された画像信号V1に図4に示すよう
な階調補正を施して・画像信号V2を出力する。例え
ば、リーダ階調補正回路108はリーダコントローラ7
00から指定された階調補正選択信号に基づいて選択さ
れた図4の変換特性a〜eの何れかによって、画像信号
に濃度補正を施す。
【0052】このリーダ階調補正回路108での設定
は、後述する操作部の画像濃度設定によって決定され
る。これをリーダ階調補正回路108の端子S3へ設定
する。またこれらの濃度補正は色毎の異なる場合がある
ため、かつ前述の色選択端子Slと同じ設定を回路10
8の色選択端子S2へ設定し、選択された色に対する選
択された濃度補正された信号がV2として出力される。
【0053】109はプリンタ階調補正回路であり、プ
リンタ部202の出力特性を各色ごとリニアにするため
にプリンタコントローラ701から入力されたプリンタ
色選択信号に応じて、図5に一例を示すガンマ変換特性
のM,C,Y,bkの何れかを選択して画像信号に補正
を施すためいろ選択端子S4へ設定する。
【0054】110はレーザドライバであり前述のレー
ザ露光光学系3(図1参照)を制御するレーザドライバ
110は、プリンタ階調補正画路109から入力された
画像信号V3に基づいて半導体レーザを変調駆動するこ
とにより感光ドラム1上に潜像を形成する。
【0055】図6は本発明のカラー画像形成装置の操作
部704を示したものである。図6において351はテ
ンキーであり画像形成枚数の設定やモード設定の数値入
力に使用する。352はクリア/ストップキーであり設
定された画像形成枚数や画像形成動作の停止を行うため
に使用する。
【0056】353リセットキーであり、設定された画
像形成枚数や動作モードや選択給紙段等のモードを規定
値に戻すためのものである。354はスタートキーであ
り、このスタートキーの押下により画像形成動作を開始
する。
【0057】369は液晶等で棟成される表示パネルで
あり、詳細なモード設定を容易にすべく、設定モードに
応じて表示内容が変わる。本実施の形態では、カーソル
キー365〜368で表示パネル369のカーソルを移
動させ、OKキー364によって設定を決定させる。こ
のような設定方法はタッチパネルで構成することも可能
である。
【0058】371は紙種設定キーであり、標準より厚
いシート材やOHPなどの種々のシート材へ画像形成を
行うときに設定する。紙種投定キー371によって紙種
選択画面が表示パネル369に表示され、カーソルキー
365〜368でシート材種を選択する構成になってい
るが、その設定画面は説明から省略する。
【0059】設定頻度の高い厚紙モードが設定されると
LED370が点灯するように制御される。その他の設
定ではLED370は点灯しないように制御している。
本実施の形態では、厚紙モードの設定のみ可能である
が、必要に応じてOHPやその他の特殊なシート材のモ
ードの設定が可能となるように機能を拡張することもで
きる。
【0060】375は両面モード設定キーであり、例え
ば、片面原稿から片面出力を行う「片−片モード」、片
面原稿から両面出力を行う「片−両モード」、両面原稿
から両面出力を行う「両−両モード」・両面原稿から2
枚の片面出力を行う「両−片モード」の4種類の両面モ
ードの設定が可能である。
【0061】LED372〜374は、設定された両面
モードに応じて点灯し「片−片モード」ではLED37
2〜374はすべて消灯し、「片−両モード」ではLE
D372のみが点灯、「両−両モード」ではLED37
3のみが点灯、「両−片モード」ではLED374のみ
が点灯するように制御される。
【0062】300、301、302、303は、倍率
設定キーであり、304、305は手動濃度調整設定キ
ーであり、307は手動により設定された濃度設定値の
表示部である。
【0063】本実施の形態では、シート材担持手段とし
ての転写ドラム5aの表面への吸着を静電吸着手段を用
いているため、転写シート5fの全周の1/2以下のシ
ート材(250mm)の場合には、2枚のシート材に対
して同時に画像形成可能である。この2枚のシート材を
同時に画像形成する場合を以下「2枚貼り制御」とい
い、また転写シート5fに1枚のシート材を静電吸着し
て画像形成を行う場合を「1枚貼り制御」という。
【0064】転写ドラム5aに1枚貼りしたときのシー
ト材の吸着したときの形態を図7(a)に示す。また転
写ドラム5aに2枚貼りしたときのシート材の吸着した
ときの形態を図7(b)に示す。1枚貼りしたときのシ
ート材は転写ドラム5a上の定点PTAを先頭に吸着さ
れ、シート材の転写ドラム回転方向のサイズが変わって
も、定点PTAに先喘が吸着するように制御される(シ
ート材Aの吸着形態)。
【0065】これに対し、2枚貼り貼りの場合同様に定
点PTAを先端になるように吸着され(シート材Bの吸
着形態)、2枚目は定点PTAの転写ドラムの180度
対向点である定点PTBが先端になるように吸着される
(シート材Cの吸着形態)。
【0066】2枚貼りの場合も1枚貼りと同じくシート
材サイズが変わっても、定点PTA,PTBが先端にな
るように吸着される。図1には不図示であるが、いずれ
の場合にも転写シート5fのつなぎを実現するための連
結部5zを避けるように吸着する。
【0067】以下シート材の先端が定点PTAを先頭に
なるように吸着する制御をA面吸着またはA面貼り制
御、定点PTBを先頭になるように吸着する制御をB面
吸着またはB面貼り制御と表現することにする。
【0068】図8を用いて画像形成動作制御用の転写ド
ラム基準信号の説明を行う。定点PTAが先頭になるよ
うに転写ドラム5aに吸着されたシート材に対して、形
成画像を合せるために転写ドラム5a内に不図示のセン
サとセンサ検出用フラグが配置されている。
【0069】具体的には図8は潜像形成開始直後の感光
ドラム1と転写ドラム5aの様子であり、潜像先端がシ
ート材先端に転写位置で重なる様子を示している。
【0070】これに対し、図9では潜像(レーザ)とリ
ーダ部201の読み取り動作と転写ドラム基準信号Aの
関係を示したもので、潜像形成開始タイミングに対し
て、Tprei時間前に転写ドラム基準信号Aが立ち下
がるように横成されている。
【0071】リーダ部201は実現可能な読み取り倍率
内では、転写ドラム基準信号A(以下ITOP−A)立
ち下がりからTprei時間内に所定倍率に必要な速度
までレーザ露光光学系3の走査ミラー3aを立ち上げか
つ振動吸収用に必要な助走時間または距離を確保できる
ようになっている。これと同様の信号をB面制御用にも
用意してあり、これを転写ドラム基準信号B(以下IT
OP−B)と呼ぶ。
【0072】これらの転写ドラム基準信号は転写ドラム
5aが回転しているとき、すなわち、偏心カム24を動
作させ、感光ドラム1を感光ドラムモータドライバ76
0で動作させているときに発生するようになっている。
結果的に偏心カム24動作時は転写ドラム5aは感光ド
ラム1と同一スピードで回転することになる。
【0073】また後述するように定着スピードに対応す
る形で感光ドラムモータも複数種類のスピードで駆動可
能なように横成されている。
【0074】次に、現像装置4におけるトナー濃度制御
について説明する。マゼンタ現像器4m、シアン現像器
4c、イエロー現像器4y内のそれぞれのトナーは波長
約960nmの近赤外光に対して反射することから、そ
の特性を利用して、現橡時それぞれの現像器内に配置さ
れている現像剤濃度検知部780(図2参熊)でこの反
射光を検知し、A/Dコンバータ752(図2参照)で
トナー濃度信号に変換し、トナー濃度信号に対するトナ
ーを不図示のホッパから現像器に補給する。
【0075】これに対し、ブラックトナーは波長約96
0nmの近赤外光を吸収してしまうため、ブラック現像
器4Bk内でのトナー濃度検知は行わず、感光ドラム1
上に現像されたブラックトナー像に対して波長約960
nmの近赤外光を照射し、感光ドラム1面上の反射成分
とブラックトナーによる吸収成分の比率をドラム上光量
検知センサ13で検知し、A/Dコンバータ752(図
2参照)で変換し、現像されたトナー像濃度からブラッ
クトナー濃度を検知し、これから現像器内トナー濃度を
算出する。
【0076】ドラム上光量検知センサ13はブラック現
像器4Bkと転写帯電器5bの間に配置されて、現像器
で現像されたトナー像を転写前に検知できる横成になっ
ている。
【0077】次に、熱ローラ定着器9の詳細な説明を行
う。熱ローラ定着器9は。定着上ローラ9a、定着下ロ
ーラ9b、定着ウェッブ9c、定着オイル塗布ローラ9
dを有している。
【0078】熱口一ラ定着器9は、定着上/下口一ラ9
a,9bの熱エネルギーによってシート材上のトナーを
溶融し、定着上/下口一ラ9a,9b間の圧力によって
溶融したトナーとシート材とを定着させる。なお、定着
上ローラ9a、定着下ローラ9bの表面は、その略中心
部に組み込まれた定着上ヒータ9e、定着下ヒータ9f
と、それぞれのローラ表面温度を検知する定着上サーミ
スタ781、定着下サーミスタ782(図2参照)とに
より、独立に最適な表面温度になるように制御される。
【0079】定着ウェッブ9cは、定着上口一ラ9a上
の汚れ、あるいはオフセットしたトナーを除去すべく必
要時に定着上口一ラ9aに当接する。その際、定着ウェ
ッブ9cに内蔵されている巻き取り装置により、定着ウ
ェッブ9cの新しい面を定着上ローラ9aに当接させて
クリーニング性能を向上できるようにもなっている。ま
た、このクリーニングされた定着上ローラ9aの面に対
してシリコンオイルを供給する定着オイル塗布口一ラ9
dが用意されており、シート材上のトナーが定着上ロー
ラ9aに付着しないように、必要時にシリコンオイルが
定着上ローラ9aに塗布される。
【0080】また、熱口一ラ定着器9は、図1には不図
示の定着駆動モータにより定着上/下ローラ9a,9b
とシート材搬送部9gを駆動する。定着駆動モータは定
着駆動モータドライバ761(図2参照)により駆動さ
れる。本実施の形態では、シート材の種類による定着性
の差異をなくすため、4種類のシート材に対応した定着
スピードを実現できるように横成されている。
【0081】具体的な感光ドラム1の画像形成時の周速
をVP(以下、「プロセススピード」という)とする
と、普通紙定着スピードVFN=VPであり、両面2面
目用の定着スピードVFDはVFNより小さく、厚紙用
定着スピードVFTはVFDより小さく、OHP用定着
スピードVFOはVFTより小さい。したがって、VP
=VFN>VFD>VFT>VFOの関係が成立し、こ
の4種類の定着スピードが実現できるように定着駆動モ
ータドライバ761(図2参照)が構成されている。
【0082】なお、シート材搬送部9gの搬送スピード
は定着上/下ローラ9a,9bの周速と同一になるよう
に設定されている。また、両面2面用の定着スピードV
FDは2色以上のトナーを定着させる両面2面目用に使
用され、両面2面目でも1色のトナーしか定着させない
単色モードでは使用せず、この場合は普通紙定着スピー
ドVFNで定着動作を行う。
【0083】次に、図10及び図11を参照して各シー
ト材カセット7等より給紙されたシート材の転写ドラム
5aへと吸着させるための構成について説明する。尚、
図10は図1のD1部の構成を拡大した模式図であり、
図11は転写ドラム5aの上流側の搬送経路Hを含む構
成の模式図である。
【0084】シート材は、搬送経路Hを搬送され、ガイ
ド板61,62,63,64によりレジスト手段60へ
と進入する。レジスト手段60は、ローラ対としてのレ
ジストローラ65と、レジストローラ65に対向圧接す
る2本の対向ローラ66,67の3本のローラから構成
されている。
【0085】2本の対向ローラ66,67の硬度(例え
ば対向ローラ66,67をレジストローラ65よりも硬
度が低いゴム状弾性体(硬質スポンジ)によるものと
し、レジストローラ65の外周面に当接する部位(ニッ
プ部)を凹形状とさせる)、及びガイド板63,64か
らのレジストローラ65と対向ローラ66のニップ部へ
の進入角度により、シート材は、このレジスト手段60
を通過する際には、図において右側に凸となるようなカ
ールが形成される。
【0086】68,69はレジスト手段60へと進入す
るシート材を検知するシート材検知センサであり、レジ
スト手段60の駆動制御タイミングの生成及び搬送され
るシート材(OHPシート等を含む)を検知可能として
いる。
【0087】従って、シート材は、レジスト手段60に
より姿勢の矯正及び転写ドラム5aへの吸着タイミング
が合わせられると共に、円筒状の転写ドラム5aの外周
形状に沿ったカール付け状態となり吸着ローラ5gによ
る吸着補助動作が行われる。
【0088】(画像形成の具体例)以下具体例として自
動原稿送り装置RDF400を使用しない「片−片モー
ド」で厚紙モードの設定がされていない普通紙(シート
材)に対しての4色の画像形成動作について説明を行
う。
【0089】この場合画像形成を行うシート材が普通紙
であるため、定着駆動モータドライバ761に対しての
スピード設定は感光ドラム1の画像形成スピード(プロ
セススピード)VPと同じVFNとなるように設定す
る.オペレータがテンキー351によって画像形成枚数
を設定した後、シート材選択キー303で給紙段を選択
しスタートキー354で動作スタートを指示すると、プ
リンタコントローラ701は・画像形成に必要な駆動モ
ータ、例えば、感光ドラム駆動モータ、定着駆動モー
タ、給紙駆動モータ、およびメイン駆動モータの各ドラ
イバに駆動を指示する。
【0090】次にそれらの駆動モータの駆動状態が安定
化してから、指定された給紙段(シート材カセット7
a,7bなど)からシート材の給紙動作を開始する。こ
のとき、略同時にリーダ部201は4色モードの第1色
目の現像色であるマゼンタ用の画像信号を生成できるよ
うに前述のシフト量、黒抽出量、UCR量、およびリー
ダ色選択信号等を画像処理部203の各ブロックに設定
する。
【0091】また、リーダ階調補正回路108は、操作
部704の手動濃度調整設定キー304,305の指定
内容に対応した図4に示すa〜eの変換特性のいずれか
を選択する。また、プリンタ階調補正回路109には図
5に示すmの変換特性が選択される。
【0092】指定給紙段から給紙されたシート材は、レ
ジスト手段60によって、リーダ部201の光学スキャ
ン動作とタイミングを合わせるようにして転写ドラム5
aへと送られる。
【0093】このときレジスト手段60は、図10に示
すようにカール付け機能を内蔵しており、転写ドラム5
aへのシート材の吸着が有利になるように、シート材は
転写ドラム5a吸着時に沿うような形状のカールが形成
される。以下レジスト手段60のカール付け機能に関す
る部分をカール付け部70と表現する。
【0094】図11に示されるように、すべてのシート
材はカール付け部70を通過して転写ドラム5aに吸着
される構成となっており、後述するように多種のシート
材をすべてのトレイやカセットから通紙搬送し画像形成
可能である。
【0095】シート材は、吸着帯電器5cと対向電極で
ある吸着ローラ5gにより転写シート5fに吸着され
る。この吸着動作の前工程として、転写シート5fを除
電するために内側帯電器5d、外側帯電器5eを用いて
除電される。内側帯電器5dにはAC+DC、外側帯電
器5eにはACのみが出力可能であり、それぞれのAC
は逆位相であるように輔成されている。
【0096】以下図8,図9,図12を用いて、各制御
の詳細なタイミングについて説明する。図8は潜像書き
込み開始タイミング時の感光ドラム1と転写ドラム5a
と吸着済みのシート材との位置関係を示したものであ
り、転写ドラム5a上の定点PTAからシート材が吸着
されている1枚貼りA面吸着の様子である。
【0097】本実施の形態ではフルカラー画像はマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの順で画線形成される
ので、たとえばマゼンタの転写が終了し次にシアンの潜
像を感光ドラム1へ書き込み開始する時の様子であり、
これからレーザ書き込み位置から転写位置までの距離L
LをプロセススピードVPで時間経過した後、シアンの
転写動作が開始される。
【0098】次に図9は図8のときの様子をタイミング
チャートにしたものであり、本実施の形態におけるタイ
ミング制御の基本となる転写ドラム基準信号と各画像形
成動作の関連の様子を示したものである。
【0099】転写ドラム基準信号Aの立ち下がりからT
pri時間後の潜像形成可能なように光学モータドライ
バ702に設定を行い、本潜像開始タイミングから距離
LL後に実行される転写動作のためのタイミング基準信
号である転写ドラム基準信号Cが用意されている。転写
ドラム基準信号Cは転写動作すなわちシート材の転写位
置通過区間(時間)に対してTprei時間前に立ち上
がるように構成されおり、従来の画像形成用の転写ドラ
ム基準信号A(本例では信号Bも同様)から動作タイミ
ングを生成する場合に比べ、特に画像形成スピードを変
化させた場合により正確なタイミング制御が可能なよう
になっている。
【0100】次により詳細なタイミングの説明をわかり
やすくするために、本実施の形態における画像形成動作
各要素の距離関係を図12を用いて説明する。
【0101】前述したようにレーザ書き込み位置から転
写位置まではLLT、吸着位置から転写位置までは距離
LAT、転写位置から分離位置まではLTS、転写位置
からシート材搬送部9g先端までの距離はLTC=25
0mm、転写位置から外側帯電器まで距離LTD、転写
位置から転写ドラム清掃用のファーブラシ14までの距
離LTCLN=250mmとなっている。
【0102】図13は画像形成時の要求される各タイミ
ングを制御部位の配置を無視できるようにシート材に対
してのタイミングで表現したものである。シート材に対
して画像は先端部と後端部はそれぞれ6mm,4mm欠
ける形で出力され、図には有効画像領域として表現して
ある。
【0103】これは転写から定着までの間でのトナー落
ちによる装置内汚れを防止するために必要である。転写
動作に必要な転写高圧は、このシート材先端の6mmの
先端余白で立ち上がり、後端側はシート材全域を超えた
部分で立ち下がる。この転写高圧の有効領域の外側に吸
着前のみに動作する内帯電器でのDC出力領域が確保さ
れる。これは転写性を確保するために、転写シート5f
の電位を転写前に所定値にするためである。
【0104】この内帯電器DC分領域の外側に、シート
材吸着に使用する吸着高圧領域が確保され、その外側に
転写シート5fに対する除電的な動作となる、内帯電
器、外帯電器のAC有効領域が存在する。
【0105】これらのタイミング関係が達成されない場
合には所望の転写性能やシート材の搬送性が達成できな
いため、以下に示す構成で、それぞれの関係を保証する
ようタイミング生成用信号が確保されている。
【0106】このようなタイミングを実現するための高
圧制御部770のブロック図を図14に示す。一例とし
て制御タイミングが厳しい転写高圧について示す。
【0107】801は転写電流を発生するための高圧ト
ランス、804はD/A部753で設定された高圧制御
信号(電圧)をリファレンスとして高圧トランス801
の一次側に流れる電流を制御することで二次側に流れる
電流を制御する作動増幅部、805は電流検出用抵抗で
ある。
【0108】次に図15を用いて高圧制御信号CTL−
Vの説明を行う。転写シート5fは高抵抗体であるため
転写に要する電流は微少であり、同時に転写シート5f
は誘電体であるため、いくらかの静電容量を有する。微
少な電流をこの静電容量をもった高抵抗体の転写シート
5fに流すため、転写電流の立ち上り初期においては流
した電流の大部分が静電容量分に対する充電電流とな
り、実際の転写に必要な実効転写電流が流れ始まるまで
には若干の遅れが生ずる。これを防止するために図15
に示すように転写電流の立ち上り時に充電電流分を重畳
した加速電流をながしている。
【0109】図15には従来の加速電流制御を行わない
場合と行った場合が示してあり、加速電流制御を行わな
い場合には転写に必要な実効転写電流Itが画像領域の
途中で実現される場合があり、これに対し本実施の形態
では初期に高圧制御信号CTL−Vに加速電流用設定値
VctlAを設定し、先端余白途中で必要実効転写電流
It用の設定値Vctlにすることで有効画像領域に対
して、必要実効転写電流Itを保証するように制御され
ている。
【0110】本実施の形態では吸着動作のタイミング基
準として転写ドラム基準信号Aの立ち上りを使用し(B
面吸着時には転写ドラム基準信号Bの立ち下がりを使
用)、内帯電器、外帯電器のACまたはDC分の高圧制
御のために転写ドラム基準信号Cの立ち下がりを使用す
るように構成されており、それぞれ各動作の所定時間前
に基準信号が生成されるようにセンサとセンサ遮光用フ
ラグが位置配置されている。この構成により、後述する
画像形成スピードを変化させる場合にも正確なタイミン
グで制御可能になっている。
【0111】このタイミング制御を図16を用いて説明
する。図16は図9をより詳細に示したものであり、本
実施の形態では転写制御用に転写ドラム基準信号Cの立
ち上りを使用することは前述したとおりである。この転
写ドラム基準信号Cは転写動作すなわちシート材先端の
転写位置通過時間のTpret前に信号が立ち上がるが
本制御ではこの立ち上りから感光ドラムモータドライバ
760から出力されるエンコーダパルスであるドラムモ
ータクロックをTt1すなわち転写ドラム上での転写ド
ラム基準信号投影位置から先端余白途中の加速電流用設
定位置までLt1分計数し、加速用電流設定値Vctl
Aを出力する。これによりモータのスピード変化中であ
っても正確にシート材上の先端余白途中の所望位置で加
速制御開始が可能となる。
【0112】次に加速制御開始設定からプリンタコント
ローラ701の内蔵機能であるシステムクロック計数機
能で加速設定終了時間Tt2を計数する。これは加速設
定有効期間は主に転写シート5fの環境特性とシート材
の環境特性に依存し、画像形成スピードに依存しないた
めである。この制御により画像領域に対し所望の実効転
写電流を確保できるようになっている。
【0113】またこれらの加速用電流設定値VctlA
や加速設定終了時間Tt2はシート材種類や温度センサ
783や湿度センサ784や転写回数すなわち転写色や
片面、両面1面目、両面2面目の動作モードによって最
適に制御されるようになっている。
【0114】また加速制御開始時間Tt1や加速設定終
了時間Tt2の計測をドラムモータクロックまたはシス
テムクロックのいずれかのみで計数する場合に比べ、画
像形成スピードが変化している場合の制御が正確とな
り、調整手段が不要になることはいうまでもない。
【0115】また、リーダ部201で読み取られた原稿
情報は、画像処理部203で処理され、そして帯電器2
により一様に帯電された感光ドラム1に、レーザー光と
して照射されて潜像を成し、まずはマゼンタ現像器4m
により現像される。現像された画像情報は、先ほど吸着
されたシート材P上に転写帯電器5bにより転写され
る。このM(マゼンタ)原稿読み取り、潜像形成、現
像、転写の画像形成動作は、感光ドラム1と転写ドラム
5aが1回転する間に実行され、同様に、残りの3色の
C(シアン)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)の各
色についても実行する。また、このとき画像処理部20
3に対しての設定は画像形成ごとに行うものとする。
【0116】このように4色の画像が転写されたシート
材Pは転写シート5fから分離される。その際、分離帯
電器5hにより転写シート5fとシート材Pの吸着力を
弱め、分離押し上げコロ8bにより転写シート5fを変
形させて曲率分離を行い、分離爪8aにより転写シート
5fからシート材Pを分離する。
【0117】このように分離されたシート材Pは、転写
ドラム5aと同一のスピード(VP)で搬送動作するシ
ート材搬送部9gにより、熱ローラ定着器9に搬送さ
れ、そして定着スピードVFN=VPで定着されてか
ら、排紙カール補正部500でカール補正された後、ソ
ータ600に排出される。
【0118】次に、オイル清掃部材のための制御につい
て詳細に説明する。オイル清掃制御は、定着スピードが
異なると制御方法が異なるため、はじめに普通紙でのオ
イル清掃制御について説明する。
【0119】最初に、普通紙モードでのオイル清掃部材
の非動作時の制御(オイル清掃不実施時の制御)につい
て説明し、その後に普通紙モードでのオイル清掃部材の
動作時の制御(オイル清掃実施時の制御)について説明
する。
【0120】(普通紙モードでのオイル清掃不実施の制
御)図17は、最終紙(同一原稿の画像が形成される複
数枚のシート材の内の最終のもの)に対する最終色の転
写動作開始から画像形成動作停止までの制御を示したフ
ローチャートであり、通常、このような制御は「後回転
制御」といわれる。この後回転制御により、シート材担
持手段である転写ドラム5aの「通常清掃制御」が実行
される。その通常清掃制御は、後述するようにファーブ
ラシ14とファーバックアップブラシ15を用いた通常
の清掃制御である。
【0121】図18は、図17のフローチャートにおい
て、転写ドラム5aが2枚貼り制御可能サイズであると
きに後述する「定着(N)回転制御」によって1枚貼り
制御を行ったときのタイミングチャート、図19は、図
17のフローチャートにおいて、後述する「定着(N+
1)回転制御」によって1枚貼り制御または2枚貼り制
御を行ったときのタイミングチャートである。
【0122】図17の後回転制御のフローチャートにお
いて、色モードによって決定される画像形成色の最終色
の転写が開始されると(ステップS1000)、まず、
同一原稿に対する最終シート材つまり最終紙であるか否
かを判断する(ステップS1001)。これにより、転
写終了後、後回転制御を行うかどうかを判断する。
【0123】最終シート材に対する画像形成(以下、
「最終画像形成」という)でない場合は画像形成動作を
続行し(ステップS1002)、本制御は終了する(ス
テップS1003)。
【0124】最終画像形成である場合には、シート材の
搬送方向のサイズと、転写位置から転写シート清掃位置
までの距離LTCLNとを比較する(ステップS100
4)。これは、転写位置と転写シート清掃位置の両方に
シート材がかかった場合(本実施の形態では転写位置か
ら転写シート清掃位置までの距離LTCLNは250m
m)、そのシート材に対する転写中に転写ドラム5aの
清掃動作やシート材の分離動作を行うと画像乱れが発生
することを防止するためであり、転写位置と転写シート
清掃位置の両方にシート材がかかる場合には、転写動作
を終了させるべく転写ドラム5aを1回転だけ空回転さ
せて(ステップS1005)後に、分離動作(ステップ
S1006)と清掃動作(ステップS1008)を行
う。
【0125】ステップS1007での通常清掃制御で
は、ファーブラシ14を不図示のモータで回転させ、か
つこのファーブラシ14に対向するファーバックアップ
ブラシ15を有効にして、ファーブラシ14を転写シー
ト5fに当接させればよい。このときは、1枚貼り制御
や2枚貼り制御の如何にかかわらず、転写ドラム5aの
1周分の転写シート5fの清掃を行い、転写シート5f
の清掃動作を終了する(ステップS1009)。その
後、動作中のモータ等の負荷や高圧を停止し(ステップ
S1009)、画像形成動作を終了する(ステップS1
010)。
【0126】(普通紙モードでのオイル清掃実施時の制
御)普通紙の両面に単色画像を形成する際における両面
2面目の画像形成時(以下、「普通紙単色両面2面時」
ともいう)には、以下のように転写シート5fのオイル
清掃動作を実行する。
【0127】いずれかのカセットから給紙され1面目に
画像が形成されたシート材は、一旦、中間トレイ22に
格納されてから再給紙される。再給紙されたシート材
は、2面目の画像形成のために転写ドラム5aに担持さ
れる。このとき、シート材の転写シート5fの表面はシ
ート材の1面目の画像形成面に接しており、その1面目
の画像形成時に定着器9において付着したオイルが転写
シート5fの表面に再付着することになる。
【0128】このオイルが感光ドラム1に付着すること
は避けなければならず、そのためには、両面2面目の画
像形成中の転写シート5fが転写位置を通過するとき
に、その転写位置を通過する転写シート5fの裏面を事
前にオイル清掃するか、あるいは転写シート5fと感光
ドラム1の間にシート材を存在させるように制御しなく
てはならない。
【0129】定着スピードがプロセススピードと同じ普
通紙単色両面2面時では、連続的に複数のシート材に画
像形成しているときの転写位置において、転写シート5
fと感光ドラム1との間にシート材が常に存在するた
め、例えば、前述の後回転制御時にのみオイル清掃を行
えば足りる。
【0130】ところで、両面2面目の画像形成のシート
材は、中間トレイ22から給紙される場合と、シート材
トレイ7mから給紙される場合とが考えられる。シート
材トレイ7mには、ユーザが画像形成し終えたシート材
を両面画像出力するために再セットする場合があり、こ
の場合には、中間トレイ22からの給紙と同じように、
1面目に画像が形成されている両面2面目用のシート材
が存在するとして制御する。
【0131】次に、具体的なオイル清掃制御を図20の
フローチャートにより説明する。この図20は、両面2
面目時にオイル清掃と通常清掃とを実施し、それ以外の
時は通常清掃のみを実施する場合の例を示す。
【0132】転写ドラム清掃開始し(ステップS150
0)、給紙位置が中間トレイ22もしくはシート材トレ
イ7mである場合には、ステップS1501において両
面2面目の画像形成であると判断し、オイル清掃動作を
行うために、オイル清掃バックアップブラシ17を有効
にし(ステップS1502)、オイル清掃ローラ16を
駆動して、転写シート5fに当接させる(ステップS1
503)。
【0133】オイル清掃ローラ16はオイルを吸い取る
材質で構成されているため、転写シート5fに当接する
ことにより、その転写シート5f上に付着したオイルを
除去する。次に、通常清掃を行うために、ファーバック
アップブラシ15を有効にし(ステップS1504)、
ファーブラシ14を駆動して、それを転写シート5fに
当接させて(ステップS1505)清掃動作を終了する
(ステップS1506)。また、ステップS1501に
おいて、給紙位置が中間トレイ22もしくはシート材ト
レイ7mではない場合には、オイル清掃が不要なためフ
ァーブラシ14のみを駆動して通常清掃制御をする(ス
テップS1504,S1505)。
【0134】ところで、図20のステップS1500〜
S1506を図17中の転写ドラム清掃制御(ステップ
S1007)にて実行した場合には、後回転制御におい
て、必要に応じてオイル清掃を実施することができる。
また、図20のステップS1500〜S1506を図1
7中のステップS1001とステップS1002との間
にて実行した場合には、シート材を転写ドラム5aから
分離する毎に必要に応じてオイル清掃や通常清掃を実施
することができる。
【0135】さらに、図20のステップSS1500〜
ステップS1503を図17中のステップS1001と
ステップS1002との間にて実行した場合には、シー
ト材を転写ドラム5aから分離する毎に必要に応じてオ
イル清掃のみを実施することができる。
【0136】(厚紙モードでのレジストカール制御の特
殊性)厚紙を転写ドラム5aに吸着させるため、本発明
ではレジスト手段60の制御を普通紙と変えることによ
り、達成している。以下にその詳細を述べる。厚紙の吸
着品質確保のためには、先端部のカール付け量をその他
の部分と相対的に大きくすることが必要であることが、
実験等により確認されている。
【0137】普通紙と厚紙との対比が可能なように厚紙
時のレジスト手段60の駆動タイミングを表現したもの
が、図21である。
【0138】厚紙時例えば150g/m2(グラム/平
方メートル)のようなシート材の場合には、シート材先
端がカール付け機能が先端により有効に機能するよう
に、シート材先端をシート材検知センサ68,69で検
出後、先端が対向ローラ66に到達する時間T401経
過後、レジスト手段60をシート材先端がレジストロー
ラ65と対向ローラ67のニップ部にかみ合う時間T4
02だけ駆動する。
【0139】厚紙時のシート材先端は対向ローラ66か
ら対向ローラ67分だけ、普通紙の場合に比べて先行し
ているため、転写ドラム5aに吸着させるための駆動タ
イミングを普通紙のタイミングからT402だけ遅らせ
て駆動するように制御している。
【0140】また先端カールが有効になる時間T403
を給紙タイミングを適宜調節することでシート材の必要
とするカール付け量に応じたものとなるようにすれば、
より広い範囲の厚さのシート材を吸着するようにでき
る。
【0141】尚、シート材先端のカール付けが転写シー
ト5fへの吸着性にそれほど影響を及ぼさない普通紙で
は、このような制御は行わなくても良い。
【0142】(厚紙モードでの定着スピードの特殊性)
厚紙上にトナーを定着させるためには、普通紙に比べて
より多くのエネルギーが必要となるため、定着スピード
を普通紙に比べて遅くして、単位面積/時間当たりのエ
ネルギーを増やすことで厚紙の定着性を確保している。
【0143】その場合、従来では、分離爪8aから定着
上/ローラ9a,9bの当接位置までの距離を厚紙の画
像形成可能最大サイズより大きくすることにより、画像
形成スピード(プロセススピード)VPである転写ドラ
ム5aの周速を一定にしたまま、シート材搬送部9gに
て、シート材を転写ドラム5aのスピードとは異なる定
着スピードVFに減速し、そのシート材搬送部9gを速
度変換領域として使用していた。このためには、厚紙の
画像形成可能最大サイズに相当する大きさのシート材搬
送部9gを確保しなくてはならず、装置が大型化すると
いう欠点があった。
【0144】そこで、本実施の形態では、転写ドラム5
aのスピードを定着スピードと同様に可変できる構成と
し、定着スピードVFを画像形成スピードVPより遅く
しなくてはならないときには、最終色の転写終了後は、
転写ドラム5aのスピードを定着スピードにまで減速す
る。これにより、シート材搬送部9gに速度変換領域と
しての大きさを確保する必要をなくして、装置の大型化
を回避する。
【0145】ところで、図1における転写位置からシー
ト材搬送部9gの先端位置までの距離LTCよりもシー
ト材の搬送方向サイズが大きい場合には、転写ドラム5
aの定着スピードまでの減速が次のシート材の分離動作
のタイミングに間に合わない。このような場合には、転
写ドラム5aを余分に1回転させ、その後の分離動作の
タイミングでシート材の分離動作をする。
【0146】このように、厚紙モードでの最終色の転写
終了後に転写ドラム5aをもう1回転させてから分離動
作を行い、さらに定着を行う制御を以下では「定着厚紙
(N+1)回転制御」という。また、転写位置からシー
ト材搬送部9gの先端位置までの距離LTC、もしくは
シート材搬送部9gが速度変換領域として使用できる場
合、つまり転写ドラム5aを余分に1回転させる必要の
ない時の制御を以下では「定着厚紙(N)回転制御」と
いう。
【0147】ここで、説明を分かりやすくするために、
図1における転写位置からシート材搬送部9gの先端位
置までの距離LTCを250mmであるとすると、代表
的なシート材サイズによる厚紙モードでは以下に示すよ
うに制御される。
【0148】A4横送りサイズ(送り方向210mm)
1枚貼り:定着厚紙(N)回転制御 A4縦送りサイズ(送り方向297mm)1枚貼り:定
着厚紙(N+1)回転制御 A3縦送りサイズ(送り方向420mm)1枚貼り:定
着厚紙(N+1)回転制御 A4横送りサイズ(送り方向210mm)2枚貼り:定
着厚紙(N+1)回転制御。
【0149】(厚紙モードでのオイル清掃の特殊性)次
に、このように定着スピードを遅くする必要のある厚紙
モードでのオイル清掃制御について説明する。前述した
ように、普通紙のオイル清掃制御の場合には、転写ドラ
ム5aの画像形成終了後、転写ドラム5aのスピードを
変えないため、連続的に画像形成動作が実行でき、オイ
ル清掃制御は、原稿に対する最終紙の画像形成動作終了
時に実施するだけでよい。
【0150】これに対し、厚紙モードでは、定着制御の
ために転写ドラム5aと感光ドラム1のスピードを定着
スピードVFTと同じにするため、次のシート材の画像
形成のためには、転写ドラム5aと感光ドラム1を元の
スピードVPに再び戻さなくてはならず、シート材が異
なると連続的な画像形成動作ができなくなる。そのた
め、厚紙の2面目の画像形成を行っている場合に、転写
位置において、転写シート5f上の付着オイルが感光ド
ラム1に付着することになってしまい、各シート材に対
する最終色の転写動作終了ごとにオイル清掃制御が必要
になる。そこで、厚紙モードでの画像の形成時には、以
下のように、各シート材に対する最終色の転写動作終了
毎にオイル清掃制御を実施する。
【0151】(厚紙モードでの画像の形成制御)以下
に、厚紙モードでのカラー画像の形成制御を図22のフ
ローチャートを参照しながら説明する。図22のフロー
チャートは厚紙モード、普通紙モード、OHPモードの
全てのシート材に対応するものとなっている。そこで図
22では、定着厚紙(N+1)回転制御、および定着厚
紙(N)回転制御に相当する制御を定着(N+1)回転
制御、および定着(N)回転制御として、全てのシート
材に共通するものとして表している。
【0152】前述したように、給紙、吸着を含む潜像、
現像、転写動作(ステップS2000)を、最終色を転
写するまで繰り返す(ステップS2001)。最終色の
転写後は、定着スピードVFと画像形成スピードVPと
を比較する(ステップS2002)。ここで、厚紙モー
ドの場合は、定着スピードVFが厚紙用の遅い定着スピ
ードVFTであって、その定着スピードVFが画像形成
スピードVPとは異なるため、ステップS2002から
ステップS2003へ移行する。
【0153】ステップS2003では、転写シート5f
に対して複数枚のシート材を保持するモードか否かの判
断を行う。本実施の形態では、シート材担持手段として
静電吸着を用いているため、転写シート5fの全周の1
/2以下のシート材の場合には、2枚のシート材に対し
て同時に画像形成が可能である。本例では、2枚のシー
ト材に同時に画像形成する場合(2枚貼)には、その2
枚のシート材を、それらの紙間距離を含む1枚のシート
材として扱うため、その1枚のシート材として扱ったシ
ート材搬送方向サイズよりも、転写位置からシート材搬
送部9gの先端位置までの距離LTCが小さくなり、転
写位置からシート材搬送部9gの先端位置までの距離L
TCが速度変換領域として使用できなくなるものとす
る。そこで、この場合には、「定着(N+1)回転制
御」を行う(ステップS2006)。
【0154】次に、転写シート5fにシート材を1枚だ
け担持して画像形成動作を行う場合(1枚貼)には、転
写位置からシート材搬送部9gの先端位置までの距離L
TCとシート材のシート材搬送方向のサイズPXを比較
する(ステップS2004)。そのサイズPXが距離L
TCより大きい場合には、転写位置からシート材搬送部
9gの先端位置までの距離を定着スピードの変換領域と
して使用することができないため、「定着(N+1)回
転制御」を行う(ステップS2006)。逆に、サイズ
PXが距離LTCより小さい場合には(ステップS20
04)、「定着(N)回転制御」を行う(ステップS2
005)。
【0155】本例では、距離LTCとシート材の搬送方
向サイズを比較するが、ドラムモータの性能などのため
に速度変化に時間がかかる場合には、その速度変化に要
する時間を考慮するように判断ステップ(ステップS2
003,ステップS2004)を改良することも可能で
ある。また、定着(N)回転制御において、シート材の
分離動作と略同時に転写シート5fの清掃を行う場合に
は、転写シート5fの清掃動作が転写中のシート材に悪
影響を与える可能性があるため、シート材搬送方向サイ
ズと転写位置から転写シート清掃位置までの距離によっ
ては制御を変える必要がある。なお、本実施の形態で
は、距離LTCと、転写位置から転写シート清掃位置ま
での距離LTCLNは、それぞれ250mmで等しく設
定されている。
【0156】(厚紙モードでの定着(N)回転制御)以
下、図23のタイミングチャートにより、厚紙モードで
の定着(N)回転制御について説明する。図23におい
て、Kはブラックの画像を意味し、4色動作の最終色で
あるブラックの画像形成時から転写ドラム清掃動作時ま
でを示している。
【0157】本例は1枚A面貼りのA4横サイズのもの
であり、潜像形成開始タイミングT1200はそのTp
rei時間前の転写ドラム基準信号Aの立ち下がりタイ
ミングT1201から生成され、タイミングT1201
から所定のタイミング後、光学系の駆動を開始し、タイ
ミングT1200には原稿読み取り可能なように制御さ
れる。
【0158】不図示の現像動作後、潜像開始タイミング
T1200からプロセススピードVPで距離LLT分経
過後、転写開始タイミングT1202となり、転写動作
を開始する。このとき転写高圧制御の正確さを達成する
ため、転写位置の所定距離前に出力される転写基準位置
信号Cの立ち上がりから、転写高圧を制御する(T12
04)。
【0159】シート材サイズ分の転写動作終了時(T1
203)に感光ドラムモータドライバ760にたいして
定着スピード用のVFTを設定する。これと前後してシ
ート材先端が分離位置に到達したとき(T1205)
に、分離動作を開始し、シート材を定着器9側へ分離す
る。分離され、シート材が吸着していない転写シート5
fに対して、分離開始タイミングT1205から感光ド
ラムモータのエンコーダ出力であるドラムクロックを計
数することで、ドラムモータの速度変化領域を含めて、
転写シート5fの清掃開始タイミングT1206を検出
し、清掃動作を行う。
【0160】定着(N)回転制御(ステップS200
5)は、最終色転写開始(ステップS2001)後に動
作が開始される。分離動作は、厚紙モードではない普通
紙モードの場合と同じである。すなわち、分離動作開始
タイミングT1205になるまで待ち、その分離開始タ
イミングになったときに、分離爪8a、分離押し上げコ
ロ8bを動作させて、分離動作を開始する。
【0161】次に、シート材の搬送方向サイズPXから
決定される転写終了タイミングT1208になるまで待
つ。その転写終了タイミングになったときに転写帯電器
の出力をOFFに設定し、感光ドラムモータドライバ7
60に対して、転写ドラム5aの周速を厚紙用の定着ス
ピードVFTと同じにするような設定を行う。その後、
分離動作終了タイミングT1207になるまで待ち、分
離爪8aをOFFして分離動作を終了する。
【0162】ところで、このような転写が厚紙モードで
の両面2面目である場合には、前述したように、分離後
の転写シート5fの表面にシート材の1面目の定着オイ
ルが付着することになるため、図22のステップS20
08においてオイル清掃が必要と判断し、その定着オイ
ルが付着した転写シート5fの領域が再び転写位置に到
達する前にオイル清掃制御を行う(ステップS200
9)。そのオイル清掃は、前述した図20のステップS
1502,S1503と同様に、オイル清掃バックアッ
プブラシ17を有効にして、オイル清掃ローラ16を駆
動して転写シート5fに当接させる制御である。結局、
厚紙モードでの両面2面目時には、シート材を分離する
毎にオイル清掃制御が行われることになる。
【0163】そして、厚紙用の定着スピードVFTで駆
動されているシート材搬送部9gにシート材の先端が到
達する前に、転写ドラム5aの周速が定着スピードVF
Tと同じとなって、シート材が正常に分離、搬送され、
厚紙用の定着スピードVFTで定着される。そして、そ
のシート材の排紙終了まで待った後(ステップS201
0)、次のシート材に対する画像形成のために、ドラム
モータのスピードで決定される転写ドラム5aのスピー
ドを画像形成用であるスピードVPに設定する(ステッ
プS2011)。
【0164】このような動作を設定枚数分行った後(ス
テップS2012)、画像形成動作を終了する。
【0165】(厚紙モードでの定着(N+1)回転制
御)以下、図24のタイミングチャートにより厚紙モー
ドでの定着(N+1)回転制御について説明する。図2
4は2枚貼のときの例であり、同図において、K1は2
枚貼り1枚目のシート材に対するブラックの画像に対応
し、K2は2枚貼り2枚目のシート材に対するブラック
の画像に対応する。K1に対するシート材は定点PTB
から吸着され、K2に対するシート材は定点PTAから
吸着されるように制御されている。
【0166】この定着(N+1)回転制御は、前述した
ように、シート材の搬送方向サイズが転写位置からシー
ト材搬送部先端までの距離LTC(=250mm)より
大きく、この間の距離を定着スピードの速度変換領域と
して用いることができない場合に、転写動作の終了後、
転写ドラム5aを1回転させてから分離動作を行うもの
であり、2枚貼り制御時には2枚同時に分離動作を行う
ため、シート材間隔も含めて2枚合わせたシート材サイ
ズはLTCより大きくなり、本定着(N+1)回転制御
が実行される。
【0167】このため、2枚貼のシート材の2枚目にお
ける最終色の転写終了時T1300になるまで待ち、そ
の転写終了タイミングT1300になったときに転写帯
電器の高圧をOFFし、転写動作を終了する。次に、転
写ドラム5aの周速を厚紙用の定着スピードVFTと同
じになるように設定し、この定着スピードVFTのまま
次の回転における分離開始タイミングT1301になる
まで待つ。分離開始タイミングT1301になったとき
に分離動作を行い、分離動作終了後、分離爪8aをOF
Fし、動作を終了する。
【0168】またこの間でシート材は転写位置を通過す
るが、このときシート材へ転写済みのトナーが再び、感
光ドラム1へ再転写しないように、再転写防止用転写高
圧を出力するように制御している。このとき転写ドラム
のスピードは変化しているため、前述した転写基準信号
C(T1302,T1303)を基準として、転写高圧
の出力タイミング制御を行う。この制御方法は従来画像
形成用に構成されていた転写ドラム基準信号A,Bを基
準として転写高圧を制御する方法に比べて格段にタイミ
ング制御性が向上する。
【0169】ところで、このような転写が厚紙モードで
の両面2面目である場合には、前述したように、分離後
の転写シート5fの表面にシート材の1面目の定着オイ
ルが付着することになるため、図22のステップS20
08においてオイル清掃が必要であると判断し、その定
着オイルが付着した転写シート5fの領域が再び転写位
置に到達する前にオイル清掃制御を行う(ステップS2
009)。結局、厚紙モードでの定着(N+1)回転制
御における両面2面目時には、シート材を分離する毎に
オイル清掃制御が行われることになる。
【0170】このようにして、転写ドラム5aが余分に
1回転することによって速度変換領域を構成することに
なり、通常動作の画像形成最大サイズまでのシート材に
対しての厚紙モードでの定着動作が可能となる。また、
2枚貼りの動作でも厚紙モードの実現が可能となる。
【0171】そして、シート材の分離終了まで待ったの
ち(ステップS2010)、次のシート材に対する画像
形成のために、転写ドラム5aのスピードを画像形成用
のスピードVPに設定する(ステップS2011)。こ
れは本実施の形態ではシート材搬送部9gは定着モータ
で駆動されており、転写ドラムのスピードのシート材に
対する有効領域が分離動作終了であるため、分離終了時
に感光ドラムモータのスピード設定を画像形成用スピー
ドであるVPにもどす(T1304)。
【0172】このような動作を設定枚数分行ってから
(ステップS2012)、画像形成動作を終了する。
【0173】(普通紙モードでの定着通常回転制御)前
述した厚紙モードに対して普通紙モードの場合には、画
像形成スピードVPと定着スピードが等しいため、図2
2のステップS2002からステップS2007へ移行
し、「定着通常回転制御」を行う(ステップS200
7)。この定着通常回転制御では、定着スピードが画像
形成スピードVPと等しいため、転写シート5fに対し
て連続的に画像形成が行われ、両面2面目の画像形成で
あってもオイル清掃制御は設定枚数分の画像形成終了後
に実行される(ステップS2013〜S2015)。
【0174】普通紙では、設定枚数分の画像形成後のス
テップS2014においてオイル清掃が必要であると判
断したときに、オイル清掃制御(ステップS2015)
を行ってから制御を終了する。そのオイル清掃は、前述
したように中間トレイ22またはシート材トレイ7mか
ら給紙された両面2面目時に必要と判断される。
【0175】ところで、厚紙モードとは定着スピードが
異なるOHPシートに対する記録モード(OHPモー
ド)では、定着スピードをVFOに設定すれば、厚紙の
場合と同様にOHPシート材に対しての適用も可能であ
る。また、両面2面目で単色モードでない場合には、定
着スピードVFDがプロセススピードVPと異なるた
め、厚紙モード両面2面目と同様なオイル清掃制御を行
えばよい。
【0176】また、シート材の1面目に付着したトナー
などが2面目の定着時に及ぼす影響を考慮し、両面2面
目時には両面1面目時よりも定着スピードを遅らせるよ
うに制御してもよい。このような制御は、普通紙モー
ド、厚紙モード、あるいはOHPモードの如何に拘わら
ず実行することができる。
【0177】(リカバリ制御)次に、このように実現し
た画像形成装置における紙づまり検知(以下、「ジャム
検知」と略す)後のリカバリ制御について図25のフロ
ーチャートを用いて説明する。公知のようにジャムが発
生したときは(ステップS3000)、シート材の搬送
を停止し、操作部にジャムの発生を表示する(ステップ
S3001)。
【0178】その後、つまったシート材を取り除くため
に開かれるドアが開閉されたならば(ステップS300
2,S3003)、不図示のシート材搬送センサにより
シート材がシート材搬送路または転写ドラムから取り除
かれたか否かを確認する(ステップS3004)。取り
除かれたシート材に、両面2面目のシート材が含まれて
いるときは、停止時の転写シート5fの表面に、シート
材の1面目に形成された画像上の定着オイルが付着して
いる。そこで、この場合には、ステップS3005から
ステップS3006に進み、オイル清掃制御を行いかつ
転写シート5fの清掃動作を行う。
【0179】一方、両面2面目のシート材が含まれない
場合には、オイル清掃制御を行わず、ファーブラシ14
とファーバックアップブラシ15のみによる転写シート
5fの清掃を行って(ステップS3007)、その後、
リカバリ動作するように制御する(ステップS300
8,ステップS3009,ステップS3010)。
【0180】また、ステップS3005での判断はオイ
ル清掃制御が必要かどうかの判断でもよく、オイル清掃
制御が必要なシート材ジャム検知があった場合は、リカ
バリ制御前にオイル清掃制御を行うことによって、リカ
バリ制御時の定着オイルの感光ドラム1への付着を防止
できる。本実施の形態では、定着スピードや給紙場所に
応じてオイル清掃制御の有無を決定しているため、これ
らの判断条件を拡張することによって、全ての場合にお
けるリカバリ制御前のオイル清掃制御が可能となる。
【0181】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、OHPモードでもオイル清掃制御が行われるが、両
面の画像形成が考えにくいOHPシート材ではオイル清
掃を行わないようにすることも可能である。
【0182】(第3の実施の形態)第1の実施の形態で
は、シート材搬送部9gが定着スピードと同一の搬送ス
ピードであるが、そのシート材搬送部9gの搬送スピー
ドを転写ドラム5aの周速と同一となるように構成して
も良い。
【0183】この場合には、第1の実施の形態における
シート材のシート材搬送方向サイズPXと比較する距離
LTCを、転写位置から定着ローラまでの距離LTFに
置き換えることで実現できる。
【0184】(第4の実施の形態)第1の実施の形態で
は、4色モードでかつ厚紙モードの場合を示したが、1
色・2色・3色モードのいずれかでかつ厚紙モードの場
合でも実現可能である。
【0185】また、シート材に供給する単位時間熱エネ
ルギーが比較的小さくてもよい1色モードでかつ厚紙モ
ードの場合に、定着スピードを低下させなくても定着性
が保証された画像を出力可能であるときは、1色モード
のときにだけ定着スピードを低下させないで動作させる
ことも可能であり、その場合には、オイル清掃制御は普
通紙と同様の制御で実現すればよい。
【0186】(第5の実施の形態)第1の実施の形態で
は、シート材の種別を設定キーなどを用いて設定する
が、シート材検知センサ51、52を用いることによっ
て、シート材がOHPであるか否かを検知することも可
能である。
【0187】これらシート材検知センサは、発光部と受
光部とを有しており、それらの発光部と受光部との間が
シート材によって遮光されることによって、そのシート
材の通過を検知するものであり、OHPはその構成上、
その先端部のみが遮光をして途中からは遮光をしないよ
うになっているため、このような特性を利用してOHP
であるか否かの検知が可能である。
【0188】本実施の形態の画像形成装置で使用される
OHPを図26に示す。図26においてSは遮光帯であ
る。このように、OHPの特性を利用することによっ
て、OHP検知によるカール付け量の制御を含む画像形
成制御が自動的に実行できることになる。
【0189】
【発明の効果】以上説明したように、シート材の厚みや
紙種等の種別に応じた適切なカール付け制御が行われ、
安定したシート材の搬送及び高品位な画像形成が可能と
なる。
【0190】すなわち、シート材を挟持搬送するローラ
対におけるシート材停止位置や停止時間で制御すること
で、シート材に対するカール付け量を変更することがで
き、複雑な機構を備えることなく、従ってコストアップ
を抑えた構成で目的が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのカラー画像形成装置の概略
断面構成説明図である。
【図2】図1のカラー画像形成装置の制御系のブロック
図である。
【図3】図2に示す画像処理部の詳細な制御ブロック図
である。
【図4】図3のリーダ階調補正回路における入力/出力
信号の一例を示す階調補正特性図である。
【図5】図3のプリンタ階調補正回路における入力/出
力信号の一例を示す階調補正特性図である。
【図6】図2に示す操作部の概略平面図である。
【図7】転写ドラムに対する1枚貼り制御(図7
(a))と2枚貼り制御(図7(b))の説明図であ
る。
【図8】転写ドラムと感光ドラムの位置関係を説明する
図である。
【図9】転写基準信号を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図10】カール付け部周辺の詳細な断面構成説明図で
ある。
【図11】カール付け部周辺の構成説明図である。
【図12】図1に示される画像形成部の距離関係を説明
する図である。
【図13】シート材に対する高圧制御タイミングを説明
するタイミングチャートである。
【図14】高圧制御部のブロック説明図である。
【図15】転写制御タイミングを説明するタイミングチ
ャートである。
【図16】転写加速制御を説明するタイミングチャート
である。
【図17】図1に示すカラー画像形成装置における最終
紙の最終色転写動作開始から画像形成動作停止までの動
作を説明するためのフローチャートである。
【図18】図17のフローチャートにおいて定着(N)
回転制御によって1枚貼り制御を行ったときのタイミン
グチャートである。
【図19】図17のフローチャートにおいて定着(N+
1)回転制御によって1枚貼り制御または2枚貼り制御
を行ったときの制御タイミングチャートである。
【図20】図17のフローチャートにおいて適用可能な
転写ドラム清掃動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図21】厚紙搬送時のカール付け部の制御を説明する
タイミングチャートである。
【図22】図1のカラー画像形成装置における定着制御
を説明するためのフローチャートである。
【図23】図22のフローチャートにおいて厚紙モード
での定着(N)回転動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図24】図22のフローチャートにおいて厚紙モード
での定着(N+1)回転動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図25】図1のカラー画像形成装置におけるジャム時
の処理を説明するためのフローチャートである。
【図26】図1のカラー画像形成装置において使用可能
なOHPシート材の平面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 コロナ帯電器 3 レーザ露光光学系 4 現像装置 5 転写装置 5f 転写シート 6 クリーニング器 7 シート材カセット 8a 分離爪 8b 分離押し上げコロ 9 熱ローラ定着器 11 前露光ランプ 12 電位センサ 13 ドラム上光量検知センサ 14 ファーブラシ 15 ファーバックアップブラシ 16 オイル清掃ローラ 17 オイル清掃バックアップブラシ 18 研磨ローラ 19 搬送パス切替ガイド 201 リーダ部 202 プリンタ部 203 画像処理部 PR1 画像形成装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の搬送経路と、 前記搬送経路においてシート材をニップ部で挟持搬送し
    てカール付けを可能とするローラ対と、 前記ローラ対の駆動制御を行う制御手段と、 を備え、前記制御手段により前記ローラ対のニップ部に
    シート材の先端部が挟持された状態で該ローラ対を一時
    停止させることを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、搬送経路の前記ローラ
    対よりも上流側に配置された搬送手段により搬送される
    前記シート材の先端部を、停止させた前記ローラ対のニ
    ップ部に突き当てて斜行補正を行なった後に、前記ロー
    ラ対を駆動させてシート材をニップ部へと導くことを特
    徴とする請求項1に記載のシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、搬送経路の前記ローラ
    対よりも下流側へのシート材の搬送タイミングの調整制
    御を行うことを特徴とする請求項2に記載のシート材搬
    送装置。
  4. 【請求項4】 シート材の種別情報を前記制御手段の制
    御情報の一つとして入力するシート材情報入力手段を備
    え、 前記制御手段は、入力されたシート材の種別情報に応じ
    て前記ローラ対のニップ部にシート材の先端部が挟持さ
    れた状態で該ローラ対を一時停止させるか否かを選択的
    に制御可能としていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    シート材搬送装置と、 前記シート材搬送装置により搬送されたシート材に画像
    を形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成手段は、搬送されたシート
    材を静電吸着させて表面に担持する担持手段を有し、該
    担持手段の表面に担持されたシート材にトナー画像を形
    成することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115231306A (zh) * 2022-09-19 2022-10-25 常州皓之鼎高分子材料有限公司 一种环保型防静电泡棉切割机用上料工艺及装置

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