JP2000247348A - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JP2000247348A
JP2000247348A JP11053887A JP5388799A JP2000247348A JP 2000247348 A JP2000247348 A JP 2000247348A JP 11053887 A JP11053887 A JP 11053887A JP 5388799 A JP5388799 A JP 5388799A JP 2000247348 A JP2000247348 A JP 2000247348A
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端 岸上
Keiji Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体と基台との密着度が高いと、容器を開け
る際に容器内の内容物が一緒に飛び出してしまうことが
ある。 【解決手段】 蓋体20をα2方向に回転させると、基
台30の案内係止手段34が蓋体20の案内係止手段2
7を摺動して、蓋体20が基台30から離れる方向(Z
1方向)に移動させられる。同時に蓋体20の傾斜部2
5が、基台30の係止凸部33の斜辺部33aの下部側
(図示Z2側)の位置から、嵌合解除方向へ移動させら
れる。さらにストッパ係止部26が、基台30の戻り止
め部33bの位置から外れる。すなわち、蓋体20を回
転させるだけで、包装容器11を容易に開蓋状態とする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基台と蓋体とが嵌
合することにより閉塞される包装容器に係わり、特に基
台と蓋体との閉塞を容易に解除できるようにした包装容
器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の容器を示し、図示中心線
よりも左側が断面図、右側が側面図である。図4に示す
容器1は、図示Z1側が蓋体2を、図示Z2側が基台3
を示しており、例えば洋菓子や和菓子などの内容物4を
包装する。
【0003】蓋体2は、例えば無色透明なポリエチレン
テレフタレート(以下、PETという)樹脂により断面
凹型形状に形成され、その内部は収容部2cとなってい
る。また符号2aは、蓋体2の側部を示し、図示Z2方
向の端部が開口部2bである。前記開口部2bの縁部に
は、蓋体2の中心側から側部2a方向にわずかに広がっ
た嵌合受け部2dが形成されている。
【0004】一方、基台3は、無色透明又は乳白色など
のPET樹脂から形成されている。基台3には、台座部
3aが形成され、その中心にはZ2方向に突出した摘み
部3bが形成されている。あるいはZ2方向に環状に突
出する摘み部が形成されている。また台座部3aの縁部
は曲げ形成され、その先端は外側方向に延びた嵌合片3
cとなっている。
【0005】基台3の台座部3aの上に内容物4が載せ
られ、その上から蓋体2が図示上方(Z2方向)から被
せられる。このとき、前記基台3の嵌合片3cが蓋体2
の嵌合受け部2d内に入り込み、前記嵌合片3cが嵌合
受け部2dを外側方向に押圧する。これにより、蓋体2
と基台3とが嵌合され、内容物4が容器1の内部に包装
される。
【0006】このような容器1に包装された洋菓子など
を購入した消費者は、一方の手で基台3の摘み部3bを
押さえ、他方の手で蓋体2の側部2aを持って、これら
を互いに相反する方向に引き離す。これにより、蓋体2
と基台3との嵌合が解除され、容器1の内部に包装され
ている内容物4が取り出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の容
器1では、基台3の嵌合片3cが蓋体2の嵌合受け部2
dを側部方向に押圧することにより、嵌合される構成で
あるため、嵌合片3cの仕上がり寸法の精度誤差によ
り、以下に示すような不都合が生じやすい。
【0008】たとえば、嵌合受け部2dの内径寸法より
も嵌合片3cの外形寸法が小さい場合には、基台3の嵌
合片3cと蓋体2の嵌合受け部2dとの間に必要以上に
隙間余裕が形成され、前記嵌合の密着度が低くなるた
め、商品の輸送途中に蓋体2が基台3から外れて容器1
内から内容物4が落下するおそれがある。
【0009】一方、基台3の嵌合片3cの外形寸法が蓋
体2の嵌合受け部2dの内径寸法よりも大きい場合に
は、嵌合の密着度が高くなり過ぎ包装作業が困難となり
やすい。また消費者が内容物4を容器1内から取り出す
ときに、蓋体2と基台3とを必要以上の力で引き離す
と、勢い余って内容物4が容器1から飛び出し、内容物
4の形状を壊すおそれがある。
【0010】また、上記のように嵌合されるものではな
く、単に基台3の上から蓋体2を覆い、蓋体2と基台3
とを接着テープなどで固定するものも存在する。しか
し、この場合の接着テープは、蓋体2と基台3とが嵌合
し合う部分の両端が固定され、あるいは蓋体2と基台3
とが嵌合し合った容器1の回りを1周するように巻き付
けられるため、容器1の包装および開蓋作業が複雑にな
るという問題がある。本発明は上記従来の課題を解決す
るためのものであり、蓋体と基台との嵌合を容易に解除
できるようにした包装容器を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台と、この
基台上の空間を塞ぐ蓋体と、前記基台の外周面と前記蓋
体の開口縁部の嵌合部に形成された係止手段とを有し、
前記蓋体の開口縁部が基台の外周面に嵌合されたときに
前記係止手段の係止により前記基台に蓋体が止められる
包装容器であって、前記係止手段は、基台又は蓋体の一
方に設けられた傾斜部と、他方に設けられて前記傾斜部
に係止される係止凸部から成り、前記傾斜部は、基台に
対して蓋体を一方向へ回動させたときに、蓋体と基台と
の嵌合を解除できる向きに形成されていることを特徴と
するものである。
【0012】本発明における包装容器では、蓋体を一方
向に回転させることにより、蓋体と基台との間に形成さ
れた係止手段が離れるため、容易に嵌合状態を解除する
ことができる。またこの回転により、蓋体が基台から離
れる方向に持ち上げられるようにすると、容器を簡単に
開蓋状態とすることができる。
【0013】本発明における包装容器は、主に基台上に
載置した内容物(例えば、洋菓子など)を蓋体によって
覆うことにより包装するものであり、この容器によれ
ば、容器内の内容物を変形させることなく原形状を維持
したままで取り出すことができる。
【0014】また、例えばソフトクリームやアイスクリ
ームなどの包装容器として使用する場合には、基台の内
部にコーンを収容させるようにすれば、または基台その
ものをコーンで形成すれば、洋菓子の場合同様にソフト
クリームなどの内容物の形状を変形させることなく、蓋
体を取り外すことができる。
【0015】上記において、前記基台と蓋体のうち、一
方にはストッパ係止部が設けられ、他方には前記傾斜部
と係止凸部とが係止されているときに、前記ストッパ係
止部に嵌合する戻り止め部が設けられているものが好ま
しい。
【0016】上記手段では、基台又は蓋体に形成された
ストッパ係止部が、蓋体又は基台の戻り止め部に係合す
ることにより、蓋体が外れる方向に回転することを防止
することができる。よって、例えば輸送中に誤って蓋体
が外れることを防止できる。
【0017】また、前記基台と蓋体の双方には、基台の
回動方向に凹凸が連続する案内係止手段が設けられ、前
記傾斜部と係止凸部とが係止されたときに、基台と蓋体
との前記案内係止手段が互いに嵌合するものが好まし
い。
【0018】例えば、前記案内係止手段が、波状に形成
されているものが好ましい。上記手段によれば、蓋体を
一方向に回転させると、基台側の案内係止手段に蓋体側
の案内係止手段が案内されて蓋体を基台に嵌合させるこ
とができる。また蓋体を逆方向に回転させることによ
り、基台側の案内係止手段に蓋体側の案内係止手段が案
内されて嵌合が解除されるとともに、蓋体を基台から離
れる方向に導くことができる。
【0019】また、基台側の案内係止手段の凹部と蓋体
側の案内係止手段の凸部とが噛み合うように蓋体を基台
に接近する閉塞方向に押し付けることによっても嵌合状
態とすることができるが、この際前記案内係止手段を位
置合せのための目印とすることができる。
【0020】また、上記包装容器においては、前記基台
および蓋体が、1枚の板状シートから形成されているも
のが好ましい。本発明における包装容器は、例えばPE
T樹脂からなる板状シートを使用して形成することがで
きるが、その他例えば塩化ビニルからなる板状シートを
用いて形成することも可能である。そして、この場合に
は、本発明の包装容器を圧空成形又は真空成形によって
形成することができる。あるいは、圧空成形と真空成形
の両成形技術を用いて形成することも可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明における包装容器を構成
する蓋体と基台とを示す斜視図、図2(A)は蓋体の側
面図、(B)は基台の側面図である。図1及び図2
(A),(B)に示す包装容器11は、例えば飾り付け
られたケーキなどの洋菓子や和菓子等の内容物の美観が
輸送の際に損なわれないように維持することを目的とす
る容器であり、蓋体20と基台30とから構成されてい
る。
【0022】蓋体20は、断面凹型形状に形成された収
容部21を有しており、基台30上の空間を覆うことが
可能となっている。蓋体20は、無色透明な素材である
PET樹脂や塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂から形成さ
れている。蓋体20の側部22の図示下端(Z2方向)
側は、開口部23であり、この開口部23の縁部には嵌
合部24が形成されている。嵌合部24は、上部嵌合部
24aと下部嵌合部24bとに分けられる。下部嵌合部
24bの外径寸法は上部嵌合部24aの外径寸法よりも
わずかに大きく、上部嵌合部24aと下部嵌合部24b
との間には段差が形成されている。
【0023】また、前記下部嵌合部24bの内側には、
蓋体20の中心軸O−O′方向に突出する複数の傾斜部
(係止手段)25が中心軸O−O′を中心に所定の配置
角度θで形成されている(図1参照)。蓋体20の回転
方向を図1に示すα1−α2方向とした場合、各傾斜部
25は前記回転方向α1の上流端側がZ1方向に高く、
下流端側がZ2方向に低くなるように、開口部23の縁
から所定の傾斜角φ(図2(A)参照)で形成されてい
る。また前記複数の傾斜部25が形成される少なくとも
1箇所には、前記中心軸O−O′の方向と同一方向(Z
方向)に延びるストッパ係止部26が形成されている。
このストッパ係止部26は、前記傾斜部25同様に中心
軸O−O′方向に突出形成されている。
【0024】また、上部嵌合部24aの上部(Z1側)
は、凹凸形状からなる案内係止手段27が側部22に沿
って周設されている。図1および図2(A)に示される
ものでは、前記案内係止手段27は、Z2方向に突出す
る凸部27aとZ1方向に突出する凹部27bとが繰り
返される波形状である。この波形状の周期、すなわち隣
り合う凸部27aと27aとの間は、前記傾斜部25の
配置角度θと同じに設定されている。したがって、案内
係止手段27の凹部27bの下方位置に上記傾斜部25
又はストッパ係止部26が位置している。
【0025】なお、図2(A)に示すように、凸部27
aと凹部27bとの間は、図示右肩下がりとなる案内傾
斜部27cおよび図示右肩上がりとなる案内傾斜部27
dとなっている。また右肩上がりとなる案内傾斜部27
dの傾斜角は、上記下部嵌合部24bに形成されている
各傾斜部25の傾斜角φとほぼ同じである。
【0026】一方、基台30は、PET樹脂や塩化ビニ
ルなどの熱可塑性樹脂から形成されている。図2(B)
に示すように、基台30の中央部は、洋菓子等の内容物
14を載せる台座31であり、この台座31の外周側面
が嵌合部32である。この嵌合部32も、上部嵌合部3
2aと下部嵌合部32bとに分けられる。上部嵌合部3
2aの外径寸法よりも下部嵌合部32bの外径寸法の方
がわずかに大きく、上部嵌合部32aと下部嵌合部32
bとの間には段差が形成されている。
【0027】前記下部嵌合部32bの外周面には、略三
角形状からなる複数の係止凸部(係止手段)33が外側
方向に突出形成されている。この係止凸部33は、上記
蓋体20に形成された前記傾斜部(係止手段)25と同
様の配置角度θ(中心軸O−O′を中心とする角度間
隔)で形成されている。また、係止凸部33の斜辺部3
3aは、上記傾斜部25と同じ傾斜角φで形成されてい
る。また、係止凸部33のα1側の縁部はZ方向に延び
る戻り止め部33bである。
【0028】上部嵌合部32aの上端(Z1側)には、
凹凸形状からなる案内係止手段34が周設されている。
図1および図2(B)に示されるものでは、案内係止手
段34は、Z1方向に突出する凸部34aとZ2方向に
突出する凹部34bとが繰り返される波形状であり、隣
合う凸部34aと34aとの間は、上記蓋体20の案内
掛止手段27の隣り合う凸部27aと凸部27aとの間
と同じ配置角度θに設定されている。そして、案内係止
手段34の凸部34aの下方位置に前記係止凸部33が
形成されている。
【0029】なお、図2(B)に示すように、凸部34
aと凹部34bとの間は、図示右肩下がりとなる案内傾
斜部34cと、図示右肩上がりとなる案内傾斜部34d
となっている。また基台30の外周面の下部にはフラン
ジ部35が形成されており、その一部には凸形状の取っ
手36が形成されている。
【0030】上記蓋体20および基台30は、それぞれ
非晶性樹脂PET(A−PET)などからなる1枚の板
状シートからそれぞれ一体成形されている。例えば、真
空成形又は圧空成形により、あるいは真空成形および圧
空成形の両成形技術を用いて製造されている。なお、板
状シートの厚みは、薄すぎると容器自体が潰れやすくな
り、厚すぎると成形が困難となりやすいため、0.3m
mから1.2mm程度の厚さのものが使用される。
【0031】以上のように構成される包装容器11の閉
塞動作および開蓋動作について説明する。図3は蓋体お
よび基台の嵌合部付近の拡大側面図であり、(A)は嵌
合前又は嵌合解除後の状態、(B)は嵌合途中又は嵌合
解除途中の状態、(C)は嵌合完了時の状態をそれぞれ
示している。なお、図3(A)ないし(C)では図示実
線又は一点鎖線が蓋体20側を示し、点線が基台30側
を示している。またα1およびα2は蓋体20の回転方
向を示し、α1は閉塞(嵌合)方向、α2が開蓋(嵌合
解除)方向を示している。
【0032】初めに包装容器11を閉塞状態にする動作
を説明する。先ず、基台30の上に内容物14を載置す
る。そして、その上から蓋体20の開口部23を基台3
0側に向け、基台30に蓋体20を覆い被せる。なお、
このとき蓋体20の中心線O−O′を基台30の中心線
O−O′に合わせるようにして蓋体20を覆い被せる
と、内容物14と蓋体20の側部22との衝突を避ける
ことができる。
【0033】蓋体20の開口部23を基台30側に接近
させると、基台30の嵌合部32の外周面に蓋体20の
嵌合部24が外挿される。このとき、図3(A)に一点
鎖線で示すように、蓋体20の案内係止手段27の案内
傾斜部27cと基台30の案内傾斜部34cとが当接し
た状態(第2の状態)、または図3(A)に実線で示す
ように、蓋体20の案内係止手段27の凸部27aと基
台30の案内係止手段34の凸部34aどうしが当接し
た状態(第1の状態)となる。あるいは図3(B)に示
す場合のように、蓋体20の案内係止手段27の案内傾
斜部27dが基台30の案内傾斜部34dに当接した状
態(第3の状態)となる。
【0034】上記第1の状態(図3(A)の実線)にあ
る場合には、蓋体20を基台30に接近させる方向(図
示Z2方向)に押し付けると同時に、基台30を固定し
蓋体20のみを図示α1方向またはα2方向に回転させ
る。これにより、蓋体20と基台30とを第2の状態
(図3(A)の一点鎖線)または第3の状態(図3
(B))とすることができる。
【0035】第2の状態または第3の状態で蓋体20を
基台30の方向へ押し付けると、蓋体20側の案内係止
手段27と基台30の案内係止手段34との摺動により
案内されて、図3(C)に示すように案内係止手段27
と34とが重なり合う。このとき、蓋体20の傾斜部2
5は基台30の係止凸部33の斜辺部33aの下部側
(図示Z2側)に係止される。これにより蓋体20と基
台30とのZ方向への分離を防止することができる。
【0036】さらに、図3(C)に示すように、蓋体2
0に形成されたストッパ係止部26は、戻り止め部33
bに係止される。これにより、蓋体20を開蓋する方向
(図示α2方向)への回転が規制されるため、蓋体20
と基台30とをロック状態とすることができる。
【0037】あるいは、案内係止手段27と案内係止手
段34との案内にしたがって、蓋体20を基台30に対
していずれかの方向へ回転させ且つ蓋体20を基台30
方向へ押し付ければ、蓋体20の傾斜部25は基台30
の係止凸部33に係止され、同様にストッパ係止部26
が基台30の戻り止め部33bと嵌合し、ロック状態と
することが可能である。
【0038】以上のような動作により、包装容器11で
は蓋体20の嵌合部24が基台30の嵌合部32に嵌合
された閉塞状態にできるため、包装容器11内に包装さ
れた内容物14の形状の崩れを防止することが可能とな
る。同時に蓋体20と基台30とをロック状態とするこ
ができるため、輸送中に蓋体20と基台30とが分離す
るような不具合を防止できる。
【0039】次に、上記包装容器11を開蓋状態とする
動作について説明する。包装容器11を開蓋状態とする
には、一方の手で前記基台30の取っ手36を固定す
る。この固定方法は、例えば包装容器11を水平な台の
上に載せ、取っ手36を前記台に押し付けることなどに
より行なえる。そして、他方の手で蓋体20の側部22
を持ち、蓋体20全体を図示α2方向へ回転させると、
基台30の案内係止手段34上を蓋体20の案内係止手
段27が摺動して、蓋体20が基台30から離れる方向
(Z1方向)に案内される。
【0040】また同時に、蓋体20に形成された傾斜部
25は、基台30の係止凸部33の斜辺部33aの下部
側(図示Z2側)の位置から、図示矢印P方向へ移動さ
せられる。さらにストッパ係止部26が、基台30の戻
り止め部33bの位置から図示P方向に移動して係止凸
部33を乗り越える。すなわち、蓋体20の傾斜部25
と基台30の斜辺部33aとの間の係止状態および蓋体
20のストッパ係止部26と基台30の斜辺部33aと
の間のロック状態を同時に解除させることができる。
【0041】以上のように、蓋体20を図示α2方向に
回転させると、図3(C)に示す第3の状態の関係にあ
った蓋体20と基台30とは、図3(B)に示す第2の
状態を経て、図3(A)に示す第1又は第2の状態(開
蓋状態)に移行させることができる。そして、この開蓋
状態にある蓋体20をそのまま図示Z1方向に引き上げ
ることにより、基台30上に載置されている内容物14
を取り出すことができる。
【0042】なお、例えばバースディケーキ又はX′m
asケーキのように外径寸法が大きいものを包装する場
合には、上記の包装容器11の蓋体20を片手で持つこ
とが困難となる。そこで、図1に点線で示すように、基
台30側に設けた取っ手36と同様の取っ手28を蓋体
20の開口部23の外周に形成し、基台30に対して蓋
体20の取っ手28をα2方向に回動させる。これによ
り、上記同様に容易に蓋体20と基台30とを開蓋状態
とすることが可能である。
【0043】また、上記実施の形態では、蓋体20に傾
斜部25およびストッパ係止部26が形成され、基台3
0に係止凸部33が形成されたものを示したが、その他
この実施形態とは反対に、蓋体20に係止凸部が形成さ
れ、基台30に傾斜部およびストッパ係止部が形成され
ていてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、蓋体を一
方向に回転させるだけで、容易に蓋体と基台とを開蓋状
態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における包装容器を構成する蓋体と基台
とを示す斜視図、
【図2】(A)は蓋体の側面図、(B)は基台の側面
図、
【図3】蓋体および基台の嵌合部付近の拡大側面図であ
り、(A)は嵌合前又は嵌合解除後の状態、(B)は嵌
合途中又は解除途中の状態、(C)は嵌合完了時の状態
をそれぞれ示している、
【図4】従来の容器を示し、図示中心線よりも左側が断
面図、右側が側面図、
【符号の説明】
11 包装容器 20 蓋体 22 側部 23 開口部 24 嵌合部 25 傾斜部(係止手段) 26 ストッパ係止部 27 案内係止手段 30 基台 32 嵌合部 33 係止凸部(係止手段) 33a 斜辺部 33b 戻り止め部 34 案内係止手段 36 取っ手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AA24 AB10 BA01 CA01 CC03 DA01 DB09 DB12 DB13 DC03 FA09 FB05 FB07 GA02 GB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、この基台上の空間を塞ぐ蓋体
    と、前記基台の外周面と前記蓋体の開口縁部の嵌合部に
    形成された係止手段とを有し、前記蓋体の開口縁部が基
    台の外周面に嵌合されたときに前記係止手段の係止によ
    り前記基台に蓋体が止められる包装容器であって、 前記係止手段は、基台又は蓋体の一方に設けられた傾斜
    部と、他方に設けられて前記傾斜部に係止される係止凸
    部から成り、前記傾斜部は、基台に対して蓋体を一方向
    へ回動させたときに、蓋体と基台との嵌合を解除できる
    向きに形成されていることを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】 前記基台と蓋体のうち、一方にはストッ
    パ係止部が設けられ、他方には前記傾斜部と係止凸部と
    が係止されているときに、前記ストッパ係止部に嵌合す
    る戻り止め部が設けられている請求項1記載の包装容
    器。
  3. 【請求項3】 前記基台と蓋体の双方には、基台の回動
    方向に凹凸が連続する案内係止手段が設けられ、前記傾
    斜部と係止凸部とが係止されたときに、基台と蓋体との
    前記案内係止手段が互いに嵌合する請求項1又は2記載
    の包装容器。
  4. 【請求項4】 前記案内係止手段が、波状に形成されて
    いる請求項3記載の包装容器。
  5. 【請求項5】 前記基台および蓋体が、1枚のシート板
    から形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載
    の包装容器。
JP05388799A 1999-03-02 1999-03-02 包装容器 Expired - Fee Related JP3474480B2 (ja)

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