JP2000246762A - 成形品のゲートランナー回収装置 - Google Patents

成形品のゲートランナー回収装置

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JP2000246762A
JP2000246762A JP5582799A JP5582799A JP2000246762A JP 2000246762 A JP2000246762 A JP 2000246762A JP 5582799 A JP5582799 A JP 5582799A JP 5582799 A JP5582799 A JP 5582799A JP 2000246762 A JP2000246762 A JP 2000246762A
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JP
Japan
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air
gate runner
runner
gate
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP5582799A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Iwasaki
龍一 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便・小型で、設備費や運転費の節約が可能
な、成形品の切断ゲート回収装置を提供する。 【解決手段】 成形品に残存したゲートランナーを切断
し、エアーの吸引により回収する装置であって、前記ゲ
ートランナーの周囲を覆うと共にエアー吸引口を有する
箱状体と、該箱状体に設けたゲートランナー切断手段
と、その近傍に設けたエアー吹き出し手段と、前記エア
ー吸引口を介して箱状体内のエアーを吸引するエアー吸
引手段とを有し、前記ゲ−ト切断手段によりゲ−トの切
断を行うと同時またはその前後に、前記エアー吹き出し
手段によってエアーを吹き出し、切断されたゲートラン
ナーを、前記エアー吸引口に吹き流すと共にエアー吸引
口を介して吸引・回収する様になされている成形品のゲ
ートランナー回収装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型に提供し得
る、成形品のゲートランナー回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、射出成形法等によって、図1に
示す箱状の合成樹脂成形品1を製造した場合、ゲートラ
ンナー8は不用であるため、成形品から切断する必要が
ある。そして、通常、切断したゲートランナーは回収・
溶融し再利用することが行われている。この切断に際し
ては、射出成形完了後、取出機もしくは人手により、成
形品を成形機より取り出してから、成形品のゲートラン
ナーの切断を行っていた。
【0003】しかし、この際、人手で成形品のゲートラ
ンナーの切断をすると、成形品に傷をつけたり、切断高
さが一定せず、また、切断したゲートランナーが作業場
に飛び散るという問題があった。それゆえこの問題を解
決するために、ゲートランナーの専用切断機を成形機の
側に設置し、かつゲートランナーの切断作業を行う位置
の周囲を箱状体等で覆って、ゲートランナーの自動切断
と飛散防止を行うようにしたゲートランナー回収装置を
用いることが多かった。
【0004】また、この場合には、切断されたゲートラ
ンナーは、その箱状体外に別に設けられたエアー吸引機
により、切断されると同時に箱状体壁のエアー吸引孔を
通して、箱状体外に自動的に吸い出される様にされてい
た。しかし、上記吸引孔に詰まらない様にゲートランナ
ーを通すためには、このエア−吸引孔は、ゲートランナ
ーが横向きの状態でも確実に通ることができるように、
ゲートランナーの長手方向の寸法よりも、十分大きな直
径としておく必要が有る。
【0005】それに伴い、箱状体も大きくし、また吸引
孔や吸引経路寸法も大きくせざるを得ないので、外部の
エアー吸引機の吸引能力も、当然それに応じて大きくな
る結果、かかるゲートランナー回収装置は、意外と大型
なものとなり、設備費、動力費も嵩み、機能に比して、
割高感のあるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
ゲートランナー回収装置に鑑みて、簡便・小型で、設備
費や運転費の節約が可能な、成形品のゲートランナー回
収装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、成形品に残存したゲートランナーを切断
し、エアーの吸引により回収する装置であって、前記ゲ
ートランナーの周囲を覆うと共にエアー吸引口を有する
箱状体と、該箱状体に設けたゲートランナー切断手段
と、その近傍に設けたエアー吹き出し手段と、前記エア
ー吸引口を介して箱状体内のエアーを吸引するエアー吸
引手段とを有し、前記ゲ−ト切断手段によりゲ−トの切
断を行うと同時またはその前後に、前記エアー吹き出し
手段によってエアーを吹き出し、切断されたゲートラン
ナーを、前記エアー吸引口に吹き流すと共にエアー吸引
口を介して吸引・回収する様になされている成形品のゲ
ートランナー回収装置を提供する。
【0008】(作用)本発明の成形品のゲートランナー
回収装置によれば、成形品から切断されたゲートランナ
ーは、切断と同時またはその直後に吹き付けられたエア
ーにより、箱状体内に発生する乱流で、箱状体内部で吹
き上げられると同時に箱状体外へと導かれているエアー
流により吸引されるので、吸引方向に対してほぼ平行方
向を向き、そのままの状態で吸引口ヘと吸引されて通過
する。従って、吸引口の大きさは、ゲートランナーの長
手方向の寸法ではなく、ゲートランナーの幅(径)方向
の寸法を基準に決めれば良く、他の箱状体寸法や吸引経
路の寸法も同様に小さくて済むため、装置全体を小型化
することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の実施
の形態について説明する。図2は、本発明に係る成形品
のゲートランナー回収装置の使用方法を説明するための
図で、図1に示すスプルーゲートランナー8が付いた合
成樹脂成形品1に回収装置をセットした直後の状態を示
している。
【0010】ゲートランナー回収装置は、例えば、直方
体状の箱本体3と、その内部に設けられたゲートランナ
ー切断手段であるニッパー4、エアー吹き出し用のエア
ーノズル5、エアーを吸引してゲートランナーを回収す
るために必要な円穴10、それに付属したエアー経路用
のフレキシブルダクト6、更にその反対側に接続されて
いるエアー吸引機7より構成される。また箱本体の底面
には、成形品のゲートランナー8が箱本体の内部に突き
出せる様に円穴11が設けられている。
【0011】尚、成形品1に回収装置をセットするに
は、例えば、先ず、成形品1を、図示しない成形機から
取出機により取り出して、図2に示す受け治具2上の所
定位置にセットし、セットされたことを近傍スイッチ等
で検出して、ゲートランナーの切断装置の箱本体3を下
降させ、受け治具2上で停止させる。箱本体3の下降の
終了は、箱端部を近接スイッチで検出する方式でも、受
け治具に接触して停止したことを検出する方式でもよ
い。箱本体3の下降は図示しないケーブルで天井から吊
るす方式でも良く、剛性のあるアームで把持して、受け
治具上に載置する方式でも良い。
【0012】また、回収装置は、上記に限らず、ニッパ
ー4やエアーノズル5は複数あっても良く、エアー吸引
のためのエアー取り込み口を、円穴10の反対側壁に設
けておいてもよい。
【0013】受け治具2上の所定位置に箱本体3がセッ
トされた状態では、ゲートランナー8は、装置内部で、
ニッパー4の刃先の間に自動的に位置するようになされ
ている。箱本体3の下降終了を検出すると、ニツパーの
刃先は自動的に閉じられ、ゲートランナート8が切断さ
れる。
【0014】ニツパー4が閉じられると同時に、エアー
ノズルよりエアーが吹き出され、切断されたゲートラン
ナー8は、そのエアー流により、図3に示す様に箱内で
空中に吹き上げられた状態となる。更に、このエアーノ
ズルからのエアー吹き出し時、若しくはその前から、エ
アー吸引機7が作動して、円穴10を通して箱本体内の
エアーを吸引する。これによるエアー吸引流により、切
断されたゲートランナー8はそのまま横向きの状態にな
って、図4に示す様に円穴10を通過する。通過したゲ
ートランナー8はダクト6の途中にある図示しないゲー
トランナー回収用フィルターに補足されて、所定の回収
箱に導かれる。
【0015】尚、エアーノズルの吹き出しと吸引のタイ
ミングは、必要に応じて切断と略同時でも良く、また多
少前後してもよく、ゲートランナーが確実に吸引されれ
ば特に限定されない。 また、場合によっては、常時エ
アーを吹き出し若しくは吸引するようにしても良いが、
効率的な運転の観点からは、必要なタイミングでの間欠
運転とするのが好ましい。
【0016】(実施例)図1〜図4を示して説明した上
記成形品の切断ゲートランナー回収装置を用いて、ゲー
トランナー8が付いたポリエチレン製成形品1のゲート
ランナーの切断・回収状況をテストした。実際の実施結
果では、ゲートランナート8の寸法が根元径6mm、勾
配1度、長さ80mmのものでは、円穴10の直径は、
60mmで十分であり、ゲートランナート8の長さ80
mmよりも少ない寸法でも、閉塞は全くなかった。また
このときのエアー吸引機7は、流量9.2立方メートル
/毎分程度のもので十分であった。
【0017】
【発明の効果】成形品から切断されたゲートランナー
は、切断と同時またはその前後に吹き付けられたエアー
により、箱状体内に発生する乱流で、箱状体内で吹き上
げられると同時に箱状体外へと導かれているエアー流に
より吸引されるので、吸引方向に対してほぼ平行方向を
向き、そのままの状態で吸引口ヘと吸引されて通過す
る。従って、吸引口の大きさは、ゲートランナーの長手
方向の寸法ではなく、ゲートランナーの幅(径)方向の
寸法を基準に決めれば良いので、他の箱状体寸法や吸引
経路の寸法も同様に小さくて済むため、装置全体を小型
化することが可能である。それに伴い、設備費や運転費
も節約することができる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲートランナーが残存している合成樹脂成形品
の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る成形品のゲートランナー回収装置
の使用方法を説明するための図で、成形品に回収装置の
箱状体をセットした直後の状態を示す。
【図3】本発明に係る成形品のゲートランナー回収装置
の使用方法を説明するための図で、ゲートランナーが切
断されて空中に吹き上げられた直後の状態を示す。
【図4】本発明に係る成形品のゲートランナー回収装置
の使用方法を説明するための図で、切断したゲートラン
ナーがエアー吸引口を通過する直前の状態を示す。
【符号の説明】
1 ゲートランナーの残存している成形品 3 箱状体 4 ゲートランナー切断手段 5 エアー吹き出し手段 7 エアー吸引機 8 成形品のゲートランナー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品に残存したゲートランナーを切断
    し、エアーの吸引により回収する装置であって、前記ゲ
    ートランナーの周囲を覆うと共にエアー吸引口を有する
    箱状体と、該箱状体に設けたゲートランナー切断手段
    と、その近傍に設けたエアー吹き出し手段と、前記エア
    ー吸引口を介して箱状体内のエアーを吸引するエアー吸
    引手段とを有し、前記ゲ−ト切断手段によりゲ−トの切
    断を行うと同時またはその前後に、前記エアー吹き出し
    手段によってエアーを吹き出し、切断されたゲートラン
    ナーを、前記エアー吸引口に吹き流すと共にエアー吸引
    口を介して吸引・回収する様になされていることを特徴
    とする成形品のゲートランナー回収装置。
JP5582799A 1999-03-03 1999-03-03 成形品のゲートランナー回収装置 Pending JP2000246762A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019122108A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 トヨタ自動車株式会社 ステータの製造方法
CN110524806A (zh) * 2019-09-27 2019-12-03 浙江台州美多模具有限公司 圆出风栅的双模腔叠层注塑模具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019122108A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 トヨタ自動車株式会社 ステータの製造方法
JP7003657B2 (ja) 2017-12-28 2022-01-20 トヨタ自動車株式会社 ステータの製造方法
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