JPH06134822A - 射出成形品のゲート回収装置 - Google Patents
射出成形品のゲート回収装置Info
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- JPH06134822A JPH06134822A JP29137292A JP29137292A JPH06134822A JP H06134822 A JPH06134822 A JP H06134822A JP 29137292 A JP29137292 A JP 29137292A JP 29137292 A JP29137292 A JP 29137292A JP H06134822 A JPH06134822 A JP H06134822A
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- JP
- Japan
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- suction
- gate
- chuck
- molded product
- pipe
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1769—Handling of moulded articles or runners, e.g. sorting, stacking, grinding of runners
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C31/00—Handling, e.g. feeding of the material to be shaped, storage of plastics material before moulding; Automation, i.e. automated handling lines in plastics processing plants, e.g. using manipulators or robots
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Cutting Devices (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形品に残るゲートの形状寸法に関係な
く、そのゲートを切断して確実に回収することのできる
回収装置を提供する。 【構成】 取り出し機チャック1に、ゲートカット刃2
と吸引短管3を配置して、その短管3の一端をゲート切
断位置の近傍に配置するとともに、ゲート吸引配管4を
有する吸引部5を別途に設け、チャック1が成形品を離
す位置に停止しているときには、上記の吸引短管3と、
吸引配管4とが接続されるように構成している。これに
より、切断したゲートを吸引により集めることができる
結果、所期の目的を達成できる。また、取り出し機のチ
ャックの停止位置(高さ位置)が変わっても、吸引部の
吸引配管4の先端は、それに応じて移動が可能な構造と
して、多種の製品のゲート回収に対応できようにしてい
る。
く、そのゲートを切断して確実に回収することのできる
回収装置を提供する。 【構成】 取り出し機チャック1に、ゲートカット刃2
と吸引短管3を配置して、その短管3の一端をゲート切
断位置の近傍に配置するとともに、ゲート吸引配管4を
有する吸引部5を別途に設け、チャック1が成形品を離
す位置に停止しているときには、上記の吸引短管3と、
吸引配管4とが接続されるように構成している。これに
より、切断したゲートを吸引により集めることができる
結果、所期の目的を達成できる。また、取り出し機のチ
ャックの停止位置(高さ位置)が変わっても、吸引部の
吸引配管4の先端は、それに応じて移動が可能な構造と
して、多種の製品のゲート回収に対応できようにしてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型から取り出した射
出成形品に残存しているゲートを切断して回収するゲー
ト回収装置に関する。
出成形品に残存しているゲートを切断して回収するゲー
ト回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形工程において、成形品を金型か
ら取り出したときには、成形品にゲートが付いた状態と
なっており、そのゲートをカットするといった後工程が
必要である。このゲートカットは、人手作業によって行
われていたが、その作業が煩雑で、しかも多くの時間を
要するため、現在では自動化がはかられている(例えば
実公昭62−32821号公報)。
ら取り出したときには、成形品にゲートが付いた状態と
なっており、そのゲートをカットするといった後工程が
必要である。このゲートカットは、人手作業によって行
われていたが、その作業が煩雑で、しかも多くの時間を
要するため、現在では自動化がはかられている(例えば
実公昭62−32821号公報)。
【0003】また、成形品から切り取ったゲートの処理
を考慮した自動化装置として、射出成形品の取り出しラ
イン上に、クランプ機構を備えたゲートカッターを配置
し、そのクランプ機構で金型から取り出した成形品のゲ
ートをクランプし、この状態でゲートを切断して、その
切断後のゲートを成形品の取り出しライン外部へと搬出
して回収するシステムのゲート回収装置がある。
を考慮した自動化装置として、射出成形品の取り出しラ
イン上に、クランプ機構を備えたゲートカッターを配置
し、そのクランプ機構で金型から取り出した成形品のゲ
ートをクランプし、この状態でゲートを切断して、その
切断後のゲートを成形品の取り出しライン外部へと搬出
して回収するシステムのゲート回収装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のゲート回収装置によれば、射出成形品のゲートが、
例えばピンゲートやウェルゲートなどの微小なゲートで
ある場合には、クランプができないため、その回収は不
可となる。しかも、ゲートカッターやクランプ機構など
を組み合わせた装置を、ゲート形状に合わせた専用装置
とする必要があり、このため、成形品の品種単位ごとに
回収装置を揃えなければならないといった問題がある。
来のゲート回収装置によれば、射出成形品のゲートが、
例えばピンゲートやウェルゲートなどの微小なゲートで
ある場合には、クランプができないため、その回収は不
可となる。しかも、ゲートカッターやクランプ機構など
を組み合わせた装置を、ゲート形状に合わせた専用装置
とする必要があり、このため、成形品の品種単位ごとに
回収装置を揃えなければならないといった問題がある。
【0005】本発明はそのような事情に鑑みてなされた
もので、射出成形品に残ったゲートの形状寸法に関係な
く、そのゲート切断して確実に回収することのできるゲ
ート回収装置の提供を所期の目的とする。
もので、射出成形品に残ったゲートの形状寸法に関係な
く、そのゲート切断して確実に回収することのできるゲ
ート回収装置の提供を所期の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説明す
ると、本発明は、射出成形品の取り出し機のチャック1
に設けられ、このチャック1が成形品を離す位置に停止
した時点で、その成形品Sに残存しているゲートGを切
断するゲートカット刃2と、このゲートカット刃2の近
傍位置に一端が位置し、他端がチャック1の外部にまで
導かれる吸引短管3と、この吸引短管3の他端の周縁に
一体的に設けられ、かつ、その他端部をチャック1に対
して固定する当てフランジ3aと、吸引部5を備え、そ
の吸引部5には、吸引駆動部(吸引ブロワ)5aと、そ
の吸引口51aに一端が連通する吸引配管4と、この吸
引配管4の他端の周縁に一体的に設けられ、かつ、その
他端を支持する受けフランジ4aが配設されている。そ
して、受けフランジ4aは、当該チャック1が成形品S
を離すときに停止する位置に対応する部位への移動が可
能な構造で、かつ、このチャック1がその位置で停止し
ている状態のときには、チャック1の吸引短管3の当て
フランジ3aに接触して、その吸引短管3と吸引配管4
とを接続するように構成されていることによって特徴づ
けられる。
めの構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説明す
ると、本発明は、射出成形品の取り出し機のチャック1
に設けられ、このチャック1が成形品を離す位置に停止
した時点で、その成形品Sに残存しているゲートGを切
断するゲートカット刃2と、このゲートカット刃2の近
傍位置に一端が位置し、他端がチャック1の外部にまで
導かれる吸引短管3と、この吸引短管3の他端の周縁に
一体的に設けられ、かつ、その他端部をチャック1に対
して固定する当てフランジ3aと、吸引部5を備え、そ
の吸引部5には、吸引駆動部(吸引ブロワ)5aと、そ
の吸引口51aに一端が連通する吸引配管4と、この吸
引配管4の他端の周縁に一体的に設けられ、かつ、その
他端を支持する受けフランジ4aが配設されている。そ
して、受けフランジ4aは、当該チャック1が成形品S
を離すときに停止する位置に対応する部位への移動が可
能な構造で、かつ、このチャック1がその位置で停止し
ている状態のときには、チャック1の吸引短管3の当て
フランジ3aに接触して、その吸引短管3と吸引配管4
とを接続するように構成されていることによって特徴づ
けられる。
【0007】
【作用】チャック1が成形品Sを離す位置に停止してい
るときには、そのチャック側の吸引短管3と吸引部側の
吸引配管4とが連通しており、この状態でゲートカット
刃2によって成形品SからゲートGを切断すると、その
切断されたゲートは、吸引ブロワ5aの吸引力で、それ
らの吸引管3および4を通じて吸引部5側へと運ばれ
る。このように、成形品Sから切断されたゲートは吸引
によって集められるので、その形状寸法に関係なく確実
に回収される。
るときには、そのチャック側の吸引短管3と吸引部側の
吸引配管4とが連通しており、この状態でゲートカット
刃2によって成形品SからゲートGを切断すると、その
切断されたゲートは、吸引ブロワ5aの吸引力で、それ
らの吸引管3および4を通じて吸引部5側へと運ばれ
る。このように、成形品Sから切断されたゲートは吸引
によって集められるので、その形状寸法に関係なく確実
に回収される。
【0008】ここで、受けフランジ4aつまり吸引部側
の吸引配管4の先端は、取り出し機のチャック1の停止
位置(高さ位置)が変わっても、それに応じて移動が可
能であることから、許容範囲はあるが成形品の大きさに
関係なく、その成形品のゲート切断時には、吸引配管4
をチャック側の吸引短管3に接続することが可能とな
る。
の吸引配管4の先端は、取り出し機のチャック1の停止
位置(高さ位置)が変わっても、それに応じて移動が可
能であることから、許容範囲はあるが成形品の大きさに
関係なく、その成形品のゲート切断時には、吸引配管4
をチャック側の吸引短管3に接続することが可能とな
る。
【0009】
【実施例】本発明の実施例の構成を、以下、図面に基づ
いて説明する。図1は本発明実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
いて説明する。図1は本発明実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【0010】取り出し機のチャック1は、射出成形品S
をエアーで吸着保持する構造で、射出成形機(図示せ
ず)の金型が成形後に型開きした時点で、成形品Sを把
持して外部へと取り出し、さらに、製品搬出用のコンベ
ア8の上方位置まで運んだ後に下降して、その下降端で
成形品Sを離すといった工程で運転される。なお、チャ
ック1の下降端の停止位置は、射出成形機から取り出す
成形品Sの形状寸法の応じた高さに設定される。
をエアーで吸着保持する構造で、射出成形機(図示せ
ず)の金型が成形後に型開きした時点で、成形品Sを把
持して外部へと取り出し、さらに、製品搬出用のコンベ
ア8の上方位置まで運んだ後に下降して、その下降端で
成形品Sを離すといった工程で運転される。なお、チャ
ック1の下降端の停止位置は、射出成形機から取り出す
成形品Sの形状寸法の応じた高さに設定される。
【0011】また、チャック1には、吸着保持した射出
成形品SのゲートGを切断するためのゲートカット刃2
が設けられている。なお、このゲートカット刃2による
ゲートの切断のタイミングは、チャック1がコンベア8
の上方位置から下降して、その下降端に位置して停止し
た時点で、かつ、射出成形品Sを離す前に設定されてい
る。
成形品SのゲートGを切断するためのゲートカット刃2
が設けられている。なお、このゲートカット刃2による
ゲートの切断のタイミングは、チャック1がコンベア8
の上方位置から下降して、その下降端に位置して停止し
た時点で、かつ、射出成形品Sを離す前に設定されてい
る。
【0012】さらに、チャック1には吸引短管(ホー
ス)3が設けられている。この吸引短管3の一端は成形
品のゲートGの真上に配置されており、その他端はチャ
ック1の側方外部にまで導かれ、その位置で下方に向け
て配置されている。そして、吸引短管3の他端には、当
てフランジ3aが一体的に設けられおり、この当てフラ
ンジ3aを介して吸引短管3の他端がチャック1に支持
されている。
ス)3が設けられている。この吸引短管3の一端は成形
品のゲートGの真上に配置されており、その他端はチャ
ック1の側方外部にまで導かれ、その位置で下方に向け
て配置されている。そして、吸引短管3の他端には、当
てフランジ3aが一体的に設けられおり、この当てフラ
ンジ3aを介して吸引短管3の他端がチャック1に支持
されている。
【0013】一方、吸引部5は、吸引ブロワ5aと、そ
の吸引側に接続された吸引ボックス5bとを備えてい
る。この吸引ボックス5bには、下方の排出口51bを
開放・閉鎖するためのダンパ52bが設けられおり、こ
のダンパ52bの下方にゲート回収箱5cが配置され
る。なお、ダンパ52bは常時は閉の状態に設定され
る。
の吸引側に接続された吸引ボックス5bとを備えてい
る。この吸引ボックス5bには、下方の排出口51bを
開放・閉鎖するためのダンパ52bが設けられおり、こ
のダンパ52bの下方にゲート回収箱5cが配置され
る。なお、ダンパ52bは常時は閉の状態に設定され
る。
【0014】また、吸引部5には、吸引ブロワ5aの吸
引口51aに吸引ボックス5bを通じて連通する吸引配
管4が接続されている。吸引配管4もホース製で、その
先端が、チャック1の下降移動部位の側方位置で、かつ
先のチャック1の吸引短管3の他端の真下に相当する位
置にまで導かれ、その位置で上方に向けて配置されてい
る。そして、この吸引配管4の先端部の周縁には受けフ
ランジ4aが一体的に固着されており、この受けフラン
ジ4aがスライド台6に支持されている。
引口51aに吸引ボックス5bを通じて連通する吸引配
管4が接続されている。吸引配管4もホース製で、その
先端が、チャック1の下降移動部位の側方位置で、かつ
先のチャック1の吸引短管3の他端の真下に相当する位
置にまで導かれ、その位置で上方に向けて配置されてい
る。そして、この吸引配管4の先端部の周縁には受けフ
ランジ4aが一体的に固着されており、この受けフラン
ジ4aがスライド台6に支持されている。
【0015】スライド台6は、チャック1の下降移動部
位の側方で鉛直方向に沿って延びるコラム6aに、ベア
リング(図示せず)等を介して摺動自在に配設されてい
る。また、スライド台6には、コラム6aの上方端部近
傍の滑車6cに巻き掛けられた紐6dを介して、カウン
タバランスとしての重り6bが掛けられており、このス
ライド台6に外部力が掛からない自由な状態のときは、
スライド台6つまり受けフランジ4aは、常に、コラム
6aの上端部で待機している状態となる。
位の側方で鉛直方向に沿って延びるコラム6aに、ベア
リング(図示せず)等を介して摺動自在に配設されてい
る。また、スライド台6には、コラム6aの上方端部近
傍の滑車6cに巻き掛けられた紐6dを介して、カウン
タバランスとしての重り6bが掛けられており、このス
ライド台6に外部力が掛からない自由な状態のときは、
スライド台6つまり受けフランジ4aは、常に、コラム
6aの上端部で待機している状態となる。
【0016】そして、コントローラ7は、吸引ブロワ5
aの駆動・停止および吸引ボックスのダンパ52bの開
放・閉鎖を、次に説明するタイミングで制御するよう構
成されている。
aの駆動・停止および吸引ボックスのダンパ52bの開
放・閉鎖を、次に説明するタイミングで制御するよう構
成されている。
【0017】次に、本発明実施例の作用を図2を参照し
つつ説明する。まず、チャック1は、射出成形品Sを把
持して取り出して、コンベア8の上方位置にまで移動し
た後に降下するが、この下降の途中で当てフランジ3a
が、吸引部側の受けフランジ4aに接触して、その吸引
短管3と吸引配管4とが互いに連通した状態となり、さ
らにチャック1が降下すると、この下降に伴って吸引部
側の受けフランジ4aも、当てフランジ3aに接触した
状態で同時に下降して、このチャック1が下降端に位置
して停止した時点で、先の図1に示した状態となる。な
お、受けフランジ4aが上記のように下降移動しても、
吸引配管4は可撓性のホースであるので、吸引配管4の
先端は受けフランジ4aの下降あるいは上昇に追随して
移動する。
つつ説明する。まず、チャック1は、射出成形品Sを把
持して取り出して、コンベア8の上方位置にまで移動し
た後に降下するが、この下降の途中で当てフランジ3a
が、吸引部側の受けフランジ4aに接触して、その吸引
短管3と吸引配管4とが互いに連通した状態となり、さ
らにチャック1が降下すると、この下降に伴って吸引部
側の受けフランジ4aも、当てフランジ3aに接触した
状態で同時に下降して、このチャック1が下降端に位置
して停止した時点で、先の図1に示した状態となる。な
お、受けフランジ4aが上記のように下降移動しても、
吸引配管4は可撓性のホースであるので、吸引配管4の
先端は受けフランジ4aの下降あるいは上昇に追随して
移動する。
【0018】以上のように、チャック1が下降端で停止
した時点で、ゲートカット刃2によって成形品Sのゲー
トGが切断されるわけであるが、その切断の指令と同時
に、コントローラ7にゲート回収の旨の信号が与えら
れ、この供給信号に従ってコントローラ7は、まず、吸
引ブロワ5aを駆動する。これによって、ゲートカット
刃2で切断されたゲートGは、ブロワ5aの吸引力によ
って、チャック側の吸引短管3および吸引側の吸引配管
4を順次に通過して吸引ボックス5bまで運ばれる。こ
の後、一定の時間が経過した時点で、コントローラ7は
吸引ブロワ5aの駆動を停止し、次いで、吸引ボックス
5bのダンパ52bを開く。この動作によって、吸引ボ
ックス5b内まで運ばれたゲートは、その下方の排出口
51bを通じて落下して回収箱5c内へと回収される。
した時点で、ゲートカット刃2によって成形品Sのゲー
トGが切断されるわけであるが、その切断の指令と同時
に、コントローラ7にゲート回収の旨の信号が与えら
れ、この供給信号に従ってコントローラ7は、まず、吸
引ブロワ5aを駆動する。これによって、ゲートカット
刃2で切断されたゲートGは、ブロワ5aの吸引力によ
って、チャック側の吸引短管3および吸引側の吸引配管
4を順次に通過して吸引ボックス5bまで運ばれる。こ
の後、一定の時間が経過した時点で、コントローラ7は
吸引ブロワ5aの駆動を停止し、次いで、吸引ボックス
5bのダンパ52bを開く。この動作によって、吸引ボ
ックス5b内まで運ばれたゲートは、その下方の排出口
51bを通じて落下して回収箱5c内へと回収される。
【0019】そして、チャック1が、射出成形品Sの吸
着保持を解除して成形品Sをコンベア8上に落とした
後、次の射出成形品を取り出すべく上方へと移動する
と、このチャック1の上昇に伴って吸引部側の受けフラ
ンジ4aが上昇し、さらに、このチャック側の当てフラ
ンジ3aが、コラム6aの上端に位置した時点で、当て
フランジ3aの受けフランジ4aへの接触が外れて、受
けフランジ4aはそのコラム6aの上端で停止して待機
状態となる。以後、同様な工程により、射出成形品Sの
取り出し、ゲートGの切断および回収ならびに成形品S
の落下を順次に繰り返してゆく。
着保持を解除して成形品Sをコンベア8上に落とした
後、次の射出成形品を取り出すべく上方へと移動する
と、このチャック1の上昇に伴って吸引部側の受けフラ
ンジ4aが上昇し、さらに、このチャック側の当てフラ
ンジ3aが、コラム6aの上端に位置した時点で、当て
フランジ3aの受けフランジ4aへの接触が外れて、受
けフランジ4aはそのコラム6aの上端で停止して待機
状態となる。以後、同様な工程により、射出成形品Sの
取り出し、ゲートGの切断および回収ならびに成形品S
の落下を順次に繰り返してゆく。
【0020】ここで、以上の本発明実施例によると、生
産品の変更などにより、射出成形する製品の形状寸法が
変更前後で異なっても、その段取り替え時において、ゲ
ート回収システムの再調整は行う必要はない。
産品の変更などにより、射出成形する製品の形状寸法が
変更前後で異なっても、その段取り替え時において、ゲ
ート回収システムの再調整は行う必要はない。
【0021】例えば、図3に示すように、変更後の成形
品S3 の製品の高さが変更前よりも低くて、取り出し機
のチャック1が、変更前よりも下方の位置で停止して成
形品S3 を離す場合であっても、吸引部側の受けフラン
ジ4aは、チャック1の下降に追随してその停止位置ま
で下降するので、吸引短管3と吸引配管4との接続が外
れることはない。また、変更後の成形品の方が高い場合
であっても、先と同様に、受けフランジ4aが当てフラ
ンジ3aと接触した状態で、コラム6aの上端から下降
して、吸引短管3と吸引配管4との接続は確保される。
このように、製品の変更により成形品の形状寸法(高
さ)が変わっても、これに応じて吸引部側の受けフラン
ジ4aが自動的に移動するので、製品変更ごとに、都
度、受けフランジ4aの高さ位置などを調整する必要が
なくなる。ただし、製品高さの許容範囲はコラム6aの
上端以下に限られる。
品S3 の製品の高さが変更前よりも低くて、取り出し機
のチャック1が、変更前よりも下方の位置で停止して成
形品S3 を離す場合であっても、吸引部側の受けフラン
ジ4aは、チャック1の下降に追随してその停止位置ま
で下降するので、吸引短管3と吸引配管4との接続が外
れることはない。また、変更後の成形品の方が高い場合
であっても、先と同様に、受けフランジ4aが当てフラ
ンジ3aと接触した状態で、コラム6aの上端から下降
して、吸引短管3と吸引配管4との接続は確保される。
このように、製品の変更により成形品の形状寸法(高
さ)が変わっても、これに応じて吸引部側の受けフラン
ジ4aが自動的に移動するので、製品変更ごとに、都
度、受けフランジ4aの高さ位置などを調整する必要が
なくなる。ただし、製品高さの許容範囲はコラム6aの
上端以下に限られる。
【0022】なお、以上の本発明実施例においては、受
けフランジ4aつまり吸引配管4の先端の鉛直方向の位
置決め機構として、スライド台6とカウンタバランスを
組み合わせた機構を採用しているが、これに限られるこ
となく、スプリングあるいはゴム等を利用した機構等の
他の同等の代替手段と置換することも可能である。ただ
し、成形品を離す時のチャックの停止位置が製品変更や
搬送方法などにより大幅に変化する場合、例えば、製品
変更により製品単体の形状寸法(高さ)が大きく相違す
る場合や、製品をコンベア上に段積みする等の場合に
は、昇降のストロークが長い機構、すなわち、図1に示
したような、スライド台6とカウンタバランスを組み合
わせた機構を採用したほうが有利である。
けフランジ4aつまり吸引配管4の先端の鉛直方向の位
置決め機構として、スライド台6とカウンタバランスを
組み合わせた機構を採用しているが、これに限られるこ
となく、スプリングあるいはゴム等を利用した機構等の
他の同等の代替手段と置換することも可能である。ただ
し、成形品を離す時のチャックの停止位置が製品変更や
搬送方法などにより大幅に変化する場合、例えば、製品
変更により製品単体の形状寸法(高さ)が大きく相違す
る場合や、製品をコンベア上に段積みする等の場合に
は、昇降のストロークが長い機構、すなわち、図1に示
したような、スライド台6とカウンタバランスを組み合
わせた機構を採用したほうが有利である。
【0023】また、以上の実施例では、吸引部側の受け
フランジ4aが、チャック1の下降にともなって、その
チャック1の下降端の位置まで移動する構造としている
が、これに限られることなく、その受けフランジ4a
は、手動操作によって上下方向の移動およびその移動位
置での固定が可能な構造として、チャック1の停止位置
が変更されるごとに、その停止位置に対応する位置へと
移動させて固定するように構成してもよい。ただし、こ
の場合も、固定位置の調整を行った受けフランジ4a
は、チャック1が下降端に位置した時点でチャック側の
当てフランジ3aに接触するようにしておく。
フランジ4aが、チャック1の下降にともなって、その
チャック1の下降端の位置まで移動する構造としている
が、これに限られることなく、その受けフランジ4a
は、手動操作によって上下方向の移動およびその移動位
置での固定が可能な構造として、チャック1の停止位置
が変更されるごとに、その停止位置に対応する位置へと
移動させて固定するように構成してもよい。ただし、こ
の場合も、固定位置の調整を行った受けフランジ4a
は、チャック1が下降端に位置した時点でチャック側の
当てフランジ3aに接触するようにしておく。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成形品取り出し機のチャックに、ゲートカット刃と吸引
短管を配置して、その短管の一端をゲート切断位置の近
傍に配置するとともに、ゲート吸引配管を有する吸引部
を別途に設け、上記の取り出し機のチャックが成形品を
離す位置に停止しているときには、このチャックの吸引
短管の他端と、吸引部の吸引配管の先端とが接続される
ように構成したので、切断後のゲートは吸引により吸引
部側へと集めることができ、これによって、成形品のゲ
ートがピンゲートやウェルゲートなどの微小形状であっ
ても、確実に回収することができる。しかも、切断後の
ゲートが周辺に飛散することがないので、ゲート回収を
も含めた製品仕上げの完全自動化を達成することも可能
になる。
成形品取り出し機のチャックに、ゲートカット刃と吸引
短管を配置して、その短管の一端をゲート切断位置の近
傍に配置するとともに、ゲート吸引配管を有する吸引部
を別途に設け、上記の取り出し機のチャックが成形品を
離す位置に停止しているときには、このチャックの吸引
短管の他端と、吸引部の吸引配管の先端とが接続される
ように構成したので、切断後のゲートは吸引により吸引
部側へと集めることができ、これによって、成形品のゲ
ートがピンゲートやウェルゲートなどの微小形状であっ
ても、確実に回収することができる。しかも、切断後の
ゲートが周辺に飛散することがないので、ゲート回収を
も含めた製品仕上げの完全自動化を達成することも可能
になる。
【0025】さらに、本発明によると、取り出し機のチ
ャックの停止位置(高さ位置)が変わっても、吸引部の
吸引配管の先端は、それに応じて移動が可能で、これに
よって、許容範囲はあるが成形品の大きさに関係なく、
成形品から切断したゲートを確実に回収できる結果、一
台の回収装置で、各種の製品のゲート切断・回収に対応
できるといった点の効果もある。
ャックの停止位置(高さ位置)が変わっても、吸引部の
吸引配管の先端は、それに応じて移動が可能で、これに
よって、許容範囲はあるが成形品の大きさに関係なく、
成形品から切断したゲートを確実に回収できる結果、一
台の回収装置で、各種の製品のゲート切断・回収に対応
できるといった点の効果もある。
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図
【図2】本発明実施例の作用説明図
【図3】本発明実施例の作用説明図
1・・・・射出成形品の取り出し機のチャック 2・・・・ゲートカット刃 3・・・・吸引短管 3a・・・・当てフランジ 4・・・・吸引配管 4a・・・・受けフランジ 5・・・・吸引部 5a・・・・吸引ブロワ 51a・・・・吸引口 6・・・・スライド台 6a・・・・コラム 6b・・・・重り 7・・・・コントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 射出成形品の取り出し機のチャックに設
けられ、このチャックが成形品を離す位置に停止した時
点で、その成形品に残存しているゲートを切断するゲー
トカット刃と、このゲートカット刃の近傍位置に一端が
位置し、他端が上記チャックの外部にまで導かれる吸引
短管と、この吸引短管の他端の周縁に一体的に設けら
れ、かつ、その他端部を上記チャックに対して固定する
当てフランジと、吸引部を備え、その吸引部には、吸引
駆動部と、その吸引口に一端が連通する吸引配管と、こ
の吸引配管の他端の周縁に一体的に設けられ、かつ、そ
の他端を支持する受けフランジが配設されているととも
に、上記受けフランジは、当該チャックが成形品を離す
ときに停止する位置に対応する部位への移動が可能な構
造で、かつ、このチャックがその位置で停止している状
態のときには、上記吸引短管の当てフランジに接触し
て、その吸引短管と上記吸引配管とを接続するよう構成
されてなる射出成形品のゲート回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29137292A JPH06134822A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 射出成形品のゲート回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29137292A JPH06134822A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 射出成形品のゲート回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06134822A true JPH06134822A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17768069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29137292A Pending JPH06134822A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 射出成形品のゲート回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06134822A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002127214A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-08 | Star Seiki Co Ltd | 成型品取出機の電動モータ駆動制御方法 |
JP2003033944A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-04 | Sanko Co Ltd | 合成樹脂成形品のゲート除去方法及びその装置 |
CN105128076A (zh) * | 2015-09-23 | 2015-12-09 | 成都多力多新材料有限公司 | 一种可吸尘紧贴的海绵切割机 |
CN105459329A (zh) * | 2015-12-23 | 2016-04-06 | 惠州市杨森工业机器人有限公司 | 模内贴标系统的刷标机构 |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP29137292A patent/JPH06134822A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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