JPH106131A - 集塵装置及び走行切断機 - Google Patents

集塵装置及び走行切断機

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JPH106131A
JPH106131A JP16466896A JP16466896A JPH106131A JP H106131 A JPH106131 A JP H106131A JP 16466896 A JP16466896 A JP 16466896A JP 16466896 A JP16466896 A JP 16466896A JP H106131 A JPH106131 A JP H106131A
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JP
Japan
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cutting
chip
cutting work
traveling
dust collecting
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JP16466896A
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Yoshimi Ebara
喜美 江原
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AIMETSUKUSU KK
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AIMETSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】切り粉を効率良く吸引し製品の欠けの発生が少
ない集塵装置及び走行裁断機を提供する。 【解決手段】切断作業台1の切断作業口2の溝幅を回転
鋸3が当接しない程度に狭く形成し、その周囲近傍に複
数の切り粉吸引孔4(4a、4b)を穿設する。切り粉
吸引孔4下面と回転鋸歯3とを被覆する下部フード5を
設け、その連結口5−1をダクトホース12を介して集
塵機13に連結する。切断作業台1の上面1−1から上
方にやや離隔し、切り粉吸引孔4よりも切断作業口2か
ら遠い方へ離れる位置に夫々エアーノズル6(6a、6
b)を配置し、切り粉吸引孔4に向けて切り粉を吹き寄
せるように構成する。更にエアーノズル6に近接してイ
オン発生器8(8a、8b)を配置して切り粉や成型品
及び切断製品を除電する。また切断作業口2の上方に上
部フード11を設け、その連結口11−1をダクトホー
ス15を介して集塵機13に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断作業で発生す
る切り粉を集塵する集塵装置及びそれを用いた走行裁断
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラスチックスを素材とし押
し出し成型によって様々な断面形状に形成した成型品
が、建材、窓枠、樋、パイプ、家電等の部材として広く
用いられている。これらの部材は、押し出し成型された
ものを適宜の長さに切断しなければならないが、この切
断には、一般に走行切断機が用いられる。走行切断機
は、成型品を押し出し成型中に、この押し出し速度に合
わせて自走しながら成型品を所定の長さに切断する。ま
た、定尺に切断された製品を更に短尺の製品に切断した
り板材の耳取りを行う固定式の切断機も用いられてい
る。
【0003】ところで、このような成型物を切断すると
微細な切り粉が発生する。そのまま放置したのでは切り
粉が粉塵となって作業環境を汚染する。したがって、発
生した切り粉を除去しなければならない。切り粉の除去
は一般に減圧装置からの吸引によって行われている。こ
れは作業台(切断テーブル)の鋸歯昇降口(切断作業
口)の下方から吸引したり或は作業台上面の鋸歯昇降口
側方から吸引するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな成型品の切断では、成型されて完全に硬化する(も
のによっては2・3日かかる)前の樹脂体である成型物
には多少の粘性があって、これを切断する鋸歯(回転鋸
歯)の回転が遅いと切断した切り口に通称「ヒゲ」と呼
ばれる細かいバリ状のものが発生する。したがって、一
般に切断機の鋸歯の回転は非常に高速である。特に走行
切断機では一定距離を走行中に切断作業を終了しなけれ
ばならないから、切断を迅速に行うためもあって鋸歯の
回転は極めて高速である。このため、切断作業口で発生
するプラスチックスの切り粉は、鋸歯の風圧によって周
囲に飛散し易く、この発生する切り粉を切断作業口から
吸引して除去することは中々たやすくは行い難いという
問題を有していた。
【0005】もっとも、鋸歯が昇降する切断作業口を広
く開けるようにすると切り粉の吸引性は向上する。しか
し、一般に、これらの成型品に用いられるプラスチック
ス材(PVC、PP、ABS、PE、PC、PS、アク
リル等の熱可塑性材、ユリア樹脂等の熱硬化性材等)の
成型直後の硬化したものには、切断したとき切り口に欠
けを生じる性質を有するものが多い。そして、鋸歯の昇
降口を広くすると成型品の切断部前後の位置固定部が切
り口より離れ過ぎて切断部の状態が不安定となるため、
上記の欠けが発生し易くなる。欠けが発生すると製品不
良となって生産歩留まりが著しく低下する。このため鋸
歯の昇降口を広く開けることができない。したがって、
切り粉を充分に吸引して除去することができない。そし
て、そのように集塵装置に吸引され切らずに周囲に飛散
した粉塵を作業者が恒常的に吸入していると、職業病の
塵肺を引き起こすという問題が発生する。
【0006】これを放置することはできないから、集塵
装置の吸引力を高めるべく、減圧装置(真空装置)の出
力を大きくしているが、そのように真空装置のモータの
馬力を上げても必ずしもそのことに比例して、すなわち
消費電力が大きくなったことに比例して、吸引効果が上
がるわけではないという不満があった。
【0007】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
切り粉を効率良く吸引して清浄な作業環境を維持し且つ
製品の欠けの発生が少ない集塵装置及びそのような走行
裁断機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
集塵装置及び走行裁断機の構成を述べる。請求項1記載
の発明の集塵装置は、円形鋸歯によって成型物を切断す
る作業台で発生する切り粉を集塵する集塵装置にあっ
て、上記円形鋸歯が上記作業台面の上下に進退する切断
作業口の周囲近傍に穿設され上記作業台を貫通して形成
される複数の切り粉吸引孔と、該切り粉吸引孔に対し上
記切断作業口から遠い側に位置し上記作業台の面から上
方に離隔して配置され上記切り粉吸引孔に向けて空気を
吹き付けるエアーノズルと、上記作業台の下面に固設さ
れ上記切り粉吸引孔の下面と上記円形鋸歯とを被覆し上
記切り粉吸引孔及び上記切断作業口より切り粉を吸引し
て集塵収納装置に送出すべく設けられた下部覆い部材
と、上記作業台の上面に固設され上記切断作業口を上下
に進退する上記鋸歯の進出領域を上記成型物が掛け渡さ
れる領域を除いて被覆し切り粉を吸引して集塵収納装置
に送出すべく設けられた上部覆い部材とを備えて構成さ
れる。
【0009】そして、例えば請求項4記載のように、上
記エアーノズルに近接して配置され、該エアーノズルか
ら噴射される空気にイオンを混じて該空気を吹き付けら
れる切り粉及び成型品を除電すべく電子の移動によるイ
オンを発生させるイオン発生器を更に備えて構成され
る。上記作業台に穿設される切り粉吸引孔は、例えば請
求項2記載のように、円形、楕円形、多角形、又はスリ
ット状の孔により形成される。また、上記作業台は、例
えば請求項3記載のように、上記成型物の射出速度と同
一速度で自走する走行裁断機の走行台車で構成される。
【0010】請求項5記載の発明の走行切断機は、円形
鋸歯によって成型物を切断する作業台を自走式に備える
走行裁断機であって、上記円形鋸歯が上記作業台面の上
下に進退する切断作業口の周囲近傍に穿設され上記作業
台を貫通して形成される複数の切り粉吸引孔と、該切り
粉吸引孔に対し上記切断作業口から遠い側に位置し上記
作業台の面から上方に離隔して配置され上記切り粉吸引
孔に向けて空気を吹き付けるエアーノズルと、上記作業
台の下面に固設され上記切り粉吸引孔の下面と上記円形
鋸歯とを被覆し上記切り粉吸引孔及び上記切断作業口よ
り切り粉を吸引して集塵収納装置に送出すべく設けられ
た下部覆い部材と、上記作業台の上面に固設され上記切
断作業口を上下に進退する上記鋸歯の進出領域を上記成
型物が掛け渡される領域を除いて被覆し切り粉を吸引し
て集塵収納装置に送出すべく設けられた上部覆い部材と
を備えて構成される。
【0011】そして、例えば請求項7記載のように、上
記エアーノズルに近接して配置され、該エアーノズルか
ら噴射される空気にイオンを混じて該空気を吹き付けら
れる切り粉及び成型品を除電すべく電子の移動によるイ
オンを発生させるイオン発生器を更に備えて構成され
る。また、上記作業台に穿設される切り粉吸引孔は、例
えば請求項6記載のように、円形、楕円形、多角形、又
はスリット状の孔により形成される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、切断作業口の前後の切
断作業口からやや離隔した作業台面に孔を多数設けて、
これらの孔から切り粉を吸引することを主眼としてい
る。これは、一般に集塵装置は今日まで、作業台の吸引
口(切断作業口)と集塵機の吸引力とを大きくする方法
ばかりが講じられてきたことに対して、本発明では種々
の試作装置の動作を観察した結果、鋸歯の発生する風圧
が切り粉の吸引を妨げていることを究明し、これに基づ
いて鋸歯の風圧の影響の小さい所すなわち切断作業口か
らやや離れた作業台面に着目して、ここに更に吸引機構
を設けることを着想するに至ったものである。
【0013】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1は、一実施の形態における集塵装
置を模式的に示す斜視図であり、図2は、その模式的側
断面図である。図1及び図2に示すように、集塵装置
は、切断される成型品を載置して相対的に位置固定する
切断作業台1を備えている。切断作業台1には、幅方向
(切断される成型品が延在して載置される方向に直角な
方向)に溝孔状に長く穿設されて切断作業口2が設けら
れる。この切断作業口2の溝幅は、この切断作業口2を
上下に進退する回転鋸歯(円形鋸歯)3が当接などしな
い程度に回転鋸歯3の厚さよりもやや広く形成されてい
る。また、切断作業口2の長さは、この切断作業台1で
使用される最大の回転鋸歯の直径と同じ程度に形成され
ている。
【0014】この切断作業口2の周囲近傍に、切断作業
台1を貫通して複数の切り粉吸引孔4が穿設されてい
る。尚、同図には、切断作業口2の上流側(図の斜め右
手前側)に複数の孔4a、及び下流側(図の斜め左向う
側)に複数の孔4bとして示している。
【0015】これらの切り粉吸引孔4の下面と上記回転
鋸歯3とを被覆して下部フード(下部覆い部材)5が、
切断作業台1の下面に固設されている。下部フード5の
下端には連結口5−1が形成されており、この連結口5
−1に下部ダクトホース12が連結される。下部ダクト
ホース12には、集塵機(集塵収納装置)13が連結さ
れる。集塵機13は、いわば大型の電気掃除機と同様な
ものであり、この減圧装置によって、下部フード5内の
空気が下部ダクトホース12を介して、図の矢印Bに示
すように集塵機へ吸引される構成となっている。これに
より、切り粉吸引孔4及び切断作業口2より切り粉が吸
引され集塵機13に集塵される。
【0016】テーブル上面(切断作業台1の上面)1−
1から上方にやや離隔して2本のエアーノズル6a及び
6bが配設される(図1参照)。エアーノズル6aは、
切断作業口2の上流側の切り粉吸引孔4aに対して切断
作業口2から遠い側(更に上流側)に位置するように配
設され、エアーノズル6bは、切断作業口2の下流側の
切り粉吸引孔4bに対して切断作業口2から遠い側(更
に下流側)に位置するように配設される。これらエアー
ノズル6(6a、6b)はパイプ部材で構成され、パイ
プ状の長手方向にスリット状又は並設された孔状の空気
噴出口が形成されて、この空気噴出口を切り粉吸引孔4
方向に向けて配置されている。これらエアーノズル6に
は、エアーユニット7が接続されており、エアーユニッ
ト7は、例えば配電操作盤等の内部に配置されて、エア
ーノズル6の空気噴出量を遠隔制御するように構成され
る。
【0017】尚、押し出し成型品のようなプラスチック
ス材は切断によって静電気を帯び易い。この静電気によ
って切り粉が周囲の機器に付着する。また、切り粉ばか
りでなく、切断された製品や押し出し成型品の切断部も
静電気を帯び易い。この静電気が切り粉を吸着する。機
器に付着した切り粉は機器の故障の要因となる。また、
切断製品に吸着された切り粉は切断製品の表面を傷つけ
て製品価値を損う原因となる。
【0018】本実施の形態では、上記のエアーノズル6
に近接してイオン発生器8(8a、8b)が配置され
る。イオン発生器8は除電器として構成されており、電
子の移動によってマイナス極性又はプラス極性のイオン
を発生させる。発生したイオンは、エアーノズル6から
噴射される空気に乗って、切り粉或は押し出し成型品や
切断製品に吹き付けられる。これによって、切り粉や切
断製品あるいは押し出し成型品に帯電された静電気が除
電される。これらイオン発生器8には、パワーユニット
9が接続される。パワーユニット9は、上記のエアーユ
ニット7などと共に配電操作盤等の内部に配設された高
電圧出力装置であり、イオン発生器8に高電圧を出力す
る。
【0019】そして、切断作業台1の切断作業口2の上
方には、上部フード(上部覆い部材)11が配設され
る。上部フード11は、切断作業口2を上下に進退する
回転鋸歯3の進出領域を、切断作業口2上に掛け渡され
る押し出し成型品が載置される範囲(作業台面からの高
さ)を除いて被覆している。尚、図2には、切断製品1
4の切断面を示しており、押し出し成型品は図の手前側
に在って、その切断面が切断製品14の切断面に重なっ
ている。
【0020】上記の上部フード11は、その側端に連結
口11−1を備えており、この連結口11−1に上部ダ
クトホース15が連結される。上部ダクトホース15
は、上述の下部ダクトホース12と共に集塵機13に接
続されている。この上部フード11の下部開口から外部
の空気が、図の矢印Cで示すように上部ダクトホース1
5を介して集塵機13に吸引される。これにより浮遊す
る切り粉が上記吸引される空気に伴われて集塵機13に
集塵される構成となっている。
【0021】このような本実施の形態における集塵装置
において、押し出し成型品が切断されるべく切断作業口
2(図1参照)上に載置される。前述したように、切断
作業口2の溝幅は極めて狭く形成されている。その溝幅
の外側いっぱいに、特には図示しない押え部材が降下し
てきて押し出し成型品を切断作業台上面1−1に押圧す
る。これにより、押し出し成型品の切断すべき部位が切
断作業口2上に位置固定される。
【0022】回転鋸歯3が、図2の矢印Aで示す時計回
り方向に高速で回転しながら上昇して、切断作業口2上
に位置固定された押し出し成型品を切断する。上述した
上部フード11の切り粉を排出する連結口11−1は、
図2に示すように、回転鋸歯3の上部円周の回転方向に
配置されており、回転鋸歯3の風圧によって切断方向に
吹き飛ばされる切り粉の飛翔方向に位置している。
【0023】これにより、切断作業台上面1−1で鋸歯
3の風圧で吹き飛ばされる切り粉はまず連結口11−1
方向に集中し、残りが開口部から周囲に飛散する。本実
施の形態では、上述したように、エアーノズル6がその
空気噴出口を切り粉吸引孔4方向に向けて配置されてい
る。これにより、上記の上部フード11の開口部から一
旦は周囲に飛散すべく飛び出した切り粉は、エアーノズ
ル6からの噴流によって切り粉吸引孔4方向へ吹き寄せ
られる。また、イオン発生器8からのイオンにより除電
されて静電電荷を失った切り粉は他の物への吸着力を持
たない単なる塵埃として、回転鋸歯3の風圧が弱くなっ
ている上流側と下流側の切り粉吸引孔4上及びその近傍
に落下する。これを切り粉吸引孔4が吸引する。
【0024】この集塵装置の構成は、試作品による実験
によれば、従来に比較して集塵機13は小型のものでよ
く、このように集塵機13が小型であるにも拘わらず、
そして切断作業口2が上述したように極めて幅を狭く形
成されているにも拘わらず、発生する切り粉を極めて良
く吸引し、切り粉が周囲に飛散したり付着する割合が大
きく低減した。
【0025】続いて、図3は、そのような集塵装置を備
えた走行切断機を示す図であり、同図(a) はその平面
図、同図(b) はその側面図、そして、同図(c) は切断作
業台の一部平面図である。尚、同図(a),(b),(c) には、
図1及び図2に示した構成と同一の構成部分には図1及
び図2と同一の番号を付して示している。 図(a),(b),
(c) に示すように、走行切断機20は、本体基台21の
上部に走行台車22を備えている。この走行台車22
に、図1及び図2に示した集塵装置が一体に固設されて
いる。この走行台車22は、そのジョイント22−1に
駆動端が連結している走行ピストン23により駆動され
て、図の左右に走行する。走行ピストン23はシリンダ
24により出没駆動される。
【0026】切断作業台1の上部には、上述した上部フ
ード11及び図3では図示を省略しているエアーノズル
6やイオン発生器8を覆って保護カバー25が配設され
ている。切断作業台1下方に配置される回転鋸歯3は、
モータ26の回転軸先端の係合部材に係合してモータ軸
に固着される。モータ26は、支持部材27、ピストン
28を介してシリンダ29により昇降自在に支持されて
いる。シリンダ29は不図示のフレームを介して走行台
車22に固定されている。
【0027】下部ダクトホース12は、可撓性のパイプ
部材又は蛇腹仕立てのパイプ状部材からなり、下部フー
ド5との連結端12−1は、下部フード5の移動すなわ
ち走行台車22の走行に伴って移動し、集塵機に連絡す
る上部連結端12−2は、本体基台21の集塵機連絡路
口に連結して固定されている。本体基台21の側部には
配電操作盤26が配設され、操作パネル面には電源スイ
ッチ、駆動スイッチ、計器類等が配設されている。
【0028】上記本体基台21に支持され走行台車22
上方で左右に延在するフレーム32に摺動自在に支持さ
れて定寸検知機33が配設される。定寸検知機33は押
し出し成型品の切断すべき長さに応じてフレーム32上
に位置決めされて固定される。定寸検知機33は内部に
ある不図示のスイッチに一端が連結する検知軸33−1
を備えている。検知軸33−1の他端は走行台車22の
走行方向つまり切断作業台1の走行方向に、直角に突出
して配置され、その突出端に定寸プレート33−2が配
設されている。検知軸33−1は不図示の付勢部材によ
り図3(b) で示す反時計回り方向に付勢されており、こ
れも不図示のストッパにより位置決めされて、上記定寸
プレート33−2が鉛直となる位置で停止している。
【0029】実稼動状態においては、この走行切断機2
0の上流(図では右横)に引き取り機が配置され、更に
その上流に押し出し成型機が配置されて成型品製造工程
のラインが構成される。このライン構成で、押し出し成
型機によって成型されながら押し出されてくる押し出し
成型品は、適度に冷却されて引き取り機の搬送機構に把
持されて、走行切断機に搬送される。
【0030】この搬送により押し出し成型品が切断作業
台1上を滑走して上部フード11及び保護カバー25と
切断作業口2との間を通過し、さらに滑走して、その先
端が定寸プレート33−2に当接して、この定寸プレー
ト33−2を図の矢印Dで示す時計回り方向に回動させ
る。この回動により検知軸33−1が付勢部材の付勢力
に抗して時計回り方向に回動し、この回動開始の瞬間に
スイッチがオンとなって、そのスイッチのオン出力が不
図示の制御部に検知されて、シリンダ24が吸引駆動さ
れ、走行ピストン23が押し出し成型品の搬送速度と同
一速度で退縮し、これに連結する走行台車22が同速度
で図の矢印Eで示す下流側(図の左方)に走行を開始す
る。これにより、搬送中の押し出し成型品が切断作業台
1に対して相対的に停止する。
【0031】保護カバー25内に配設されている不図示
の押え部材が降下して押し出し成型品を切断作業台1に
押圧する。これにより、押し出し成型品の切断すべき部
位が切断作業口2上に位置固定される。シリンダ29が
押圧駆動されピストン28が進出を開始すると共にモー
タ26が回転を回転を開始する。これにより、回転鋸歯
3が、切断方向に高速回転しながら上昇し、切断作業口
2上に固定された押し出し成型品を切断する。この切断
により発生した殆ど全ての切り粉は、上に飛散するもの
は上部フード11を介して集塵され、横に飛散しようと
するものは切り粉吸引孔4に吹き寄せられて、これら切
り粉吸引孔4を介して或は切断作業口2を介して下部フ
ード5に吸引され、集塵される。
【0032】特には図示しないが、上記切断された製品
は、その先端部方向を支持する本体基台21の製品支持
板が前方に傾斜することにより製品受けベルトに受け取
られて下流側に搬出される。定寸プレート33−2は、
切断中であった切断製品からの押し上げを解除され、鉛
直の定位置に復帰する。上記の切断作業の終了と同時に
シリンダ29が吸引駆動されてピストン28が退縮し、
回転鋸歯3が切断作業口2より下方に降下する。
【0033】上述の一連の作業は走行中の切断作業口
2、より正確には保護カバー25の下流側側面が、上記
定寸プレート33−2位置に到達するより前に終了する
よう迅速に行われる。そして、上記回転鋸歯3が切断作
業口2より下方に降下したタイミングを起点としてシリ
ンダ24が高圧駆動され、ピストン23が進出して、走
行台車22が、図の矢印Fで示すように、走行開始を待
機するホームポジションへ高速に復帰する。
【0034】尚、上述した実施の形態では、複数の切り
粉吸引孔を切断作業口の上流側と下流側に設けている
が、切り粉吸引孔を形成する位置はこれに限ることな
く、切断作業口の全周囲を取り囲むように配置するよう
にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切断作業口の近傍に複数の切り粉吸引孔を設けるので、
切断作業口ばかりでなくそれらの切り粉吸引孔を介して
も切り粉を下部フードに吸引することができ、したがっ
て、周囲へ散逸する切り粉を容易に集塵することができ
る。また、同様に切断作業口ばかりでなく切り粉吸引孔
を介しても切り粉を下部フードに吸引するので、切り粉
吸引のために切断作業口を幅広く形成する必要がなく、
したがって、切断部を切断作業口の狭い幅に合わせて狭
く固定することができ、これにより、切断面の欠けの発
生が低減して製品歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における集塵装置を模式的に示す
斜視図である。
【図2】一実施の形態における集塵装置を模式的に示す
側断面図である。
【図3】一実施の形態における集塵装置を備えた走行切
断機を示す図であり、(a) はその平面図、(b) はその側
面図、(c) は切断作業台の一部平面図である。
【符号の説明】
1 切断台車テーブル(切断作業台) 1−1 テーブル上面 2 切断作業口 3 回転鋸歯(円形鋸歯) 4(4a、4b) 切り粉吸引孔 5 下部フード(下部覆い部材) 5−1 連結口 6 エアーノズル 7 エアーユニット 8 イオン発生器(除電器) 9 パワーユニット 11 上部フード(上部覆い部材) 11−1 連結口 12 下部ダクトホース 12−1 下部連結端 12−2 上部連結端 13 集塵器(集塵収納装置) 14 切断製品 15 上部ダクトホース 20 走行切断機 21 本体基台 22 走行台車 22−1 ジョイント 23 走行ピストン 24 シリンダ 25 保護カバー 26 モータ 27 支持部材 28 ピストン 29 シリンダ 31 配電操作盤

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形鋸歯によって成型物を切断する作業
    台で発生する切り粉を集塵する集塵装置にあって、 前記円形鋸歯が前記作業台面の上下に進退する切断作業
    口の周囲近傍に穿設され、前記作業台を貫通して形成さ
    れる複数の切り粉吸引孔と、 該切り粉吸引孔に対し前記切断作業口から遠い側に位置
    し、前記作業台の面から上方に離隔して配置され、前記
    切り粉吸引孔に向けて空気を吹き付けるエアーノズル
    と、 前記作業台の下面に固設され、前記切り粉吸引孔の下面
    と前記円形鋸歯とを被覆し、前記切り粉吸引孔及び前記
    切断作業口より切り粉を吸引して集塵収納装置に送出す
    べく設けられた下部覆い部材と、 前記作業台の上面に固設され前記切断作業口を上下に進
    退する前記鋸歯の進出領域を、前記成型物が掛け渡され
    る範囲を除いて被覆し、切り粉を吸引して集塵収納装置
    に送出すべく設けられた上部覆い部材と、 を備えたことを特徴とする集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記作業台に穿設される切り粉吸引孔
    は、円形、楕円形、多角形、又はスリット状の孔により
    形成されることを特徴とする請求項1記載の集塵装置。
  3. 【請求項3】 前記エアーノズルに近接して配置され、
    該エアーノズルから噴射される空気にイオンを混じて該
    空気を吹き付けられる切り粉及び成型品を除電すべく電
    子の移動によるイオンを発生させるイオン発生器を更に
    備えることを特徴とする請求項1記載の集塵装置。
  4. 【請求項4】 前記作業台は、前記成型物の射出速度と
    同一速度で自走する走行裁断機の走行台車であることを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の集塵装置。
  5. 【請求項5】 円形鋸歯によって成型物を切断する作業
    台を自走式に備える走行切断機であって、 前記円形鋸歯が前記作業台面の上下に進退する切断作業
    口の周囲近傍に穿設され前記作業台を貫通して形成され
    る複数の切り粉吸引孔と、 該切り粉吸引孔に対し前記切断作業口から遠い側に位置
    し前記作業台の面から上方に離隔して配置され前記切り
    粉吸引孔に向けて空気を吹き付けるエアーノズルと、 前記作業台の下面に固設され前記切り粉吸引孔の下面と
    前記円形鋸歯とを被覆し前記切り粉吸引孔及び前記切断
    作業口より切り粉を吸引して集塵収納装置に送出すべく
    設けられた下部覆い部材と、 前記作業台の上面に固設され前記切断作業口を上下に進
    退する前記鋸歯の進出領域を前記成型物が掛け渡される
    領域を除いて被覆し切り粉を吸引して集塵収納装置に送
    出すべく設けられた上部覆い部材と、 を備えたことを特徴とする走行切断機。
  6. 【請求項6】 前記作業台に穿設される切り粉吸引孔
    は、円形、楕円形、多角形、又はスリット状の孔により
    形成されることを特徴とする請求項4載の走行切断機。
  7. 【請求項7】 前記エアーノズルに近接して配置され、
    該エアーノズルから噴射される空気にイオンを混じて該
    空気を吹き付けられる切り粉及び成型品を除電すべく電
    子の移動によるイオンを発生させるイオン発生器を更に
    備えることを特徴とする請求項5記載の走行切断機。
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