JP2000246639A - 平面研削装置 - Google Patents

平面研削装置

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JP2000246639A
JP2000246639A JP11056813A JP5681399A JP2000246639A JP 2000246639 A JP2000246639 A JP 2000246639A JP 11056813 A JP11056813 A JP 11056813A JP 5681399 A JP5681399 A JP 5681399A JP 2000246639 A JP2000246639 A JP 2000246639A
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grindstone
nozzles
face
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Tamotsu Yamamoto
保 山本
Toji Uno
十二 宇野
Yoshikazu Tsutsui
嘉一 筒井
Yoshito Tanaka
義人 田中
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JTEKT Machine Systems Corp
Original Assignee
Koyo Machine Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な目立て効果が得られ、ドレスインターバ
ルを長くすることができる洗浄装置を備えた平面研削装
置を提供する。 【解決手段】砥石4の端面を研削作用面4aとして用い
る平面研削装置1において、研削作用面4aにクーラン
ト液を噴射するノズル19を設け、ノズル19から噴射
されるクーラント液によって研削作用面4aを洗浄する
ように設ける。複数個のノズル19を配列してノズル列
20aと成し、ノズル列20aを砥石4の研削作用面4
aと対向し、且つその延長線が砥石4の回転中心と一致
しないようにオフセットさせて配置する。ノズル19の
配設数を多くすることができ、研削作用面4aを均一な
状態に洗浄することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砥石の端面を研削
作用面として用いる平面研削装置であって、噴射される
クーラント液によって前記研削作用面を洗浄するように
設けられた平面研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】砥石が
目詰まりを起こすと、加工部品に研削焼けを生じたり、
或いは研削抵抗の増大によって加工精度が悪化するとい
った問題を生じる。そこで、従来から所定時間加工後に
砥石をドレッシングし、その目立てを行うようにしてい
る。ところが、加工条件の影響で砥石が目詰りを生じ易
いなど、頻繁にドレッシングを行う必要がある場合に
は、そのために加工時間が長くなって、加工コストが高
くなるという問題を生じる。特に、CBN砥石などの超
砥粒砥石についてはドレッシングを行い難く、これに長
時間を要するため問題が大きい。
【0003】このため、従来、ドレスインターバルを長
くすることができるように、実開昭61−151860
号公報に開示されるような、洗浄装置を備えた研削装置
が開発されている。この研削装置は、砥石の研削作用面
に対向して設けられた1個のノズルを備えており、この
ノズルから噴射されるクーラント液によって前記研削作
用面が洗浄され、砥石のチップポケットに入り込んだ研
削屑がこのクーラント液によって洗い流されるようにな
っている。
【0004】しかしながら、かかる実開昭61−151
860号公報に開示される研削装置は、単に1個のノズ
ルから砥石の研削作用面に高圧のクーラント液を噴射す
るように設けられているだけであるので、その洗浄効果
において必ずしも十分ではなく、未だ改良の余地があっ
た。
【0005】本発明者らは、十分な洗浄効果を得るべく
鋭意研究した結果、本発明を完成するに至ったものであ
り、本発明は、十分な目立て効果が得られ、ドレスイン
ターバルを長くすることができる洗浄装置を備えた平面
研削装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するための本発明の請求項1に係る発明は、砥石の
端面を研削作用面として用いる平面研削装置であって、
前記砥石の研削作用面にクーラント液を噴射するノズル
を備え、該ノズルから噴射されるクーラント液によって
前記研削作用面を洗浄するように設けられた平面研削装
置において、複数個の前記ノズルを支持部材により支持
してノズル列と成し、該ノズル列を前記砥石の研削作用
面に対し対向可能に設けるとともに、前記支持部材を、
前記ノズルが前記砥石の研削作用面に対し対向配置され
る洗浄位置と、前記砥石の研削作用面から外れた退避位
置との間で旋回移動可能に設けたことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、複数個のノズルから砥
石の研削作用面に向けて高圧のクーラント液を噴射する
ようにしているので、前記研削作用面の全面に亘って略
均一な圧力のクーラント液を噴射することができ、前記
研削作用面を略均一な状態に洗浄することができる。そ
して、このような高い洗浄効果によって、砥石を良好に
目立てすることができ、そのドレスインターバルを長く
することができる。また、この発明によれば、洗浄の際
にはノズルを洗浄位置に移動させ、それ以外のときには
退避位置に移動させることができる。したがって、研削
加工の際に、当該支持部材やノズルがワークや砥石など
と干渉して、常時洗浄位置にノズルを配置できない場合
にも、上述した洗浄を行うことができる。
【0008】前記ノズル列は、本発明の請求項2に係る
発明のように、前記洗浄位置において、その配列延長線
が砥石の回転中心と一致しないように、即ち、前記回転
中心からオフセットするようにもうけることができる。
このようにすれば、これを前記回転中心と一致するよう
に配置した場合に比べて、洗浄される砥石幅を長くとる
ことができ、この分だけ配設されるノズル数を多くする
ことができる。これにより、前記研削作用面を均一な状
態に洗浄することができるという効果が得られる。そし
て、上記と同様に、このような高い洗浄効果によって、
砥石を良好に目立てすることができ、そのドレスインタ
ーバルを長くすることができる。
【0009】また、前記平面研削装置が、研削作用面が
相互に対向するように設けられる2つの砥石を備えた、
いわゆる両頭平面研削装置である場合には、本発明の請
求項3に係る発明のように、前記各砥石の研削作用面の
それぞれに対し、前記ノズル列を対向配置することがで
きる。このようにすれば、対向配置される2つの砥石を
同時に洗浄することができ、洗浄に要する時間を短縮す
ることができる。
【0010】また、前記ノズルの配置間隔は、請求項4
に係る発明のように、これを前記砥石の外周側に対応す
るものほど接近させて設けるのが好ましい。回転する砥
石の周速はその内周側よりも外周側の方が速くなってお
り、砥石の外周側においては、その内周側よりもクーラ
ント液と接触する時間が短くなっている。このため、こ
の接触時間の差により、前記研削作用面の内周側と外周
側とで洗浄効果に差を生じる。ノズルから噴射される高
圧クーラント液の噴射形状は先端が広がった円錐状とな
り、その中心部分が高圧で、その外側ほど低圧になって
いるが、この発明によれば、砥石の外周側に対応するも
のほど接近させてノズルを配置しているので、外周側の
研削作用面については、内周側のそれよりも受けるクー
ラント液の圧力を均一にすることができ、これにより、
上記接触時間差による洗浄効果の不均一さを解消して、
研削作用面の外周側と内周側とをより均一に洗浄するこ
とができる。
【0011】また、請求項5に係る発明のように、前記
ノズルから噴射されるクーラント液の中心噴射方向を、
前記砥石の回転方向と逆方向に交差するように設ける
と、前記中心噴射方向を砥石の研削作用面に対し直角と
なるように設けた場合に比べて、砥石の研削作用面とク
ーラント液との相対的な衝突速度が速くなるため、この
衝突速度が速くなる分だけ洗浄効果が高められる。
【0012】また、請求項6に係る発明のように、前記
ノズルを千鳥状に配置すると、噴射されるクーラント液
が相互に干渉しない状態で、当該ノズルを前記洗浄砥石
幅に対し密集させて配置することができる。これによ
り、前記研削作用面に作用するクーラント液の圧力をよ
り均一なものとすることができ、当該研削作用面をより
均一な状態に洗浄することができる。
【0013】また、請求項7に係る発明のように、前記
クーラント液の噴射中に、前記支持部材を所定角度で往
復揺動させるように設けると、前記研削作用面の全面に
亘って、クーラント液の作用する圧力を均一にすること
ができ、これに応じて洗浄効果を均一なものとすること
ができる。上述したように、ノズルから噴射される高圧
クーラント液の噴射形状は先端が広がった円錐状とな
り、その中心部分が高圧で、その外側ほど低圧になって
いるが、上記にように支持部材を所定距離だけ往復動さ
せて、ノズルを移動させることにより、このような圧力
差を解消し、研削作用面に作用するクーラント液の圧力
を均一なものとすることができる。
【0014】また、可能であるならば、本発明の請求項
8に係る発明のように、前記平面研削装置の研削加工中
に前記支持部材を前記洗浄位置に位置せしめて、前記研
削作用面を洗浄するようにするのが好ましい。このよう
にすれば、チップポケットに入る研削屑をより効果的に
洗い流すことができ、さらにドレスインターバルを長く
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、添付図1乃至図5に基づき説明する。図1
は、本実施形態に係る平面研削装置を示す平面図であ
り、図2は、図1における矢視C方向の側面図であり、
図3は、図2における矢視D方向の側面図である。ま
た、図4は、図2における矢視E−E方向の側面図であ
り、図5は、図1におけるノズル部を拡大して示す拡大
図である。
【0016】図1及び図2に示すように、この平面研削
装置1は、上下に対向して並設される主軸3及び主軸5
を備えた、いわゆる両頭平面研削装置であり、これら主
軸3及び主軸5にそれぞれ取り付けられた砥石4,6に
高圧のクーラント液を噴射する洗浄装置10、並びに、
特に図示はしないが、前記砥石4,6をドレッシングす
るドレス装置、及び研削加工に際して低圧のクーラント
液を供給するクーラント供給装置などを備えている。
尚、前記主軸3はベッド(図示せず)上に設けられた基
台2に支持され、前記主軸5は同じくベッド(図示せ
ず)上に設けられたコラム(図示せず)などにより支持
されている。また、前記砥石4,6はそれぞれの研削作
用面4a,6aが相互に対向するように設けられてお
り、この研削作用面4a,6a間にワークが挿入され、
これが研削されるようになっている。
【0017】図1乃至図3に示すように、前記洗浄装置
10は前記基台2上に設けられるもので、中空の支持ア
ーム18や、この支持アーム18の上下面にそれぞれ1
列に配設された複数のノズル19からなるノズル列20
a,20bなどを備えている。前記支持アーム18はそ
の一方端がロータリジョイント16に接続されており、
ロータリジョイント16は駆動軸15を介してロータリ
アクチュエータ14に接続されている。ロータリアクチ
ュエータ14は圧縮空気などの作動流体により、下部出
力軸14a及びこれと一体的に設けられる上部出力軸1
4bを軸中心に回転させることができるようになってお
り、前記基台2上に設けられたブラケット11上に固定
されている。また、前記上部出力軸14bには各々の長
手方向が直交するように設けられた検出ドグ21,22
が上下に並設されており、この検出ドグ21,22に対
応して検出センサ24,25が設けられている。尚、こ
の検出センサ24,25は、前記ロータリアクチュエー
タ14上に設けられたブラケット23によって支持され
ている。
【0018】また、前記駆動軸15は前記ロータリアク
チュエータ16の下部出力軸14aに接続されており、
前記ブラケット11に設けられたホルダ13によって回
転自在に支持されている。また、前記ロータリジョイン
ト16には、継手17や配管(図示せず)を介してポン
プ(図示せず)から高圧の、例えば数MPa〜数十MP
aのクーラント液が供給されており、このクーラント液
が前記支持アーム18を介してノズル19に供給され、
このノズル19から噴射されるようになっている。
【0019】斯くして、前記ロータリアクチュエータ1
4を駆動してその出力軸14a,14bを軸中心に回転
させると、前記支持アーム18が前記砥石4,6間の洗
浄位置(図1において実線で示した位置)と、前記砥石
4,6間から外れた退避位置(図1において一点差線で
示した位置)との間で矢示A方向に旋回移動し、支持ア
ーム18が洗浄位置にあるときに、これが検出センサ2
4によって検出され、退避位置にあるときに、これが検
出センサ25によって検出される。
【0020】また、図4に示すように、前記ノズル19
は、これから噴射されるクーラント液の中心噴射方向
が、前記砥石4,6の各回転方向と逆方向に交差するよ
うに設けられている。即ち、同図に示すように、前記中
心噴射方向が前記砥石4,6の研削作用面4a,6aと
直交する軸から角度θだけ傾くように設けられている。
また、図5に示すように、前記支持アーム18及びこれ
に設けられるノズル列20a、20bは、その延長線が
前記砥石4,6の各回転中心位置と一致しないように、
即ち、前記回転中心を通り且つ前記延長線と平行に設け
られる軸から距離Fだけオフセットした状態に設けられ
ている。また、ノズル19の配設ピッチは、砥石4,6
の外周側に対応するものほど狭くなっている。即ち、図
5における配設ピッチP,P,P,P,P
>P>P>P>Pとなっている。
【0021】以上の構成を備えた本例の平面研削装置1
によると、次のようにして砥石4,6の研削作用面4
a,6aを洗浄することができる。尚、前記支持アーム
18は図1において一点鎖線で示す退避位置にあるもの
とし、また、研削加工終了後、引き続き砥石4,6はそ
れぞれ図2において示した矢示方向に回転しているもの
とする。
【0022】研削加工を終了した後、砥石4,6の洗浄
を開始するに当たり、この砥石4,6間の間隔が、これ
らの間に支持アーム18及びこれに設けられるノズル列
20a,20bを進入させることができない間隔である
場合には、まず、主軸3及び/又は主軸5を垂直方向に
移動させて、前記砥石4,6間の間隔を、支持アーム1
8及びノズル列20a,20bを進入させることができ
る程度の間隔に調整した後、ロータリアクチュエータ1
4を駆動して、前記支持アーム18及びノズル列20
a,20bを矢示A方向に旋回させ、図1において実線
で示した洗浄位置に移動させる。これにより、ノズル列
20aのノズル19が砥石4の研削作用面4aに対向
し、ノズル列20bのノズル19が砥石6の研削作用面
6aに対向した状態になる。そして、前記支持アーム1
8の洗浄位置への移動が完了すると、これが検出センサ
24により検出される。
【0023】前記支持アーム18の移動完了が検出セン
サ24によって検出されると、次に、ポンプ(図示せ
ず)を駆動して所定圧のクーラント液を前記複数のノズ
ル19に供給する。これにより、ノズル列20aの各ノ
ズル19から砥石4の研削作用面4aに向けてクーラン
ト液が噴射されるとともに、ノズル列20bの各ノズル
19から砥石6の研削作用面6aに向けてクーラント液
が噴射され、この噴射されるクーラント液によって研削
作用面4a,6aの全面が洗浄される。
【0024】こうして所定時間前記砥石4,6を洗浄し
た後、前記ポンプ(図示せず)の作動を停止させ、つい
でロータリアクチュエータ14を駆動して、前記支持ア
ーム18及びノズル列20a,20bを、図1において
一点鎖線で示す退避位置に移動させる。そして、支持ア
ーム18の退避位置への移動が完了すると、これが検出
センサ25によって検出され、この後、前記主軸3及び
/又は主軸5を元の位置に戻すことにより、引き続き研
削加工を行うことができるようになる。
【0025】以上のように、この平面研削装置1によれ
ば、複数個のノズル19から砥石4,6のそれぞれの研
削作用面4a,6aに向けて高圧のクーラント液を噴射
するようにしているので、研削作用面4a,6aの全面
に亘って略均一な圧力のクーラント液を噴射することが
でき、これを略均一な状態に洗浄することができる。ま
た、各ノズル列20a,20bを、その配列延長線が砥
石4,6の回転中心と一致しないように、即ち、図5に
示すように、前記回転中心Oから距離Fだけオフセット
するように配置しているので、洗浄される砥石幅L
を、回転中心Oと一致するように配置した場合の洗浄
砥石幅Lに比べて、長くとることができ、この分だけ
ノズル19の配設数を多くすることができる。したがっ
て、この点からしても上記の如く前記研削作用面4a,
6aを均一な状態に洗浄することができるという効果が
得られる。そして、このような高い洗浄効果によって、
砥石4,6を良好に目立てすることができ、そのドレス
インターバルを長くすることができる。尚、良好な洗浄
効果を得るためには、1個のノズル19から噴射される
クーラント液の噴射量を5〜20l/minとするのが
好ましい。
【0026】また、回転する砥石4,6の周速はその内
周側よりも外周側の方が速くなっており、外周側におい
てはその内周側よりもクーラント液と接触する時間が短
くなっている。このため、この接触時間の差により、前
記研削作用面4a,6aの内周側と外周側とで洗浄効果
に差を生じる。本例の平面研削装置1によれば、砥石
4,6の外周側に対応するものほど接近させてノズル1
9を配置しているので、外周側の研削作用面4a,6a
については、内周側のそれよりも受けるクーラント液の
圧力を均一にすることができ、これにより、上記接触時
間差による洗浄効果の不均一さを解消して、研削作用面
4a,6aの外周側と内周側とをより均一な状態にに洗
浄することができる。
【0027】また、ノズル19から噴射されるクーラン
ト液の中心噴射方向を、砥石4,6の回転方向と逆方向
に交差するように、即ち、研削作用面4a,6aと直交
する軸から角度θだけ傾くように設けているので、中心
噴射方向を砥石4,6の研削作用面4a,6aに対し直
角となるように設けた場合に比べて、研削作用面4a,
6aとクーラント液との相対的な衝突速度を速くするこ
とができ、この衝突速度が速くなる分だけ洗浄効果を高
めることができる。尚、この傾き角θは5〜30゜の範
囲であるのが好ましい。
【0028】また、本例の平面研削装置1においては、
支持アーム18を矢示A方向に移動可能に設け、洗浄の
際にはノズル19を洗浄位置に移動させ、それ以外のと
きには退避位置に移動させるようにしているので、研削
加工の際に、支持アーム18やノズル19がワークや砥
石4,6などと干渉して、常時洗浄位置にノズル19を
配置できない場合にも、上述したような洗浄を行うこと
ができる。一方、ワークの厚みが十分に厚く、前記のよ
うな干渉もない場合には、支持アーム18を洗浄位置に
移動させてノズル19を常時洗浄位置に位置せしめ、砥
石4,6を洗浄しながら研削加工を行うといったことも
可能であり、この場合には、チップポケットに入る研削
屑をより効果的に洗い流すことができ、さらにドレスイ
ンターバルを長くすることができる。
【0029】因みに、本例の平面研削装置1によると、
洗浄装置を用いないで、セグメント砥石によるドレッシ
ングのみを行うようにした従来の平面研削装置に比べ
て、砥石の寿命を3倍に延すことができた。
【0030】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明の具体的な態様がこれに限られるものでな
いことは言うまでもない。例えば、上述の例では、ロー
タリアクチュエータ14により、支持アーム18を旋回
移動させるように設けたが、これを電動モータにより旋
回移動させるようにし、更に、支持アーム18が前記洗
浄位置にあるときに、図1に示すように、これを矢示B
方向に所定の微小角度で往復揺動するように設けても良
い。このようにすれば、研削作用面4a,6aの全面に
亘って、クーラント液の作用する圧力を均一にすること
ができ、これに応じて洗浄効果を均一なものとすること
ができる。ノズル19から噴射される高圧クーラント液
の噴射形状は先端が広がった円錐状となり、その中心部
分が高圧で、その外側ほど低圧になっているが、上記に
ように支持アーム18を微小角度だけ往復揺動させてノ
ズル19を移動させることにより、このような圧力差を
解消して、研削作用面4a,6aに作用するクーラント
液の圧力を均一なものとすることができる。
【0031】また、前記ノズル列20a,20bは、図
6に示すように、各ノズル19を千鳥状(ジグザグ状)
に配設することもできる。このようにすれば、噴射され
るクーラント液が相互に干渉しない状態で、ノズル19
を洗浄砥石幅Lに対し密集させて配置することができ
る。これにより、前記研削作用面4a,6aに作用する
クーラント液の圧力をより均一なものとすることがで
き、当該研削作用面4a,6aをより均一な状態に洗浄
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る平面研削装置を示す
平面図である。
【図2】図1における矢視C方向の側面図である。
【図3】図2における矢視D方向の側面図である。
【図4】図2における矢視E−E方向の側面図である。
【図5】図1におけるノズル部を拡大して示す拡大図で
ある。
【図6】本発明の変形例に係るノズル配列を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 平面研削装置 2 基台 3,5 主軸 4,6 砥石 4a,6a 研削作用面 10 洗浄装置 11 ブラケット 13 ホルダ 14 ロータリアクチュエータ 15 駆動軸 16 ロータリジョイント 18 支持アーム 19 ノズル 20a,20b ノズル列
フロントページの続き (72)発明者 筒井 嘉一 大阪府八尾市南植松町2丁目34番地 光洋 機械工業株式会社内 (72)発明者 田中 義人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3C047 FF04 FF19 GG03 GG07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石の端面を研削作用面として用いる平
    面研削装置であって、前記砥石の研削作用面にクーラン
    ト液を噴射するノズルを備え、該ノズルから噴射される
    クーラント液によって前記研削作用面を洗浄するように
    設けられた平面研削装置において、 複数個の前記ノズルを支持部材により支持してノズル列
    と成し、該ノズル列を前記砥石の研削作用面に対し対向
    可能に設けるとともに、 前記支持部材を、前記ノズルが前記砥石の研削作用面に
    対し対向配置される洗浄位置と、前記砥石の研削作用面
    から外れた退避位置との間で旋回移動可能に設けたこと
    を特徴とする平面研削装置。
  2. 【請求項2】前記洗浄位置において、前記ノズル列の延
    長線が前記砥石の回転中心と一致しないように設けられ
    た請求項1記載の平面研削装置。
  3. 【請求項3】 研削作用面が相互に対向するように設け
    られる2つの砥石を備えた平面研削装置であって、 前記ノズル列を、前記各砥石の研削作用面に対しそれぞ
    れ対向配置されるように設けたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の平面研削装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルの配置間隔を、前記砥石の外
    周側に対応するものほど接近させて設けたことを特徴と
    する請求項1又は2は又は3記載の平面研削装置。
  5. 【請求項5】 前記ノズルから噴射されるクーラント液
    の中心噴射方向を、前記砥石の回転方向と逆方向に交差
    するように設けたことを特徴とする請求項1又は2又は
    3又は4記載の平面研削装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズルを千鳥状に配置したことを特
    徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5記載の平面
    研削装置。
  7. 【請求項7】 前記クーラント液の噴射中に、前記支持
    部材が所定角度で往復揺動するように設けられてなる請
    求項1又は2又は3又は4又は5又は6記載の平面研削
    装置。
  8. 【請求項8】 前記平面研削装置の研削加工中に前記支
    持部材を前記洗浄位置に位置せしめて、前記砥石の研削
    作用面を洗浄するようにしたことを特徴とする請求項1
    又は2又は3又は4又は5又は6又は7記載の平面研削
    装置。
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