JP2000246145A - チャンバ雰囲気の濾過装置を備えた空気駆動式遠心分離機 - Google Patents

チャンバ雰囲気の濾過装置を備えた空気駆動式遠心分離機

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JP2000246145A JP2000055420A JP2000055420A JP2000246145A JP 2000246145 A JP2000246145 A JP 2000246145A JP 2000055420 A JP2000055420 A JP 2000055420A JP 2000055420 A JP2000055420 A JP 2000055420A JP 2000246145 A JP2000246145 A JP 2000246145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 危険物質、例えば毒性または爆発性物質を放
出し易い材料の遠心分離に利用される、チャンバ(5)
と、チャンバ内に配置されたロータ(6)と、ロータを
回転駆動する手段(8)とを有する、チャンバの雰囲気
の濾過装置を備えた空気圧駆動式の遠心分離機(1)。 【解決方法】 ロータを回転駆動する手段が空気圧駆動
手段であり、この空気圧駆動手段に加圧ガスを供給する
供給回路を有し、この供給回路は加圧ガス源(49)と
連通し、チャンバ(5)からガスを抜き出す出口(6
4)はガス浄化ユニット(10)の入口と連通し、ガス
浄化ユニット(10)の出口は吸引装置(21)に連結
され、この吸引装置(21)はロータを回転駆動する手
段(8)に供給された加圧ガスによって駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はチャンバとチャンバ
内に配置されたロータとロータを回転駆動する手段とを
有する遠心分離機に関するものである。本発明は特に危
険物、例えば毒物または爆発物を放出し易い材料の遠心
分離に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来はこのような材料は密封容器に入
れ、その密封容器を密封性のあるロータ内の収容部に配
置し、密封容器および収容部の密封性はシールで確保し
ていた。これによって遠心分離機チャンバからの危険物
質放出の危険は制限されていた。しかし、この防止策で
は例えば収容部および/または密封容器が確実に閉じら
れていなかったり、シールが磨耗していた場合、危険物
質放出の危険は避けられない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
問題点を解決し、危険物質を放出し易い材料を安全性な
条件下で遠心分離することができる遠心分離機を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、チャン
バと、チャンバ内に配置されたロータと、ロータを回転
駆動する手段とを有する遠心分離機において、ロータを
回転駆動する手段が空気圧駆動手段であり、この空気圧
駆動手段に加圧ガスを供給する供給回路を有し、この供
給回路は加圧ガス源と連通し、チャンバからガスを抜き
出す出口はガス浄化ユニットの入口と連通し、ガス浄化
ユニットの出口は吸引装置に連結され、この吸引装置は
ロータを回転駆動する手段に供給された加圧ガスによっ
て駆動されることを特徴とする遠心分離機にある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の遠心分離機は下記の特徴
を単独または組み合わせて有することができる: (1)ロータを回転駆動する空気圧手段がタービンを有
する。 (2)浄化ユニットの出口がロータを回転駆動する空気
圧手段にガスを供給する回路に接続されている。 (3)吸引装置がベンチュリ噴射系を有し、このベンチ
ュリ噴射系が加圧ガス源と連通した駆動流体の噴射器
と、浄化ユニットの出口と連通した随伴流体の入口と、
ロータを駆動する空気圧手段と連通した駆動流体および
随伴流体の出口とを有する。 (4)遠心分離機がチャンバの雰囲気を冷却する手段を
有する。
【0006】(5)チャンバの雰囲気を冷却する手段が
チャンバに冷却ガスを導入する手段を有する。 (6)チャンバに冷却ガスを導入する手段がロータへ向
って冷却ガスを流すロータの下側に配置された冷却ガス
出口を有する。 (7)冷却ガスを導入する手段がランクボルテックスチ
ューブを有し、このチューブの低温出口がチャンバの入
口と連通している。 (8)ランクボルテックスチューブの入口が加圧ガス供
給回路に接続されている。
【0007】(9)遠心分離機がチャンバの入口と連通
している除染ガス源を有する。 (10)浄化ユニットが少なくとも1つのフィルタを有
する。 (11)浄化ユニットが少なくとも1つのガス化学処理
用装置を有する。 (12)チャンバは密封性である。 (13)遠心分離機が加圧ガス供給回路に接続されたロ
ータを制動する空気圧装置を有する。 (14)加圧ガス供給回路がタイマー制御弁を有する。
【0008】(15)遠心分離機がチャンバの内部にア
クセス可能な開位置と、閉位置との間を移動可能なドア
を有し、ドアを閉位置にロックするための空気圧ロック
装置をさらに有し、空気圧ロック装置が加圧ガス供給回
路に接続されている。 (16)空気圧ロック装置がドアをロックする位置とロ
ック解除位置との間を移動可能な第1ロックを有し、こ
の第1ロックは第1空気圧ラムのロッドと一体であり、
第1空気圧ラムは少なくとも1つの管を介して加圧ガス
供給回路に接続され、ロック装置は管路を加圧ガス供給
回路に選択的に切換えるための弁を有する。
【0009】(17)供給回路が開位置と閉位置との間
を移動可能な締切部材を有する自動ロック弁を有し、こ
の自動ロック弁の出口は切換弁と連通し、遠心分離機の
ドアが閉位置にあるときは自動ロック弁の締切部材は開
位置にあり、ドアが開位置にあるときには閉位置にあ
り、静止位置では切換弁が自動ロック弁の出口と第1ラ
ムとを連通し、第1ロックはロック位置に向かって駆動
される。
【0010】(18)自動ロック弁が加圧ガス源と常に
連通している。 (19)タイマー制御弁が自動ロック弁の出口と連通し
ている。 (20)ロック装置が第1ロックをロック位置に固定す
る位置と、第1ロックを解放する位置との間を移動可能
な第2ロックを有し、第2ロックはタイマー制御弁の1
つの出口と常に連通している第2空気圧ラムのロッドと
一体である。以下、添付図面を参照して本発明を詳細に
説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものでは
ない。
【0011】図1は遠心分離機1を概念的に示したもの
で、この遠心分離機1は下記(1)〜(5)を有してい
る: (1)フレーム(図示せず)に支持された断熱タンク3
(この断熱タンク3はドア4を備え、ドア4を閉じると
チャンバ5が形成される) (2)チャンバ5内に配置される、遠心分離すべき材料
を収容した容器を収容する収容部7を備えたロータ6 (3)ロータ6を回転駆動するための空気圧手段8 (4)チャンバ5から抜出されたガスを浄化するための
ユニット10 (5)チャンバ5内の雰囲気を冷却するための手段1
1。
【0012】ドア4は閉位置(図1)とチャンバ5の内
部にアクセス可能な開位置(図示せず)との間を移動で
きるようにタンク3に枢着13されている。ドア4が閉
位置に来たときには、ドア4とタンク3との間に圧縮さ
れたシール14によってチャンバ5は外部に対して密封
される。開位置ではドア4は閉位置より高くなる。遠心
分離機1はドア4を閉位置にロックするための空気圧装
置16(点線)を有している。この空気圧装置に関して
は図3を参照して以下で説明する。
【0013】駆動手段8はロータ6と一体なシャフト1
8とタービン19とを有している。タービン19のブレ
ード20は図1に概念的に示されている。タービン19
はシャフト18と一体である。駆動手段8は下記(1)
〜(3)からなるベンチュリ噴射系21を有している: (1)駆動流体の噴射器22、(2)入口が噴射器22
の出口からわずかに離れ、ブレード20の近傍で開口し
ている末広ノズル23、(3)末広ノズル23の入口と
噴射器22の出口との間の空間240に連通した駆動流
体の入口24。
【0014】遠心分離機1は空気ブレーキ25を有して
いる。この空気ブレーキ25はシャフト27に関節結合
した2つのジョー26を備えている(図2)。各ジョー
26はロータ6を駆動するシャフト18の両側に1つず
つ配置されている。これらのジョー26は互いに接近し
てシャフト18を締付けるブレーキ位置(図示せず)と
図2に示すように互いに間隔をあけて配置されてシャフ
ト18がジョー26の間で回転できるようにする位置と
の間でシャフト18に対して横方向に移動することがで
きる。
【0015】ブレーキ25は各ジョー26を接近位置に
戻すためのバネ28とジョー23の間に配置された単動
空気圧ラム29とを有する。空気圧ラム29に図2に網
点で概念的に示す加圧ガスが供給されると、ジョー26
は互いに間隔をあけた位置にくる。逆に空気圧ラム29
に加圧ガスが供給されなくなるとジョー26は互いに接
近する位置にくる。
【0016】ガス浄化ユニット10は例えばHEPA型
のフィルタを有する。チャンバ5内の雰囲気を冷却する
手段11は渦流れ発生器31を有するランク(Ranque)
ボルテックスチューブ30を含んでいる。この渦流れ発
生器31は加圧ガスを供給するための1つの入口32
と、低温ガスの出口33と、高温ガスの出口34とが連
通している。
【0017】図3に示すように、ロック装置16はドア
4と一体な受座(gache)36と、第1ロック37と、
第2ロック38とを有する。第1ロック37は第1ロッ
クが受座36と係合してドア4をロックする位置(図
3)と第1ロック37が受座36から引き出されてドア
をロック解除する位置(図5)との間を摺動することが
できる。第2ロック38は第1ロック37をロック位置
に固定する位置(図3)と第1ロック37を解放する位
置(図5)との間を第1ロックに対して直角に摺動する
ことができる。固定位置では第2ロック38は第1ロッ
ク37に形成された凹部39と係合する。第1ロックは
第1複動空気圧ラム40のロッドで構成され、第2ロッ
ク38は第2単動空気圧ラム41のロッドで構成され
る。
【0018】空気圧ロック装置16はさらに下記(1)
および(2)を有する: (1)三路・二位置自動ロック弁44(この弁の締切部
材45はドア4が閉位置に来た時にドア4の受座36に
よって押され、バネ450の力に逆って開位置に保持さ
れる)、(2)五路・二位置切換弁46(この弁の締切
部材47は手動操作できる)。締切部材47はドア4の
ロックを解除する位置(バネ470は圧縮される)と、
ドア4をロックする位置または静止位置(バネ470は
圧縮されない)との間を摺動することができる。
【0019】遠心分離機はサイレンサ48と、加圧空気
源49と、除染ガス源(例えばホルモール)50とをさ
らに有している。加圧空気源49の空気は例えば3〜6
barの圧力である。
【0020】遠心分離機1の各種要素を連結する流体回
路の構造はこの遠心分離機1の動作の説明で明らかにな
ろう。先ず初めに図1および図3について説明する。図
3、図4および図5では加圧空気を含む管の内部が網点
で示されている。
【0021】ドア4が閉位置にあるときには、加圧空気
源49から出た加圧空気は開位置にある自動ロック弁4
4を通って2つの流れに分かれる。2つの流れの第1の
流れは管51を介して切換弁46へ送られる。締切部材
47が静止位置すなわちドア4をロックする位置にある
時には、この第1の流れは管52を介して第1ラム40
のチャンバ54の第1部分53へ送られ、第1ラム40
のピストン55を図3の左側に押し、第1ロック37は
ドア4をロックする位置へ押される。締切部材47の静
止位置にある時には、第1ラム40のチャンバ54の第
1部分53が弁44の出口(従って加圧空気源49)と
自動的に連通し、ドア4は自動的にロックされるという
ことは理解できよう。自動ロック弁44から出た第2の
流れは弁57を通る。この弁57は遠心分離操作中は開
状態を維持するように制御ユニット58によってタイマ
ー制御される。制御ユニット58は空気圧または機械的
なユニットにすることができる。
【0022】この第2の流れは弁57から2つの流れに
分かれる。この流れの第1の流れは管59を介して第2
ラム41のチャンバ60に送られ、第2ラム41のピス
トン61を図3の上方へ押す。それによって第2ロック
38は第1ロック37を固定位置で押圧する。従って、
遠心分離操作中(すなわち弁57が開いている限り)、
第2ロック38は第1ロック37を固定する位置にあ
り、ドア4のロック解除は不可能になる。
【0023】弁57から出た加圧空気の第2の流れは管
62を介して下記(1)〜(3)へ供給される(図
1): (1)手動弁63を介してランクボルテックスチューブ
30の入口32、(2)空気圧ブレーキ25のラム29
(常時)および(3)ベンチュリ噴射系21の噴射器2
2(常時)。従って、遠心分離操作中はブレーキ25の
空気圧ラム29に加圧空気が供給され、ジョー26は離
反位置にあり、シャフト18は回転可能になる。
【0024】噴射器22に加圧空気が噴射されると、空
間240の周縁(ベンチュリ噴射系の入口24)に負圧
部が形成される。その結果、チャンバ5の出口64を介
してガスが抜き出され、フィルタ10で濾過される。こ
の抜出され濾過されたガスは入口24を介してベンチュ
リ噴射系21に吸引され、噴射器22から出た加圧空気
と一緒にノズル23から出て、タービン19、シャフト
18およびロータ6を駆動する。
【0025】タービン19を駆動した流体流はサイレン
サ48を介して遠心分離機1の外へ排気される。ランク
ボルテックスチューブの高温出口34から出た減圧空気
もサイレンサ48を介して遠心分離機1の外へ排出され
る。ランクボルテックスチューブの低温出口33から出
た、低温ガス、例えば−10℃の減圧空気は管65を介
してチャンバ5の入口66に送られる。この低温空気は
入口66からロータ6の下でロータ6へ向かって流れ、
チャンバ5の雰囲気を冷却する。
【0026】手動弁67を開けて除染ガスを源50から
管65を介してチャンバ5へ流すことによって、チャン
バ5、フィルタ10、タービン19およびサイレンサ4
8中の雰囲気を除染ガスで掃気することができる。遠心
分離サイクル終了後に制御ユニット58によって弁57
が自動的に閉じられると、ブレーキ25の空気圧ラム2
9に加圧空気が供給されなくなり、ジョー26は自動的
に互いに接近した位置に来て、ロータ6は制動される。
【0027】図4に示すように、第2ラム41のチャン
バ60中の加圧空気は管59、管62を介してサイレン
サ48へ流れ、第2ラム41のピストン61はバネ68
によって押し戻され、従って、第2ロック38は第1ロ
ック37の解放位置へ戻る。切換弁46の締切部材47
を手動でロック解除位置へ持っていくと管51は管69
を介して第1複動ラム40のチャンバ54の第2部分7
0と連通される。自動ロック弁44は開位置にあるの
で、チャンバ54の第2部分70に加圧空気が供給され
る。同時に、チャンバ54の第1部分53は管71およ
びサイレンサ48を介して排気される(図1、図4)。
【0028】従って、第1ラムのピストン55は図1の
右側へ押し戻され、第1ロック37はロック解除位置に
戻される。第1ロック37がロック解除位置にくると、
ドア4を開けることができる。ドア4が閉位置から離れ
ると(図5)、弁44の締切部材45はバネ450によ
って弁44の閉位置へ戻される。
【0029】切換弁46の締切部材47はバネ470に
よって静止位置へ戻されているので、第1ラム40のチ
ャンバ54の第2部分70に存在する加圧空気は管7
2、管71およびサイレンサ48を介して排気される。
この遠心分離機1は電気装置を全く含んでいない。これ
は爆発物を放出し易い材料の遠心分離にとって有利な特
徴である。
【0030】さらに、チャンバ5から抜き出したガスを
タービン19を駆動する加圧空気で循環させるので、ロ
ータ6を駆動する空気圧手段8と抜き出したガスを浄化
するユニット10とを組み合わせて、ロータ6の駆動と
チャンバ5の雰囲気の濾過とを同時に行うことができ
る。従って、危険物質が遠心分離機1の外へ放出される
危険が減る点でこの遠心分離機1は危険な材料の遠心分
離に適している。
【0031】噴射器22に供給ガスより流量の大きいガ
スを出力するベンチュリ噴射系21を用いることによっ
て、タービン19(従ってロータ6)を高い速度で駆動
させることができる。さらに、チャンバの雰囲気を除染
できるので上記のような材料の遠心分離操作に伴う危険
が減る。
【0032】低温ガスの噴射、特にランクボルテックス
チューブを用いた噴射によって、チャンバ5の雰囲気を
効率よく十分に冷却することができ、チャンバ5の外部
への熱放射を制限することができる。さらに、ランクボ
ルテックスチューブの使用によってチャンバ5の雰囲気
を冷却する手段11の寸法を小さくすることができる。
ロータ6の駆動にタービン19を用いることによってチ
ャンバ5の外部への熱放射を少なくすることができると
いうことも理解できよう。
【0033】図示していない変形例ではチャンバ5から
抜き出されたガスを化学処理し、遠心分離された材料か
ら放出された危険物質を中和する装置をガス浄化ユニッ
ト10が有している。図6は簡略化した遠心分離機1の
実施例を示している。図を明瞭にするためにこの実施例
では空気圧ロック装置16は示していない。この遠心分
離機はランクボルテックスチューブを備えておらず、チ
ャンバ5の入口66は管73を介して除染ガス源50
(冷却ガスの役目をすることもできる)と連通してい
る。図示していない他の変形例では、管73に切換弁を
設けてチャンバ5の入口66を外気または除染ガス源5
0と選択的に連通させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施例の遠心分離機の概念
的側面図で、一部は断面で示してある。
【図2】 図1の遠心分離機の空気圧ブレーキの概念的
拡大平面図。
【図3】 図1の遠心分離機のドアをロックする装置の
構造と動作を示す概念的拡大断面図。
【図4】 図1の遠心分離機のドアをロックする装置の
他の動作を示す概念的拡大断面図。
【図5】 図1の遠心分離機のドアをロックする装置の
さらに他の動作を示す概念的拡大断面図。
【図6】 別の実施例を示す図1と同様な図。
【符号の説明】
1 遠心分離機 4 ドア 5 チャンバ 6 ロータ 8 駆動手段 10 ガス浄化手段 11 冷却手段 16 ロック装置 19 タービン 21 ベンチュリ噴射系 22 噴射器 25 空気圧装置 30 ランクボルテックスチューブ 37 第1ロック 38 第2ロック 40 第1空気圧ラム 41 第2空気圧ラム 44 自動ロック弁 49 加圧ガス源 50 除染ガス源 57 タイマー制御弁

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ(5)と、チャンバ内に配置さ
    れたロータ(6)と、ロータを回転駆動する手段(8)
    とを有する遠心分離機(1)において、 ロータを回転駆動する手段が空気圧駆動手段であり、こ
    の空気圧駆動手段に加圧ガスを供給する供給回路を有
    し、この供給回路は加圧ガス源(49)と連通し、チャ
    ンバ(5)からガスを抜き出す出口(64)はガス浄化
    ユニット(10)の入口と連通し、ガス浄化ユニット
    (10)の出口は吸引装置(21)に連結され、この吸
    引装置(21)はロータを回転駆動する手段(8)に供
    給された加圧ガスによって駆動されることを特徴とする
    遠心分離機。
  2. 【請求項2】 ロータを回転駆動する空気圧駆動手段が
    タービン(19)を有する請求項1に記載の遠心分離
    機。
  3. 【請求項3】 浄化ユニットの出口がロータを回転駆動
    する空気圧駆動手段(8)に加圧ガスを供給する回路に
    接続されている請求項1または2に記載の遠心分離機。
  4. 【請求項4】 吸引装置がベンチュリ噴射系(21)を
    有し、このベンチュリ噴射系(21)は加圧ガス源(4
    9)と連通した駆動噴射器(22)と、浄化ユニット
    (10)の出口に連通した随伴流体の入口(24)と、
    ロータを駆動する空気圧駆動手段(8)と連通した駆動
    流体および随伴流体の出口(23)とを有する請求項3
    に記載の遠心分離機。
  5. 【請求項5】 遠心分離機がチャンバの雰囲気を冷却す
    る手段(11)を有する請求項1〜4のいずれか一項に
    記載の遠心分離機。
  6. 【請求項6】 チャンバの雰囲気を冷却する手段がチャ
    ンバに冷却ガスを導入する手段(11)を有する請求項
    5に記載の遠心分離機。
  7. 【請求項7】 チャンバに冷却ガスを導入する手段がロ
    ータへ向って冷却ガスを流すロータの下側に配置された
    冷却ガス出口(66)を有する請求項6に記載の遠心分
    離機。
  8. 【請求項8】 冷却ガスを導入する手段がランクボルテ
    ックスチューブ(30)を有し、このランクボルテック
    スチューブの低温出口(33)がチャンバの1つの入口
    (66)と連通している請求項6または7に記載の遠心
    分離機。
  9. 【請求項9】 ランクボルテックスチューブ(30)の
    入口(32)が加圧ガス供給回路に接続されている請求
    項8に記載の遠心分離機。
  10. 【請求項10】 チャンバ(5)の入口(66)と連通
    した除染ガス源(50)をさらに有する請求項1〜9の
    いずれか一項に記載の遠心分離機。
  11. 【請求項11】 浄化ユニットが少なくとも1つのフィ
    ルタ(10)を有する請求項1〜10のいずれか一項に
    記載の遠心分離機。
  12. 【請求項12】 浄化ユニット(10)が少なくとも1
    つのガス化学処理装置を有する請求項1〜11のいずれ
    か一項に記載の遠心分離機。
  13. 【請求項13】 チャンバが密封式である請求項1〜1
    2のいずれか一項に記載の遠心分離機。
  14. 【請求項14】 加圧ガス供給回路に接続されたロータ
    (6)を制動する空気圧装置(25)を有する請求項1
    〜13のいずれか一項に記載の遠心分離機。
  15. 【請求項15】 加圧ガス供給回路がタイマー制御弁
    (57)を有する請求項1〜14のいずれか一項に記載
    の遠心分離機。
  16. 【請求項16】 チャンバ(5)の内部にアクセス可能
    な開位置と閉位置との間を移動可能なドア(4)と、ド
    アを閉位置にロックする空気圧ロック装置(16)とを
    さらに有し、空気圧ロック装置が加圧ガス供給回路に接
    続されている請求項1〜15のいずれか一項に記載の遠
    心分離機。
  17. 【請求項17】 空気圧ロック装置(16)がドア
    (4)をロック位置とロック解除位置との間を移動可能
    な第1ロック(37)を有し、この第1ロックは第1空
    気圧ラム(40)のロッドと一体であり、第1空気圧ラ
    ム(40)は少なくとも1つの管(52、69)を介し
    て加圧ガス供給回路に接続され、空気圧ロック装置(1
    6)が管路を加圧ガス供給回路に選択的に切換える弁
    (46)を有する請求項16に記載の遠心分離機。
  18. 【請求項18】 供給回路が開位置と閉位置との間を移
    動可能な締切部材(45)を有する自動ロック弁(4
    4)を有し、この自動ロック弁(44)の1つの出口は
    切換弁(46)と連通し、遠心分離機のドア(4)が閉
    位置にあるときには自動ロック弁の締切部材(45)は
    開位置にあり、ドア(4)が開位置にあるときには閉位
    置にあり、静止位置では切換弁(46)が自動ロック弁
    (44)の出口と第1ラム(40)とを連通して第1ロ
    ック(37)がロック位置へ向かって駆動される請求項
    17に記載の遠心分離機。
  19. 【請求項19】 自動ロック弁(44)が加圧ガス源
    (49)と常に連通している請求項18に記載の遠心分
    離機。
  20. 【請求項20】 タイマー制御弁(57)が自動ロック
    弁(44)の出口と連通している請求項15と請求項1
    7または18とを組み合せた遠心分離機。
  21. 【請求項21】 ロック装置(16)が第1ロック(3
    7)をロック位置に固定する位置と第1ロックを解放す
    る位置との間を移動可能な第2ロック(38)を有し、
    第2ロック(38)がタイマー制御弁(57)の1つの
    出口と常に連通している第2空気圧ラム(41)のロッ
    ドと一体である請求項15と請求項17〜20のいずれ
    か一項とを組み合せた遠心分離機。
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