JP2000245152A - 残留電荷放電回路 - Google Patents

残留電荷放電回路

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JP2000245152A
JP2000245152A JP11040790A JP4079099A JP2000245152A JP 2000245152 A JP2000245152 A JP 2000245152A JP 11040790 A JP11040790 A JP 11040790A JP 4079099 A JP4079099 A JP 4079099A JP 2000245152 A JP2000245152 A JP 2000245152A
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JP
Japan
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power supply
transformer
voltage
winding
thyristor
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JP11040790A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Mitani
弘明 三谷
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDP表示装置の電源オフ時の残留電荷の放
電で部品の発熱・断線等を生じないようにする。 【解決手段】 一次側回路1よりの電圧はトランスT1、
T2で変圧し、ダイオードD1、D2で整流し、平滑コンデン
サC1、C2で平滑し、電源Vsおよび電源Vcc を出力する。
電源Vsは電源オフの操作でゆるやかに下降し0Vとなる
が電源Vcc は電源Vsより遅れて0Vに下降する。電源オ
フの操作でサイリスタSCR は制御回路2よりの信号で導
通し、コンデンサC1の残留電荷はトランスT3の一次巻線
S1→サイリスタを経て接地に流れ、二次巻線S2に逆起電
力が生じ、ダイオードD3で整流される。二次巻線の一端
は電源オフにて制御回路を介して電源Vcc の接地に導通
され、ダイオードD3よりの電流は電源Vcc に放出(放
電)される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は残留電荷放電回路に
係り、PDP(プラズマディスプレイパネル)を用いた
表示装置の電源オフ時、電源平滑コンデンサの残留電荷
を速やかに放電させるものに関する。
【0002】
【従来の技術】PDPは、セルの放電で発光するもの
で、この放電のためPDPにパルス状の大電流が流入す
る。このため、PDPの電源回路(Vs=180Vライン)に
は大容量の平滑コンデンサを使用し、短時間に大電流を
供給できるようにしている。PDPを用いた表示装置は
装置の構成上からPDP部分と電源部とをコネクタで接
続する場合が多く、PDPを外す場合、電源をオフして
からコネクタを抜去することにしているが、PDPは突
入電流によって破壊されやすく、電源オフからコネクタ
抜去までの時間が短い場合、平滑コンデンサに蓄積され
た電荷が残り、コネクタの再接続でこの残留電荷がPD
Pに突入し、PDPが破壊されるという問題がある。こ
のため、図3に示すように、Vs電源と接地との間に温度
ヒューズ内蔵の抵抗器R11とサイリスタSCR の直列回路
を接続し、電源オフにて制御回路11より出力される信号
でサイリスタSCR を導通させ、平滑コンデンサC1の電荷
を温度ヒューズ内蔵抵抗器R11を介して放電させるもの
がある。ところが、サイリスタSCR は電源オン・オフの
タイミングによっては制御回路11よりの信号でオン・オ
フを繰り返すため、温度ヒューズ内蔵抵抗器R11に断続
的に電流が流れ、過負荷となって発熱し、温度ヒューズ
が断線(溶解)するという問題が生ずる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、電源オフ時、平滑コンデンサC1の残留電荷をト
ランスを用いて放電させるように構成し、温度ヒューズ
内蔵抵抗器R11の過負荷による発熱・断線(溶解)とい
う問題を解消することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の残留電荷放電回路では、コンデンサで平滑
された直流電源を出力する第1電源と、第1電源の電圧
より低い直流電圧で、電源オフにて第1電源より遅れて
0Vに低下する第2電源とを有するものにおいて、前記
第1電源と接地との間にトランスの一次巻線をサイリス
タを介して接続し、二次巻線をダイオードを介して第2
電源と接地との間に接続すると共に、電源オフにて前記
サイリスタをオンにする制御回路を設け、サイリスタの
オンにて二次巻線に誘起されダイオードで整流された電
圧が第2電源に放流されるように構成する。
【0005】すなわち、トランスの一次巻線の巻き始め
を第1電源に、巻き終りをサイリスタのアノードに、サ
イリスタのカソードを第1電源の接地にそれぞれ接続
し、トランスの二次巻線の巻き始めをダイオードのアノ
ードに、ダイオードのカソードを第2電源に、二次巻線
の巻き終りを第2電源の接地に接続する。
【0006】また、制御回路は、電源オフにてサイリス
タをオンに制御すると共に、トランスの二次巻線の巻き
終りを第2電源の接地に導通させるものを用いる。
【0007】なお、第2電源は、トランスの二次巻線の
誘起電圧を吸収可能な蓄電容量を有するように構成す
る。
【0008】このため、トランスは、二次巻線の誘起電
圧が第2電源の電圧に近似の電圧となるように一次巻線
と二次巻線の巻数比率を設定する。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図1は本発明による残留電
荷放電回路の一実施例の要部接続図で、図の1はスイッ
チング式電源等で構成した一次側回路、T1およびT2はそ
れぞれ一次側回路1よりの電圧を変圧するためのトラン
ス、D1はトランスT1よりの電圧を整流し第1電源(Vs=
180V等)を出力するダイオード、D2はトランスT2よりの
電圧を整流し第2電源(Vcc =5V等)を出力するダイオ
ード、C1およびC2はそれぞれ平滑コンデンサ、T3は残留
電荷を第2電源に放流させるためのトランス(一次巻線
S1、二次巻線S2の各「・」印は巻き始め側を示す)、SC
R はトランスT3の一次巻線S1の巻き終り側に直列接続さ
れたサイリスタ、D3はトランスT3の二次巻線S2の巻き始
め側に接続され、誘起された電圧を整流するダイオー
ド、2は電源オフの操作に応動してサイリスタSCR のゲ
ートに信号を入力して導通させ、同時にトランスT3の二
次巻線S2の巻き終り側を第2電源の接地G(Vcc)に導通す
る制御回路、R1はサイリスタSCR のゲートのバイアス抵
抗器、C3は抵抗器R1との時定数でサイリスタSCR のゲー
ト電圧を保持するためのコンデンサである。
【0010】次に、本発明による残留電荷放電回路の動
作を説明する。一次側回路1はスイッチング式電源等で
構成され、トランスT1およびT2に安定化された交流電圧
を供給する。トランスT1の二次電圧はダイオードD1で整
流し、大容量のコンデンサC1で平滑し、第1電源Vs(180
V)となって出力され、トランスT2の二次電圧はダイオー
ドD2で整流し、コンデンサC2で平滑し、第2電源Vcc(5
V) となって出力される。電源オフの操作により、図2
に示すように第1電源Vsはなだらかに0Vに下降し、第
2電源Vcc は、例えば、第1電源Vsより数十mS以上遅れ
て0Vに下降する。第1電源Vsの電圧がなだらかに下降
するのはコンデンサC1の容量が大きく蓄電電荷が大きい
からで、これは、負荷の主要部分を占めるPDPにパル
ス状の大電流を供給するためである。
【0011】制御回路2は、電源オフにより印加される
トリガにて制御信号(電圧)を出力し、サイリスタSCR
のゲートに印加し、サイリスタSCR を導通させ、同時
に、トランスT3の二次巻線S2の巻き終り側を第2電源の
接地G(Vcc)に導通させる。これにより、第1電源Vsの平
滑コンデンサC1に残留していた電荷がトランスT3の一次
巻線S1の巻き始め→巻き終り→サイリスタSCR のアノー
ド→カソード→第1電源の接地G(Vs) に流れ、二次巻線
S2に誘起される逆起電力が巻き始め側に接続したダイオ
ードD3で整流され、第2電源Vcc に放流(放電)され
る。これにより、第1電源の電圧Vsは略瞬時に0Vに下
降し、図2の如きなだらかな下降状態にはならない。す
なわち、第1電源Vsの平滑コンデンサC1の残留電荷はト
ランスT3を介して第2電源に放流(放電)されるもの
で、サイリスタSCR は電源オン・オフのタイミングによ
っては制御回路2よりの信号でオン・オフを繰り返すこ
とがあり、平滑コンデンサC1の残留電荷がトランスT3に
断続的に流れる場合があるが、これら放電による発熱は
トランスT3の変換損失とサイリスタSCR の内部抵抗によ
るもののみであり、損焼または断線等を生じる部品は存
在しない。なお、第2電源Vcc の平滑コンデンサC2には
上記逆起電力電圧の放流を吸収できるように十分容量の
大きいものを用い、また、トランスT3は、二次巻線S2に
誘起されダイオードD3で整流される電圧が第2電源Vcc
に放流されたとき第2電源の電圧を異常に上昇させない
ようにするため、第2電源の電圧(5V 等) に略近い電圧
となるように一次巻線と二次巻線の巻数比率を設定して
おく。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による残
留電荷放電回路によれば、電源オフ時、第1電源Vs(180
V 等) の平滑コンデンサC1の残留電荷はトランスを介し
て第2電源Vcc(5V等) に放流(放電)され吸収されるも
ので、この残留電荷の放電で発熱・断線(溶解)する部
品は存在せず、従来の温度ヒューズ内蔵抵抗器の過負荷
による発熱・温度ヒューズ断線(溶解)という問題を解
決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による残留電荷放電回路の一実施例の要
部接続図である。
【図2】電源オフによるVsおよびVcc の降下特性の一例
である。
【図3】従来の残留電荷放電回路の一例の要部接続図で
ある。
【符号の説明】
1 一次側回路 2、11 制御回路 T1〜T3 トランス S1 一次巻線 S2 二次巻線 SCR サイリスタ D1〜D3 ダイオード C1、C2 平滑コンデンサ C3 コンデンサ R1 抵抗器 R11 温度ヒューズ内蔵抵抗器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサで平滑された直流電源を出力
    する第1電源と、第1電源の電圧より低い直流電圧で、
    電源オフにて前記第1電源より遅れて0Vに低下する第
    2電源とを有するものにおいて、前記第1電源と接地と
    の間にトランスの一次巻線をサイリスタを介して接続
    し、二次巻線をダイオードを介して前記第2電源と接地
    との間に接続すると共に、電源オフにて前記サイリスタ
    をオンにする制御回路を設け、前記サイリスタのオンに
    て二次巻線に誘起されダイオードで整流された電圧が前
    記第2電源に放流されるようにした残留電荷放電回路。
  2. 【請求項2】 前記トランスの一次巻線の巻き始めを前
    記第1電源に、巻き終りを前記サイリスタのアノード
    に、サイリスタのカソードを第1電源の接地にそれぞれ
    接続し、前記トランスの二次巻線の巻き始めを前記ダイ
    オードのアノードに、ダイオードのカソードを前記第2
    電源に、二次巻線の巻き終りを第2電源の接地に接続し
    た請求項1記載の残留電荷放電回路。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、電源オフにて前記サイ
    リスタをオンに制御すると共に、前記トランスの二次巻
    線の巻き終りを前記第2電源の接地に導通させるもので
    なる請求項2記載の残留電荷放電回路。
  4. 【請求項4】 前記第2電源は、前記トランスの二次巻
    線の誘起電圧を吸収可能な蓄電容量を有してなる請求項
    1、2または3記載の残留電荷放電回路。
  5. 【請求項5】 前記トランスは、前記二次巻線の誘起電
    圧が前記第2電源の電圧に近似の電圧となるように一次
    巻線と二次巻線の巻数比率を設定したものでなる請求項
    1、2、3または4記載の残留電荷放電回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240397A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Panasonic Electric Works Co Ltd 発毛調節光照射装置
JP2013148827A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Ricoh Co Ltd 電源装置、電子機器、画像形成装置及び電源制御方法

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