JP2000244811A - ミキシング方法およびミキシング装置 - Google Patents

ミキシング方法およびミキシング装置

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JP2000244811A
JP2000244811A JP11089533A JP8953399A JP2000244811A JP 2000244811 A JP2000244811 A JP 2000244811A JP 11089533 A JP11089533 A JP 11089533A JP 8953399 A JP8953399 A JP 8953399A JP 2000244811 A JP2000244811 A JP 2000244811A
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signal
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mixing
narration
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Yutaka Makino
豊 牧野
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MAKINO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 撮影したビデオの編集時に、複数の再生機か
ら音楽(BGM)やナレーションなどの音声信号の入れ
替えに使用する多チャンネルのミキサー(ミキシングコ
ンソール)はスライドボリュームの操作で音声信号を入
れ替える。アマチュアカメラマンや素人の編集作業は、
上記ミキサーの操作と、複数の再生機のテープやディス
クの入れ替えやナレーションの吹き込みを1人で行える
ようにする。 【解決方法】 提供したミキシングコンソールは、操作
パネル1aには釦スイッチ3aと釦スイッチ3bがあ
り、これらの釦を押す操作で自動的に複数の音声信号の
入れ替え作業が可能となる。釦スイッチ4a〜4fは、
上記音声信号の入れ替え時間の選択し、0秒〜5秒まで
6段階の選択ができる。ナレーション信号の入力時、B
GM信号は自動的に6〜7db減衰しVUメーター5の
指針の動きを音声信号の変化に追従させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、アマチュアカメ
ラマン(ビデオ愛好家)や素人が撮影したビデオを編集
する際に用いるアマチュアカメラマンや素人向けのミキ
シング方法及びミキシング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アマチュアカメラマンや素人がビデオ撮
影した後に、これを編集してビデオ作品として仕上げる
場合には、映像画面に合わせてバックグランドミュージ
ック(BGM)を切り換えたり、ナレーションの吹き込
みを行ってビデオ編集を行っていた。
【0003】従来、この種のビデオ編集を1人で行う場
合の一般的な例について述べる。機材としては、映像再
生用の1台のビデオカメラ(CAM)、BGM用の再生
機として、2台のカセットテープレコーダ(CR1、C
R2)およびナレーション用の再生機として1台のカセ
ットテープレコーダ(CR3)、これら3台のカセット
レコーダからの出力信号をミキシングするミキシング装
置(MIX)1台、編集結果収録用の1台のビデオテー
プレコーダ(VTR)をそれぞれ用意する。
【0004】ビデオカメラCAMで撮影したビデオテー
プC1は、そのままビデオカメラCAMに装填して再生
機として使用する。ビデオカメラCAMからの映像出力
コードをビデオレコーダの映像入力端子に接続して、B
GM用の2台のカセットテープレコーダCR1、CR2
およびナレーション用の1台のカセットテープレコーダ
CR3からの出力信号をミキシング装置MIXに入力す
る。
【0005】それぞれの入力信号に対応して設けられて
いるこのミキンシング装置MIXの音量ボリウムVR
1、VR2、VR3を適宜調整することによって、BG
M信号、ナレーション信号の音量調整とミキシングを行
うようになっている。
【0006】BGMとして用いる曲については、コンパ
クトディスク(CD)などを再生しながら、カセットテ
ープC1およびC2へ録音しておく。ナレーションN1
は、テープレコーダのマイクから自分で発声してカセッ
トテープに録音しておく。これらのカセットテープをそ
れぞれテープレコーダにセットして、頭出し作業を行っ
てからカセットテープを取り出し、卓上に並べておく。
【0007】1人でビデオ編集作業するときは、まず初
めに、VTRの再生釦を押して映像の再生を行い、同時
に、1番目に使用するBGMを録音したカセットテープ
C1を装填したテープレコーダCR1の再生釦を押して
再生し、VTRの録画・録音釦を押し、しばしの間、映
像の録画とBGMの録音とを行う。
【0008】場面の変化に応じて、BGMをカセットテ
ープC1からカセットテープC2へ替えるときには、カ
セットテープC1と同様に、2番目に使用するBGMを
録音したカセットテープC2をテープレコーダCR2へ
装填して再生釦を押して再生可能にしてから、一時停止
釦を押して一時停止状態にしておく。
【0009】BGMをカセットテープC1からC2へ替
えるときは、はじめに、ミキシング装置MIXのボリュ
ームVR1を上げ、ボリュームVR2は下げておく。は
じめ、カセットテープC1の内容をBGMとして流して
録音する。ビデオカメラの再生映像の場面変化に合わせ
て、テープレコーダCR2の一時停止釦を解除して、カ
セットテープCR2の信号を流しはじめる。BGMとし
ては、絶えず一定レベルの音量となるようにしなければ
ならないので、曲目の入れ替わりが始まると、片方の手
で細心の注意を払いながら、ボリュームVR1を次第に
下げながらカセットテープC1の音量を滑らかに減ずる
と同時に、ボリュームVR2の音量を次第に上げ、カセ
ットテープC2の音量を次第に増していく。このように
してBGMを、カセットテープC1からカセットテープ
C2へと切り替える。
【0010】ナレーションが入る場面においては、上記
の作業に加えて、カセットテープC1又はC2の代わり
にナレーションが録音されたカセットテープC3が用い
られ、テープレコーダCR3から出力され、ミキシング
装置MIXのボリュームVR3が操作される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにして、1
人でビデオ編集することは、言葉で言いがたいほど大変
な作業であり、何度も失敗を繰り返しながら、複数の曲
の中から最も映像に適した曲の選択、音の頭出し作業、
映像に合わせてのナレーション入れ、次の曲との入替え
作業、ミキサー(ミキシングコンソール)のスライドボ
リュームの操作による音量調節など、熟練を必要とする
作業を全て1人で行わなければならなかった。
【0012】特に、ビデオコンクールに応募するなど、
ビデオ作品の仕上がりをよくするためには、BGMも映
像に応じて種々変更したくなり、曲目数も数十曲と増
え、ナレーションも音響効果を考えて録音する。そのた
め、音の入替えを行う曲の数も増え、ミキサー(ミキシ
ングコンソール)のスライドボリュームの操作も熟練を
要し、1人で編集することはとても困難で、数人の仲間
が互いに持ち場を分担して編集作業を行わざるをえなか
った。
【0013】例えば、編集作業を行うには、CDプレー
ヤやカセットプレーヤの、音の入れ替え作業と、音声を
ミキシングする、ミキサー(ミキシングコンソール)を
操作するオペレータやナレーションを操作するオペレー
タをそれぞれ必要とし、少なくとも3人は必要としてい
た。このような状況から高度なビデオ編集を1人で気軽
に行うまでに至っていなかった。
【0014】本発明は、ビデオ編集作業において時間的
余裕ができるようにして、1人で数多くの機器を操作が
できるようにし、BGM用の複数の曲の頭出し、ナレー
ションの編集、音量調整が行えるミキシング方法及びミ
キシング装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに請求項1の発明は、ミキシング選択用の複数のスイ
ッチの中の所望のひとつのスイッチを操作したときか
ら、このスイッチに対応して入力される所望のひとつの
前記入力信号を、所定時間かけて零レベルから所定レベ
ルに向けて徐々に増大、又は所定レベルから零レベルに
向けて徐々に減衰させ、他の入力信号については、前記
所定時間かけて所定レベルから零レベルに向けて徐々に
減少、又は零レベルから所定レベルに向けて徐々に増大
させながら両入力信号をミキシングすることによって、
両入力信号のミキシングと入れ替えを前記所定時間内に
自動的に行えるようにしたものである。
【0016】請求項2の発明は、複数の再生機が出力す
る信号を受入れる複数の入力端子(1a、1b、1c)
と、この入力端子から受け入れられた入力信号の中か
ら、ひとつの入力信号をBGM信号として選択出力する
ために設けられた複数のミキシング選択用のスイッチ
(3a、3b)と、選択されたスイッチの操作に応じ
て、選択された入力信号を所定時間かけて徐々に減衰さ
せると同時に、他の入力信号については、所定時間かけ
て徐々に増大させて出力するように、各再生機から受け
入れた入力信号のレベルをそれぞれ制御してミキシング
し出力するための第1、第2のデジタル可変減衰手段
(7、8)と、これら第1、第2のデジタル音量コント
ロール手段による音量増大または音量減衰の時間を決定
するタイマー手段(4a〜4f、9)とを備えているこ
とを特徴としている。
【0017】請求項3の発明は、 複数の再生機からの
BGM信号と、ナレータの音声信号とをそれぞれ受け入
れる入力端子(1a、1b、1c)と、これらの入力端
子に受け入れられた入力信号の中から、ひとつの入力信
号をBGM信号として選択出力するために設けられた複
数のスイッチ(3a、3b)と、選択されたスイッチの
操作に応じて、選択された入力信号を所定時間かけて徐
々に減衰させると同時に、他の入力信号については、所
定時間かけて徐々に増大させて出力するように、各再生
機から受け入れた入力信号のレベルをそれぞれ制御して
入れ替えて出力する第1、第2のデジタル可変減衰手段
(7、8)と、これら第1、第2のデジタル可変減衰手
段による音量増大または音量減衰の時間を決定するタイ
マー手段(4a〜4b、9)と、前記入力端子からナレ
ータ信号が入力されたことを検出するナレーション検出
手段(7)と、この入力信号判別手段によってナレータ
信号が入力されたことを検出したとき、前記BGM信号
の出力レベルを所定レベル迄減衰させてからナレータ信
号とミキシングし出力するための第3のデジタル可変減
衰手段(11)とを備えていることを特徴としている。
【0018】請求項4の発明は、ミキシングを行う際の
音量レベル調整の目安として使用する機械的に揺動する
指針を有するVUメータを用いたミキシング手段におい
て、測定する入力信号の波形のピーク部分が歪んでデジ
タル的波形となるように、入力される信号を過飽和レベ
ル迄増幅して、ピーク部分の時間を延ばして前記VUメ
ータに印加することを特徴としている。
【0019】本発明のミキシング装置によれば、複数の
再生機の出力信号のミキシング、BGMの入替え時間調
整、音量調整を、釦スイッチを押すだけの操作で可能に
なり、且つ、ナレーションの信号の自動検出によって、
BGMの信号を自動的に減衰させてミキンシングするこ
とが可能となる。
【0020】つまり、BGM1が録音されている途中
で、ナレーションの信号が入力されるとBGM1の音量
は、自動的に減衰し、ナレータの信号が終わると、自動
的にBGM1の音量は、徐々に音量を上げて所定の出力
にもどる。BGM2の場合にナレーションが入る場合も
同様に自動的に音量が調整される。
【0021】BGM1からBGM2へ入れ変わる途中で
ナレーションが入る場合でも、BGM1とBGM2との
両方の音量が共に一定レベル減衰されるように自動的に
音量が調整される。このように音量レベルとその増減時
間調整を自動的に調整するので、スライドボリュウムを
手動で動かす必要がなくなり、両手が空くのでカセット
テープの手動による入替え作業も十分余裕を持って行う
ことが可能となる。
【0022】例えば、時間がかかるカセットテープレコ
ーダーへのカセットテープの脱着作業を手動で十分余裕
を持って行えるようになるので、BGM用として予め頭
出しをしておいたカセットテープを何十本と用意してお
き、装填するカセットテープを次々と替えることによっ
て、何十曲のBGMを使用したビデオ編集をたった1人
で行うことができる。再生機の数にカセットテープの数
を乗じた数の曲目の移り変わりがあるのでBGMを使用
したビデオ編集が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1に示すように、第
1のBGMであるBGM−Aを録音したカセットテープ
C1をカセットテープレコーダCR1に装填し、第2の
BGMであるBGM−Bを録音したカセットテープC2
をカセットテープレコーダCR2に装填し、ナレーショ
ン・サウンドNSを録音したカセットテープC3をカセ
ットテープCR3に装填されており、これらのカセット
テープをそれぞれ再生し、ミキシングしてVTRに入力
するときに、本発明の1実施例であるミキシング装置1
が用いられる。
【0024】ミキシング装置1の表面パネル1aには、
入力端子2a、2b、2cが設けられており、各カセッ
トテープレコーダCR1〜CR3それぞれの出力端子か
らの音声信号が各入力コードを介して印加される。ミキ
シング装置1の表面パネルには、カセットテープレコー
ダCR1をBGMとするか、カセットテープレコーダC
R2をBGMとして選択するかを選択するためのミキシ
ング選択用の釦スイッチ3a、3bが設けられている。
釦スイッチ3aが押されたときには、カセットテープレ
コーダCR2のBGMからCR1のBGMへ曲が次第に
入れ変わるようになっており、釦スイッチ3bが押され
たときには、カセットテープレコーダCR1のBGMか
らCR2のBGMへ曲が次第に入れ替わるようになって
いる。この入れ替わり状態は、釦スイッチ3aと釦スイ
ッチ3bとの間に直線状に配置された発光ダイオードL
ED1〜LED8の点灯状態で視覚的にも判るようにな
っている。
【0025】また、曲目の入れ替えに要する時間を自由
にコントロールできるようになっており、操作パネル1
aの発光ダイオードLED1からLED8の下側には、
入力信号をCR1からCR2へ、或いは、CR2からC
R1に切り換えるときに要する時間、すなわち、曲の入
れ換えタイミングを設定するためのタイミング選択用の
釦スイッチ4a〜4fが設けられている。タイミング時
間は、0秒、1秒、2秒、3秒、4秒、5秒、の6段階
となっており、いずれかの釦スイッチを押されると該当
するタイミングで曲が入れ替わる。
【0026】さらに、操作パネル1aには、ミキシング
する入力信号の音量レベルを測定するためにVUメータ
5が設けられている。ミキシングされた出力は、出力端
子6から外部に出力され、この出力端子からの信号がV
TRの音声信号入力端子へ入力される。
【0027】次に、図1に示したミキシング装置1のブ
ロック回路図を図2に示す。図1と共通する部品は同じ
記号で示してある。ミキシング装置1の入力端子2a、
2bから入力されたBGMの信号は、デジタル可変減衰
手段7a、7bに印加され、デジタル的に音量が制御さ
れる。デジタル可変減衰手段7a、7bは、図3に示す
ように構成されている。
【0028】つまり、直列に接続した抵抗Ra1〜Ra
10、及び抵抗Rb1〜Rb10と、それぞれの接続個
所を導通、非導通にすることによってトータル抵抗値を
変えるためのアナログスイッチSa1〜Sa10、及び
Sb1〜Sb10とが設けられている。直列接続された
各抵抗に対して、それぞれのアナログスイッチをオン又
はオフする制御信号は、アップダウンカウンター手段8
からデジタルコントロール出力端子(以下、端子とい
う)8a〜8jによって与えられている。デジタル可変
減衰手段7aの減衰量とデジタル可変減衰手段7bの減
衰量とは、互いに逆方向に変化するように構成されてい
る。アップダウンカウンター手段8から同じ制御信号を
受けていながら、一方は次第に減少し、他方は次第に増
加するように、入力側と接地側とを入れ換えて接続して
ある。したがって、一方の減衰量が最大値にあるとき
は、他方の減衰量は最小値となる。
【0029】また、デジタル可変減衰手段7aの減衰量
が減衰量零の位置にあるきは、デジタル可変減衰手段7
bは減衰量が最大値になる。また、デジタル可変減衰手
段7bが零の位置にあるときは、7aは減衰量が最大値
になる。中間部に於いては、両者の減衰量は同量にな
り、両者の出力は同ひとつの音声出力で出力されるため
に、オーバーラップすることになる。
【0030】どちらが増加し、どちらが減衰するかは、
ミキシング選択用の釦スイッチ3a、3bのいずれが押
されたかによって決定される。つまり、釦スイッチ3
a、3bは、アップダウンカウンター手段8のアップ端
子とダウン端子にそれぞれ接続されており、10進カウ
ンターを作動させている。端子8aから端子8jの10
進カウンターは、ダウンカウントされ、端子8jから端
子8aへ信号を出して端子8aで自動的にリセットれ、
釦スイッチ3aのLEDaが点灯して静止状態となる。
釦スイッチ3aが押されたときには、デジタル可変減衰
手段7aの減衰量は次第に増加していくのに対し、デジ
タル可変減衰手段7bの減衰量は次第に減少していく。
【0031】これに対し、釦スイッチ3bが押されたと
きには、10進カウンターはアップカウントされ、端子
8aから端子8jへ信号を出して端子8jで自動的にリ
セットされ、3bのLEDbが点灯して静止状態とな
る。デジタル可変減衰手段7aの減衰量は次第に減少し
ていくのに対し、デジタル可変減衰手段7bの減衰量は
次第に増加していく。
【0032】これらデジタル可変減衰手段7aの減衰量
の変化とデジタル可変減衰手段7bの減衰量の変化は、
アップダウンカウンター手段8へ与えられるタイマー手
段9から出力されるパルスの間隔によって決められ、こ
の実施例では10段階のパルスを順次出力するので、1
0段階に抵抗値が変化することになる。この程度に段階
的に抵抗値が変化しても、耳で聞いたときには、滑らか
にスムーズに音量が変化したかのように聞こえるので十
分実用的である。
【0033】音量変化と曲目の入れ変えに要する時間も
可変できるように構成されている。タイミング選択用の
釦スイッチ4a〜4fに対応して、0秒、1秒、2秒、
3秒、4秒、5秒、の6段階のパルスがタイマー手段9
から出力され、いずれの釦スイッチが押されたかによっ
て、入れ変わり時間が決定される。
【0034】ミキシング選択用の釦スイッチ3a、3b
のどちらが選択されて押されたかが判るようにLEDa
とLEDbがそれぞれ釦スイッチ3a、3bと一体的に
設けられている。両釦スイッチ3a、3bの間には、B
GMがどの曲からどの曲に移り変わりつつあるかが目で
見て判るように、直線状に発光ダイオードLED1〜L
ED8が配置されおり、デジタル可変減衰手段7aとデ
ジタル可変減衰手段7bの構成要素であるアナログスイ
ッチSa1〜Sa10、及びSb1〜Sb10からの信
号を発光ダイオードLED1〜LED8が受けて点灯す
るように構成されている。
【0035】釦スイッチ3aが押されたときには、釦ス
イッチ3aに付いているLEDaが点灯してその状態が
保持され、入力端子2aに印加されている信号(カセッ
トテープCR1)の所定のレベルで出力されていること
を示す。このとき、釦スイッチ3bを押すと、釦スイッ
チ3aに付いているLEDaは消えて、8個のLED1
〜LED8は順次、点灯していき、最後に釦スイッチ3
bに付いているLEDbが点灯し、アップダウンカウン
ター手段8がリセット状態となり、釦スイッチ3bに付
いているLEDbは点灯状態を保持する。つまり、動作
状態が常に視覚的にも判るようになっている。釦スイッ
チ3aのLEDaが点灯しているときは、カセットテー
プレコーダCR1からのBGM1が所定のレベル(例え
ば、−10dB)で出力される。
【0036】これとは逆に、釦スイッチ3bが押される
と、アップダウンカウンター手段8がセット状態とな
り、釦スイッチ3aのLEDaは消えて、8個のLED
が、順次点灯していき、釦スイッチ3bのLEDbが点
灯する。このLEDの点灯状態の変化に対応してBGM
1は徐々に減衰していき、逆にカセットテープレコーダ
CR2からのBGM2が次第に増大して、釦スイッチ3
bのLEDbの点灯で、BGM2の音量は所定レベル
(例えば、−10dB)に達してその状態が維持され
る。
【0037】このようにしてデジタル可変減衰手段7a
及びデジタル可変減衰手段7bによって音量がデジタル
的に制御された信号は、それぞれ増幅器3a及び3bに
送られて所定レベルまで増幅された後にミキシングされ
て第3のデジタル可変減衰手段11へ入力される。
【0038】この第3のデジタル可変減衰手段11の構
成は、図4に示すとおり、第1及び第2のデジタル可変
減衰手段7a、7bと同様に直列接続され抵抗群(抵抗
Rc1〜Rc4)と、それぞれの接続個所を導通、非導
通にすることによってトータル抵抗値を変えるためのア
ナログスイッチ(Sc1〜Sc4)によって構成されて
いる。異なるのは、後述するナレーション信号の検出に
よって、増幅器3a及び3bによって、一旦、所定レベ
ルまで増幅されミキシングされた信号を所定レベル(例
えば、6〜7db)迄、減衰させるように構成されてい
る点である。
【0039】すなわち、ナレーション信号検出手段12
によって、入力端子2cに入力されるナレーション信号
の有無が検出される。ナレーション信号検出手段12に
よってナレーション信号の入力を検知されると、第3の
デジタル可変減衰手段11の減衰量は制御され、BGM
1及びBGM2の信号レベルを所定レベルまで減衰させ
た後に、ナレーション信号とミックスさせるように、増
幅器10cによって所定レベル迄増幅されて、第3のデ
ジタル可変減衰手段11の出力信号とミックスされる。
【0040】ナレーション信号検出手段12によってナ
レーション信号の立ち上がりで、音量制御信号は、第3
のデジタル可変減衰手段12aに出力される。このた
め、所定の出力で出力されていたBGM1及びBGM2
の音声信号は、ナレーション信号入力と同時に6〜7d
b減衰する。ナレーション信号の入力が終わると、約2
秒程経過した後に、ナレーション信号検出手段12から
音量制御信号12b、12c、12dが順次出力され、
12dの位置で止まる。このため、第3のデジタル可変
減衰手段11の出力信号3a又は3bの音声出力は徐々
に音量を増大して行き、所定の音量で第3のデジタル可
変減衰手段11からBGMが出力されることになる。再
び、ナレーション信号の入力があると、上記と同様な動
作を繰り返す。
【0041】ナレーション信号入力があると、一機にB
GMの音量が減衰し、ナレーションが終わると、徐々に
BGMの音量が増大して、所定の音量になるため、違和
感のないプロ級のミキシングにおける音量コントロール
作業が自動的に行える。これらミックスされた信号のレ
ベルは、デジタル可変減衰手段11の出力端子及び増幅
器10cの出力端子からの信号を過飽和レベル迄増幅す
るための過飽和増幅器13を経由してVUメータ5へ送
られ測定される。ミキシングされた信号は、出力端子6
から外部のVTRへ出力される。
【0042】音量レベルを測定するレベル測定手段にも
工夫を凝らしている。すなわち、図5に示すように、V
Uメーター回路は、正弦波の入力を過飽和増幅器13に
より過飽和レベル迄増幅して、トランジスタの出力を、
VUメーターの0db付近のときに、所定時間維持され
長引くようにしてある。したがって、従来のVUメータ
では、機械的に揺動する指針は、慣性を持っているため
所定速度以上追従しえず、入力信号のピーク時において
指針が動かないという問題があったが、本発明によるV
Uメーター回路では、飽和レベルまで増幅して信号のピ
ーク値をクリッピングしてある十分に追従しえる時間、
信号が入力されることになるので、ピーク時にピーク時
に相応しい位置まで指針が振れ、正確に信号レベルを示
してくれる。当然、トランジスタの出力電圧の調整は、
倍率器R6によって、所定の出力レベルが、0db付近
になるようにしている。
【0043】このように構成された本発明によるミキシ
ング装置1の動作と各部の信号波形について図6によっ
て説明する。
【0044】パワースイッチがオンとなって電源が供給
されるとアップダウンカウンタ手段8の出力8aは、ハ
イレベルになって第1のデジタル可変減衰手段7aの減
衰量は最大値となり、入力端子2aに印加されているカ
セットテープレコーダCR1の出力であるBGM1は、
VUメータ5の指針を目安に音量調整されて出力端子6
から出力されVTRで録音される。
【0045】BGMの曲目を変えるために、ミキシング
選択用の釦スイッチ3bを押すと、アップダウンカウン
タ手段8の出力8jは、ローレベルになっていたのが、
アップカウントされはじめ、釦スイッチ4a〜4fのい
ずれかが押されて設定されたBGM入れ変えに要するタ
イミング時間0秒〜5秒のうちのどれかの時間をかけて
アップカウントされる。この動作に伴って第1のデジタ
ル可変減衰手段7bによる減衰量は次第に増加し、入力
端子2aから入力されていたBGM1の出力音量は次第
に小さくなる。
【0046】一方、第2のデジタル可変減衰手段7bに
よる減衰量は次第に増大して入力端子2bから入力され
ていたBGM2の出力音量は次第に大きくなり、タイマ
ー手段9からのクロック信号を受けてカウントアップし
たときには、BGM1は零レベルとなって出力されず、
BGM2の方が所定レベル(例えば、−10db)とな
って出力端子6から出力されてVTRに録音され、BG
Mの曲目は完全に入れ変わる。
【0047】BGMの途中でナレーション信号がカセッ
トテープレコーダCR3から出力され、入力端子2cに
印加されると、ナレーション信号検出手段12がナレー
ション信号を検出して第3のデジタル可変減衰手段11
に対して信号を送出し、BGM信号を所定レベル減衰さ
せるように減衰量が増大する。この減衰の仕方は図6で
示すように、ナレーション信号入力とほとんど時間差が
なくBGMを所定量急激に減衰させる。ナレーション信
号の入力が終わると所定時間(例えば、2秒まで)かけ
て減衰が解除され元のBGMの出力レベルに復旧する。
したがって、VTRには、ナレーション信号が明瞭に録
音され、BGMはあくまでバックグラウンドミュージッ
クとして静かに流れている状態で極く自然に録音され
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるミキ
シング方法およびミキシング装置は、ミキシング選択用
のスイッチを押すだけの操作で、複数の再生機からのひ
とつの音声信号は次第に減衰させ、他の音声信号は次第
に増加させ、所定時間かけて入れ替えて出力するなどの
ミキシング作業が簡単に行えるので、映像のそれぞれの
情景に相応しい曲を多数用意して、次々と入れ変えミキ
シングしていくなど、プロ級のミキシング作業をたった
1人で容易に行える。また、音声信号の入れ替えを行う
ミキシングと同時に、ナレーション信号の入力によって
自動的にBGMの音量を減少させることができる機能を
有するために、ナレーションが途切れたり、BGMとの
関係で不自然に録音されることもなく、スムーズに録音
でき、ミキシング作業を一段と楽しく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のひとつの実施例のミキシング装置の概
略外観図である。
【図2】図1のミキシング装置のブロック回路図であ
る。
【図3】図2におけるデジタル可変減衰手段を示す概略
回路図である。
【図4】図2におけるナレーション信号検出手段の回路
図である。
【図5】図2におけるVUメーター部分の回路図を示
す。
【図6】図2のミキシング装置の動作を示すタイミング
チャート図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・ミキシング装置 2a、2b、2c・・・・・・・・・入力端子 3a、3b・・・・・・・・・・・・ミキシング選択用
の釦スイッチ 4a、4b、〜4f・・・・・・・・タイミング時間設
定用の釦スイッチ 5・・・・・・・・・・・・・・・・VUメータ 6・・・・・・・・・・・・・・・・出力端子 7a、7b・・・・・・・・・・・・第1、第2のデジ
タル可変減衰手段 8・・・・・・・・・・・・・・・・アップダウンカウ
ンタ手段 9・・・・・・・・・・・・・・・・タイマー手段 11・・・・・・・・・・・・・・・第3のデジタル可
変減衰手段 12・・・・・・・・・・・・・・・ナレーション信号
検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力信号をミキシングしてひとつ
    の出力信号を出力するミキシング方法において、ミキシ
    ング選択用の複数のスイッチの中の所望のひとつのスイ
    ッチを操作したときから、このスイッチに対応して入力
    される所望のひとつの前記入力信号を、所定時間かけて
    零レベルから所定レベルに向けて徐々に増大、又は所定
    レベルから零レベルに向けて徐々に減衰させ、他の入力
    信号については、前記所定時間かけて所定レベルから零
    レベルに向けて徐々に減少、又は零レベルから所定レベ
    ルに向けて徐々に増大させながら両入力信号をミキシン
    グすることによって、両入力信号のミキシングと入れ変
    えを前記所定時間内に自動的に行えるようにしたことを
    特徴とするミキシング方法。
  2. 【請求項2】 複数の入力信号を受入れるための複数の
    入力端子(2a、2b、2c)と、この入力端子から受
    け入れられる入力信号の中から、ひとつの入力信号を選
    択出力するために設けられた複数のミキシング選択用の
    スイッチ(3a、3b)と、選択されたスイッチの操作
    に応じて、選択された入力信号を所定時間かけて徐々に
    減衰させると同時に、他の入力信号については、所定時
    間かけて徐々に増大させることによって、双方の入力信
    号を入れ変えて出力するようにそれぞれを制御して出力
    する第1、第2のデジタル可変減衰手段(7a、7b)
    と、前記第1、第2のデジタル可変減衰手段による音量
    増大または音量減衰させる時間を設定するためのタイマ
    ー手段(9)とを備えたミキシング装置。
  3. 【請求項3】 入力信号として複数のBGM信号と、ナ
    レーション信号とをそれぞれ受け入れる入力端子(2
    a、2b、2c)と、この入力端子から受け入れられた
    入力信号の中から、ひとつの入力信号を選択出力するた
    めに設けられた複数のミキシング選択用のスイッチ(3
    a、3b)と、選択されたスイッチの操作に応じて、選
    択された信号を所定時間かけて徐々に減衰させると同時
    に、他の入力信号については所定時間かけて徐々に増大
    させることによって、双方の入力信号を入れ変えて出力
    するようにそれぞれ制御して出力する第1、第2のデジ
    タル音量コントロール手段(7a、7b)と、前記第
    1、第2のデジタル音量コントロール手段による音量増
    大または音量減衰の時間を決定するタイマー手段(9)
    と、前記入力手段からナレーション信号が入力されたこ
    とを検出するナレーション信号検出手段(12)と、こ
    のナレーション信号検出手段によってナレーション信号
    が入力されたことを検出したとき、前記両BGM信号の
    出力レベルを所定レベル迄減衰させて出力する第3のデ
    ジタル可変減衰手段(11)とを備え、該第3のデジタ
    ル可変減衰手段によって所定レベル減衰させられたBG
    M信号とナレーション信号とをミキシングして出力する
    ようにしたことを特徴とするミキシング装置。
  4. 【請求項4】 機械的に揺動する指針を有するVUメー
    タを用いたミキシング装置において、測定する信号の波
    形のピーク部分が歪んでデジタル的波形となるように、
    VUメータの入力端子の前に増幅器を設け、測定する信
    号を過飽和レベル迄増幅して前記VUメータに印加する
    ことを特徴とするミキシング装置。
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