JP2000244748A - 画像データ伝送装置 - Google Patents
画像データ伝送装置Info
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- JP2000244748A JP2000244748A JP11046105A JP4610599A JP2000244748A JP 2000244748 A JP2000244748 A JP 2000244748A JP 11046105 A JP11046105 A JP 11046105A JP 4610599 A JP4610599 A JP 4610599A JP 2000244748 A JP2000244748 A JP 2000244748A
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Abstract
を与えることができる画像データ伝送装置を提供するこ
と。 【解決手段】 送信対象画像データと、所定の秘匿化用
データとに基づいて画素単位で所定の演算を行い秘匿化
画像データを作成し、前記送信画像データに代えて、前
記秘匿化画像データと前記秘匿化用データとを符号化し
て受信側に送信することを特徴とする。
Description
等の画像データ伝送装置に関する。
第三者に対して内容を秘匿する必要がある場合は、送信
側から受信側に送信する画像データにパスワードを付帯
させて通知し、受信側は、受信した画像データを無条件
には出力しないで、メモリに蓄積しておき、受信側で入
力されたパスワードと、送信側から通知されたパスワー
ドとが一致した場合に限り、受信した画像データを出力
する、いわゆる親展通信機能を用いる。
受を考慮する場合は、画像データに対してスクランブル
をかけることにより出力した画像が判別できないように
する方法が種々提案されている。しかしながら、高い秘
匿性を得ようとするとアルゴリズムが複雑化したり、秘
匿処理用の大規模な回路を設けなければならない等の問
題点がある。
た「通信装置」においては、2値画像符号化方式の国際
標準であるJBIG(Joint Bi-level Image experts Gr
oup)方式 (JIS X 4311: ISO/IEC 11544)のうちプログレ
ッシブモード(復号化時に段階的に低解像度から高解像
度へと画像が復元されていく符号化方式)に関する秘匿
方式について述べている。
おける最低解像度レイヤに対し暗号化処理を施すように
している。JBIG方式では、復号化時には最低解像度
レイヤの復元画像を参照しながら処理を進め、1段階解
像度の高い画像を復元するため、最低解像度レイヤが暗
号化されていれば、暗号を平文化しない限り、次段の解
像度レイヤは正しく復号化することができず、さらに後
段の高解像度レイヤに関しても、それぞれの前段解像度
の画像を参照するため、その後の処理において画像を正
しく再生することが不可能となり、画像の秘匿を達成し
ている。
置等の画像データ伝送装置においてJBIG方式を用い
る場合には、このようなプログレッシブモードではなく
シーケンシャルモード(復号化時に画像が上から下へ順
に再生される)を用いる。このような場合は階層的な画
像構成となっていないため、符号化後のデータ全域が暗
号化の対象となる。そのため符号データ量が多い場合な
どには暗号化/平文化の処理に必要な時間が増大してし
まうという問題点があった。
あり、通信データに対し比較的簡易な構成で秘匿性を与
えることができる画像データ伝送装置を提供することを
目的とする。
め、請求項1に記載の画像データ伝送装置は、送信対象
画像データを符号化して受信側に送信する画像データ伝
送装置において、前記送信対象画像データと、所定の秘
匿化用データとに基づいて画素単位で所定の演算を行い
秘匿化画像データを作成する秘匿化演算手段と、前記送
信画像データに代えて、前記秘匿化画像データと前記秘
匿化用データとを符号化する符号化手段と、その符号化
手段が符号化した前記秘匿化画像データ及び前記秘匿化
用データを前記受信側に送信する送信手段とを備えたこ
とを特徴とする。
請求項1に記載の画像データ伝送装置において、前記秘
匿化用データは乱数データであることを特徴とする。
請求項1または2のいずれかに記載の画像データ伝送装
置において、前記所定の秘匿化用データは、予め記憶手
段に記憶されていることを特徴とする。
請求項2に記載の画像データ伝送装置において、前記秘
匿化用データとしての乱数データは秘匿化用データ生成
手段による演算により随時出力されることを特徴とす
る。
請求項1、2、3または4のいずれかに記載の画像デー
タ伝送装置において、前記符号化手段は、前記秘匿化画
像データ及び前記秘匿化用画像データを算術符号化によ
り符号化するものであることを特徴とする。
請求項2に記載の画像データ伝送装置において、前記符
号化手段は、前記秘匿化画像データ及び前記秘匿化用画
像データを算術符号化により符号化するものであると共
に、前記秘匿化用データとしての乱数データは前記符号
化手段における算術符号器による適当な初期値の符号デ
ータの復号化演算により随時出力されることを特徴とす
る。
請求項1、2、3、4、5または6のいずれかに記載の
画像データ伝送装置において、前記秘匿化演算手段にお
ける前記所定の演算は、各画素ごとの排他的論理和演算
であることを特徴とする。
送信側から画像データを受信して復号化して出力する画
像データ伝送装置において、前記受信画像データとして
秘匿化画像データ及び解読用データを受信する受信手段
と、復号化後の前記秘匿化画像データ及び解読用データ
に基づいて画素単位で所定の演算を行い前記送信側にお
ける送信対象画像データを復元する解読演算手段と、そ
の復元された画像データを出力する出力手段とを備えた
ことを特徴とする。
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
画像データ伝送装置としてのファクシミリ装置1のブロ
ック構成を示している。
ステム制御部2、ROM3、RAM4、画像入力手段
5、画像出力手段6、符号化復号化部7、操作表示部
8、通信制御部9、モデム10、網制御部11、及び、
システムバス12により構成されている。
た制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として
使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュー
タである。
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
が記憶されているリードオンリメモリである。
部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモ
リであり、符号化前の画像データや符号化後の画像デー
タの一時的な記憶のためにも使用される。
本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度
で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものであ
る。
画像データを取り込むための手段であり、具体的には、
原稿画像を読み取って必要な補正を行い量子化して画像
データを得るためのスキャナ装置、CD−ROM、フロ
ッピーディスク等の記憶媒体に記録された画像データを
読み取るデータ読取装置、パソコン等の他装置から、セ
ントロニクスインターフェースやローカルエリアネット
ワーク等を介して画像データの転送をうけるための、イ
ンターフェース装置等である。
ら画像データを出力するための手段であり、具体的に
は、画像データを記録紙に可視出力するプロッタ装置、
画像データをディスプレイに可視出力するディスプレイ
装置、フロッピーディスク等の記憶媒体に画像データを
記録するデータ記録装置、パソコン等の他装置へ、セン
トロニクスインターフェースやローカルエリアネットワ
ーク等を介して画像データの転送するためのインターフ
ェース装置等である。
G3、G4ファクシミリに適合する、MH符号化方式、
MR符号化方式、MMR符号化方式、JBIG等等の所
定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像データ
をMH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方
式、JBIG等に対応する所定の復号化方式で復号伸長
するものである。
ためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイヤ
ルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶
表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置
の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
1を制御してG3ファクシミリ通信を行うものである。
モデム10は、G3ファクシミリモデムで、網制御部1
1を介して回線に送信するデータを変調する一方、網制
御部11を介してPSTNまたはISDNの回線から受
信した信号を復調してG3ファクシミリ通信を行い、符
号化画像データの送受信を行うためのものである。ま
た、モデム10は、入力されたダイヤル番号に対応した
DTMF信号の送出も行う。網制御部11は、回線に接
続されて、回線の直流ループの閉結・解放や、回線の極
性反転の検出、回線解放の検出、発信音の検出、ビジー
トーン(話し中)等のトーン信号の検出、呼出信号の検
出等の回線との接続制御や、ダイヤルパルスの生成を行
うものである。
1は、いわば、符号化画像データの伝送装置として機能
する。本実施の形態では、本発明に係る画像データ伝送
装置をファクシミリ装置1に適用した場合を例にとって
いるため、符号化画像データを回線(PSTNやISD
N)を介して他装置との間で伝送するが、符号化画像デ
ータの他装置との間の伝送は、LAN、セントロニクス
インターフェース、RS−232Cインターフェース等
のその他の形態であってもよいのはいうまでもない。
やり取りするための信号ラインである。
に示すように、ROM2に秘匿化用データ3aを予め記
憶している。この秘匿化用画像データは、後述する図5
に示す送信処理手順において参照されるもので、画像入
力手段5から入力された、図4に例示するような送信対
象画像データを秘匿化するために用いられるものであ
る。秘匿化用データ3aは、目でみて判読しにくいもの
である必要があり、本実施の形態では、秘匿化用データ
3aとして、図3に示すような、送信対象画像データの
各画素に対応した2値の乱数データを、用いる。なお、
秘匿化用データ3aとしての乱数データは、厳密な乱数
でなくてもよいが、少なくとも、目で見て規則性がほと
んど認識できないノイズ状のデータであることが望まし
い。
理手順について図5を参照して説明する。
入力手段5から順次入力されるか、または、画像入力手
段5から入力しいったんRAM4に記憶した、図4に例
示したような、2値の送信対象画像データを1画素分取
り込むと共に(処理1001)、処理1001で取り込
んだ画素位置に対応する画素分の秘匿化用データ3aを
ROM3から読み出す(処理1002)。
ぞれ読み出した画素データに対して排他的論理和演算を
行い(処理1003)、得られた演算結果の値を、秘匿
化画像データの対応する位置の画素データとしてRAM
4に記憶する(処理1004)。処理すべき次画素があ
る場合は(判断1005のYes)、処理1001に戻
り、次画素を新たな処理対象画素として、処理100
1、処理1002、処理1003及び処理1004を行
う。
ータ、及び、送信対象画像データと秘匿化用データとの
排他的論理和演算による秘匿化演算により得られる秘匿
化画像データの対応について、図6に示す。
画像データ(A)の画素値1(白画素に対応)または画
素値0(黒画素に対応))と、秘匿化用データ(B)の
画素値との取り得る組み合わせは、(1,1)、(1,
0)(0,1)(0,0)の4通りであり、それらの組
合せにそれぞれ対応した、秘匿化画像データ(C)の画
素値は、0,1,1,0である。これにより、図4に例
示した送信対象画像データと、図3に示した秘匿化画像
データとの画素単位の排他的論理和演算により得られた
秘匿化画像データは、図7に示すように、見た目には、
元の送信対象画像データの内容を認識することはでき
ず、秘匿化が実現されている。
データについての秘匿化処理が終了すると(判断100
5のYes)、指定された受信側のファクシミリ装置の
宛先番号に発呼して(処理1006)、G3ファクシミ
リプロトコルに基づいて伝送前手順を行って符号化モー
ドを含む各種通信パラメータを設定した後(処理100
7)、秘匿化用データ3aをROM3から読み出し(処
理1008)、受信側との間で設定した符号化モードで
符号化し(処理1009)、受信側に送信する処理を
(処理1010)、秘匿化用データ3aの全データの送
信が完了するまで繰り返し(判断1011のNoルー
プ)、送信が完了した場合は(判断1011)、次に、
処理1004でRAMに記憶した秘匿化画像データを読
み出し(処理1012)、受信側との間で設定した符号
化モードで符号化し(処理1013)、受信側に送信す
る処理を(処理1014)、秘匿化用データ3aの全デ
ータの送信が完了するまで繰り返し(判断1015のN
oループ)、送信が完了した場合は(判断1015のY
es)、処理を終了する。
ではなく、見た目には、共に、送信対象画像データの内
容の認識が不可能な、秘匿化用データ及び秘匿化画像デ
ータが受信側に送信されるため、受信側が、図5に示し
た送信処理手順に対応した、後述する図11の受信処理
手順を行う本発明に係るファクシミリ装置1でなけれ
ば、受信側で出力される秘匿化用データや秘匿化画像デ
ータは、意味不明なものとなり、送信対象画像データに
秘匿性を持たせることができる。また、秘匿化の処理
は、送信対象画像データと秘匿化用データとの排他的論
理和演算により行えるため、処理が簡便で、高速な処理
が可能である。
ててRAM4に蓄積してから受信側に送信するのではな
く、送信中に送信対象画像データと秘匿化データ3aと
を順次読み出して、秘匿化画像データを作成しつつ送信
するようにしてもよいのはいうもでもない。また、送信
対象画像データが複数ページ分ある場合には、各送信対
象画像データに対応する秘匿化用画像データにそれぞれ
秘匿化用データを付帯させて送信するのではなく、秘匿
化用データは、各秘匿化用画像データに共通のものとし
て1回でけ送信するようにする。
くブロック構成について示す。
力された送信対象画像データと、秘匿化用データとは、
演算手段102により、画素単位の秘匿化演算、すなわ
ち、排他的論理和演算がなされ、演算後の秘匿化画像デ
ータは、圧縮符号化手段103により符号化され、符号
化後の、秘匿化用データ及び秘匿化画像データのそれぞ
れの符号データは、伝送手段104により相手先の受信
側に送信される。また、制御手段105は、制御信号に
より画像入力手段101、圧縮符号化手段103、伝送
手段104等を制御する。秘匿化用データ106は、予
めメモリに記憶されているため、高速な読み出しが可能
であり、秘匿化処理を高速に行える。
について示す。
は、予め記憶した秘匿化用データ106を備えず、秘匿
化用データを制御手段105が随時演算により生成する
点である。
疑似乱数データ生成プログラムに従い、画像入力手段1
01から演算手段102に入力される各画素ごとの送信
対象画像データに対応する乱数データを随時出力する。
なお、疑似乱数データの生成方法としては、二乗採中法
や合同法等の公知の手法を適用できる。
るためのメモリ容量を節減でき、低コスト化が可能とな
る。
に示すブロック構成の変形例について示す。
点は、予め記憶した秘匿化用データ106を備えず、ま
た、圧縮符号化手段103に代えて、算術符号化手段1
03aを備え、算術符号化手段103aが秘匿化用デー
タを生成して演算手段102に入力している点である。
式は、[0,1)の範囲の数直線上に、符号化すべきシ
ンボル系列をその出現確率に応じて定められた幅の区間
にマッピングし、その区間内の一点を特定する2進小数
値を符号とするものである。特にJBIG方式で採用さ
れている算術符号化方式はQM−Coderと呼ばれて
いる。
符号化を用いている。算術符号化の特徴として、原理的
には入力したデータより出力したデータの方のサイズが
大きくなると言うことはない。もっとも、QM−Cod
er等の実際の装置では内部の計算誤差等から、最悪
で、入力したデータの数%程度大きくなることがある。
しかし、MH、MR、MMR方式等では本発明のような
疑似ランダム系列の符号化を行おうとすると、入力の2
倍あるいはそれ以上に出力データが増加してしまう場合
がある。そのため算術符号化は本発明において好適な符
号化であるといえる。
符号を作成する際に符号末尾に連続する00hの列は符
号列から削除してよいことになっている。復号器側で
は、符号が終了した後に復号作業が続く場合(符号が終
了しても所定のサイズの復号が終了していない場合)0
0hを符号として符号列に付加し復号を続ける。このよ
うにすることで符号器側との整合を取ることができる。
このようにして復号を続けた場合に、所定のサイズを超
えて復号化しようとすると、符号末尾に00hが付加さ
れ続け、所定サイズ以降の復号データはでたらめなもの
となってしまい、秘匿化用データとしての乱数データと
して使用可能である。例えば、図3に示した秘匿化用デ
ータとしての乱数データは、QM−CoderにABC
Dhの2バイトの符号をセットし、送信対象画像データ
と一致する主走査、副走査サイズで復号化を行って得ら
れたものである。
符号化手段が秘匿化用データとして生成した乱数データ
を符号化した場合の符号データはABCDhとなり、画
像の複雑さからは想像できないほど少ない符号量とな
る。そこで、算術符号化手段103aにおいては、適当
な符号データをセットした後(何でもよい)、復号化を
行うことによって、秘匿化用データとしての乱数データ
を生成して演算手段102に入力して、演算手段102
は、送信対象画像データと算術符号化手段103aから
の秘匿化用データとに排他的論理和演算を行い秘匿化画
像データを算術符号化手段103aに出力する。算術符
号化手段103aは、秘匿化用データと、秘匿化画像デ
ータとをそれぞれ算術符号化して出力するが、秘匿化用
データについては、算術符号化した符号データは、この
データを生成させるときに用いた符号データと同じにな
るため、再度符号化する必要はなく、そのまま符号とし
て伝送手段104に出力すればよい。
リに記憶することもなく、制御手段105によるプログ
ラムの実行による生成のために、当該プログラムを記憶
しておく必要もなく、算術符号化部103aが本来備え
る算術符号器により高速に生成することができる。
理手順について図11を参照して説明する。
があるかを監視し(判断2001のNoループ)、着信
があると(判断2001のYes)、G3ファクシミリ
プロトコルに基づいて伝送前手順を行って復号化モード
を含む各種通信パラメータを設定した後(処理200
2)、第1ページ目の符号化されている秘匿化用データ
を受信し(処理2003)、送信側との間で設定した復
号化モードで復号化し(処理2004)、解読用データ
としてRAM4に記憶する処理を、1ページ分の秘匿化
用データの受信が完了するまで繰り返す(判断2006
のNoループ)。なお、処理2005で記憶される解読
用データは、図3に例示した秘匿化用データと同一のも
のであり、送信側における秘匿化用データが、受信側で
は、送信対象画像データの復元のための解読用データと
して使用される。
読用データへの変換が完了すると(判断2006のYe
s)、続いて第2ページ目の、符号化されている秘匿化
画像データを受信し(処理2007)、送信側との間で
設定した復号化モードで復号化し(処理2008)、そ
の復号化した、秘匿化画像データの各画素と対応する解
読用データをRAM4から読み出し、画素間で排他的論
理和処理を行い(処理2009)、画像出力手段6から
出力する処理を(処理2010)、1ページ分の秘匿化
画像データの受信が完了するまで(判断2011のYe
s)、繰り返す(判断2011のNoループ)。なお、
受信される秘匿化画像データが複数ページある場合は、
そのページ数分だけ、処理2007ないし判断2011
が繰り返される。
読用画像データと、それらのデータ間の排他的論理和演
算による解読演算により得られ処理2010により出力
される出力画像データとの対応と、送信側における送信
対象画像データ、秘匿化用データ及び秘匿か画像データ
との関係について、図6を参照して説明する。
匿化画像データ(D)は、送信側において送信対象画像
データ(A)と秘匿化用データ(B)との排他的論理和
演算の結果得られた秘匿化画像データ(C)と同一のも
のであり、その秘匿化画像データ(D)の画素値1(白
画素に対応)または0(黒画素に対応))と、送信側に
おける秘匿化用データ(B)と同一の解読用データ
(E)の画素値との取り得る組み合わせは、(0,
1)、(1,0)(1,1)(0,0)の4通りであ
り、それらの組合せにそれぞれ対応した、出力画像デー
タ(F)の画素値は、1,1,0,0で、元の送信対象
画像データ(A)と同一である。
した送信対象画像データと、図3に示した秘匿化画像デ
ータとの画素単位の排他的論理和演算により得られた秘
匿化画像データは、受信側において正しく元の送信対象
画像データに可逆復元される。
基づくブロック構成について示す。
より受信された、符号化されている秘匿化用データ及び
秘匿化画像データは、復号化手段202により復号化さ
れ、解読用データについては、解読用データとしてメモ
リ手段203に記憶され、演算手段204においては、
メモリ手段203からの解読用データと、復号化手段2
02からの秘匿化画像データにより、画素単位の解読演
算、すなわち、排他的論理和演算がなされ、演算後の出
力画像データは、画像出力手段205から出力される。
また、制御手段206は、制御信号により復号化手段2
02、メモリ手段203、画像出力手段205等を制御
する。
データに秘匿性を持たせた伝送が可能になると共に、そ
のための秘匿化処理及び解読処理は、簡易な構成で高速
に行うことができる。
対象画像データをそのまま受信側に送信するのではな
く、それに代えて、前記送信対象画像データと前記秘匿
化用データとに基づいて画素単位で所定の演算を行って
作成した前記秘匿化画像データと前記秘匿化用データと
を、符号化して受信側に送信するため、もし、受信側で
通常の復号化を行おうとした場合、前記秘匿化画像デー
タ及び前記秘匿化用データが再生されることとなり、本
来送信しようとする前記送信対象画像データが受信側で
は正しく再現されることがない。したがって、通信デー
タに対し比較的簡易な構成で秘匿性を与えることが可能
となる効果が得られる。
用データが乱数データであるため、その乱数データによ
り前記送信対象画像データが変換されて得られた前秘匿
化画像データは見た目にも意味のない画像となり、秘匿
性をいっそう高めることが可能となる効果が得られる。
秘匿化用データを予め前記記憶手段に記憶しておくた
め、前記記憶手段からの読み出し処理のみで前記秘匿化
用データを得ることができ、前記秘匿化用データを随時
演算等により生成するよりも高速な処理が可能となる効
果が得られる。
秘匿化用データを演算により随時得ることができるた
め、前記秘匿化用データの全てを予め記憶しておくよう
な必要がなく、メモリ容量の節減が可能となる効果が得
られる。
象画像データをそのまま受信側に送信するのではなく、
それに代えて、前記送信対象画像データと前記秘匿化用
データとに基づいて画素単位で所定の演算を行って作成
した前記秘匿化画像データと前記秘匿化用データとを、
算術符号化して受信側に送信するため、もし受信側で通
常の算術復号化を行おうとした場合、前記秘匿化画像デ
ータ及び前記秘匿化用データが再生されることとなり、
本来送信しようとする前記送信対象画像データが受信側
では正しく再現されることがない。したがって、通信デ
ータに対し比較的簡易な構成で秘匿性を与えることが可
能となる効果が得られる。
用データとしての乱数データは前記符号化手段における
算術符号器における適当な初期値の符号データの復号化
演算により随時出力されるため、乱数データの生成のた
めの演算プログラムを用意したりすることなく、高速に
乱数データを得ることができ、プログラムを記憶するた
めのメモリ容量などを消費することがなく、また、前記
算出符号器により生成させた乱数データの特性上、符号
化後の乱数データの送信データ量を少なくすることがで
きる利点がある。
データを、前記送信対象画像データと前記秘匿化用デー
タとの各画素ごとの排他的論理和演算により作成でき、
また、受信側で前記秘匿化画像データと前記秘匿化用デ
ータとに各画素毎の排他的論理和演算を行えば、前記送
信対象画像データを復元することができるため、簡単な
演算で高速の処理を行うことが可能となる効果が得られ
る。
いし7に記載の画像データ伝送装置から送信対象画像デ
ータそのものに代えて受信した秘匿化画像データ及び解
読用画像データ(送信側における秘匿化用データ)から
元の送信対象画像データを復元できるため、請求項1な
いし7に記載の画像データ伝送装置からの画像データを
正しく受信再生する事が可能となる効果が得られる。
としてのファクシミリ装置のブロック構成を示す図であ
る。
ROMの記憶内容について示す図である。
ある。
る。
おける送信処理手順について示すフローチャートであ
る。
読演算との対応を示す図である。
いて示す図である。
図である。
す図9とは別の図である。
における受信処理手順について示すフローチャートであ
る。
について示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 送信対象画像データを符号化して受信側
に送信する画像データ伝送装置において、 前記送信対象画像データと、所定の秘匿化用データとに
基づいて画素単位で所定の演算を行い秘匿化画像データ
を作成する秘匿化演算手段と、前記送信画像データに代
えて、前記秘匿化画像データと前記秘匿化用データとを
符号化する符号化手段と、その符号化手段が符号化した
前記秘匿化画像データ及び前記秘匿化用データを前記受
信側に送信する送信手段とを備えたことを特徴とする画
像データ伝送装置。 - 【請求項2】 前記秘匿化用データは乱数データである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像データ伝送装
置。 - 【請求項3】 前記所定の秘匿化用データは、予め記憶
手段に記憶されていることを特徴とする請求項1または
2のいずれかに記載の画像データ伝送装置。 - 【請求項4】 前記秘匿化用データとしての乱数データ
は秘匿化用データ生成手段による演算により随時出力さ
れることを特徴とする請求項2に記載の画像データ伝送
装置。 - 【請求項5】 前記符号化手段は、前記秘匿化画像デー
タ及び前記秘匿化用画像データを算術符号化により符号
化するものであることを特徴とする請求項1、2、3ま
たは4のいずれかに記載の画像データ伝送装置。 - 【請求項6】 前記符号化手段は、前記秘匿化画像デー
タ及び前記秘匿化用画像データを算術符号化により符号
化するものであると共に、前記秘匿化用データとしての
乱数データは前記符号化手段における算術符号器による
適当な初期値の符号データの復号化演算により随時出力
されることを特徴とする請求項2に記載の画像データ伝
送装置。 - 【請求項7】 前記秘匿化演算手段における前記所定の
演算は、各画素ごとの排他的論理和演算であることを特
徴とする請求項1、2、3、4、5または6のいずれか
に記載の画像データ伝送装置。 - 【請求項8】 送信側から画像データを受信して復号化
して出力する画像データ伝送装置において、 前記受信画像データとして秘匿化画像データ及び解読用
データを受信する受信手段と、復号化後の前記秘匿化画
像データ及び解読用データに基づいて画素単位で所定の
演算を行い前記送信側における送信対象画像データを復
元する解読演算手段と、その復元された画像データを出
力する出力手段とを備えたことを特徴とする画像データ
伝送装置。
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JP04610599A JP3848002B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 画像データ伝送装置 |
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JP04610599A JP3848002B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 画像データ伝送装置 |
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Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
KR100396825B1 (ko) * | 2001-04-27 | 2003-09-02 | 알파로직스(주) | 화소의 기본요소를 이용한 암호화/복호화 장치 및 그방법과 그를 이용한 암복호화 시스템 및 그 방법 |
KR100407464B1 (ko) * | 2000-11-10 | 2003-11-28 | 알파로직스(주) | 화소단위의 다단계 암호화/복호화 장치 및 그 방법 |
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