JP2000243800A - 配線のエレクトロマイグレーション耐性評価方法 - Google Patents

配線のエレクトロマイグレーション耐性評価方法

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JP2000243800A
JP2000243800A JP11038842A JP3884299A JP2000243800A JP 2000243800 A JP2000243800 A JP 2000243800A JP 11038842 A JP11038842 A JP 11038842A JP 3884299 A JP3884299 A JP 3884299A JP 2000243800 A JP2000243800 A JP 2000243800A
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JP
Japan
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wiring
resistance
pads
electromigration
electromigration resistance
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JP11038842A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yamadai
力 山台
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一線幅を有する配線のエレクトロマイグレ
ーション耐性を簡単な方法で評価すること。 【解決手段】 同一線幅で同一厚さの配線の両端に配線
パッドを備えつけると共に、その両端以外の配線領域に
電気的に接続される1個以上の配線パッドを付設する第
1工程と、配線の両端の配線パッド間にテスト電流を流
し所定の配線抵抗上昇率と成る迄継続して両端のパッド
間の配線抵抗を測定する第2工程と、隣接する各組の配
線パッド間の抵抗を測定する第3工程と、どの組の配線
パッド間において抵抗値がどの程度変化したかを特定す
る第4工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配線のエレクト
ロマイグレーションに対する耐性を評価する方法に関す
るものである。エレクトロマイグレーションとは、配線
に電流を流すことによって、金属原子が輸送される現象
であり、金属原子が移動した後にはボイドが発生し断線
に至るなどの障害が発生する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、配線のエレクトロマイグレーション耐性を評価する
際には、まず1本の配線の両端に配線パッドを設け、そ
の両配線パッド間に一定電流を流してエージングを行い
ながら配線抵抗の測定を継続して行う。そして、断線及
び断線に近い状態となった配線中の実際の故障箇所の解
析には、配線表面をSEM(走査電子顕微鏡)などで観
察する方法が用いられている。
【0003】ところで、エレクトロマイグレーションに
よる配線の劣化は、同一電流下で、同一線幅の場合は下
地段差等で配線の厚さが薄くなる箇所の方が電流密度が
その部分のみ高くなるので早く劣化する。したがって、
同一線幅で膜厚が長さ方向に変化する配線については、
劣化部分が容易に予測されるので、その予測される部分
をSEMなどで観察することにより故障箇所を見つけ出
し解析することは比較的容易である。
【0004】しかしながら、同一線幅で厚さも同一の配
線についてはSEMを用いてその劣化部分、すなわち断
線部及び断線に近い状態となった箇所を見つけ出すには
全配線表面を順次観察しなければならないため、多大な
時間と労力を要する。この発明はこのような事情を考慮
してなされたもので、簡単な作業で同一線幅で同一厚さ
の配線についてエレクトロマイグレーションにより発生
する劣化部分を特定できる方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、同一線幅で
同一厚さの配線と、その配線の両端に電気的に接続され
る配線パッドと、配線の両端以外の領域に電気的に接続
される1個以上の配線パッドとを形成する第1工程と、
配線の両端の配線パッド間にテスト電流を流し所定の配
線抵抗上昇率と成る迄継続して両端のパッド間の配線抵
抗を測定する第2工程と、隣接する各組の配線パッド間
の抵抗を測定する第3工程と、どの組の配線パッド間に
おいて抵抗値がどの程度変化したかを特定する第4工程
とからなる配線のエレクトロマイグレーション耐性評価
方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の第1工程において形成
される配線とは、主に半導体集積回路、特に、MOS構
造を有するLSIなどにおいてウエハ(基板)上に形成
される金属薄膜配線をいう。
【0007】また、その配線の形成方法には、蒸着法お
よびスパッタ法などの物理的方法や、CVDのような化
学的方法が用いられる。また、配線用金属材料として
は、Al、AlSi、AlCuなどが用いられる。
【0008】この発明における配線パッドとは、外部か
ら電流を給電したり、測定器のプローブを接触すること
が可能な面積を有する端子であり、これは配線と同材料
で同じ厚さで、配線の形成時に同時に形成されることが
好ましい。
【0009】この発明では、この配線パッドを配線の両
端のみならずそれ以外の部分に付設することを特徴とす
るが、この両端以外の部分に設けられる配線パッドの数
は、配線の長さや評価密度などに応じて任意に選択可能
である。
【0010】この発明の第2工程において、通電される
電流は、直流電流のみならず、交流電流、パルス電流の
いずれでもよいが、一般的には直流電流を用いて評価さ
れる。
【0011】この発明の第2工程および第3工程におけ
る抵抗測定には、測定器としては市販のI−V測定器、
例えばYHPの4145B等を使用し、そのプローブ
(探針)を対応する配線パッドに接触させて行う。
【0012】第4工程においては、隣接する各組の配線
パッド間について、第2工程および第3工程において得
られた測定値を予め測定しておいた値と比較する。そし
て、その変化からエレクトロマイグレーション耐性の程
度が判定されるので、例えば、耐性の最も低い部分(抵
抗変化の最大の部分)を特定することができる。
【0013】従って、特定した部分についてのみSEM
によってボイドなどの観察を行えば、配線全体のエレク
トロマイグレーションにより発生する劣化部分の解析が
容易にできる。第4工程は測定抵抗値から配線の断線の
発生箇所を特定する工程であってもよい。
【0014】エレクトロマイグレーション耐性は温度に
より影響を受けるので、第2工程に伴って配線を加熱す
る工程をさらに備えてもよい。同一の線幅で形成された
配線が、直線部分、折れ曲がり部分および段差部分の少
なくも1つの部分を備え、その各部分の抵抗を測定する
ための配線パッドが配線に付設されてもよい。
【0015】なお、この発明においては両端の配線パッ
ド間にテスト電流を流し所定の配線抵抗上昇率と成る迄
継続して両端のパッド間の配線抵抗を測定する第2工程
と、隣接する各組の配線パッド間の抵抗を測定する第3
工程とを同時並行して行ってもよいが、先に第2工程を
行い、その終了後に第3工程を行うようにすれば、一部
に断線が生じても、その他の部分の抵抗測定が可能とな
る。
【0016】この発明では、例えばセラミックパッケー
ジへ配線後の回路基板をセットするときに、個々の配線
パッドにボンディングを行い、配線パッドとセラミック
パッケージのピンとを接続しておくと、セラミックパッ
ケージのピンを選択することで、両端の配線パッド間の
みならず任意の配線パッド間を選択して測定することが
できる。
【0017】これにより、パッケージングを行なった後
も両端の配線パッド間の折れ曲がり部や段差部などを同
時に、または、折れ曲がり部や段差部のみを選んでエレ
クトロマイグレーション耐性評価を実施することが可能
になる。
【0018】実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳細に説
明する。第1実施例 図1に示す第1実施例による配線のエレクトロマイグレ
ーション耐性評価法においては、まず基板(図示しな
い)上に同一線幅(例えば5μm)の配線100と、そ
の両端に付設される配線パッド1,7と、配線パッド
1,7間の配線100に付設される配線パッド2〜6を
それぞれ形成する。
【0019】次に、配線100の配線パッド1、2間に
所定の直流電流を例えば電流密度3.0×106A/c
2で流し、配線の抵抗を検知しながらエージングを実
施し、所定の配線抵抗上昇率となった時点でエージング
を終了する。この際にエージング実施前の時点で配線パ
ッド1−7、1−2、2−3、3−4、4−5、5−
6、6−7の間の配線抵抗を前もって各々測定してお
く。そして、エージング終了後に同じ配線パッドの組み
合わせ間で配線抵抗を測定し、それぞれの組み合わせ間
の配線抵抗の上昇率を測定する。
【0020】上昇率の高いものが断線あるいは断線に近
い故障を有するので、この測定からどの配線領域で断線
などの故障が発生したのかを配線パッド間の領域で特定
することができる。
【0021】SEMによる故障箇所の観察を実施する際
には、その故障箇所が上記のように前もって特定されて
いるために時間と労力を要することなく容易に実施でき
る。また、抵抗測定を行う配線長さについては配線パッ
ド1〜7を選択することにより自由に設定することがで
きるので、異なる配線長さに対するエレクトロマイグレ
ーション耐性評価も可能となる。なお、配線100と配
線パッド1〜7は同一工程で形成可能である。
【0022】第2実施例 第1実施例の図1に示すように同一線幅(例えば5μ
m)で配線100に配線パッド1〜7を形成し、配線1
00に一定の直流電流、例えば電流密度3.0×106
A/cm2を流す。
【0023】その電流を流しながら配線100を恒温槽
内で所定の温度で例えば220℃で加熱を施す。それ以
外は第1実施例に示すエレクトロマイグレーション耐性
評価方法と同様である。
【0024】第3実施例 図2に示すように同一線幅で形成された配線100の下
層に段差50があり、配線100が段差50上を越えて
配置されている場合についても第1、第2実施例と同様
にして、どの配線領域で断線などの故障が発生したのか
を配線パッド間の領域で特定することができる。
【0025】また配線パッド4〜7の組み合わせにより
段差50上の配線の評価が実施でき、配線パッド1〜4
の組み合わせでは平坦部の配線の評価を行うことができ
る。このように配線パッドを選択することにより、図2
に示す1つのパターンの配線のみで平坦部と段差部のエ
レクトロマイグレーション耐性評価が実施可能となる。
【0026】
【発明の効果】配線の両端の配線パッドと両端以外に設
けた1個以上の配線パッドを用いて配線の部分的な抵抗
変化を検知することにより断線部あるいは断線に近い状
態となった高抵抗部分が特定され、これらをSEMなど
で観察する際に要する時間と労力が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の配線パターンを示す平
面図である。
【図2】この発明の第3実施例の配線パターンを示す平
面図である。
【符号の説明】 1 配線パッド 2 配線パッド 3 配線パッド 4 配線パッド 5 配線パッド 6 配線パッド 7 配線パッド 50 段差部 100 配線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一線幅で同一厚さの配線と、その配線
    の両端に電気的に接続される配線パッドと、配線の両端
    以外の領域に電気的に接続される1個以上の配線パッド
    とを形成する第1工程と、配線の両端の配線パッド間に
    テスト電流を流し所定の配線抵抗上昇率と成る迄継続し
    て両端のパッド間の配線抵抗を測定する第2工程と、隣
    接する各組の配線パッド間の抵抗を測定する第3工程
    と、どの組の配線パッド間において抵抗値がどの程度変
    化したかを特定する第4工程とからなる配線のエレクト
    ロマイグレーション耐性評価方法。
  2. 【請求項2】 第4工程が測定抵抗値から配線の断線の
    発生箇所を特定する工程である請求項1記載の配線のエ
    レクトロマイグレーション耐性評価方法。
  3. 【請求項3】 第2工程に伴って配線を加熱する加熱工
    程をさらに備えてなる請求項1又は2記載の配線のエレ
    クトロマイグレーション耐性評価方法。
  4. 【請求項4】 前記配線が、直線部分、折れ曲がり部分
    および段差部分の少なくも1つの部分を備え、配線パッ
    ドはその各部分の抵抗を測定するために配線に接続され
    てなる請求項1〜3のいずれか1つに記載の配線のエレ
    クトロマイグレーション耐性評価方法。
  5. 【請求項5】 第3工程が抵抗測定器のプローブを配線
    パッドに接触させる工程を含む請求項1〜4のいずれか
    1つに記載の配線のエレクトロマイグレーション耐性評
    価方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120268147A1 (en) * 2011-04-22 2012-10-25 Chih Chen Structure for measuring bump resistance and package substrate comprising the same
CN103809062A (zh) * 2012-11-07 2014-05-21 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 电迁移测试结构

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