JP2000243718A - 半導体基板加熱装置 - Google Patents
半導体基板加熱装置Info
- Publication number
- JP2000243718A JP2000243718A JP11046776A JP4677699A JP2000243718A JP 2000243718 A JP2000243718 A JP 2000243718A JP 11046776 A JP11046776 A JP 11046776A JP 4677699 A JP4677699 A JP 4677699A JP 2000243718 A JP2000243718 A JP 2000243718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- semiconductor substrate
- heat
- resistant
- deposition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 RTA熱処理装置の汚染を防止すること。
【解決手段】 加熱用ランプと、この加熱用ランプに対
向させてチャンバ内に配置された半導体基板と、前記チ
ャンバ内にて前記半導体基板の上方にこれとは離隔して
半導体基板を覆う防着板とを具備した半導体基板加熱装
置。
向させてチャンバ内に配置された半導体基板と、前記チ
ャンバ内にて前記半導体基板の上方にこれとは離隔して
半導体基板を覆う防着板とを具備した半導体基板加熱装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板加熱装置
に係り、特に半導体装置の製造における急速過熱アニー
ル装置(以下RTA(Rapid Thermal Annealing)
と略称する)の改良に関する。
に係り、特に半導体装置の製造における急速過熱アニー
ル装置(以下RTA(Rapid Thermal Annealing)
と略称する)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造において半導体基板に
トランジスタを作り込んだのち配線工程に移るが、この
配線工程前にリン(P)、ホウ素(B)などの不純物の
入ったシリコン酸化膜を堆積させている。これはトラン
ジスタを保護するためと、熱流動により基板表面をさら
に平坦にするために、RTAによる1070℃の熱処理
を施す。この熱処理は通常の熱処理に比し短時間で目的
とする熱処理温度に達し、また、温度が低下する、昇降
レートが早いことが要求される。そしてこの目的に適す
る加熱源としてランプが用いられている。
トランジスタを作り込んだのち配線工程に移るが、この
配線工程前にリン(P)、ホウ素(B)などの不純物の
入ったシリコン酸化膜を堆積させている。これはトラン
ジスタを保護するためと、熱流動により基板表面をさら
に平坦にするために、RTAによる1070℃の熱処理
を施す。この熱処理は通常の熱処理に比し短時間で目的
とする熱処理温度に達し、また、温度が低下する、昇降
レートが早いことが要求される。そしてこの目的に適す
る加熱源としてランプが用いられている。
【0003】従来の半導体基板加熱装置を図9に断面図
で、また図10に上面図で示す。
で、また図10に上面図で示す。
【0004】図9および図10に示すように、RTAの
加熱源のランプ101は石英チャンバ102に内装され
た半導体基板103に対向するように配置されている。
また、前記ランプ101は石英チャンバ102とともに
反射板104で囲まれている。さらに半導体基板103
が石英トレイ105上に植設されたロッド105aによ
って石英トレイ105と非接触に、かつ石英チャンバ1
02とも非接触に設けられる。さらに、石英トレイ10
5は、石英チャンバ102の側面に設けられた石英チャ
ンバ・ドア102aから挿脱される。また、石英チャン
バ102の側面にはこの石英チャンバ内部の清浄化をは
かるためのガス導入口102b、排気口102cが設け
られている。
加熱源のランプ101は石英チャンバ102に内装され
た半導体基板103に対向するように配置されている。
また、前記ランプ101は石英チャンバ102とともに
反射板104で囲まれている。さらに半導体基板103
が石英トレイ105上に植設されたロッド105aによ
って石英トレイ105と非接触に、かつ石英チャンバ1
02とも非接触に設けられる。さらに、石英トレイ10
5は、石英チャンバ102の側面に設けられた石英チャ
ンバ・ドア102aから挿脱される。また、石英チャン
バ102の側面にはこの石英チャンバ内部の清浄化をは
かるためのガス導入口102b、排気口102cが設け
られている。
【0005】叙上の如く、半導体基板にはこれにトラン
ジスタ等の回路素子を作り込んだ後の配線工程のために
堆積させたP、Bなどの不純物の入ったシリコン酸化膜
が堆積されているので、RTAの熱処理によりこれらが
蒸散ないし飛散して石英チャンバ102の内壁に被着す
る。そしてランプの加熱効果を部分的に低下させて半導
体基板、半導体基板間の温度均一性の低下を招き、半導
体素子の特性バラツキや歩留まり低下等の重大な要因で
あることが判明した。
ジスタ等の回路素子を作り込んだ後の配線工程のために
堆積させたP、Bなどの不純物の入ったシリコン酸化膜
が堆積されているので、RTAの熱処理によりこれらが
蒸散ないし飛散して石英チャンバ102の内壁に被着す
る。そしてランプの加熱効果を部分的に低下させて半導
体基板、半導体基板間の温度均一性の低下を招き、半導
体素子の特性バラツキや歩留まり低下等の重大な要因で
あることが判明した。
【0006】かかる石英チャンバ102の内壁の汚染対
策としては、石英チャンバを外し稀弗硝酸で洗浄を施す
ことは有効であるが、毎回洗浄処理を施すことは品質上
は満足できるが生産性を阻害する上に装置の損耗も甚だ
しい、また、複数回毎の洗浄処理では既に述べた品質上
の重大な問題がある。
策としては、石英チャンバを外し稀弗硝酸で洗浄を施す
ことは有効であるが、毎回洗浄処理を施すことは品質上
は満足できるが生産性を阻害する上に装置の損耗も甚だ
しい、また、複数回毎の洗浄処理では既に述べた品質上
の重大な問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みてなされたもので、本発明の第1の課題はトランジ
スタを作り込んだ半導体基板に施すに用いられるRTA
熱処理装置について、その汚染を改良する構造を提供す
ることを目的とする。
鑑みてなされたもので、本発明の第1の課題はトランジ
スタを作り込んだ半導体基板に施すに用いられるRTA
熱処理装置について、その汚染を改良する構造を提供す
ることを目的とする。
【0008】また、本発明の第2の課題はトランジスタ
を作り込んだ半導体基板に施すに用いられるRTA熱処
理装置について、その汚染を改良するとともに、生産性
を向上させる自動化構造を採りいれた改良構造を提供す
ることを目的とする。
を作り込んだ半導体基板に施すに用いられるRTA熱処
理装置について、その汚染を改良するとともに、生産性
を向上させる自動化構造を採りいれた改良構造を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基板加熱
装置は、加熱用ランプと、この加熱用ランプに対向配置
した耐熱チャンバと、この耐熱チャンバ内において前記
加熱用ランプに半導体基板を対向配置するための半導体
基板装着部と、前記耐熱チャンバ内において前記半導体
基板の加熱用ランプとの対向面側に、前記耐熱チャンバ
および前記半導体基板のいずれとも接触しないように配
置される防着板とを具備することを特徴とするものであ
る。
装置は、加熱用ランプと、この加熱用ランプに対向配置
した耐熱チャンバと、この耐熱チャンバ内において前記
加熱用ランプに半導体基板を対向配置するための半導体
基板装着部と、前記耐熱チャンバ内において前記半導体
基板の加熱用ランプとの対向面側に、前記耐熱チャンバ
および前記半導体基板のいずれとも接触しないように配
置される防着板とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0010】また、本発明の半導体基板加熱装置は、加
熱用ランプと、この加熱用ランプに対向配置した耐熱材
からなる第1のチャンバと、この第1のチャンバ内にお
いて前記加熱用ランプに半導体基板を対向配置配置する
ための半導体基板装着部と、前記第1のチャンバ内にお
いて前記半導体基板の加熱用ランプとの対向面側に、前
記耐熱チャンバおよび前記半導体基板のいずれとも非接
触に配置される防着板装着部と、前記半導体基板装着部
および前記防着板装着部とが装着され、前記第1のチャ
ンバに出入可能に設けられた耐熱トレイと、前記防着板
を洗浄する第2のチャンバと、前記耐熱トレイを前記第
1のチャンバから引き出すことにより、前記第1のチャ
ンバから搬出された防着板を前記第2のチャンバ内に移
して洗浄を行い、洗浄の完了した防着板を前記耐熱トレ
イ上に交換配置された未加熱の半導体基板上に配置し、
前記耐熱トレイを前記第1のチャンバ内に挿入すること
により、前記半導体基板および前記防着板を再び前記第
1のチャンバ内に搬入するロボットとを具備することを
特徴とするものである。
熱用ランプと、この加熱用ランプに対向配置した耐熱材
からなる第1のチャンバと、この第1のチャンバ内にお
いて前記加熱用ランプに半導体基板を対向配置配置する
ための半導体基板装着部と、前記第1のチャンバ内にお
いて前記半導体基板の加熱用ランプとの対向面側に、前
記耐熱チャンバおよび前記半導体基板のいずれとも非接
触に配置される防着板装着部と、前記半導体基板装着部
および前記防着板装着部とが装着され、前記第1のチャ
ンバに出入可能に設けられた耐熱トレイと、前記防着板
を洗浄する第2のチャンバと、前記耐熱トレイを前記第
1のチャンバから引き出すことにより、前記第1のチャ
ンバから搬出された防着板を前記第2のチャンバ内に移
して洗浄を行い、洗浄の完了した防着板を前記耐熱トレ
イ上に交換配置された未加熱の半導体基板上に配置し、
前記耐熱トレイを前記第1のチャンバ内に挿入すること
により、前記半導体基板および前記防着板を再び前記第
1のチャンバ内に搬入するロボットとを具備することを
特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明の半導体基板加熱装置にお
いては、前記ロボットは、伸縮自在になるアームと、こ
のアームをその一端部を中心に平面上に回動させる回動
機構とを備え、耐熱トレイが第1のチャンバから搬出さ
れた防着板を感知してアームの先端を防着板下面に延伸
したのち上昇してこの防着板を保持しこの防着板を第2
のチャンバ内の防着板洗浄部に収納する第1の段階と、
次に前記アームを下降短縮させてアーム先端を第2のチ
ャンバから退出させる第2の段階と、次に第2のチャン
バ内における防着板の洗浄の完了を感知し前記アームを
延伸させてアーム先端を第2のチャンバ内における防着
板下に至って上昇させ防着板を保持する第3の段階と、
次に前記アームを短縮させてアーム先端を第2のチャン
バから退出させたのち回動させて耐熱トレイ上の半導体
基板上方に配置させる第4の段階と、前記各段階の逆の
段階よりなる駆動スケジュールで動作することを特徴と
するものである。
いては、前記ロボットは、伸縮自在になるアームと、こ
のアームをその一端部を中心に平面上に回動させる回動
機構とを備え、耐熱トレイが第1のチャンバから搬出さ
れた防着板を感知してアームの先端を防着板下面に延伸
したのち上昇してこの防着板を保持しこの防着板を第2
のチャンバ内の防着板洗浄部に収納する第1の段階と、
次に前記アームを下降短縮させてアーム先端を第2のチ
ャンバから退出させる第2の段階と、次に第2のチャン
バ内における防着板の洗浄の完了を感知し前記アームを
延伸させてアーム先端を第2のチャンバ内における防着
板下に至って上昇させ防着板を保持する第3の段階と、
次に前記アームを短縮させてアーム先端を第2のチャン
バから退出させたのち回動させて耐熱トレイ上の半導体
基板上方に配置させる第4の段階と、前記各段階の逆の
段階よりなる駆動スケジュールで動作することを特徴と
するものである。
【0012】上記本発明によればチャンバ内において、
半導体基板の上方に半導体基板を覆う防着板を設けるこ
とによりチャンバ内面の汚染を防止して製造される半導
体装置の品質のバラツキを低減することができる。
半導体基板の上方に半導体基板を覆う防着板を設けるこ
とによりチャンバ内面の汚染を防止して製造される半導
体装置の品質のバラツキを低減することができる。
【0013】また、前記防着板をさらにロボットによる
装脱、洗浄も行うので前記品質の向上に併せて生産性の
向上と装置の耐久性向上に極めて有効である。
装脱、洗浄も行うので前記品質の向上に併せて生産性の
向上と装置の耐久性向上に極めて有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明をさらに詳細に説明す
る。
る。
【0015】本発明の請求項1に係る半導体基板加熱装
置の一例を図1に断面図、図2に上面図で示す。
置の一例を図1に断面図、図2に上面図で示す。
【0016】図1、図2に示すように、RTAの加熱源
のランプ101に対向して石英からなる第1のチャンバ
14が配置されている。この第1のチャンバ内には前記
ランプ101に対向させチャンバ内壁には非接触に半導
体基板103が内装配置されている。前記配置は前記第
1のチャンバ14内に挿脱自在に配置された石英からな
る耐熱トレイ13の上面に植設された3本のロッド10
5a上に半導体基板103を載置することで達成され
る。
のランプ101に対向して石英からなる第1のチャンバ
14が配置されている。この第1のチャンバ内には前記
ランプ101に対向させチャンバ内壁には非接触に半導
体基板103が内装配置されている。前記配置は前記第
1のチャンバ14内に挿脱自在に配置された石英からな
る耐熱トレイ13の上面に植設された3本のロッド10
5a上に半導体基板103を載置することで達成され
る。
【0017】また、前記第1のチャンバ14内に前記ラ
ンプ101と前記半導体基板103との間にこれらのい
ずれとも非接触に防着板11が配置されている。ここで
前記防着板11の材質は赤外光を透過する耐熱性材の一
例としてセラミックが好適である。この配置は前記半導
体基板103の配置と同様に例えば石英からなる耐熱ト
レイ13上面に植設されたロッド105bによって耐熱
トレイ13と離隔して配置されている。すなわち、前記
離隔配置は前記防着板11を配置するためのロッド10
5bの長さを前記半導体基板103を配置するためのロ
ッド105aの長さよりも大に設けることで達成され
る。
ンプ101と前記半導体基板103との間にこれらのい
ずれとも非接触に防着板11が配置されている。ここで
前記防着板11の材質は赤外光を透過する耐熱性材の一
例としてセラミックが好適である。この配置は前記半導
体基板103の配置と同様に例えば石英からなる耐熱ト
レイ13上面に植設されたロッド105bによって耐熱
トレイ13と離隔して配置されている。すなわち、前記
離隔配置は前記防着板11を配置するためのロッド10
5bの長さを前記半導体基板103を配置するためのロ
ッド105aの長さよりも大に設けることで達成され
る。
【0018】また、前記ランプ101は第1のチャンバ
14とともに反射板104で囲まれている。さらに、耐
熱トレイ13は、第1のチャンバ14の側面に設けられ
た石英チャンバドア102aから挿脱される。また、第
1のチャンバ14の側面にはこの石英チャンバ内部の清
浄化をはかるためのガス導入口102b、排気口102
cが設けられている。
14とともに反射板104で囲まれている。さらに、耐
熱トレイ13は、第1のチャンバ14の側面に設けられ
た石英チャンバドア102aから挿脱される。また、第
1のチャンバ14の側面にはこの石英チャンバ内部の清
浄化をはかるためのガス導入口102b、排気口102
cが設けられている。
【0019】この半導体基板加熱装置の動作を図1〜8
を参照して説明する。まず、第1のチャンバ14は石英
チャンバドア102aを開き、耐熱トレイ13のロッド
が設けられた部分を第1のチャンバ14から引き出す。
そして防着板11と半導体基板103を配置、または更
新した後、耐熱トレイ13を第1のチャンバ14に格納
した後、石英チャンバドア102aを閉止して加熱操作
に入る。
を参照して説明する。まず、第1のチャンバ14は石英
チャンバドア102aを開き、耐熱トレイ13のロッド
が設けられた部分を第1のチャンバ14から引き出す。
そして防着板11と半導体基板103を配置、または更
新した後、耐熱トレイ13を第1のチャンバ14に格納
した後、石英チャンバドア102aを閉止して加熱操作
に入る。
【0020】この半導体基板加熱装置によれば、半導体
基板の加熱段階において加熱源からの熱線は防着板11
を透過し、加熱により発生するガス、飛散物等は遮蔽さ
れて第1のチャンバ14の内壁汚染が防止される。耐熱
トレイ13は前記半導体基板103を装着するロッド1
05aと前記防着板11を装着するロッド105bが設
けられており、前記第1のチャンバ14に出入する。そ
して第2のチャンバ24は前記第1のチャンバ14から
搬出された防着板11を収納し洗浄する。次に前記第1
のチャンバ14から搬出された防着板11を前記第2の
チャンバ24内に移すとともに前記第2のチャンバ24
内にて洗浄の完了した防着板11を、前記耐熱トレイ1
3上にて交換された加熱未済の半導体基板上方に配置装
着させる等の操作がロボットにより繰り返し施される。
基板の加熱段階において加熱源からの熱線は防着板11
を透過し、加熱により発生するガス、飛散物等は遮蔽さ
れて第1のチャンバ14の内壁汚染が防止される。耐熱
トレイ13は前記半導体基板103を装着するロッド1
05aと前記防着板11を装着するロッド105bが設
けられており、前記第1のチャンバ14に出入する。そ
して第2のチャンバ24は前記第1のチャンバ14から
搬出された防着板11を収納し洗浄する。次に前記第1
のチャンバ14から搬出された防着板11を前記第2の
チャンバ24内に移すとともに前記第2のチャンバ24
内にて洗浄の完了した防着板11を、前記耐熱トレイ1
3上にて交換された加熱未済の半導体基板上方に配置装
着させる等の操作がロボットにより繰り返し施される。
【0021】次に、ロボットは図3に伸長時のアーム2
2の(a)側面図、(b)上面図、図4に伸縮時のアー
ムの(a)側面図、(b)上面図で示すように、伸縮自
在になるアーム22と、このアーム22をその一端部を
中心に平面上に回動させる回動機構および上下機構を含
むロボット機構(図示省略)を備えている。このロボッ
ト機構は、耐熱トレイ13が第1のチャンバ14から搬
出された防着板11を感知してアーム先端22aを防着
板11の下面に延伸したのち上昇してこの防着板11を
保持し(図5)、この防着板11を第2のチャンバ24
内の防着板洗浄部に装着する(図6〜図8)第1の段階
と、次に前記アーム22を下降短縮させてアーム先端2
2aを第2のチャンバ24から退出させる第2の段階
と、次に第2のチャンバ24内における防着板21の洗
浄の完了を感知し前記アームを延伸させてアーム先端2
2aを第2のチャンバ内における防着板21下に伸ばし
上昇させて防着板21を保持する第3の段階と、次に前
記アーム22を短縮させてアーム先端22aを第2のチ
ャンバ24から退出させたのち回動させて耐熱トレイ1
3上の半導体基板103上方に配置させる第4の段階
と、上記第各段階の逆の段階よりなる駆動スケジュール
により動作するように構成されている。
2の(a)側面図、(b)上面図、図4に伸縮時のアー
ムの(a)側面図、(b)上面図で示すように、伸縮自
在になるアーム22と、このアーム22をその一端部を
中心に平面上に回動させる回動機構および上下機構を含
むロボット機構(図示省略)を備えている。このロボッ
ト機構は、耐熱トレイ13が第1のチャンバ14から搬
出された防着板11を感知してアーム先端22aを防着
板11の下面に延伸したのち上昇してこの防着板11を
保持し(図5)、この防着板11を第2のチャンバ24
内の防着板洗浄部に装着する(図6〜図8)第1の段階
と、次に前記アーム22を下降短縮させてアーム先端2
2aを第2のチャンバ24から退出させる第2の段階
と、次に第2のチャンバ24内における防着板21の洗
浄の完了を感知し前記アームを延伸させてアーム先端2
2aを第2のチャンバ内における防着板21下に伸ばし
上昇させて防着板21を保持する第3の段階と、次に前
記アーム22を短縮させてアーム先端22aを第2のチ
ャンバ24から退出させたのち回動させて耐熱トレイ1
3上の半導体基板103上方に配置させる第4の段階
と、上記第各段階の逆の段階よりなる駆動スケジュール
により動作するように構成されている。
【0022】この半導体基板加熱装置によれば、半導体
基板の加熱段階において加熱源からの熱線は防着板11
を透過し、加熱により発生するガス、飛散物等は遮蔽さ
れて第1のチャンバ14の内壁汚染が防止される。
基板の加熱段階において加熱源からの熱線は防着板11
を透過し、加熱により発生するガス、飛散物等は遮蔽さ
れて第1のチャンバ14の内壁汚染が防止される。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、半導体基板にトランジ
スタを作り込んだのちの配線工程のために堆積させた
P、Bなどの不純物を含むシリコン酸化膜が、RTAの
熱処理により蒸散ないし飛散して石英チャンバの内壁が
汚染されるのを回避できる。すなわち本発明は、防着板
によって石英チャンバの内壁の汚染を防止し、防着板の
み洗浄刷れば良いように改良された。そして、従来ラン
プの加熱効果を部分的に低下させて半導体基板、半導体
基板間の温度均一性の低下を招き、半導体素子の特性バ
ラツキや歩留まり低下等の重大な要因を芟除できた。
スタを作り込んだのちの配線工程のために堆積させた
P、Bなどの不純物を含むシリコン酸化膜が、RTAの
熱処理により蒸散ないし飛散して石英チャンバの内壁が
汚染されるのを回避できる。すなわち本発明は、防着板
によって石英チャンバの内壁の汚染を防止し、防着板の
み洗浄刷れば良いように改良された。そして、従来ラン
プの加熱効果を部分的に低下させて半導体基板、半導体
基板間の温度均一性の低下を招き、半導体素子の特性バ
ラツキや歩留まり低下等の重大な要因を芟除できた。
【0024】また、前記半導体素子の品質向上に加えて
半導体基板加熱装置の破損も減少し、ロボットを用いて
生産性の向上にも顕著な効果がある。
半導体基板加熱装置の破損も減少し、ロボットを用いて
生産性の向上にも顕著な効果がある。
【図1】第1の発明に係る半導体基板加熱装置の一例の
要部断面図。
要部断面図。
【図2】第1の発明に係る半導体基板加熱装置の一例の
上面図。
上面図。
【図3】第2の発明に係る半導体基板加熱装置のロボッ
ト動作を説明するための(a)は側面図、(b)は上面
図。
ト動作を説明するための(a)は側面図、(b)は上面
図。
【図4】第2の発明に係る半導体基板加熱装置のロボッ
ト動作を説明するための(a)は側面図、(b)は上面
図。
ト動作を説明するための(a)は側面図、(b)は上面
図。
【図5】第2の発明に係る半導体基板加熱装置のロボッ
ト動作についてその第1の段階の一部を説明するための
上面図。
ト動作についてその第1の段階の一部を説明するための
上面図。
【図6】第2の発明に係る半導体基板加熱装置のロボッ
ト動作についてその第1の段階の一部を図5に引き続い
て説明するための上面図。
ト動作についてその第1の段階の一部を図5に引き続い
て説明するための上面図。
【図7】第2の発明に係る半導体基板加熱装置のロボッ
ト動作についてその第1の段階の一部を図6に引き続い
て説明するための上面図。
ト動作についてその第1の段階の一部を図6に引き続い
て説明するための上面図。
【図8】第2の発明に係る半導体基板加熱装置のロボッ
ト動作についてその第1の段階の一部を図7に引き続い
て説明するための上面図。
ト動作についてその第1の段階の一部を図7に引き続い
て説明するための上面図。
【図9】従来の半導体基板加熱装置の一例の要部断面
図。
図。
【図10】従来の半導体基板加熱装置の一例の上面図。
11…防着板 13…耐熱トレイ 14…第1のチャンバ 22…アーム 22a…アーム先端 24…第2のチャンバ 101…ランプ 102…石英チャンバ 102a…石英チャンバ・ドア 102b…ガス導入口 102c…排気口 103…半導体基板 104…反射板 105…石英トレイ 105a…ロッド(半導体基板を装着する) 105b…ロッド(防着板を装着する)
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱用ランプと、この加熱用ランプに対
向配置した耐熱チャンバと、この耐熱チャンバ内におい
て前記加熱用ランプに半導体基板を対向配置するための
半導体基板装着部と、前記耐熱チャンバ内において前記
半導体基板の加熱用ランプとの対向面側に、前記耐熱チ
ャンバおよび前記半導体基板のいずれとも接触しないよ
うに配置される防着板とを具備することを特徴とする半
導体基板加熱装置。 - 【請求項2】 加熱用ランプと、この加熱用ランプに対
向配置した耐熱材からなる第1のチャンバと、この第1
のチャンバ内において前記加熱用ランプに半導体基板を
対向配置配置するための半導体基板装着部と、前記第1
のチャンバ内において前記半導体基板の加熱用ランプと
の対向面側に、前記耐熱チャンバおよび前記半導体基板
のいずれとも非接触に配置される防着板装着部と、前記
半導体基板装着部および前記防着板装着部とが装着さ
れ、前記第1のチャンバに出入可能に設けられた耐熱ト
レイと、前記防着板を洗浄する第2のチャンバと、前記
耐熱トレイを前記第1のチャンバから引き出すことによ
り、前記第1のチャンバから搬出された防着板を前記第
2のチャンバ内に移して洗浄を行い、洗浄の完了した防
着板を前記耐熱トレイ上に交換配置された未加熱の半導
体基板上に配置し、前記耐熱トレイを前記第1のチャン
バ内に挿入することにより、前記半導体基板および前記
防着板を再び前記第1のチャンバ内に搬入するロボット
とを具備することを特徴とする半導体基板加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11046776A JP2000243718A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 半導体基板加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11046776A JP2000243718A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 半導体基板加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000243718A true JP2000243718A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12756743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11046776A Pending JP2000243718A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 半導体基板加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000243718A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003007634A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-10 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | ウェーハの熱処理方法及び熱処理装置 |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP11046776A patent/JP2000243718A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003007634A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-10 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | ウェーハの熱処理方法及び熱処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2729106B2 (ja) | ウェファ処理クラスタ・ツール・バッチ予熱及び脱気方法及び装置 | |
US6780251B2 (en) | Substrate processing apparatus and method for fabricating semiconductor device | |
JP4276813B2 (ja) | 熱処理装置および半導体製造方法 | |
JP4237939B2 (ja) | 基板加熱冷却を改良した真空処理装置 | |
KR0177486B1 (ko) | 서멀도너를 소멸시키기 위한 반도체 웨이퍼의 연속 열처리장치 | |
TWI421976B (zh) | A substrate processing apparatus and a substrate processing method | |
JP5625981B2 (ja) | 熱処理装置及び熱処理方法 | |
KR100419812B1 (ko) | 열처리장치및공정 | |
JPH05152224A (ja) | 急速熱処理装置 | |
US20070148606A1 (en) | Vertical heat treatment device and method controlling the same | |
TW201320221A (zh) | 基板冷卻機構及基板冷卻方法以及熱處理裝置 | |
US5626680A (en) | Thermal processing apparatus and process | |
KR19980702693A (ko) | 열처리 장치 및 방법 | |
JP4516318B2 (ja) | 基板処理装置および半導体装置の製造方法 | |
KR102211817B1 (ko) | 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법 | |
JP2000243718A (ja) | 半導体基板加熱装置 | |
JP2929260B2 (ja) | 塗布膜形成方法及びその装置 | |
JP3916040B2 (ja) | 反応管及び熱処理装置 | |
JP4246416B2 (ja) | 急速熱処理装置 | |
JP4466942B2 (ja) | 熱処理装置 | |
JP4417023B2 (ja) | 熱処理装置 | |
JP7092522B2 (ja) | 基板処理装置 | |
JP2006080410A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3084232B2 (ja) | 縦型加熱処理装置 | |
JP3447974B2 (ja) | 基板処理装置 |