JP2000241958A - フォトマスク、フォトマスクの製造方法、フォトマスクの検査修正方法、及びフォトマスクの使用方法 - Google Patents

フォトマスク、フォトマスクの製造方法、フォトマスクの検査修正方法、及びフォトマスクの使用方法

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JP2000241958A
JP2000241958A JP4223099A JP4223099A JP2000241958A JP 2000241958 A JP2000241958 A JP 2000241958A JP 4223099 A JP4223099 A JP 4223099A JP 4223099 A JP4223099 A JP 4223099A JP 2000241958 A JP2000241958 A JP 2000241958A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路パタン中に斜め線があると、回路パタン
の描画時間が著しく長くなるため、フォトマスクが高価
格であり、低精度であるという課題があった。 【解決手段】 斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレ
イアウトデータに基づいて透明基板2の一主面上に形成
された遮光パタン3bは、斜め線が、斜め線の幅W、投
影露光装置の解像力Rp、投影露光装置の転写倍率mか
ら、Np=int(W/Rp/m)+1で定義されるN
p個の矩形により階段状に表わされる多角形のデータに
変換された、斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイ
アウトデータに基づいて透明基板2の一主面上に形成さ
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置や液晶ディスプレイの製造工程で使用されるフォト
マスク、並びにそのフォトマスクの製造方法、検査修正
方法及び使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、可変成形ビームベクタースキャン
型の電子線露光装置を用いて、フォトマスクを製造する
ことが増えてきた。
【0003】図13は可変成形ビームベクタースキャン
型の電子線露光装置を示す構成図である。図13におい
て、101は可変成形ビームベクタースキャン型の電子
線露光装置、102はLaB 電子銃、103は第1
成形アパーチャ、104は第1成形レンズ、105は第
1成形偏向器、106は第2成形レンズ、107は第2
成形アパーチャ、108は縮小レンズ、109はブラン
キング電極、110は偏向器、111は集束レンズ、1
12は描画フィールドである。
【0004】また、113は第1成形アパーチャ103
と、第1成形レンズ104と、第1成形偏向器105
と、第2成形レンズ106と、第2成形アパーチャ10
7とから成る可変成形レンズ部であり、114は偏向器
110と集束レンズ111とから成る収束偏向レンズ部
である。また、115はステージ(図示せず)上に載置
された被露光対象としてのフォトマスクである。
【0005】可変成形ビームベクタースキャン型の電子
線露光装置101では、回路パタンを描画する場合、図
14(a)に示すように、回路パタンのレイアウトデー
タを単純な矩形に区分し、各矩形ごとに順番に露光する
方式を採用している。このため、可変成形ビームベクタ
ースキャン型の電子線露光装置101では、回路パタン
のレイアウトが単純である場合、回路パタンのレイアウ
トが複雑である場合に比べて、露光する面積は同じであ
っても露光する矩形の数が少なく、スループットが高
い。
【0006】また、可変成形ビームベクタースキャン型
の電子線露光装置101は、図14(b)に示すように
露光する部分及び露光しない部分を含めたフォトマスク
全体をガウスビームでスキャンして回路パタンを描画す
る方式を採用するガウスビームラスタースキャン型の電
子線露光装置や、図14(c)に示すように露光する部
分だけをガウスビームでスキャンして回路パタンを描画
する方式を採用するガウスビームベクタースキャン型の
電子線露光装置に比べてスループットが高い点で優れて
いる。
【0007】また、近年、LSIの高集積化に伴い小さ
な領域に複雑な機能を詰め込もうとすると、縦横に走る
配線だけでは自由度が少ないので斜め方向に走る配線を
利用する場合が増えている。
【0008】しかし、可変成形ビームベクタースキャン
型の電子線露光装置101では、斜め線が描画可能なよ
うに第1及び第2成形部が構成されていない。そこで、
可変成形ビームベクタースキャン型の電子線露光装置1
01では、斜め線を含んだ多角形の回路パタンを描画す
る場合、まず、図14(a)に示すように、斜め線を含
んだ多角形の回路パタンのレイアウトデータを、斜め線
が電子線露光装置101の解像力と同じ幅を有する複数
の細長い矩形により階段状に表わされかつ全体が複数の
矩形から成る多角形のデータに変換する。すなわち、斜
め線の幅Wを電子線露光装置101の解像力Rwの整数
倍となるように設計し、斜め線を含んだ多角形の回路パ
タンのレイアウトデータを、斜め線がNw=W/Rwで
定義されるNw個の矩形により階段状に表わされかつ全
体が複数の矩形から成る多角形のデータに変換する。そ
の後、これら矩形を1つずつ露光することにより斜め線
を含んだ多角形の回路パタンを描画する。
【0009】なお、レイアウトデータを一律にシュリン
クする際、矩形のレイアウトデータの場合、正しくグリ
ッド上に載るが、斜め線を含んだ多角形のレイアウトデ
ータの場合、正しくグリット上に載るとは限らない。シ
ュリンク後のレイアウトデータがグリット上に正しく載
っていない場合、レイアウトデータに丸め誤差が生じ、
描画精度が劣化する。
【0010】図15は電子線露光装置を用いて製造され
たフォトマスクを用いて半導体集積回路や液晶ディスプ
レイを製造するための投影露光装置を示す構成図であ
る。図15において、201は投影露光装置、202は
光源としてのHgランプ、203は第1のレンズ、20
4は第1のミラー、205は第2のレンズ、206はフ
ライアイレンズ、207は二次光源面、208は第3の
レンズ、209はブラインド、210は第4のレンズ、
211は第2のミラー、212は第5のレンズ、213
は第6のレンズ、214は瞳面、215は第7のレンズ
である。
【0011】また、216はフォトマスク、217は被
露光対象としてのウェハ、218はHgランプ202か
ら出射された光、219はフォトマスク216により回
折された回折光である。
【0012】投影露光装置201の解像力Rpは、露光
波長λ、レンズの開口数NA、プロセス定数klを用い
て、Rp=kl・λ/NAと定義される。このため、フ
ォトマスク216の一主面上に形成された遮光パタンの
幅が、m・Rp以下の場合、その遮光パタンの形状を被
露光対象としてのウェハ217上に正確に表わすことが
できず、輪郭が丸まる。例えば、図16(a)は中央に
一辺がm・Rp以下である正方形の孔を有する遮光パタ
ンを備えたフォトマスクを図15に示す投影露光装置に
装着して、ウェハ217を露光した場合、ウェハ217
上では遮光パタンの形状が図16(b)に示す形状で表
される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】可変成形ビームベクタ
ースキャン型の電子線露光装置を用いて斜め線を描画す
る場合には、以上のように行うので、回路パタン中に斜
め線があると、回路パタンの描画時間が著しく長くな
り、電子線露光装置のスループットが劣化し、フォトマ
スクの価格が上昇するなどの課題があった。
【0014】また、描画時間が長くなると、電子線露光
装置のステージのドリフトの影響も大きくなるので、長
寸法誤差が拡大し、フォトマスクの精度が低下するなど
の課題があった。
【0015】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、安価で高精度なフォトマスクを得
ることを目的とする。
【0016】また、そのフォトマスクの製造方法、検査
修正方法、及び使用方法を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフォトマ
スクは、透明基板と、斜め線を含んだ多角形の回路パタ
ンを、斜め線が複数の矩形により階段状に表わされた多
角形として示した遮光パタンとを備え、矩形の幅Rが、
Rw<R<Rp・mの範囲であるものである(ただし、
mは露光装置の転写倍率、Rpは露光装置の解像力、R
wはマスク描画装置の解像力である。)。
【0018】この発明に係るフォトマスクは、斜め線を
含んだ多角形の面積が、斜め線が階段状に表わされた多
角形の面積と等しいものである。
【0019】この発明に係るフォトマスクは、斜め線を
含んだ多角形における斜め線の端部に接続する辺と、斜
め線が階段状に表わされた多角形における斜め線の端部
に相当する位置に接続する辺とが平行関係にあるもので
ある。
【0020】この発明に係るフォトマスクは、斜め線を
含んだ多角形における斜め線の端部に接続する辺と、斜
め線が階段状に表わされた多角形における斜め線の端部
に相当する位置に接続する辺とが直角関係にあるもので
ある。
【0021】この発明に係るフォトマスクは、斜め線を
含んだ多角形における斜め線の端部に接続する辺が互い
に平行関係にあるとき、斜め線を表わす階段形状が、斜
め線に相当する線の中点に対して点対称であるものであ
る。
【0022】この発明に係るフォトマスクは、斜め線を
含んだ多角形における斜め線の端部に接続する辺が互い
に平行関係にあるとき、斜め線を表わす階段形状が、斜
め線に相当する線の垂直二等分線に対してミラー対称で
あるものである。
【0023】この発明に係るフォトマスクは、斜め線を
含んだ多角形における斜め線の端部に接続する辺が互い
に直角関係にあるとき、斜め線を表わす階段形状が、斜
め線に相当する線の中点に対して点対称であるものであ
る。
【0024】この発明に係るフォトマスクは、斜め線を
含んだ多角形における斜め線の端部に接続する辺が互い
に直角関係にあるとき、斜め線を表わす階段形状が、斜
め線に相当する線の垂直二等分線に対してミラー対称で
あるものである。
【0025】この発明に係るフォトマスクの製造方法
は、回路パタンをレイアウトし、そのレイアウトデータ
を作成する工程と、斜め線を含んだ多角形の回路パタン
のレイアウトデータを、斜め線が複数の矩形により階段
状に表わされかつ全体が複数の矩形から成る多角形のデ
ータに変換する工程と、斜め線を含んだ多角形の回路パ
タンの変換後のレイアウトデータに基づき、回路パタン
を描画する工程とを含み、斜め線を含んだ多角形の回路
パタンのレイアウトデータを変換する工程において、斜
め線を表わす矩形の幅RをRw<R<Rp・mの範囲と
するものである(ただし、mは露光装置の転写倍率、R
pは露光装置の解像力、Rwはマスク描画装置の解像力
である。)。
【0026】この発明に係るフォトマスクの製造方法
は、斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデ
ータを変換する方法が複数通りある場合、全矩形の数が
少ない方法を選択するものである。
【0027】この発明に係るフォトマスクの製造方法
は、斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデ
ータを変換する方法が複数通りある場合、微小矩形の数
が少ない方法を選択するものである。
【0028】この発明に係るフォトマスクの製造方法
は、斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデ
ータを変換する方法が複数通りある場合、微小矩形が複
数の矩形から成る多角形の外周部に位置しない方法を選
択するものである。
【0029】この発明に係るフォトマスクの検査修正方
法は、透明基板と、斜め線を含んだ多角形の回路パタン
を、斜め線が複数の矩形により階段状に表わされた多角
形として示した遮光パタンとを備え、矩形の幅Rが、R
w<R<Rp・mの範囲であるフォトマスクの斜め線に
相当する線の位置に生じた欠陥を検査修正するに当た
り、回路パタンのレイアウトデータを参照して斜めに検
査修正するものである(ただし、mは露光装置の転写倍
率、Rpは露光装置の解像力、Rwはマスク描画装置の
解像力である。)。
【0030】この発明に係るフォトマスクの使用方法
は、透明基板と、斜め線を含んだ多角形の回路パタン
を、斜め線が複数の矩形により階段状に表わされた多角
形として示した遮光パタンとを備え、矩形の幅Rが、R
w<R<Rp・mの範囲であるフォトマスクを用いて、
半導体集積回路を製造するものである(ただし、mは露
光装置の転写倍率、Rpは露光装置の解像力、Rwはマ
スク描画装置の解像力である。)。
【0031】この発明に係るフォトマスクの使用方法
は、透明基板と、斜め線を含んだ多角形の回路パタン
を、斜め線が複数の矩形により階段状に表わされた多角
形として示した遮光パタンとを備え、矩形の幅Rが、R
w<R<Rp・mの範囲であるフォトマスクを用いて、
液晶ディスプレイを製造するものである(ただし、mは
露光装置の転写倍率、Rpは露光装置の解像力、Rwは
マスク描画装置の解像力である。)。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるフ
ォトマスクを示す構成図である。図1において、1はフ
ォトマスク、2は透明基板、3aは斜め線を含まない四
角形の回路パタンのレイアウトデータに基づいて、可変
成形ビームベクタースキャン型の電子線露光装置(マス
ク描画装置)により露光することにより透明基板2の一
主面上に形成された遮光パタン、3bは斜め線を含んだ
多角形の回路パタンのレイアウトデータに基づいて、可
変成形ビームベクタースキャン型の電子線露光装置によ
り露光することにより透明基板2の一主面上に形成され
た遮光パタンである。また、4は斜め線を含んだ多角形
の回路パタン中の斜め線に相当する線である。
【0033】遮光パタン3bは、斜め線が斜め線の幅
W、フォトマスク1を装着する投影露光装置(露光装
置)の解像力Rp、投影露光装置の転写倍率mからNp
=int(W/Rp/m)+1で定義されるNp個の矩
形により階段状に表わされる多角形のデータに変換され
た、斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデ
ータに基づいて透明基板2の一主面上に形成されたもの
である。
【0034】ここで、一般に、Rp・mは電子線露光装
置の解像力Rwより10倍以上大きいので、NpはNw
より小さく、その結果、矩形の幅Rは電子線露光装置の
解像力Rwより大きい。また、Np=int(W/Rp
/m)+1と定義されることから、矩形の幅RがRp・
mより小さいことも明らかである。すなわち矩形の幅R
はRw<R<Rp・mの範囲である。
【0035】換言すれば、遮光パタン3bは、斜め線を
含んだ多角形の回路パタンを、斜め線が複数の矩形によ
り階段状に表わされた多角形として示したものであり、
矩形の幅RがRw<R<Rp・mの範囲であるものであ
る。図1では、一例として、斜め線を含んだ多角形の回
路パタン中の斜め線が、幅R1がRw<R1<Rp・m
の範囲である矩形4xと幅R2がRw<R2<Rp・m
の範囲である矩形4yにより階段状に表わされる例を示
している。
【0036】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、遮光パタン3bは、斜め線がNp(<Nm)個の矩
形により階段状に表わされる多角形のデータに変換され
た、斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデ
ータに基づいて形成されたものであるので、従来の場合
に比べて少ない露光回数で短時間で回路パタンが描画さ
れている。その結果、電子線露光装置のスループットが
向上し、フォトマスクが低価格となる効果が得られる。
また、電子線露光装置のドリフトの影響も小さくなり、
フォトマスクが長寸法誤差の小さく高精度なものとなる
効果も得られる。
【0037】実施の形態2. 実施の形態2では、実施
の形態1で説明したフォトマスクの製造方法について説
明する。図2はフォトマスクの製造方法を示すフローチ
ャートである。フォトマスクを製造する場合、まず、C
ADツールを用いて、製造予定の装置に必要な回路パタ
ンをレイアウトする(ステップST1)。
【0038】その後、回路パタンの集積度を上げるた
め、回路パタンをコンパクションし、回路パタンのレイ
アウトデータを作成する(ステップST2)。この時、
デザインルールを守りながら、適宜配線を折り曲げてよ
り多くの回路パタンを小さな領域に集積するため、縦横
に走る配線だけでなく斜め方向に走る配線を利用する場
合がある。
【0039】その後、回路パタンのレイアウトデータを
標準フォーマットに変換する(ステップST3)。その
後、回路パタンのレイアウトデータから、各層毎のデー
タを抽出して展開する(ステップST4)。その後、回
路パタンのレイアウトデータ中の図形変換を行う領域を
指定する(ステップST5)。その後、回路パタンのレ
イアウトデータ中の繰り返し部分と非繰り返し部分とを
一旦分ける(ステップST6)。その後、繰り返し部分
及び非繰り返し部分を小さなセグメントに分割する(ス
テップST7)。ただし、繰り返し部分の分割は、繰り
返し部分がセグメントより大きい場合に行う。その後、
セグメント毎に、重複除去など既存の図形演算等の処理
を行う(ステップST8)。
【0040】その後、斜め線を含んだ多角形の回路パタ
ンのレイアウトデータを、斜め線が複数の矩形により階
段状に表わされかつ全体が複数の矩形から成る多角形の
データであって、斜め線を表わす矩形の幅RがRw<R
<Rp・mの範囲であるものに変換する(ステップST
9)。すなわち、斜め線を含んだ多角形の回路パタンの
レイアウトデータを、斜め線が斜め線の幅W、投影露光
装置の解像力Rp、投影露光装置の転写倍率mからNp
=int(W/Rp/m)+1で定義されるNp個の矩
形により階段状に表わされる多角形のデータに変換す
る。
【0041】その後、繰り返し部分を非繰り返し部分に
割り付ける(ステップST10)。その後、回路パタン
のレイアウトデータを、使用する可変成形ビームスキャ
ン型の電子線露光装置のフォーマットに変換する(ステ
ップST11)。
【0042】その後、斜め線を含んだ多角形の回路パタ
ンの変換後のレイアウトデータを有する回路パタンのレ
イアウトデータに基づき、回路パタンを可変成形ビーム
スキャン型の電子線露光装置により描画する(ステップ
ST12)。すなわち、斜め線を含んだ多角形の回路パ
タンの変換後のレイアウトデータ全体が複数の矩形から
成るため、これら矩形を可変成形ビームスキャン型の電
子線露光装置により1つずつ露光することにより、回路
パタンを描画する。
【0043】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデ
ータを、斜め線が斜め線の幅W、投影露光装置の解像力
Rp、投影露光装置の転写倍率mからNp=int(W
/Rp/m)+1で定義されるNp個の矩形により階段
状に表わされる多角形のデータに変換するので、従来の
場合に比べて、露光回数が少なく、回路パタンの描画時
間が短い。その結果、電子線露光装置のスループットが
向上し、低価格のフォトマスクを製造することができる
効果が得られる。また、電子線露光装置のドリフトの影
響が小さくなり、長寸法誤差の小さい高精度のフォトマ
スクを製造することができる効果が得られる。
【0044】実施の形態3.実施の形態3から実施の形
態6では、斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイア
ウトデータに基づいて形成された遮光パタンの例につい
て説明する。
【0045】図3は実施の形態3の説明に供する図であ
る。図3(a)は斜め線を含んだ多角形の回路パタン5
を示し、図3(b)から図3(g)は図3(a)に示す
斜め線を含んだ多角形の回路パタン5の変換後のレイア
ウトデータに基づいて形成された遮光パタン3b、すな
わち、図3(a)に示す斜め線を含んだ多角形の回路パ
タン5を、斜め線が複数の矩形により階段状に表わされ
た多角形として示した遮光パタン3bであって、斜め線
を表わす矩形の幅RがRw<R<Rp・mの範囲である
ものを示している。
【0046】図3(b)及び図3(e)は、図3(a)
に示す回路パタン5における斜め線6の幅WがRp・m
より小さい場合を示し、図3(c)、図3(d)、図3
(f)及び図3(g)は、図3(a)に示す回路パタン
5における斜め線6の幅WがRp・mより大きい場合を
示している。
【0047】図3(a)に示す回路パタン5における斜
め線の端部に接続する辺7aと辺7bとは互いに平行関
係にある。図3(b)から図3(g)に示す遮光パタン
3bの面積は、図3(a)に示す回路パタン5の面積と
等しい。図3(b)から図3(g)に示す遮光パタン3
bにおける斜め線の端部に相当する位置4aと位置4b
とを接続する階段形状は斜め線に相当する線の中点4c
に対して点対称である。すなわち、図3(b)から図3
(g)に示す遮光パタン3bは、図3(a)に示す斜め
線の端部に接続する辺7aと辺7bとが互いに平行関係
にある回路パタン5のレイアウトデータを、変換前後の
面積を保持したまま、斜め線を、斜め線に相当する線の
中点4cに対して点対称である階段形状に変換した後の
レイアウトデータに基づいて形成された遮光パタン3b
を示している。なお、上述した斜め線の端部に接続する
2つの辺が互いに平行関係にある回路パタンのレイアウ
トデータを、変換前後の面積を保持したまま、斜め線
を、斜め線に相当する線の中点に対して点対称である階
段形状に変換する方式では、変換部分の対称性が確保さ
れる。
【0048】また、図3(b)から図3(d)に示す遮
光パタン3bにおける斜め線の端部に相当する位置4
a,4bに接続する辺8a,8bは、図3(a)に示す
回路パタン5における斜め線の端部に接続する辺7a,
7bと平行関係にあり、図3(e)から図3(g)に示
す遮光パタン3bにおける斜め線の端部に相当する位置
4a,4bに接続する辺8a,8bは、図3(a)に示
す回路パタン5における斜め線6の端部に接続する辺7
a,7bと直角関係にある。辺8a,8bは斜め線に相
当する線4と鋭角をなす。図3(b)は図3(e)に比
べて、図3(c)は図3(f)に比べて、図3(d)は
図3(g)に比べて、階段形状における屈曲部の数が少
ないので、変換後のデータ量が少ないという点で優れて
いる。
【0049】実施の形態4.図4は実施の形態4の説明
に供する図である。図4(a)は斜め線を含んだ多角形
の回路パタン5を示し、図4(b)から図4(g)は図
4(a)に示す斜め線を含んだ多角形の回路パタン5の
変換後のレイアウトデータに基づいて形成された遮光パ
タン3b、すなわち、図4(a)に示す斜め線を含んだ
多角形の回路パタン5を、斜め線が複数の矩形により階
段状に表わされた多角形として示した遮光パタン3bで
あって、斜め線を表わす矩形の幅RがRw<R<Rp・
mの範囲であるものを示している。
【0050】図4(b)及び図4(e)は、図4(a)
に示す回路パタン5における斜め線6の幅WがRp・m
より小さい場合を示し、図4(c)、図4(d)、図4
(f)及び図4(g)は、図4(a)に示す回路パタン
5における斜め線6の幅WがRp・mより大きい場合を
示している。
【0051】図4(a)に示す回路パタン5における斜
め線の端部に接続する辺7aと辺7bとは互いに平行関
係にある。図4(b)から図4(g)に示す遮光パタン
3bの面積は、図4(a)に示す回路パタン5の面積と
等しい。図4(b)から図4(g)に示す遮光パタン3
bにおける斜め線の端部に相当する位置4aと位置4b
とを接続する階段形状は斜め線に相当する線の垂直二等
分線4dに対してミラー対称である。すなわち、図4
(b)から図4(g)に示す遮光パタン3bは、図4
(a)に示す斜め線の端部に接続する辺7aと辺7bと
が互いに平行関係にある回路パタン5のレイアウトデー
タを、変換前後の面積を保持したまま、斜め線を、斜め
線に相当する線の垂直二等分線4dに対してミラー対称
である階段形状に変換した後のレイアウトデータに基づ
いて形成された遮光パタン3bを示している。
【0052】また、図4(b)から図4(d)に示す遮
光パタン3bにおける斜め線の端部に相当する位置4a
に接続する辺8aは、図4(a)に示す回路パタン5に
おける斜め線の端部に接続する辺7a,7bと平行関係
にあり、図4(b)から図4(d)に示す遮光パタン3
bにおける斜め線の端部に相当する位置4bに接続する
辺8bは、図4(a)に示す回路パタン5における斜め
線の端部に接続する辺7a,7bと直角関係にあり、図
4(e)から図4(g)に示す遮光パタン3bにおける
斜め線の端部に相当する位置4aに接続する辺8aは、
図4(a)に示す回路パタン5における斜め線6の端部
に接続する辺7a,7bと直角関係にあり、図4(e)
から図4(g)に示す遮光パタン3bにおける斜め線の
端部に相当する位置4bに接続する辺8bは、図4
(a)に示す回路パタン5における斜め線6の端部に接
続する辺7a,7bと平行関係にある。辺8a,8bは
斜め線に相当する線4と鋭角をなす。
【0053】実施の形態5.図5は実施の形態5の説明
に供する図である。図5(a)は斜め線を含んだ多角形
の回路パタン5を示し、図5(b)から図5(g)は図
5(a)に示す斜め線を含んだ多角形の回路パタン5の
変換後のレイアウトデータに基づいて形成された遮光パ
タン3b、すなわち、図5(a)に示す斜め線を含んだ
多角形の回路パタン5を、斜め線が複数の矩形により階
段状に表わされた多角形として示した遮光パタン3bで
あって、斜め線を表わす矩形の幅RがRw<R<Rp・
mの範囲であるものを示している。
【0054】図5(b)及び図5(e)は、図5(a)
に示す回路パタン5における斜め線6の幅WがRp・m
より小さい場合を示し、図5(c)、図5(d)、図5
(f)及び図5(g)は、図5(a)に示す回路パタン
5における斜め線6の幅WがRp・mより大きい場合を
示している。
【0055】図5(a)に示す回路パタン5における斜
め線の端部に接続する辺7aと辺7bとは互いに直角関
係にある。図5(b)から図5(g)に示す遮光パタン
3bの面積は、図5(a)に示す回路パタン5の面積と
等しい。図5(b)から図5(g)に示す遮光パタン3
bにおける斜め線の端部に相当する位置4aと位置4b
とを接続する階段形状は斜め線に相当する線の中点4c
に対して点対称である。すなわち、図5(b)から図5
(g)に示す遮光パタン3bは、図5(a)に示す斜め
線の端部に接続する辺7aと辺7bとが互いに直角関係
にある回路パタン5のレイアウトデータを、変換前後の
面積を保持したまま、斜め線を、斜め線に相当する線の
中点4cに対して点対称である階段形状に変換した後の
レイアウトデータに基づいて形成された遮光パタン3b
を示している。
【0056】また、図5(b)から図5(d)に示す遮
光パタン3bにおける斜め線の端部に相当する位置4a
に接続する辺8aは、図5(a)に示す回路パタン5に
おける斜め線の端部に接続する辺7aと平行関係にあ
り、図5(b)から図5(d)に示す遮光パタン3bに
おける斜め線の端部に相当する位置4bに接続する辺8
bは、図5(a)に示す回路パタン5における斜め線の
端部に接続する辺7bと直角関係にあり、図5(e)か
ら図5(g)に示す遮光パタン3bにおける斜め線の端
部に相当する位置4aに接続する辺8aは、図5(a)
に示す回路パタン5における斜め線6の端部に接続する
辺7aと直角関係にあり、図5(e)から図5(g)に
示す遮光パタン3bにおける斜め線の端部に相当する位
置4bに接続する辺8bは、図5(a)に示す回路パタ
ン5における斜め線6の端部に接続する辺7bと平行関
係にある。辺8a,8bは斜め線に相当する線4と鋭角
をなす。
【0057】実施の形態6.図6は実施の形態6の説明
に供する図である。図6(a)は斜め線を含んだ多角形
の回路パタン5を示し、図6(b)から図6(g)は図
6(a)に示す斜め線を含んだ多角形の回路パタン5の
変換後のレイアウトデータに基づいて形成された遮光パ
タン3b、すなわち、図6(a)に示す斜め線を含んだ
多角形の回路パタン5を、斜め線が複数の矩形により階
段状に表わされた多角形として示した遮光パタン3bで
あって、斜め線を表わす矩形の幅RがRw<R<Rp・
mの範囲であるものを示している。
【0058】図6(b)及び図6(e)は、図6(a)
に示す回路パタン5における斜め線6の幅WがRp・m
より小さい場合を示し、図6(c)、図6(d)、図6
(f)及び図6(g)は、図6(a)に示す回路パタン
5における斜め線6の幅WがRp・mより大きい場合を
示している。
【0059】図6(a)に示す回路パタン5における斜
め線の端部に接続する辺7aと辺7bとは互いに直角関
係にある。図6(b)から図6(g)に示す遮光パタン
3bの面積は、図6(a)に示す回路パタン5の面積と
等しい。図6(b)から図6(g)に示す遮光パタン3
bにおける斜め線の端部に相当する位置4aと位置4b
とを接続する階段形状は斜め線に相当する線の垂直二等
分線4dに対してミラー対称である。すなわち、図6
(b)から図6(g)に示す遮光パタン3bは、図6
(a)に示す斜め線の端部に接続する辺7aと辺7bと
が互いに直角関係にある回路パタン5のレイアウトデー
タを、変換前後の面積を保持したまま、斜め線を、斜め
線に相当する線の垂直二等分線4dに対してミラー対称
である階段形状に変換した後のレイアウトデータに基づ
いて形成された遮光パタン3bを示している。なお、上
述した斜め線の端部に接続する2つの辺が互いに直角関
係にある回路パタンのレイアウトデータを、変換前後の
面積を保持したまま、斜め線を、斜め線に相当する線の
垂直二等分線に対してミラー対称である階段形状に変換
する方式では、変換部分の対称性が確保される。
【0060】また、図6(b)から図6(d)に示す遮
光パタン3bにおける斜め線の端部に相当する位置4a
に接続する辺8aは、図6(a)に示す回路パタン5に
おける斜め線の端部に接続する辺7aと平行関係にあ
り、図6(b)から図6(d)に示す遮光パタン3bに
おける斜め線の端部に相当する位置4bに接続する辺8
bは、図6(a)に示す回路パタン5における斜め線の
端部に接続する辺7bと平行関係にあり、図6(e)か
ら図6(g)に示す遮光パタン3bにおける斜め線の端
部に相当する位置4aに接続する辺8aは、図6(a)
に示す回路パタン5における斜め線6の端部に接続する
辺7aと直角関係にあり、図6(e)から図6(g)に
示す遮光パタン3bにおける斜め線の端部に相当する位
置4bに接続する辺8bは、図6(a)に示す回路パタ
ン5における斜め線の端部に接続する辺7bと直角関係
にある。辺8a,8bは斜め線に相当する線4と鋭角を
なす。図6(b)は図6(e)に比べて、図6(c)は
図6(f)に比べて、図6(d)は図6(g)に比べ
て、階段形状における屈曲部の数が少ないので、変換後
のデータ量が少ないという点で優れている。
【0061】実施の形態7.実施の形態7から実施の形
態10では、斜め線を含んだ多角形の回路パタンの変換
後のレイアウトデータの例について説明する。
【0062】図7は実施の形態7の説明に供する図であ
る。図7(a)から図7(h)は、図3(a)に示す斜
め線を含んだ多角形の回路パタン5の変換後のレイアウ
トデータを示している。図3(a)に示す斜め線を含ん
だ多角形の回路パタン5の変換後のレイアウトデータ
は、複数の矩形により階段状に表わされかつ全体が複数
の矩形から成る多角形のデータであって、斜め線を表わ
す矩形の幅RがRw<R<Rp・mの範囲であるもので
あるが、図7(a)から図7(h)では、全体が複数の
矩形から成る様子のみを示している。
【0063】図7(a)に示すレイアウトデータは図3
(b)に示す遮光パタン3bを形成するための基となる
ものであり、図7(b)に示すレイアウトデータは図3
(c)に示す遮光パタン3bを形成するための基となる
ものであり、図7(c)及び図7(d)に示すレイアウ
トデータは図3(d)に示す遮光パタン3bを形成する
ための基となるものであり、図7(e)に示すレイアウ
トデータは図3(e)に示す遮光パタン3bを形成する
ための基となるものであり、図7(f)に示すレイアウ
トデータは図3(f)に示す遮光パタン3bを形成する
ための基となるものであり、図7(g)及び図7(h)
に示すレイアウトデータは図3(g)に示す遮光パタン
3bを形成するための基となるものである。
【0064】一般に、微小な矩形は大きな矩形に比べて
描画精度が悪い。また、微小な矩形が多角形の外周部に
位置していると、微小な矩形を含めた全体の描画精度が
悪くなる。また、矩形の数は少ないほど、変換後のデー
タ量は少ない。
【0065】図7(c)に示すレイアウトデータと図7
(d)に示すレイアウトデータとを比較した場合、図7
(c)に示すレイアウトデータを構成する矩形の数と図
7(d)に示すレイアウトデータを構成する矩形の数は
同じであるが、図7(c)に示すレイアウトデータ中の
微小矩形9の数は図7(d)に示すレイアウトデータ中
の微小矩形9の数より多く、また、図7(c)に示すレ
イアウトデータを構成する微小矩形9は外周部に位置し
ている。従って、図7(d)に示すレイアウトデータに
基づいて遮光パタンを形成する場合、図7(c)に示す
レイアウトデータに基づいて遮光パタンを形成する場合
に比べて、精度の高い遮光パタンを形成することができ
る。同様に、図7(h)に示すレイアウトデータに基づ
いて遮光パタンを形成する場合、図7(g)に示すレイ
アウトデータに基づいて遮光パタンを形成する場合に比
べて、精度の高い遮光パタンを形成することができる。
特に、図7(g)に示すレイアウトデータ中の微小図形
9は図7(c)に示すレイアウトデータ中の微小矩形9
より小さく、また、外部に位置しているので、図7
(g)と図7(h)との比較において、この効果が顕著
である。
【0066】実施の形態8.図8は実施の形態8の説明
に供する図である。図8(a)から図8(h)は、図4
(a)に示す斜め線を含んだ多角形の回路パタン5の変
換後のレイアウトデータを示している。図4(a)に示
す斜め線を含んだ多角形の回路パタン5の変換後のレイ
アウトデータは、複数の矩形により階段状に表わされか
つ全体が複数の矩形から成る多角形のデータであって、
斜め線を表わす矩形の幅RがRw<R<Rp・mの範囲
であるものであるが、図8(a)から図8(h)では、
全体が複数の矩形から成る様子のみを示している。
【0067】図8(a)に示すレイアウトデータは図4
(b)に示す遮光パタン3bを形成するための基となる
ものであり、図8(b)に示すレイアウトデータは図4
(c)に示す遮光パタン3bを形成するための基となる
ものであり、図8(c)及び図8(d)に示すレイアウ
トデータは図4(d)に示す遮光パタン3bを形成する
ための基となるものであり、図8(e)に示すレイアウ
トデータは図4(e)に示す遮光パタン3bを形成する
ための基となるものであり、図8(f)に示すレイアウ
トデータは図4(f)に示す遮光パタン3bを形成する
ための基となるものであり、図8(g)及び図8(h)
に示すレイアウトデータは図4(g)に示す遮光パタン
3bを形成するための基となるものである。
【0068】図8(c)に示すレイアウトデータと図8
(d)に示すレイアウトデータとを比較した場合、図8
(c)に示すレイアウトデータを構成する矩形の数と図
8(d)に示すレイアウトデータを構成する矩形の数は
同じであるが、図8(c)に示すレイアウトデータ中の
微小矩形9の数は図8(d)に示すレイアウトデータ中
の微小矩形9の数より多く、また、図8(c)に示すレ
イアウトデータを構成する微小矩形9は外周部に位置し
ている。従って、図8(d)に示すレイアウトデータに
基づいて遮光パタンを形成する場合、図8(c)に示す
レイアウトデータに基づいて遮光パタンを形成する場合
に比べて、精度の高い遮光パタンを形成することができ
る。同様に、図8(h)に示すレイアウトデータに基づ
いて遮光パタンを形成する場合、図8(g)に示すレイ
アウトデータに基づいて遮光パタンを形成する場合に比
べて、精度の高い遮光パタンを形成することができる。
特に、図8(g)に示すレイアウトデータ中の微小図形
9は図8(c)に示すレイアウトデータ中の微小矩形9
より小さく、また、外部に位置しているので、図8
(g)と図8(h)との比較において、この効果が顕著
である。
【0069】実施の形態9.図9は実施の形態9の説明
に供する図である。図9(a)から図9(h)は、図5
(a)に示す斜め線を含んだ多角形の回路パタン5の変
換後のレイアウトデータを示している。図5(a)に示
す斜め線を含んだ多角形の回路パタン5の変換後のレイ
アウトデータは、複数の矩形により階段状に表わされか
つ全体が複数の矩形から成る多角形のデータであって、
斜め線を表わす矩形の幅RがRw<R<Rp・mの範囲
であるものであるが、図9(a)から図9(h)では、
全体が複数の矩形から成る様子のみを示している。
【0070】図9(a)に示すレイアウトデータは図5
(b)に示す遮光パタン3bを形成するための基となる
ものであり、図9(b)に示すレイアウトデータは図5
(c)に示す遮光パタン3bを形成するための基となる
ものであり、図9(c)及び図9(d)に示すレイアウ
トデータは図5(d)に示す遮光パタン3bを形成する
ための基となるものであり、図9(e)に示すレイアウ
トデータは図5(e)に示す遮光パタン3bを形成する
ための基となるものであり、図9(f)に示すレイアウ
トデータは図5(f)に示す遮光パタン3bを形成する
ための基となるものであり、図9(g)及び図9(h)
に示すレイアウトデータは図5(g)に示す遮光パタン
3bを形成するための基となるものである。
【0071】図9(c)に示すレイアウトデータと図9
(d)に示すレイアウトデータとを比較した場合、図9
(c)に示すレイアウトデータを構成する矩形の数と図
9(d)に示すレイアウトデータを構成する矩形の数は
同じであり、図9(c)に示すレイアウトデータ中の微
小矩形9の数と図9(d)に示すレイアウトデータ中の
微小矩形9の数も同じであるが、図9(d)に示すレイ
アウトデータ中にはより小さな微小矩形9が外周部に位
置している。従って、図9(c)に示すレイアウトデー
タに基づいて遮光パタンを形成する場合、図9(d)に
示すレイアウトデータに基づいて遮光パタンを形成する
場合に比べて、精度の高い遮光パタンを形成することが
できる。同様に、図9(h)に示すレイアウトデータに
基づいて遮光パタンを形成する場合、図9(g)に示す
レイアウトデータに基づいて遮光パタンを形成する場合
に比べて、精度の高い遮光パタンを形成することができ
る。
【0072】実施の形態10.図10は実施の形態10
の説明に供する図である。図10(a)から図10
(h)は、図6(a)に示す斜め線を含んだ多角形の回
路パタン5の変換後のレイアウトデータを示している。
図6(a)に示す斜め線を含んだ多角形の回路パタン5
の変換後のレイアウトデータは、複数の矩形により階段
状に表わされかつ全体が複数の矩形から成る多角形のデ
ータであって、斜め線を表わす矩形の幅RがRw<R<
Rp・mの範囲であるものであるが、図10(a)から
図10(h)では、全体が複数の矩形から成る様子のみ
を示している。
【0073】図10(a)に示すレイアウトデータは図
6(b)に示す遮光パタン3bを形成するための基とな
るものであり、図10(b)に示すレイアウトデータは
図6(c)に示す遮光パタン3bを形成するための基と
なるものであり、図10(c)及び図10(d)に示す
レイアウトデータは図6(d)に示す遮光パタン3bを
形成するための基となるものであり、図10(e)に示
すレイアウトデータは図6(e)に示す遮光パタン3b
を形成するための基となるものであり、図10(f)に
示すレイアウトデータは図6(f)に示す遮光パタン3
bを形成するための基となるものであり、図10(g)
及び図10(h)に示すレイアウトデータは図6(g)
に示す遮光パタン3bを形成するための基となるもので
ある。図10(g)に示すレイアウトデータと図10
(h)に示すレイアウトデータとを比較した場合、図1
0(g)に示すレイアウトデータを構成する矩形の数と
図10(h)に示すレイアウトデータを構成する矩形の
数は同じであり、図10(g)に示すレイアウトデータ
中の微小矩形9の数と図10(h)に示すレイアウトデ
ータ中の微小矩形9の数も同じであるが、図10(h)
に示すレイアウトデータ中にはより小さな微小矩形9が
外周部に位置している。従って、図10(g)に示すレ
イアウトデータに基づいて遮光パタンを形成する場合、
図10(h)に示すレイアウトデータに基づいて遮光パ
タンを形成する場合に比べて、精度の高い遮光パタンを
形成することができる。
【0074】実施の形態11.実施の形態11では、実
施の形態1で説明したフォトマスクに生じた欠陥の検査
修正方法について説明する。
【0075】図11はフォトマスクの欠陥修正方法の説
明に供する図である。図11(a)は実施の形態1で説
明したフォトマスク1における遮光パタン3bの斜め線
に相当する線4の位置に欠陥10が生じている様子を示
し、図11(b)はその欠陥を検査修正した後の様子を
示している。
【0076】通常、製造したフォトマスクに欠陥が生じ
ていた場合、描画データを参照して、白欠陥ならFIB
(Focused Ion Beam)による埋め込
み、黒欠陥ならレーザアプリケーションによる除去を行
い、描画データどおりに修正する。このため、実施の形
態1で説明したフォトマスク1における遮光パタン3b
の斜め線に相当する線4の位置に生じた欠陥10を検査
修正する場合、通常、描画データを参照して階段状に検
査修正する。
【0077】しかしながら、実施の形態1で説明したフ
ォトマスク1における遮光パタン3bを用いて最終的に
形成しようとする形状は斜め線を含んだ多角形、すなわ
ち回路パタンの形状である。このため、遮光パタン3b
の斜め線に相当する線4の位置に生じた欠陥10を、回
路パタンのレイアウトデータを参照して斜めに検査修正
しても何ら不都合はない。
【0078】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、遮光パタン3bの斜め線に相当する線4の位置に生
じた欠陥10を、回路パタンのレイアウトデータを参照
して斜めに検査修正する場合、階段状に検査修正する必
要がないため、欠陥10の検査修正を容易に行うことが
できる効果が得られる。
【0079】実施の形態12.実施の形態12では実施
の形態1で説明したフォトマスクの使用方法について説
明する。
【0080】図12はフォトマスクの使用方法の説明に
供する図である。図12(a)は投影露光装置201を
示し、図12(b)は投影露光装置201に装着された
実施の形態1で説明したフォトマスク1を示し、図12
(c)は投影露光装置201で露光されたウェハ11を
示している。
【0081】遮光パタン3bは、斜め線を含んだ多角形
の回路パタンを、斜め線が複数の矩形により階段状に表
わされた多角形として示したものであり、階段の1段階
の高さ、すなわち斜め線を表わす矩形の幅RがRw<R
<Rp・mの範囲であるものである。このため、実施の
形態1で説明したフォトマスク1を用いてウェハ11を
露光した場合、遮光パタン3bの形状を正確に転写する
ことができず、階段形状が斜め線として転写され、ウェ
ハ11上に回路パタンの形状をした遮光パタン12が形
成される。従って、実施の形態1で説明したフォトマス
ク1を用いて半導体集積回路や液晶ディスプレイを製造
する場合、安価で信頼性の高い半導体集積回路や液晶デ
ィスプレイを製造することができる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、透明
基板と、斜め線を含んだ多角形の回路パタンを、斜め線
が複数の矩形により階段状に表わされた多角形として示
した遮光パタンとを備え、矩形の幅Rが、Rw<R<R
p・mの範囲である(ただし、mは露光装置の転写倍
率、Rpは露光装置の解像力、Rwはマスク描画装置の
解像力である。)ようにフォトマスクを構成したので、
低価格で高精度なフォトマスクを得ることができる効果
がある。
【0083】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
の面積が、斜め線が階段状に表わされた多角形の面積と
等しいようにフォトマスクを構成したので、露光装置に
装着してウェハを露光したとき、ウェハ上に回路パタン
を高精度に転写することができるフォトマスクを得るこ
とができる。
【0084】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
における斜め線の端部に接続する辺と、斜め線が階段状
に表わされた多角形における斜め線の端部に相当する位
置に接続する辺とが平行関係にあるようにフォトマスク
を構成したので、露光装置に装着してウェハを露光した
とき、ウェハ上に回路パタンを高精度に転写することが
できるフォトマスクを得ることができる。
【0085】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
における斜め線の端部に接続する辺と、斜め線が階段状
に表わされた多角形における斜め線の端部に相当する位
置に接続する辺とが直角関係にあるようにフォトマスク
を構成したので、露光装置に装着してウェハを露光した
とき、ウェハ上に回路パタンを高精度に転写することが
できるフォトマスクを得ることができる。
【0086】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
における斜め線の端部に接続する辺が互いに平行関係に
あるとき、斜め線を表わす階段形状が、斜め線に相当す
る線の中点に対して点対称であるようにフォトマスクを
構成したので、露光装置に装着してウェハを露光したと
き、ウェハ上に回路パタンを高精度に転写することがで
きるフォトマスクを得ることができる。
【0087】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
における斜め線の端部に接続する辺が互いに平行関係に
あるとき、斜め線を表わす階段形状が、斜め線に相当す
る線の垂直二等分線に対してミラー対称であるようにフ
ォトマスクを構成したので、露光装置に装着してウェハ
を露光したとき、ウェハ上に回路パタンを高精度に転写
することができるフォトマスクを得ることができる。
【0088】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
における斜め線の端部に接続する辺が互いに直角関係に
あるとき、斜め線を表わす階段形状が、斜め線に相当す
る線の中点に対して点対称であるようにフォトマスクを
構成したので、露光装置に装着してウェハを露光したと
き、ウェハ上に回路パタンを高精度に転写することがで
きるフォトマスクを得ることができる。
【0089】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
における斜め線の端部に接続する辺が互いに直角関係に
あるとき、斜め線を表わす階段形状が、斜め線に相当す
る線の垂直二等分線に対してミラー対称であるようにフ
ォトマスクを構成したので、露光装置に装着してウェハ
を露光したとき、ウェハ上に回路パタンを高精度に転写
することができるフォトマスクを得ることができる。
【0090】この発明によれば、回路パタンをレイアウ
トし、そのレイアウトデータを作成する工程と、斜め線
を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデータを、斜
め線が複数の矩形により階段状に表わされかつ全体が複
数の矩形から成る多角形のデータに変換する工程と、斜
め線を含んだ多角形の回路パタンの変換後のレイアウト
データに基づき、回路パタンを描画する工程とを含み、
斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデータ
を変換する工程において、斜め線を表わす矩形の幅Rを
Rw<R<Rp・mの範囲とする(ただし、mは露光装
置の転写倍率、Rpは露光装置の解像力、Rwはマスク
描画装置の解像力である。)ようにフォトマスクの製造
方法を構成したので、低価格で高精度なフォトマスクを
製造することができる効果がある。
【0091】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
の回路パタンのレイアウトデータを変換する方法が複数
通りある場合、全矩形の数が少ない方法を選択するよう
にフォトマスクの製造方法を構成したので、変換後のデ
ータ量が少なくなる効果がある。
【0092】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
の回路パタンのレイアウトデータを変換する方法が複数
通りある場合、微小矩形の数が少ない方法を選択するよ
うにフォトマスクの製造方法を構成したので、精度の高
い遮光パタンを有するフォトマスクを製造することがで
きる効果がある。
【0093】この発明によれば、斜め線を含んだ多角形
の回路パタンのレイアウトデータを変換する方法が複数
通りある場合、微小矩形が複数の矩形から成る多角形の
外周部に位置しない方法を選択するようにフォトマスク
の製造方法を構成したので、精度の高い遮光パタンを有
するフォトマスクを製造することができる効果がある。
【0094】この発明によれば、透明基板と、斜め線を
含んだ多角形の回路パタンを、斜め線が複数の矩形によ
り階段状に表わされた多角形として示した遮光パタンと
を備え、矩形の幅Rが、Rw<R<Rp・mの範囲であ
るフォトマスクの斜め線に相当する線の位置に生じた欠
陥を検査修正するに当たり、回路パタンのレイアウトデ
ータを参照して斜めに検査修正する(ただし、mは露光
装置の転写倍率、Rpは露光装置の解像力、Rwはマス
ク描画装置の解像力である。)ようにフォトマスクの検
査修正方法を構成したので、斜め線に相当する線の位置
に生じた欠陥の検査修正を容易に行うことができる効果
がある。
【0095】この発明によれば、透明基板と、斜め線を
含んだ多角形の回路パタンを、斜め線が複数の矩形によ
り階段状に表わされた多角形として示した遮光パタンと
を備え、矩形の幅Rが、Rw<R<Rp・mの範囲であ
るフォトマスクを用いて、半導体集積回路を製造する
(ただし、mは露光装置の転写倍率、Rpは露光装置の
解像力、Rwはマスク描画装置の解像力である。)よう
にフォトマスクの使用方法を構成したので、安価で信頼
性の高い半導体集積回路を製造することができる効果が
ある。
【0096】この発明によれば、透明基板と、斜め線を
含んだ多角形の回路パタンを、複数の矩形により階段状
に表わされた多角形として示した遮光パタンとを備え、
矩形の幅Rが、Rw<R<Rp・mの範囲であるフォト
マスクを用いて、液晶ディスプレイを製造する(ただ
し、mは露光装置の転写倍率、Rpは露光装置の解像
力、Rwはマスク描画装置の解像力である。)ようにフ
ォトマスクの使用方法を構成したので、安価で信頼性の
高い半導体集積回路を製造することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるフォトマスク
を示す構成図である。
【図2】 フォトマスクの製造方法を示すフローチャー
トである。
【図3】 実施の形態3の説明に供する図である。
【図4】 実施の形態4の説明に供する図である。
【図5】 実施の形態5の説明に供する図である。
【図6】 実施の形態6の説明に供する図である。
【図7】 実施の形態7の説明に供する図である。
【図8】 実施の形態8の説明に供する図である。
【図9】 実施の形態9の説明に供する図である。
【図10】 実施の形態10の説明に供する図である。
【図11】 フォトマスクの欠陥修正方法の説明に供す
る図である。
【図12】 フォトマスクの使用方法の説明に供する図
である。
【図13】 可変成形ビームベクタースキャン型の電子
線露光装置を示す構成図である。
【図14】 電子線露光装置の露光方法の説明に供する
図である。
【図15】 投影露光装置を示す構成図である。
【図16】 投影露光装置の説明に供する図である。
【符号の説明】
1 フォトマスク、2 透明基板、3b 遮光パタン、
4 斜め線に相当する線、4a,4b 斜め線の端部に
相当する位置、4c 斜め線に相当する線の中点、4d
斜め線に相当する線の垂直二等分線、5 斜め線を含
んだ多角形の回路パタン、6 斜め線、6a,6b 斜
め線の端部、7a,7b 斜め線の端部に接続する辺、
8a,8b 斜め線の端部に相当する位置に接続する
辺、9 微小矩形。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板と、斜め線を含んだ多角形の回
    路パタンを、該斜め線が複数の矩形により階段状に表わ
    された多角形として示した遮光パタンとを備え、 上記矩形の幅Rが、Rw<R<Rp・mの範囲であるこ
    とを特徴とするフォトマスク(ただし、mは露光装置の
    転写倍率、Rpは露光装置の解像力、Rwはマスク描画
    装置の解像力である。)。
  2. 【請求項2】 斜め線を含んだ多角形の面積が、上記斜
    め線が階段状に表わされた多角形の面積と等しいことを
    特徴とする請求項1記載のフォトマスク。
  3. 【請求項3】 斜め線を含んだ多角形における該斜め線
    の端部に接続する辺と、上記斜め線が階段状に表わされ
    た多角形における上記斜め線の端部に相当する位置に接
    続する辺とが平行関係にあることを特徴とする請求項1
    記載のフォトマスク。
  4. 【請求項4】 斜め線を含んだ多角形における該斜め線
    の端部に接続する辺と、上記斜め線が階段状に表わされ
    た多角形における上記斜め線の端部に相当する位置に接
    続する辺とが直角関係にあることを特徴とする請求項1
    記載のフォトマスク。
  5. 【請求項5】 斜め線を含んだ多角形における該斜め線
    の端部に接続する辺が互いに平行関係にあるとき、上記
    斜め線を表わす階段形状が、上記斜め線に相当する線の
    中点に対して点対称であることを特徴とする請求項1記
    載のフォトマスク。
  6. 【請求項6】 斜め線を含んだ多角形における該斜め線
    の端部に接続する辺が互いに平行関係にあるとき、上記
    斜め線を表わす階段形状が、上記斜め線に相当する線の
    垂直二等分線に対してミラー対称であることを特徴とす
    る請求項1記載のフォトマスク。
  7. 【請求項7】 斜め線を含んだ多角形における該斜め線
    の端部に接続する辺が互いに直角関係にあるとき、上記
    斜め線を表わす階段形状が、上記斜め線に相当する線の
    中点に対して点対称であることを特徴とする請求項1記
    載のフォトマスク。
  8. 【請求項8】 斜め線を含んだ多角形における該斜め線
    の端部に接続する辺が互いに直角関係にあるとき、上記
    斜め線を表わす階段形状が、上記斜め線に相当する線の
    垂直二等分線に対してミラー対称であることを特徴とす
    る請求項1記載のフォトマスク。
  9. 【請求項9】 回路パタンをレイアウトし、そのレイア
    ウトデータを作成する工程と、 斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデータ
    を、該斜め線が複数の矩形により階段状に表わされかつ
    全体が複数の矩形から成る多角形のデータに変換する工
    程と、 上記斜め線を含んだ多角形の回路パタンの変換後のレイ
    アウトデータに基づき、回路パタンを描画する工程とを
    含み、 上記斜め線を含んだ多角形の回路パタンのレイアウトデ
    ータを変換する工程において、上記斜め線を表わす矩形
    の幅RをRw<R<Rp・mの範囲とすることを特徴と
    するフォトマスクの製造方法(ただし、mは露光装置の
    転写倍率、Rpは露光装置の解像力、Rwはマスク描画
    装置の解像力である。)。
  10. 【請求項10】 斜め線を含んだ多角形の回路パタンの
    レイアウトデータを変換する方法が複数通りある場合、
    全矩形の数が少ない方法を選択することを特徴とする請
    求項9記載のフォトマスクの製造方法。
  11. 【請求項11】 斜め線を含んだ多角形の回路パタンの
    レイアウトデータを変換する方法が複数通りある場合、
    微小矩形の数が少ない方法を選択することを特徴とする
    請求項9記載のフォトマスクの製造方法。
  12. 【請求項12】 斜め線を含んだ多角形の回路パタンの
    レイアウトデータを変換する方法が複数通りある場合、
    微小矩形が複数の矩形から成る多角形の外周部に位置し
    ない方法を選択することを特徴とする請求項9記載のフ
    ォトマスクの製造方法。
  13. 【請求項13】 透明基板と、斜め線を含んだ多角形の
    回路パタンを、該斜め線が複数の矩形により階段状に表
    わされた多角形として示した遮光パタンとを備え、上記
    矩形の幅Rが、Rw<R<Rp・mの範囲であるフォト
    マスクの上記斜め線に相当する線の位置に生じた欠陥を
    検査修正するに当たり、上記回路パタンのレイアウトデ
    ータを参照して斜めに検査修正することを特徴とするフ
    ォトマスクの検査修正方法(ただし、mは露光装置の転
    写倍率、Rpは露光装置の解像力、Rwはマスク描画装
    置の解像力である。)。
  14. 【請求項14】 透明基板と、斜め線を含んだ多角形の
    回路パタンを、該斜め線が複数の矩形により階段状に表
    わされた多角形として示した遮光パタンとを備え、上記
    矩形の幅Rが、Rw<R<Rp・mの範囲であるフォト
    マスクを用いて、半導体集積回路を製造するフォトマス
    クの使用方法(ただし、mは露光装置の転写倍率、Rp
    は露光装置の解像力、Rwはマスク描画装置の解像力で
    ある。)。
  15. 【請求項15】 透明基板と、斜め線を含んだ多角形の
    回路パタンを、該斜め線が複数の矩形により階段状に表
    わされた多角形として示した遮光パタンとを備え、上記
    矩形の幅Rが、Rw<R<Rp・mの範囲であるフォト
    マスクを用いて、液晶ディスプレイを製造するフォトマ
    スクの使用方法(ただし、mは露光装置の転写倍率、R
    pは露光装置の解像力、Rwはマスク描画装置の解像力
    である。)。
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