JP2000241631A - 光モジュールおよび光配線盤 - Google Patents

光モジュールおよび光配線盤

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JP2000241631A JP11042386A JP4238699A JP2000241631A JP 2000241631 A JP2000241631 A JP 2000241631A JP 11042386 A JP11042386 A JP 11042386A JP 4238699 A JP4238699 A JP 4238699A JP 2000241631 A JP2000241631 A JP 2000241631A
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秀夫 平尾
Kiyoshi Sato
清 佐藤
Kunihiko Jinbo
邦彦 神保
Koichi Katayose
浩一 片寄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光モジュールを利用した光配線盤にあって
は、光ファイバのコネクタ成端の有無によって光モジュ
ールを交換すること無く、光モジュール側部の光コネク
タアダプタによって、目的のコネクタ成端を行うことの
できる技術の開発が求められていた。 【解決手段】 前記モジュール本体29f内にて、前記
光コネクタアダプタ側に接続された成端光ファイバ51
のコネクタ成端された端部に、外部光ファイバ26と融
着接続される融着光ファイバ52の別の端部がコネクタ
接続されるようになっている光モジュール291を提供
する。また、この光モジュール291と、内蔵した光カ
プラ56aを介して試験用光ファイバ29aが接続され
てなる別の光モジュール292とが入れ替え可能になっ
ている光配線盤を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを光コ
ネクタアダプタによって、別の光ファイバとコネクタ接
続可能に成端する光モジュールおよび光配線盤に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、外線光ケーブルの多数本の光フ
ァイバに対して、伝送装置側の光ファイバを分岐接続す
る光配線盤のように、多数本の光ファイバ同士を切替可
能に接続する光配線盤にあっては、光ファイバの余長処
理作業、切替接続の作業性、対応心数の増大等に鑑み
て、光モジュールを使用するものが提供されている。前
記光モジュールは、外観薄板ケース状であることが普通
であり、横並びに複数配列して収納される。また、各光
モジュールは、一側部に取り付けられた光コネクタアダ
プタによって、光ファイバをコネクタ接続可能に成端
し、前記光ファイバの余長を内部に収納するようになっ
ている。前記光コネクタアダプタに、外側から別の光フ
ァイバをコネクタ接続することで、光ファイバ同士が接
続される。
【0003】図15は、この種の光モジュール1の一例
を示す。図15において、光モジュール1は、外観薄板
ケース状のモジュール本体2と、このモジュール本体2
の一端部に取り付けられた光コネクタアダプタ3とを備
えている。モジュール本体2内に収納された光ファイバ
5は、例えば、4心、8心等の多心光ファイバであり、
一端が、光コネクタ4によってコネクタ接続可能に成端
され、他端が単心分岐されて、それぞれ光コネクタアダ
プタ3に接続される。前記光コネクタアダプタ3に対向
するモジュール本体2他端部には、光ファイバ穴6が開
口され、この光ファイバ穴6からモジュール本体2内に
導入された光ファイバ7の、予め光コネクタ7aによっ
て成端された端部が、前記光ファイバ5に対して着脱可
能にコネクタ接続される。これにより、光ファイバ7が
光ファイバ5を介して、光コネクタアダプタ3によって
コネクタ接続可能に成端される。前記光コネクタアダプ
タ3に、外側から別の光ファイバ8がコネクタ接続され
ると、光ファイバ5を介して光ファイバ7、8同士が光
接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15に示
した光モジュール1は、コネクタ成端された光ファイバ
7に対応するものであるが、コネクタ成端されていない
光ファイバには対応できないため、専用の光モジュール
を別途用意することとなる。コネクタ成端されていない
光ファイバに対応する光モジュールは、この光モジュー
ル内蔵の光ファイバと、成端すべき光ファイバとを融着
接続し、融着接続部を接続余長とともに収納する。これ
により、光ファイバは、モジュール側光ファイバを介し
て、光コネクタアダプタによってコネクタ接続可能に成
端される。このように、従来、光モジュールは、成端す
べき目的の光ファイバの成端の有無に対応して、それぞ
れ専用のものを用いることが普通であった。しかしなが
ら、光ファイバのコネクタ成端の有無に対応して、光モ
ジュールの種類を使い分けるのでは、作業性に不満があ
り、コスト的にも不利であり、改善したい要求があっ
た。例えば、この光モジュールを収納してなる光配線盤
等では、導入される光ファイバのコネクタ成端の有無に
対応して、光モジュールの入れ替え等を行わねばなら
ず、組立作業性等を向上できないといった問題が生じ
る。さらに、光モジュールにあっては、光カプラを介し
て、この光ファイバに、光パルス試験器(いわゆるOT
DR)内蔵の光線路試験装置を接続して、断線等の試験
を行うことがあるが、光ファイバの成端の有無によって
光モジュールを入れ替えると、この光線路試験装置との
接続もやり直す必要があり、作業数が増加する不満があ
った。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(1)光ファイバを、そのコネクタ成端の有無に
関係無く、光コネクタアダプタによりコネクタ接続可能
に成端することができる光モジュールを提供すること、
並びに、(2)光カプラと、光線路試験装置に接続され
る試験用光ファイバとを備える光モジュールと、これら
光カプラや試験用光ファイバを備えていない光モジュー
ルとが入れ替え可能であり、試験の有無に簡単に対応で
きる光配線盤を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、本発明
では、ケース状のモジュール本体と、このモジュール本
体側部に取り付けられた光コネクタアダプタとを備え、
前記モジュール本体内に収納された光ファイバに外部か
ら接続した別の光ファイバを、前記光コネクタアダプタ
によってコネクタ接続可能に成端する光モジュールであ
って、前記モジュール本体内には、前記光コネクタアダ
プタ側に接続された一端に対して、光コネクタによっ
て、別の光ファイバとコネクタ接続可能に成端された他
端を有する成端光ファイバが収納され、さらに、この成
端光ファイバ他端には、一端が外部の光ファイバと融着
接続される融着光ファイバの他端がコネクタ接続可能に
なっており、しかも、前記モジュール本体には、外部の
光ファイバが引き込まれる開口部と、前記外部の光ファ
イバに接続された光ファイバが光線路試験装置へ引き出
される開口部とを備えることを特徴とする光モジュール
を前記課題の解決手段とした。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の光モジュールにおいて、前記光コネクタ
アダプタと前記成端光ファイバとの間あるいは成端光フ
ァイバの途中に介在された光カプラに、光線路試験装置
から出力された試験光を入射する試験用光ファイバが接
続されていることを特徴とする。請求項3記載の発明
は、請求項1記載の光モジュールまたは請求項2記載の
光モジュールが入れ替え可能に収納されていることを特
徴とする光配線盤を前記課題の解決手段とした。
【0007】この発明によれば、コネクタ接続可能に成
端(以下、「コネクタ成端」)されている光ファイバに
対しては、この光ファイバを、成端光ファイバとコネク
タ接続し、この成端光ファイバを介して光コネクタアダ
プタと接続する。コネクタ接続されていない光ファイバ
に対しては、成端光ファイバと融着光ファイバとの間の
コネクタ接続、および、融着光ファイバと、成端する目
的の光ファイバとの間の融着接続によって、融着光ファ
イバを介して、目的の光ファイバを成端光ファイバと接
続する。これにより、成端光ファイバや融着光ファイバ
を介して、目的の光ファイバが、光コネクタアダプタと
接続され、コネクタ成端される。また、外部の光ファイ
バを開口部からモジュール本体内に引き込み、この外部
光ファイバに接続した光ファイバを開口部から引き出し
て、光線路試験装置へ接続すると、光モジュール全体の
光配線の竣工前であっても、外部の光ファイバに係る光
線路の断線試験等を行うことができる。請求項2記載の
発明によれば、試験用光ファイバを介して入射される試
験光によって、光コネクタアダプタ側、成端光ファイバ
他端に接続された別の光ファイバ側のいずれの光線路に
ついても、断線等の試験を行うことができる。試験用光
ファイバを、光線路試験装置側の光線路と接続するだけ
で、光線路試験装置から出力された試験光を、簡単に、
目的の光線路に入射できる。このときの各光線路の試験
は、竣工後の試験であり、随時行って光線路の断線等を
常時監視することが好ましい。請求項3記載の発明によ
れば、光配線盤内に収納する光モジュールを入れ替える
だけで、線路監視の有無、すなわち、光線路試験装置側
との接続の有無を、簡単に切り替えることができる。常
時線路監視を行うには、請求項2記載の光モジュールを
採用し、試験用光ファイバを光線路監視装置側に接続す
るだけで簡単に対応できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を参照して説明する。まず、本実施の形態の光配線
盤を説明する。図1(a)、(b)および図2は、光配
線盤20を示す図であって、図1(a)は装置側を示す
正面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面矢視
図、図2はこの光配線盤20のケーブル側を示す背面図
(但し、図2は、図1に比べて拡大して表示している)
である。これら図において、この光配線盤20は、成端
架体21と、装置側架体22と、これら両架体21、2
2の中間に配置された中継架体23とを備えて構成され
ている。中継架体23のケーブル側(図1(a)紙面奥
側、図2紙面手前側)上部のケーブル導入部25には、
外線側の光ケーブル24が引き込まれて固定される。こ
の光ケーブル24端末から引き出されたケーブル側光フ
ァイバ26は、同じく中継架体23ケーブル側にて前記
ケーブル導入部25の下方に設けられている余長収納部
27内に垂らすようにして、余長が湾曲収納される。ケ
ーブル側光ファイバ26の先端は、成端架体21ケーブ
ル側から、この成端架体21内に上下に多段に設けられ
た成端部28の内の目的のものに引き込まれ、この成端
部28内に複数収納された光モジュール29に内蔵の光
ファイバと接続される。ケーブル側光ファイバ26の余
長は、各成端部28毎に設けられた余長収納ボックス3
0内にも収納され、目的の光モジュール29までの配線
長が調整される。この余長収納ボックス30は、上方開
口されているため、余長の収納や、取り出しの作業性に
優れている。
【0009】図3は成端部28を示す側面図、図5は光
モジュール29を示す斜視図である。図3および図5に
示すように、光モジュール29は、外観薄板状のケース
であり、成端部28に横並びに多数配列収納される(図
1(a)および図2参照)。各成端部28では、成端架
体21装置側(図1(a)紙面手前側、図3中右側)
に、各光モジュール29一端部に取り付けられた光コネ
クタアダプタ29aが配列される。ケーブル側光ファイ
バ26に係る光線路は、光モジュール29内蔵の光ファ
イバと接続されることで、光モジュール29内にて単心
分岐されて、多連である光コネクタアダプタ29aに対
して、それぞれ接続される(例えば、図8参照)。な
お、光モジュール29の構成は、さらに、後述にて詳細
に説明する。ケーブル側光ファイバ26としては、本実
施の形態では、多心の光ファイバ心線や光コードが採用
される。なお、単心の光ファイバ心線や光コード等も採
用可能である。単心の場合は、光モジュール29内にて
単心分岐する必要は無い。また、ケーブル側光ファイバ
26は、余長収納ボックス30に到達するまでは、スパ
イラルチューブ等により補強した上、中継架体23内に
引き回すことが普通である。
【0010】一方、図1(a)に示すように、装置側架
体22では、伝送装置と接続された局内光ケーブルであ
る装置側光ケーブル31が、当該装置側架体22上部に
設けられた装置側導入部32に導入され、固定用治具4
9c(図1(b)参照)により固定される。この装置側
光ケーブル31端末から引き出された装置側光ファイバ
33は、単心光コードであることが一般的であり、装置
側導入部32の受け棚32aから装置側架体22の側壁
部22a内面側に沿って確保した湾曲収納部22bへ引
き落とされ、そこから、装置側架体22下部にて上下に
多段に設けられた余長吸収棚34を経由して、中継架体
23装置側の配線部23aに引き込まれ、さらに、成端
架体21装置側から目的の成端部28に引き込まれ、図
3に示すように、光コネクタ35によってコネクタ成端
された先端が、光コネクタアダプタ29aに切替可能に
接続されるようになっている。図1(a)に示すよう
に、中継架体配線部23a内では、接続先の成端部28
と余長吸収棚34との間にて、装置側光ファイバ33に
確保した余長33aを、下方へ垂らすようにして配線す
ることで湾曲吸収する。図3中、符号28aは、光モジ
ュール29に接続される装置側光ファイバ33等の光フ
ァイバを収納する光ファイバ収納樋、28bはコードサ
ドルである。また、符号28eはケーブル側光ファイバ
26を収納する樋状の配線部、28fはケーブル側光フ
ァイバ26を引き留めるガイド部品である。
【0011】装置側光ファイバ33は、光コードである
から、装置側導入部32から成端部28に亘って、自由
に湾曲させつつ配線することができ、また、光コネクタ
アダプタ29aに対する切替接続を行っても、傷める心
配が無い。装置側光ファイバ33先端の光コネクタ35
や光コネクタアダプタ29aとしては、例えば、JIS
C 5973に制定されるSC形光コネクタ(Single
fiber Coupling optical fiber connector)等が採用さ
れる。なお、これら光コネクタ35、光コネクタアダプ
タ29aとしては、多心では、着脱の簡便なプッシュオ
ン形のものを採用することが好ましく、例えば、JIS
C 5982に制定されるMPO形光コネクタ(Mult
ifiber Push On)等が採用される。これにより、多心の
装置側光ファイバ33の採用が可能となり、多心化、高
密度化に寄与する。
【0012】図1(a)、(b)および図4に示すよう
に、前記余長吸収棚34は、斜めに傾斜して設けられた
底板34aと、この底板34a上に設けられ、装置側光
ファイバ33を取り出し可能にクランプする一対のクラ
ンプ部34bと、このクランプ部34b間にて、前記底
板34a上に上下に多段(図4中では、3段)に配置し
て取り付けられたRガイド34cとを備えて構成され、
装置側光ファイバ33を、前記Rガイド34cを適宜利
用して、底板34a上にU字形やS字形等に湾曲配線す
ることで、余長を吸収できる。また、余長吸収棚34は
上方が開放されており、装置側光ファイバ33の取り出
し、再収納が容易であるから、光モジュール29に対し
て装置側光ファイバ33の切替接続に伴って配線ルート
に変更が生じたり、余長の処理量が変化しても、装置側
光ファイバ33をいずれかの余長吸収棚34に対して配
線し直すことで容易に対応できる。
【0013】図1(a)に示すように、成端架体21の
下部に設けられた未接続処理ユニット36は、何処にも
接続されていない、未接続の装置側光ファイバ33先端
を収納する。未接続処理ユニット36近傍には、パルス
試験器(いわゆるOTDR)を内蔵する光線路試験装置
37(図1(a)中「FTU」)、心線選択装置38
(図2中、「fs」)が設けられている。
【0014】図1(a)、(b)中、40は、スプリッ
タモジュール収納部であり、外観薄板ケース状のスプリ
ッタモジュール41を横並びに複数枚収納している。こ
のスプリッタモジュール41は、装置側架体22装置側
(図1(a)中紙面手前)に向けられた光コネクタアダ
プタ42には、装置側光ファイバ33が接続される。こ
のスプリッタモジュール41の前記光コネクタアダプタ
42近傍の開口部46から引き出された複数本の光ファ
イバ45(例えば、単心光コード。以下、「スプリッタ
コード」)は、中継架体23を経由して、目的の光モジ
ュール29の光コネクタアダプタ29aに対して切替可
能にコネクタ接続される。これにより、光コネクタアダ
プタ42に接続された装置側光ファイバ33を、このス
プリッタモジュール41に内蔵の光スプリッタを介し
て、複数本のケーブル側光ファイバ26と、例えば、1
対4や、1対8等に分岐接続することができる。スプリ
ッタコード45は、それぞれ、中継架体配線部23a内
に上下に多段に設けられたコードダクト23bを利用し
て成端部28内に引き込まれる。
【0015】図1(a)中、ジャンパコード48は、光
モジュール29間を接続する。これにより、ジャンパコ
ード48を介して、ケーブル側光ファイバ26同士が接
続される。このジャンパコード48の両端は、それぞ
れ、装置側光ファイバ33の光コネクタ35や、スプリ
ッタコード45先端と同様の構成の光コネクタ(図示せ
ず)によって、各光モジュール29の光コネクタアダプ
タ29aに対して切替可能に接続される。図1(a)
中、符号49a、49bは、架間ジャンパコード収納棚
である。この架間ジャンパコード収納棚49a、49b
から、光配線盤20内に引き込まれたジャンパコード
も、光モジュール29の光コネクタアダプタ29a、ス
プリッタモジュール41の光コネクタアダプタ42に切
替可能にコネクタ接続できるようになっていることが好
ましい。
【0016】この光配線盤20の成端部28に収納され
る光モジュール29としては、光線路試験装置37側に
接続される試験用光ファイバ29cを有する光モジュー
ル291と、前記試験用光ファイバ29cを有していな
い光モジュール292の2種類がある。これら光モジュ
ール291、292は、それぞれ、成端部28に対し
て、ケーブル側から出し入れ可能であり、互いに入れ替
え可能になっている。両光モジュール291、292の
外形寸法、光コネクタアダプタ29aの取付位置等は、
共通である。
【0017】まず、光モジュール291を説明する。図
5に示すように、光モジュール291は、外観薄板ケー
ス状のモジュール本体29fと、このモジュール本体2
9fの一端部(図5中紙面奥側)に取り付けられた光コ
ネクタアダプタ29aとを備えている。前記モジュール
本体29fの他端部(図5中紙面手前側)に突出状態に
設けられたコネクタ収納筒29eには、光モジュール2
91内に収納された成端光ファイバ51とケーブル側光
ファイバ26とをコネクタ接続した光コネクタ51a、
26aが接続状態を維持したまま、引き出し可能に収納
される。また、モジュール本体29fの一側部には、開
閉自在の蓋29qが設けられている。符号29oは、光
モジュール291を成端架体21ケーブル側へ引き出す
ための引出用突片、符号29pは、成端部28に設けら
れた係合片28dに係脱可能に係合するラッチである。
図3中、29rは、成端部28の図示しないガイド溝に
挿入されるガイド片であり、この光モジュール291
は、ケーブル側から、前記ガイド溝に前記ガイド片29
rを挿入して位置決めしつつ、成端部28に挿入され、
ガイド片29rが前記ガイド溝の最奥部に突き当たるこ
とで挿入が停止し、ラッチ29pが係合片28dに係合
して、引き抜きが規制される。ラッチ29pを変形させ
(図5中下方へ押圧変形する)、係合片28dとの係合
を解除すると、成端部28からケーブル側(背面側)へ
光モジュール291を抜き出すことができる。モジュー
ル本体29fやコネクタ収納筒29eや蓋29qは、例
えば、プラスチックなどの樹脂等から形成される。な
お、成端光ファイバ51、ケーブル側光ファイバ26の
端部の光コネクタ51a、26aとしては、例えば、J
IS C 5981に制定されるMT形光コネクタ(Me
canically Transferable)等が採用される。このMT形
光コネクタは、単心にも対応できる。
【0018】図6は、光モジュール291の接続部収納
空間53を示す側面図、図7は、図6のB−B線断面矢
視図、図8は、光モジュール291の光部品収納空間5
4内部を示す側面図である。図5、図6、図7に示すよ
うに、この光モジュール291のモジュール本体29f
内部には、このモジュール本体29f厚さ方向中央部に
設けられた仕切壁55によって、接続部収納空間53
と、光カプラ56等の光部品を収納する光部品収納空間
54とが画成されている。前記接続部収納空間53と前
記光部品収納空間54とは、モジュール本体29fの厚
さ方向両側に、前記仕切壁55を介して隣接し、しか
も、前記仕切壁55に開口された光ファイバ連通穴55
aを介して連通されている。
【0019】図8(a)は、光モジュール291を光コ
ネクタアダプタ29a側から見た正面図、図8(b)
は、図8(a)のC−C線断面矢視図であり、光部品収
納空間54の内部を示す図である。図6および図8
(b)に示すように、モジュール本体29f内に収納さ
れた成端光ファイバ51の一端は、接続部収納空間53
から、仕切壁55の連通穴55aを介して、光部品収納
空間54に引き込まれて、単心分岐して、それぞれ多連
の光コネクタアダプタ29aに対して接続されている。
前記連通穴55a近傍に設けられた引留具54cは、こ
の連通穴55aを介して光部品収納空間54内に引き込
まれた成端光ファイバ51を、引き留める。したがっ
て、接続部収納空間53内にて、成端光ファイバ51に
振動や引っ張り力が作用しても、光部品収納空間53内
の成端光ファイバ51には、これら振動や引っ張り力は
作用せず、安定な収納状態が維持される。この光部品収
納空間53内では、余長収納部54dによって、成端光
ファイバ51の余長が湾曲収納される。なお、光部品収
納空間54内にて、成端光ファイバ51の配線等の作業
を行うには、モジュール本体29f周囲の複数の取付穴
29t(図8(b)参照)と、仕切壁55から突設され
た突起(図示せず)との嵌合を解除し、仕切壁55を取
り外す。仕切壁55は、モジュール本体29fに対して
着脱可能になっている。
【0020】図6に示すように、成端光ファイバ51
は、光コネクタ51aによって、別の光ファイバにコネ
クタ接続可能に成端された他端を有している。この成端
光ファイバ51他端近傍に確保された接続余長は、接続
部収納空間53内の余長収納部53aによって湾曲収納
される。図9に示すように、さらに、この成端光ファイ
バ51他端には、必要に応じて、融着光ファイバ52が
コネクタ接続される。この融着光ファイバ52は、別の
光ファイバ(本実施の形態ではケーブル側光ファイバ2
6)と融着接続される一端と、光コネクタ52aによっ
て前記成端光ファイバ51他端に着脱自在にコネクタ接
続される他端とを備える。前記接続部収納空間53内に
は、前記成端光ファイバ51他端に融着光ファイバ52
をコネクタ接続した光コネクタ51a、52aを接続状
態を維持したまま取り出し可能に収納するコネクタ収納
部53bと、前記融着光ファイバ52一端に対して別の
光ファイバ(ケーブル側光ファイバ26)を融着接続し
た融着接続部58を収納する融着部収納部53cと、前
記余長収納部53aとを備える。
【0021】図10は、試験用光ファイバ29cを備え
る光モジュール292の、光部品収納空間54内部を示
す側面図である。なお、接続部収納空間53内の構成
は、試験用光ファイバ29cを有していない光モジュー
ル291(図6または図9参照)と同様であるため、説
明を省略する。また、図中、光モジュール291と同じ
構成部分には同一の符号を付している。この光モジュー
ル292では、接続部収納空間53から、仕切壁55の
連通穴55aを介して、光部品収納空間54に引き込ん
だ成端光ファイバ51の一端を、別の光ファイバ56と
融着接続し、この光ファイバ56を介して、前記光コネ
クタアダプタ29aに対して単心分岐して接続してい
る。光ファイバ51、56同士の融着接続部57は、光
部品収納空間54内に設けられた光部品収納部54a内
に取り出し可能に収納する。前記光ファイバ56の途中
には、光カプラ56aと、光フィルタ56bとが介在配
置されている。これら光カプラ56a、光フィルタ56
bは、光部品収納部54a、54bに振り分けて、それ
ぞれ取り出し可能に収納している。なお、図10の例で
は、融着接続部57と光フィルタ56bとを同じ光部品
収納部54a内に重ねて収納している。光カプラ56a
に接続された試験用光ファイバ29cは、モジュール本
体29fの、光コネクタアダプタ29aに対向する他端
部に開口された光ファイバ穴29gを介して、モジュー
ル本体29f外側へ引き出される。なお、光ファイバ穴
29gは、接続部収納空間53および光部品収納空間5
4の両方に連通されており(図5参照)、接続部収納空
間53からコネクタ付きの光ファイバ26、52等を引
き出すことも可能である。
【0022】図11(c)は、この場合の光モジュール
29の光配線を模式的に示す。図10および図11
(c)に示すように、光ファイバ56には、その途中に
介在された光カプラ56aを介して、試験用光ファイバ
29cが接続され、光線路試験装置37から試験用光フ
ァイバ29cを介して伝送された試験光が、ケーブル側
光ファイバ25側、装置側光ファイバ33側のいずれの
方向にも入射され、断線等の試験がなされるようになっ
ている。なお、光フィルタ56bは、光カプラ56aよ
りも伝送装置側にて、通信光波長(例えば1.31μ
m)とは異なる波長の試験光(例えば、1.55μm)
をカットする。なお、試験用光ファイバ29c先端の光
コネクタ29bは、成端光ファイバ51や融着光ファイ
バ52の光コネクタ51a、52a、ケーブル側光ファ
イバ26先端の光コネクタ26aと同様のMT形光コネ
クタである。
【0023】光配線盤20にあっては、ケーブル側光フ
ァイバ26や装置側光ファイバ33の光線路について、
断線等の監視(線路監視)を行わない回線に対しては、
試験用光ファイバ29cを有していない光モジュール2
91を適用し、線路監視を行う回線に対しては、試験用
光ファイバ29cを有している光モジュール292を適
用する。ところで、前記光モジュール291、292
は、ケーブル側光ファイバ26が、コネクタ成端されて
いても、コネクタ成端されていなくても、いずれであっ
ても対応でき、光コネクタアダプタ29aによってコネ
クタ成端できる。ケーブル側光ファイバ26の成端の有
無に対する対応は、両光モジュール291、292で共
通である。
【0024】図11(a)は、コネクタ成端されたケー
ブル側光ファイバ26に対応する場合、図11(b)は
コネクタ成端されていないケーブル側光ファイバ26に
対応する場合を示す。ケーブル側光ファイバ26がコネ
クタ成端されている時は、図6および図11(a)に示
すように、このケーブル側光ファイバ26の光コネクタ
26aによってコネクタ成端されている端部を、光モジ
ュール29側の成端光ファイバ51他端の光コネクタ5
1aに直接接続する。接続状態の光コネクタ26a、5
1aはコネクタ収納筒29eに収納する。この時、成端
光ファイバ51は、余長収納部53a内にて湾曲用突起
53dに巻き付けるなどして湾曲収納されている接続余
長を引き出して、光コネクタ51a付きの端部をコネク
タ収納筒29eに貫通させてモジュール本体29f外側
に引き出し、ケーブル側光ファイバ26とのコネクタ接
続後、コネクタ収納筒29e内に押し込むようにする。
成端光ファイバ51の接続余長は、引出余長として機能
する。コネクタ収納筒29e内には、光コネクタ51
a、26aが接続状態を保ったまま、引出可能に収納さ
れる。ケーブル側光ファイバ26を引っ張るなどする
と、コネクタ収納筒29eから光コネクタ51a、26
aを容易に引き出すことができる。なお、コネクタ収納
筒29eに専用のレバー等を設けて、コネクタ収納筒2
9eからの光コネクタ51a、26aの引き出しを行う
ようにした構成も採用可能である。
【0025】ケーブル側光ファイバ26がコネクタ成端
されていない時は、図9および図11(b)に示すよう
に、この融着光ファイバ52の反対側の端部(一端)
に、ケーブル側光ファイバ26を融着接続し、この融着
光ファイバ52のコネクタ成端された他端を、成端光フ
ァイバ51にコネクタ接続する。光ファイバ51、52
同士を接続した光コネクタ51a、52aは、コネクタ
収納部53b内に収納する。成端光ファイバ51の余長
は、余長収納部53aに湾曲収納する。光ファイバ5
2、26同士の融着接続部58は、融着部収納部53c
に収納し、光ファイバ52、26の接続余長は、余長収
納部53aに収納する。また、ケーブル側光ファイバ2
6は、融着接続部58の収納作業等に鑑みて、モジュー
ル本体29f外側からコネクタ収納筒29eに貫通させ
て、一度、接続部収納空間53に到達させてから、融着
光ファイバ52と融着接続することで、融着接続部58
を融着部収納部53cに収納した後も、コネクタ収納筒
29eに貫通した状態が維持される。ケーブル側光ファ
イバ26のコネクタ収納筒29e内に収納される部分に
は、保護チューブ59を装着して、この保護チューブ5
9をコネクタ収納筒29eによって引き留めることがよ
り好ましい。これにより、光モジュール29外側に引き
出されたケーブル側光ファイバ26に作用する引っ張り
力や振動等が、光モジュール29内部に影響することを
確実に防止できる。なお、光ファイバ26、51同士を
接続した光コネクタ26a、51aは、後に、光モジュ
ール29から取り出す予定が無ければ、別途、接続部収
納空間53内に設けたコネクタ収納部に収納することも
可能である。また、図11(a)、(b)において、各
光コネクタ51aの心数は、ケーブル側光ファイバ26
の心数や、光カプラ56aの接続単位心数等に対応して
適宜変更可能することは言うまでも無い。
【0026】このように、この光モジュール291、2
92では、コネクタ成端されたケーブル側光ファイバ2
6に対しては、成端光ファイバ51をコネクタ接続し、
コネクタ成端されていないケーブル側光ファイバ26に
対しては、成端光ファイバ51にコネクタ接続した融着
光ファイバ52を融着接続することで、ケーブル側光フ
ァイバ26を、そのコネクタ成端の有無に関係無く、い
ずれの場合であっても、成端光ファイバ51を介して
(光モジュール292では、光ファイバ56をも経由し
て)、光コネクタアダプタ29aに接続してコネクタ成
端できる。このため、ケーブル側光ファイバ26のコネ
クタ成端の有無に対応して専用の光モジュールを選択使
用する場合に比べて、モジュールの無駄が少なく、しか
も、光モジュールの入れ替え等の必要も無いため、低コ
スト化、接続作業性の向上といった優れた効果が得られ
る。この光モジュール291、292では、成端光ファ
イバ51に対して接続後のケーブル側光ファイバ26の
変更に伴って、ケーブル側光ファイバ26のコネクタ成
端の有無が切り替わっても、融着光ファイバ52の使
用、不使用を切り替えれば、容易に対応できる。
【0027】また、この光モジュール291、292で
は、融着光ファイバ52の使用、不使用を選択しても、
成端光ファイバ51の光コネクタアダプタ29aに対す
る接続は変更されないので、光コネクタアダプタ29a
に対する装置側光ファイバ33、スプリッタコード4
5、ジャンパコード48の接続を変更する必要は無く、
光配線盤20内にて光ファイバ33、45、48の移動
や配線ルートの変更が不要である。このため、光ファイ
バ33、45、48のケーブル側光ファイバ26bに対
する接続作業性を向上できる。しかも、光ファイバ3
3、45、48は、別途、ジャンパコードを用いること
無く、直接、光コネクタアダプタ29aにコネクタ接続
されるから、ケーブル側光ファイバ26に対する対照が
容易であり、接続作業性を向上できる。この直接接続に
よる接続作業性の向上は、光コネクタアダプタ29aに
対して光ファイバ33、45、48を切替接続する時に
も、同様に発揮される。図3に示すように、成端部28
では、横並びに配列される光モジュール29(291、
292)間の隙間に、回線表示カード60が挿入され
る。図12に示すように、この回線表示カード60に
は、光コネクタアダプタ29aに接続される回線番号、
回線名、ケーブル名称が表示されているため、光コネク
タアダプタ29aに対する光ファイバ33、45、48
の接続は、間違うこと無く効率良く行うことができる。
【0028】成端光ファイバ51に対する融着光ファイ
バ52の着脱作業や、融着光ファイバ52とケーブル側
光ファイバ26の融着接続等の作業は、光モジュール2
91、292の蓋29qを開放して、接続部収納空間5
3を露出させて行う。この光モジュール291、292
によれば、接続部収納空間53と、光部品収納空間54
との間が、仕切壁55によって仕切られているので、接
続部収納空間53内での作業を、光部品収納空間54内
の光ファイバや、光部品(光カプラ56a等)に触れる
こと無く行うことができ、作業中の接触によって光部品
等の光特性を損なう等の懸念が無いため、作業性を向上
できる利点がある。
【0029】ところで、試験用光ファイバ29cを備え
ていない光モジュール291についても、ケーブル側光
ファイバ26の断線等の試験を行うことができる。図1
3(a)、(b)に示すように、光配線盤20の各成端
部28上部には、図示しない光ファイバを介して心線選
択装置38と接続されている接続部39が配置されてお
り、成端光ファイバ51に対してコネクタ接続する光フ
ァイバ26、52を、前記接続部39の光コネクタにコ
ネクタ接続する。図13(a)では、コネクタ成端され
ているケーブル側光ファイバ26を、直接、接続部39
にコネクタ接続している。これにより、光線路試験装置
37から出力された試験光が、接続部39を介してケー
ブル側光ファイバ26に入射可能となり、断線等の試験
を行うことができる。また、図13(b)および図14
では、コネクタ成端されていないケーブル側光ファイバ
26を、融着光ファイバ52と融着接続後、この融着光
ファイバ52のコネクタ成端された他端を接続部39に
コネクタ接続している。この場合でも、光線路試験装置
37からの試験光が、融着光ファイバ52を介してケー
ブル側光ファイバ26に入射されることにより、断線等
の試験を行うことができる。ケーブル側光ファイバ26
を、成端光ファイバ51側の光線路と接続する前に、断
線等を試験することで、光モジュール291での光配線
作業を完了する前に補修等の作業を行うことができる。
図14に示すように、ケーブル側光ファイバ26は、光
モジュール291のコネクタ収納筒29eを貫通して接
続部収納空間53内に引き込んで余長を湾曲収納する。
したがって、光モジュール291がケーブル側光ファイ
バ26の余長収納ケースとして機能することで、光ファ
イバ26、52同士の接続を効率良く行うことができ
る。コネクタ収納筒29eは、ケーブル側光ファイバ2
6を引き込むための開口部、光ファイバ穴29gは、融
着光ファイバ52を光線路試験装置37へ引き出すため
の開口部として機能する。
【0030】また、この試験方法は、試験用光ファイバ
29cを有する光モジュール292についても利用可能
であり、いずれの光モジュール291、292について
も、モジュール本体29f内での接続余長処理等を行う
前に試験(竣工試験)を行うことで、ケーブル側光ファ
イバ26に係る光線路の異常個所を早期に発見でき、光
配線盤20全体を組み上げる前に、異常箇所の補修等の
対処をとれる利点がある。前記接続部39には、該当の
成端部28内の全ての光モジュール29に係る試験用光
ファイバ29cの接続を可能とする対応心数が確保され
ることが普通であるから、多数の光ファイバ26、52
を接続部39に接続し、心線選択装置38における光フ
ァイバの選択を切り替えつつ、光線路試験装置37から
試験光を入射することで、多数の光ケーブル24側の多
数の光線路について、断線等を順次試験できる。なお、
試験後は、接続部39から取り外した光ファイバ26、
52を成端光ファイバ51にコネクタ接続すれば、光モ
ジュール291、292を完成できる。
【0031】線路監視を行う場合は、成端部28に光モ
ジュール292を挿入して、試験用光ファイバ29cを
接続部39にコネクタ接続する。これにより、光モジュ
ール292に内蔵の光カプラ56aを介して、ケーブル
側光ファイバ26に係る光線路が試験用光ファイバ29
cと接続され、光線路試験装置37から出力された試験
光の入射によって、断線等を試験できる。光コネクタア
ダプタ29aに装置側光ファイバ33が接続されていれ
ば、装置側の光線路についても、同様に、断線等を監視
できる。なお、成端部28に挿入した全ての光モジュー
ル292の試験用光ファイバ29cを接続部39に接続
しておけば、心線選択装置38による光ファイバの選択
によって、各光モジュール292に係る光線路の監視を
順次、自動的かつ連続的に行うことができる。
【0032】ケーブル側光ファイバ26の入れ替え等に
伴って、光モジュール291に代えて、光モジュール2
92を使用する時には、成端部28から光モジュール2
91を引き抜いて、光モジュール292を挿入し、この
光モジュール292から引き出された試験用光ファイバ
29cを接続部39に接続すれば良い。逆に、光モジュ
ール292から光モジュール291に変更する時は、接
続部39から試験用光ファイバ29cを取り外した後、
成端部28に対して、光モジュール292を光モジュー
ル291に入れ替えれば良い。このように、この光配線
盤20によれば、光モジュール291、292を選択使
用することで、線路監視の有無に容易に対応できる。し
かも、光モジュール292は、接続部39に対して試験
用光ファイバ29cを着脱するだけで、光配線盤20に
対する増設、撤去を簡単に行えるので、既設の光モジュ
ールに対して光カプラ等の組み込みや撤去を行う場合に
比べて、入れ替え作業性を大幅に向上できる。
【0033】光モジュール291、292の入れ替えを
行うと、光モジュール291、292の光コネクタアダ
プタ29aに対する、光ファイバ33、45、48の取
り外し作業、接続作業が必要になるが、回線表示カード
60によって、光コネクタアダプタ29aに対する光フ
ァイバ33、45、48の接続を間違うこと無く、正確
に行うことができる。また、光ファイバ33、45、4
8は、光コネクタアダプタ29aに直接接続され、接続
対象のケーブル側光ファイバ26との対照が容易である
ことも、接続作業性の向上に寄与する。さらに、特に、
光ファイバ33は、光モジュール291、292の入れ
替えに伴って、配線ルートの変更が必要になっても、余
長吸収棚34から容易に取り出せる等により、配線ルー
トの変更が容易であることも、接続作業性の向上に寄与
する。
【0034】なお、本発明は、前記した実施の形態に限
定されず、各種変更が可能である。例えば、本発明に係
る光モジュールの適用対象は、前記実施の形態に記載以
外の構成の光配線盤であっても良く、また、光配線盤以
外、光接続箱等であっても良い。但し、光配線盤として
は、前記実施の形態に示したように、装置側光ファイバ
33等を直接、光モジュールの光コネクタアダプタにコ
ネクタ接続する構成や、余長吸収棚等を備えて、内部に
配線された光ファイバの移動(配線ルートの変更等)が
容易になっている構成であることが好ましい。この光モ
ジュールに収納される光ファイバや、このモジュール側
の光ファイバに接続される光ファイバの心数は、多心、
単心のいずれでも良い。この場合、光コネクタアダプタ
や、モジュール内に収納される光部品の数や対応心数等
も、光ファイバの心数に適合されることは言うまでも無
い。光モジュールのモジュール本体等の形状は、薄板ケ
ース状に限定されず、適宜変更可能である。例えば、光
コネクタアダプタや、コネクタ収納筒の取り付け位置
は、モジュール本体の対向する両側である必要は無く、
モジュール本体の同一の側面に、互いに接近させること
も可能である。また、成端光ファイバや融着光ファイバ
に接続される光ファイバの内外連通や、コネクタ接続部
の収納のために、モジュール本体に設けられる構成とし
ては、コネクタ収納筒に限定されず、他の構成も採用可
能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光モジュ
ールによれば、ケース状のモジュール本体側部に取り付
けられた光コネクタアダプタ側に接続された成端光ファ
イバの、コネクタ成端された端部に、コネクタ成端され
た別の光ファイバをコネクタ接続するか、あるいは、コ
ネクタ成端されていない光ファイバに融着接続した融着
光ファイバを介して成端光ファイバにコネクタ接続する
ので、光ファイバを、コネクタ成端の有無に関係無く、
成端光ファイバと接続して、光コネクタアダプタによっ
てコネクタ成端できる。これにより、光ファイバのコネ
クタ成端の有無によって専用の光モジュールを選択使用
する場合に比べて、低コスト化でき、成端光ファイバと
の接続作業性の向上を図れる。また、外部の光ファイバ
を開口部からモジュール本体内に引き込み、この外部光
ファイバに接続した光ファイバを開口部から引き出し
て、光線路試験装置へ接続すると、光モジュール全体の
光配線の竣工前であっても、外部の光ファイバに係る光
線路の断線試験等を行うことができ、この外部の光ファ
イバに係る光線路に断線等の異常が発見された場合の補
修等の作業を効率良く行うことができるといった優れた
効果を奏する。請求項2記載の光モジュールによれば、
成端光ファイバに接続する光ファイバの成端の有無に関
わらず、光カプラによって、試験用光ファイバと接続で
き、試験光の入射による断線等の試験を行うことができ
る。光カプラから光コネクタアダプタ側へ試験光が入射
可能であれば、光コネクタアダプタ側の光線路について
も、断線等の試験を行うことができる。請求項3記載の
光配線盤によれば、光モジュールを入れ替えるだけで、
竣工後の線路監視の有無に簡単に対応できるといった優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の光配線盤を示す図で
あって、(a)は装置側を示す正面図、(b)は(a)
のA−A線断面矢視図である。
【図2】 図1の光配線盤のケーブル側を示す背面図で
ある。
【図3】 図1の光配線盤の成端部を示す側面図であ
る。
【図4】 図1の光配線盤に適用される余長吸収棚を示
す斜視図である。
【図5】 本発明の一実施の形態の光モジュールを示す
斜視図である。
【図6】 図5の光モジュールの接続部収納空間の内部
を示す側面図である。
【図7】 図6のB−B線断面矢視図である。
【図8】 図5の光モジュールを示す図であって、
(a)は光コネクタアダプタ側から見た正面図、(b)
は前記図8(a)のC−C線断面矢視図であって、光部
品収納空間の内部を示す。
【図9】 図5の光モジュールの接続部収納空間の内部
を示す図であって、成端光ファイバに融着光ファイバを
接続して、ケーブル側光ファイバと接続した状態を示す
側面図である。
【図10】 試験用の光モジュールの光部品収納空間の
内部を示す側面図であって、試験用光ファイバの接続状
態を示す。
【図11】 本発明に係る一実施の形態の光モジュール
の光配線図であり、(a)は、コネクタ成端されている
光ファイバと接続状態、(b)は、コネクタ成端されて
いない光ファイバとの接続状態、(c)は、試験用の光
モジュールにおける光カプラや試験用光ファイバの組み
込み状態を示す。
【図12】 回線表示カードを示す図である。
【図13】 試験用光ファイバを備えていない光モジュ
ールにおける竣工試験を示す図であって、(a)は、コ
ネクタ成端されたケーブル側光ファイバに対応する場
合、(b)は、コネクタ成端されていないケーブル側光
ファイバに対応する場合を示す。
【図14】 試験用光ファイバを備えていない光モジュ
ールにおける竣工試験を示す図であって、(b)は、コ
ネクタ成端されていないケーブル側光ファイバに対応す
る場合を示す斜視図である。
【図15】 従来例の光モジュールを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
20…光配線盤、26…光ファイバ(ケーブル側光ファ
イバ)、26a…光コネクタ、29,291,292…
光モジュール、29a…光コネクタアダプタ、29c…
試験用光ファイバ、29e…外部の光ファイバが引き込
まれる開口部(コネクタ収納筒)、29f…モジュール
本体、29g…開口部(光ファイバ穴)、37…光線路
試験装置、51…成端光ファイバ、51a…光コネク
タ、52…融着光ファイバ、56a…光カプラ、光部
品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/13 10/12 (72)発明者 佐藤 清 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 神保 邦彦 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 片寄 浩一 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 Fターム(参考) 2G086 CC03 2H036 MA11 QA01 RA25 RA31 RA32 2H038 CA36 CA37 CA38 5K002 AA07 BA04 BA32 BA33 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース状のモジュール本体(29f)
    と、このモジュール本体側部に取り付けられた光コネク
    タアダプタ(29a)とを備え、前記モジュール本体内
    に収納された光ファイバ(51、52)に外部から接続
    した別の光ファイバ(26)を、前記光コネクタアダプ
    タによってコネクタ接続可能に成端する光モジュールで
    あって、 前記モジュール本体内には、前記光コネクタアダプタ側
    に接続された一端に対して、光コネクタ(51a)によ
    って、別の光ファイバ(26、52)とコネクタ接続可
    能に成端された他端を有する成端光ファイバ(51)が
    収納され、さらに、この成端光ファイバ他端には、一端
    が外部の光ファイバ(26)と融着接続される融着光フ
    ァイバ(52)の他端がコネクタ接続可能になってお
    り、 しかも、前記モジュール本体には、外部の光ファイバが
    引き込まれる開口部(29e)と、前記外部の光ファイ
    バに接続された光ファイバ(52)が光線路試験装置
    (37)へ引き出される開口部(29g)とを備えるこ
    とを特徴とする光モジュール(29、291、29
    2)。
  2. 【請求項2】 前記光コネクタアダプタと前記成端光フ
    ァイバとの間あるいは成端光ファイバの途中に介在され
    た光カプラ(56a)に、光線路試験装置から出力され
    た試験光を入射する試験用光ファイバ(29c)が接続
    されていることを特徴とする請求項1記載の光モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光モジュールまたは請求
    項2記載の光モジュールが入れ替え可能に収納されてい
    ることを特徴とする光配線盤(20)。
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