JP2000240784A - 変速機の故障検出装置 - Google Patents
変速機の故障検出装置Info
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- JP2000240784A JP2000240784A JP3959199A JP3959199A JP2000240784A JP 2000240784 A JP2000240784 A JP 2000240784A JP 3959199 A JP3959199 A JP 3959199A JP 3959199 A JP3959199 A JP 3959199A JP 2000240784 A JP2000240784 A JP 2000240784A
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- transmission
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンと自動変速機との間に、ロックアッ
プクラッチを有するトルクコンバータが搭載された車両
において、自動変速機の故障検出精度を向上させる。 【解決手段】 エンジンから出力された動力が自動変速
機に入力されるとともに、自動変速機の変速比の変更に
ともなうエンジン回転数の変化に基づいて、自動変速機
の故障を検出することの可能な故障検出装置において、
エンジンと自動変速機との間に設けられているトルクコ
ンバータのロックアップクラッチを強制的に係合させる
直結クラッチ制御手段(ステップ101,〜104およ
びステップ107)と、ロックアップクラッチの係合後
に、物理量に基づいて自動変速機の故障を検出する故障
検出手段(ステップ105,106)を備えている。
プクラッチを有するトルクコンバータが搭載された車両
において、自動変速機の故障検出精度を向上させる。 【解決手段】 エンジンから出力された動力が自動変速
機に入力されるとともに、自動変速機の変速比の変更に
ともなうエンジン回転数の変化に基づいて、自動変速機
の故障を検出することの可能な故障検出装置において、
エンジンと自動変速機との間に設けられているトルクコ
ンバータのロックアップクラッチを強制的に係合させる
直結クラッチ制御手段(ステップ101,〜104およ
びステップ107)と、ロックアップクラッチの係合後
に、物理量に基づいて自動変速機の故障を検出する故障
検出手段(ステップ105,106)を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変速比を自動的
に制御することの可能な変速機の故障を検出する装置に
関するものである。
に制御することの可能な変速機の故障を検出する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されている変速機には、手動
操作により変速比が制御される変速機と、車両の走行状
態に基づいて自動的に変速比が制御される変速機とがあ
る。後者の変速機の一例として、複数の遊星歯車機構を
備えた有段式の自動変速機が挙げられる。この有段式の
自動変速機は、複数の遊星歯車機構と、これらの遊星歯
車機構により構成されている動力伝達経路を切り換える
ための摩擦係合装置と、この摩擦係合装置の係合・解放
状態を制御する油圧制御装置とを備えている。そして、
各種のセンサーやスイッチにより車両の走行状態を検出
し、その検出結果に基づいて油圧制御装置を制御するこ
とにより、摩擦係合装置の係合・解放状態を切り換えて
変速比を変更する制御がおこなわれる。
操作により変速比が制御される変速機と、車両の走行状
態に基づいて自動的に変速比が制御される変速機とがあ
る。後者の変速機の一例として、複数の遊星歯車機構を
備えた有段式の自動変速機が挙げられる。この有段式の
自動変速機は、複数の遊星歯車機構と、これらの遊星歯
車機構により構成されている動力伝達経路を切り換える
ための摩擦係合装置と、この摩擦係合装置の係合・解放
状態を制御する油圧制御装置とを備えている。そして、
各種のセンサーやスイッチにより車両の走行状態を検出
し、その検出結果に基づいて油圧制御装置を制御するこ
とにより、摩擦係合装置の係合・解放状態を切り換えて
変速比を変更する制御がおこなわれる。
【0003】またこのような自動変速機においては、各
種のセンサーやスイッチ、もしくは油圧制御装置の一部
を構成する各種のソレノイドバルブなどのシステムに故
障や異常が発生した場合は、その故障や異常を検出する
装置が備えられている。このような自動変速機の故障検
出装置の一例が、特開平8−303578号公報および
特開平8−135785号公報に記載されている。
種のセンサーやスイッチ、もしくは油圧制御装置の一部
を構成する各種のソレノイドバルブなどのシステムに故
障や異常が発生した場合は、その故障や異常を検出する
装置が備えられている。このような自動変速機の故障検
出装置の一例が、特開平8−303578号公報および
特開平8−135785号公報に記載されている。
【0004】特開平8−303578号公報に記載され
た発明は、自動変速機の変速信号出力の変速段と、実変
速段とが一致しているかどうかを、エンジン回転数が各
変速段(変速信号に対応する変速段)毎に定まる存在領
域にあるか否かに基づいて判断している。そして、エン
ジン回転数が、変速信号出力の変速段とは異なる変速段
の存在領域にある場合は、前述したシステムに故障や異
常があるものと判断している。
た発明は、自動変速機の変速信号出力の変速段と、実変
速段とが一致しているかどうかを、エンジン回転数が各
変速段(変速信号に対応する変速段)毎に定まる存在領
域にあるか否かに基づいて判断している。そして、エン
ジン回転数が、変速信号出力の変速段とは異なる変速段
の存在領域にある場合は、前述したシステムに故障や異
常があるものと判断している。
【0005】さらに、特開平8−135785号公報に
記載された発明は、自動変速機の変速信号の出力の変化
に基づいてアップシフトがおこなわれたか否かを判断す
る変速判断手段と、エンジン負荷が一定であるときおよ
び大きくなったときにアップシフトがおこなわれ、か
つ、所定時間内にエンジン回転数が小さくなったか否か
を判断するエンジン回転数変動判断手段と、エンジン回
転数が小さくなっていない場合に自動変速機が故障した
と判定する故障判定手段とを有するものである。この公
報に記載された発明によれば、自動変速機の入力回転数
を検出する手段を新たに取り付けることなく、自動変速
機が故障したか否かを判定することができるとされてい
る。
記載された発明は、自動変速機の変速信号の出力の変化
に基づいてアップシフトがおこなわれたか否かを判断す
る変速判断手段と、エンジン負荷が一定であるときおよ
び大きくなったときにアップシフトがおこなわれ、か
つ、所定時間内にエンジン回転数が小さくなったか否か
を判断するエンジン回転数変動判断手段と、エンジン回
転数が小さくなっていない場合に自動変速機が故障した
と判定する故障判定手段とを有するものである。この公
報に記載された発明によれば、自動変速機の入力回転数
を検出する手段を新たに取り付けることなく、自動変速
機が故障したか否かを判定することができるとされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンと
自動変速機との間の動力伝達経路に、流体式動力伝達装
置としてのトルクコンバータが設けられる場合がある。
このトルクコンバータは流体によりトルク(動力)の伝
達をおこなうもので、入力側回転部材のトルクを増幅し
て出力側回転部材に伝達することができる。また、エン
ジンのトルク変動を吸収もしくは緩和することにより、
トルク変動によるショックを抑制することも可能であ
る。
自動変速機との間の動力伝達経路に、流体式動力伝達装
置としてのトルクコンバータが設けられる場合がある。
このトルクコンバータは流体によりトルク(動力)の伝
達をおこなうもので、入力側回転部材のトルクを増幅し
て出力側回転部材に伝達することができる。また、エン
ジンのトルク変動を吸収もしくは緩和することにより、
トルク変動によるショックを抑制することも可能であ
る。
【0007】しかしながら、このトルクコンバータにお
いては、入力側回転部材と出力側回転部材との間で流体
によりトルク伝達がおこなわれるために、特開平8−3
03578号公報に記載されている技術のように、各変
速段を確実に識別できるエンジン回転数の存在領域を定
めようとすると、ある所定車速以下では各変速段に対応
するエンジン回転数の存在領域が重なってしまうため、
所定車速以上でなければシステムの故障や異常を検出で
きないという制限があった。
いては、入力側回転部材と出力側回転部材との間で流体
によりトルク伝達がおこなわれるために、特開平8−3
03578号公報に記載されている技術のように、各変
速段を確実に識別できるエンジン回転数の存在領域を定
めようとすると、ある所定車速以下では各変速段に対応
するエンジン回転数の存在領域が重なってしまうため、
所定車速以上でなければシステムの故障や異常を検出で
きないという制限があった。
【0008】また、特開平8−135785号公報に記
載されている技術においては、前記ある所定車速以下に
おいても故障や異常の検出が可能であるが、同様の故障
や異常を惹き起こす部品が複数あるため、どの部品が故
障もしくは異常であるかを特定するには至らなかった。
載されている技術においては、前記ある所定車速以下に
おいても故障や異常の検出が可能であるが、同様の故障
や異常を惹き起こす部品が複数あるため、どの部品が故
障もしくは異常であるかを特定するには至らなかった。
【0009】この発明は、上記事情を背景としてなされ
たもので、駆動力源と変速機との間の動力伝達経路に流
体式動力伝達装置が搭載された車両についても、変速機
の故障を正確に検出することの可能な故障検出装置を提
供することを目的としている。
たもので、駆動力源と変速機との間の動力伝達経路に流
体式動力伝達装置が搭載された車両についても、変速機
の故障を正確に検出することの可能な故障検出装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記目的
を達成するためこの発明は、駆動力源から出力された動
力が変速機に入力されるとともに、この変速機の変速比
の変更にともなう前記駆動力源の回転数に関連する物理
量に基づいて、前記変速機の故障を検出することの可能
な変速機の故障検出装置において、前記駆動力源と前記
変速機との間の動力伝達経路に設けられている流体式動
力伝達装置の直結クラッチを強制的に係合させる直結ク
ラッチ制御手段と、前記直結クラッチの係合後に、前記
物理量に基づいて前記変速機の故障を検出する故障検出
手段を備えていることを特徴とする。
を達成するためこの発明は、駆動力源から出力された動
力が変速機に入力されるとともに、この変速機の変速比
の変更にともなう前記駆動力源の回転数に関連する物理
量に基づいて、前記変速機の故障を検出することの可能
な変速機の故障検出装置において、前記駆動力源と前記
変速機との間の動力伝達経路に設けられている流体式動
力伝達装置の直結クラッチを強制的に係合させる直結ク
ラッチ制御手段と、前記直結クラッチの係合後に、前記
物理量に基づいて前記変速機の故障を検出する故障検出
手段を備えていることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、変速機の変速途中にお
いて、直結クラッチが係合されて駆動力源と変速機との
間で機械的に動力の伝達がおこなわれる状態になる。し
たがって、変速機の変速時における駆動力源の回転数に
関連する物理量と、変速機の出力回転数との対応関係が
一義的に決定され、実際に設定されている変速段を確定
することができ、変速機の故障や異常を正確に判断する
ことが可能になる。言い換えれば、従来技術では故障も
しくは異常の検出が困難であった所定車速以下であって
も、特開平8−135785号公報に記載されている技
術により故障や異常を検出した後に直結クラッチを係合
することにより、上記のような作用を得られる。
いて、直結クラッチが係合されて駆動力源と変速機との
間で機械的に動力の伝達がおこなわれる状態になる。し
たがって、変速機の変速時における駆動力源の回転数に
関連する物理量と、変速機の出力回転数との対応関係が
一義的に決定され、実際に設定されている変速段を確定
することができ、変速機の故障や異常を正確に判断する
ことが可能になる。言い換えれば、従来技術では故障も
しくは異常の検出が困難であった所定車速以下であって
も、特開平8−135785号公報に記載されている技
術により故障や異常を検出した後に直結クラッチを係合
することにより、上記のような作用を得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図を参照してよ
り具体的に説明する。図2は、この発明の検出装置を適
用した車両のシステムを示すブロック図である。図2の
実施形態は、いわゆるF・F(エンジン前置き前輪駆動
方式)車を対象としている。すなわち、車両の前部に搭
載されたエンジン1は、そのクランクシャフト(図示せ
ず)が車両の幅方向に向くように配置されている。この
エンジン1の吸気管2には、アクセルペダル3の踏み込
みに対応して開閉されるスロットルバルブ4が配置され
ている。また、エンジン1は燃料噴射装置5および点火
装置6などの公知の機構を備えている。
り具体的に説明する。図2は、この発明の検出装置を適
用した車両のシステムを示すブロック図である。図2の
実施形態は、いわゆるF・F(エンジン前置き前輪駆動
方式)車を対象としている。すなわち、車両の前部に搭
載されたエンジン1は、そのクランクシャフト(図示せ
ず)が車両の幅方向に向くように配置されている。この
エンジン1の吸気管2には、アクセルペダル3の踏み込
みに対応して開閉されるスロットルバルブ4が配置され
ている。また、エンジン1は燃料噴射装置5および点火
装置6などの公知の機構を備えている。
【0013】このエンジン1の出力側にはトランスアク
スル7が配置されている。図3は、トランスアクスル7
の構成を示すスケルトン図であり、トランスアクスル7
は、ケーシング8の内部に、有段式の自動変速機9と最
終減速機10とが一体的に組み込まれたユニットであ
る。まず、自動変速機9の構成について説明する。すな
わち、エンジン1のクランクシャフトと入力軸11との
間の動力伝達経路には、トルクコンバータ12が設けら
れている。
スル7が配置されている。図3は、トランスアクスル7
の構成を示すスケルトン図であり、トランスアクスル7
は、ケーシング8の内部に、有段式の自動変速機9と最
終減速機10とが一体的に組み込まれたユニットであ
る。まず、自動変速機9の構成について説明する。すな
わち、エンジン1のクランクシャフトと入力軸11との
間の動力伝達経路には、トルクコンバータ12が設けら
れている。
【0014】このトルクコンバータ12は、クランクシ
ャフトの動力がフライホイール(図示せず)を介して伝
達されるフロントカバー13と、フロントカバー13に
接続されたポンプインペラ14と、入力軸11に接続さ
れたタービンランナ15とを有する。このため、ポンプ
インペラ14とタービンランナ15との間では、作動流
体であるオートマチックトランスミッションフルード
(以下、ATFと略記する)を介して動力の伝達をおこ
なうことが可能である。また、トルクコンバータ12は
ステータ16を有し、このステータ16はポンプインペ
ラ14からタービンランナ15に伝達されるトルクを増
幅するためのものである。
ャフトの動力がフライホイール(図示せず)を介して伝
達されるフロントカバー13と、フロントカバー13に
接続されたポンプインペラ14と、入力軸11に接続さ
れたタービンランナ15とを有する。このため、ポンプ
インペラ14とタービンランナ15との間では、作動流
体であるオートマチックトランスミッションフルード
(以下、ATFと略記する)を介して動力の伝達をおこ
なうことが可能である。また、トルクコンバータ12は
ステータ16を有し、このステータ16はポンプインペ
ラ14からタービンランナ15に伝達されるトルクを増
幅するためのものである。
【0015】さらに、トルクコンバータ12は、ロック
アップクラッチ17を有する。このロックアップクラッ
チ17は、フロントカバー13と入力軸11との間の動
力伝達状態を制御するためのもので、ロックアップクラ
ッチ17が係合された場合は、フロントカバー13の動
力が機械的に入力軸11に伝達される。これに対して、
ロックアップクラッチ17が解放された場合は、フロン
トカバー13の動力が、ポンプインペラ14およびAT
Fならびにタービンランナ15を介して流体的に入力軸
11に伝達される。なお、この実施形態において、ロッ
クアップクラッチ17の係合には、ロックアップクラッ
チ17のスリップ状態が含まれないものとする。
アップクラッチ17を有する。このロックアップクラッ
チ17は、フロントカバー13と入力軸11との間の動
力伝達状態を制御するためのもので、ロックアップクラ
ッチ17が係合された場合は、フロントカバー13の動
力が機械的に入力軸11に伝達される。これに対して、
ロックアップクラッチ17が解放された場合は、フロン
トカバー13の動力が、ポンプインペラ14およびAT
Fならびにタービンランナ15を介して流体的に入力軸
11に伝達される。なお、この実施形態において、ロッ
クアップクラッチ17の係合には、ロックアップクラッ
チ17のスリップ状態が含まれないものとする。
【0016】前記自動変速機9は入力軸11と同心状に
配置されたインターミディエイトシャフト18と、この
インターミディエイトシャフト18と相互に平行に配置
されたカウンターシャフト19とを有する。そして、イ
ンターミディエイトシャフト18の周囲には第1遊星歯
車機構20および第2遊星歯車機構21が設けられ、カ
ウンターシャフト19の周囲には第3遊星歯車機構22
が設けられている。
配置されたインターミディエイトシャフト18と、この
インターミディエイトシャフト18と相互に平行に配置
されたカウンターシャフト19とを有する。そして、イ
ンターミディエイトシャフト18の周囲には第1遊星歯
車機構20および第2遊星歯車機構21が設けられ、カ
ウンターシャフト19の周囲には第3遊星歯車機構22
が設けられている。
【0017】まず、第1遊星歯車機構20は、インター
ミディエイトシャフト18の外周に対して相対回転可能
に装着された中空軸23に形成されたサンギヤ24と、
このサンギヤ24に対して噛合され、かつ、インターミ
ディエイトシャフト18に連結されたキャリヤ25によ
り保持されているピニオンギヤ26と、サンギヤ24と
同心状に配置され、かつ、ピニオンギヤ26に噛合され
たリングギヤ27とを有する。
ミディエイトシャフト18の外周に対して相対回転可能
に装着された中空軸23に形成されたサンギヤ24と、
このサンギヤ24に対して噛合され、かつ、インターミ
ディエイトシャフト18に連結されたキャリヤ25によ
り保持されているピニオンギヤ26と、サンギヤ24と
同心状に配置され、かつ、ピニオンギヤ26に噛合され
たリングギヤ27とを有する。
【0018】また、第2遊星歯車機構21は、中空軸2
3に形成されたサンギヤ28と、このサンギヤ28に対
して噛合され、かつ、キャリヤ29により保持されてい
るピニオンギヤ30と、サンギヤ28と同心状に配置さ
れ、かつ、ピニオンギヤ30に噛合されたリングギヤ3
1とを有する。このリングギヤ31はインターミディエ
イトシャフト18に連結されている。
3に形成されたサンギヤ28と、このサンギヤ28に対
して噛合され、かつ、キャリヤ29により保持されてい
るピニオンギヤ30と、サンギヤ28と同心状に配置さ
れ、かつ、ピニオンギヤ30に噛合されたリングギヤ3
1とを有する。このリングギヤ31はインターミディエ
イトシャフト18に連結されている。
【0019】さらに、インターミディエイトシャフト1
8にはカウンタードライブギヤ32が形成され、カウン
ターシャフト19にはカウンタードリブンギヤ33が形
成されている。そして、カウンタードライブギヤ32と
カウンタードリブンギヤ33とが噛合されている。前記
第3遊星歯車機構22は、カウンターシャフト19の外
周に対して相対回転可能に装着された中空軸34に形成
されたサンギヤ35と、このサンギヤ35に対して噛合
され、かつ、キャリヤ36により保持されているピニオ
ンギヤ37と、サンギヤ35と同心状に配置され、か
つ、ピニオンギヤ37に噛合されたリングギヤ38とを
有する。このリングギヤ38はカウンターシャフト19
に連結されている。また、前記キャリヤ36にはコネク
ティングドラム39を介してファイナルドライブギヤ4
0が形成されている。
8にはカウンタードライブギヤ32が形成され、カウン
ターシャフト19にはカウンタードリブンギヤ33が形
成されている。そして、カウンタードライブギヤ32と
カウンタードリブンギヤ33とが噛合されている。前記
第3遊星歯車機構22は、カウンターシャフト19の外
周に対して相対回転可能に装着された中空軸34に形成
されたサンギヤ35と、このサンギヤ35に対して噛合
され、かつ、キャリヤ36により保持されているピニオ
ンギヤ37と、サンギヤ35と同心状に配置され、か
つ、ピニオンギヤ37に噛合されたリングギヤ38とを
有する。このリングギヤ38はカウンターシャフト19
に連結されている。また、前記キャリヤ36にはコネク
ティングドラム39を介してファイナルドライブギヤ4
0が形成されている。
【0020】つぎに、これらの遊星歯車機構により構成
されているトルクの伝達経路を切り換える摩擦係合装置
について説明する。まず、入力軸11とリングギヤ27
との間のトルク伝達経路を接続・遮断する第1クラッチ
C1が設けられ、入力軸11と中間軸23との間のトル
ク伝達経路を接続・遮断する第2クラッチC2が、第1
クラッチC1に対して相互に並列して設けられている。
さらに、第2クラッチC2のドラム42の回転、つま
り、中空軸23の回転を止めるための第1ブレーキB1
がケーシング8に設けられている。さらに、中空軸23
とケーシング8との間には、第1一方向クラッチF1と
第2ブレーキB2とが直列に配置されている。
されているトルクの伝達経路を切り換える摩擦係合装置
について説明する。まず、入力軸11とリングギヤ27
との間のトルク伝達経路を接続・遮断する第1クラッチ
C1が設けられ、入力軸11と中間軸23との間のトル
ク伝達経路を接続・遮断する第2クラッチC2が、第1
クラッチC1に対して相互に並列して設けられている。
さらに、第2クラッチC2のドラム42の回転、つま
り、中空軸23の回転を止めるための第1ブレーキB1
がケーシング8に設けられている。さらに、中空軸23
とケーシング8との間には、第1一方向クラッチF1と
第2ブレーキB2とが直列に配置されている。
【0021】また、キャリヤ29とケーシング8との間
には、第2一方向クラッチF2と第3ブレーキB3とが
相互に並列に配置されている。さらに、中空軸34とケ
ーシング8との間には、第3一方向クラッチF3および
第4ブレーキB4が相互に並列に配置されている。さら
にまた、キャリヤ36と中空軸34との間には第3クラ
ッチC3が設けられている。
には、第2一方向クラッチF2と第3ブレーキB3とが
相互に並列に配置されている。さらに、中空軸34とケ
ーシング8との間には、第3一方向クラッチF3および
第4ブレーキB4が相互に並列に配置されている。さら
にまた、キャリヤ36と中空軸34との間には第3クラ
ッチC3が設けられている。
【0022】つぎに、前記最終減速機10の構成を説明
する。最終減速機10はリングギヤ41を有するデフケ
ース42と、デフケース42の内部のピニオンシャフト
42に取り付けられているピニオンギヤ43と、ピニオ
ンギヤ43に噛合されたサイドギヤ44と、サイドギヤ
44に連結されたフロントドライブシャフト45とを有
する。このフロントドライブシャフト45の端部には前
輪(図示せず)が取り付けられている。なお、最終減速
機10は、いわゆる差動装置としての機能をも備えてい
る。
する。最終減速機10はリングギヤ41を有するデフケ
ース42と、デフケース42の内部のピニオンシャフト
42に取り付けられているピニオンギヤ43と、ピニオ
ンギヤ43に噛合されたサイドギヤ44と、サイドギヤ
44に連結されたフロントドライブシャフト45とを有
する。このフロントドライブシャフト45の端部には前
輪(図示せず)が取り付けられている。なお、最終減速
機10は、いわゆる差動装置としての機能をも備えてい
る。
【0023】一方、前記自動変速機9の各摩擦係合装置
およびロックアップクラッチ17に作用する油圧は、図
2に示された油圧制御装置46により電気的に制御され
る。油圧制御装置46は、主として自動変速機9の変速
を実行するためのシフトソレノイドバルブSOL1,SOL
2と、ロックアップクラッチ17の係合・解放を制御す
るSOL3と、油圧制御装置46の油圧回路のライン圧
を、スロットルバルブ4の開度に応じて制御するための
スロットル圧を制御するリニアソレノイドバルブSLTと
を備えている。
およびロックアップクラッチ17に作用する油圧は、図
2に示された油圧制御装置46により電気的に制御され
る。油圧制御装置46は、主として自動変速機9の変速
を実行するためのシフトソレノイドバルブSOL1,SOL
2と、ロックアップクラッチ17の係合・解放を制御す
るSOL3と、油圧制御装置46の油圧回路のライン圧
を、スロットルバルブ4の開度に応じて制御するための
スロットル圧を制御するリニアソレノイドバルブSLTと
を備えている。
【0024】そして、油圧制御装置46の各ソレノイド
バルブに制御信号を出力する自動変速機用電子制御装置
47と、エンジン1の燃料噴射装置5および点火装置6
などを制御するエンジン用電子制御装置48とが設けら
れている。この自動変速機用電子制御装置47およびエ
ンジン用電子制御装置48は、いずれも、中央演算処理
装置(CPU)および記憶装置(RAM,ROM)なら
びに入出力インターフェースを主体とするものである。
バルブに制御信号を出力する自動変速機用電子制御装置
47と、エンジン1の燃料噴射装置5および点火装置6
などを制御するエンジン用電子制御装置48とが設けら
れている。この自動変速機用電子制御装置47およびエ
ンジン用電子制御装置48は、いずれも、中央演算処理
装置(CPU)および記憶装置(RAM,ROM)なら
びに入出力インターフェースを主体とするものである。
【0025】上記エンジン用電子制御装置48と自動変
速機用電子制御装置47とは、相互にデータ通信可能に
接続されており、自動変速機用電子制御装置47には、
制御データとして、スロットル開度センサ49の信号、
自動変速機9の出力軸としてのドラム39の回転数を検
出する出力軸回転数センサ(言い換えれば車速センサ)
50の信号、エンジン冷却水温センサ51の信号、ブレ
ーキスイッチ52の信号などが入力されている。
速機用電子制御装置47とは、相互にデータ通信可能に
接続されており、自動変速機用電子制御装置47には、
制御データとして、スロットル開度センサ49の信号、
自動変速機9の出力軸としてのドラム39の回転数を検
出する出力軸回転数センサ(言い換えれば車速センサ)
50の信号、エンジン冷却水温センサ51の信号、ブレ
ーキスイッチ52の信号などが入力されている。
【0026】また、自動変速機用電子制御装置47に
は、シフトレバー55の操作位置を検出するシフトポジ
ションセンサ56からの信号などが入力されている。シ
フトレバー55は、例えばD(ドライブ)レンジ、2レ
ンジ、Lレンジ、N(ニュートラル)レンジ、P(パー
キング)レンジ、R(リバース)レンジの各シフト位置
を選択的に切り換え可能である。さらに、エンジン用電
子制御装置48に対しては、エンジン回転数センサ57
の信号、吸入空気量センサ58の信号、吸入空気温度セ
ンサ59の信号等が入力されている。
は、シフトレバー55の操作位置を検出するシフトポジ
ションセンサ56からの信号などが入力されている。シ
フトレバー55は、例えばD(ドライブ)レンジ、2レ
ンジ、Lレンジ、N(ニュートラル)レンジ、P(パー
キング)レンジ、R(リバース)レンジの各シフト位置
を選択的に切り換え可能である。さらに、エンジン用電
子制御装置48に対しては、エンジン回転数センサ57
の信号、吸入空気量センサ58の信号、吸入空気温度セ
ンサ59の信号等が入力されている。
【0027】前記エンジン用電子制御装置48は、自動
変速機9の変速時にエンジン1の出力トルクを制御する
ため、燃料噴射装置5や点火装置6などに信号を出力す
るように構成されている。またエンジン用電子制御装置
48および自動変速機用電子制御装置47は、各種のセ
ンサやスイッチが正常であるか否かを判断する機能を有
する。
変速機9の変速時にエンジン1の出力トルクを制御する
ため、燃料噴射装置5や点火装置6などに信号を出力す
るように構成されている。またエンジン用電子制御装置
48および自動変速機用電子制御装置47は、各種のセ
ンサやスイッチが正常であるか否かを判断する機能を有
する。
【0028】一方、自動変速機用電子制御装置47に
は、自動変速機9の変速段を制御するための変速マップ
(変速線図)が予め記憶されている。この変速マップに
は、車両の走行状態、例えば車速およびスロットル開度
をパラメータとして、所定の変速段から所定の変速段に
アップシフトまたはダウンシフトするための変速点が設
定されている。そして、変速マップや演算式にしたがっ
て演算をおこない、その演算結果に基づいた制御信号
(変速指令)を、油圧制御装置46に対して出力する。
このようにして各種のシフトソレノイドバルブが制御さ
れ、所定の変速段が設定される。
は、自動変速機9の変速段を制御するための変速マップ
(変速線図)が予め記憶されている。この変速マップに
は、車両の走行状態、例えば車速およびスロットル開度
をパラメータとして、所定の変速段から所定の変速段に
アップシフトまたはダウンシフトするための変速点が設
定されている。そして、変速マップや演算式にしたがっ
て演算をおこない、その演算結果に基づいた制御信号
(変速指令)を、油圧制御装置46に対して出力する。
このようにして各種のシフトソレノイドバルブが制御さ
れ、所定の変速段が設定される。
【0029】ところで、この実施形態の自動変速機9に
おいては、前進4段・後進1段の変速段を設定すること
が可能である。そして、例えば、Dレンジでは、前記変
速マップに基づいて第1速ないし第4速の間で相互に自
動変速がおこなわれ、2レンジでは第1速と第2速との
間で相互に自動変速がおこなわれ、Lレンジでは第1速
に固定される。ここで、自動変速機9の第1速ないし第
4速を設定するにあたり、各摩擦係合装置が図4の作動
図表のように係合・解放される。図4において、「○」
印は摩擦係合装置が係合されることを示し、「×」印は
摩擦係合装置が解放されることを示し、「◎」印はエン
ジンブレーキ時に摩擦係合装置が係合されることを示し
ている。
おいては、前進4段・後進1段の変速段を設定すること
が可能である。そして、例えば、Dレンジでは、前記変
速マップに基づいて第1速ないし第4速の間で相互に自
動変速がおこなわれ、2レンジでは第1速と第2速との
間で相互に自動変速がおこなわれ、Lレンジでは第1速
に固定される。ここで、自動変速機9の第1速ないし第
4速を設定するにあたり、各摩擦係合装置が図4の作動
図表のように係合・解放される。図4において、「○」
印は摩擦係合装置が係合されることを示し、「×」印は
摩擦係合装置が解放されることを示し、「◎」印はエン
ジンブレーキ時に摩擦係合装置が係合されることを示し
ている。
【0030】ここで、シフトレバー55の操作により、
走行レンジ(つまり、Dレンジまたは2レンジまたはL
レンジ)が選択されている場合に、自動変速機9により
設定される変速段(ギヤ段)と、各種のシフトソレノイ
ドバルブの状態との対応関係を図5の図表に基づいて説
明する。この図表においては、シフトソレノイドバルブ
SOL1,SOL2が共に正常な場合に対応する実変速段
と、シフトソレノイドバルブSOL1またはシフトソレノ
イドバルブSOL2のいずれか一方が故障している場合の
実変速段とが示されている。
走行レンジ(つまり、Dレンジまたは2レンジまたはL
レンジ)が選択されている場合に、自動変速機9により
設定される変速段(ギヤ段)と、各種のシフトソレノイ
ドバルブの状態との対応関係を図5の図表に基づいて説
明する。この図表においては、シフトソレノイドバルブ
SOL1,SOL2が共に正常な場合に対応する実変速段
と、シフトソレノイドバルブSOL1またはシフトソレノ
イドバルブSOL2のいずれか一方が故障している場合の
実変速段とが示されている。
【0031】故障時に設定される実変速段は、シフトソ
レノイドバルブSOL1がオフ故障している一方、シフト
ソレノイドバルブSOL2が正常である場合と、シフトソ
レノイドバルブSOL1がオン故障している一方、シフト
ソレノイドバルブSOL2が正常である場合と、シフトソ
レノイドバルブSOL2がオフ故障している一方、シフト
ソレノイドバルブSOL1が正常である場合と、シフトソ
レノイドバルブSOL2がオン故障している一方、シフト
ソレノイドバルブSOL1が正常である場合とが例示され
ている。
レノイドバルブSOL1がオフ故障している一方、シフト
ソレノイドバルブSOL2が正常である場合と、シフトソ
レノイドバルブSOL1がオン故障している一方、シフト
ソレノイドバルブSOL2が正常である場合と、シフトソ
レノイドバルブSOL2がオフ故障している一方、シフト
ソレノイドバルブSOL1が正常である場合と、シフトソ
レノイドバルブSOL2がオン故障している一方、シフト
ソレノイドバルブSOL1が正常である場合とが例示され
ている。
【0032】そして、図5において、「○」印はシフト
ソレノイドバルブのオン状態(通電状態)を示し、
「×」印はシフトソレノイドバルブのオフ状態(非通電
状態)を示している。また、「オン故障」とはシフトソ
レノイドバルブがオン状態に固定されることを意味し、
「オフ故障」とはシフトソレノイドバルブがオフ状態に
固定されることを意味している。
ソレノイドバルブのオン状態(通電状態)を示し、
「×」印はシフトソレノイドバルブのオフ状態(非通電
状態)を示している。また、「オン故障」とはシフトソ
レノイドバルブがオン状態に固定されることを意味し、
「オフ故障」とはシフトソレノイドバルブがオフ状態に
固定されることを意味している。
【0033】この図5に示すように、シフトソレノイド
バルブSOL1,SOL2が共に正常な場合は、自動変速機
用電子制御装置47から出力される信号に対応する変速
段(以下、指令変速段と称する)を設定するべく、各種
のシフトソレノイドバルブが制御される。これに対し
て、シフトソレノイドバルブSOL1またはシフトソレノ
イドバルブSOL2のいずれか一方が故障している場合
は、前記指令変速段の右側の欄に記載されている変速段
(以下、故障変速段と称する)のいずれかを設定する制
御がおこなわれる。例えば、指令変速段が第1速から第
2速に変更されたとしても、シフトソレノイドバルブS
OL1がオフ故障している状態では、実際に設定される故
障変速段は第4速から第3速に変更される。なお、各種
のシフトソレノイドバルブの故障状態と、各種のシフト
ソレノイドバルブの正常時に制御されるべき状態とが同
じである場合は、指令変速段と故障変速段とが同じにな
る。
バルブSOL1,SOL2が共に正常な場合は、自動変速機
用電子制御装置47から出力される信号に対応する変速
段(以下、指令変速段と称する)を設定するべく、各種
のシフトソレノイドバルブが制御される。これに対し
て、シフトソレノイドバルブSOL1またはシフトソレノ
イドバルブSOL2のいずれか一方が故障している場合
は、前記指令変速段の右側の欄に記載されている変速段
(以下、故障変速段と称する)のいずれかを設定する制
御がおこなわれる。例えば、指令変速段が第1速から第
2速に変更されたとしても、シフトソレノイドバルブS
OL1がオフ故障している状態では、実際に設定される故
障変速段は第4速から第3速に変更される。なお、各種
のシフトソレノイドバルブの故障状態と、各種のシフト
ソレノイドバルブの正常時に制御されるべき状態とが同
じである場合は、指令変速段と故障変速段とが同じにな
る。
【0034】また、自動変速機用電子制御装置47に
は、ロックアップクラッチ制御マップが予め記憶されて
いる。このロックアップクラッチ制御マップには、車速
およびスロットル開度をパラメータとしてロックアップ
クラッチ17の係合・解放領域が設定されており、この
ロックアップクラッチ制御マップに基づいて、ロックア
ップクラッチ17を制御することが可能である。さら
に、このロックアップクラッチ制御マップ以外の条件に
基づいて、ロックアップクラッチ17の制御をおこなう
ことも可能である。この制御については後述する。
は、ロックアップクラッチ制御マップが予め記憶されて
いる。このロックアップクラッチ制御マップには、車速
およびスロットル開度をパラメータとしてロックアップ
クラッチ17の係合・解放領域が設定されており、この
ロックアップクラッチ制御マップに基づいて、ロックア
ップクラッチ17を制御することが可能である。さら
に、このロックアップクラッチ制御マップ以外の条件に
基づいて、ロックアップクラッチ17の制御をおこなう
ことも可能である。この制御については後述する。
【0035】ここで、この実施形態の構成とこの発明の
構成との対応関係を説明する。すなわち、エンジン1が
この発明の駆動力源に相当し、自動変速機9がこの発明
の変速機に相当し、トルクコンバータ12がこの発明の
流体式動力伝達装置に相当し、ロックアップクラッチ1
7がこの発明の直結クラッチに相当する。
構成との対応関係を説明する。すなわち、エンジン1が
この発明の駆動力源に相当し、自動変速機9がこの発明
の変速機に相当し、トルクコンバータ12がこの発明の
流体式動力伝達装置に相当し、ロックアップクラッチ1
7がこの発明の直結クラッチに相当する。
【0036】つぎに、上記ハード構成を有する変速機の
故障検出装置の一制御例を図1のフローチャートに基づ
いて説明する。まず、スロットル開度センサ49の信
号、自動変速機用電子制御装置47から出力される変速
指令信号、出力軸回転数センサ50の信号、あるいはこ
れらの信号に対応する演算値等に基づいて、自動変速機
9の変速時にエンジン回転数NEを正確に判断もしくは
検出することが可能な状態であるか否かを判定する(ス
テップ101)。
故障検出装置の一制御例を図1のフローチャートに基づ
いて説明する。まず、スロットル開度センサ49の信
号、自動変速機用電子制御装置47から出力される変速
指令信号、出力軸回転数センサ50の信号、あるいはこ
れらの信号に対応する演算値等に基づいて、自動変速機
9の変速時にエンジン回転数NEを正確に判断もしくは
検出することが可能な状態であるか否かを判定する(ス
テップ101)。
【0037】ステップ101で肯定的に判断された場合
は、自動変速機9が所定の変速段から所定の変速段に変
更される際のエンジン回転数の変化が異常であるか否か
が判断される(ステップ102)。このステップ102
の判断手法を図6に基づいて説明する。この図6は、自
動変速機の第1速〜第4速に対応する車速とエンジン回
転数との関係を示す線図である。すなわち、各変速段に
対応する二本の特性線は、所定車速におけるエンジン回
転数の存在範囲(制御範囲)を示す上限および下限であ
る。なお、エンジン回転数の下限は、ロックアップクラ
ッチ17の係合状態に対応するエンジン回転数が示され
ている。また、所定車速においては、複数の変速段のエ
ンジン回転数が重複する場合もある。
は、自動変速機9が所定の変速段から所定の変速段に変
更される際のエンジン回転数の変化が異常であるか否か
が判断される(ステップ102)。このステップ102
の判断手法を図6に基づいて説明する。この図6は、自
動変速機の第1速〜第4速に対応する車速とエンジン回
転数との関係を示す線図である。すなわち、各変速段に
対応する二本の特性線は、所定車速におけるエンジン回
転数の存在範囲(制御範囲)を示す上限および下限であ
る。なお、エンジン回転数の下限は、ロックアップクラ
ッチ17の係合状態に対応するエンジン回転数が示され
ている。また、所定車速においては、複数の変速段のエ
ンジン回転数が重複する場合もある。
【0038】まず、自動変速機9の変速制御が正常にお
こなわれている場合、すなわち、シフトソレノイドバル
ブSOL1およびシフトソレノイドバルブSOL2が共に正
常である場合について説明する。ここでは、自動変速機
9の変速段が第1速のまま維持されている状態に対応す
る実線の特性A1や、第1速から第2速にアップシフト
される状態に対応する破線の特性B1が示されている。
すなわち、特性A1の場合は車速の上昇にともなってエ
ンジン回転数が徐々に上昇している。また、特性B1の
場合は、第1速から第2速にアップシフトされることに
ともなってエンジン回転数が一旦低下し、その後、再び
上昇している。
こなわれている場合、すなわち、シフトソレノイドバル
ブSOL1およびシフトソレノイドバルブSOL2が共に正
常である場合について説明する。ここでは、自動変速機
9の変速段が第1速のまま維持されている状態に対応す
る実線の特性A1や、第1速から第2速にアップシフト
される状態に対応する破線の特性B1が示されている。
すなわち、特性A1の場合は車速の上昇にともなってエ
ンジン回転数が徐々に上昇している。また、特性B1の
場合は、第1速から第2速にアップシフトされることに
ともなってエンジン回転数が一旦低下し、その後、再び
上昇している。
【0039】これに対して、シフトソレノイドバルブS
OL1またはシフトソレノイドバルブSOL2のいずれか一
方が故障した場合、例えば、シフトソレノイドバルブS
OL1オフ故障し、シフトソレノイドバルブSOL2が正常
である場合は、第1速から第2速にアップシフトする変
速指令に対して、図5に示すように、第4速から第3速
にダウンシフトしてしまう。つまり、図6の一点鎖線で
示す特性C1のように、所定車速V1においてエンジン
回転数が急激に上昇することになる。このように、図6
においては、シフトソレノイドバルブSOL1およびシフ
トソレノイドバルブSOL2が共に正常であればアップシ
フトにより低下するべきエンジン回転数が、ダウンシフ
トにより上昇していることが検出された車速V1の時点
で、自動変速機9の変速異常を判断することができる。
なお、ステップ102においては、自動変速機9の変速
異常の有無の履歴が記憶される。
OL1またはシフトソレノイドバルブSOL2のいずれか一
方が故障した場合、例えば、シフトソレノイドバルブS
OL1オフ故障し、シフトソレノイドバルブSOL2が正常
である場合は、第1速から第2速にアップシフトする変
速指令に対して、図5に示すように、第4速から第3速
にダウンシフトしてしまう。つまり、図6の一点鎖線で
示す特性C1のように、所定車速V1においてエンジン
回転数が急激に上昇することになる。このように、図6
においては、シフトソレノイドバルブSOL1およびシフ
トソレノイドバルブSOL2が共に正常であればアップシ
フトにより低下するべきエンジン回転数が、ダウンシフ
トにより上昇していることが検出された車速V1の時点
で、自動変速機9の変速異常を判断することができる。
なお、ステップ102においては、自動変速機9の変速
異常の有無の履歴が記憶される。
【0040】そして、ステップ102で肯定的に判断さ
れた場合は、前述のロックアップクラッチ制御マップに
関わりなく、ロックアップクラッチ17を強制的に係合
し、かつ、自動変速機9の変速段を正確に演算すること
が可能な状態であるか否かが判断される(ステップ10
3)。すなわち、自動変速機9の変速段は、スロットル
開度、車速(出力軸回転数)、変速指令等の各種の信
号、自動変速機用電子制御装置47およびエンジン用電
子制御装置48による演算値などに基づいて判定される
が、例えば、ロックアップクラッチ17を係合すること
により、エンジン1の爆発振動が発生し、演算などを正
確におこなえないような条件下においては、エンジン回
転数のみに基づいて変速段を一義的に判断しにくい。ま
た、ロックアップクラッチ17を係合させる機能を有す
るソレノイドバルブSOL3が故障している場合にも、同
様の不都合がある。
れた場合は、前述のロックアップクラッチ制御マップに
関わりなく、ロックアップクラッチ17を強制的に係合
し、かつ、自動変速機9の変速段を正確に演算すること
が可能な状態であるか否かが判断される(ステップ10
3)。すなわち、自動変速機9の変速段は、スロットル
開度、車速(出力軸回転数)、変速指令等の各種の信
号、自動変速機用電子制御装置47およびエンジン用電
子制御装置48による演算値などに基づいて判定される
が、例えば、ロックアップクラッチ17を係合すること
により、エンジン1の爆発振動が発生し、演算などを正
確におこなえないような条件下においては、エンジン回
転数のみに基づいて変速段を一義的に判断しにくい。ま
た、ロックアップクラッチ17を係合させる機能を有す
るソレノイドバルブSOL3が故障している場合にも、同
様の不都合がある。
【0041】ステップ103で肯定的に判断された場合
は、上記の信号などに基づいて自動変速機9の変速段を
演算するために必要な時間の間、ロックアップクラッチ
制御マップの制御により解放されているロックアップク
ラッチ17を、強制的に係合する制御がおこなわれる
(ステップ104)。そして、エンジン回転数、車速、
変速指令、変速比、およびこれらのデータの演算値に基
づいて、実際に設定されている変速段が演算される(ス
テップ105)。具体的には、車速に基づいてギヤ比換
算したエンジン回転数と、ロックアップクラッチ17の
係合状態におけるエンジン回転数とが比較され、その比
較結果に基づいて、実際に設定されている故障変速段を
推定する。なお、故障変速段の演算後には、ロックアッ
プクラッチ17が、ロックアップクラッチ制御マップに
より制御される状態に復帰する。
は、上記の信号などに基づいて自動変速機9の変速段を
演算するために必要な時間の間、ロックアップクラッチ
制御マップの制御により解放されているロックアップク
ラッチ17を、強制的に係合する制御がおこなわれる
(ステップ104)。そして、エンジン回転数、車速、
変速指令、変速比、およびこれらのデータの演算値に基
づいて、実際に設定されている変速段が演算される(ス
テップ105)。具体的には、車速に基づいてギヤ比換
算したエンジン回転数と、ロックアップクラッチ17の
係合状態におけるエンジン回転数とが比較され、その比
較結果に基づいて、実際に設定されている故障変速段を
推定する。なお、故障変速段の演算後には、ロックアッ
プクラッチ17が、ロックアップクラッチ制御マップに
より制御される状態に復帰する。
【0042】ついで、ステップ105で演算された故障
変速段および図5に示す図表に基づいて、各シフトソレ
ノイドバルブの故障モード(故障状況)を確定もしくは
判断し(ステップ106)、この制御ルーチンを終了す
る。上記のように、解放されているロックアップクラッ
チ17を強制的に係合した場合は、図6の特性C1に示
すように、所定車速V3でエンジン回転数が急激に低下
し、その後、緩やかに上昇するとともに、ロックアップ
クラッチ制御マップによる制御状態に復帰してロックア
ップクラッチ17が解放される車速V4において、エン
ジン回転数が再び急激に上昇し、その後は緩やかに上昇
している。
変速段および図5に示す図表に基づいて、各シフトソレ
ノイドバルブの故障モード(故障状況)を確定もしくは
判断し(ステップ106)、この制御ルーチンを終了す
る。上記のように、解放されているロックアップクラッ
チ17を強制的に係合した場合は、図6の特性C1に示
すように、所定車速V3でエンジン回転数が急激に低下
し、その後、緩やかに上昇するとともに、ロックアップ
クラッチ制御マップによる制御状態に復帰してロックア
ップクラッチ17が解放される車速V4において、エン
ジン回転数が再び急激に上昇し、その後は緩やかに上昇
している。
【0043】一方、前記ステップ101で否定的に判断
された場合は、自動変速機9が変速異常であると判断さ
れた履歴があるか否かが判断される(ステップ10
7)。ステップ107で肯定的に判断された場合はステ
ップ103に進み、ステップ107で否定的に判断され
た場合は、この制御ルーチンを終了する。また、前記ス
テップ102で否定的に判断された場合、またはステッ
プ103で否定的に判断された場合もこの制御ルーチン
を終了する。
された場合は、自動変速機9が変速異常であると判断さ
れた履歴があるか否かが判断される(ステップ10
7)。ステップ107で肯定的に判断された場合はステ
ップ103に進み、ステップ107で否定的に判断され
た場合は、この制御ルーチンを終了する。また、前記ス
テップ102で否定的に判断された場合、またはステッ
プ103で否定的に判断された場合もこの制御ルーチン
を終了する。
【0044】ここで、図1のフローチャートに示された
機能的手段と、この発明の構成との対応関係を説明す
る。すなわち、ステップ101,〜ステップ104およ
びステップ107がこの発明の直結クラッチ制御手段に
相当し、ステップ105,106がこの発明の故障検出
手段に相当する。
機能的手段と、この発明の構成との対応関係を説明す
る。すなわち、ステップ101,〜ステップ104およ
びステップ107がこの発明の直結クラッチ制御手段に
相当し、ステップ105,106がこの発明の故障検出
手段に相当する。
【0045】このように、図1の制御例によれば、所定
の変速段から所定の変速段に変速する際のエンジン回転
数の変化に基づいて、自動変速機9の変速異常、具体的
には各シフトソレノイドバルブの故障の有無を判断する
制御ロジックが採用されている。そして、故障有りと判
断された場合には、ロックアップクラッチ17を強制的
に係合させた状態における、エンジン回転数の変化に基
づいて、実際に設定されている変速段を推定し、その推
定結果から各シフトソレノイドバルブの故障モードを確
定するロジックになっている。つまり、エンジン1と自
動変速機9の入力軸11とが機械的に連結されて、自動
変速機9の出力軸回転数とエンジン回転数との対応関係
を一義的に判断できる状態になる。したがって、エンジ
ン回転数に基づいて、実際に設定されている変速段を正
確に推定することができ、いずれのシフトソレノイドバ
ルブが故障しているかを検出する精度が向上する。
の変速段から所定の変速段に変速する際のエンジン回転
数の変化に基づいて、自動変速機9の変速異常、具体的
には各シフトソレノイドバルブの故障の有無を判断する
制御ロジックが採用されている。そして、故障有りと判
断された場合には、ロックアップクラッチ17を強制的
に係合させた状態における、エンジン回転数の変化に基
づいて、実際に設定されている変速段を推定し、その推
定結果から各シフトソレノイドバルブの故障モードを確
定するロジックになっている。つまり、エンジン1と自
動変速機9の入力軸11とが機械的に連結されて、自動
変速機9の出力軸回転数とエンジン回転数との対応関係
を一義的に判断できる状態になる。したがって、エンジ
ン回転数に基づいて、実際に設定されている変速段を正
確に推定することができ、いずれのシフトソレノイドバ
ルブが故障しているかを検出する精度が向上する。
【0046】また、変速段の変更中におけるエンジン回
転数の変化(上昇か下降か)により、シフトソレノイド
バルブの故障の有無を推定しているために、複数の変速
段で重複する可能性のあるエンジン回転数領域であった
としても、自動変速機9の変速異常を検出することがで
きる。すなわち、この実施形態においては、例えば図7
に示す変速マップにおいて、第1速から第2速へのアッ
プシフト線(太線)を跨ぐ時点で、自動変速機9の変速
異常を検出することができる。
転数の変化(上昇か下降か)により、シフトソレノイド
バルブの故障の有無を推定しているために、複数の変速
段で重複する可能性のあるエンジン回転数領域であった
としても、自動変速機9の変速異常を検出することがで
きる。すなわち、この実施形態においては、例えば図7
に示す変速マップにおいて、第1速から第2速へのアッ
プシフト線(太線)を跨ぐ時点で、自動変速機9の変速
異常を検出することができる。
【0047】ここで、この実施形態の制御例と、各変速
段に対応するエンジン回転数のみに基づいて自動変速機
の故障を判定する比較例(例えば、特開平8−3035
78号公報の技術)とを比較する。この比較例において
は、複数の変速段において、相互にエンジン回転数が共
通する領域では、そのエンジン回転数のみに基づいて、
実際にいずれの変速段が設定されているのかを判断する
ことは困難である。したがって、例えば図6の二点差線
で示す特性D1のように、車速V1よりも高速側の車速
V2になるまで、エンジン回転数が上昇する傾向を示し
た時点で、自動変速機の変速異常を初めて検出すること
ができる。言い換えれば、所定の低スロットル開度(所
定の低車速)領域においては、自動変速機の故障を判断
することができないのである。
段に対応するエンジン回転数のみに基づいて自動変速機
の故障を判定する比較例(例えば、特開平8−3035
78号公報の技術)とを比較する。この比較例において
は、複数の変速段において、相互にエンジン回転数が共
通する領域では、そのエンジン回転数のみに基づいて、
実際にいずれの変速段が設定されているのかを判断する
ことは困難である。したがって、例えば図6の二点差線
で示す特性D1のように、車速V1よりも高速側の車速
V2になるまで、エンジン回転数が上昇する傾向を示し
た時点で、自動変速機の変速異常を初めて検出すること
ができる。言い換えれば、所定の低スロットル開度(所
定の低車速)領域においては、自動変速機の故障を判断
することができないのである。
【0048】また、比較例においては所定のスロットル
開度以上においてのみ自動変速機の異常を検出可能であ
る。言い換えれば、図7に示す線図においては、アップ
シフト線の上方に相当する領域(斜線で示す領域)での
み自動変速機の異常を検出可能である。これに対して、
実施形態によれば、比較例よりも低スロットル開度領域
において、自動変速機9の変速異常を検出することがで
きる。なお、図7においては第1速から第2速へのアッ
プシフト線が示されているが、ほかの変速段同士のアッ
プシフトもしくはダウンシフトの場合にも、これと同様
にして検出領域が設定される。
開度以上においてのみ自動変速機の異常を検出可能であ
る。言い換えれば、図7に示す線図においては、アップ
シフト線の上方に相当する領域(斜線で示す領域)での
み自動変速機の異常を検出可能である。これに対して、
実施形態によれば、比較例よりも低スロットル開度領域
において、自動変速機9の変速異常を検出することがで
きる。なお、図7においては第1速から第2速へのアッ
プシフト線が示されているが、ほかの変速段同士のアッ
プシフトもしくはダウンシフトの場合にも、これと同様
にして検出領域が設定される。
【0049】なお、この実施形態においては、自動変速
機9の変速途中におけるエンジン回転数の変化に関連す
る物理量に基づいて、変速異常を推定することが可能で
あり、上記物理量には、エンジン回転数自体の他に、エ
ンジン回転数と同等の変化特性を示す物理量、言い換え
れば、エンジン1と歯車変速機構との間の動力伝達経路
に配置されている回転部材の回転変化が含まれる。
機9の変速途中におけるエンジン回転数の変化に関連す
る物理量に基づいて、変速異常を推定することが可能で
あり、上記物理量には、エンジン回転数自体の他に、エ
ンジン回転数と同等の変化特性を示す物理量、言い換え
れば、エンジン1と歯車変速機構との間の動力伝達経路
に配置されている回転部材の回転変化が含まれる。
【0050】この特性を示す信号としては、例えば、タ
ービン回転数の信号、第1クラッチC1の回転数または
第2クラッチC2の回転数の検出センサ(図示せず)の
信号が挙げられる。また、この実施形態は、前進段で第
5速以上の変速段を設定することの可能な自動変速機に
も適用可能である。さらに、この実施形態の流体式動力
伝達装置には、トルク増幅機能を備えていない、いわゆ
るフルードカップリングも含まれている。さらにまた、
この実施形態は、いわゆるF・R車(エンジン前置き後
輪駆動形式の車両)にも適用可能である。
ービン回転数の信号、第1クラッチC1の回転数または
第2クラッチC2の回転数の検出センサ(図示せず)の
信号が挙げられる。また、この実施形態は、前進段で第
5速以上の変速段を設定することの可能な自動変速機に
も適用可能である。さらに、この実施形態の流体式動力
伝達装置には、トルク増幅機能を備えていない、いわゆ
るフルードカップリングも含まれている。さらにまた、
この実施形態は、いわゆるF・R車(エンジン前置き後
輪駆動形式の車両)にも適用可能である。
【0051】上記の具体例に基づいて開示されたこの発
明の特徴的な構成を列挙すれば以下のとおりである。す
なわち、駆動力源と、車両の走行状態に基づいて出力さ
れる変速指令により変速比が制御される自動変速機とを
有し、自動変速機の変速比の変更にともなう前記駆動力
源の回転数に関連する物理量の変化に基づいて、前記変
速機の故障を検出することの可能な変速機の故障検出装
置において、前記駆動力源と前記自動変速機との間の動
力伝達経路に設けられている流体式動力伝達装置の直結
クラッチを強制的に係合させる直結クラッチ制御手段
と、前記直結クラッチの係合後に、前記物理量の変化に
基づいて前記自動変速機で設定されている実際の変速比
を判断するとともに、判断された変速比における実際の
エンジン回転数の変化と、前記変速指令に対応する変速
比におけるエンジン回転数の変化との比較結果に基づい
て、前記自動変速機の変速比を制御するためのアクチュ
エータ(ソレノイドバルブ)の故障を検出する故障検出
手段を備えていることを特徴とする。
明の特徴的な構成を列挙すれば以下のとおりである。す
なわち、駆動力源と、車両の走行状態に基づいて出力さ
れる変速指令により変速比が制御される自動変速機とを
有し、自動変速機の変速比の変更にともなう前記駆動力
源の回転数に関連する物理量の変化に基づいて、前記変
速機の故障を検出することの可能な変速機の故障検出装
置において、前記駆動力源と前記自動変速機との間の動
力伝達経路に設けられている流体式動力伝達装置の直結
クラッチを強制的に係合させる直結クラッチ制御手段
と、前記直結クラッチの係合後に、前記物理量の変化に
基づいて前記自動変速機で設定されている実際の変速比
を判断するとともに、判断された変速比における実際の
エンジン回転数の変化と、前記変速指令に対応する変速
比におけるエンジン回転数の変化との比較結果に基づい
て、前記自動変速機の変速比を制御するためのアクチュ
エータ(ソレノイドバルブ)の故障を検出する故障検出
手段を備えていることを特徴とする。
【0052】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、変速機
が所定の変速段から所定の変速段に変速する際にその変
速異常が検出された場合には、解放されている直結クラ
ッチを強制的に係合させ、その後、駆動力源の回転数の
変化に関連する物理量に基づいて変速機の故障が判断さ
れる。つまり、駆動力源と変速機との間の動力伝達経路
がとが機械的に連結されて、変速機の出力回転数と駆動
力源の回転数に関連する物理量との対応関係を一義的に
判断できる状態になる。したがって、駆動力源の回転数
に関連する物理量に基づいて、変速機の故障を正確に検
出することができる。
が所定の変速段から所定の変速段に変速する際にその変
速異常が検出された場合には、解放されている直結クラ
ッチを強制的に係合させ、その後、駆動力源の回転数の
変化に関連する物理量に基づいて変速機の故障が判断さ
れる。つまり、駆動力源と変速機との間の動力伝達経路
がとが機械的に連結されて、変速機の出力回転数と駆動
力源の回転数に関連する物理量との対応関係を一義的に
判断できる状態になる。したがって、駆動力源の回転数
に関連する物理量に基づいて、変速機の故障を正確に検
出することができる。
【図1】この発明に係る故障検出装置の一制御例を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図2】この発明に係る故障検出装置が適用された車両
の構成例を示すブロック図である。
の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2に示された車両のドライブトレーンの構成
を示すスケルトン図である。
を示すスケルトン図である。
【図4】図2に示された自動変速機において、各変速段
を設定する場合における摩擦係合装置の動作を示す図表
である。
を設定する場合における摩擦係合装置の動作を示す図表
である。
【図5】図2に示された自動変速機の油圧制御装置のシ
フトソレノイドバルブと、そのときに設定される変速段
との関係を示す図表である。
フトソレノイドバルブと、そのときに設定される変速段
との関係を示す図表である。
【図6】自動変速機の各変速段における車速とエンジン
回転数との対応関係を示す線図である。
回転数との対応関係を示す線図である。
【図7】自動変速機の変速段を制御するための変速線図
の一例である。
の一例である。
1…エンジン、 9…自動変速機、 12…トルクコン
バータ、 17…ロックアップクラッチ。
バータ、 17…ロックアップクラッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深井 昌之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3J052 AA09 AA20 DA02 EA02 FB31 GC43 GC44 GC46 HA02 KA01 LA01 3J053 CA02 CB08 CB24 DA06 EA01
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動力源から出力された動力が変速機に
入力されるとともに、この変速機の変速比の変更にとも
なう前記駆動力源の回転数に関連する物理量に基づい
て、前記変速機の故障を検出することの可能な変速機の
故障検出装置において、 前記駆動力源と前記変速機との間の動力伝達経路に設け
られている流体式動力伝達装置の直結クラッチを強制的
に係合させる直結クラッチ制御手段と、前記直結クラッ
チの係合後に、前記物理量に基づいて前記変速機の故障
を検出する故障検出手段を備えていることを特徴とする
変速機の故障検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3959199A JP2000240784A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 変速機の故障検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3959199A JP2000240784A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 変速機の故障検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000240784A true JP2000240784A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12557359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3959199A Pending JP2000240784A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 変速機の故障検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000240784A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008185088A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の故障診断装置 |
| DE102021112465A1 (de) | 2020-05-20 | 2021-11-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Verfahren zum erkennen einer abnormen stelle einer fahrzeuginternen komponente, system zum erkennen der abnormen stelle einer fahrzeuginternen komponente, vorrichtung zum erkennen der abnormen stelle einer fahrzeuginternen komponente, vorrichtung zum steuern einer meldung über eine abnorme stelle einer fahrzeuginternen komponente und vorrichtung zum steuern eines fahrzeugs |
| CN115435078A (zh) * | 2021-06-04 | 2022-12-06 | 现代自动车株式会社 | 用于诊断自动变速器的装置和方法 |
| US11725726B2 (en) | 2019-11-28 | 2023-08-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle anomaly analysis apparatus |
-
1999
- 1999-02-18 JP JP3959199A patent/JP2000240784A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008185088A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の故障診断装置 |
| US7899593B2 (en) | 2007-01-29 | 2011-03-01 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Automatic transmission abnormality diagnosis apparatus and method |
| US11725726B2 (en) | 2019-11-28 | 2023-08-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle anomaly analysis apparatus |
| DE102020131393B4 (de) * | 2019-11-28 | 2026-01-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeuganomalieanalysegerät |
| DE102021112465A1 (de) | 2020-05-20 | 2021-11-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Verfahren zum erkennen einer abnormen stelle einer fahrzeuginternen komponente, system zum erkennen der abnormen stelle einer fahrzeuginternen komponente, vorrichtung zum erkennen der abnormen stelle einer fahrzeuginternen komponente, vorrichtung zum steuern einer meldung über eine abnorme stelle einer fahrzeuginternen komponente und vorrichtung zum steuern eines fahrzeugs |
| US11320045B2 (en) | 2020-05-20 | 2022-05-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | On-board component abnormal site identifying method, on-board component abnormal site identifying system, on-board component abnormal site identifying apparatus, on-board component abnormal site report control apparatus, and vehicle control apparatus |
| CN115435078A (zh) * | 2021-06-04 | 2022-12-06 | 现代自动车株式会社 | 用于诊断自动变速器的装置和方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040225 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040629 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |