JP2000239341A - 不飽和基含有ウレタンオリゴマーおよびその重合物 - Google Patents
不飽和基含有ウレタンオリゴマーおよびその重合物Info
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Abstract
る新規な不飽和基含有ウレタンオリゴマー、およびゴム
弾性を有する硬化性重合物を提供する。 【解決手段】ウレタンオリゴマーは、下記式〔I〕 【化6】 (式〔I〕中、R1O-は(メタ)アクリロイル基および
/またはビニル基の不飽和基を含有するモノオール化合
物の脱水素残基、-R2-は有機ジイソシアナート化合物
の脱イソシアナート残基、-OR3O-は数平均分子量
0.5×103〜5×103のポリエステル化合物の脱
水素残基、-A-は-NHR4NH-で示されるジアミン化
合物脱水素残基および-OR5O-で示されるジオール化
合物脱水素残基から選ばれる少なくとも一種類、p,r
=0〜4、q=0〜3の各整数、ただしq=0のとき1
≦p+r≦3)で表され数平均分子量が1×103〜2
×10 4である。
Description
料、コーティング剤中の硬化成分として用いられる新規
な不飽和基含有ウレタンオリゴマー、およびその硬化性
重合物に関するものである。
オリゴマーとして、ウレタン(メタ)アクリレートオリ
ゴマー、エポキシアクリレートオリゴマー、ポリエステ
ル(メタ)アクリレートオリゴマーが知られている。そ
の中でも、各種インキ、塗料、コーティング剤中のベー
ス剤として幅広く使用されているウレタン(メタ)アク
リレートオリゴマーは、基材に塗布後に重合させると、
強靭で機械的強度が大きく、耐油性・耐薬品性に優れ、
ゴム弾性を有する硬化性ポリマーを形成する。
(メタ)アクリレートオリゴマーをインキ等に配合して
基材等へ塗布した後、有機溶剤を空気中に飛散させてか
ら、重合を開始しなければならなかった。この溶剤のた
めに基材が劣化してしまったり、飛散させた溶剤を回収
する装置が必要であるという問題があった。そのため、
溶剤を用いる必要のないウレタンオリゴマーが望まれて
いた。
解決するためなされたもので、溶剤を使用することなく
基材に対し塗布ができる新規な不飽和基含有ウレタンオ
リゴマー、およびゴム弾性を有する硬化性重合物を提供
することを目的とする。
めになされた本発明のウレタンオリゴマーは、下記式
〔I〕
イル基および/またはビニル基の不飽和基を含有するモ
ノオール化合物の脱水素残基、-R2-は有機ジイソシア
ナート化合物の脱イソシアナート残基、-OR3O-は数
平均分子量0.5×103〜5×103のポリエステル
化合物の脱水素残基、-A-は-NHR4NH-で示される
ジアミン化合物脱水素残基および-OR5O-で示される
ジオール化合物脱水素残基から選ばれる少なくとも一種
類、p,r=0〜4、q=0〜3の各整数、ただしq=
0のとき1≦p+r≦3)で表され数平均分子量が1×
103〜2×10 4である。
クリレートまたはヒドロキシアルキルビニルエーテルの
モノオールの脱水素残基であることが好ましい。
ヘキサメチレンジイソシアナート、ノルボルナンジイソ
シアナート、トリレンジイソシアナート、キシリレンジ
イソシアナート、トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ナート、水添キシリレンジイソシアナート、水添ジフェ
ニルメタンジイソシアナート、およびジフェニルメタン
ジイソシアナートから選ばれる少なくとも一種類の有機
ジイソシアナートの脱イソシアナート残基であることが
好ましい。
基の繰り返し構造を有するポリエステル化合物の脱水素
残基であることが好ましい。
プロパン、ジアミノブタン、ノナンジアミン、イソホロ
ンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、水添ジフェニル
メタンジアミン、ビスアミノプロピルエーテル、ビスア
ミノプロピルエタン、ビスアミノプロピルジエチレング
リコールエーテル、ビスアミノプロピルポリエチレング
リコールエーテル、ビスアミノプロポキシネオペンチル
グリコール、ジフェニルメタンジアミン、キシリレンジ
アミン、トルエンジアミン、両末端アミノ変性シリコー
ンから選ばれる少なくとも一種類のジアミン化合物の脱
水素残基が挙げられる。-OR5O-は、具体的には、エ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール、ペンタンジ
オール、ヘキサンジオール、両末端水酸基変性シリコー
ン、カルボキシル基含有ジオールから選ばれる少なくと
も一種類のジオール化合物の脱水素残基が挙げられる。
ウレタンオリゴマーの製造方法は、ポリエステル化合物
と有機ジイソシアナート化合物とを重付加させた繰り返
し単位であってイソシアナート基を両末端に有する付加
物を形成し、このイソシアナート基が(メタ)アクリロ
イル基および/またはビニル基の不飽和基を有するモノ
オール化合物と付加反応することを特徴としている。
レタンオリゴマーの製造方法は、ポリエステル化合物と
有機ジイソシアナート化合物とを重付加させた繰り返し
単位であってイソシアナート基を両末端に有する付加物
を形成し、この付加物の片端のイソシアナート基が、ジ
アミン化合物またはジオール化合物の末端と付加反応
し、この付加物の別な片端のイソシアナート基が、(メ
タ)アクリロイル基および/またはビニル基の不飽和基
を有するモノオール化合物と付加反応することを特徴と
している。
次、別途に加えることによりウレタンオリゴマー中の繰
り返し構造、すなわちポリエステルのウレタン構造(-O
R3O-CONH-R2-NHCO-)と、ジアミンやジオールのウレタ
ン構造(-A-CONH-R2-NHCO-)とが、局在化している。
物、ジアミン化合物やジオール化合物を反応させる際に
は、無触媒でもよいが、有機金属触媒または塩基性触媒
存在下、常温〜100℃で行うことが好ましい。この触
媒には、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、塩化第
一錫、塩化第二錫、テトラ−n−ブチル錫、トリ−n−
ブチル錫アセテート、n−ブチル錫トリクロライド、ト
リメチル錫ハイドロオキサイド、ジメチル錫ジクロライ
ド、ジブチル錫アセテート、ジブチル錫ジラウレート、
オクテン酸錫、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミンが挙げられ
る。
ル基および/またはビニル基の不飽和基を有するモノオ
ール化合物を付加反応させる際には、p−メトキシフェ
ノール、およびジ−t−ブチル−ヒドロキシトルエン存
在下、55〜90℃で行うことが好ましい。反応の終点
は、赤外吸収スペクトルでイソシアナート基の消失を確
認する方法が好ましい。
オリゴマーが架橋したものである。硬化性重合物は、ウ
レタンオリゴマーが、架橋剤、重合開始剤、重合触媒、
活性エネルギーのうちの少なくとも一つの存在下で前記
架橋がなされていることが好ましい。
リレートの脱水素残基であるとき、重合開始剤はヒドロ
キシシクロヘキシルフェニルケトン、1−フェニル−2
ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2,2−
ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、ベンゾフェ
ノン、2−メチル[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モ
ルフォリノ−1−プロパノン、2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イ
ソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプ
ロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェ
ニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、4−
(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル−(2−ヒ
ドロキシ−2−プロピル)ケトン、4−(2−メタクリロ
イルオキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−
プロピル)ケトン、2,4,6,−トリメチルベンゾイルジ
フェニルフォスフィンオキサイドの中から選ばれる少な
くとも一種類の光ラジカル重合開始剤、またはジラウリ
ロイルパーオキサイド、ジブチルパーオキサイド、ジク
ミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイ
ド、α,α−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロ
ピル)ベンゾエート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)ヘキサンの中から選ばれる少なくと
も一種類の熱重合開始剤であることが好ましい。
ルの脱水素残基であるとき、重合開始剤は、p−ヒドロ
キシフェニルベンジルメチルスルホニウム塩、p−メト
キシカルボニルオキシフェニルジメチルスルホニウム塩
の中から選ばれる少なくとも一種類のオニウム塩である
ことが好ましい。
線、または熱が挙げられる。
とき、架橋剤はポリイソシアナートであることが好まし
い。ポリイソシアナートは、具体的にはヘキサメチレン
ジイソシアナートの三量体、イソホロンジイソシアナー
トの三量体、ジフェニルメタンジイソシアナートが挙げ
られる。ウレタンオリゴマーにポリイソシアナートを添
加して加熱することにより、ジアミン由来のNH基がポ
リイソシアナートのイソシアナート基と反応してウレタ
ン結合を形成し、複数のウレタンオリゴマーが架橋して
高分子量化する。
各種インキ、塗料、コーティング剤中の硬化成分として
用いることができる。このオリゴマーの硬化性重合物は
ゴム弾性を有し基材等の保護に用いることができる。
発明のウレタンオリゴマーは、具体的には以下のように
して製造される。ポリエステルR3(OH)2と、有機ジ
イソシアナートR2(NCO)2とを、ジブチル錫ジラウ
レート存在下、80〜100℃で加熱攪拌し、重付加さ
せると、下記の化学反応式〔II〕に示すように、イソシ
アナート基を両末端に有する付加物を形成する。
ートR2(NCO)2と、H2NR4NH2で示されるジア
ミンとを加え、同様な条件で重付加反応させる。する
と、化学反応式〔III〕に示すように、付加物の片端の
イソシアナート基が、ジアミン化合物の末端と付加反応
し、主鎖がさらに延伸する。
物に、さらにアクリロイル基を有するモノオールR1O
Hとして、ヒドロキシアルキルメタクリレートCH2=CH(C
H3)CO2(CH2)x-OHを加え、p−メトキシフェノール、お
よびジ−t−ブチル−ヒドロキシトルエン存在下55〜
90℃で加熱攪拌すると、式〔I〕に示すウレタンオリ
ゴマーが得られる。
が1×103〜2×104で、粘調な液体であり、溶剤
を添加することなくインキ等に配合したり、基材や対象
物に塗布できる。
開始剤である4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−
(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトンを加え、プラス
チック、ガラス、木材、コンクリートの基材に塗布す
る。紫外線を照射すると、ウレタンオリゴマーの不飽和
基が架橋し、ゴム弾性を有する硬化性重合物を形成す
る。
合わせて架橋剤、重合開始剤、重合触媒、活性エネルギ
ーを適宜選択し、オリゴマーを架橋させてもよい。この
基材上に形成された硬化性重合物は、ゴム弾性を有して
いる。
タンオリゴマーおよび硬化性重合物の製造した例を実施
例1〜5に、本発明を適用外のウレタンオリゴマーおよ
び硬化性重合物の製造した例を比較例に示す。
6)と、1,6−ヘキサンジオールをエステル化して得
られたポリエステルポリオール(水酸基価56.0、数
平均分子量2000)400gとイソホロンジイソシア
ナート66.6gと、酸化防止剤のジ−t−ブチル−ヒ
ドロキシ−フェノール0.1gとを、攪拌機、冷却管、
温度計を備えた1リットル四ッ口フラスコに加え、10
0℃で4時間反応させた後、80℃に冷却した。次いで
2−ヒドロキシエチルアクリレート23.2g、重合禁
止剤のp−メトキシフェノール0.1gを加え、85℃
で8時間反応させた。反応終了は赤外線吸収スペクトル
でイソシアナート基(2280cm−1)が消失したこ
とより確認し、ウレタンオリゴマーを得た。得られたウ
レタンオリゴマーについて数平均分子量をゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィー(昭和電工社製:GPC−
1)を用い、ポリスチレン換算した値で求めたところ、
5.5×103であった。B型粘度計により測定したと
ころ、80℃における粘度は28000mPa・sであ
った。
に、光重合開始剤の4−(2−ヒドロキシエトキシ)フ
ェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトンを
1.5g加え、十分に混合した後、減圧下で低沸物を除
去した。これを、厚み1.0mmのスペーサーを有する
離型PETフィルムにはさみ、6m/minのスピード
のコンベアに積載し、1kW高圧水銀灯(80W/c
m)を用いて高さ10cmの位置から光照射して硬化さ
せることにより硬化性重合物を得た。
た。ガラス転移温度(Tg)は、動的粘弾性測定により
−36℃であった。引張り強度と伸度を、オートグラフ
(島津製作所社製:AGS−D型)により300mm/
minにて測定したところ、引張り強度は18kgf/
cm2、破断伸度は120%であった。表面抵抗は、極
超絶縁計(東亜電波工業社製のSM−8210に平板電
極SME−10−5を取りつけ、1000V印加)によ
り測定したところ、2×1015Ωであった。硬化収縮
率は、(硬化性重合物とウレタンオリゴマーとの密度
差)/ウレタンオリゴマーの密度×100(%)により
算出したところ、0.5%であった。ショアA硬度は、
ショアA硬度計により測定したところ52°であった。
水酸基価43.0(数平均分子量2600)260gと
水酸基価89.8(数平均分子量1200)120gの
ポリエステルポリオールの混合物に替えた以外は、実施
例1と同様にしてウレタンオリゴマー、および硬化性重
合物を得た。実施例1と同様に測定したところ、ウレタ
ンオリゴマーは、80℃における粘度が6800mPa
・s、数平均分子量が4.9×10 3であった。硬化性
重合物は、ガラス転移温度が−35℃、引張り強度が2
2.5kgf/cm2、破断伸度が125%、表面抵抗
が3.2×1015Ω、硬化収縮率が0.5%、ショア
A硬度が52°であった。
をノルボルネンジイソシアナート61.8gに替え、2
−ヒドロキシエチルアクリレートを加えた後の付加反応
を85℃で4時間とした以外は、実施例1と同様にして
ウレタンオリゴマー、および硬化性重合物を得た。実施
例1と同様に測定したところ、ウレタンオリゴマーは、
80℃における粘度が22600mPa・s、数平均分
子量が5.4×103であった。硬化性重合物は、ガラ
ス転移温度が−37℃、引張り強度が13kgf/cm
2、破断伸度が100%、表面抵抗が2.5×1015
Ω、硬化収縮率が0.4%であった。
シアナートをノルボルネンジイソシアナート68.1g
に替え、2−ヒドロキシエチルアクリレートを加えた後
の付加反応を85℃で4時間とした以外は、実施例2と
同様にしてウレタンオリゴマー、および硬化性重合物を
得た。実施例1と同様に測定したところ、ウレタンオリ
ゴマーは、80℃における粘度が16000mPa・
s、数平均分子量が4.8×103であった。硬化性重
合物は、ガラス転移温度が−31℃、引張り強度が2
0.0kgf/cm2、破断伸度が117%、表面抵抗
が3.5×1015Ω、硬化収縮率が0.4%、ショア
A硬度が54°であった。
水酸基価43.0(数平均分子量2600)のポリエス
テルポリオール412gに替えた以外は、実施例1と同
様にしてウレタンオリゴマー、および硬化性重合物を得
た。実施例1と同様に測定したところ、ウレタンオリゴ
マーは、80℃における粘度が10000mPa・s、
数平均分子量が3.8×103であった。硬化性重合物
は、ガラス転移温度が−37℃、引張り強度が25kg
f/cm2、破断伸度が80%、表面抵抗が3.0×1
01 5Ω、硬化収縮率が0.6%、ショアA硬度が67
°であった。
ールを、アジピン酸と1,6−ヘキサンジオールからな
るポリエステルポリオール(水酸基価53.0、数平均
分子量2120)424gに替えた以外は、実施例1と
同様にしてウレタンオリゴマー、および硬化性重合物を
得た。実施例1と同様に測定したところ、ウレタンオリ
ゴマーは、80℃における粘度が59000mPa・
s、数平均分子量が5.6×103であった。硬化性重
合物は、引張り強度が25kgf/cm2、破断伸度が
45%、表面抵抗が5.1×1013Ω、硬化収縮率が
5.3%、ショアA硬度が72°であった。比較例のも
のは実施例1〜5に比して粘度、硬度、硬化収縮率が高
く、弾性や電気特性が劣っていた。
は、インキ、塗料、コーティング剤の硬化成分として用
いることができる。このオリゴマーは、液体であるため
そのまま基材や対象物に塗布することができる。塗布の
際、オリゴマーに溶剤を添加する必要がないため、溶剤
の揮発や飛散による環境汚染がなく、溶剤の回収設備を
必要としない。塗布の後、架橋させると重合して硬化性
重合物となる。重合して高分子量化するとゴム弾性が発
現するので、基材表面の保護材、緩衝材として使用でき
る。
Claims (12)
- 【請求項1】 下記式〔I〕 【化1】 (式〔I〕中、R1O-は(メタ)アクリロイル基および
/またはビニル基の不飽和基を含有するモノオール化合
物の脱水素残基、-R2-は有機ジイソシアナート化合物
の脱イソシアナート残基、-OR3O-は数平均分子量
0.5×103〜5×103のポリエステル化合物の脱
水素残基、-A-は-NHR4NH-で示されるジアミン化
合物脱水素残基および-OR5O-で示されるジオール化
合物脱水素残基から選ばれる少なくとも一種類、p,r
=0〜4、q=0〜3の各整数、ただしq=0のとき1
≦p+r≦3)で表され数平均分子量が1×103〜2
×10 4であるウレタンオリゴマー。 - 【請求項2】 前記R1O-が、ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートまたはヒドロキシアルキルビニル
エーテルのモノオール化合物の脱水素残基であることを
特徴とする前記式〔I〕に示すウレタンオリゴマー。 - 【請求項3】 前記-R2-が、イソホロンジイソシア
ナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、ノルボルナ
ンジイソシアナート、トリレンジイソシアナート、キシ
リレンジイソシアナート、トリメチルヘキサメチレンジ
イソシアナート、水添キシリレンジイソシアナート、水
添ジフェニルメタンジイソシアナート、およびジフェニ
ルメタンジイソシアナートから選ばれる少なくとも一種
類の有機ジイソシアナート化合物の脱イソシアナート残
基であることを特徴とする前記式〔I〕に示すウレタン
オリゴマー。 - 【請求項4】 前記-OR3O-が、 -(-O-C34H66-COO-CtH2t-O-)- または -(-O-C34H68-COO-CuH2u-O-)- (t,u=2〜36)から選ばれる少なくとも一種類の
基の繰り返し構造を有するポリエステル化合物の脱水素
残基であることを特徴とする前記式〔I〕に示すウレタ
ンオリゴマー。 - 【請求項5】 前記-NHR4NH-が、ジアミノプロパ
ン、ジアミノブタン、ノナンジアミン、イソホロンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、水添ジフェニルメタン
ジアミン、ビスアミノプロピルエーテル、ビスアミノプ
ロピルエタン、ビスアミノプロピルジエチレングリコー
ルエーテル、ビスアミノプロピルポリエチレングリコー
ルエーテル、ビスアミノプロポキシネオペンチルグリコ
ール、ジフェニルメタンジアミン、キシリレンジアミ
ン、トルエンジアミン、両末端アミノ変性シリコーンか
ら選ばれる少なくとも一種類のジアミン化合物の脱水素
残基、前記-OR5O-が、エチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオー
ル、両末端水酸基変性シリコーン、カルボキシル基含有
ジオールから選ばれる少なくとも一種類のジオール化合
物の脱水素残基であることを特徴とする前記式〔I〕に
示すウレタンオリゴマー。 - 【請求項6】 ポリエステル化合物と有機ジイソシア
ナート化合物とを重付加させた繰り返し単位であってイ
ソシアナート基を両末端に有する付加物を形成し、該イ
ソシアナート基が(メタ)アクリロイル基および/また
はビニル基の不飽和基を有するモノオール化合物と付加
反応することを特徴とする、前記式〔I〕に示すq=0
のウレタンオリゴマーの製造方法。 - 【請求項7】 ポリエステル化合物と有機ジイソシア
ナート化合物とを重付加させた繰り返し単位であってイ
ソシアナート基を両末端に有する付加物を形成し、該付
加物の片端のイソシアナート基が、ジアミン化合物また
はジオール化合物の末端と付加反応し、該付加物の別な
片端のイソシアナート基が、(メタ)アクリロイル基お
よび/またはビニル基の不飽和基を有するモノオール化
合物と付加反応することを特徴とする、前記式〔I〕に
示すq≠0のウレタンオリゴマーの製造方法。 - 【請求項8】 請求項1から5のいずれかに記載のウ
レタンオリゴマーが架橋した硬化性重合物。 - 【請求項9】 該ウレタンオリゴマーが、架橋剤、重
合開始剤、重合触媒、活性エネルギーのうちの少なくと
も一つの存在下で前記架橋がなされたことを特徴とする
請求項8に記載の硬化性重合物。 - 【請求項10】 前記R1O-がヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートの脱水素残基であるとき、該重合開始
剤がヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、1−フ
ェニル−2ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、ベンゾフェノン、2−メチル[4−(メチルチオ)フ
ェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノン、2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ
−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキ
シエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピ
ル)ケトン、4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フ
ェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、4−
(2−メタクリロイルオキシエトキシ)フェニル−(2−
ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、2,4,6,−トリメ
チルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイドの中
から選ばれる少なくとも一種類の光ラジカル重合開始
剤、またはジラウリロイルパーオキサイド、ジブチルパ
ーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルク
ミルパーオキサイド、α,α−ビス(t−ブチルパーオキ
シ−m−イソプロピル)ベンゾエート、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの中から
選ばれる少なくとも一種類の熱重合開始剤であることを
特徴とする請求項9に記載の硬化性重合物。 - 【請求項11】 前記R1O-がヒドロキシアルキルビニ
ルエーテルの脱水素残基であるとき、該重合開始剤が、
p−ヒドロキシフェニルベンジルメチルスルホニウム
塩、p−メトキシカルボニルオキシフェニルジメチルス
ルホニウム塩の中から選ばれる少なくとも一種類のオニ
ウム塩であることを特徴とする請求項9に記載の硬化性
重合物。 - 【請求項12】 前記-A-がジアミン化合物の脱水素残
基であるとき、該架橋剤がポリイソシアナートであるこ
とを特徴とする請求項9に記載の硬化性重合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11045781A JP2000239341A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 不飽和基含有ウレタンオリゴマーおよびその重合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11045781A JP2000239341A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 不飽和基含有ウレタンオリゴマーおよびその重合物 |
Publications (1)
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