JP2000238570A - 車両用昇降装置 - Google Patents

車両用昇降装置

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JP2000238570A
JP2000238570A JP11044716A JP4471699A JP2000238570A JP 2000238570 A JP2000238570 A JP 2000238570A JP 11044716 A JP11044716 A JP 11044716A JP 4471699 A JP4471699 A JP 4471699A JP 2000238570 A JP2000238570 A JP 2000238570A
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淑照 池畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両に対する載置部の接触事故を確実に防止し
て、使用上での安全性の向上を図る。 【解決手段】載置部1を備える昇降枠2を、地面G近く
の下降位置と車両床面F上の上昇位置A2とに昇降させ
る昇降駆動手段と、昇降枠2に対して載置部1をスライ
ドさせるスライド駆動手段との作動を制御する制御手段
が、格納指令に伴って、昇降枠2を上昇位置A2に上昇
させて載置部1を車両内方にスライドさせ、突出指令に
伴って、載置部1を車両外方にスライドさせて昇降枠2
を下降位置に下降させるもので、昇降枠2が上昇位置A
2にあることを検出する間接検出手段LS3と、昇降枠
2又は載置部1が上昇位置A2にあることを検出する直
接検出手段LS6とが設けられ、制御手段が、両検出手
段の上昇位置検出状態において、載置部1のスライド操
作を実行する車両用昇降装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被載置体の載置部
を備える昇降枠を、地面上又はその近くに下降する下降
位置と車両の床面上に上昇する上昇位置とに平行又は略
平行姿勢で昇降させるリンク機構と、前記昇降枠の昇降
のために前記リンク機構を昇降操作する昇降駆動手段
と、前記昇降枠が前記上昇位置にある状態で、その昇降
枠に対して前記載置部を車両の内外方向にスライド操作
するスライド駆動手段と、前記昇降駆動手段とスライド
駆動手段との作動を制御する制御手段とが設けられ、前
記制御手段が、格納指令が指令されるに伴って、前記昇
降枠を前記上昇位置に上昇させた後、前記載置部を車両
内方の格納位置にスライドさせ、かつ、突出指令が指令
されるに伴って、前記載置部を車両外方の突出位置にス
ライドさせた後、前記昇降枠を前記下降位置に下降制御
するように構成されている車両用昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような車両用昇降装置は、例えば、
被載置体としての車椅子に使用者が座ったままで、その
車椅子を載置部上に載置して、昇降駆動手段による昇降
枠の昇降操作とスライド駆動手段による載置部のスライ
ド操作により、車椅子を地面側から車両の床面上に上昇
させ、更に、車両内方の格納位置にまでスライドさせた
り、逆に、車両の床面上から地面近くの下降位置にまで
下降させて移載するためなどに用いられるものである。
【0003】かかる構成の昇降装置では、昇降枠が地面
上又はその近くの下降位置にある状態で、その昇降枠に
対して載置部が車両内方の格納位置、つまり、車両側に
スライド操作されると、載置部が車両に接触して損傷す
る虞がある。また、仮に、載置部が車両に接触しない場
合でも、その後、昇降駆動手段により昇降枠を上昇させ
ると、前記格納位置にある載置部が車両に接触する虞が
あり、さらに、昇降枠の上昇操作中においても、載置部
が前記格納位置にスライド操作されると、同様の事態が
発生する。
【0004】そこで、従来、昇降枠が車両床面上の上昇
位置に上昇操作されると、その昇降枠に接当するマイク
ロスイッチを車両側に設けて、そのマイクロスイッチに
より昇降枠が前記上昇位置にあることを検出している状
態において、前記載置部のスライド操作を実行するよう
に構成したものが提案された(例えば、特開平9−26
3173号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、昇降枠が前記上昇位置にあることを検出するマイ
クロスイッチがひとつだけ設けられ、しかも、そのひと
つのマイクロスイッチが、車両の床面近くに設けられて
いるため、車両床面上に載置した他物、例えば、無意識
に置いた荷物などがマイクロスイッチに接当して誤検出
を生じ、その結果、上述したような接触事故が発生する
虞がある。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、車両に対する載置部の接触事
故をより一層確実に防止して、使用上での安全性を向上
させる点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、被載置体の載置部
を備える昇降枠を、地面上又はその近くに下降する下降
位置と車両の床面上に上昇する上昇位置とに平行又は略
平行姿勢で昇降させるリンク機構と、前記昇降枠の昇降
のために前記リンク機構を昇降操作する昇降駆動手段
と、前記昇降枠が前記上昇位置にある状態で、その昇降
枠に対して前記載置部を車両の内外方向にスライド操作
するスライド駆動手段と、前記昇降駆動手段とスライド
駆動手段との作動を制御する制御手段とが設けられ、前
記制御手段が、格納指令が指令されるに伴って、前記昇
降枠を前記上昇位置に上昇させた後、前記載置部を車両
内方の格納位置にスライドさせ、かつ、突出指令が指令
されるに伴って、前記載置部を車両外方の突出位置にス
ライドさせた後、前記昇降枠を前記下降位置に下降制御
するように構成されている車両用昇降装置であって、前
記昇降枠が前記上昇位置にあることを前記リンク機構の
作動姿勢に基づいて検出する間接検出手段と、前記昇降
枠が前記上昇位置にあることを前記昇降枠又は載置部に
検出作用して検出する直接検出手段とが設けられ、前記
制御手段が、前記間接検出手段と直接検出手段とが共に
前記上昇位置を検出している状態において、前記格納指
令および前記突出指令が指令されると、前記格納指令お
よび前記突出指令の指令に基づく前記載置部のスライド
操作を実行するように構成されている。
【0008】つまり、間接検出手段と直接検出手段との
2つの検出手段が、共に前記上昇位置を検出している状
態において始めて、載置部のスライド操作を実行するも
のであるから、たとえ何らかの原因で一方の検出手段が
誤検出しても、載置部はスライド操作されず、検出手段
をひとつだけ設けた従来技術に比べて安全性が向上す
る。しかも、その2つの検出手段は、一方がリンク機構
の作動姿勢に基づく間接検出手段であり、他方が昇降枠
又は載置部に直接作用する直接検出手段であって、具体
的な検出方法が異なる2種類の検出手段であるため、両
検出手段の設置箇所などは自ずと異なることになる。し
たがって、上述したように車両上に載置された荷物など
の他物が原因で、両検出手段が共に誤検出を生じる可能
性、言い換えると、ひとつの原因で両検出手段が共に誤
検出を生じる可能性はきわめて少なく、検出手段の誤検
出に起因する接触事故の発生をより一層確実に防止する
ことができる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記載置
部が前記突出位置にあることを検出する突出位置検出手
段が設けられ、前記制御手段が、前記突出位置検出手段
が前記突出位置を検出している状態において、前記格納
指令および前記突出指令が指令されると、前記格納指令
および前記突出指令の指令に基づく前記昇降枠の昇降操
作を実行するように構成されている。
【0010】つまり、載置部が前記格納位置にある状態
で昇降枠を昇降させると、昇降枠の昇降操作に伴って、
前記載置部が車両に接触する虞がある。しかし、前記突
出位置検出手段が前記突出位置を検出している状態にお
いて始めて、昇降枠の昇降操作を実行するものであるか
ら、載置部が格納位置にある状態での昇降枠の昇降操作
が確実に回避され、昇降枠の昇降操作に伴う載置部の接
触事故の発生を防止することができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、前記被載
置体の載置部から外方への移動を防止する受け止め姿勢
と、前記載置部と地面との間で被載置体の移動を許容す
る倒伏姿勢とに切り換え自在な受け止め体が、前記載置
部に設けられるとともに、前記受け止め体が前記受け止
め姿勢にあることを検出する姿勢検出手段が設けられ、
前記制御手段が、前記姿勢検出手段が前記受け止め姿勢
を検出している状態において、前記格納指令および前記
突出指令が指令されると、前記格納指令および前記突出
指令の指令に基づく前記昇降枠の昇降操作と前記載置部
のスライド操作とを実行するように構成されている。
【0012】したがって、前記受け止め体が倒伏姿勢の
ままで、載置部が昇降操作されたりスライド操作される
ことが確実に防止され、昇降時やスライド時において、
被載置体が載置部から外方へ移動して不測に落下するこ
とが防止される。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、前記リン
ク機構が、車両に装着される基枠と、前記昇降枠を下端
部に備える枠体と、前記基枠と枠体とを連結して平行四
節リンクを形成する一対のリンクで構成され、前記間接
検出手段が、前記基枠に対する平行四節リンクの作動姿
勢に基づいて前記上昇位置を検出し、前記直接検出手段
が、前記基枠に対する昇降枠又は載置部の位置に基づい
て前記上昇位置を検出するように構成されている。
【0014】したがって、前記基枠や一対のリンクなど
で構成される平行四節リンク機構の作用によって、昇降
枠や載置部を平行又は略平行姿勢に維持した状態で円滑
に昇降させることができるとともに、間接検出手段が、
基枠に対する平行四節リンクの作動姿勢に基づいて前記
上昇位置を検出し、直接検出手段が、基枠に対する昇降
枠又は載置部の位置に基づいて前記上昇位置を検出する
ように構成されているので、両検出手段が、共に車両に
装着される基枠を基準として間接的あるいは直接的に前
記上昇位置を検出することになり、例えば、基枠とは無
関係に、両検出手段を車両本体側に設けるのと比較し
て、両検出手段の設置箇所の確定が容易で、かつ、確実
な上昇位置の検出が可能となる。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、前記リン
ク機構が、車両に装着されるガイド枠に沿って移動自在
な可動枠と、前記昇降枠と、前記可動枠と昇降枠とを連
結して四節リンクを形成する一対のリンク、ならびに、
前記昇降枠を平行又は略平行姿勢で昇降させるために前
記一対のリンクの姿勢を規制する規制機構とで構成さ
れ、前記間接検出手段が、前記ガイド枠に対する可動枠
の位置に基づいて前記上昇位置を検出し、前記直接検出
手段が、前記ガイド枠に対する昇降枠又は載置部の位置
に基づいて前記上昇位置を検出するように構成されてい
る。
【0016】したがって、前記可動枠や一対のリンクと
そのリンクの姿勢を規制する規制機構との協働作用によ
り、昇降枠や載置部を平行又は略平行姿勢に維持した状
態で円滑に昇降させることができるとともに、間接検出
手段が、ガイド枠に対する可動枠の位置に基づいて前記
上昇位置を検出し、直接検出手段が、ガイド枠に対する
昇降枠又は載置部の位置に基づいて前記上昇位置を検出
するように構成されているので、両検出手段が、共に車
両に装着されるガイド枠を基準として間接的あるいは直
接的に前記上昇位置を検出することになり、この場合に
も、両検出手段の設置箇所の確定が容易で、かつ、確実
な上昇位置の検出が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明による車両用昇降装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図19は、
第一の実施形態を示すもので、この昇降装置は、例え
ば、後部の開口部Oを開閉する開閉扉Dを備えたワゴン
車のような車両Vにおいて、その後部の開口部O近くの
床面F上に装着され、被載置体の一例である車椅子Cを
載置して昇降する載置部としての昇降台1、その昇降台
1を保持して昇降する昇降枠2、昇降枠2を下端部に支
持する枠体としての左右一対のアーム3、左右一対のア
ーム3を車両V側に連結する左右一対の平行四節リンク
機構4、その左右の平行四節リンク機構4を駆動して昇
降台1を昇降操作する昇降駆動手段としての左右一対の
複動式油圧シリンダ5、ならびに、複動式油圧シリンダ
5に作動油を供給するシリンダ用電動ポンプ6などを備
え、前記平行四節リンク機構4を支持する基枠7を介し
て車両Vの床面Fに固着可能に構成されている。
【0018】つぎに、各装置や部材の詳細について説明
するが、本明細書においては、便宜上、車両Vの前進方
向を前方、後進方向を後方と称し、後方から前方を見た
状態で、左右方向を特定して説明する。また、左右に位
置する部材については、左右の勝手違いはあるものの、
略同じ構成なので、左右いずれか一方のみについて説明
し、左右で構成の異なる部材については、その都度説明
を加える。
【0019】前記基枠7は、その左右両端部に上方へ突
出する基枠側ブラケット8を備え、平行四節リンク機構
4を構成する上リンク9と下リンク10の一端部が、ピ
ン11,12を介してそれぞれ基枠側ブラケット8に枢
支連結され、その上リンク9と下リンク10の他端部
が、前記アーム3の上端に設けられたアーム側ブラケッ
ト13に対し、それぞれピン14,15を介して枢支連
結されて、これら両リンク9,10と両ブラケット8,
13により平行四節リンク機構4が構成されている。な
お、左側の平行四節リンク機構4において、下リンク1
0を基枠側ブラケット8に枢支連結するピン12につい
ては、下リンク10側に固着されて、下リンク10と一
体的に回動するように構成されている。前記アーム3
は、断面形状が楕円形の中空のパイプ材により構成さ
れ、そのアーム3の下端には、昇降台1を保持する昇降
枠2が取付けられ、その昇降枠2により前記昇降台1が
車両の前後方向にスライド可能に保持されるとともに、
アーム3と昇降枠2との取付け部分が、合成樹脂製の保
持枠用カバー16により覆われている。
【0020】前記複動式油圧シリンダ5は、そのシリン
ダ側が、前記基枠側ブラケット8に対して下リンク10
を枢支するピン12に対して相対回動可能に枢支連結さ
れ、ロッド側が、アーム側ブラケット13に対して上リ
ンク9を枢支するピン14に枢支連結され、この複動式
油圧シリンダ5を含む平行四節リンク機構4の全体が、
リンク用カバー17によって覆われている。そして、左
右一対の複動式油圧シリンダ5を伸縮することにより、
図15〜図18に示すように、前記平行四節リンク機構
4の作用で、昇降枠2と昇降台1とを水平姿勢に維持し
たままで、その昇降台1を車両Vの開口部Oから後方外
側へ移動させながら地面G上に接地させたり、又は、地
面G近くにまで下降させる下降位置A1と、上昇させな
がら車両V側へ移動させて、車両Vの床面Fの上にまで
上昇させる上昇位置A2とに昇降可能に構成されてい
る。
【0021】前記リンク用カバー17は、合成樹脂製
で、平行四節リンク機構4と複動式油圧シリンダ5とを
囲繞する第1のカバー体18と、上リンク9の前端部を
覆う第2のカバー体19と、下リンク10と基枠側ブラ
ケット8との枢支連結箇所を覆う第3のカバー体20と
の合計3個のカバー体18,19,20により構成され
ている。第1のカバー体18は、断面形状が長方形の筒
状に構成されて、下リンク10に固着の2個のカバー用
ブラケット21,22に取付けられ、基枠側ブラケット
8に対する下リンク10の枢支用のピン12を中心とし
て、下リンク10と一体的に回動するように構成され、
かつ、アーム3が貫通するための開口18aが設けられ
ている。
【0022】第2のカバー体19は、断面形状がコの字
型に構成されて、基枠側ブラケット8に対する上リンク
9の枢支用のピン11を中心として回動可能に取付けら
れ、その遊端部が第1のカバー体18の内側に位置し、
かつ、遊端部が図外のスプリングによって第1のカバー
体18の上方下面に接当するように弾性付勢されてい
て、基枠側ブラケット8と上リンク9との枢支連結箇所
の左右両側面と上面とを覆うように構成されている。第
3のカバー体20は、第2のカバー体19の内側に位置
する状態で、前記基枠7に固着されていて、基枠側ブラ
ケット8と下リンク10との枢支連結箇所の左右両側
面、ならびに、基枠側ブラケット8を覆うように構成さ
れている。
【0023】左右に設けられた第1のカバー体18のう
ち、左側の第1カバー体18の左壁面には貫通孔が設け
られ、その貫通孔を貫通して、基枠側ブラケット8に対
する下リンク10の枢支用のピン12が第1のカバー体
18の外側まで延設され、図7に示すように、その延設
端部に上限用ドグ23aと下限用ドグ23bとを備えた
ドグ板23が取付けられて、そのドグ板23が、前記ピ
ン12や下リンク10と一体的に回動するように構成さ
れている。そして、前記基枠7には、間接検出手段とし
ての上限検知用リミットスイッチLS3が設けられ、か
つ、下限検知用リミットスイッチLS4も設けられて、
ドグ板23の上限用ドグ23aが上限検知用リミットス
イッチLS3に接当すると、複動式油圧シリンダ5によ
る昇降台1の上昇が停止され、下限用ドグ23bが下限
検知用リミットスイッチLS4に接当すると、複動式油
圧シリンダ5による昇降台1の下降が停止されるように
構成されている。
【0024】つまり、上限検知用リミットスイッチLS
3と下限検知用リミットスイッチLS4とは、平行四節
リンク機構4の作動姿勢に基づいて昇降枠2の位置を間
接的に検出するように構成され、上限検知用リミットス
イッチLS3の方は、平行四節リンク機構4の作動姿勢
に基づいて昇降枠2が前記上昇位置A2にあることを間
接的に検出し、その検出結果に基づいて昇降枠2の上昇
を停止するように構成されている。そして、前記基枠7
には、図2および図3に示すように、昇降枠2が前記上
昇位置A2にあると、その昇降枠2に直接作用して、昇
降枠2が上昇位置A2にあることを検出する直接検出手
段としての近接センサLS6が設けられ、この近接セン
サLS6と前記上限検知用リミットスイッチLS3との
2つのセンサによって、昇降枠2が上昇位置A2にある
ことを検出するように構成されている。なお、前記近接
センサLS6については、昇降枠2に直接作用させるの
に代えて、昇降台1に直接作用させて、昇降台1や昇降
枠2が前記上昇位置A2にあることを検出するように構
成することもできる。
【0025】前記昇降枠2は、平面視で長方形に形成さ
れ、後方側から見て上方が開放されたコの字形に形成さ
れていて、その左右の壁面から内方に向けて横方向への
軸心周りに回転する前後一対のスライド用遊転ローラ2
4がそれぞれ突設され、かつ、左側の壁面には、ピニオ
ン25を備えたスライド駆動手段としてのスライド用電
動モータ26が取付けられ、右側の壁面には、内方に向
けて上下方向への軸心周りに回転する前後一対のガイド
用遊転ローラ27が突設されている。この昇降枠2に保
持される昇降台1の方は、平面視において長方形に形成
され、その左右の側面には、若干形状の異なるレール部
材28,29が設けられ、かつ、外方に向けて横方向へ
の軸心周りに回転するスライド用遊転ローラ30がそれ
ぞれ突設されている。
【0026】前記昇降台1に設けられた左右のレール部
材28,29の上方には、断面C字状のガイド部分28
a,29aが設けられ、左側のガイド部分28a内に
は、昇降枠2の左側に設けられた前後一対のスライド用
遊転ローラ24が内嵌され、右側のガイド部分29a内
には、昇降枠2の右側に設けられたスライド用遊転ロー
ラ24とガイド用遊転ローラ27とが内嵌されている。
そして、この昇降枠2に設けられた合計4個のスライド
用遊転ローラ24によって、前記昇降台1が昇降枠2に
対して前後方向にスライド可能に保持され、かつ、前記
ガイド用遊転ローラ27によって、昇降枠2に対する昇
降台1の横揺れが防止されるように構成されている。
【0027】前記昇降台1の左側のレール部材28に
は、ガイド部分28aより下方に位置する状態で、下方
に開放する断面コの字状の嵌合部分28bが設けられ、
その嵌合部分28b内にラック31が内嵌されてレール
部材28に固着されている。そのラック31に前記ピニ
オン25が交合されて、スライド用電動モータ26の正
逆回転駆動により、昇降台1に設けられたスライド用遊
転ローラ30が車両V側に設けられた左右一対のレール
32上を転動して、前記昇降台1が、昇降枠2に対して
前後方向に往復スライドし、レール32の最前方に設け
られた振動防止部材33とレール32との間にスライド
用遊転ローラ30が嵌入して、昇降台1の上下方向への
振動が防止される車両V内方への格納位置B1と、車両
Vから外方に突出する突出位置B2とにわたって、昇降
台1がスライド可能に構成されている(図16〜図18
参照)。
【0028】さらに、昇降枠2の左側には、昇降枠2に
対して昇降台1が前方、つまり、車両Vに対する内方側
の格納位置にあることを検出する前方検知用リミットス
イッチLS1と、昇降台1が後方、つまり、車両Vに対
する外方側の突出位置にあることを検出する突出位置検
出手段としての後方検知用リミットスイッチLS2とが
設けられている。そして、昇降台1側には、昇降台1が
昇降枠2に対して前方に位置すると、前方検知用リミッ
トスイッチLS1に接当する前方用ドグ34aと、後方
に位置すると、後方検知用リミットスイッチLS2に接
当する後方用ドグ34bとが設けられている。
【0029】前記昇降枠2の前端部には、板状の前受け
止め板35が回動可能に枢着されていて、ほぼ水平にな
る収納姿勢と、上方へ揺動して車椅子Cの落下を防止す
る起立姿勢とに切り換え可能に構成されている。さら
に、昇降台1の後端部には、受け止め体としての後受け
止め板36が回動可能に枢着されて、上方へ揺動して車
椅子Cの落下を防止する受け止め姿勢と、昇降枠2と昇
降台1とが下降位置A1にあって、遊端部が地面G上に
接地して車椅子Cの移載を許容する倒伏姿勢とに切り換
え可能に構成され、かつ、昇降台1の左側には、手摺り
37が設けられている。
【0030】前記後受け止め板36は、昇降台1に対し
て固定状態に取付けられた横軸38周りに回動可能に枢
着され、かつ、後受け止め板36の左右には、ロック用
切欠き39aを備えたカム板39が固着され、各カム板
39と昇降台1との間には、後受け止め板36が、自重
によって急速に回動するのを阻止するコイルスプリング
40が介装されている。前記昇降台1には、別の横軸4
1が回転可能に取付けられ、その横軸41には、左右の
カム板39に対応する状態で、ロック用突起42aを備
えたロック板42が固着され、昇降台1との間に介装さ
れたコイルスプリング43によって、ロック用突起42
aが、各カム板39に接当するように付勢されている。
【0031】前記昇降台1の左側には、電磁ソレノイド
44が取付けられ、その電磁ソレノイド44と左側のロ
ック板42とが、リンク部材45を介して互いに連動連
結されるとともに、昇降台1の左側には、後受け止め板
36が、起立した受け止め姿勢にあることを検出する姿
勢検出手段としての近接センサLS5と、釦スイッチ4
6とが取付けられている。そして、左側のロック板42
には、後受け止め板36が受け止め姿勢にあるとき、前
記近接センサLS5に近接して作用する近接作用部材4
7が固着されている。
【0032】このような構成からなる昇降装置は、各種
センサ類からの信号に基づいて、昇降駆動手段5やスラ
イド駆動手段26などの駆動装置の作動が、全て制御手
段としての制御装置Hによって制御されるように構成さ
れており、そのため、図19に示すように、制御装置H
には、各リミットスイッチLS1,LS2,LS3,L
S4、近接センサLS5,LS6、および、釦スイッチ
46などからの信号が全て入力されるように構成され、
さらに、ペンダント式操作具48からの信号も入力され
るように構成されている。
【0033】つぎに、制御装置Hによる昇降装置の作動
制御について説明する。この昇降装置によって車椅子C
を車両V内から地面G上に移載するには、格納状態にあ
る昇降装置、つまり、図18に示すように、昇降枠2が
上昇位置A2に位置し、かつ、昇降台1が格納位置B1
に位置する状態で、その昇降台1上に車椅子Cを載置す
るとともに、後受け止め板36を起立した受け止め姿勢
に切り換える。そして、後部の開閉扉Dを開いて、ペン
ダント式操作具48の下降ボタンを押して、制御装置H
に突出指令を指令する。
【0034】この格納状態においては、上限検知用リミ
ットスイッチLS3が、ドグ板23の上限用ドグ23a
の接当によって、昇降枠2が上昇位置A2にあることを
間接的に検出し、かつ、近接センサLS6が、昇降枠2
が上昇位置A2にあることを直接的に検出しており、そ
れによって、昇降枠2に対する昇降台1のスライド操作
が許容される状態となっている。さらに、後受け止め板
36が受け止め姿勢にあって、ロック板42のロック用
突起42aがカム板39のロック用切欠き39aに嵌入
し、かつ、ロック板42に固着の近接作用部材47が近
接センサLS5に対して作用位置にある。つまり、近接
センサLS5が、後受け止め板36が受け止め姿勢にあ
ることを検出しており、それによって、昇降枠2に対す
る昇降台1のスライド操作と、昇降枠2の昇降操作とが
許容される状態となっている。
【0035】ペンダント式操作具48により突出指令が
指令され、かつ、上述のように昇降台1のスライド操作
が許容される状態にあると、スライド用電動モータ26
が回転駆動され、ピニオン25の回転に伴って、このピ
ニオン25とラック31の作用で、昇降台1が昇降枠2
側に引き寄せられるスライド操作が実行される。つま
り、昇降台1に設けられたスライド用遊転ローラ30が
レール32上を転動して昇降枠2側に引き寄せられ、昇
降枠2に設けられたスライド用遊転ローラ24が、昇降
台1の左右ガイド部分28a,29a内に内嵌し、か
つ、ガイド用遊転ローラ27が、右側のガイド部分29
a内に内嵌し、昇降枠2に設けられた4個のスライド用
遊転ローラ24を介して、昇降台1が、図17に示すよ
うに、昇降枠2に保持された突出位置B2に至り、収納
姿勢にあった前受け止め板35が上方に回動して起立姿
勢に切り換えられる。
【0036】昇降台1が突出位置B2に至ると、後方検
知用リミットスイッチLS2が、後方用ドグ34bの接
当によって、昇降台1が突出位置B2にあることを検出
し、その検出に基づいてスライド用電動モータ26が停
止させるとともに、複動式油圧シリンダ5による昇降枠
2の昇降操作が許容される。昇降枠2の昇降操作が許容
される状態にあると、シリンダ用電動ポンプ6の作動に
伴って両複動式油圧シリンダ5が短縮作動され、平行四
節リンク機構4の作用で、昇降枠2に保持された昇降台
1が、ほぼ水平姿勢のままで後方へ移動しながら下降す
る昇降操作が実行される。昇降枠2が地面G近くにまで
下降すると、図16に示すように、ドグ板23の下限用
ドグ23bが下限検知用リミットスイッチLS4に接当
し、その下限検知用リミットスイッチLS4からの信号
に基づいて、シリンダ用電動ポンプ6の回転数が低下さ
れて、吐出される作動油の量が減少され、昇降枠2と昇
降台1とは、ゆっくりと地面Gに接地され、下限用ドグ
23bが下限検知用リミットスイッチLS4に接当した
時点から設定時間経過後に、シリンダ用電動ポンプ6の
作動が停止される。
【0037】つぎに、後受け止め板36を回動させて倒
伏姿勢に切り換えるのであり、この切り換え操作を行う
には、まず、釦スイッチ46を押し操作する。すると、
下限用ドグ23bが下限検知用リミットスイッチLS4
に接当して、釦スイッチ46による電磁ソレノイド44
の作動を許容する状態となっているので、釦スイッチ4
6を押した後、設定時間の間だけ電磁ソレノイド44が
作動し、コイルスプリング43の付勢力に抗してロック
板42を回動させる。ロック板42の回動に伴って、ロ
ック用突起42aがロック用切欠き39aから外れてロ
ックが解除されるので、人為力によって後受け止め板3
6を回動させ、その遊端部を接地させて、後受け止め板
36を倒伏姿勢に切り換える。後は、介護者が後方へ引
張り操作するか、または、自力によって車椅子Cを移動
させて地面G上に降り、地面Gへの移載が完了する。
【0038】車椅子Cを地面G上から車両V内に移載す
るには、まず、車椅子Cを昇降台1上に載置し、倒伏姿
勢にあった後受け止め板36を前方に回動させる。する
と、ロック板42も一体的に回動されて、ロック板42
のロック用切欠き39aがロック用突起42aの位置に
くると、コイルスプリング43の付勢力によって、ロッ
ク用突起42aがロック用切欠き39a内に嵌入して、
後受け止め板36が、起立した受け止め姿勢に切り換え
られ、その後、ペンダント式操作具48の上昇ボタンを
押して、制御装置Hに格納指令を指令する。
【0039】後受け止め板36が受け止め姿勢にある
と、ロック板42に固着の近接作用部材47が近接セン
サLS5に作用して、近接センサLS5が、後受け止め
板36が受け止め姿勢にあることを検出しており、それ
によって、昇降枠2の昇降操作と、昇降台1のスライド
操作とが許容される状態となっている。しかし、昇降枠
2が下降位置A1にあるため、上限検知用リミットスイ
ッチLS3も近接センサLS6も、昇降枠2が上昇位置
A2にあることを検出しておらず、そのため、昇降台1
のスライド操作は許容されず、昇降枠2の昇降操作のみ
が許容される状態となる。
【0040】ペンダント式操作具48により格納指令が
指令され、かつ、昇降枠2の昇降操作が許容される状態
にあると、シリンダ用電動ポンプ6の作動に伴って両複
動式油圧シリンダ5が伸長作動され、平行四節リンク機
構4の作用で、昇降枠2に保持された昇降台1が、ほぼ
水平姿勢のままで前方へ移動しながら上昇する昇降操作
が実行される。昇降枠2が上昇位置A2に至ると、上限
検知用リミットスイッチLS3と近接センサLS6と
が、昇降枠2が上昇位置A2にあることを検出して、昇
降枠2に対する昇降台1のスライド操作が許容される状
態となる。すると、スライド用電動モータ26が、突出
指令の場合と逆の方向に回転駆動され、突出位置B2に
あった昇降台1が、昇降枠2に対して前方に移動され
て、元の格納位置B1にまで移動されるとともに、起立
姿勢にあった前受け止め板35が前方に回動して収納姿
勢に切り換えられ、前方用ドグ34aが前方検知用リミ
ットスイッチLS1に接当するのに伴って、スライド用
電動モータ26の作動が停止され、車両V内への移載が
完了する。
【0041】つぎに、第二の実施形態を図20〜図31
に基づいて説明するが、重複説明を避けるため、第一の
実施形態と同じ構成や同じような作用を有するものにつ
いては、同じ符号を付すことにより極力説明を省略し、
主として第一の実施形態と異なる構成についてのみ説明
する。
【0042】この第二の実施形態のものは、車両Vの後
部開口部Oに対する遠近方向に沿って互いに平行になる
ように固定される一対のガイド枠51と、その一対のガ
イド枠51のそれぞれに沿って移動する一対の可動枠5
2とを備え、その一対の可動枠52のそれぞれと昇降枠
2との間に四節リンク機構53を構成する状態で介装さ
れる上下一対の上リンク54と下リンク55、ならび
に、前記可動枠52を移動操作して昇降枠2と昇降台1
とを昇降させるための昇降駆動手段としての昇降用電動
モータ56などを備えて構成されている。
【0043】左右一対のガイド枠51は、複数の部材を
固着連接して構成され、断面形状がほぼコの字状で、開
口部を互いに内側に向けた状態で配設され、前記可動枠
52を案内する昇降用ガイド部分57が設けられてい
る。各ガイド枠51の後方側には、後方側ほど下方に位
置し、前方側ほど上方に位置するように湾曲された昇降
用ガイド枠58が配設されて、ガイド枠51と昇降用ガ
イド部分57とに固着され、さらに、車両Vのバンパー
部分には、昇降用輪体59が設けられている。
【0044】各ガイド枠51の前端部には、ベベルギヤ
を内装したギヤボックス60が取付けられ、そのギヤボ
ックス60からネジ棒61が延出され、各ガイド枠51
内に沿って後方にまで延設されて、その後端側がガイド
枠51に固着の軸受により支持され、各ネジ棒61が、
回転のみ自在に配設されている。左右のギヤボックス6
0の間には、連結棒62が配設されて両ギヤボックス6
0内のベベルギヤが互いに連動連結され、かつ、右側の
ギヤボックス60には、上述した昇降用電動モータ56
が連動連結されていて、昇降用電動モータ56の正逆回
転駆動により、各ネジ棒61が、互いに同期した状態で
正逆方向に回転されるように構成されている。
【0045】前記可動枠52は、外側に突出する2本の
軸63,64と、内側に突出する1本の軸65とを備
え、外側に突出する2本の軸63,64のうち、前方に
位置する軸63には、前方遊転輪66が相対回転可能に
取付けられ、後方に位置する軸64には、前記下リンク
55の前端側が相対回動可能に取付けられるとともに、
後方遊転輪67が相対回転可能に取付けられ、内側に突
出する軸65には、前記上リンク54の前端側が相対回
動可能に取付けられている。各可動枠52には、ナット
部材68が取付けられて前記ネジ棒61に螺合され、前
後の遊転輪66,67が、昇降用ガイド部分57上で転
動するように構成されて、上述した昇降用電動モータ5
6の正逆回転駆動に伴う各ネジ軸61の正逆回転によっ
て、各可動枠52が、ガイド枠51に沿って案内されな
がら往復移動するように構成されている。
【0046】前記昇降枠2は、左右に位置する一対の保
持枠69と両保持枠69を連結する連結枠70を備え、
各保持枠69は、外側と内側に突出する軸71,72を
備えていて、外側に突出する軸71には、下リンク55
の後端側が相対回動可能に取付けられ、内側に突出する
軸72には、上リンク54の後端側が相対回動可能に取
付けられ、各可動枠52、昇降枠2を構成する保持枠6
9、ならびに、上下で対をなすリンク54,55によっ
て四節リンク機構53が構成されている。これら上下リ
ンク54,55のうち、上リンク54は、断面形状楕円
形のパイプ材により略直線状に構成され、下リンク55
の方は、板材により構成されるとともに、上方へ湾曲す
る特殊な形状に構成され、その下リンク55の外側に
は、前方遊転輪73と後方遊転輪74とが回転可能に取
付けられるとともに、後方遊転輪74より後方には、ブ
ロック状のスライダ75が取付けられている。
【0047】そして、前記昇降用電動モータ56の正逆
回転駆動によるネジ棒61の正逆回転により、前記可動
枠52をガイド枠51に沿って移動させることによっ
て、その可動枠52の前後移動に伴う上下リンク54,
55の作動と、下リンク55に設けられた前方遊転輪7
3と昇降用ガイド枠58、ならびに、昇降用輪体59な
どで構成される規制機構76による上下リンク54,5
5の姿勢規制によって、昇降枠2と昇降台1とが、水平
姿勢に維持されたままで、その昇降台1を車両Vの後方
外側へ移動させながら地面G上に接地させたり、また
は、地面G近くにまで下降させる下降位置A1と、上昇
させながら車両V側へ移動させて、車両Vの床面Fの上
にまで上昇させる上昇位置A2とに昇降可能に構成され
ている。
【0048】前記両ガイド枠51のいずれか一方、例え
ば、左側のガイド枠51の前方には、間接検出手段とし
ての上限検知用リミットスイッチLS3aが設けられ、
かつ、左側の可動枠52には、下限検知用リミットスイ
ッチLS4aと速度制限用リミットスイッチLS7とが
設けられ、可動枠52が上限検知用リミットスイッチL
S3aに接当すると、昇降用電動モータ56による昇降
台1の上昇が停止され、ガイド枠51に設けられた下限
用ドグ77が速度制限用リミットスイッチLS7に接当
すると、昇降用電動モータ56による昇降台1の下降速
度が低速に制限され、その後、下限用ドグ77が下限検
知用リミットスイッチLS4aに接当すると、昇降用電
動モータ56による昇降台1の下降が停止されるように
構成されている。
【0049】つまり、上限検知用リミットスイッチLS
3a、下限検知用リミットスイッチLS4a、ならび
に、速度制限用リミットスイッチLS7は、ガイド枠5
1に対する可動枠52の位置、換言すると、四節リンク
機構53の作動姿勢に基づいて昇降枠2の位置を間接的
に検出するように構成され、上限検知用リミットスイッ
チLS3aの方は、四節リンク機構53の作動姿勢に基
づいて昇降枠2が前記上昇位置A2にあることを間接的
に検出し、その検出結果に基づいて昇降枠2の上昇を停
止するように構成されている。そして、左側のガイド枠
51には、昇降枠2が前記上昇位置A2にあると、その
昇降枠2に保持された昇降台1に直接作用して、昇降台
1が上昇位置A2にあることを検出する直接検出手段と
しての近接センサLS6aが設けられ、この近接センサ
LS6aと前記上限検知用リミットスイッチLS3aと
の2つのセンサによって、昇降枠2と昇降台1とが上昇
位置A2にあることを検出するように構成されている。
なお、前記近接センサLS6aについては、昇降台1に
直接作用させるのに代えて、昇降枠2に直接作用させ
て、昇降台1や昇降枠2が前記上昇位置A2にあること
を検出するように構成することもできる。
【0050】この第二の実施形態における昇降台1は、
上述した第一の実施形態における昇降台1とほぼ同じ構
成であり、また、昇降台1と昇降枠2との関係もほぼ同
じであるため、詳しい図示と説明は省略するが、この第
二の実施形態においても、先の実施形態と同様に、昇降
枠2に対して昇降台1をスライド操作するスライド用電
動モータ26、ラック31とピニオン25、後受け止め
板36、手摺り37などが設けられている。さらに、後
受け止め板36の構成や取付け構造などは、先の実施形
態と全く同じで、電磁ソレノイド44や釦スイッチ46
などを備え、また、後受け止め板36が受け止め姿勢に
あることを検出する近接センサLS5も設けられてい
る。
【0051】ただし、第二の実施形態では、昇降枠2の
左側に、その昇降枠2に対して昇降台1が後方にスライ
ドした突出位置B2にあることを検出する突出位置検出
手段としての後方検知用リミットスイッチLS2aのみ
が設けられ、昇降台1が前方にスライドした格納位置B
1にあることを検出する前方検知用リミットスイッチL
S1aは、左側のガイド枠51の前方側に設けられてい
る。そして、昇降台1側には、両リミットスイッチLS
1a,LS2aに作用する前後用ドグ78がひとつだけ
設けられ、昇降枠2が上昇位置A2にあって、かつ、そ
の昇降枠2に対して昇降台1が前方に位置すると、前後
用ドグ78が前方検知用リミットスイッチLS1aに接
当し、昇降枠2に対して昇降台1が後方に位置すると、
前後用ドグ78が後方検知用リミットスイッチLS2a
に接当するように構成されている。
【0052】この第二の実施形態による昇降装置も、昇
降駆動手段56やスライド駆動手段26などの駆動装置
の作動が、全て制御手段としての制御装置Hによって制
御され、そのため、図31に示すように、制御装置Hに
は、各リミットスイッチLS1a,LS2a,LS3
a,LS4a、LS7、近接センサLS5,LS6a、
および、釦スイッチ46などからの信号が全て入力され
るように構成され、さらに、ペンダント式操作具48か
らの信号も入力されるように構成されている。
【0053】つぎに、第二の実施形態による昇降装置の
作動制御について説明するが、第一の実施形態との重複
説明を避けるため、要部のみを簡単に説明する。この昇
降装置によって車椅子Cを車両V内から地面G上に移載
するには、図30に示すように、昇降枠2が上昇位置A
2に位置し、かつ、昇降台1が格納位置B1に位置する
状態で、昇降台1上に車椅子Cを載置して、後受け止め
板36を起立した受け止め姿勢に切り換え、後部の開閉
扉Dを開いて、ペンダント式操作具48の下降ボタンを
押して、制御装置Hに突出指令を指令する。
【0054】この状態においては、上限検知用リミット
スイッチLS3aが、可動枠52の接当によって、昇降
枠2が上昇位置A2にあることを間接的に検出し、か
つ、近接センサLS6aが、昇降枠2に保持された昇降
台1が上昇位置A2にあることを直接的に検出してお
り、それによって、昇降枠2に対する昇降台1のスライ
ド操作が許容される状態となっており、かつ、近接セン
サLS5が、後受け止め板36が受け止め姿勢にあるこ
とを検出して、昇降枠2に対する昇降台1のスライド操
作と、昇降枠2の昇降操作とが許容される状態となって
いる。したがって、図29に示すように、昇降台1が昇
降枠2側に引き寄せられて突出位置B2に至り、前受け
止め板35が上方に回動して起立姿勢に切り換えられ
る。
【0055】昇降台1が突出位置B2に至ると、後方検
知用リミットスイッチLS2aが、前後用ドグ78の接
当によって、昇降台1が突出位置B2にあることを検出
し、昇降枠2の昇降操作が許容される。すると、昇降用
電動モータ56が回転駆動し、両ネジ棒61の回転に伴
って、各ネジ棒61とナット部材68との作用で、可動
枠52が、各ガイド枠51に沿って後方へ移動される。
可動枠52の後方への移動に伴って、上下のリンク5
4,55も後方へ移動し、下リンク55に設けられた前
方遊転輪73が、昇降用ガイド枠58に沿って下方に移
動するとともに、下リンク55の下面が、車両V側に設
けられた昇降用輪体59に接当し、つまり、規制機構7
6によって上下リンク54,55の姿勢が規制されて、
昇降枠2に保持された昇降台1が、ほぼ水平姿勢のまま
で後方へ移動しながら下降する。
【0056】昇降枠2が地面G近くにまで下降すると、
図28に示すように、下限用ドグ77が速度制限用リミ
ットスイッチLS7に接当して下降速度が低下され、そ
の後、下限用ドグ77が下限検知用リミットスイッチL
S4aに接当して、昇降用電動モータ56の作動が停止
される。その後は、先の実施形態と同様に、釦スイッチ
46を押し操作して、後受け止め板36を倒伏姿勢に切
り換え、車椅子Cを地面G上に移載する。
【0057】車椅子Cを車両V内に移載するには、車椅
子Cを昇降台1上に載置し、後受け止め板36を受け止
め姿勢に切り換えた後、ペンダント式操作具48の上昇
ボタンを押して、制御装置Hに格納指令を指令する。後
受け止め板36が受け止め姿勢にあると、近接センサL
S5が、後受け止め板36が受け止め姿勢にあることを
検出し、昇降枠2の昇降操作と、昇降台1のスライド操
作とが許容される状態となるが、昇降枠2が下降位置A
1にあるため、昇降台1のスライド操作は許容されず、
昇降枠2の昇降操作のみが許容される状態となる。
【0058】そして、昇降用電動モータ56の逆回転駆
動によるネジ棒61とナット部材68との作用で、可動
枠52が、各ガイド枠51に沿って前方へ移動され、昇
降枠2に保持された昇降台1が、ほぼ水平姿勢のままで
前方へ移動しながら上昇し、昇降枠2が上昇位置A2に
至ると、上限検知用リミットスイッチLS3aと近接セ
ンサLS6aとが、昇降枠2や昇降台1が上昇位置A2
にあることを検出して、昇降枠2に対する昇降台1のス
ライド操作が許容される。すると、スライド用電動モー
タ26が、突出指令の場合と逆の方向に回転駆動され、
突出位置B2にあった昇降台1が、元の格納位置B1に
まで移動されるとともに、起立姿勢にあった前受け止め
板35が収納姿勢に切り換えられ、前後用ドグ78が前
方検知用リミットスイッチLS1aに接当するのに伴っ
て、スライド用電動モータ26の作動が停止され、車両
V内への移載が完了する。
【0059】〔別実施形態〕 (1)第一の実施形態では、平行四節リンク機構4を左
右一対設け、また、第二の実施形態では、四節リンク機
構53を左右一対設けて、昇降枠2を両持ち状で昇降さ
せる構成を示したが、左右いずれか一方にのみ平行四節
リンク機構4や四節リンク機構53を設けて、昇降枠2
を片持ち状で昇降させるように構成することもできる。
【0060】(2)これまでの実施形態では、昇降枠2
が上昇位置A2にあることを検出する間接検出手段LS
3,LS3aと昇降枠2又は昇降台1が上昇位置A2に
あることを検出する直接検出手段LS6,LS6aに加
えて、昇降台1が突出位置B2にあることを検出する突
出位置検出手段LS2,LS2aと受け止め体36が受
け止め姿勢になることを検出する姿勢検出手段LS5と
を設けた例を示したが、前記突出位置検出手段LS2,
LS2aと姿勢検出手段LS5については、そのいずれ
か一方、あるいは、両方を設けずに実施することもでき
る。また、前記間接検出手段LS3,LS3aと直接検
出手段LS6,LS6aとを含んで、その他、前記突出
位置検出手段LS2,LS2aや姿勢検出手段LS5な
どを設ける場合、これまでの実施形態で示したリミット
スイッチや近接センサ以外にも、光センサなど各種のセ
ンサ類を用いることができ、各検出手段の具体的な構成
については変更が可能である。
【0061】(3)これまでの実施形態では、被載置物
の一例として車椅子Cを示したが、昇降台1に載置する
被載置物としては、車椅子Cに限るものではなく、電化
製品や家具などの各種の重量物であってもよい。
【0062】(4)それまでの実施形態では、車両Vの
一例としてワゴン車を示し、そのワゴン車の後部に昇降
装置を装着した例を示したが、車両Vとしては、ワゴン
車以外にも、普通乗用車、バス、トラックなど、種々の
車両に適用することができ、また、その装着箇所につい
ても、車両Vの後部に限ることなく、車両Vの前後方向
の中間部などに装着して、昇降台1を車両Vの横側方の
外側に下降させるように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態による車両用昇降装置の斜視図
【図2】第一の実施形態による車両用昇降装置の平面図
【図3】第一の実施形態による平行四節リンク機構とカ
バーの分解斜視図
【図4】第一の実施形態による平行四節リンク機構とカ
バーの縦断側面図
【図5】第一の実施形態による昇降枠と昇降台の分解斜
視図
【図6】第一の実施形態による昇降枠の平面図
【図7】第一の実施形態による昇降枠の昇降範囲を規制
するドグの側面図
【図8】第一の実施形態による昇降枠と昇降台の縦断背
面図
【図9】第一の実施形態による昇降枠と昇降台の縦断背
面図
【図10】第一の実施形態による昇降枠と昇降台の縦断
背面図
【図11】第一の実施形態による昇降台の平面図
【図12】第一の実施形態による昇降台の要部の側面図
【図13】第一の実施形態による昇降台の要部の側面図
【図14】第一の実施形態による昇降台の要部の側面図
【図15】第一の実施形態による昇降枠と昇降台の動き
を示す側面図
【図16】第一の実施形態による昇降枠と昇降台の動き
を示す側面図
【図17】第一の実施形態による昇降枠と昇降台の動き
を示す側面図
【図18】第一の実施形態による昇降枠と昇降台の動き
を示す側面図
【図19】第一の実施形態による制御装置のブロック図
【図20】第二の実施形態による車両用昇降装置の斜視
【図21】第二の実施形態による車両用昇降装置の側面
【図22】第二の実施形態による車両用昇降装置の平面
【図23】第二の実施形態による車両用昇降装置の側面
【図24】第二の実施形態による車両用昇降装置の側面
【図25】第二の実施形態による車両用昇降装置の側面
【図26】第二の実施形態による昇降枠と昇降台の縦断
背面図
【図27】第二の実施形態による昇降枠と昇降台の縦断
背面図
【図28】第二の実施形態による昇降枠と昇降台の動き
を示す側面図
【図29】第二の実施形態による昇降枠と昇降台の動き
を示す側面図
【図30】第二の実施形態による昇降枠と昇降台の動き
を示す側面図
【図31】第二の実施形態による制御装置のブロック図
【符号の説明】
1 載置部 2 昇降枠 3 枠体 4,53 リンク機構 5,56 昇降駆動手段 7 基枠 9,10 平行四節リンクを形成するリンク 26 スライド駆動手段 36 受け止め体 51 ガイド枠 52 可動枠 54,55 四節リンクを形成するリンク 76 規制機構 A1 下降位置 A2 上昇位置 B1 格納位置 B2 突出位置 C 被載置体 F 床面 G 地面 H 制御手段 LS2,LS2a 突出位置検出手段 LS3,LS3a 間接検出手段 LS5 姿勢検出手段 LS6,LS6a 直接検出手段 V 車両
フロントページの続き (72)発明者 尾崎 孝史 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被載置体の載置部を備える昇降枠を、地
    面上又はその近くに下降する下降位置と車両の床面上に
    上昇する上昇位置とに平行又は略平行姿勢で昇降させる
    リンク機構と、 前記昇降枠の昇降のために前記リンク機構を昇降操作す
    る昇降駆動手段と、 前記昇降枠が前記上昇位置にある状態で、その昇降枠に
    対して前記載置部を車両の内外方向にスライド操作する
    スライド駆動手段と、 前記昇降駆動手段とスライド駆動手段との作動を制御す
    る制御手段とが設けられ、 前記制御手段が、格納指令が指令されるに伴って、前記
    昇降枠を前記上昇位置に上昇させた後、前記載置部を車
    両内方の格納位置にスライドさせ、かつ、突出指令が指
    令されるに伴って、前記載置部を車両外方の突出位置に
    スライドさせた後、前記昇降枠を前記下降位置に下降制
    御するように構成されている車両用昇降装置であって、 前記昇降枠が前記上昇位置にあることを前記リンク機構
    の作動姿勢に基づいて検出する間接検出手段と、 前記昇降枠が前記上昇位置にあることを前記昇降枠又は
    載置部に検出作用して検出する直接検出手段とが設けら
    れ、 前記制御手段が、前記間接検出手段と直接検出手段とが
    共に前記上昇位置を検出している状態において、前記格
    納指令および前記突出指令が指令されると、前記格納指
    令および前記突出指令の指令に基づく前記載置部のスラ
    イド操作を実行するように構成されている車両用昇降装
    置。
  2. 【請求項2】 前記載置部が前記突出位置にあることを
    検出する突出位置検出手段が設けられ、 前記制御手段が、前記突出位置検出手段が前記突出位置
    を検出している状態において、前記格納指令および前記
    突出指令が指令されると、前記格納指令および前記突出
    指令の指令に基づく前記昇降枠の昇降操作を実行するよ
    うに構成されている請求項1に記載の車両用昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記被載置体の載置部から外方への移動
    を防止する受け止め姿勢と、前記載置部と地面との間で
    被載置体の移動を許容する倒伏姿勢とに切り換え自在な
    受け止め体が、前記載置部に設けられるとともに、 前記受け止め体が前記受け止め姿勢にあることを検出す
    る姿勢検出手段が設けられ、 前記制御手段が、前記姿勢検出手段が前記受け止め姿勢
    を検出している状態において、前記格納指令および前記
    突出指令が指令されると、前記格納指令および前記突出
    指令の指令に基づく前記昇降枠の昇降操作と前記載置部
    のスライド操作とを実行するように構成されている請求
    項2に記載の車両用昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記リンク機構が、車両に装着される基
    枠と、前記昇降枠を下端部に備える枠体と、前記基枠と
    枠体とを連結して平行四節リンクを形成する一対のリン
    クで構成され、 前記間接検出手段が、前記基枠に対する平行四節リンク
    の作動姿勢に基づいて前記上昇位置を検出し、 前記直接検出手段が、前記基枠に対する昇降枠又は載置
    部の位置に基づいて前記上昇位置を検出するように構成
    されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用
    昇降装置。
  5. 【請求項5】 前記リンク機構が、車両に装着されるガ
    イド枠に沿って移動自在な可動枠と、前記昇降枠と、前
    記可動枠と昇降枠とを連結して四節リンクを形成する一
    対のリンク、ならびに、前記昇降枠を平行又は略平行姿
    勢で昇降させるために前記一対のリンクの姿勢を規制す
    る規制機構とで構成され、 前記間接検出手段が、前記ガイド枠に対する可動枠の位
    置に基づいて前記上昇位置を検出し、 前記直接検出手段が、前記ガイド枠に対する昇降枠又は
    載置部の位置に基づいて前記上昇位置を検出するように
    構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の車
    両用昇降装置。
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