JP2000237491A - 洗濯機の槽体吊持装置 - Google Patents

洗濯機の槽体吊持装置

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JP2000237491A
JP2000237491A JP11046584A JP4658499A JP2000237491A JP 2000237491 A JP2000237491 A JP 2000237491A JP 11046584 A JP11046584 A JP 11046584A JP 4658499 A JP4658499 A JP 4658499A JP 2000237491 A JP2000237491 A JP 2000237491A
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damper
hanging rod
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Koji Kuno
功二 久野
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用間隔や使用環境の温度に関係なくダンパ
部材と吊り棒との摺動性を良好に維持し得て、外箱の振
動、騒音の発生を少なくできるようにする。 【解決手段】 洗濯機の槽体を吊持する吊持機構24に
あって、脱水時に吊り棒39との間で摺動することによ
り外槽23(槽体)の振動を減衰するダンパ部材41
を、温度による硬度の変化の小さい配合をしたゴムで形
成することにより、洗濯機を1〜2日以上運転せずに放
置した場合や、洗濯機の使用環境温度が低温であった場
合にも、ダンパ部材41が冷えて硬くなるということが
なく、又、ダンパ部材41が収縮して内径が小さくなる
ということもなくて、吊り棒39との摺動性が良好に維
持されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機の外箱に槽
体を吊持する、洗濯機の槽体吊持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる脱水兼用洗濯機においては、一
般に、外箱の上部の四隅部から、吊り棒を主体とする吊
持機構によって槽体が吊持されており、この槽体の内部
に、洗濯槽と脱水槽とを兼ねる内槽が配設されている。
図12及び図13は、その吊持機構部分の従来構成を示
すもので、洗濯機における外箱1の上部の四隅部(1か
所のみ代表して図示)に、それぞれ、凹部2aを有する
支持板2が設けられ、一方、外箱1内に配設される槽体
3の下部の外周部には、挿通孔4aを有する下部支持部
4が一体に設けられている。
【0003】そして、その下部支持部4の挿通孔4aに
は、吊り棒5の下部が挿通されている。吊り棒5の下端
部には、ワッシャ6を介してスプリング受け部材7が抜
け止め状態に装着されており、その上方に、下から順
に、圧縮コイルばねから成るスプリング8、ダンパケー
ス9、ゴム製のダンパ部材10、及び下部受け部材11
が、それぞれ吊り棒5に挿通された状態で装着され、そ
の最上部に位置する下部受け部材11が、前記下部支持
部4の下面に下方から摺動可能に当接するようになって
いる。又、ダンパ部材10の内周面と、これに対応する
吊り棒5の下部外周面との間には、潤滑剤であるグリス
12が介在されている。
【0004】他方、吊り棒5の上端部には上部受け部材
13が装着されており、この上部受け部材13が前記支
持板2の凹部2aに摺動可能に当接して支持されるよう
になっている。そして、それら、吊り棒5と、上部受け
部材13、下部受け部材11、ダンパ部材10、ダンパ
ケース9、スプリング8、スプリング受け部材7、ワッ
シャ6、並びにグリス12により吊持機構14が構成さ
れ、4組の吊持機構14により、槽体3が外箱1に上下
動可能に吊持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、特に、脱水時に内槽の回転に伴い振動する槽体3に
対し、ダンパ部材10がグリス12を介して吊り棒5と
の間で摺動することにより、槽体3の振動を減衰する減
衰力(摩擦力)が発生する。
【0006】しかしながら、洗濯機を1〜2日以上運転
せずに放置した場合や、洗濯機の使用環境温度が低温で
あった場合には、ダンパ部材10が冷えて硬くなり、
又、この場合、ダンパ部材10が収縮して内径が小さく
なることにより、吊り棒5との摺動性が悪化して、外箱
の振動、騒音が増加していた。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、使用間隔や使用環境の温度
に関係なくダンパ部材と吊り棒との摺動性を良好に維持
し得て、外箱の振動、騒音の発生を少なくできる洗濯機
の槽体吊持装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機の槽体吊持装置は、洗濯機の外箱上
部に設けられた上部支持部と、前記外箱の内部に配設さ
れる槽体の外周部に設けられた下部支持部と、これら下
部支持部及び上部支持部間にわたって配設された吊り
棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下面に対
して摺動するように設けられた下部受け部材、この下部
受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可能に設
けられたダンパ部材、並びにこのダンパ部材の下側に設
けられたスプリングを有し、これら吊り棒、下部受け部
材、ダンパ部材、及びスプリングにより前記槽体を上下
動可能に吊持する吊持機構とを具備するものおいて、前
記ダンパ部材を、温度による硬度の変化の小さい配合を
したゴムで形成したことを特徴とする。
【0009】このものによれば、洗濯機を1〜2日以上
運転せずに放置した場合や、洗濯機の使用環境温度が低
温であった場合にも、ダンパ部材が冷えて硬くなるとい
うことがなく、又、ダンパ部材が収縮して内径が小さく
なるということもなくて、吊り棒との摺動性が良好に維
持される。
【0010】上記ダンパ部材は、摩擦抵抗が小となる配
合をしたゴムで形成したものであっても良く、又、吊り
棒のダンパ部材と摺接する部分に摩擦抵抗が小となる表
面加工を施したものであっても良い。これらによれば、
ダンパ部材が冷えて硬くなったり、ダンパ部材が収縮し
て内径が小さくなったりしても、吊り棒に対するダンパ
部材の摩擦抵抗、あるいはダンパ部材に対する吊り棒の
摩擦抵抗がそれぞれ小さく保たれ、ダンパ部材と吊り棒
との摺動性が良好に維持される。
【0011】更に、ダンパ部材の、吊り棒と摺接する部
分の上縁部に面取りを施したものであっても良い。この
ものによれば、ダンパ部材の、吊り棒と摺接する部分の
上縁部に尖鋭なエッジが残されず、そのエッジが吊り棒
に圧接することがなくなるので、ダンパ部材が冷えて硬
くなったり、ダンパ部材が収縮して内径が小さくなった
りしても、吊り棒との摺動性が良好に維持される。
【0012】そして、ダンパ部材、又は吊り棒のダンパ
部材と摺接する部分を加熱するヒータを設けたものであ
っても良い。このものによれば、ダンパ部材又は吊り棒
を加熱して、ダンパ部材の硬化、収縮が防がれることに
より、ダンパ部材の吊り棒との摺動性を良好に維持する
ことが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図4を参照して説明する。まず、図2に
は、洗濯機(脱水兼用洗濯機)21の全体的構成を示し
ており、外箱22の内部に、槽体としての外槽23を、
吊持機構24により吊持して配設している。この場合、
吊持機構24は、1組しか図示していないが、4組あ
り、その1組ずつが直方体の箱状を成す外箱22の四隅
部にそれぞれ対応している。外槽23内には、洗濯槽と
脱水槽を兼ねる内槽25を回転可能に配設しており、内
槽25内の底部には、水流生成用の撹拌体26を配設し
ている。外槽23の外底部には、モータ27を配設する
と共に、モータ27の回転力がベルト28を介し伝達さ
れて内槽25及び撹拌体26を回転駆動する駆動機構部
29を配設している。
【0014】なお、詳細な説明は省略するが、本実施例
の洗濯機21は、行程が、洗い、脱水、すすぎ(シャワ
ーすすぎ、ためすすぎ)、及び脱水の順になっており、
その洗い及びためすすぎの行程において、撹拌体26を
正逆回転させ、脱水及びシャワーすすぎの行程におい
て、内槽25を撹拌体26と共に一方向に高速回転させ
るようになっている。又、その関係上、内槽25の上端
部には回転バランサ30を取付けると共に、シャワーす
すぎ及び脱水時に内槽25からの排水を回転バランサ3
0との間を通して行う脱水孔31を形成している。
【0015】ここで、前述の吊持機構24につき、詳細
に述べる。前記外箱22の上部における四隅部には、図
1に示すように、上部支持部を構成する金属製の支持板
32を取付けている。この支持板32には、上方に開放
する球面状の凹部33を形成すると共に、この凹部33
の中央部に挿通孔34を形成し、更に、その挿通孔34
から外箱22の内方に通じる切欠部35を形成してい
る。
【0016】これに対して、外槽23は例えばプラスチ
ック製であり、これの外周部の下部には、下部支持部3
6を上述の支持板32に対応して4個一体に設けてい
る。この下部支持部36は、支持板32の凹部33と対
称的に下方に開放する球面状の凹部37を有するもので
あり、この凹部37の中央部に挿通孔38を形成してい
る。
【0017】そして、吊り棒39は、金属製にて、下端
部を下部支持部36の挿通孔38に挿通しており、上端
部を支持板32の挿通孔34に挿通していて、これら支
持板32と下部支持部36とを貫通し、その両者間にわ
たっている。吊り棒39の下端部側には、上から順に、
例えばプラスチック製の下部受け部材40と、ダンパ部
材41、ダンパケース42、スプリング43、外筒4
4、スプリング受け部材45、及びワッシャ46を、そ
れぞれ吊り棒39に摺動可能に挿通された状態で装着
し、吊り棒39の下端部にはそれらの抜止めをする抜止
め部39aを形成している。
【0018】上記下部受け部材40は、球面部47を上
面に有する部分を主体部48としており、この主体部4
8の中央部の上方に筒部49を有していて、吊り棒39
が貫通したその筒部49を、下部支持部36の挿通孔3
8に下方より挿通した状態で、主体部48の球面部47
を下部支持部36の凹部37内上面に摺動可能に当接さ
せている。
【0019】又、ダンパ部材41は、内周面の上部が吊
り棒39の対応する下部の外周面に摺動可能に当接して
外槽23の振動の減衰のための適度な摩擦力を及ぼす筒
状を成しており、このダンパ部材41を、温度による硬
度の変化の小さい配合をしたゴムで形成している。ここ
で、その配合内容は、例えば、ポリマーのアクリルニト
リル含有量を減らすことである。
【0020】図3は、上述の配合をしたゴム(温度依存
性考慮配合ゴム)の特性を、通常の配合をしたゴムの特
性と比較して表しており、横軸に使用環境の温度をと
り、縦軸にゴムの硬度をとって表している。この図3か
ら明なように、上述の配合をしたゴムは、通常の配合を
したゴムに比して、使用環境の温度による硬度の変化が
少なく、使用環境の温度が低下した場合の、硬度が高く
なる度合が小さい。
【0021】しかして、上記ダンパ部材41の内周面と
吊り棒39の下部外周面との間には、潤滑剤であるグリ
ス50を介在させており、ダンパ部材41の最上部の内
周には、そのグリス50を溜めるグリス溜め部51を形
成している。加えて、ダンパ部材41の上部の外周部に
はフランジ部52を形成しており、このフランジ部52
の上面に形成した凸部53と、前記下部受け部材40の
主体部48の下面部に形成した凹部54とを嵌合して、
これら下部受け部材40とダンパ部材41とを結合して
いる。
【0022】ダンパケース42はダンパ部材41を収容
する筒状を成しており、その上端部の外周にはフランジ
部55を形成していて、これの上面をダンパ部材41の
上記フランジ部52の下面に当接させている。スプリン
グ43は圧縮コイルばねから成るものであり、前記吊り
棒39及びダンパケース42を囲繞して、ダンパケース
42の上記フランジ部55と前記スプリング受け部材4
5との間に介在され、外槽23を弾性支持するようにな
っている。
【0023】外筒44は弾性摩擦部材、例えばゴムから
成るものであり、スプリング43の下部をこれとの接触
状態で囲繞している。そして、スプリング受け部材45
は、スプリング43の下端と外筒44の下端とを受ける
ものであり、これの上面部にはスプリング43の内周に
接するリブ56を設けている。
【0024】一方、吊り棒39の上端部側には、下から
順に、例えばプラスチック製の上部受け部材57と、弾
性を有するゴム製のダンパ部材58、及びワッシャ59
を、吊り棒39に挿通された状態で装着しており、吊り
棒39の上端部にはそれらの抜止めをする抜止め部39
bを形成している。
【0025】上記上部受け部材57は、球面部60を下
面に有する部分を主体部61としており、この主体部6
1の中央部の下方に筒部62を有し、上方部に環状壁6
3を、側部に引掛部64をそれぞれ有している。この構
成で、吊り棒39が貫通した筒部62を前記支持板32
の切欠部35から入れて挿通孔34内に位置させ、引掛
部64を切欠部35内に位置させた状態で、主体部61
の球面部60を凹部33に摺動可能に収容させており、
もって、吊り棒39、下部受け部材40、ダンパ部材4
1、ダンパケース42、スプリング43、外筒44、ス
プリング受け部材45、ワッシャ46、グリス50、上
部受け部材57、ダンパ部材58、及びワッシャ59か
ら成る吊持機構24により、外槽23を上下動可能に吊
持するようにしている。
【0026】なお、吊持機構24には、前記ダンパ部材
41の内周面と吊り棒39の外周面との間以外の摺動部
にも、潤滑剤であるグリスを介在させている。又、引掛
部64は、上部受け部材57を上述のごとく支持板32
に組付けるまでの間、外槽23の上端部に係合させて、
吊持機構24を外槽23に仮組みするのに使用するもの
である。又、上部受け部材57の上面側に配置したダン
パ部材58は、前述のダンパ部材41よりも上下の軸方
向に短い短円筒状を成しており、環状壁63内に配置し
ている。
【0027】又、図2には、外箱22の外底部の四隅部
に例えばプラスチック製の台板65と一体に形成した脚
66を示しており、この脚66には下部にそれぞれ下部
にゴム脚67を設けている。
【0028】次に、上記構成のものの作用並びに効果を
述べる。特に、内槽25の回転に伴って外槽23が振動
する脱水時、ダンパ部材41がグリス50を介して吊り
棒39との間で摺動することにより、外槽23の振動を
減衰する減衰力(摩擦力)が発生する。
【0029】このとき、洗濯機21がそれ以前に1〜2
日以上運転せずに放置されていた場合や、洗濯機21の
使用環境温度が低温であったとしても、ダンパ部材41
は、温度による硬度の変化の小さい配合をしたゴムで形
成しており、先の図3に示した特性から明らかなよう
に、このダンパ部材41が冷えて従来のもののほど硬く
なるということがない。又、このダンパ部材41は従来
のもののほど収縮して内径が小さくなるということもな
いものであり、かくして、使用間隔や使用環境の温度に
関係なくダンパ部材41の硬度(軟度)が適正な程度に
保たれ、吊り棒39との摺動性が良好に維持される。
【0030】図4は、上記ダンパ部材41を使用した本
実施例の吊持機構24の性能を、従来の洗濯機の吊持機
構との比較で表しており、横軸に使用環境の温度をと
り、縦軸に外箱22の振動の振幅をとって表している。
この図4から明らかなように、ダンパ部材41を使用し
た本実施例の吊持機構24の脱水起動時と脱水定常時と
のそれぞれ外箱22の振動の振幅は、0〜30〔℃〕の
如何なる使用環境温度においても、従来の洗濯機の吊持
機構のそれらよりも小さく、特に、より低温下での外箱
22の振動の振幅が、脱水起動時及び脱水定常時のいず
れにおいても、従来のものより小さい。かくして、本実
施例のものによれば、外箱22の振動を小さくできるも
のであり、それと共に騒音の発生も少なくすることがで
きる。
【0031】ここで、ダンパ部材41は、上述の温度に
よる硬度の変化の小さい配合をしたゴムに代えて、摩擦
抵抗が小となる配合をしたゴムで形成したものであって
も良い。その配合内容は、例えば、 1.摩擦係数調整剤をポリマーに充填し、化学結合させ
る。 2.シリコン系オイルをポリマーに充填し、化学結合さ
せる。 3.ポリマーのブタジエン含有量を減らし、摺動性を良
くする。 4.フィラー量を増やすことで線膨脹係数を低く抑え
る。
【0032】のいずれかであり、そのうちの2つ、又は
3つ、もしくは全部を組合わせても良い。
【0033】このものによると、ダンパ部材41が冷え
て硬くなったり、ダンパ部材41が収縮して内径が小さ
くなったりしても、吊り棒39に対するダンパ部材41
の摩擦抵抗が小さく保たれるから、使用間隔や使用環境
の温度に関係なくダンパ部材41と吊り棒39との摺動
性が良好に維持され、外箱22の振動、騒音の発生を少
なくすることができる。なお、このダンパ部材41材料
の摩擦抵抗が小となる配合は、前述の温度による硬度の
変化の小さい配合と合わせて実施するようにしても良
い。
【0034】更に、それらとも代えて、吊り棒39のダ
ンパ部材41と摺接する部分に、摩擦抵抗が小となる表
面加工を施したものであっても良い。その表面加工は、
例えば、吊り棒39のダンパ部材41と摺接する部分の
表面に、フッ素樹脂を被着する加工である。
【0035】このものでも、ダンパ部材41が冷えて硬
くなったり、ダンパ部材41が収縮して内径が小さくな
ったりしても、ダンパ部材41に対する吊り棒39の摩
擦抵抗が小さく保たれるから、やはり使用間隔や使用環
境の温度に関係なくダンパ部材41と吊り棒39との摺
動性が良好に維持され、外箱22の振動、騒音の発生を
少なくすることができる。なお、この吊り棒39の摩擦
抵抗が小となる表面加工も、前述のダンパ部材41材料
の温度による硬度の変化の小さい配合と合わせて実施す
るようにしても良い。
【0036】以上に対して、図5は本発明の第2実施例
を示しており、これについては、第1実施例と相違する
点のみを述べる。すなわち、この第2実施例において
は、ダンパ部材41の、吊り棒39と摺接する部分の上
縁部に面取り71を施している。この面取り71は、こ
の場合、斜面状である。このものによれば、ダンパ部材
41の、吊り棒39と摺接する部分の上縁部に尖鋭なエ
ッジが残されず、そのエッジが吊り棒39に圧接(応力
集中)することがなくなるので、ダンパ部材41が冷え
て硬くなったり、ダンパ部材41が収縮して内径が小さ
くなったりしても、吊り棒39との摺動性が良好に維持
されるものであり、従って、使用間隔や使用環境の温度
に関係なく外箱22の振動、騒音の発生を少なくするこ
とができる。
【0037】なお、このダンパ部材41の面取り71の
形成は、前述のダンパ部材41材料の温度による硬度の
変化の小さい配合や、摩擦抵抗が小となる配合、並びに
吊り棒39の摩擦抵抗が小となる表面加工の少なくとも
いずれかと合わせて実施するようにしても良い。又、図
5には、そのほか、ダンパ部材41の内周面に上下方向
に延ばして複数形成した溝72をも示している。
【0038】図6は本発明の第3実施例を示しており、
これについては、上記第2実施例と相違する点のみを述
べる。すなわち、この第3実施例においては、ダンパ部
材41の、吊り棒39と摺接する部分の上縁部に、曲面
状の面取り81を施したものを示している。このように
しても上記第2実施例同様の作用効果を得ることができ
る。なお、このダンパ部材41の面取り81の形成も、
前述のダンパ部材41材料の温度による硬度の変化の小
さい配合や、摩擦抵抗が小となる配合、並びに吊り棒3
9の摩擦抵抗が小となる表面加工の少なくともいずれか
と合わせて実施するようにしても良い。
【0039】図7は本発明の第4実施例を示しており、
これについては、前記第1実施例と相違する点のみを述
べる。すなわち、この第4実施例においては、ダンパ部
材41を加熱するヒータ91を設けている。このヒータ
91は、詳細には、ダンパケース42のほゞ全部に埋設
しており、そのほか、ダンパケース42にはサーミスタ
92をも埋設している。
【0040】サーミスタ92はダンパケース42の温度
を検知して検知信号を出力するものであり、その検知信
号を電子ユニット93を介してマイクロコンピュータ9
4が受けるようにしている。そして、マイクロコンピュ
ータ94はその受けた検知信号からダンパケース42の
温度を判断してヒータ91の通電を制御し、ダンパ部材
41の温度が例えば20〔℃〕の常温(平常温度)とな
るように調節するようにしている。
【0041】従って、この場合、サーミスタ92と電子
ユニット93及びマイクロコンピュータ94は、ダンパ
部材41の温度を上述のごとく調節する温度調節手段と
して機能するようになっている。加えて、この場合、マ
イクロコンピュータ94は、ヒータ91によるダンパ部
材41の加熱を、運転の最初の洗い行程時に行うように
なっている。
【0042】このものでは、ダンパ部材41をヒータ9
1により加熱して、それの硬化、収縮を防ぎ得るもので
あり、それによって、使用間隔や使用環境の温度に関係
なくダンパ部材41の吊り棒39との摺動性を良好に維
持できるから、これによっても、外箱22の振動、騒音
の発生を少なくすることができる。又、この場合、ダン
パ部材41の温度を調節し得ることにより、ダンパ部材
41の硬化、収縮を防ぐのに安定した機能が得られ、外
箱22の振動、騒音の発生を一段と少なくすることがで
きる。
【0043】更に、ヒータ91によるダンパ部材41の
加熱を、運転の最初の洗い行程時に行うようにしている
ことで、その後の脱水行程時に有効なダンパ部材41の
硬化、収縮の防止がそれに先んじてでき、脱水行程時に
はダンパ部材41の吊り棒39との摺動性の確保が既に
できていることになるから、脱水行程時の外箱22の振
動、騒音の発生をより確実に少なくすることができる。
【0044】なお、このヒータ91によるダンパ部材4
1の加熱は、前述のダンパ部材41材料の摩擦抵抗が小
となる配合や、吊り棒39の摩擦抵抗が小となる表面加
工、並びにダンパ部材41の面取り71,81の形成の
少なくともいずれかと合わせて実施するようにしても良
い。
【0045】図8は本発明の第5実施例を示しており、
これについては、上記第4実施例と相違する点のみを述
べる。すなわち、この第5実施例においては、上述のダ
ンパ部材41を加熱するヒータ91に代えて、吊り棒3
9のダンパ部材41と摺接する部分を加熱するヒータ1
01を設けている。このヒータ101は、詳細には、吊
り棒39のダンパ部材41と摺接する部分のほゞ全部に
埋設しており、そのほか、吊り棒39にはサーミスタ1
02をも埋設している。
【0046】サーミスタ102は吊り棒39の温度を検
知して検知信号を出力するものであり、その検知信号を
電子ユニット103を介してマイクロコンピュータ10
4が受けるようにしている。そして、マイクロコンピュ
ータ104はその受けた検知信号から吊り棒39の温度
を判断してヒータ101の通電を制御し、吊り棒39の
ダンパ部材41と摺接する部分の温度が上述と同じ例え
ば20〔℃〕の常温となるように調節するようにしてい
る。
【0047】従って、この場合、サーミスタ102と電
子ユニット103及びマイクロコンピュータ104は、
吊り棒39のダンパ部材41と摺接する部分の温度を上
述のごとく調節する温度調節手段として機能するように
なっている。加えて、この場合、マイクロコンピュータ
104は、ヒータ101による吊り棒39の加熱を、運
転の最初の洗い行程時に行うようになっている。
【0048】このようにしても、吊り棒39がヒータ1
01に加熱されることで、ダンパ部材41を間接的に加
熱し、それの硬化、収縮を防ぎ得るものであり、それに
よって、使用間隔や使用環境の温度に関係なくダンパ部
材41の吊り棒39との摺動性を良好に維持できるか
ら、これによっても、外箱22の振動、騒音の発生を少
なくすることができる。
【0049】又、この場合、吊り棒39の温度を調節し
得ることにより、ダンパ部材41の硬化、収縮を防ぐの
に安定した機能が得られ、外箱22の振動、騒音の発生
を一段と少なくすることができる。
【0050】更に、ヒータ101による吊り棒39の加
熱を、運転の最初の洗い行程時に行うようにしているこ
とで、その後の脱水行程時に有効なダンパ部材41の硬
化、収縮の防止がそれに先んじてでき、脱水行程時には
ダンパ部材41の吊り棒39との摺動性の確保が既にで
きていることになるから、脱水行程時の外箱22の振
動、騒音の発生をより確実に少なくすることができる。
【0051】なお、このヒータ101による吊り棒39
の加熱も、前述のダンパ部材41材料の摩擦抵抗が小と
なる配合や、吊り棒39の摩擦抵抗が小となる表面加
工、並びにダンパ部材41の面取り71,81の形成の
少なくともいずれかと合わせて実施するようにしても良
い。
【0052】図9ないし図11は本発明の第6実施例を
示しており、これについては、前記第1実施例と相違す
る点のみを述べる。すなわち、この第6実施例において
は、ゴム脚67を、通常使用温度帯域での減衰率(損失
係数:tanδ)が高くなる配合をしたゴムで形成して
いる。ここで、その配合内容は、例えば可塑剤と補強フ
ィラー量の充填量割合にて通常使用温度帯域での減衰率
が最高値となるように設定することである。
【0053】図9は、上述の配合をしたゴム(実施例の
ゴム)の特性を、SBR(スチレンブタジエンゴム)及
びIIR(イソブチレンイソプレンゴム)の特性と比較
して表しており、横軸に温度をとり、縦軸にゴムの損失
係数(tanδ)をとって表している。この図9から明
なように、上述の配合をしたゴムは、SBR及びIIR
に比して、0〜30〔℃〕の通常使用温度帯域での損失
係数が高い。
【0054】図10は、上述の配合をしたゴム(実施例
のゴム)の他面の特性を、同じくSBR及びIIRの特
性と比較して表しており、横軸にゴムを伸縮させる振動
の周波数をとり、縦軸にゴムの損失係数をとって表して
いる。この図10から明なように、上述の配合をしたゴ
ムは、SBR及びIIRに比して、洗濯機21の脱水時
における振動の周波数である、約10〜約10〔H
z〕の振動周波数域においての損失係数が高く、それだ
け振動を減衰する能力が高い。
【0055】図11は、上述の配合をしたゴムで形成し
たゴム脚67を使用した洗濯機21(実施例の洗濯機)
の性能を、従来の洗濯機との比較で表しており、横軸に
使用環境の温度をとり、縦軸に外箱22の振動の振幅を
とって表している。この図11から明らかなように、上
述の配合をしたゴムで形成したゴム脚67を使用した洗
濯機21の脱水起動時と脱水定常時とのそれぞれ外箱2
2の振動の振幅は、0〜30〔℃〕の如何なる使用環境
温度においても、従来の洗濯機のそれらよりも小さく、
特に、より低温下での外箱22の振動の振幅が、脱水起
動時及び脱水定常時のいずれにおいても、従来のものよ
り小さい。
【0056】かくして、この第6実施例のものにおいて
も、使用間隔や使用環境の温度に関係なく外箱22の振
動を小さくできるものであり、それと共に騒音の発生も
少なくすることができる。なお、この場合の吊持機構2
4のダンパ部材41には、前述のダンパ部材41材料の
温度による硬度の変化の小さい配合と、摩擦抵抗が小と
なる配合、並びに面取り71の形成と、更にダンパ部材
41の内周面の微細な凹凸である「しぼ」加工とを行っ
たものを使用している。
【0057】たゞし、それらに限られず、ダンパ部材4
1材料の摩擦抵抗が小となる配合は、吊り棒39の摩擦
抵抗が小となる表面加工に変えても良く、又、面取り7
1は面取り81に変えても良い。又、ダンパ部材41を
加熱するヒータ91、又は吊り棒39のダンパ部材41
と摺接する部分を加熱するヒータ101を設けて、前述
のように制御するようにしても良い。
【0058】又、全体に、吊持機構24は、吊り棒3
9、下部受け部材40、ダンパ部材41、スプリング4
3以外の部品を一部省略したり、他の部品に変えたりし
て構成するようにしても良い。そのほか、本発明は上記
し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得
る。
【0059】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機の槽体吊持装置
によれば、洗濯機を1〜2日以上運転せずに放置した場
合や、洗濯機の使用環境温度が低温であった場合にも、
ダンパ部材が冷えて硬くなるということがなく、又、ダ
ンパ部材が収縮して内径が小さくなるということもなく
て、吊り棒との摺動性が良好に維持されるから、使用間
隔や使用環境の温度に関係なく外箱の振動、騒音の発生
を少なくできる。
【0060】請求項2の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、ダンパ部材が冷えて硬くなったり、ダンパ部材が収
縮して内径が小さくなったりしても、吊り棒に対するダ
ンパ部材の摩擦抵抗が小さく保たれ、ダンパ部材と吊り
棒との摺動性が良好に維持されるから、同じく使用間隔
や使用環境の温度に関係なく外箱の振動、騒音の発生を
少なくできる。
【0061】請求項3の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、ダンパ部材が冷えて硬くなったり、ダンパ部材が収
縮して内径が小さくなったりしても、ダンパ部材に対す
る吊り棒の摩擦抵抗が小さく保たれ、ダンパ部材と吊り
棒との摺動性が良好に維持されるから、同じく使用間隔
や使用環境の温度に関係なく外箱の振動、騒音の発生を
少なくできる。
【0062】請求項4の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、ダンパ部材の、吊り棒と摺接する部分の上縁部に尖
鋭なエッジが残されず、そのエッジが吊り棒に圧接する
ことがなくなるので、ダンパ部材が冷えて硬くなった
り、ダンパ部材が収縮して内径が小さくなったりして
も、吊り棒との摺動性が良好に維持され、よって又、使
用間隔や使用環境の温度に関係なく外箱の振動、騒音の
発生を少なくできる。
【0063】請求項5の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、ダンパ部材又は吊り棒を加熱して、ダンパ部材の硬
化、収縮を防ぎ、ダンパ部材の吊り棒との摺動性を良好
に維持することが可能であるから、やはり使用間隔や使
用環境の温度に関係なく外箱の振動、騒音の発生を少な
くできる。
【0064】請求項6の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、上述のダンパ部材又は吊り棒を加熱することによっ
てダンパ部材の硬化、収縮を防ぐのに安定した機能が得
られ、外箱の振動、騒音の発生を一段と少なくすること
ができる。請求項7の洗濯機の槽体吊持装置によれば、
脱水行程時に有効なダンパ部材の硬化、収縮の防止がそ
れに先んじてできて、脱水行程時の外箱の振動、騒音の
発生をより確実に少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の、一部を
省略した縦断面図
【図2】洗濯機全体の破断側面図
【図3】ダンパ部材に使用するゴムの特性を表した図
【図4】吊持機構の性能を表した図
【図5】本発明の第2実施例を示すダンパ部材単体の拡
大縦断面図
【図6】本発明の第3実施例を示す図5相当図
【図7】本発明の第4実施例を示す図1部分相当図
【図8】本発明の第5実施例を示す図7相当図
【図9】本発明の第6実施例を示す、ゴム脚に使用する
ゴムの特性を表した図
【図10】ゴム脚に使用するゴムの異なる特性を表した
【図11】洗濯機の性能を表した図
【図12】従来例を示す主要部分の、一部を省略した分
解斜視図
【図13】図1相当図
【符号の説明】
21は洗濯機、22は外箱、23は外槽(槽体)、24
は吊持機構、32は支持板(上部支持部)、36は下部
支持部、39は吊り棒、40は下部受け部材、41はダ
ンパ部材、43はスプリング、71,81は面取り、9
1はヒータ、92はサーミスタ(温度調節手段)、93
は電子ユニット(温度調節手段)、94はマイクロコン
ピュータ(温度調節手段)、101はヒータ、102は
サーミスタ(温度調節手段)、103は電子ユニット
(温度調節手段)、104はマイクロコンピュータ(温
度調節手段)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、並びにこのダンパ部材の下
    側に設けられたスプリングを有し、これら吊り棒、下部
    受け部材、ダンパ部材、及びスプリングにより前記槽体
    を上下動可能に吊持する吊持機構とを具備するものおい
    て、 前記ダンパ部材を、温度による硬度の変化の小さい配合
    をしたゴムで形成したことを特徴とする洗濯機の槽体吊
    持装置。
  2. 【請求項2】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、並びにこのダンパ部材の下
    側に設けられたスプリングを有し、これら吊り棒、下部
    受け部材、ダンパ部材、及びスプリングにより前記槽体
    を上下動可能に吊持する吊持機構とを具備するものおい
    て、 前記ダンパ部材を、摩擦抵抗が小となる配合をしたゴム
    で形成したことを特徴とする洗濯機の槽体吊持装置。
  3. 【請求項3】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、並びにこのダンパ部材の下
    側に設けられたスプリングを有し、これら吊り棒、下部
    受け部材、ダンパ部材、及びスプリングにより前記槽体
    を上下動可能に吊持する吊持機構とを具備するものおい
    て、 前記吊り棒の、ダンパ部材と摺接する部分に、摩擦抵抗
    が小となる表面加工を施したことを特徴とする洗濯機の
    槽体吊持装置。
  4. 【請求項4】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、並びにこのダンパ部材の下
    側に設けられたスプリングを有し、これら吊り棒、下部
    受け部材、ダンパ部材、及びスプリングにより前記槽体
    を上下動可能に吊持する吊持機構とを具備するものおい
    て、 前記ダンパ部材の、吊り棒と摺接する部分の上縁部に面
    取りを施したことを特徴とする洗濯機の槽体吊持装置。
  5. 【請求項5】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、並びにこのダンパ部材の下
    側に設けられたスプリングを有し、これら吊り棒、下部
    受け部材、ダンパ部材、及びスプリングにより前記槽体
    を上下動可能に吊持する吊持機構とを具備するものおい
    て、 前記ダンパ部材、又は吊り棒のダンパ部材と摺接する部
    分を加熱するヒータを設けたことを特徴とする洗濯機の
    槽体吊持装置。
  6. 【請求項6】 ダンパ部材、又は吊り棒のダンパ部材と
    摺接する部分の温度を調節する温度調節手段を有するこ
    とを特徴とする請求項5記載の洗濯機の槽体吊持装置。
  7. 【請求項7】 ダンパ部材、又は吊り棒のダンパ部材と
    摺接する部分の加熱を洗い行程時に行うようにしたこと
    を特徴とする請求項5記載の洗濯機の槽体吊持装置。
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