JP2000237179A - X線ct装置 - Google Patents
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Abstract
ライス幅のCT計測値を、コリメータによる調整をする
ことなく得るようにしたい。 【解決手段】 X線検出器の幅が本来のスライス幅とす
るとき、X線源とX線検出器とを、このX線検出器の幅
よりも小さい距離移動する。この移動の前後の開始点と
終了点の二点で360°回転によりCT計測を行う。こ
の計測したX線検出量から上記移動距離分をスライス幅
とするX線検出量を計算により求める。上記二点の計測
ではなく、移動中に連続してら旋スキャンの如くCT計
測を行っても同様に得ることができる。
Description
ライス厚による断層画像を得るX線CT装置に関する。
したX線検出器とを、被検体のまわりに回転させなが
ら、X線源から扇状(ファンビーム)にX線ビームを被
検体に照射し、X線検出器で被検体を透過したX線量を
検出する。X線検出器で検出された透過X線量データを
収集し、再構成手段によってこの収集データを基に断層
画像を再構成する。
幅をビームスライス厚と呼ぶ。X線検出器の厚みとスラ
イス厚とを等しくすることで、断層画像のスライス厚は
ビームスライス厚と一致する。X線検出器の厚みよりも
薄いスライス厚の断層画像を得るには、従来、スライス
厚調整手段を設けた。この調整手段としてはX線の厚方
向の照射範囲を制限するコリメータを設置したり、X線
検出器の厚み方向の検出範囲を調整する機構を設けたり
することによってX線入射面を制限するやり方をとっ
た。
法では、調整手段を設けなくてはならないという欠点が
あった。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、測定範囲を調整する手段を設けなくともX線検出器
のX線入射面の幅よりも薄いスライス厚の断層画像を得
ることができるX線CT装置を提供することを目的とす
る。
ス幅を持つファンビームX線を放出するX線源と、被検
体を挟んでX線源に対向して配置され、対向配置した状
態でX線源と一緒に被検体の周りを回転すると共に、所
定のスライス幅のマルチチャンネルX線検出器と、互い
に対向するX線源とX線検出器又は被検体を搭載したベ
ッドのいずれか一方を、上記スライス幅よりも狭い所定
ピッチ距離移動する手段と、その移動の前後の位置で、
互いに対向配置したX線源とX線検出器とを回転させて
CT計測を行い、X線検出器から得られる検出信号を収
集する手段と、この検出信号から上記所定ピッチ相当の
スライス幅の検出データを得る手段と、この検出データ
から断層像を再構成する手段と、を備えるX線CT装置
を開示する。
持つファンビームX線を放出するX線源と、被検体を挟
んでX線源に対向いて配置され、対向配置した状態でX
線源と一緒に被検体の周りを回転すると共に、所定のマ
ルチスライス幅のマルチチャンネルX線検出器と、互い
に対向するX線源とX線検出器又は被検体を搭載したベ
ッドのいずれか一方を、上記スライス幅よりも狭い所定
ピッチ距離移動する手段と、その移動の前後の位置で、
互いに対向配置したX線源とX線検出器とを回転させて
CT計測を行い、X線検出器から得られる検出システム
号を収集する手段と、この検出信号から、各マルチスラ
イス部位対応に上記所定ピッチ相当のスライス幅の検出
データを得る手段とこの検出データから各マルチスライ
ス部位対応の断層像を再構成する手段と、を備えるX線
CT装置を開示する。
持つファンビームX線を放出するX線源と、被検体を挟
んでX線源に対向して配置され、対向配置した状態でX
線源と一緒に被検体の周りを回転すると共に、所定のマ
ルチスライス幅のマルチチャンネルX線検出器と、互い
に対向するX線源とX線検出器又は被検体を搭載したベ
ッドのいずれか一方を、上記スライス幅よりも狭い所定
ピッチ距離移動する手段と、その移動と共に、互いに対
向配置したX線源とX線検出器とを回転させてCT計測
を行い、X線検出器から得られる検出信号を収集する手
段と、この検出信号から、各マルチスライス部位対応に
上記所定ピッチ相当のスライス幅の検出データを得る手
段と、この検出データから各マルチスライス部位対応の
断層像を再構成する手段と、を備えるX線CT装置を開
示する。
の体軸方向に、複数回行うものとしたX線CT装置を開
示する。
るX線CT装置の好ましい実施の形態について説明す
る。図1は、本発明に係るX線CT装置の構成を示すブ
ロック図である。X線CT装置20は、X線源1から所
定のスライス幅WのファンビームX線(通常、コリメー
タを介して得たもの。以下、このコリメータを含めてX
線源と称す)を寝台3上の被検体2に照射し、X線源1
に対向して扇状に配置されたマルチチャンネル形X線検
出器4で被検体2を透過したX線量を検出する。X線源
1及びX線検出器4は被検体2の周囲を一定周期で回転
し、データ収集部8はX線検出器4で検出された透過X
線量データを収集する。この収集データに対して画像処
理部5で断層画像が再構成され、再構成された断層画像
が表示部9で表示される。また断層画像データはメモリ
上に格納され、その後の処理や表示に利用される。
を制御し、寝台制御部6が寝台3を体軸方向に移動制御
する。回転・移動制御部11は、対向するX線源1とX
線検出器4との回転制御及びX線源1とX線検出器4と
を収容するガントリ部の移動制御とを行う。システム制
御部10はX線制御部7と寝台制御部6と画像処理部5
と回転・移動制御部11とを制御する。
4との被検体2の体軸上での計測と体軸方向の移動とを
示す説明図である。紙面に垂直方向がX線ビームの扇状
部位であり、紙面に沿う方向が体軸方向である。紙面に
垂直方向にマルチチャンネルX線検出器4が扇状に配列
存在する。紙面に沿う方向のX線検出器4の幅WとX線
のスライス幅Qとは一致することも、不一致とする例も
ある。W≧QであればQがスライス幅、W<Qであれば
Wがスライス幅となる。X線源1とX線検出器4とは、
被検体2に対して回転する動作と図上矢印で示す体軸方
向に相対的に移動する動作とを持つ。ここで相対的と
は、寝台3が移動するか、寝台3の代わりにX線源1と
X線検出器4とが回転しながら移動するか、いずれかと
の意味である。以下では、後者の例で説明する。
とX線検出器4とが対向して1回転してCT計測を行
い、この1回転でのCT計測後にX線源1とX線検出器
4とが体軸方向に所定距離Lを移動するように、X線源
1とX線検出器4との移動の制御を行う。この制御は、
回転・移動制御部11によって行う。上記所定距離移動
後のその体軸上の位置で再びX線源1とX線検出器4と
を対向させ回転させてCT計測を行う。以下、距離L移
動し計測を繰り返す。その移動量LはX線入射面よりも
小さく、断層画像の目的のスライス幅に等しい。図2で
は、当初のX線源1の位置P1に対して、距離L(L=
W/2)だけ移動した時のX線源1の位置P2を、併せ
て表示した。P1、P2は例えばX線源1の中心位置や端
部位置のごとく、X線源を特定できる位置である。
距離LをL=W/2とした場合のCT計測値bk(X線
検出器4の出力又はこの出力の各種の前処理(各種の補
正や対数変換等)後の出力を言う)と仮想測定値akと
を示す図である。図でb0、b 1、b2、b3、…は以下の
通りである。 b0…体軸上の開始位置S0でのCT計測値 b1…位置S0から距離W/2だけ離れた位置S1でのC
T計測値 b2…位置S1から距離W/2だけ離れた位置S2でのC
T計測値 b3…位置S2から距離W/2だけ離れた位置S3でのC
T計測値 ……………………………………………………………… ここで、CT計測値b0、b1、b2、b3、…は、それぞ
れチャンネル番号i、投影角(ビュー)jを因子とする
値であり、例えば、bnであればbn(i、j)の如くで
ある。投影角jは、j=0゜〜360゜、0゜〜180
゜、0゜〜180゜+βの範囲内の各値である。かかる
b0、b1、b2、b3、…は、図3(i)と(ii)では、
b0、b2、…、b1、b3、…の如く区別して表記した。
は計算によって求めるため、仮想測定値と定義)を、体
軸上の開始位置R1(これは、スライス幅W/2での、
中心位置や端部位置等の特定位置を指す)からW/2の
順に定まる位置R2、R3、…で、図3(iii)に示すよ
うに、α、a0、a1、a2、a3、…とすると、以下の関
係となる。
の仮想測定値である。数1を変形し、a0、anを求める
と、数2となる。
あって既知であり、αがわかれば、a0、an(n≧1)
の全てが数2を利用して求まる。a0、an(n≧1)は
図3(iii)からわかるように、スライス幅W/2での
CT計測値とみなせる。このa0、an(n≧1)を用い
て再構成することで、スライス幅W/2毎の再構成画像
が得られる。ここで、a0、an(n≧1)は、それぞれ
チャンネル番号i、投影角(ビュー)jを因子とする値
であり、a0(i、j)、an(i、j)の如くである。
投影角jは、j=0゜〜360゜、0゜〜180゜、0
゜〜180゜+βの範囲内の各値である。a0、an(n
≧1)の再構成とは、以下の如くなる。 ・開始位置R1でのW/2スライス幅の再構成……α
(i、j)を用いて 行う。 ・開始位置の次の位置R2でのW/2スライス幅の再構
成……a0(i、j)を用いて行う。 ・更なる次の位置R3でのW/2スライス幅の再構成…
…a1(i、j)を用いて行う。 ……………………………………………………………… a0、an(n≧1)は、αが求まっていることが前提と
して得られる値である。以下に、αの各種の設定例を説
明する。
場合に有効である。 (ii)、αをanの線形補間から求める例。例えば二点
補間の場合、
る例。αの値の誤差は、(an-1−an)に現れる。この
特性からDを最小にするαを用いることができる。即
ち、下記となる。
との関数となる。bnは計測値でわかっているので、D
を最小にするαが求まる。
W/3、W/4の例にも適用できる。その説明図を図
4、図6に示す。図4のW/3の例では、対向するX線
源1とX線検出器4とをW/3のピッチで移動させると
共に、各ピッチ停止点で1回転させてCT計測を行う。
この結果、スライス幅(W/3)の仮想測定値α、
a0、a1、a2、…を得る。また、b0、b3、b6、…を
図4(i)に示し、b1、b 4、b7、…を図4(ii)に
示し、b2、b5、b8、…を図4(iii)に示す。ここ
で、aとbとの関係は以下となる。
尚、b、a共にチャンネル番号i、投影角jの2つの因
子で表現されたものである。
での移動と、各ピッチ停止点での360゜のCT計測を
行った例である。a、bとは以下の関係をなす。
きる。スライス幅(3W/4)では、その仮想測定値を
c0、c1、c2…は、下記の関係となる。
イス幅(3W/4)での仮想測定値をd0、d1、d2と
すると、下記となる。
の関係、M<N)が可能である。W/Nでの計測を基本
にして行う点で共通する。
T計測→移動→…のシーケンスとしているが、移動しな
がらCT計測を行うら旋スキャン式のやり方もある。例
えば、W/2スライス幅の例では、X線源1とX線検出
器4とをW/2移動させ、この移動期間中に1回転させ
てCT計測を行う。次にW/2移動させ、同じくこの移
動期間中に1回転させてCT計測を行う。このようにし
ても、図3の如きCT計測を行うことができ、仮想計測
値a0、a1、a2、…を得ることができる。他のスライ
ス幅の例でも同様である。
イス検出器数を「3」とした時の、ら旋スキャンによる
体軸方向での計測軌跡を図12に示す。図12に対して
スライス幅調整(W/2)をしての仮想計測データ例の
体軸方向での計測軌跡を図13に示す。即ち、X線源1
とX線検出器4をW/2移動させ、この移動期間中に1
回転させてCT計測を行う。この場合の様子を図示した
のが図12である。ここではある特定の1チャンネルの
みの軌道を示してある。かかる図12に対して本実施の
形態により、ある角度j、あるチャンネルiの計測デー
タ例 {bn(i、j)|n=0、1、2…}から仮想計測値
{an(i、j)|n=0、1、2…} を求めることができる。図12の計測データbnに対し
てanを求めると図13のような位置での仮想計測値を
得ることとなる。これは、検出器の幅があたかもW/2
であるシステムでら旋スキャンした場合と同じデータ例
である。この仮想計測データを使って画像再構成を行う
ことによりスライス幅がW/2の画像を得ることができ
る。このように移動させながら計測する場合に対しても
適用できる。
新規な形態は、スライス幅方向に1個のX線検出器の例
(図2)でははなく、スライス幅方向に2個以上のX線
検出器を配置するマルチスライスX線検出器に適用する
例である。X線検出器の配置数をPとすると、このマル
チスライスX線検出器を持つCT装置では、1回のCT
計測でP個の断層像を得ることができるのが特徴であ
る。然も、各断層像は、X線検出器当たりのスライスは
幅Wによる断層像である。
イスX線検出器でも、そのスライス幅Wよりも狭いスラ
イス幅の断層像を得ることを可能にしたものである。図
7にP=2としたマルチスライスX線検出器40の例を
示す。X線検出器40は、同一スライス幅Wを持つ2つ
のX線検出器要素41、42から成る。この2つのX線
検出器要素41、42は、それぞれ紙面に直交する方向
に扇状に配置した複数のX線検出器要素を持つマルチチ
ャンネル形X線検出器である。かかるX線検出器要素4
1、42を持つX線検出器40を、X線源1と対向して
回転させることで、1回転でX線検出器要素41、42
とからそれぞれ隣接する2つのCT計測値を得ることが
でき、要素41に対応して一つの断層像、要素42に対
応して一つの断層像、の合計2つの断層像を得ることが
できる。
0に対して、回転・移動制御部11にて回転・移動の制
御を行わせる。この場合、図2の第1の実施の形態と同
じように各種のスライス幅の断層像を得ることができ
る。特に、移動量をPW/N(P<NかつPとNとは互
いに素)となる様に選ぶことで検出器が同一の場所を計
測することをなくすことができる。以下、代表的な例を
示す。 (i)、スライス幅(W/3)の断層像を得る例。 これはX線源1とX線検出器40とを(2W/3)ピッ
チで移動し、各停止点(開始点を含む)で、対向させて
1回転させてCT計測を行うことで実現できる。図8に
そのタイムチャートを示す。スライス幅(W/3)のC
T計測値α、e 0、e1、e2、…を得る例が示されてい
る。 (ii)、その他の例。 第1の実施の形態と同じように、W/NやMW/Nなる
スライス幅のCT計測値を得ることが可能である。
器41〜44を持つ例への適用例を示す。スライス幅を
W/5にする例であり、4W/5移動毎に停止させて、
1回転によりCT計測を行う。これからW/5のスライ
ス幅のCT断層像を得ることができる。更に、第1の実
施の形態と同じように、ピッチ移動期間中に、1回転し
てCT計測を行うやり方もある。以上の実施の形態で、
ピッチ移動幅と求めるスライス幅との関係は一例であっ
て、相互に各種の対応がありうる。仮想計測値の求め方
を工夫するだけで種々の対応が可能である。
解能を良くすることがある。これについて述べる。スラ
イス幅が大きいと、像がぼやけるとの欠点があるが、一
方では、大きい領域の観察像を得るには利点がある。ス
ライス幅が小さいと、画像の解像度がよくなり、コント
ラストのよい画像が得られるとの利点がある。例えば小
さい領域の観察像を得たい場合に、小さいスライス幅を
設定できるようにしたのが本発明である。然も、スライ
ス幅の設定は、簡単に行える利点を持つ。逆に、種々の
スライス幅のデータをデータ的に得ることができたた
め、体軸分解能を自在に調整可能になるとの利点があ
る。
単に説明する。X線検出器4、40のスライス幅Wを定
める。このスライス幅W自体は、コリメータを利用して
行ってもよく、またコリメータを使用せずに、X線検出
器4、40の物理的なスライス幅そのものである例もあ
る。かかるスライス幅Wに対して、その幅よりも狭いス
ライス幅Wiをキーボードやマウス等を介して入力設定
する。この入力設定値Wiを満足すべく、移動ピッチ幅
を自動設定する。この自動設定した移動ピッチ幅で、回
転・移動制御部11は回転移動・計測を行う。
成例図を示す。このCT装置は、図1に比して、操作部
14、スライス幅可変部12、スライス加算部13、再
構成部15、を持つ点で異なる。操作部14は、CT計
測条件や計測部位や計測方法等を指示入力するものであ
り、図1では示していなかったが、図1でも本来存在す
るものである。スライス幅可変部12は、CT計測した
データを処理して所望のスライス幅のデータに変換する
数値処理手段である。スライス幅可変部12は、本発明
の重要な要素である。上記変換とは、図3についてみれ
ばbからaへの変換処理である。スライス加算部13
は、スライス幅の大きさを、後発的に厚くする処理であ
る。例えば、W/2のスライス幅に対して3W/2のス
ライス幅にするとかの処理である。再構成部15は、可
変部12からのデータaやスライス加算部13からのデ
ータをもとに再構成し、断層画像を得る。図1と対応ず
ければ、スライス幅可変部12、再構成演算部15、ス
ライス加算部13が、図1の画像処理部5に相当する。
図11は、図10の処理フローを示す。
の他撮影条件の設定を行い計測を開始する(フロー
F1)。スライス幅は画像再構成処理後のスライス厚加
算処理(フローF7)により厚さを増すことができるた
め、必要なスライス厚の内もっとも薄い値を選択する。
更に、そのスライス幅に対応するX線源1とX線検出器
4との移動ピッチ量を算出する(フローF2)。
ビームを寝台3上の被検体2に照射し、X線源1に対し
て扇状に配置されたX線検出器4で被検体2を透過した
X線量を検出する。X線源1及びX線検出器4は被検体
2を一定周期で回転し、データ収集部8はX線検出器4
で検出された透過X線量データを収集する(フロー
F 3)。この収集に対してスライス幅可変部により数値
処理を施し所望のスライス幅データに変換する(フロー
F4)。この変換データに対して再構成演算部5で断層
画像が再構成され(フローF5)、再構成された断層画
像が表示部9で表示される(フローF6)。更に、更な
るスライス幅拡大の要求があれば(フローF7)、その
拡大のための加算処理を行う(フローF8)。
例で説明したが、X線像検出器を360°分配置してX
線源のみを回転させる第4世代にも適用できる。
可能になった。また、スライス幅を小さくできる発明に
よれば体軸分解能の向上をはかることができた。更に、
スライス幅を種々変更可能にできる発明によれば、体軸
分解能が種々設定可能になった。
ートである。
ートである。
ートである。
ートである。
る。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定のスライス幅を持つファンビームX
線を放出するX線源と、 被検体を挟んでX線源に対向して配置され、対向配置し
た状態でX線源と一緒に被検体の周りを回転すると共
に、所定のスライス幅のマルチチャンネルX線検出器
と、 互いに対向するX線源とX線検出器又は被検体を搭載し
たベッドのいずれか一方を、上記スライス幅よりも狭い
所定ピッチ距離移動する手段と、 その移動の前後の位置で、互いに対向配置したX線源と
X線検出器とを回転させてCT計測を行い、X線検出器
から得られる検出信号を収集する手段と、 この検出信号から上記所定ピッチ相当のスライス幅の検
出データを得る手段と、 この検出データから断層像を再構成する手段と、 を備えるX線CT装置。 - 【請求項2】 所定のマルチスライス幅を持つファンビ
ームX線を放出するX線源と、 被検体を挟んでX線源に対向いて配置され、対向配置し
た状態でX線源と一緒に被検体の周りを回転すると共
に、所定のマルチスライス幅のマルチチャンネルX線検
出器と、 互いに対向するX線源とX線検出器又は被検体を搭載し
たベッドのいずれか一方を、上記スライス幅よりも狭い
所定ピッチ距離移動する手段と、 その移動の前後の位置で、互いに対向配置したX線源と
X線検出器とを回転させてCT計測を行い、X線検出器
から得られる検出システム号を収集する手段と、 この検出信号から、各マルチスライス部位対応に上記所
定ピッチ相当のスライス幅の検出データを得る手段とこ
の検出データから各マルチスライス部位対応の断層像を
再構成する手段と、を備えるX線CT装置。 - 【請求項3】 所定のマルチスライス幅を持つファンビ
ームX線を放出するX線源と、 被検体を挟んでX線源に対向して配置され、対向配置し
た状態でX線源と一緒に被検体の周りを回転すると共
に、所定のマルチスライス幅のマルチチャンネルX線検
出器と、 互いに対向するX線源とX線検出器又は被検体を搭載し
たベッドのいずれか一方を、上記スライス幅よりも狭い
所定ピッチ距離移動する手段と、 その移動と共に、互いに対向配置したX線源とX線検出
器とを回転させてCT計測を行い、X線検出器から得ら
れる検出信号を収集する手段と、 この検出信号から、各マルチスライス部位対応に上記所
定ピッチ相当のスライス幅の検出データを得る手段と、 この検出データから各マルチスライス部位対応の断層像
を再構成する手段と、 を備えるX線CT装置。 - 【請求項4】 上記ピッチ距離移動は、被検体の体軸方
向に、複数回行うものとした請求項1又は2又は3のX
線CT装置。
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