JP2000237031A - 共同利用宅配受け取り装置及びその設置構造 - Google Patents

共同利用宅配受け取り装置及びその設置構造

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JP2000237031A JP11044699A JP4469999A JP2000237031A JP 2000237031 A JP2000237031 A JP 2000237031A JP 11044699 A JP11044699 A JP 11044699A JP 4469999 A JP4469999 A JP 4469999A JP 2000237031 A JP2000237031 A JP 2000237031A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合住宅の居住者のみに配達人によって特定
される配達物の受取人住戸を知らすことの可能な共同利
用宅配受け取り装置及びその設置構造を提供すること。 【解決手段】 マンション等の集合住宅の共同玄関に設
置される共同利用宅配受け取り装置である。その2つの
側面部2a、2bそれぞれに開口部21、22を有する
箱体2の各開口部に、その錠装置の施錠部をもった扉体
3、4をそれぞれ設ける。配達物の配達先である受取人
住戸を特定する住戸表示部6、7を、一方の側面部2a
は一方の扉体3にて隠蔽される箱体2の開口部21内
側、他方の側面部2bには箱体2の開口部22周辺にそ
れぞれ設ける。箱体2内部に配達物が有ってその箱体が
使用状態中であることを知らせる状態表示部10を、一
方の側面部2a側から確認可能となるように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション等の集
合住宅の共同玄関に設置される共同利用宅配受け取り装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4に示すような、マンショ
ン等の集合住宅において、住戸の居住者の不在時におい
ても、宅配便の配達物受け取りを可能とするための宅配
ボックスが使用に供されている。すなわち、宅配ボック
スの使用頻度がメールボックスAと異なってさほど多く
ないこと、また、各住戸に対応する宅配ボックスとして
の箱体Cを設けたのでは、集合住宅の戸数が多いときに
設置スペースを確保できないことがあり、集合住宅用の
宅配ボックスとしては、このような共同利用宅配受け取
り装置が設置される。
【0003】具体的には、このものは、本出願人にて出
願されて、特開平10−99184として開示されてい
るもので、例えば集合住宅の共同玄関の外玄関に設けら
れる。そして、宅配ボックスの箱体Cと電気的に接続さ
れた、各住戸毎に対応するメールボックスAが設けられ
ており、また、荷物の受け取り捺印用の捺印装置Bが各
住戸毎に設けられたメールボックスAに各々設けられて
いる。そして、一面開口の立方体状箱体である、宅配ボ
ックスには、その箱体Cに納めた配達物の配達先である
受取人住戸を特定するための住戸番号を入力する入力操
作部Dと、入力操作部Dによって入力した住戸番号を表
示する住戸表示部Eとが設けられ、箱体Cの前側に備え
られた扉体Fに設けられた錠装置である電気錠の扉施錠
部が、各住戸毎に予め設定された暗証番号を入力操作部
Dで入力することにより解錠されるようになっている。
【0004】また、本出願人は、特願平9−35182
2として、上記の宅配ボックスの箱体Cをメールボック
スAのようなものとは離して設置することのできる、図
5に示すような共同利用宅配受け取り装置である、宅配
ボックスシステムを提案している。
【0005】すなわち、この場合、入力操作部Dと住戸
表示部Eである番号表示部を備えた複数の宅配ボックス
の箱体C、集中捺印装置ユニットH及び、一括故障診断
や個人の暗証番号登録などを行うツールボックスIを備
えたシステム本体と、このシステム本体とは離れた別体
として設置される番号表示装置Jとを備えて構成されて
いる。そして、各宅配ボックスの入力操作部D及び住戸
表示部Eにて配達物の入庫、取り出しの入力操作及び配
達先住戸番号の表示が行われ、番号表示部、捺印レバ
ー、伝票挿入口の設けられている集中捺印装置ユニット
Hにて、集合住宅を特定する配達物受領印の捺印が行わ
れ、また、番号表示装置Jと住戸表示部Eにて配達先で
ある受取人住戸の住戸番号を表示する。
【0006】上記の各宅配ボックスは、図6(a)に示
すように、その扉体Fは、配達物が箱体C内に納められ
て閉められると自動的に施錠されるとともに、その内部
に配達物が有って使用状態中の旨を知らせる状態表示部
Gが点灯するようになっている。したがって、次に、配
達人がこの状態表示部Gの未点灯の箱体Cを容易に選択
して使用することができる。また、集合住宅の各住戸の
居住者は、自らの住戸番号を番号表示装置Jあるいは住
戸表示部Eにて確認し、暗証番号を入力操作部Dで入力
することにより錠装置を解錠して、図6(b)に示すよ
うに配達物を箱体C内部から取り出すことが出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、配達人は、予め、各住戸の居住者
の不在を、共同玄関あるいは各住戸のインターホン等の
通話手段を用いて確認したのち、上記の宅配ボックスの
入力操作部Dに入力して配達物をその内部に入れる。そ
のため、宅配ボックス前側の住戸表示部Eには、その住
戸の居住者が帰宅するまで、入力操作部Dによって入力
された住居番号が表示されて、集合住宅の居住者以外の
外部の不特定多数の第3者に、その住戸の居住者の不在
の旨が容易に認識されることがあった。したがって、そ
の集合住宅の居住者に限ってのみ住戸の居住者不在状態
の認識を可能とさせる旨の改善が要望されることがあっ
た。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、集合住宅の居住者のみに
配達人によって特定される配達物の受取人住戸を知らす
ことの可能な共同利用宅配受け取り装置及びその設置構
造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の共同利用宅配受け取り装置にあっては、マ
ンション等の集合住宅の共同玄関に設置される共同利用
宅配受け取り装置であって、その2つの側面部それぞれ
に開口部を有する箱体の各開口部に、その錠装置の施錠
部をもった扉体をそれぞれ設け、配達物の配達先である
受取人住戸を特定する住戸表示部を、一方の側面部は一
方の扉体にて隠蔽される箱体の開口部内側、他方の側面
部には箱体の開口部周辺にそれぞれ設け、箱体内部に配
達物が有ってその箱体が使用状態中であることを知らせ
る状態表示部を、一方の側面部側から確認可能となるよ
うに設けてなることを特徴としている。
【0010】この場合、箱体の一方の側面部の側から
は、箱体内部に配達物が有ってその箱体が使用状態中で
あることを知らせる状態表示部が確認可能であって、そ
の開口部内側に設けられた、配達物の配達先である受取
人住戸を特定する住戸表示部が一方の扉体にて隠蔽され
て確認不可能で、他方の側面部の側からは箱体の開口部
周辺に設けられた配達物の配達先である受取人住戸を特
定する住戸表示部が他方の扉体にて隠蔽されず確認可能
となる。
【0011】そして、上記状態表示部を、箱体内部に配
設するとともに、一方の扉体には該状態表示部を箱体外
へ露出させる開口窓を設けることが好ましい。
【0012】この場合、箱体の一方の側面部の側から
は、箱体内部に配達物の有る使用状態中を、箱体内部に
設けられて、箱体外へ扉体の開口窓を介して露出された
状態表示部にて確認できる。
【0013】また、上記の共同利用宅配受け取り装置
は、共同玄関の外玄関と内玄関とを区分する、集合住宅
の居住者のみ開錠可能な電気錠等の施錠手段をもった玄
関扉を有する区画壁等の区分手段の内外にわたって、一
方の側面部を外玄関側、他方の側面部を内玄関側に向け
配設するのが好ましい。
【0014】この場合、共同利用宅配受け取り装置が、
その一方の側面部を外玄関側、他方の側面部を内玄関側
に向けて、集合住宅の居住者のみ開錠可能な電気錠等の
施錠手段をもった玄関扉を有する、共同玄関の外玄関と
内玄関とを区分する区画壁等の区分手段の内外にわたっ
て配設される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明の請求項
1乃至3全てに対応する一実施の形態を示し、図1は、
本発明の一実施の形態の共同利用宅配受け取り装置の概
略構成を示し、(a)、(b)は一方の側面部側から見
た正面図、(c)、(d)は他方の側面部側からみた裏
面図である。図2は、同共同利用宅配受け取り装置の入
力操作部を示す説明図である。図3は、同共同利用宅配
受け取り装置の設置構造の説明図である。
【0016】この実施の形態の共同利用宅配受け取り装
置1は、マンション等の集合住宅の共同玄関に設置され
る共同利用宅配受け取り装置であって、その2つの側面
部2a、2bそれぞれに開口部21、22を有する箱体
2の各開口部に、その錠装置の施錠部をもった扉体3、
4をそれぞれ設け、配達物の配達先である受取人住戸を
特定する住戸表示部6、7を、一方の側面部2aは一方
の扉体3にて隠蔽される箱体2の開口部21内側、他方
の側面部2bには箱体2の開口部22周辺にそれぞれ設
け、箱体2内部に配達物が有ってその箱体が使用状態中
であることを知らせる状態表示部10を、一方の側面部
2a側から確認可能となるように設けてなる。
【0017】又、該実施の形態の共同利用宅配受け取り
装置1においては、状態表示部10を、箱体2内部に配
設するとともに、一方の扉体3には該状態表示部10を
箱体2外へ露出させる開口窓32を設けてもいる。
【0018】又、該実施の形態の共同利用宅配受け取り
装置の設置構造においては、上記の共同利用宅配受け取
り装置1を、共同玄関の外玄関と内玄関とを区分する、
集合住宅の居住者のみ開錠可能な電気錠等の施錠手段を
もった玄関扉12を有する区画壁11等の区分手段の内
外にわたって、一方の側面部2aを外玄関13側、他方
の側面部2bを内玄関14側に向け配設している。
【0019】詳しくは、共同利用宅配受け取り装置1
は、例えば、従来の技術の項にて、図5を用いて説明し
たもののように、複数のものが集合住宅の共同玄関に縦
横に連設されて、前述のツールボックスや集中捺印装置
ユニット等と通信線にて接続し使用することができる。
そして、住戸の居住者の不在時において、宅配便の配達
物受け取りを可能とする。この共同利用宅配受け取り装
置1は、表裏の2方向の側面部に開口部21、22を有
する箱体2と、扉体3、4と、表裏それぞれの住戸表示
部6、7、及び入力操作部8、9を備えた制御部5とを
有して構成され、この制御部5に設けられているマイク
ロコンピュータを介して、前述のツールボックスや、集
中捺印装置ユニット等と連動するよう制御される。
【0020】箱体2は、この場合、鋼板材料にて形成さ
れ、図3に示す如く、集合住宅の共同玄関の区画壁11
の表裏にわたって設置し連設可能となるように、立方体
状で、外玄関13側に面する表側となる一方の側面部2
a側の略全面にわたって開口部21が、内玄関14側に
面する裏側となる他方の側面部2b側の、後述する制御
部5以外の略全部分にわたって開口部22がそれぞれ設
けられている。
【0021】扉体3、4は、上記開口部21、22をそ
れぞれ覆うもので、例えば鋼板材料にて形成され、箱体
2の、表側である一方の側面部2a側に、後述する状態
表示部10を露出させるための開口窓32を有する扉体
3が、裏側である他方の側面部2b側の後述する住戸表
示部7及び入力操作部9の下方に扉体4がそれぞれ開閉
自在に配設される。この扉体3、4は、それぞれ錠装置
として、各開閉ハンドル31、41の動きに連動すると
ともに制御部5にて制御される施錠部(図示せず)をも
った電気錠を備えており、扉体3の電気錠がその裏面側
に設けられている閉じこめ防止操作部33、扉体4の電
気錠がその表面に設けられている逆マスターキー操作部
42の操作にそれぞれ連動して開錠するようになってい
る。なお、逆マスターキーは、集合住宅の各住戸玄関に
設けられているシリンダー錠を開錠する、異なる何れの
鍵を差し込んでも開錠可能な電気錠操作部である。
【0022】制御部5は、扉体3、4に設けられている
上記電気錠の制御と配達物の配達先である受取人住戸の
住戸番号表示の制御等を行うもので、箱体2の内部に一
方の側面部2aと他方の側面部2bにわたって収容され
設けられる。そして、上記のマイクロコンピュータを中
心にして、一方の側面部2aの、受取人住戸の住戸番号
を入力する入力操作部8及び、この入力された住戸番号
を表示する住戸表示部6と、他方の側面部2bの、扉体
4の電気錠を開錠するために各住戸毎に予め設定された
暗証番号を入力する入力操作部9、集合住宅の居住者に
配達物の配達先である受取人住戸の住戸番号を表示する
住戸表示部7と、箱体2内部に配達物が有ってその箱体
2が使用状態中であることを知らせる状態表示部10と
を有して構成されている。
【0023】この場合、入力操作部8、9はテンキーを
有して形成され、具体的には、入力操作部8には、図2
(a)に示すように、テンキー以外に宅配業者等の配達
人が配達物を箱体2内へ置く際に使用する「配達」キー
81が設けられ、入力操作部9には、図2(b)に示す
ように、テンキー以外に各住戸の居住者が箱体2内から
配達物を取り出す際に使用する「受取」キー91が設け
られている。住戸表示部6、7は、7セグLED素子を
並設して形成されている。また、状態表示部10は、緑
色及び赤色点灯の2色点灯可能な2色LED素子にて形
成されている。
【0024】上記の共同利用宅配受け取り装置1は、こ
の場合、図3に示すように、集合住宅の居住者のみ開錠
可能な電気錠等の施錠手段をもった自動扉にて形成され
た玄関扉12の設置された、集合住宅の共同玄関の、外
玄関13と内玄関14とを区分する区分手段に相当する
区画壁11の内外にわたって、箱体2の一方の側面部2
aが外玄関13側、他方の側面部2bが内玄関14側に
向くように設置されている。なお、この場合、外玄関1
3の壁面等には、集合住宅へ来訪した外来者が住戸の居
住者と通話するための通話装置15が設けられ、また、
内玄関14の適宜位置には、メールボックス16が設け
られている。そして、来訪者は、通話装置15にて各住
戸の居住者と通話した後、各住戸の居住者によって玄関
扉12の施錠手段が開錠されて、内玄関14から例えば
エレベータ17らを使用して各住戸に到達できるように
なっている。また、郵便物や新聞等は、その配達人が、
通話装置15を介して予め決められた暗証番号を入力
し、玄関扉12の施錠手段が開錠されるようになってい
る。
【0025】宅配業者などの配達人は、共同利用宅配受
け取り装置1を使用する際に、まず、複数の箱体2のう
ちで緑色点灯している状態表示部10の箱体2の扉体3
を開け、配達物を箱体2内へ載置し、入力操作部8の
「配達」キー81を押す。なお、この複数の箱体2それ
ぞれには、各箱体2を特定するための番号が設定されて
いる。「配達」キー81が押されると、住戸表示部6の
7セグLED素子が「0000」の点滅動作を開始し、
テンキーの入力待ち状態であることを知らせる。そし
て、配達人が、配達先の住戸番号として例えば「10
1」とテンキー入力を行うと、住戸表示部6の表示が
「101」の表示される。なお、このテンキーの入力待
ち状態は、「配達」キー81が押されたのち、例えば1
分間のみ継続するように設定されている。
【0026】次いで、扉体3裏面に設けられている施錠
レバー34を施錠側に設定する。このときに、状態表示
部10のLED素子が緑色から赤色に点灯状態が変わ
り、箱体2内部に配達物が有ってその箱体2が使用状態
中であることがわかる。その後、扉体3を閉鎖すると、
集中捺印装置ユニットが連動制御されて、制御部5のマ
イクロコンピュータから集中捺印装置ユニットへ、通信
線を介して配達先の住戸番号と扉体3の閉鎖状態である
旨の情報とが伝達される。すると、集中捺印装置ユニッ
トに設けられている住戸表示部に配達先の住戸番号の
「0101」表示が点滅動作し、配達人による確認操作
の入力待ち状態である旨を知らせる。
【0027】そして、配達人にて集中捺印装置ユニット
に設けられている「確認」キーを押すと、集中捺印装置
ユニットの制御回路において配達先の住戸番号の検証が
なされ、その住戸番号が正しいときに集中捺印装置ユニ
ットに設けられている捺印レバーを操作し伝票挿入口に
挿入された配達伝票に捺印可能な状態待ちとなって、配
達先の住戸番号の「0101」表示が点灯動作に移行
し、例えば3分間のみこの状態を継続するように設定さ
れている。なお、この動作と並行して箱体2の制御部5
へ向けて、上記の検証結果が伝達されて入力操作部9の
テンキーにて暗証番号を入力し、配達先の住戸番号住戸
の居住者が箱体2内から配達物を取り出すことの可能な
旨を知らせるため、内玄関14側に向いている箱体2の
他方の側面部2bの住戸表示部7に住戸番号の「010
1」を表示する。
【0028】また、集合住宅の居住者は、共同利用宅配
受け取り装置1を使用して配達物を受け取る際に、ま
ず、複数の箱体2のうちで住戸表示部7に自分の住戸番
号を表示している箱体2を確認し、その箱体2の入力操
作部9の「受取」キー91を押し、この操作と連動して
入力操作可能となるテンキーを操作して、予め登録され
ている自分の暗証番号(例えば4桁の番号)を入力す
る。そして、テンキーによって暗証番号が入力される
と、その暗証番号が正しいものであるかどうか、つまり
配達先の住戸番号と正しく対応したものかどうかが検証
され、間違った暗証番号が入力されたときにはエラー音
を鳴動させて「受取」キー91が押される前の状態に戻
る。正しい暗証番号であることが確認されると、箱体2
の制御部5から扉体4に設けられている電気錠へ向けて
開錠信号が出力されその電気錠の施錠部が開錠状態とな
り、また、状態表示部10のLED素子が赤色から緑色
に点灯状態が変わる。そして、居住者は、開錠された扉
体4を開けて箱体2内の配達物を取り出した後、再び、
扉体4を閉める。以上のようにして、集合住宅の居住者
は、共同利用宅配受け取り装置1を使用して配達物の受
け取りを完了する。
【0029】したがって、以上説明した共同利用宅配受
け取り装置1及びその設置構造によると、箱体2の一方
の側面部2aの側からは、箱体2内部に配達物が有って
その箱体2が使用状態中であることを知らせる状態表示
部10が確認可能であって、その開口部21内側に設け
られた、配達物の配達先である受取人住戸を特定する住
戸表示部6が一方の扉体3にて隠蔽されて確認不可能
で、他方の側面部2bの側からは箱体2の開口部22周
辺に設けられた配達物の配達先である受取人住戸を特定
する住戸表示部7が他方の扉体4にて隠蔽されず確認可
能となるので、集合住宅の居住者のみに配達人によって
特定される配達物の受取人住戸を知らすことを可能とさ
せることが出来る。
【0030】そして、箱体2の一方の側面部2aの側か
らは、箱体2内部に配達物の有る使用状態中を、箱体2
内部に設けられて、箱体2外へ扉体3の開口窓32を介
して露出された状態表示部10にて確認できるので、箱
体2の内側に状態表示部10を設けてその箱体2に対応
させ配達人に使用状態中か否かを確認させることができ
て使い勝手を向上でき、しかも、箱体2を容易に連設さ
せ設置できる。
【0031】また、共同利用宅配受け取り装置1が、そ
の一方の側面部2aを外玄関13側、他方の側面部2b
を内玄関14側に向けて、集合住宅の居住者のみ開錠可
能な電気錠等の施錠手段をもった玄関扉12を有する、
共同玄関の外玄関13と内玄関14とを区分する区画壁
11等の区分手段の内外にわたって配設されるので、よ
り確実に集合住宅の居住者のみに、配達人によって特定
される配達物の受取人住戸を知らすことが出来て、集合
住宅の居住者以外の外部の不特定多数の第3者にてその
受取人住戸が認識されることが少ない。
【0032】
【発明の効果】本発明の共同利用宅配受け取り装置及び
その設置構造は、上述の実施態様の如く実施されて、箱
体の一方の側面部の側からは、箱体内部に配達物が有っ
てその箱体が使用状態中であることを知らせる状態表示
部が確認可能であって、その開口部内側に設けられた、
配達物の配達先である受取人住戸を特定する住戸表示部
が一方の扉体にて隠蔽されて確認不可能で、他方の側面
部の側からは箱体の開口部周辺に設けられた配達物の配
達先である受取人住戸を特定する住戸表示部が他方の扉
体にて隠蔽されず確認可能となるので、集合住宅の居住
者のみに配達人によって特定される配達物の受取人住戸
を知らすことを可能とさせることが出来る。
【0033】そして、箱体の一方の側面部の側からは、
箱体内部に配達物の有る使用状態中を、箱体内部に設け
られて、箱体外へ扉体の開口窓を介して露出された状態
表示部にて確認できるので、箱体の内側に状態表示部を
設けてその箱体に対応させ配達人に使用状態中か否かを
確認させることができて使い勝手を向上でき、しかも、
箱体を容易に連設させ設置できる。
【0034】また、共同利用宅配受け取り装置が、その
一方の側面部を外玄関側、他方の側面部を内玄関側に向
けて、集合住宅の居住者のみ開錠可能な電気錠等の施錠
手段をもった玄関扉を有する、共同玄関の外玄関と内玄
関とを区分する区画壁等の区分手段の内外にわたって配
設されるので、より確実に集合住宅の居住者のみに、配
達人によって特定される配達物の受取人住戸を知らすこ
とが出来て、集合住宅の居住者以外の外部の不特定多数
の第3者にてその受取人住戸が認識されることが少な
い。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の共同利用宅配受け取り
装置の概略構成を示し、(a)、(b)は一方の側面部
側から見た正面図、(c)、(d)は他方の側面部側か
らみた裏面図である。
【図2】同共同利用宅配受け取り装置の入力操作部を示
す説明図である。
【図3】同共同利用宅配受け取り装置の設置構造の説明
図である。
【図4】本発明の従来例である共同利用宅配受け取り装
置を示す正面図である。
【図5】本発明の他の従来例である共同利用宅配受け取
り装置を示す正面図である。
【図6】同共同利用宅配受け取り装置の箱体を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 共同利用宅配受け取り装置 2 箱体 21、22 開口部 2a 側面部(一方の側面部) 2b 側面部(他方の側面部) 3 扉体(一方の扉体) 32 開口窓 4 扉体(他方の扉体) 6、7 住戸表示部 10 状態表示部 11 区画壁 12 玄関扉 13 外玄関 14 内玄関

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンション等の集合住宅の共同玄関に設
    置される共同利用宅配受け取り装置であって、 その2つの側面部それぞれに開口部を有する箱体の各開
    口部に、その錠装置の施錠部をもった扉体をそれぞれ設
    け、配達物の配達先である受取人住戸を特定する住戸表
    示部を、一方の側面部は一方の扉体にて隠蔽される箱体
    の開口部内側、他方の側面部には箱体の開口部周辺にそ
    れぞれ設け、箱体内部に配達物が有ってその箱体が使用
    状態中であることを知らせる状態表示部を、一方の側面
    部側から確認可能となるように設けてなる共同利用宅配
    受け取り装置。
  2. 【請求項2】 状態表示部を、箱体内部に配設するとと
    もに、一方の扉体には該状態表示部を箱体外へ露出させ
    る開口窓を設けたとを特徴とする請求項1記載の共同利
    用宅配受け取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の共同利用宅配受け
    取り装置を、共同玄関の外玄関と内玄関とを区分する、
    集合住宅の居住者のみ開錠可能な電気錠等の施錠手段を
    もった玄関扉を有する区画壁等の区分手段の内外にわた
    って、一方の側面部を外玄関側、他方の側面部を内玄関
    側に向け配設したことを特徴とする共同利用宅配受け取
    り装置の設置構造。
JP04469999A 1999-02-23 1999-02-23 共同利用宅配受け取り装置及びその設置構造 Expired - Fee Related JP3635970B2 (ja)

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