JP2000236908A - 靴の中底または靴底 - Google Patents

靴の中底または靴底

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JP2000236908A
JP2000236908A JP11044730A JP4473099A JP2000236908A JP 2000236908 A JP2000236908 A JP 2000236908A JP 11044730 A JP11044730 A JP 11044730A JP 4473099 A JP4473099 A JP 4473099A JP 2000236908 A JP2000236908 A JP 2000236908A
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Hajime Shibata
一 柴田
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HIMIKO CO Ltd
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    • A43B7/144Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts with pads or holes on one or more locations, or having an anatomical or curved form characterised by the location under the foot situated under the heel, i.e. the calcaneus bone
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    • A43B7/146Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts with pads or holes on one or more locations, or having an anatomical or curved form with special properties provided with acupressure points or means for foot massage

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行時の衝撃を吸収しながら足裏をマッサー
ジし、底板とカバーとの溶着を確実にすること。 【解決手段】 底板1の上面には凹部12と肉厚の外周部
13が形成され、この凹部は、足根の面と中足の面とに相
当する形状であり、凹部12内の底面には複数のブレード
11が形成されており、このブレードは底板1の長手方向
と直交する方向に形成され、かつ踵に向けて傾斜状であ
る。底板1にカバー2を接着させるには、両方の凹部1
2,21 の外周を囲んで均一幅の溶着部3,4 を高周波ウエ
ルダによって溶着してあり、この凹部内に流体が注入し
てある。溶着部3,4 の幅が均一であるため接着強度も均
一になり、水漏れが防止できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定感のある快適
な歩行感をもたらしながら歩行時の衝撃を吸収するとと
もに、足裏を刺激してマッサージする靴の中底または靴
底に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から本願出願人は歩行時の衝撃を吸
収すると共に足裏を刺激してマッサージする靴の中底ま
たは靴底を提案し、この中底または靴底の構成は、底板
と、この底板に一体に形成してある複数のブレードと、
この底板の外周に接着してあるカバーと、上記底板と上
記カバーとの間に注入されている流体とからなり、上記
底板の上面には足裏に相当する形状の凹部が形成してあ
り、上記ブレードは上記底板の上記凹部内に一体的に形
成されたもので、この底板の長手方向と直交する方向に
向けかつ傾斜状であり、上記カバーは足裏に相当する形
状の凹部とこの凹部の外周に所定幅の外周部が形成して
あり、上記カバーの外周部は上記底板の外周部全面を溶
着してあるもの(例えば特許第2549602号特許公
報)である。さらに、上記ブレードの中間部には流体の
移動を可能とする溝部を形成し、このブレードのそれぞ
れの外端はウェブを介して上記底板の縁部の内端と連結
し、このウェブは上記ブレードより小さく上記流体の移
動を可能とするもの(特許第1959712号特許公
報)も提案している。これらは既に実施化してユーザの
好評を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の靴の中
底、靴底は歩行時に足裏全体を刺激することによりマッ
サージするものであるが、人が歩行する場合、まず踵を
着地させ、次にこの踵から足のほぼ中央部までの足根
(そくこん)、この足根から指のつけねのところまでの
中足(ちゅうそく)を着地させ、最後に足指で地面を蹴
る一連の動作によって行われるものである。
【0004】ところが、歩行時の衝撃を吸収し且つマッ
サージに必要な底板,カバーの凹部の形状は足指を含む
足裏全面に対応しており、かつこの凹部内に流体が注入
されているため、歩行時の足指で地面を蹴る力がこの流
体により緩和され、そのため歩行し難い点がある。例え
ば、砂場を歩くときに似ている。また、足指のつけねの
「つぼ」を刺激しながら長く歩行していても通常の人に
は何も問題はないが、歩行癖に特異性のある人、また
は、内臓疾患のある人、又は生理的機能に障害がある人
の場合、足にしびれや痛みを感じる人がいることが判明
した。
【0005】また、底板とカバーとの接合面の接着は凹
部以外の全ての面を高周波ウェルダによる溶着で行われ
ているが、この接合面は足先の前方の比較的広い面積の
接合面と凹部の両側の狭い面積の部分がある。そのた
め、この広い部分の溶着強度に重点をおき、この広い部
分の所定の溶着強度を得るため強い高周波を用いると、
溶着面全体の溶着強度が一様でなくなり、そのため、中
底、靴底の全体にねじれ現象が生じたり、さらに、水漏
れの原因となる。
【0006】また、従来のブレードの形状は長方形で、
中央部に溝部が形成され、両端をウェブを介して底板の
縁部の内壁に連結している形状であるため複雑な金型が
必要であり、成形作業が煩雑である。さらに、流体の流
れを円滑にするためにはブレードの高さをウェブより所
定以上高くして流体が流れる空隙を広くする必要があ
り、そのためブレード全体が高くなり、その結果として
底板全体が厚くならざるを得なくなる。これは靴の履き
心地とデザインの自由度を制限する。
【0007】そこで、本発明の目的は安定感のある快適
な歩行感をもたらしながら歩行時の衝撃を吸収するとと
もに、足裏を刺激してマッサージするものであり、ブレ
ードの成形が容易であり、底板とカバーとの溶着を確実
にして水漏れのない靴の中底または靴底を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明の第1の特徴は、底板と、この底板に一
体に形成してある複数のブレードと、この底板の外周に
接着してあるカバーと、上記底板と上記カバーとの間に
注入されている流体とからなり、上記底板は熱可塑性樹
脂を素材とし、かつ上面には凹部が形成してあり、上記
複数のブレードは上記底板の上記凹部内に形成されたも
ので、この底板の長手方向と直交する方向に向け、かつ
踵に向けて傾斜状である靴の中底または靴底において、
上面には足根と中足に相当する形状の凹部が形成してあ
るところにある。この足根と中足に相当する形状の凹部
とは、この凹部の平面形状において足裏の足根と中足に
相当する形状、または、この形状を縮小したもので、足
指のつけねにはなるべく至っていない方がよい。
【0009】第2の特徴は上記ブレードの外形は上方に
湾曲したものであり、このブレードの両端部と上記底板
の上記凹部の内壁との間に空隙があるところにある。
【0010】第3の特徴は上記第2の特徴において、上
記ブレードの内、足の小指と薬指との間に対応する複数
個所のブレードの端部を水圧を減少させるために他のブ
レードに比較して膨出させてあるところにある。
【0011】第4の特徴は上記ブレードの内、足の親指
と小指との間に対応する複数個所のブレードの両端部を
水圧を減少させるために他のブレードに比較して膨出さ
せてあるところにある。
【0012】第5の特徴は上記底板と上記カバーとの接
合面は上記凹部の外周を囲んで均一幅に溶着してあり、
かつこの溶着個所の外周は非溶着状態であるところにあ
る。
【0013】第6の特徴は上記第5の特徴において、上
記底板と上記カバーとの非溶着の接合面にはスポット溶
着が施してあるところにある。
【0014】第7の特徴は上記カバーの表面には凹凸模
様が形成してあるところにある。
【0015】第8の特徴は上記底板の下面にはシートが
接着してあるところにある。
【0016】第9の特徴は上記流体は水透過性が低く蒸
発し難いものであるところにある。
【0017】第10の特徴は上記流体は腐敗し難いもの
であるところにある。
【0018】さらに、第11の特徴は上記流体には不凍
液が混入してあるところにある。
【0019】
【発明の実施の形態】そこで、図面を参照して本発明の
実施の態様を説明する。本発明の構成を大別すると、底
板1と、この底板に一体に形成してある複数のブレード
11,111〜114と、この底板に接着してあるカバ
ー2と、上記底板と上記カバーとの間に注入されている
流体とからなるものである。
【0020】そこで、図1〜3を参照して左足用の底板
1の構造を説明すると、この底板は熱可塑性樹脂を素材
とし射出成形により一体的に成形されるものである。そ
して、底板1の上面には、凹部12とこの凹部の外周に
肉厚の外周部13が形成してある。凹部12の形状は、
踵の部分から足のほぼ中央部までの面、つまり足根の面
と、この足根から指のつけねまでの部分、つまり中足の
面とに相当する形状であるが、この形状にはこの足根、
中足に相当する形状を縮小した形状も含む。勿論、凹部
12の先端の一部は指のつけねに至っていてもよいが、
なるべく指のつけねに至らない方が望ましい。凹部12
内の底面には複数のブレード11…、111、112、
113、114が一体的に形成されており、このブレー
ドは底板1の長手方向と直交する方向、つまり図1の左
右方向に向けて形成され、かつ図2に示すように、踵に
向けて傾斜状である。
【0021】ブレード11…の外形は、図5(A)に示
すように、上方が緩やかに湾曲した円弧状で、このブレ
ードの両端は凹部12の内壁12aには到達していない
ため、このブレードの両端部とこの内壁12aとの間に
大きな空隙Vがあり、この空隙は流体の移動を容易にす
る。
【0022】また、図4に示すように、ブレード11…
の内、足の小指と薬指との間に対応する複数個所のブレ
ード111、112、113、114のそれぞれの一方
の上端部111a、112a、113a、114aの形
状は曲率を大きくしたもの、つまりブレード113を例
示して示す図5(B)に示すように、ブレード113の
左上端部113aの形状は他のブレード11の上端部に
比較して膨出した形状になっている。そのため、ブレー
ド111〜114の上端部111a〜114aと凹部1
2の内壁12a面との間の空隙vは他のブレード11…
の空隙Vに比較して狭くなっており、そのため、外部か
ら受ける押圧力による水圧をこの上端部111a〜11
4aが減少させ流体の移動を少なくする。
【0023】底板1の凹部12内の内壁12a内には肉
厚部13aが形成してあり、外周部13に向けて次第に
傾斜状に厚く連続的に形成してある。
【0024】また、底板1の凹部12の外周部13の上
半部の面積がこの凹部の両側の外周部より広く形成して
あるのは、靴のサイズに合わせて切断し調整可能なも
の、いわゆるバリエーション用の個所とするためであ
る。ブレード11の高さは外周部13より高くなってい
て、靴の中底または靴底を完成した状態ではカバー2の
凹部21がブレード11、111〜114のそれぞれを
押圧し屈曲させることにより、このブレードとこのカバ
ーの凹部との密着性を高め、ブレードが足裏を刺激して
マッサージが可能となっている。
【0025】次に、カバー2の構造について説明する。
【0026】カバー2は底板1と同質の熱可塑性の合成
樹脂を素材としており、このカバーにも凹部21が形成
してあり、この凹部の外周には外周部22が形成してあ
り、この凹部やこの外周部の平面形状は底板1の凹部1
2や外周部13の形状に一致し、さらに、この外周部2
2は底板1の外周部13の厚さと同一である。カバー2
の凹部21内の外縁には所定幅の肉厚部22aが形成し
てあり、この肉厚部は肉厚の外周部22に向けて次第に
傾斜状に厚く連続的に形成してある。また、カバー2の
表面には、図示していないが、凹凸模様、例えば畳状や
梨地の模様が形成してあり、このカバーの上面に汗が水
滴となって溜まることを防止すると同時に水滴の拡散、
蒸発を促進させる。
【0027】底板1とカバー2とを接着させるには、両
者の同一厚の外周部13、22を接合させ、両方の凹部
12、21の外周を囲んで均一幅の溶着部3、4を高周
波ウエルダによって溶着してあり、かつこの溶着部の外
周は非溶着状態のまま接合状態にある。このように溶着
部3、4の幅が全体に均一であるため、接着強度も均一
になり、中底、靴底全体が平面状態を維持し、且つ水漏
れが防止できる。さらに、この非溶着の接合面には、図
1に示すように3個所にスポット溶着5が施してあるた
め、砂やごみがこの非溶着の接合面内に侵入するのを防
止する。
【0028】また、図2、図3、図5に示すように、底
板1の下面にはシート6が接着してあり、万一流体がこ
の底板を通過して漏水しても、このシートにより漏水に
よる歩行の不快感を低減させることができる。
【0029】そこで、底板1とカバー2とを溶着した
後、両者の凹部12、21内に注入口7(図1、3)か
ら流体、例えば水を注入し、この注入口部を溶融するこ
とにより封止する。流体は水透過性が低く蒸発し難い特
質のもの、さらに、流動性がよく腐敗し難い溶液を使用
する。また、寒冷地では流体が凍結して、いわゆるパン
クする恐れがあるので、この流体には不凍液を混入して
おくことは、さらに望ましく、そのため、プロピレン・
グリコールを混入し、自然蒸発による衝撃吸収力の低下
を防ぐことができる。
【0030】以上の構成を有する中底を靴内に挿入した
もの、または靴底の靴を履くと、一歩一歩歩くごとに、
流体が凹部12、21内を各ブレード11、111〜1
14の間を前後左右にアトランダムに移動し、同時に各
ブレードの両端部の空隙V、v内を長手方向(前後方
向)に往復移動することにより、着用者に安定感のある
快適な歩行感を与え、流体により歩行時の衝撃を吸収
し、このブレードが有する弾力を流体が緩和して足裏を
刺激し、長時間の歩行にも苦痛がなく、足裏を継続的に
マッサージするものである。
【0031】前記の実施例では、ブレード11…の内、
足の小指と薬指との間に対応する複数個所のブレード1
11、112、113、114のそれぞれの一方の上端
部111a、112a、113a、114aの形状は曲
率を大きくしたものであったが、他の実施例として、図
6に示すようにブレードの内、足の親指と小指との間に
対応する複数個所のブレード111b、112b、11
3b、114b(113bのみ図示)の両端部を水圧を
減少させるために他のブレードに比較して膨出させるよ
うにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、底板の凹部の形状を足
根と中足に相当するものとしたため砂の上を歩くような
不安定な感じがなく安定感のある快適な歩行感をもたら
し、足の指のつけねのツボを刺激することが少ない、ま
たは刺激することが少ないため長く歩行しても痛みを感
じることがない。また、ブレードの外形は湾曲した円弧
状であり、このブレードの両端部と上記底板の上記凹部
の内壁との間に空隙があるようになっているので、従来
のブレードに比して簡単な形状であるため金型の製造と
成形加工が簡単になる。また、ブレードの内、足の小指
と薬指との間に対応する個所、または、足の親指と小指
との間に対応する個所のブレードの端部を膨出させた形
状にしてあるため水圧による流体の洩れをより確実に防
止できる。また、底板とカバーとの接合面はそれぞれの
凹部の外周を囲んで均一幅に溶着してあるため、所定の
溶着強度を得るため強い高周波を用いても、中底、靴底
の全体にねじれ現象が生ずることなく、且つ流体の洩れ
をより確実に防止できる。さらに、上記底板と上記カバ
ーとの非溶着の接合面にはスポット溶着が施してある
と、砂やごみの侵入を防止できる。また、上記カバーの
表面には凹凸模様が形成してあると汗の拡散と蒸発を促
進させることができ、さらに、上記底板の下面にはシー
トが接着してあると万一の漏水の場合の歩行時の不快感
を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図である。
【図2】底板、カバーの長手方向に切断した断面図であ
る。
【図3】底板、カバーの一部を切断し省略した斜面図で
ある。
【図4】底板の上部を拡大した平面図である。
【図5】図5(A)は図4のa−a線一部省略拡大断面
図である。図5(B)は図4のb−b線一部省略拡大断
面図である。
【図6】他の実施例を示す一部省略拡大断面図である。
【符号の説明】 1 底板 11 ブレード 111 ブレード 112 ブレード 113 ブレード 114 ブレード 111a ブレード111の膨出した上端部 112a ブレード112の膨出した上端部 113a ブレード113の膨出した上端部 114a ブレード114の膨出した上端部 12 凹部 12a 凹部の内壁部 13 底板の外周部 13a 底板の肉厚部 2 カバー 21 カバーの凹部 22 カバーの外周部 3 底板の溶着面 4 カバーの溶着面 5 スポット溶着部 6 シート V ブレード11の端部と底板の内壁面12a
との空隙 v ブレード111〜114の端部11a〜1
14aと底板の内壁面12aとの空隙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月29日(2000.5.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定感のある快適
な歩行感をもたらしながら歩行時の衝撃を吸収するとと
もに、足裏を刺激してマッサージする靴の中底または靴
底に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から本願出願人は歩行時の衝撃を吸
収すると共に足裏を刺激してマッサージする靴の中底ま
たは靴底を提案し、この中底または靴底の構成は、底板
と、この底板に一体に形成してある複数のブレードと、
この底板の外周に接着してあるカバーと、上記底板と上
記カバーとの間に注入されている流体とからなり、上記
底板の上面には足裏に相当する形状の凹部が形成してあ
り、上記ブレードは上記底板の上記凹部内に一体的に形
成されたもので、この底板の長手方向と直交する方向に
向けかつ傾斜状であり、上記カバーは足裏に相当する形
状の凹部とこの凹部の外周に所定幅の外周部が形成して
あり、上記カバーの外周部は上記底板の外周部全面を溶
着してあるもの(例えば特許第2549602号特許公
報)である。さらに、上記ブレードの中間部には流体の
移動を可能とする溝部を形成し、このブレードのそれぞ
れの外端はウェブを介して上記底板の縁部の内端と連結
し、このウェブは上記ブレードより小さく上記流体の移
動を可能とするもの(特許第1959712号特許公
報)も提案している。これらは既に実施化してユーザの
好評を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の靴の中
底、靴底は歩行時に足裏全体を刺激することによりマッ
サージするものであるが、人が歩行する場合、まず踵を
着地させ、次にこの踵から足のほぼ中央部までの足根
(そくこん)、この足根から指のつけねのところまでの
中足(ちゅうそく)を着地させ、最後に足指で地面を蹴
る一連の動作によって行われるものである。
【0004】ところが、歩行時の衝撃を吸収し且つマッ
サージに必要な底板、カバーの凹部の形状は足指を含む
足裏全面に対応しており、かつこの凹部内に流体が注入
されているため、歩行時の足指で地面を蹴る力がこの流
体により緩和され、そのため歩行し難い点がある。例え
ば、砂場を歩くときに似ている。また、足指のつけねの
「つぼ」を刺激しながら長く歩行していても通常の人に
は何も問題はないが、歩行癖に特異性のある人、また
は、内臓疾患のある人、又は生理的機能に障害がある人
の場合、足にしびれや痛みを感じる人がいることが判明
した。
【0005】また、底板とカバーとの接合面の接着は凹
部以外の全ての面を高周波ウェルダによる溶着で行われ
ているが、この接合面は足先の前方の比較的広い面積の
接合面と凹部の両側の狭い面積の部分がある。そのた
め、この広い部分の溶着強度に重点をおき、この広い部
分の所定の溶着強度を得るため強い高周波を用いると、
溶着面全体の溶着強度が一様でなくなり、そのため、中
底、靴底の全体にねじれ現象が生じたり、さらに、水漏
れの原因となる。
【0006】また、従来のブレードの形状は長方形で、
中央部に溝部が形成され、両端をウェブを介して底板の
縁部の内壁に連結している形状であるため複雑な金型が
必要であり、成形作業が煩雑である。さらに、流体の流
れを円滑にするためにはブレードの高さをウェブより所
定以上高くして流体が流れる空隙を広くする必要があ
り、そのためブレード全体が高くなり、その結果として
底板全体が厚くならざるを得なくなる。これは靴の履き
心地とデザインの自由度を制限する。
【0007】そこで、本発明の目的は安定感のある快適
な歩行感をもたらしながら歩行時の衝撃を吸収するとと
もに、足裏を刺激してマッサージするものであり、ブレ
ードの成形が容易であり、底板とカバーとの溶着を確実
にして水漏れのない靴の中底または靴底を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明の第1の特徴は、底板と、この底板に一
体に形成してある複数のブレードと、この底板の外周に
接着してあるカバーと、上記底板と上記カバーとの間に
注入されている流体とからなり、上記底板は熱可塑性樹
脂を素材とし、かつ上面には凹部が形成してあり、上記
複数のブレードは上記底板の上記凹部内に形成されたも
ので、この底板の長手方向と直交する方向に向け、かつ
踵に向けて傾斜状である靴の中底または靴底において、
上面には足根と中足に相当する形状の凹部が形成してあ
るところにある。この足根と中足に相当する形状の凹部
とは、この凹部の平面形状において足裏の足根と中足に
相当する形状、または、この形状を縮小したもので、足
指のつけねにはなるべく至っていない方がよい。
【0009】第2の特徴は上記ブレードの外形は上方に
湾曲したものであり、このブレードの両端部と上記底板
の上記凹部の内壁との間に空隙があるところにある。
【0010】第3の特徴は上記第2の特徴において、上
記ブレードの内、足の小指と薬指との間に対応する複数
個所のブレードの端部を水圧を減少させるために他のブ
レードに比較して膨出させてあるところにある。
【0011】第4の特徴は上記ブレードの内、足の親指
と小指との間に対応する複数個所のブレードの両端部を
水圧を減少させるために他のブレードに比較して膨出さ
せてあるところにある。
【0012】第5の特徴は上記底板と上記カバーとの接
合面は上記凹部の外周を囲んで均一幅に溶着してあり、
かつこの溶着個所の外周は非溶着状態であるところにあ
る。
【0013】第6の特徴は上記第5の特徴において、上
記底板と上記カバーとの非溶着の接合面にはスポット溶
着が施してあるところにある。
【0014】第7の特徴は上記カバーの表面には凹凸模
様が形成してあるところにある。
【0015】第8の特徴は上記底板の下面にはシートが
接着してあるところにある。
【0016】第9の特徴は上記流体は水透過性が低く蒸
発し難いものであるところにある。
【0017】第10の特徴は上記流体は腐敗し難いもの
であるところにある。
【0018】さらに、第11の特徴は上記流体には不凍
液が混入してあるところにある。
【0019】
【発明の実施の形態】そこで、図面を参照して本発明の
実施の態様を説明する。本発明の構成を大別すると、底
板1と、この底板に一体に形成してある複数のブレード
11,111〜114と、この底板に接着してあるカバ
ー2と、上記底板と上記カバーとの間に注入されている
流体とからなるものである。
【0020】そこで、図1〜3を参照して左足用の底板
1の構造を説明すると、この底板は熱可塑性樹脂を素材
とし射出成形により一体的に成形されるものである。そ
して、底板1の上面には、凹部12とこの凹部の外周に
肉厚の外周部13が形成してある。凹部12の形状は、
踵の部分から足のほぼ中央部までの面、つまり足根の面
と、この足根から指のつけねまでの部分、つまり中足の
面とに相当する形状であるが、この形状にはこの足根、
中足に相当する形状を縮小した形状も含む。勿論、凹部
12の先端の一部は指のつけねに至っていてもよいが、
なるべく指のつけねに至らない方が望ましい。凹部12
内の底面には複数のブレード11…、111、112、
113、114が一体的に形成されており、このブレー
ドは底板1の長手方向と直交する方向、つまり図1の左
右方向に向けて形成され、かつ図2に示すように、踵に
向けて傾斜状である。
【0021】ブレード11…の外形は、図5(A)に示
すように、上方が緩やかに湾曲した円弧状で、このブレ
ードの両端は凹部12の内壁12aには到達していない
ため、このブレードの両端部とこの内壁12aとの間に
大きな空隙Vがあり、この空隙は流体の移動を容易にす
る。
【0022】また、図4に示すように、ブレード11…
の内、足の小指と薬指との間に対応する複数個所のブレ
ード111、112、113、114のそれぞれの一方
の上端部111a、112a、113a、114aの形
状は曲率を大きくしたもの、つまりブレード113を例
示して示す図5(B)に示すように、ブレード113の
左上端部113aの形状は他のブレード11の上端部に
比較して膨出した形状になっている。そのため、ブレー
ド111〜114の上端部111a〜114aと凹部1
2の内壁12aとの間の空隙vは他のブレード11…の
空隙Vに比較して狭くなっており、そのため、外部から
受ける押圧力による水圧をこの上端部111a〜114
aが減少させ流体の移動を少なくする。
【0023】底板1の凹部12内の内壁12a内には肉
厚部13aが形成してあり、外周部13に向けて次第に
傾斜状に厚く連続的に形成してある。
【0024】また、底板1の凹部12の外周部13の上
半部の面積がこの凹部の両側の外周部より広く形成して
あるのは、靴のサイズに合わせて切断し調整可能なも
の、いわゆるバリエーション用の個所とするためであ
る。ブレード11の高さは外周部13より高くなってい
て、靴の中底または靴底を完成した状態ではカバー2の
凹部21がブレード11、111〜114のそれぞれを
押圧し屈曲させることにより、このブレードとこのカバ
ーの凹部との密着性を高め、ブレードが足裏を刺激して
マッサージが可能となっている。
【0025】次に、カバー2の構造について説明する。
【0026】カバー2は底板1と同質の熱可塑性の合成
樹脂を素材としており、このカバーにも凹部21が形成
してあり、この凹部の外周には外周部22が形成してあ
り、この凹部やこの外周部の平面形状は底板1の凹部1
2や外周部13の形状に一致し、さらに、この外周部2
2は底板1の外周部13の厚さと同一である。カバー2
の凹部21内の内壁21a内には所定幅の肉厚部22a
が形成してあり、この肉厚部は肉厚の外周部22に向け
て次第に傾斜状に厚く連続的に形成してある。また、カ
バー2の表面には、図示していないが、凹凸模様、例え
ば畳状や梨地の模様が形成してあり、このカバーの上面
に汗が水滴となって溜まることを防止すると同時に水滴
の拡散、蒸発を促進させる。
【0027】底板1とカバー2とを接着させるには、両
者の同一厚の外周部13、22を接合させ、両方の凹部
12、21の外周を囲んで均一幅の溶着部3、4を高周
波ウエルダによって溶着してあり、かつこの溶着部の外
周は非溶着状態のまま接合状態にある。このように溶着
部3、4の幅が全体に均一であるため、接着強度も均一
になり、中底、靴底全体が平面状態を維持し、且つ水漏
れが防止できる。さらに、この非溶着の接合面には、図
1に示すように3個所にスポット溶着5が施してあるた
め、砂やごみがこの非溶着の接合面内に侵入するのを防
止する。
【0028】また、図2、図3、図5に示すように、底
板1の下面にはシート6が接着してあり、万一流体がこ
の底板を通過して漏水しても、このシートにより漏水に
よる歩行の不快感を低減させることができる。
【0029】そこで、底板1とカバー2とを溶着した
後、両者の凹部12、21内に注入口7(図1、3)か
ら流体、例えば水を注入し、この注入口部を溶融するこ
とにより封止する。流体は水透過性が低く蒸発し難い特
質のもの、さらに、流動性がよく腐敗し難い溶液を使用
する。また、寒冷地では流体が凍結して、いわゆるパン
クする恐れがあるので、この流体には不凍液を混入して
おくことは、さらに望ましく、そのため、プロピレン・
グリコールを混入し、自然蒸発による衝撃吸収力の低下
を防ぐことができる。
【0030】以上の構成を有する中底を靴内に挿入した
もの、または靴底の靴を履くと、一歩一歩歩くごとに、
流体が凹部12、21内を各ブレード11、111〜1
14の間を前後左右にアトランダムに移動し、同時に各
ブレードの両端部の空隙V、v内を長手方向(前後方
向)に往復移動することにより、着用者に安定感のある
快適な歩行感を与え、流体により歩行時の衝撃を吸収
し、このブレードが有する弾力を流体が緩和して足裏を
刺激し、長時間の歩行にも苦痛がなく、足裏を継続的に
マッサージするものである。
【0031】前記の実施例では、ブレード11…の内、
足の小指と薬指との間に対応する複数個所のブレード1
11、112、113、114のそれぞれの一方の上端
部111a、112a、113a、114aの形状は曲
率を大きくしたものであったが、他の実施例として、図
6に示すようにブレードの内、足の親指と小指との間に
対応する複数個所のブレード111、112、113、
114(113のみ図示)の両端部111a〜114a
及び111b〜114bを水圧を減少させるために他の
ブレードに比較して膨出させるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、底板の凹部の形状を足
根と中足に相当するものとしたため砂の上を歩くような
不安定な感じがなく安定感のある快適な歩行感をもたら
し、足の指のつけねのツボを刺激することが少ないた
め、長く歩行しても痛みを感じることがない。また、ブ
レードの外形は湾曲した円弧状であり、このブレードの
両端部と上記底板の上記凹部の内壁との間に空隙がある
ようになっているので、従来のブレードに比して簡単な
形状であるため金型の製造と成形加工が簡単になる。ま
た、ブレードの内、足の小指と薬指との間に対応する個
所、または、足の親指と小指との間に対応する個所のブ
レードの端部を膨出させた形状にしてあるため水圧によ
る流体の洩れをより確実に防止できる。また、底板とカ
バーとの接合面はそれぞれの凹部の外周を囲んで均一幅
に溶着してあるため、所定の溶着強度を得るため強い高
周波を用いても、中底、靴底の全体にねじれ現象が生ず
ることなく、且つ流体の洩れをより確実に防止できる。
さらに、上記底板と上記カバーとの非溶着の接合面には
スポット溶着が施してあると、砂やごみの侵入を防止で
きる。また、上記カバーの表面には凹凸模様が形成して
あると汗の拡散と蒸発を促進させることができ、さら
に、上記底板の下面にはシートが接着してあると万一の
漏水の場合の歩行時の不快感を低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図である。
【図2】底板、カバーの長手方向に切断した断面図であ
る。
【図3】底板、カバーの一部を切断し省略した斜面図で
ある。
【図4】底板の上部を拡大した平面図である。
【図5】図5(A)は図4のa−a線一部省略拡大断面
図である。図5(B)は図4のb−b線一部省略拡大断
面図である。
【図6】他の実施例を示す一部省略拡大断面図である。
【符号の説明】 1 底板 11 ブレード 111 ブレード 112 ブレード 113 ブレード 114 ブレード111a、111b ブレード111の膨出した上端
112a、112b ブレード112の膨出した上端
113a、113b ブレード113の膨出した上端
114a、114b ブレード114の膨出した上端
部 12 凹部 12a 凹部の内壁部 13 底板の外周部 13a 底板の肉厚部 2 カバー 21 カバーの凹部 22 カバーの外周部 3 底板の溶着面 4 カバーの溶着面 5 スポット溶着部 6 シート V ブレード11の端部と底板凹部の内壁12
aとの空隙 v ブレード111〜114の端部111a〜
114aと底板の内壁12aとの空隙
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と、この底板に一体に形成してある
    複数のブレードと、この底板の外周に接着してあるカバ
    ーと、上記底板と上記カバーとの間に注入されている流
    体とからなり、上記底板は熱可塑性樹脂を素材とし、か
    つ上面には凹部が形成してあり、上記複数のブレードは
    上記底板の上記凹部内に形成されたもので、この底板の
    長手方向と直交する方向に向け、かつ踵に向けて傾斜状
    である靴の中底または靴底において、 上記底板は熱可塑性樹脂を素材とし、かつ上面には足根
    と中足に相当する形状の凹部が形成してあることを特徴
    とする靴の中底または靴底。
  2. 【請求項2】 底板と、この底板に一体に形成してある
    複数のブレードと、この底板の外周に接着してあるカバ
    ーと、上記底板と上記カバーとの間に注入されている流
    体とからなり、上記底板は熱可塑性樹脂を素材とし、か
    つ上面には凹部が形成してあり、上記複数のブレードは
    上記底板の上記凹部内に形成されたもので、この底板の
    長手方向と直交する方向に向け、かつ踵に向けて傾斜状
    である靴の中底または靴底において、 上記ブレードの外形は上方に湾曲したものであり、この
    ブレードの両端部と上記底板の上記凹部の内壁との間に
    空隙があることを特徴とする靴の中底または靴底。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記ブレードの内、
    足の小指と薬指との間に対応する複数個所のブレードの
    端部を水圧を減少させるために他のブレードに比較して
    膨出させてあることを特徴とする靴の中底または靴底。
  4. 【請求項4】 請求項2において、上記ブレードの内、
    足の親指と小指との間に対応する複数個所のブレードの
    両端部を水圧を減少させるために他のブレードに比較し
    て膨出させてあることを特徴とする靴の中底または靴
    底。
  5. 【請求項5】 底板と、この底板に一体に形成してある
    複数のブレードと、この底板の外周に接着してあるカバ
    ーと、上記底板と上記カバーとの間に注入されている流
    体とからなり、上記底板は熱可塑性樹脂を素材とし、か
    つ上面には凹部が形成してあり、上記複数のブレードは
    上記底板の上記凹部内に形成されたもので、この底板の
    長手方向と直交する方向に向け、かつ踵に向けて傾斜状
    である靴の中底または靴底において、 上記底板と上記カバーとの接合面は上記凹部の外周を囲
    んで均一幅に溶着してあり、かつこの溶着個所の外周は
    非溶着状態であることを特徴とする靴の中底または靴
    底。
  6. 【請求項6】 請求項5において、上記底板と上記カバ
    ーとの非溶着の接合面にはスポット溶着が施してあるこ
    とを特徴とする靴の中底または靴底。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、5のいずれか1におい
    て、上記カバーの表面には凹凸模様が形成してあること
    を特徴とする靴の中底または靴底。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、5のいずれか1におい
    て、上記底板の下面にはシートが接着してあることを特
    徴とする靴の中底または靴底。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、5のいずれか1におい
    て、上記流体は水透過性が低く蒸発し難いものであるこ
    とを特徴とする靴の中底または靴底。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、5のいずれか1におい
    て、上記流体は腐敗し難いものであることを特徴とする
    靴の中底または靴底。
  11. 【請求項11】 請求項1、2、5のいずれか1におい
    て、上記流体には不凍液が混入してあることを特徴とす
    る靴の中底または靴底。
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